JP5411881B2 - 静電霧化装置を備えた空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電霧化装置、殊にナノメータサイズの帯電微粒子水(ミスト)を発生させる静電霧化装置を備えた空調装置に関するものである。
水を静電霧化することでナノメータサイズの帯電微粒子水(ミスト)を発生させる静電霧化装置が特許文献1で知られている。これは水が供給される放電電極と対向電極との間に高電圧を印加して放電させ、放電電極が保持している水にレイリー分裂を生じさせて霧化させることによってナノメータサイズの帯電微粒子水(ミスト)を発生させるものであり、このようにして形成されるミストはラジカルを含んでいるとともに長寿命であって、空間内への拡散を大量に行うことができ、室内の壁面や衣服やカーテンなどに付着した悪臭成分などに効果的に作用して無臭化することができるといった特徴を有している。
そして上記ミストは、空調装置の風に乗せることで室内に拡散させることができるが、静電霧化装置を空調装置内に組み込む場合、次の点が問題となる。すなわち、エバポレータやヒータといった機器を備えた空調装置内の送風路上に静電霧化装置を設置すると、空調装置によって調整された高温度の空気及び/又は低湿度の空気に静電霧化装置が晒されることになり、この場合、静電霧化させるために放電電極に供給している水が上記調整された空気によって蒸発してしまい、放電による静電霧化が阻害されてしまう。
特に放電電極を冷却することで空気中の水分を結露させて放電電極上に静電霧化させるための水を生成するようにした静電霧化装置では、水の補給の手間がいらないという点で優れた使い勝手を有するが、このタイプのものでは放電電極上に結露水を生成することすらできない場合が生じてしまう。
また、車載用の空調装置のように、エバポレータやヒータといった機器と、調整した空気を室内に吹き出す吹き出し口との間をダクトで形成した長い送風路で接続しているものにおいては、上記送風路内で静電霧化によりミストを発生させても、送風路内の温風はかなり高温低湿度であるために、吹き出し口に至るまでに消失してしまって、室内に吐出されるミスト量がきわめて少なくなる。
特許第3260150号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、静電霧化によって得たミストを効果的に室内に拡散させることができる静電霧化装置を備えた空調装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、高電圧が印加される放電電極と、上記放電電極を冷却して放電電極部分に空気中の水分を基に静電霧化させるための水を生成させる冷却手段と、静電霧化したミストを放出する放出口とを備える静電霧化装置が設けられた車載用の空調装置であって、上記静電霧化装置は、車のダッシュボード内に組み込まれて、上記空調装置における吹き出し口に至る送風路外に配設されているとともに、上記放出口からのミストを上記吹き出し口に導く導入管を備え、上記導入管は帯電しにくい材質からなるフレキシブル管で形成されており、上記吹き出し口に配置されているルーバの手前に、上記吹き出し口に臨む向きで上記導入管の先端が接続されていることに特徴を有している。
上記放電電極に対向するとともに上記放電電極との間に高電圧が印加される対向電極を備えているものである。
本発明は、静電霧化装置の放出口から吐出されたミストが導入管を経て吐出されて、空調装置の吹き出し口からの風に乗って室内に拡散されるものであり、吹き出し口に至るまでの送風路内でミストを発生させたりミストを混合するものではないために、水の生成に関する問題やミストの消失といった問題を招くことがなく、且つ帯電微粒子水であるミストを効率良く放出することができるとともに、静電霧化装置の設置の自由度を向上することができるものである。
本発明の実施の形態の一例の概略断面図である。 同上のブロック図である。 他例の概略断面図である。 更に他例の概略断面図である。 別の例の概略断面図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、図2は車載用の空調装置2の一例を示しており、ブロア20とフィルタ22とエバポレータ23とを備えて、吸い込み口21から吸い込んだ車室内空気(並びに車室外空気)を調整した後、送風路24を通じて複数の吹き出し口25から車室内に吹き出すものとして形成されている。
