JP5849869B2 - 送風装置 - Google Patents

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本発明は、送風装置に関するものである。
従来、マイナスイオンや帯電微粒子水等の空気付加成分が付加された空気を対象空間に放出することが知られている。
例えば、特許文献1には、静電霧化装置で水を霧化させて発生させたナノサイズの帯電微粒子(ナノサイズミスト)を、車両用空調装置の吹出口に向かってダクト内を流れる空気に付加することにより、ナノサイズミストを付加した空気を車室内に吹き出すことが開示されている。
また、特許文献2には、マイナスイオン発生器で発生させたマイナスイオンを、車両の天井内装材に設けた放射口に向かってダクト内を流れる空気に付加することにより、マイナスイオンを付加した空気を車室内に放出することが開示されている。
特開2008−37247号公報 特開2003−220827号公報
ところで、本発明者は、例えば、図5に示すように、吹出口13からの空気の噴出によって高速の一次空気流れF1を形成するとともに、この一次空気流れF1によってその周囲の空気が一次空気流れF1に引き込まれる二次空気流れF2、F3を形成するタイプの送風装置10に対して、上記した特許文献1、2と同様に、吹出口13に向かってダクト14内を流れる空気に対して、空気付加成分を付加することを検討した。
しかし、このタイプの送風装置では、吹出口13から高速の空気を吹き出すために、吹出後の空気に含まれる空気付加成分が減少してしまう。
なお、このような問題は、図5に示す構造の送風装置に限らず、他の構造の上記したタイプの送風装置においても同様に生じるものである。
本発明は上記点に鑑みて、上記したタイプの送風装置であって、空気付加成分の減少を抑制しつつ、空気付加成分を付加した空気を送風対象空間に送風できる送風装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両の天井(1)に搭載される車両用天井設置型の送風装置であって、
空気を送風する送風機(12)と、
送風機から送風された空気を車室内空間に吹き出す第1吹出口(13)と、
送風機から送風された空気を第1吹出口に導くための空気通路(14)とを備え、
第1吹出口からの空気吹出によって空気通路内の空気流れよりも高速の一次空気流れ(F1)を形成するとともに、一次空気流れによって周囲の空気が一次空気流れに引き込まれる二次空気流れ(F2、F3)を形成する送風装置において、
送風機および前記空気通路の一部を収容するケース(11)を備え、ケースは、車両側方から見た形状が薄い扁平形状となっており、
空気通路は、2つに分岐されケースの外側において車両左右方向に延びる2つの通路部(14c)を有しており、2つの通路部にそれぞれ第1吹出口が設けられ、
二次空気流れはケースの外側において車両左右方向の両方側に形成されるようになっており、
さらに、空気に付加される空気付加成分を発生する発生装置(17)と、空気付加成分が付加された空気を吹き出す第2吹出口(15がケースに設けられており、
車両左右方向の両方側に形成される二次空気流れのうち、第1吹出口よりも空気流れ上流側で形成される空気流れ(F2)に向けて、第2吹出口から空気を吹き出すように構成したことを特徴としている。
これによれば、二次空気流れに空気付加成分を付加することとし、空気付加成分を付加した空気が第1吹出口を通過しない構成としたので、第1吹出口を通過することによる空気付加成分の減少を抑制しつつ、空気付加成分を付加した空気を車室内対象空間に送風できる。
また、請求項1に記載の発明によれば、空気付加成分が付加された気流を空気通路(14)内の空気流れに当てることなく、空気付加成分を車室内空間への送風空気に混合するので、空気付加成分が付加された気流を空気通路(14)内の空気流れに当てることによって生じる圧力損失や騒音の発生を回避できる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、第1吹出口(13)よりも空気流れ上流側で形成される二次空気流れ(F2)に向けて、空気を吹き出すように第2吹出口(15)を設けている。このため、ケース(11)の内部における送風機(12)の周辺の空きスペースに、発生装置(17)を配置できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における送風ユニットの車両搭載位置を示す車室内の側面図である。 