JP6624569B2 - 放電装置付送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放電装置付送風装置に関するものである。
従来より、空気を放出させる吹出口を有する送風路が形成された送風装置に放電装置を取り付け、放電装置にて発生した有効成分を送風路内に導くことで、有効成分を含む空気を送風装置外に放出させることができるようにした放電装置付送風装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、放電装置が送風路の外側に配置されている。そして、一端が放電装置に接続されるとともに他端が送風路内に配置される導入管を介して、放電装置にて発生した有効成分が送風路内に導かれるようにしている。
こうすることで、送風路内を流れる高温度の空気や低湿度の空気に放電装置が晒されてしまうのを抑制できるようにし、送風路内を流れる空気の影響を受けることなく有効成分を発生させることができるようにしている。
さらに、特許文献1では、導入管の他端側を送風路内の空気流に沿って配置させるとともに、他端側の先端開口が吹出口側を向くようにすることで、送風路内を流れて吹出口から送風装置外に吹き出す風に有効成分を効率よく乗せることができるようにしている。
特許第4396672号公報
上記従来の技術でも、有効成分を効率的に送風路内に導入させることができるが、より効率よく有効成分を送風路内に導入できるようにするのが好ましい。
そこで、本発明は、有効成分をより効率的に送風路内に導入させることのできる放電装置付送風装置を得ることを目的とする。
本発明の放電装置付送風装置は、空気を放出させる吹出口を有する送風路と、有効成分を発生させる手段を有し、前記送風路外に配置される放電装置と、を備えている。また、放電装置付送風装置は、一端が前記放電装置に接続されるとともに他端側が前記送風路内に配置されて、前記有効成分を前記送風路内に導く導入管を備えている。
また、前記吹出口には、当該吹出口の正面視で、少なくとも一部が仕切り壁によって画成される複数の開口部が形成されており、前記導入管の他端には開口面が形成されている。
また、前記導入管の他端側が前記送風路内の空気流に沿って配置されるとともに、前記開口面が前記仕切り壁の上流側近傍に配置されている。
そして、前記開口面が、前記吹出口の正面視で、前記複数の開口部のうちの1つの開口部内に配置されており、前記開口面を画成する壁部が前記送風路を画成する壁部から離間配置されている。
本発明によれば、有効成分をより効率的に送風路内に導入させることのできる放電装置付送風装置を得ることができる。
本発明の実施の形態にかかる放電装置付送風装置を車両に配置した状態の一例を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態にかかる放電装置付送風装置の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる放電装置付送風装置の吹出口を正面から視た状態を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる放電装置付送風装置の放電装置を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態にかかる放電装置を送風装置に配置する方法の一例を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態にかかる放電装置を送風装置に配置した状態を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態にかかる導入管の開口部と風向調節板との関係を示す図であって、(a)は風向調節板を空気流の流れに沿わせた状態を示す図、(b)は風向調節板を一方側に回動させた状態を示す図、(c)は風向調節板を他方側に回動させた状態を示す図である。 本発明の実施の形態の第1変形例にかかる導入管の開口部と風向調節板との関係を示す図であって、(a)は風向調節板を空気流の流れに沿わせた状態を示す図、(b)は風向調節板を一方側に回動させた状態を示す図、(c)は風向調節板を他方側に回動させた状態を示す図である。 本発明の実施の形態の第2変形例にかかる導入管の開口部と風向調節板との関係を示す図であって、(a)は風向調節板を空気流の流れに沿わせた状態を示す図、(b)は風向調節板を一方側に回動させた状態を示す図、(c)は風向調節板を他方側に回動させた状態を示す図である。
本発明の実施の形態にかかる放電装置付送風装置は、空気を放出させる吹出口を有する送風路と、有効成分を発生させる手段を有し、前記送風路外に配置される放電装置と、を備えている。また、放電装置付送風装置は、一端が前記放電装置に接続されるとともに他端側が前記送風路内に配置されて、前記有効成分を前記送風路内に導く導入管を備えている。
