JP4690111B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室内の天井に設けられ、該室内にイオンを供給する換気装置に関する。
近年、住宅室内の気密性向上及び建築材からの化学物質発生による空気汚染防止のため、室内の24時間連続換気が義務付けられるようになり、換気扇とダクトとを使用した換気方法も一般的に普及するようになってきた。この24時間連続換気を行う換気装置は、室内の空気を常時少量ずつ入れ替え、空気を常に同じ状態に維持するのが目的であるため、外気は殆ど人が感じないくらいの微小な風力で室内へと供給される。
一方、室内の空気の質を改善して室内環境を向上させる目的で、ダニの糞やカビ菌等の有害物質を除去するイオンを発生するイオン発生装置を、エアコンや空気清浄機等に組み込んだ機器も発売されている。このイオン発生装置から発生したイオンは、空気に触れると除去作用が機能した後に短期間で消滅してしまうため、イオンを常時室内に拡散した状態を維持するには、ファン等で発生させたある程度強い風によってイオンを送り出す必要がある。
ところで、上述した換気装置及びイオン発生装置は類似した機能を備えるため、運転コストや室内の見栄え等を考慮して、これらを一体化する技術が提案されている(特許文献1参照)。この換気装置では、換気装置の給気口にイオン発生装置を設けている。
特開2004−286384号公報
しかしながら、特許文献1の換気装置では、イオンを送り出す風力が小さい場合、イオンが室内に拡散される前に消滅しがちである。そこで、イオンを遠くに飛ばして室内に拡散させることを優先して、換気装置に設けられたファン等を強力なものにすると、室内が必要以上に換気される上に、換気装置を能力アップしたり(ファン等を作動するモータを大型にする等)、換気装置本体とダクトとの接続を変更する必要が生じてくる。
本発明の課題は、室内の天井に設けられ、該室内にイオンを供給する換気装置において、イオンを室内に充分に拡散させるとともに、換気及びイオンの供給を効率的に行うことである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、天井C(図2参照)に設けられ、室内にイオンを供給する換気装置1において、
外気を吸気する外気ダクト3aが接続されたケーシング2と、
このケーシング2に形成され、前記外気ダクト3aによって吸気された外気を室内に供給する給気口3bと、
前記ケーシング2に設けられた吸込口4a及び吹出口5bと、
前記ケーシング2内に設けられ、室内の空気を前記吸込口4aから吸込ませるとともに、前記吹出口5bから吹出させる送風手段(例えば、シロッコファン4b)と、を備え、
前記ケーシング2内には、前記吸込口4aと吹出口5bとの間にイオン発生装置5aが設けられるとともに、前記外気ダクト3aから吸気されて前記給気口3bから室内に供給される外気と前記吸込口4aから吸込まれて前記吹出口5bから室内に吹出される空気とを隔てる仕切り6,7が設けられ、
前記給気口3bは、前記吹出口5bに隣接しており、
前記換気装置1は、前記天井Cから下方に突出して水平に設けられたプレート2aを備え、
前記給気口3b、吸込口4a、及び吹出口5bは、前記天井Cと前記プレート2aとの間に設けられ、
前記仕切り6,7は、前記ケーシング2と前記プレート2aとを連結するとともに、前記給気口3b、吸込口4a、及び吹出口5bをそれぞれ区画していることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、イオン発生装置5aによって発生したイオンは、吸込口4aから吸込まれ送風手段(例えば、シロッコファン4b)によって室内に供給される空気に混ざり、吹出口5bから室内に吹出されるため、イオンを室内に充分に拡散することができる。また、外気が供給される給気口3bと、イオンが吹出される吹出口5bとが別々のため、イオン発生装置5a及び送風手段(例えば、シロッコファン4b)を適宜作動させることにより、効率的に室内の換気及びイオンの供給ができる。さらに、ケーシング2内では給気口3bから供給される外気と吹出口5bから吹出される空気とが仕切り6,7によって隔てられている上に、給気口3bと吹出口5bとが隣接して設けられているため、給気口3bから供給された外気は吹出口5bから吹出された空気に巻き込まれ、外気が室内に拡散されるとともに外気ダクト3a内に負圧が発生するのを防ぐことができる。従って、換気装置1と外気ダクト3aとの接続を変更しなくてすむ。
また、室内からは給気口3b、吸込口4a、及び吹出口5bが見えず、プレート2aだけが見えるようになるため、天井Cの外観を損なうことを防ぐことができる。