図1中の矢印A方向から見た送風ユニットの斜視図である。 図1中の矢印A方向から見た送風ユニットの平面図である。 図3中の第1ダクトのB−B断面図である。 比較例における送風ユニットの平面図である。 図5の送風ユニットの発生装置17付近の拡大図である。 第2実施形態における送風ユニットの平面図である。 第3実施形態における送風ユニットの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明の送風装置を車両に搭載される天井設置型の送風ユニットに適用したものである。図1に示すように、本実施形態の送風ユニット10は、例えば、車室内天井1のうち一列目のシート2と二列目のシート3の間であって、車両左右方向中央に設置され、車両後方に向けて送風するものである。
図2、3に示すように、送風ユニット10は、ケース11と、送風機12と、第1吹出口13と、第1ダクト14と、第2吹出口15と、第2ダクト16と、空気付加成分の発生装置17とを備えている。なお、図2では、ケース11、送風機12、第1吹出口13および第1ダクト14のみを示している。
ケース11は、送風機12および第1ダクト14の一部14a、14bを収容するものである。本実施形態では、ケース11は、車両測方から見た形状が薄い扁平形状であり、車両下方から見た平面形状が車両前後方向を長手方向とする長方形である。ケース11の車両前方側の部分には空気吸込口11aが形成されている。
送風機12は、空気を送風する電動送風機であり、ファン12a、図示しない電動モータおよびスクロールケース部12bとを有している。ファン12aは、軸方向一端側から空気を吸い込み、径方向外側に空気を吐出する遠心式多翼ファンである。スクロールケース部12bは、ファン12aの軸方向一端側に吸込口12cが設けられており、ファン12aの軸方向他端側にモータが取り付けられている。スクロールケース部12bの吐出口12dは、車両後方側を向いている。電動モータによってファン12aが回転すると、ケース11の空気吸込口11a、スクロールケース部12bの吸込口12cを介して、車室内空間の空気がスクロールケース部12bに吸い込まれ、スクロールケース部12bの吐出口12dから車両後方に向けて吐出される。
第1ダクト14は、送風機12から送風された空気を第1吹出口13に導くための空気通路(第1空気通路)を形成するものである。第1ダクト14は、送風機12の吐出口12dから車両後方に向かって延びた後、2つに分岐して車両左右方向に延びたT字形状であり、送風機12から送風された空気の流れ方向を車両後方から車両左右方向へ90度変更している。より具体的には、第1ダクト14は、1つの空気通路を2つの空気通路に分岐する分岐部14aと、分岐された2つの空気通路にそれぞれ連通する湾曲形状のコーナー部14bと、2つのコーナー部14bのそれぞれに連通し、車両左右方向に直線状に延びた直線部14cとを有している。第1ダクト14の一端がスクロールケース部12bの吐出口12dに接続されており、第1ダクト14の一端とは反対側の2つの他端は閉塞されている。なお、本実施形態では、第1ダクト14とケース11とは別部品として構成されている。第1ダクト14のうち分岐部14aとコーナー部14bとがケース11に収容されており、第1ダクト14の2つの直線部14cがケース11の外側に位置している。
第1吹出口13は、送風機12から送風された空気を送風対象空間である車室内空間へ吹き出す開口部である。第1吹出口13は、第1ダクト14の2つの直線部14cにそれぞれ設けられている。第1吹出口13は、車両後方に向けて空気が吹き出されるように、直線部14cの車室内空間側の壁面に設けられている。具体的には、第1吹出口13は、図4に示すように、第1ダクト14の壁面にノズル状に形成されており、第1吹出口13から吹き出される空気を減圧させて噴出するように設けられている。第1吹出口13の開口形状は、図3に示すように、細長い形状、すなわち、扁平形状であり、第1吹出口13の流路断面積(図3に示される第1吹出口13の開口面積)は、第1ダクト14の流路断面積(コーナー部14b、直線部14cの流路断面積)よりも小さくなっている。なお、ここでいう流路断面積は、空気流れに直交する方向での空気流路の断面積である。このため、第1吹出口13からの空気吹出によって第1ダクト14内の空気流れよりも高速である一次空気流れF1が形成される。