また、前記吹出口には、当該吹出口の正面視で、少なくとも一部が仕切り壁によって画成される複数の開口部が形成されており、前記導入管の他端には開口面が形成されている。
また、前記導入管の他端側が前記送風路内の空気流に沿って配置されるとともに、前記開口面が前記仕切り壁の上流側近傍に配置されている。
そして、前記開口面が、前記吹出口の正面視で、前記複数の開口部のうちの1つの開口部内に配置されている。
こうすれば、導入管の周囲を流れる送風路内の空気の流れが仕切り壁によって阻害されてしまうのを抑制することができる。その結果、送風路内の空気流が導入管の周囲を流れやすくなって、導入管内の空気が送風路内に誘引されやすくなる。したがって、有効成分をより効率的に送風路内に導入させることができるようになる。
また、前記開口面が、前記吹出口の正面視で、前記複数の開口部のうちの1つの開口部の中心に配置されるようにすることができる。
こうすれば、導入管の周囲を流れる送風路内の空気の流れが仕切り壁によって阻害されてしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
また、前記送風路内に、前記吹出口から放出する空気の風向を調節する風向調節板が配置されるようにすることもできる。
そして、前記仕切り壁が前記風向調節板を有するようにすることができる。
こうすれば、風向を調節することが可能な放電装置付送風装置であっても、導入管の周囲を流れる送風路内の空気の流れが仕切り壁(風向調節板)によって阻害されてしまうのを抑制することができるようになる。
また、前記吹出口から放出する空気の風向が前記吹出口の開口面と直交する方向となるように前記風向調節板を調節した状態における前記吹出口の正面視で、前記開口面が、前記複数の開口部のうちの1つの開口部の中心に配置されるようにすることも可能である。
こうすれば、送風路内の空気の流れが風向調節板によって阻害されてしまうのを抑制することが可能な風向調節板の可動範囲を極力大きくすることができるようになる。そのため、送風路内の空気の流れが、風向調節板の位置変更により受ける影響を極力小さくすることができるようになる。
また、前記導入管が、前記開口部側から前記一端側に向かって外径が拡大する傾斜部を有するようにすることも可能である。
こうすれば、放電装置に接続される側では外径が大きくなるため、放電装置にて発生した有効成分をより確実に導入管内に導くことができるようになる。また、開口部側においては外径が小さくなるため、送風路内の空気の流れが仕切り壁(風向調節板)によって阻害されてしまうことを極力抑制することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下では、放電装置として、放電部と液体供給部とを有する静電霧化装置を例示する。この静電霧化装置は、有効成分としてラジカルを含んだナノメータサイズの帯電微粒子水を発生する。また、放電装置付送風装置として、車両用空調装置(送風装置)に静電霧化装置(放電装置)を取り付けた装置を例示する。
なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
本実施の形態にかかる放電装置付空調装置10は、車両1に設置されており、車両用空調装置(送風装置)20と、静電霧化装置(放電装置)30と、を備えている(図1および図2参照)。
本実施の形態では、この放電装置付空調装置10は、図2に示すように、車室3を画成するインストルメントパネル2の内部(車室3の外側)に配設されている。
また、車両用空調装置20は、車両用空調装置20外の空気を取り込む吸込口211と、取り込んだ空気を車両用空調装置20外へと吹き出させる複数の吹出口212と、を有するハウジング210を備えている。
このハウジング210は、例えば、樹脂を用いて形成することができ、吸込口211に連設され、吸込口211から取り込まれた空気を調整する空調部220と、空調部220に連設された配管部230と、を備えている。
そして、配管部230内には、空調部220で調整された空気が流れる送風路260が形成されている。
一方、空調部220内には、送風対象となる空気の流れを発生させるブロワ21と、吸込んだ空気の異物を除去するフィルタ22と、吸込んだ空気の温度を調整するエバポレータ23と、が配設されている。なお、吸込口211は、切換手段(図示せず)によって車室3外または車室3内のいずれかに選択的に連通するようになっている。
さらに、本実施の形態では、配管部230は、空調部220に連設される配管本体240と、配管本体240の下流側に連設される複数の分岐管250と、を備えている。すなわち、送風路260は、本実施の形態では、配管本体240内に形成される送風路本体270と、各分岐管250内に形成される分岐路280と、で構成されている。
