JPH0552628U - 空気混合吹き出し装置 - Google Patents

空気混合吹き出し装置

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JPH0552628U
JPH0552628U JP109850U JP10985091U JPH0552628U JP H0552628 U JPH0552628 U JP H0552628U JP 109850 U JP109850 U JP 109850U JP 10985091 U JP10985091 U JP 10985091U JP H0552628 U JPH0552628 U JP H0552628U
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JP
Japan
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air
blower
blown
secondary air
guide
Prior art date
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Application number
JP109850U
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English (en)
Inventor
隆雄 尾関
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次空気吹き出しのための送風ファン,モー
ター等を設けることなく,送風装置8からの吹出空気8
5と,芳香発散器9からの2次空気95とを混合し,送
出することができる,空気混合吹き出し装置を提供する
こと。 【構成】 送風装置8の空気吹出部81に回動軸11を
支軸として回動可能に装着した整流ガイド1とを設け
る。整流ガイド1は,中空翼状体をなすと共に,吹出空
気85の通過時に負圧を発生する部分に芳香空気等の2
次空気95を吸引するための吸引口15を有する。回動
軸11は中空部を有し,その先端には芳香発散器9と連
結するノズル12を有する。そのため,整流ガイド1内
の中空部10,回動軸11の中空部,ノズル12,ホー
ス91が負圧となる。それ故,2次空気は,これらを通
じて吸引口15から吸引され,吹出空気85と混合され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,送風装置からの吹出空気と芳香発散器等からの2次空気とを混合し ,送出することができる空気混合吹き出し装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,自動車の室内や家庭の室内には,送風装置が装備されている。この送 風装置は,空調部,送風ファン,モーター,及び吹き出し口を有しており,通常 ,冷風,温風等を送風するものである。 ところで,近年では,送風装置に送風と同時に芳香性の2次空気を混合して, 室内の雰囲気を快適にすることが行われている。従来より,かかる2次空気の混 合においては,送風装置の吹き出し口の近くに芳香発散器を独立して配置し,芳 香発散器からの2次空気と,送風装置からの吹出空気とを混合していた。また, 近年,上記芳香発散器に積極的に空気を当てて,送風装置の吹出空気と混合し, 室内全体に芳香を発散させることが考えられている。
【0003】
【解決しようとする課題】
しかしながら,芳香発散器から芳香空気を発散させるためには,芳香発散器に おける空気の送入送出を積極的に行わなければならない。そして,そのためには ,芳香発散器に送風ファンやモーターを,別途設ける必要がある。 本考案はかかる問題点に鑑み,2次空気の吹き出しのための送風ファン,モー ター等を設けることなく,送風装置からの吹出空気と芳香発散器からの2次空気 とを混合し,送出することができる空気混合吹き出し装置を提供しようとするも のである。
【0004】
【課題の解決手段】
本考案は,送風装置の空気吹出部と,該空気吹出部に回動軸を支軸として回動 可能に装着した整流ガイドとを設けてなり,該整流ガイドは,中空翼状体をなす と共に吹出空気の通過時に負圧を発生する部分に芳香空気等の2次空気を吸引す るための吸引口を有してなり,かつ上記回動軸は中空部を有し,その先端には2 次空気取り入れ用のノズルを有することを特徴とする空気混合吹き出し装置にあ る。 本考案において最も注目すべきことは,上記空気吹出部に中空翼状体をなす整 流ガイドを設け,かつ該整流ガイドにおいて吹出空気の通過時に負圧を発生する 部分に吸引口を設け,更に該整流ガイドに2次空気を導入するようにしたことに ある。