さらに、ケーシング2とプレート2aとは、仕切り6,7によって連結されており、この仕切り6,7は、給気口3b、吸込口4a、及び吹出口5bをそれぞれ区画している。よって、プレート2aと仕切り6,7によって、外気及び空気の流れに方向性を与え、室内の気流を安定したものとすることができる。また、ケーシング2の下部でそれぞれの空気が混ざるのを防ぐとともに、給気口3bから供給された新鮮な外気と吹出口5bから吹出された空気に混ざったイオンとが、ケーシング2の近傍で混ざることができる。従って、イオンを、消滅させずに室内の隅々まで拡散させることができる。
請求項に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項1に記載の換気装置1において、前記給気口3b及び吹出口5bには、室内へ供給される空気を下方に誘導する誘導部3c,5cが設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、誘導部3c,5cによって、給気口3bから供給される外気と、吹出口5bから吹出される空気及びイオンとを、室内の下方に拡散させることができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の換気装置1において、前記吹出口5bには、室内に吹出される空気の向き及び量を調整するフィン5dが設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、フィン5dによって、吹出口5bから室内に吹出される空気の向き及び量を調整することができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜のいずれか一項に記載の換気装置1において、前記送風手段は、シロッコファン4bであることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、シロッコファン4bによって空気を容易にケーシング2内に吸込むとともに、室内へ吹出すことができる。
本発明によれば、イオンを室内に充分に拡散することができる。また、必要なときだけイオン発生装置及び送風手段を作動させればよいため、効率的に室内の換気及びイオンの供給ができる。さらに、換気装置と外気ダクトとの接続を変更しなくてすむ。
以下、図を参照して本発明に係る換気装置1の第1の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、換気装置1は、建物の全室内の換気を行うセントラル換気システムの一部であり、内気と外気との換気を行う大型の換気ユニット(図示せず)に連結された外気ダクト3aを介して外気が送り込まれ、室内の換気を行うものである。この換気装置1は、室内の天井C(図2参照)に設けられており、ケーシング2と、このケーシング2に形成され外気を供給する給気口3bと、同じくケーシング2に形成された吸込口4a及び吹出口5bと、ケーシング2内に設けられたシロッコファン4b及びイオン発生装置5aと、同じくケーシング2内に設けられた仕切り6,7と、を備えている。
図1,2に示すように、ケーシング2は、下面に開口部2b,2c,2dが形成された略直方体の筐体であり、その内部は、仕切り6によってシロッコファン4bが設置された送風部4と、仕切り6,7によってイオン発生装置5aが設置された空気通過部5と、同じく仕切り6,7によって外気が通過する外気通過部3と、に仕切られている。また、これらの仕切り6,7はケーシング2の下方に突出しており、それらの下端にプレート2aが水平に設けられている。
外気通過部3は、仕切り6,7によって送風部4及び空気通過部5とは完全に隔てられている。また、外気通過部3を形成するケーシング2の上面には外気ダクト3aが連結されている。ここで、従来の換気装置には外気ダクト3aを一ヶ所にしか連結できない構成のものがあるが、そのような構成だと外気ダクト3aの他方の連結先の位置関係等によっては外気ダクト3aに無理な引きまわしが生じ、外気ダクト3aに負担がかかる可能性がある。よって、図3に示すように、ケーシング2には、該ケーシング2を構成する複数の面に外気ダクト3a用の接続口2e,2f,2gがそれぞれ設けられており、これらのうちケーシング2の上面の接続口2gに外気ダクト3aが連結されている。なお、使用されない接続口2e,2fは、ふさぎ板2h,2iによって塞がれている。
また、外気通過部3を形成するケーシング2の下面には開口部2bが形成されており、この開口部2bの下方にはケーシング2とプレート2aとの間に給気口3bが形成されている。さらに、給気口3bには、給気口3bから室内へと供給される外気の向きを下方へと変えるための誘導部3cが設けられている。