そして、各分岐管250内に形成される分岐路280の下流側に吹出口212がそれぞれ形成されており、車両用空調装置20は、各吹出口212を車室3に連通させるようにした状態で、インストルメントパネル2の内部(車室3の外側)に配設されている。
かかる構成とすることで、ブロワ21に通電して空気流れを発生させると、車室3外または車室3内の空気が吸込口211から空調部220内に取り込まれる。
そして、空調部220内に取り込まれた空気がフィルタ22を通過して空気中の異物が除去される。その後、異物が除去された空気は、エバポレータ23に導入されて温度の調整が行われる。
そして、エバポレータ23によって温度の調整が行われた空気(調整された空気)が、送風路260内に導入されて各吹出口212から車室3内に放出される。本実施の形態では、調整された空気は、空調部220から送風路本体270内に導入され、送風路本体270を通って、複数に枝分かれした各分岐路280に導入されることとなる。そして、各分岐路280内に導入された空気(調整された空気)が、それぞれの分岐路280を通って下流側に形成された吹出口212から車室3内に放出されることとなる。
さらに、本実施の形態では、各吹出口212にはフィニッシャ24が取り付けられている。このフィニッシャ24は、合成樹脂などによって枠状に形成されており、分岐管250の下流端(吹出口212)に取り付けられている。そして、フィニッシャ24には、複数枚の仕切り壁25が設けられている。
したがって、吹出口212には、当該吹出口212の正面視で、フィニッシャ24および仕切り壁25によって画成される複数の開口部212aが形成されている。すなわち、本実施の形態では、吹出口212には、当該吹出口212の正面視で、少なくとも一部が仕切り壁25によって画成される複数の開口部212aが形成されている。
さらに、本実施の形態では、複数の開口部212aの少なくとも一部を画成する仕切り壁25が、吹出口212から放出する空気の風向を調節する風向調節板25aを有している。
具体的には、フィニッシャ24には、複数枚(図3では4枚)の仕切り壁25bが略水平に延在するように設けられている。さらに、分岐路280内(送風路260内)における、複数枚の仕切り壁25bの上流側には、複数枚(図3では5枚)の風向調節板25aが、略鉛直に延在する回動軸を中心として回動できるように取り付けられている。
こうすることで、複数の開口部212aが、フィニッシャ24や仕切り壁25(水平方向に延在する仕切り壁25bおよび鉛直方向に延在する風向調節板25a)によって画成されるようにしている。
さらに、本実施の形態では、複数枚(5枚)の風向調節板25aがリンク27によって連結されている。そして、5枚の風向調節板25aのうち中央に位置する風向調節板25aにつまみ部26が、所定のストロークで左右方向にスライドできるように取り付けられている。
こうすることで、つまみ部26を左右方向へ操作させた際に、当該つまみ部26が取り付けられた風向調節板25a、および、当該風向調節板25aにリンク27を介して連結された各風向調節板25aが、つまみ部26の動きに連動して左右方向へ回動するようにしている。
このように、本実施の形態では、つまみ部26を操作して風向調節板25aを回動させることで、吹出口212から車室3内に吹き出される風の方向(風向き)を左右に調整することができるようになっている。
なお、図3には、吹出口212から車室3内に吹き出される風の方向(風向き)を左右方向のみに調整できるものを例示しているが、これに限られるものではない。例えば、水平方向に延在する仕切り壁25bも略鉛直に延在する回動軸を中心として回動できるようにすることで、吹出口212から車室3内に吹き出される風の方向(風向き)を上下方向および左右方向に調整できるようにすることも可能である。また、吹出口212から車室3内に吹き出される風の方向(風向き)を上下方向のみに調整できるようにすることも可能である。
次に、帯電微粒子水40を発生させる静電霧化装置(放電装置)30を図4に基づき説明する。
図4に示すように、本実施の形態にかかる静電霧化装置30は、放電極(第1の電極)311を有する放電部310と、冷却部330および放熱部340を有するペルチェユニット(液体供給部)320と、を備えている。
そして、ペルチェユニット320の冷却部330側に放電極311を接続させて冷却自在としている。また、ペルチェユニット320に連結している支持枠350の先端に対向電極(第2の電極)312を支持させることで、放電極311と対向電極312とが所定間隔を隔てて互いに対向する位置に固定されている。なお、対向電極312は必須ではなく、放電が起きる高電圧を放電極311に印加すれば省略することが可能である。また、静電霧化装置30が格納されるハウジングの他、帯電除去板を対向させるようにしてもよい。