第2ダクト16は、図3に示すように、送風機12から送風された空気の一部を第2吹出口15に導くための空気通路(第2空気通路)を形成するものであり、第2ダクト16の一端側がスクロールケース部12bの吐出口12d近傍の側壁に接続されており、第2ダクト16の他端側が第2吹出口15に接続されている。なお、第2ダクト16の一端側を、第1ダクト14の分岐部14aやコーナー部14bに接続しても良い。
第2吹出口15は、第1吹出口13とは別に設けられ、発生装置17によって発生された空気付加成分が付加された空気を吹き出す開口部である。第2吹出口15は、ケース11の側壁のうち、第1吹出口13よりも空気流れ上流側の空間に面する部分に設けられており、第1吹出口13よりも空気流れ上流側で形成される二次空気流れF2に向けて、空気を吹き出すように構成されている。この二次空気流れF2は、第1吹出口13よりも一次空気流れF1に沿った方向での空気流れ上流側で、空気が一次空気流れF1に引き込まれる空気流れである。
空気付加成分の発生装置17は、マイナスイオン、帯電微粒子水、帯電していない微粒子水(ミスト)等の空気に付加される空気付加成分を発生する装置である。発生装置17は、発生した空気付加成分を第2ダクト16内を流れる空気に付加するように、第2ダクト16の下流側(第2吹出口15の近傍)に取り付けられている。
発生装置17としては、一般的な構造のものが採用可能である。例えば、空気付加成分として帯電微粒子水を発生させる場合、特許文献1に記載の静電霧化装置を採用でき、空気付加成分としてマイナスイオンを発生させる場合、特許文献2に記載のマイナスイオン発生器を採用できる。
上記した構成の送風ユニット10は次のように作動する。乗員の操作等により送風機12が作動すると、図2に示すように、送風機12から送風された空気は、第1吹出口13に向かって第1ダクト14内を流れ、第1吹出口13から車室内空間へ吹き出される。このとき、第1吹出口13からの空気吹出によって第1ダクト14内の空気流れよりも高速である一次空気流れF1が形成される。この一次空気流れF1のエジェクタ効果によって、図3に示すように、その周囲の空気が一次空気流れF1に引き込まれる二次空気流れF2、F3が形成される。この結果、送風ユニット10は、第1吹出口13から吹き出された空気を増大しながら、車室内空間へ送風する。
また、図3に示すように、送風機12から送風された空気の一部は、第2吹出口15に向かって第2ダクト16内を流れ、空気付加成分の発生装置17によって発生された空気付加成分が付加される。そして、二次空気流れF2、F3のうち、第1吹出口13よりも空気流れ上流側で形成される空気流れF2に向けて、空気付加成分が付加された空気が第2吹出口15から吹き出される。これにより、空気付加成分が付加された空気が二次空気流れF2に合流して、空気付加成分が車室内空間へ放出される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)発明が解決しようとする課題の欄での説明の通り、図5に示す比較例の送風ユニット10のように、空気付加成分の発生装置17を第1ダクト14のコーナー部14bに取り付け、第1ダクト14を流れる空気に対して空気付加成分を付加する構成とした場合、空気付加成分が付加された空気が第1吹出口13を通過するため、吹出後の空気に含まれる空気付加成分が減少してしまう。
この理由としては、次のことが考えられる。図4に示すように、第1吹出口13から高速の空気を吹き出すために、第1吹出口13の近傍では、第1吹出口13を構成する壁面13a、13b同士の間隔が第1吹出口13に向かうにつれて狭くなっている。壁面13a、13b同士の間隔が狭い部位と広い部位では流れる空気に速度差が生じるため、第1吹出口13よりも壁面13a、13b同士の間隔が広い部位に小さな渦が発生している。この小さな渦の拡散・混合作用によって、帯電した微粒子の帯電が無くなったり、ミストが液滴になったり等により、空気付加成分が消滅してしまう。また、壁面13a、13b同士の間隔が狭い部位でも、壁面13a、13b同士の間隔が広い部位よりも風速が大きく、壁面近傍空気と速度差が大きくなるため、壁面近傍に小さな渦が発生している。この小さな渦の拡散・混合作用によっても、空気付加成分が消滅してしまう。