送風部4を形成するケーシング2の下面には、シロッコファン4bの直下に開口部2cが形成されており、この開口部2cの下方にはケーシング2とプレート2aとの間に吸込口4aが形成されている。また、仕切り6には空気通過部5へと連通する仕切開口部6aが形成されるとともに、シロッコファン4bの周囲にはシロッコファン4bの周面から送り出された空気を仕切開口部6aへと誘導するハウジング4cが設置されている。室内の空気は、吸込口4aから開口部2cを介して送風部4内のシロッコファン4bへと吸込まれ、シロッコファン4bの周面からハウジング4cによって仕切開口部6aへと誘導され、この仕切開口部6aを介して空気通過部5へと送り出される。
空気通過部5を形成するケーシング2の下面には、開口部2dが形成されており、この開口部2dの下方にはケーシング2とプレート2aとの間に、給気口3bに隣接して吹出口5bが形成されている。また、吹出口5bには、吹出口5bから室内へと吹出される空気の向きを下方へと変えるための誘導部5cが設けられている。
空気通過部5には、ケーシング2及び仕切り6,8,9によって区画された空間があり、この空間内の仕切り9にイオン発生装置5aが2つ設置されている。これらのイオン発生装置5aは、誘電体と、この誘電体を挟んで対向する一対の内外電極と、印加手段と、を備えており、この印加手段によって内外電極に交流電圧を印加することによって正負イオンが発生する。イオン発生装置5aから発生した正イオン及び負イオンは、仕切り9に形成された仕切り開口部9aを介して、開口部6aから吹出口5bへと流れる空気に混ざり、吹出口5bへと向かう。
正負イオンの発生について、詳しくは、放電により、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)とO2−(H2O)n(nは任意の自然数)を主体としたイオンを生成し、これらをシロッコファン4bにより室内に放出及び拡散させる。これらH+(H2O)m及びO2−(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるH2O2又は・OHを生成する。H2O2又は・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り囲んで不活性化することができる。ここで、・OHは活性種の1種であり、ラジカルのOHを示している。
正負のイオンは浮遊細菌の細胞表面で式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H2O2)又は水酸基ラジカル(・OH)を生成する。ここで、式(1)〜式(3)において、m,m’,n,n’は任意の自然数である。
これにより、活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊される。従って、効率的に空気中の浮遊細菌を不活性化、殺菌することができる。
H+(H2O)m+O2−(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O・・・(1)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2−(H2O)n+O2−(H2O)n’→2・OH+O2+(m+m’+n+n’)H2O・・・(2)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2−(H2O)n+O2−(H2O)n’→H2O2+O2+(m+m’+n+n’)H2O・・・(3)
以上のメカニズムにより、上記正負イオンの放出により、浮遊菌等の殺菌効果を得ることができる。
また、上記式(1)〜式(3)は、空気中の有害物質表面でも同様の作用を生じさせることができるため、活性種である過酸化水素(H2O2)又は水酸基ラジカル(・OH)が、有害物質を酸化若しくは分解して、ホルムアルデヒドやアンモニア等の化学物質を、二酸化炭素や、水、窒素等の無害な物質に変換することにより、実質的に無害化することが可能である。
従って、シロッコファン4bを駆動することにより、イオン発生装置5aによって発生させた正イオンと負イオンとを室内に送り出すことができる。そして、これらの正イオンと負イオンとの作用により空気中のカビや菌の微生物を殺菌することができる。
その他、正イオンと負イオンとには、コクサッキーウィルス、ポリオウィルス等のウィルス類も不活性化する働きがあり、これらウィルスの混入による汚染が防止できる。
また、正イオンと負イオンとには、臭いの元となる分子を分解する働きがあることも確かめられており、空間の脱臭にも利用できる。
空気通過部5の下方のプレート2aには、平板状のフィン5dが立設されている。このフィン5dは、送風部4から仕切開口部6aを介して送り込まれた空気の向き及び量を調整して、吹出口5bから空気を均等に吹出すためのものである。