冷却部330は、熱伝導性の高いアルミナや窒化アルミニウムからなる絶縁板331と、アルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性及び高耐電性の高い冷却用絶縁板332と、を有している。そして、絶縁板331の片面側(図4の下側)には回路331aが形成されている。
一方、放熱部340は、熱伝導性の高いアルミナや窒化アルミニウムからなる絶縁板341と、アルミニウム等の金属から成る高熱伝導性の放熱板342と、を有している。そして、絶縁板341の片面側(図4の上側)には回路341aが形成されており、放熱板342の片面側(図4の下側)には、複数の放熱フィン342aが形成されている。
また、互いに向かい合うように対向する回路331a,341aの間には、多数列設してあるBiTe系の熱電素子360が挟持されている。そして、隣接する熱電素子360同士を両側の回路331a,341aで電気的に接続させている。こうすることで、ペルチェ入力リード線370を介して熱電素子360を通電させた際に、冷却部330および放熱部340のうちの一方側から他方側に向けて熱が移動するようにしている。
本実施の形態では、上述したように、冷却側の絶縁板331と冷却用絶縁板332とで冷却部330を形成し、放熱側の絶縁板341と放熱板342とで放熱部340を形成している。そして、熱電素子360を介して冷却部330側から放熱部340側へ熱が移動するようにしている。
また、本実施の形態では、支持枠350は、PBT樹脂やポリカーボネートやPPS樹脂等の絶縁材料を用い、両端が貫通した筒状に形成されている。そして、支持枠350の一端側の開口部の外周縁には、その全周に亘って連結用のフランジ部352が突設されており、他端側の開口部(以下、ミスト吐出口312aという)にはインサート成形等により一体成形したリング状の対向電極312が配置されている。フランジ部352には、周方向に等間隔に複数のねじ穴352aが貫設されており、このねじ穴352aを介してフランジ部352を放熱板342の周縁部にねじ353にてねじ止めすることで支持枠350がペルチェユニット320に連結されている。なお、連結手段は、ねじ止めに限定されず、例えば支持枠350をペルチェユニット320に加圧しながら両者350,320を接着させるようにすることも可能である。
また、支持枠350の内周面からは、その内部空間を放電空間S1と封止空間S2とに二分割する隔壁351が延設されている。この隔壁351の中央には両空間S1,S2を連通させる連通穴351aが穿設されている。
放電極311は、アルミニウムや銅、タングステン、チタン、ステンレス等の熱伝導性及び導電性の高い材料を用いて形成されており、その主体部311aが円柱状をなすように形成されている。また、主体部311aの先端には尖鋭形状の放電部311bが形成されており、基端側には主体部311aよりも大径の被挟持部311cが形成されている。そして、支持枠350をペルチェユニット320に連結する際には、放電極311の主体部311aを連通穴351aに嵌合させると共に放電部311b側を放電空間S1内に位置させ、被挟持部311c側を封止空間S2内に位置させることで、支持枠350の隔壁351が放電極311の被挟持部311cとペルチェユニット320の冷却用絶縁板332とを挟み込む。この挟み込みによって放電極311がペルチェユニット320の冷却部330側に押圧されて接続状態となる。
すなわち、支持枠350は、ペルチェユニット320の冷却部330と放電極311とを接続状態に固定するために冷却部320と放電極311とを挟み込む挟持部材として機能するものであり、同時に、ペルチェユニット320内部の回路331a,341aや熱電素子360を水分が侵入しない封止状態に保持する封止部材としても機能するものである。
なお、符号390は、エポキシ樹脂からなる封止樹脂であり、ペルチェユニット320内部を更に確実な封止状態とするものである。この封止樹脂390は、図示のように支持枠350と冷却用絶縁板332との間や、支持枠350と放電極331との間に配することに限定されるものではなく、例えば、ペルチェユニット320内部にまで充填させるようにしてもよい。
また、符号381は、支持枠350の放電空間S1内で一端側が放電極311に接続されると共に他端側が支持枠350外に引き出されて高電圧印加部380に接続されるように金属または導電性プラスチックを用いて形成した高圧リード線である。この高圧リード線381を介して放電極311と電気的に接続された高電圧印加部380を、更に対向電極312と電気的に接続させることで、両電極311,312間に高電圧が印加されるようになっている。
上記構成の静電霧化装置30において、支持枠350と放熱板342の連結により封止状態にある熱電素子360に対してペルチェ入力リード線370を介して通電を行うと、各熱電素子360内において同一方向への熱の移動が生じ、この熱移動の冷却側に接続される冷却部330を介して放電極311が冷却され、支持枠350の放電空間S1内において放電極311の周囲の空気が冷却される。このことにより空気中の水分が結露等により液化されて放電極311表面に水が生成される。