静電霧化装置1は、上記複数の吹き出し口25のうちの一つに隣接して配置されたもので、図1に示すように、放電電極11と、この放電電極11を囲む絶縁材からなる筒体の先端開口部に配設されて上記放電電極11に対向する対向電極12と、上記放電電極11を冷却することで空気中の水分を放電電極上に結露させる冷却手段13と、放電電極11と対向電極12との間に高電圧を印加する高圧電源部(図示せず)とからなるもので、ペルチェ素子で構成されている上記冷却手段13は放熱用フィン14を備えている。
この静電霧化装置1では、冷却手段13で放電電極11を冷却することで空気中の水分を結露させて放電電極11上に結露水を生成し、この結露水を放電電極11と対向電極12との間の放電によって静電霧化させてナノメータサイズの静電微粒子水(ミスト)Mを発生させるのであるが、このようにして発生させたミストMは、放電電極11を囲む筒体の先端開口部を放出口としてこの放出口から外部に吐出される。
ここにおいて、上記静電霧化装置1は空調装置2における吹き出し口25の近傍に配置されているとともに、上記放出口に一端を被せたフレキシブルチューブからなる導入管15の他端が空調装置2における吹き出し口25のところに配設されている。静電霧化装置1の放出口から吐出されたミストMは、導入管15を経て吹き出し口25から吐出される風の流れに乗って車室内に拡散される。
ここにおいて静電霧化装置1は、空調装置2における吹き出し口25に至る送風路24外に設置されており、このために放電電極2上への結露水の生成や静電霧化に関して、送風路24内の流れる調整された空気の影響を受けることがなく、ミストMの発生を確実に行うことができる。また車のフロントダッシュボード内は、各種機器が配設されている上に、上記送風路24が配設されていることから、送風路24外で且つ吹き出し口25近辺に静電霧化装置1を設置するスペースの制約がきわめて厳しいのであるが、フレキシブルチューブからなる導入管15でミストMを吹き出し口25まで導いているために、静電霧化装置1の設置自由度が増しており、無理なく静電霧化装置1をダッシュボード内に組み込むことができる。また、導入管15は帯電しにくい材質からなるものを用いているために、静電霧化によって得たミスト(帯電微粒子水)Mを損失なく送り出すことができる。
図3に他例を示す。これは空調装置2における送風路24と導入管15とをつなぐ分岐管26を設けて、送風路24内を流れる調整済みの空気の一部が導入管15内に流れ込んで導入管15内のミストMを吹き出し口25へと押し出すようにすることで、ミストMの搬送効率を高めたものである。
ところで静電霧化に際しては放電によるところの騒音が発生してしまうことから、図4に示すように、導入管15にテーパ状の管となっているものを用いるとともに、放出口がわである一端の断面積よりも他端の先端開口側の断面積が小さくなるようにすれば、外部に漏れ出る騒音を低減することができ、車室内の静音化を図ることができる。
なお、図示例では複数存在している吹き出し口25のうちの一つに隣接させて静電霧化装置1を設けたものを示したが、複数の吹き出し口25に夫々隣接させて複数の静電霧化装置1を設けたものであってもよいのはもちろんである。
また、導入管15の先端を吹き出し口25に配置するにあたっては、図5に示すように吹き出し口25に配されているルーバの手前に導入管15を接続することで行ってもよい。
M ミスト
1 静電霧化装置
2 空調装置
11 放電電極
12 対向電極
13 冷却手段
15 導入管
24 送風路
25 吹き出し口

Claims (2)

  1. 高電圧が印加される放電電極と、上記放電電極を冷却して放電電極部分に空気中の水分を基に静電霧化させるための水を生成させる冷却手段と、静電霧化したミストを放出する放出口とを備える静電霧化装置が設けられた車載用の空調装置であって、
    上記静電霧化装置は、車のダッシュボード内に組み込まれて、上記空調装置における吹き出し口に至る送風路外に配設されているとともに、上記放出口からのミストを上記吹き出し口に導く導入管を備え、
    上記導入管は帯電しにくい材質からなるフレキシブル管で形成されており、
    上記吹き出し口に配置されているルーバの手前に、上記吹き出し口に臨む向きで上記導入管の先端が接続されていることを特徴とする静電霧化装置を備えた空調装置。
  2. 上記放電電極に対向するとともに上記放電電極との間に高電圧が印加される対向電極を備えていることを特徴とする請求項1記載の静電霧化装置を備えた空調装置。
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