また、図2に示すように、ケーシング2とプレート2aとの間に形成された給気口3b、吸込口4a、及び吹出口5bは、仕切り6,7によってそれぞれ区画されている。
次に外気及び空気の流れについて説明する。
まず、図2(b)に示すように、大型の換気ユニット(図示せず)によって送り出された外気は、外気ダクト3a及び外気通過部3を通過し、給気口3bから室内へと供給される。このとき、給気口3bから供給される外気は、誘導部3cによって向きを変え、室内の下方へと向かう。なお、換気は24時間連続で行われるため、外気は給気口3bから微風状態で供給される。
図2に示すように、室内の空気は、吸込口4aからケーシング2の開口部2cを介して送風部4内のシロッコファン4bへと吸込まれる。このシロッコファン4bがモータ4dによって回転することによって、シロッコファン4bの周面から空気が送り出され、ハウジング4cによって仕切開口部6aへと誘導され、この仕切開口部6aを介して空気通過部5へと送り出される。空気通過部5へと送り込まれた空気は、2つのイオン発生装置5aの近傍を通過し、その向き及び量をフィン5dによって調整され、吹出口5bから室内へと均等に吹出される。また、イオン発生装置5aが作動すると、正イオン及び負イオンが仕切り9の仕切り開口部9aから供給され、吹出口5bから吹出される空気に混ざって室内に吹出される。なお、吹出口5bから吹出される空気は、誘導部5cによって向きを変え、室内の下方に吹出される。
給気口3bから室内へ供給された外気は、吹出口5bから吹出される空気に引きずられる状態になり、イオンと共に室内の広範囲に拡散される。また、換気装置1から供給される外気及び空気は、室内を循環した後、吸込口4aを介して再びケーシング2内に吸込まれる。
以上の第1の実施形態によれば、イオン発生装置5aによって発生したイオンは、吸込口4aから吸込まれシロッコファン4bによって室内に供給される空気に混ざり、吹出口5bから室内に吹出されるため、イオンを室内に充分に拡散することができる。また、外気が供給される給気口3bと、イオンが吹出される吹出口5bとが別々のため、イオン発生装置5a及びシロッコファン4bを適宜作動させることにより、効率的に室内の換気及びイオンの供給ができる。
また、ケーシング2内では給気口3bから供給される外気と吹出口5bから吹出される空気が仕切り6,7によって隔てられている上に、給気口3bと吹出口5bとが隣接して設けられているため、給気口3bから供給された外気は吹出口5bから吹出された空気に巻き込まれ、外気が室内に拡散されるとともに外気ダクト3a内に負圧が発生するのを防ぐことができる。従って、換気装置1と外気ダクト3aとの接続を変更しなくてすむ。
さらに、ケーシング2とプレート2aとは、仕切り6,7によって連結されており、この仕切り6,7は、給気口3b、吸込口4a、及び吹出口5bをそれぞれ区画している。よって、プレート2aと仕切り6,7によって、外気及び空気の流れに方向性を与え、室内の気流を安定したものとすることができる。また、ケーシング2の下部でそれぞれの空気が混ざるのを防ぎつつ、給気口3bから供給された新鮮な外気と吹出口5bから吹出された空気に混ざったイオンとが、ケーシング2の近傍で接することができる。従って、イオンを消滅させずに室内の隅々まで拡散させることができる。
また、室内からは給気口3b、吸込口4a、及び吹出口5bが見えず、プレート2aだけが見えるようになるため、天井Cの外観を損なうことを防ぐことができる。
さらに、誘導部3c,5cによって、給気口3bから供給される外気と、吹出口5bから吹出される空気及びイオンとを、室内の下方に拡散させることができる。また、フィン5dによって、吹出口5bから室内に吹出される空気の向き及び量を調整することができる。
また、シロッコファン4bによって空気を容易にケーシング2内に吸込むとともに、室内へ吹出すことができる。
さらに、ケーシング2には、該ケーシング2を構成する複数の面に外気ダクト3a用の接続口2e,2f,2gがそれぞれ設けられているため、外気ダクト3aを任意の方向からケーシング2に接続することができる。よって、換気装置1を室内の天井Cに取付ける際に、外気ダクト3aを接続し易い接続口2gに取付けることによって、外気ダクト3aの無理のない引きまわしが可能となり、外気ダクト3aに負担がかかることを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
次に、図を参照して本発明に係る換気装置11の第2の実施形態を詳細に説明する。