そして、放電極311の特に放電部311bに水が生成され且つ保持された状態で、高電圧印加部380により放電極311の放電部311b側がマイナス電極となって電荷が集中するように放電極311と対向電極312との間に高電圧を印加する。これにより、放電部311bに保持される水が大きなエネルギを受けてレイリー分裂を繰返し、ナノメータサイズの帯電微粒子水40を大量に発生させることができる。この帯電微粒子水40は放電極311と対向して位置する対向電極312に向けて移動し、ミスト吐出口312aを通過して静電霧化装置30の外部へ放出される。
この静電霧化装置30により生成される帯電微粒子水40には、スーパーオキサイドラジカルやヒドロキシラジカルといったラジカルが含まれていて、脱臭効果や、ウイルス・カビ菌の抑制効果、アレル物質不活化効果等がある。例えば、帯電微粒子水40を車室内に送り出すようにすれば、車室内の空気中の臭い成分だけでなく、車室内の壁面やシート等に付着した臭い成分の脱臭も行うことができる。さらに、人の衣服に付着して車室内に持ち込まれた花粉等のアレルゲンを抑制することもできる。
なお、放電装置として、静電霧化装置を例として説明したが、液体供給部を省略し、帯電微粒子水ではなくマイナスイオン又は/及びプラスイオン等の空気イオンを発生させるイオン発生装置を用いることもできる。このイオン発生装置もヒドロキシラジカルを発生させることができ、上述した静電霧化装置30とほぼ同様の効果を奏することができる。
本実施の形態では、上述の静電霧化装置30を用い、複数に枝分かれした分岐路280のうち少なくとも1つの分岐路280の吹出口212から車室3内に放出される空気が、静電霧化装置30で発生させた帯電微粒子水40を含むようにしている。
このとき、静電霧化装置30を分岐路280内に配置し、静電霧化装置30で発生させた帯電微粒子水40を分岐路280内の空気流R1に乗せることで、帯電微粒子水40を車室3内に拡散させることが考えられる。
しかしながら、エバポレータ23やブロワ21といった機器を備えた車両用空調装置20の送風路260内に静電霧化装置30を配置すると、空調部220で調整された空気(高温度の空気及び/又は低湿度の空気)に静電霧化装置30が晒されることになる。このように、静電霧化装置30が、調整された空気(高温度の空気及び/又は低湿度の空気)に晒されると、静電霧化させるために放電極311に供給している水が調整された空気によって蒸発してしまう場合がある。その結果、放電による静電霧化が阻害されてしまう場合がある。
特に、本実施の形態で示した静電霧化装置30では、放電極311を冷却することで空気中の水分を結露させて放電極311上に静電霧化させるための水を生成するようにしている。このようなタイプの静電霧化装置30は、水の補給の手間がいらないという点で優れた使い勝手を有するものであるが、調整された空気に晒された場合、放電電極上に結露水を生成できなくなってしまうことがある。
そこで、本実施の形態では、静電霧化装置30を送風路260の外部に配置し、送風路260内を流れる高温度の空気や低湿度の空気に静電霧化装置30が晒されてしまうのを抑制できるようにしている。こうすれば、送風路260内を流れる空気の影響を受けることなく静電霧化装置30にて帯電微粒子水40を発生させることができるようになる。
そして、一端51が静電霧化装置30に接続されるとともに他端52が分岐路280(送風路260)内に配置される導入管50を介して、静電霧化装置30にて発生した帯電微粒子水40が分岐路280内に導かれるようにしている。この導入管50も、例えば、樹脂を用いて形成することができる。
本実施の形態では、導入管50は、図6に示すように、分岐路280(送風路260)における吹出口212の近傍において分岐路280(送風路260)内に入り込んでいる。そして、導入管50の分岐路280(送風路260)内に入り込んでいる部位が、分岐路280(送風路260)内を流れる空気流R1に沿うように配置されている。さらに、開口面50aが仕切り壁25の上流側近傍に位置するようにしている。
ところで、導入管50の内面に凹凸があったり、導入管50の途中に直角に折れ曲がった部分があったりすると、導入管50内の帯電微粒子水40の流れに乱流が生じてしまい、導入管50の開口面50aから吐出される帯電微粒子水40の量が大きく減少してしまうことがある。そのため、導入管50の内面が滑らかとなるようにするのが好ましい。
また、導入管50の長さを50cmよりも長くすると、帯電微粒子水40が途中で減少してしまうことがあるため、導入管50の長さを50cm以下とするのが好ましい。
このような導入管50の他端52側は、例えば、図5に示すような方法で、分岐路280(送風路260)内に入り込ませることができる。