【0005】 空気混合吹き出し装置は,送風装置の空気吹出部に配設されている。この空気 混合吹き出し装置は,整流ガイドを有する。該整流ガイドは,中空翼状体をなす と共に,その回動の支軸となる回動軸と,吸引口とを有する。上記回動軸は,中 空部を有し,その先端には2次空気取り入れ用のノズルを設けている。その回動 軸は,グリルに回動可能に軸支されている。 上記吸引口は,整流ガイドにおいて,送風装置からの吹出空気の通過時に負圧 を発生する部分に設けられている。そして,回動軸と吸引口は,整流ガイドの内 部で連通している。
【0006】 また,上記ノズルは,ホース等を介して,2次空気を発生する芳香発散器等の 2次空気発生器と連結している。芳香発散器には芳香剤等が充填されている。芳 香剤としては,芳香を発する化学物質や,バラやキンモクセイなどの芳香を発す る植物からの抽出液,あるいはこれらを乾固した固形物等がある。また,芳香剤 のかわりに,酸素含有量の多い空気,清浄化された清浄空気でもよい。 また,ノズルと芳香発散器等との間には,2次空気を導入又は停止するための 開閉装置を設けてもよい。開閉装置は,開閉弁と,芳香発散器等の2次空気発生 器と接続するための接続口を設ける。
【0007】 この開閉装置は,切替えレバーによって開閉弁を動かし,上記接続口を開閉す ることにより,2次空気を整流ガイドへ導入あるいは停止することができる。ま た,上記接続口と2次空気発生器との間は,ホース,パイプなどにより連結する 。また,例えば2種類以上の芳香発散器を用いる場合には,上記接続口を2種以 上設け,任意の芳香を整流ガイド内に導入できるよう,開閉装置を構成する。 なお,上記送風装置としては,暖房装置,冷房装置,換気装置等がある。
【0008】
【作用及び効果】
本考案の空気混合吹き出し装置においては,中空翼状体をなす整流ガイドと, その内部に連通する中空状の回動軸と,上記吸引口とを設けている。また,回動 軸には,2次空気発生器が連結されている。 一方,送風装置から吹出空気が吹き出されると,整流ガイドの間を該吹出空気 が通過する時,この整流ガイドに負圧を発生する部分を形成する。そして,この 負圧を発生する部分には上記吸引口が設けられている。
【0009】 そのため,整流ガイド内は,上記吸引口を通じて負圧となる。そのため,該負 圧によって,上記回転軸の中空部,ノズルを介して,2次空気発生器から2次空 気が吸引されてくる。それ故,送風装置からの吹出空気と,上記吸引された来た 2次空気とは互いに混合し,空気吹出部から室内に送出される。
【0010】 また,上記2次空気の混合を所望しない場合には,上記ノズル口を閉止する。 このように本考案においては,上記負圧を利用して2次空気の混合を行っている 。そのため,2次空気混合のための送風ファン等を別途必要としない。 上記のごとく,本考案によれは,送風装置の作動,停止に協働して,送風装置 からの吹出空気と芳香発散器等からの2次空気とを任意に混合し,送出すること ができる,空気混合吹き出し装置を提供することができる。
【0011】
【実施例】
実施例1 本考案の実施例にかかる空気混合吹き出し装置につき,図1ないし図4を用い て説明する。 本例の空気混合吹き出し装置は,送風装置8の空気吹出部81に配設されたグ リル80と,該グリル80に回動軸11を支軸として回動可能に装着した整流ガ イド1とを設けている。該整流ガイド1は,中空翼状体をなすと共に,吹出空気 85の通過時に負圧を発生する部分に吸引口15を有している。上記回動軸11 は,中空部を有し,その先端には2次空気95取り入れ用のノズル12を有する 。
【0012】 また,グリル80の間には,3枚の整流ガイド1と,該整流ガイド1を回動す るためのリンク89とを有する。 上記回動軸11は,図4に示すごとく,グリル80に回動可能に軸支されてい る。 上記吸引口15は,送風装置8からの吹出空気85の通過時に負圧を発生する 部分に複数個設けられている。そして,回動軸11と吸引口15とは,整流ガイ ド1の内部の中空部10で連通している(図3)。また,整流ガイド1の両側の リンク軸16は,リンク89に連結している。 そして,上記ノズル12は,2次空気95を発生するための芳香発散器9と, ホース91を介して連結されている。該芳香発散器9にはバラの香りを発生する 芳香剤Aが充填されている。
【0013】 次に,本例の実施例の作用効果につき,説明する。 まず,芳香発散器9の内部では,芳香剤Aから芳香空気aが発生している。 一方,送風装置8から吹き出された吹出空気85は,整流ガイド1の間を通過 する時,この整流ガイド1の外側において負圧部分を形成する。そして,この負 圧を形成する部分には,吸引口15が設けられている。 そのため,整流ガイド1内の中空部10,これに連通した回動軸11の中空部 ,ノズル12,ホース91が負圧となる。そのため,芳香空気aからなる2次空 気95は,これらを通じて,整流ガイド1内に入り,吸引口15から,吹出空気 85の負圧により吸引される。それ故,吹出空気85と芳香空気aの2次空気9 5は混合され,空気吹出部81から室内に送出される。