これに対して、本実施形態の送風ユニット10では、第1吹出口13よりも空気流れ上流側で形成される二次空気流れF2に向けて、第1吹出口とは別に設けた第2吹出口15から空気付加成分が付加された空気を吹き出すように構成し、すなわち、二次空気流れF2に空気付加成分を付加し、空気付加成分を付加した空気が第1吹出口13を通過しない構成としている。
このため、本実施形態の送風ユニット10によれば、第1吹出口13を通過することによる空気付加成分の減少を抑制しつつ、空気付加成分を付加した空気を送風対象空間に送風できる。
(2)図5に示す比較例の送風ユニット10では、図6に示すように、空気付加成分の発生装置17に設けられた送風機18を利用する等により、空気付加成分が付加された気流を、第1ダクト14内で整流された空気流れに対して横方向から当てることになる。この場合、図6中の破線で示すように、第1ダクト14内の空気流れが局所的に変化して、局所風速が増大し、圧力損失や騒音が生じてしまう。
これに対して、本実施形態の送風ユニット10によれば、空気付加成分が付加された気流を第1ダクト14内の空気流れに当てることなく、空気付加成分を車室内空間への送風空気に混合するので、空気付加成分が付加された気流を第1ダクト14内の空気流れに当てることによって生じる圧力損失や騒音の発生を回避できる。
(3)本実施形態の送風ユニット10では、第2ダクト16により、送風機12から送風される空気の一部を第2吹出口15に導くようにしているので、第2吹出口15からの空気付加成分が付加された空気の吹き出しのために、送風機を新規に設けなくても良い。
(4)本実施形態の送風ユニット10では、第1吹出口13よりも空気流れ上流側で形成される二次空気流れF2に向けて、空気を吹き出すように第2吹出口15を設けている。このため、ケース11の内部における送風機12の周辺の空きスペースに、第2ダクト16や発生装置17を配置できる。これにより、ケース11を拡張して第2ダクト16や発生装置17を配置するためのスペースを新たに確保する場合と比較して、送風ユニット10の体格を抑えることができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して、第2吹出口、第2ダクト、空気付加成分の発生装置の位置を変更したものである。以下では、第1実施形態に対する変更点を説明する。
図7に示すように、本実施形態のケース11は、直線部14cよりも車両後方側へ突出する突出部11bを有しており、第1実施形態のケース11よりも拡張されている。そして、この突出部11bの側壁に第2吹出口21が設けられており、さらに、この第2吹出口21に連通する第2ダクト22と、空気付加成分の発生装置17とがケース11の内部に設けられている。
第2吹出口21は、ケース11の側壁のうち、第1吹出口13よりも空気流れ下流側の空間に面する部分に設けられており、第1吹出口13よりも空気流れ下流側で形成される二次空気流れF3に向けて、空気を吹き出すように構成されている。この二次空気流れF3は、第1吹出口13よりも空気流れ下流側で、一次空気流れF1に引き込まれる空気流れである。
第2ダクト22は、第1ダクト14のコーナー部14bに接続されており、送風機12から送風される空気の一部を第2吹出口21に導く空気通路を形成している。
本実施形態の送風ユニット10においても、二次空気流れF3に空気付加成分を付加し、空気付加成分を付加した空気が第1吹出口13を通過しない構成としているので、第1実施形態に記載の効果(1)〜(3)を奏する。
(第3実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して、第2ダクトの接続先を変更したものである。以下では、第1実施形態に対する変更点を説明する。
図8に示すように、本実施形態のケース11は、第2吹出口15よりも二次空気流れ上流側(車両前方側)の部位に、ケース11の外部の空気を吸い込む吸込口31が設けられている。第2ダクト32は、一端が第2吹出口15に接続され、他端が吸込口31に接続されており、二次空気流れF2の一部が第2ダクト32を流れるようにしている。
このように、本実施形態では、送風機12を利用せずに、二次空気流れF2を利用して、第2吹出口15から空気付加成分が付加された空気を吹き出すように構成している。このため、本実施形態においても、第2吹出口15からの空気付加成分が付加された空気の吹き出しのために、送風機を新規に設けなくても良い。