具体的には、分岐路280(送風路260)の途中に開口291を設けている。そして、開口291を閉じる蓋290に、導入管50を貫通させる貫通部と導入管50の先端側(他端52側)を保持する保持リブ292とを設けている。そして、導入管50の先端側(他端52側)を貫通部に貫通させるとともに、保持リブ292に保持させた状態で、蓋290によって開口291を閉じるようにすれば、導入管50の分岐路280(送風路260)内に入り込んでいる部位が、分岐路280(送風路260)内を流れる空気流R1に沿うように配置されることとなる。
このとき、導入管50は、両端間が直線もしくは滑らかな曲線を描くようにした状態で、蓋290に保持させている。
ここで、本実施の形態では、静電霧化装置30にて発生させた帯電微粒子水40を、より効率的に分岐路280内に導入させることができるようにした。
具体的には、導入管50の他端52側を、分岐路280(送風路260)内を流れる空気流R1に沿うように配置するとともに、開口面50aを仕切り壁25(風向調節板25a)の上流側近傍に位置させている。
さらに、開口面50aが、吹出口212の正面視で、複数の開口部212aのうちの1つの開口部212a内に配置されるようにしている(図3参照)。
また、本実施の形態では、開口面50aは、吹出口212の正面視で、複数の開口部212aのうちの1つの開口部212aの中心に配置されるようにしている。
なお、本実施の形態では、仕切り壁25として回動可能な風向調節板25aを有している。そして、吹出口212から放出する空気の風向が吹出口212の開口面と直交する方向となるように風向調節板25aを調節した状態における吹出口212の正面視で、開口面50aが、複数の開口部212aのうちの1つの開口部212aの中心に配置されるようにしている。すなわち、風向調節板25aの側面を、分岐路280(送風路260)内を流れる空気流R1に沿わせた状態において、開口面50aが開口部212aの中心に配置されるようにしている。
さらに、本実施の形態では、導入管50が、開口部50a側から一端51側に向かって外径が拡大する傾斜部53を有している。
なお、導入管50の外径は、12mm以下となるようにするのが好ましい。こうすれば、分岐路280(送風路260)内に導入管50を設けた際に、導入管50によって分岐路280(送風路260)内を流れる風量の損失を引き起こしてしまうのを抑制することができるようになる。
また、導入管50の一端51側では、静電霧化装置30にて発生させた帯電微粒子水40をより確実に導入管50内に導くことができるように、内径が10mm程度となるようにするのが好ましい。
また、仕切り壁25として回動可能な風向調節板25aを有する場合、上下方向や左右方向に空調風を向けるときに風向調節板25aが傾くことで開口部212aの面積(吹出口212の正面視で送風路260と連通する部分の面積)が減少することとなる。そのため、吹出口212の正面視で、開口面50aが風向調節板25aに重なってしまうのを極力抑制できるように、導入管50の開口面50a側における内径を小さくするのが好ましい。ただし、導入管50の開口面50a側における内径を小さくしすぎると、導入管50内の空気を分岐路280(送風路260)内に導入させにくくなってしまう。そのため、導入管50の開口面50a側においては、内径が3mm程度となるようにするのが好ましい。
かかる構成とすることで、ブロワ21に通電して空気流れを発生させると、車室3外または車室3内の空気が吸込口211から空調部220内に取り込まれる。
そして、空調部220内に取り込まれた空気がフィルタ22を通過して空気中の異物が除去される。その後、異物が除去された空気は、エバポレータ23に導入されて温度の調整が行われる。
そして、エバポレータ23によって温度の調整が行われた空気(粘性を持った調整済みの空気)が、空調部220から送風路本体270内に導入され、送風路本体270を通って、複数に枝分かれした各分岐路280に導入される。そして、各分岐路280内に導入された空気が、それぞれの分岐路280を通って下流側に形成された吹出口212から車室3内に放出されることとなる。
このとき、本実施の形態では、導入管50の他端52側を、分岐路280(送風路260)内を流れる空気流R1に沿うように配置するとともに、開口面50aを仕切り壁25(風向調節板25a)の上流側近傍に位置させている。
さらに、開口面50aが、吹出口212の正面視で、複数の開口部212aのうちの1つの開口部212a内に配置されるようにしている。すなわち、導入管50の先端側(開口面50a側)を、仕切り壁25と重ならない開口部212aに配置させている。