【0014】 このように,本例の空気混合吹き出し装置によれば,送風装置8の作動,停止 に協動して,送風装置8からの吹出空気85と芳香発散器9からの2次空気95 とを混合することができる。そのため,2次空気吹き出しのためのモーター,フ ァンなどを設ける必要がない。また,操作の手間も省略できる。 なお,上記整流ガイド1は,リンク89を上下に回動することにより,回動軸 11を支軸として上下に回動する。それ故,整流ガイド1により,上記混合空気 の送出方向を自由に変えることができる。
【0015】 上記のごとく,本例の空気混合吹き出し装置によれば,2次空気吹き出しのた めのモーター,ファン等を設けることなく,送風装置からの吹出空気と芳香発散 器からの2次空気とを混合し,送出することができる。また,上記吹出空気と2 次空気の混合空気の送出方向も変えることができる。
【0016】 実施例2 本例の空気混合吹き出し装置は,図5,6に示すごとく,2つの芳香発散器9 ,90を用いるものである。 そして,整流ガイド1の回動軸11と芳香発散器9,90との間には,2次空 気選択のための開閉装置3を設けている。
【0017】 上記開閉装置3は,図5に示すごとく,ケース30と,該ケース30の内部に おいて回転軸34に連結した開閉弁390と,該開閉弁390と連結された切替 えレバー39とを設けてなる。ケース30には,芳香発散器9,90とそれぞれ 接続するための接続口31,301を設ける。 該接続口31,301と芳香発散器9,90との間には,ホース91,901 をそれぞれ介設する。また,ケース30と,整流ガイド1の回動軸11のノズル 12との間には,分岐管32が連結されている。 また,上記芳香発散器90には,シトラス系の芳香空気bを発する芳香剤Bが 充填されている。 その他は実施例1と同様である。
【0018】 本例においては,切替えレバー39を動かすことにより,開閉弁390により ,上記接続口30,301との連結開閉を行い,2種類の芳香空気a,bの選択 ,又は停止を自由に行うことができる。 また,本例においても,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の空気混合吹き出し装置の断面図。
【図2】実施例1にかかる整流ガイドの斜視図。
【図3】実施例1にかかる整流ガイドの断面図。
【図4】実施例1にかかる,整流ガイドと回動軸の断面
図。
【図5】実施例2の開閉装置の正面図。
【図6】実施例2の空気混合吹き出し装置の正面図。
【符号の説明】
1...整流ガイド, 10...中空部, 11...回動軸, 12...ノズル, 15...吸引口, 3...開閉装置, 390...開閉弁, 8...送風装置, 80...グリル, 81...空気吹出部, 85...吹出空気, 9,90...芳香発散器, 95...2次空気,

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風装置の空気吹出部と,該空気吹出部
    に回動軸を支軸として回動可能に装着した整流ガイドと
    を設けてなり, 該整流ガイドは,中空翼状体をなすと共に吹出空気の通
    過時に負圧を発生する部分に芳香空気等の2次空気を吸
    引するための吸引口を有してなり, かつ上記回動軸は中空部を有し,その先端には2次空気
    取り入れ用のノズルを有することを特徴とする空気混合
    吹き出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ノズルには,2
    次空気を導入又は停止するための開閉装置を設けたこと
    を特徴とする空気混合吹き出し装置。
JP109850U 1991-12-11 1991-12-11 空気混合吹き出し装置 Pending JPH0552628U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131429A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 St Kk 揮散装置
JP2013113541A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2013113542A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2013113540A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2014004947A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Denso Corp 送風装置
JP2015167796A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 株式会社豊田中央研究所 機能性成分搬送装置

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