本実施形態は、第1実施形態に対して、第2ダクトの接続先を変更しただけであるので、第1実施形態に記載の効果(1)、(2)、(4)を奏する。
なお、第2実施形態に対しても、送風機12を利用せずに、二次空気流れF3を利用して、第2吹出口21から空気付加成分が付加された空気を吹き出すように構成しても良い。
(他の実施形態)
(1)第1、第3実施形態では、ケース11の内部に、ケース11とは別部品である第1ダクト14の一部14a、14bを収容したが、第1ダクト14の全体をケース11の外側に配置しても良い。この場合、ケース11の内部に、送風機12と、第2ダクト16、32と、空気付加成分の発生装置17とが収容され、ケース11に第2吹出口15が設けられる。
(2)上述の各実施形態では、ケース11の内部に、ケース11とは別部品である第1ダクト14の一部14a、14bを収容したが、ケース11と第1ダクト14の一部14a、14bとを一体に形成しても良い。すなわち、ケース11の内部に空気通路を形成する壁を設ける等によって、第1ダクト14の一部14a、14bの代わりに、ケース11が第1空気通路を形成しても良い。同様に、第2ダクト16、22、32の代わりに、ケース11が第2空気通路を形成しても良い。
(3)第1、第2実施形態では、送風機12から送風された空気の一部を第2吹出口から吹き出すようにしたが、送風機12とは別の送風機を新規に設け、この送風機から送風された空気を第2吹出口から吹き出すようにしても良い。
(4)上述の各実施形態の送風ユニット10に対して、ケース11の内部に冷却用熱交換器や加熱用熱交換器を配置して、送風機12から送風された空気を冷却したり、加熱したりする構成として、第1吹出口13から空調風を吹き出すようにしても良い。
(5)上述の各実施形態では、車両に搭載される天井設置型の送風ユニットに本発明の送風装置を適用したが、天井以外に設置される送風装置や、車両以外に設置される送風装置においても、本発明の送風装置の適用が可能である。
10 送風ユニット(送風装置)
11 ケース
12 送風機
13 第1吹出口
14 第1ダクト(第1空気通路、空気通路)
15 第2吹出口
16 第2ダクト(第2空気通路)
17 空気付加成分の発生装置
21 第2吹出口
22 第2ダクト(第2空気通路)
32 第2ダクト(第2空気通路)

Claims (2)

  1. 車両の天井(1)に搭載される車両用天井設置型の送風装置であって、
    空気を送風する送風機(12)と、
    前記送風機から送風された空気を車室内空間に吹き出す第1吹出口(13)と、
    前記送風機から送風された空気を前記第1吹出口に導くための空気通路(14)とを備え、
    前記第1吹出口からの空気吹出によって前記空気通路内の空気流れよりも高速の一次空気流れ(F1)を形成するとともに、前記一次空気流れによって周囲の空気が前記一次空気流れに引き込まれる二次空気流れ(F2を形成する送風装置において、
    前記送風機および前記空気通路の一部を収容するケース(11)を備え、前記ケースは、車両側方から見た形状が薄い扁平形状となっており、
    前記空気通路は、2つに分岐され前記ケースの外側において車両左右方向に延びる2つの通路部(14c)を有しており、前記2つの通路部にそれぞれ前記第1吹出口が設けられ、
    前記二次空気流れは前記ケースの外側において前記車両左右方向の両方側に形成されるようになっており、
    さらに、空気に付加される空気付加成分を発生する発生装置(17)と、前記空気付加成分が付加された空気を吹き出す第2吹出口(15が前記ケースに設けられており、
    前記車両左右方向の両方側に形成される前記二次空気流れのうち、前記第1吹出口よりも空気流れ上流側で形成される空気流れ(F2)に向けて、前記第2吹出口から空気を吹き出すように構成したことを特徴とする送風装置。
  2. 前記送風機から前記第1吹出口までの空気通路を第1空気通路とし、
    前記送風機から送風された空気の一部を前記第2吹出口に導く第2空気通路(16、22)を備え、
    前記第2空気通路内を流れる空気に対して、前記発生装置によって発生された前記空気付加成分を付加する構成としたことを特徴とする請求項に記載の送風装置。
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