この仕切り壁25の近傍の開口部212aは、分岐路280(送風路260)内を流れる空気の流れを阻害する空気抵抗が比較的小さくなる領域である。そのため、このような部位に導入管50の先端側(開口面50a側)を配置させるようにすれば、導入管50の周囲に、開口部212aに向かう流れをより多く生じさせることができ、その流れによって導入管50内の空気が分岐路280内へと誘引されることとなる。したがって、静電霧化装置30にて発生させた帯電微粒子水40がより効率的に分岐路280内へと流入することとなる。
こうすることで、導入管50内の帯電微粒子水40を含む空気が、分岐路280を流れる空気と合流し、帯電微粒子水40を含んだ調整済みの空気が、吹出口212に設置された風向調節板25aを通り、車両用空調装置20外、すなわち、車室3内に拡散される。
なお、本実施の形態では、複数に枝分かれした分岐路280のうちの1つの分岐路280に、静電霧化装置30および導入管50を配置したものを例示したが、これに限られるものではない。例えば、複数の分岐路280のそれぞれに、静電霧化装置30および導入管50を配置し、各吹出口212から帯電微粒子水40を含んだ調整済みの空気が放出されるようにすることも可能である。
こうすれば、静電霧化装置30にて発生させた帯電微粒子水40を複数の吹出口212から放出させることができるため、帯電微粒子水40による効果を短時間で得ることができるようになる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる放電装置付送風装置10は、空気を放出させる吹出口212を有する分岐路280(送風路260)と、帯電微粒子水40を発生させる手段を有し、送風路260外に配置される静電霧化装置(放電装置)30と、を備えている。また、放電装置付送風装置10は、一端51が静電霧化装置(放電装置)30に接続されるとともに他端側が送風路260内に配置されて、帯電微粒子水40を分岐路280内に導く導入管50を備えている。
また、吹出口212には、当該吹出口212の正面視で、少なくとも一部が仕切り壁25によって画成される複数の開口部212aが形成されており、導入管50の他端52には開口面50aが形成されている。
また、導入管50の他端側が送風路260内の空気流R1に沿って配置されるとともに、開口面50aが仕切り壁25の上流側近傍に配置されている。
そして、開口面50aが、吹出口212の正面視で、複数の開口部212aのうちの1つの開口部212a内に配置されている。
こうすれば、導入管50の周囲を流れる送風路260内の空気の流れが仕切り壁25によって阻害されてしまうのを抑制することができる。その結果、送風路260内の空気流R1が導入管50の周囲を流れやすくなって、導入管50内の空気が送風路260内に誘引されやすくなる。したがって、帯電微粒子水40をより効率的に送風路260内に導入させることができるようになる。
このように、本実施の形態にかかる放電装置付送風装置10によれば、静電霧化装置(放電装置)30にて発生させた帯電微粒子水40をより効率的に分岐路280内へと流入させることができるようになる。
また、本実施の形態のように、先端部が吹出口212に近接するように導入管50を延設するとともに、吹出口212において負圧が生じやすい位置、すなわち、仕切り壁25と重ならない位置に導入管50の開口面50aを配置すれば、負圧を利用して帯電微粒子水を誘引し、吹出口212から外部に送出することができる。したがって、静電霧化装置(放電装置)30自体に、帯電微粒子水40を強制的に送出するための送風手段を設ける必要をなくすことができる。
勿論、本実施の形態に対して、静電霧化装置(放電装置)30自体にファンなどの送風手段を追加することも可能である。
しかしながら、追加の送風手段に起因する振動や異音が発生したり、装置が大型化し、コストも増大してしまうおそれがある。
これに対して、静電霧化装置(放電装置)30自体の送風手段を省略すれば、当該送風手段に起因する振動や異音が発生する可能性を低減することができ、また、装置の大型化や、コストの増大を抑制することができる。
また、本実施の形態では、開口面50aが、吹出口212の正面視で、複数の開口部212aのうちの1つの開口部212aの中心に配置されるようにしている。
こうすれば、導入管50の周囲を流れる送風路260内の空気の流れが仕切り壁25によって阻害されてしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
また、本実施の形態では、送風路260内に、吹出口212から放出する空気の風向を調節する風向調節板25aが配置されている。そして、仕切り壁25が風向調節板25aを有している。
こうすれば、風向を調節することが可能な放電装置付送風装置10であっても、導入管50の周囲を流れる送風路260内の空気の流れが仕切り壁25(風向調節板25a)によって阻害されてしまうのを抑制することができるようになる。
また、本実施の形態では、吹出口212から放出する空気の風向が吹出口212の開口面と直交する方向となるように風向調節板25aを調節した状態における吹出口212の正面視で、開口面50aが、複数の開口部212aのうちの1つの開口部212aの中心に配置されている。
こうすれば、図7に示すように、送風路260内の空気の流れが風向調節板25aによって阻害されてしまうのを抑制することが可能な風向調節板25aの可動範囲を極力大きくすることができるようになる。なお、図7では、風向調節板25aを中央部で回動させたものを例示しているが、図8に示すように、風向調節板25aを下流側で回動させるようにしても、図9に示すように、風向調節板25aを下流側で回動させるようにしても、同様の効果を奏することができる。
このように、送風路260内の空気の流れが風向調節板25aによって阻害されてしまうのを抑制することが可能な風向調節板25aの可動範囲を極力大きくすることで、送風路260内の空気の流れが、風向調節板25aの位置変更により受ける影響を極力小さくすることができるようになる。
また、本実施の形態では、導入管50が、開口部50a側から一端51側に向かって外径が拡大する傾斜部53を有している。
こうすれば、静電霧化装置(放電装置)30に接続される側では外径が大きくなるため、静電霧化装置(放電装置)30にて発生した帯電微粒子水40をより確実に導入管50内に導くことができるようになる。また、開口部50a側においては外径が小さくなるため、送風路260内の空気の流れが仕切り壁25(風向調節板255a)によって阻害されてしまうことを極力抑制することができるようになる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、放電装置付送風装置として、車両用空調装置に静電霧化装置を取り付けた装置を例示したが、車両用空調装置以外の送風装置に静電霧化装置を取り付けることもできる。例えば、民生、住宅等の分野の送風装置に静電霧化装置を取り付けることができる。また、静電霧化装置以外の放電装置を民生、車載、住宅等の分野の送風装置に取り付けることも可能である。なお、送風装置や放電装置としては、従来公知のものを用いることができる。
また、導入管や送風路、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
本発明によれば、有効成分をより効率的に送風路内に導入させることのできる放電装置付送風装置を得ることができる。
10 放電装置付送風装置
212 吹出口
212a 開口部
25 仕切り壁
25a 風向調節板
260 送風路
30 放電装置(静電霧化装置)
40 帯電微粒子水(有効成分)
50 導入管
50a 開口面
51 一端
52 他端
53 傾斜部
R1 空気流

Claims (5)

  1. 空気を放出させる吹出口を有する送風路と、
    有効成分を発生させる手段を有し、前記送風路外に配置される放電装置と、
    一端が前記放電装置に接続されるとともに他端側が前記送風路内に配置されて、前記有効成分を前記送風路内に導く導入管と、
    を備え、
    前記吹出口には、当該吹出口の正面視で、少なくとも一部が仕切り壁によって画成される複数の開口部が形成されており、
    前記導入管の他端には開口面が形成されており、
    前記導入管の他端側が前記送風路内の空気流に沿って配置されるとともに、前記開口面が前記仕切り壁の上流側近傍に配置されており、
    前記開口面が、前記吹出口の正面視で、前記複数の開口部のうちの1つの開口部内に配置されており、
    前記開口面を画成する壁部が前記送風路を画成する壁部から離間配置されていることを特徴とする放電装置付送風装置。
  2. 前記開口面が、前記吹出口の正面視で、前記複数の開口部のうちの1つの開口部の中心に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の放電装置付送風装置。
  3. 前記送風路内には、前記吹出口から放出する空気の風向を調節する風向調節板が配置されており、
    前記仕切り壁が前記風向調節板を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放電装置付送風装置。
  4. 前記吹出口から放出する空気の風向が前記吹出口の開口面と直交する方向となるように前記風向調節板を調節した状態における前記吹出口の正面視で、前記開口面が、前記複数の開口部のうちの1つの開口部の中心に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の放電装置付送風装置。
  5. 前記導入管が、前記開口部側から前記一端側に向かって外径が拡大する傾斜部を有することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の放電装置付送風装置。
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