図4に示すように、換気装置11は、建物の全室内の換気を行うセントラル換気システムの一部であり、内気と外気との換気を行う大型の換気ユニット(図示せず)に連結された外気ダクト13aを介して外気が送り込まれ、室内の換気を行うものである。この換気装置11は、室内の天井(図2参照)に設けられており、ケーシング12と、このケーシング12に形成され外気を供給する給気口13bと、同じくケーシング12に形成された吸込口14a及び吹出口15bと、ケーシング12内に設けられたシロッコファン14b及びイオン発生装置15a,15aと、同じくケーシング12内に設けられた仕切り16,17,17と、を備えている。
図4に示すように、ケーシング12は、下面に開口部12b,12d,12dが形成された略直方体の筐体であり、その内部は、仕切り16によってシロッコファン14bが設置された送風部と、仕切り16,17,17によってイオン発生装置15a,15aが設置された2つの空気通過部と、同じく仕切り16,17,17によって外気が通過する外気通過部と、に仕切られている。
外気通過部は、仕切り16,17,17によって送風部14及び空気通過部15とは完全に隔てられている。また、外気通過部13を形成するケーシング12の上面には外気ダクト13aが連結され、下面には開口部12bが形成されており、この開口部12bの下方にはケーシング12とプレート12aとの間に給気口13bが形成されている。さらに、給気口13bには、給気口13bから室内へと供給される外気の向きを下方へと変えるための誘導部(図2参照)が設けられている。
送風部を形成するケーシング12の下面には、シロッコファン14bの直下に図示しない開口部が形成されており、この開口部の下方にはケーシング12とプレート12aとの間に吸込口14aが形成されている。また、仕切り16には2つの空気通過部へと連通する仕切開口部16aがそれぞれ形成されている。室内の空気は、吸込口14aから開口部を介して送風部内のシロッコファン14bへと吸込まれ、シロッコファン14bによって仕切開口部16aを介して空気通過部へと送り出される。
空気通過部を形成するケーシング12の下面には、開口部12d,12dがそれぞれ形成されており、この開口部12d,12dの下方にはケーシング12とプレート12aとの間に、給気口13bの両隣に吹出口15b,15bがそれぞれ形成されている。また、吹出口15b,15bには、吹出口15b,15bから室内へと吹出される空気の向きを下方へと変えるための誘導部(図2参照)がそれぞれ設けられている。
空気通過部の仕切り17,17には、イオン発生装置15a,15aがそれぞれ設置されており、イオン発生装置15a,15aから発生した正イオン及び負イオンは、開口部16aから吹出口15b,15bへと流れる空気に混ざり、吹出口15b,15bへと向かう。このイオン発生装置15a,15aについては、第1の実施形態と同様であるため、その説明については省略する。
なお、ケーシング12とプレート12aとの間に形成された給気口13b、吸込口14a、及び吹出口15b,15bは、仕切り16,17,17によってそれぞれ区画されている。
次に外気及び空気の流れについて説明する。
まず、大型の換気ユニット(図示せず)によって送り出された外気は、外気ダクト13a及び外気通過部を通過し、給気口13bから室内へと供給される。このとき、給気口13bから供給される外気は、誘導部(図2参照)によって向きを変え、室内の下方へと向かう。なお、換気は24時間連続で行われるため、外気は給気口13bから微風状態で供給される。
吸込口14aからケーシング12の送風部内のシロッコファン14bへと吸込まれる。このシロッコファン14bがモータ14dによって回転することによって、シロッコファン14bの周面から空気が送り出され、仕切開口部16aを介して空気通過部へと送り出される。空気通過部へと送り込まれた空気は、イオン発生装置15a,15aの近傍を通過し、吹出口15b,15bから室内へと吹出される。またイオン発生装置15a,15aが作動すると、イオンがイオン発生装置15a,15aの側面から供給され、吹出口15b,15bから吹出される空気に混ざって室内に吹出される。なお、吹出口15b,15bから吹出される空気は、誘導部(図2参照)によって向きを変え、室内の下方に吹出される。
給気口13bから室内へ供給された外気は、吹出口15b,15bから吹出される空気に引きずられる状態になり、イオンと共に室内の広範囲に拡散される。また、換気装置11から供給される外気及び空気は、室内を循環した後、吸込口14aを介して再びケーシング12内に吸込まれる。
以上の第2の実施形態によれば、イオン発生装置15a,15aによって発生したイオンは、吸込口14aから吸込まれシロッコファン14bによって室内に供給される空気に混ざり、吹出口15b,15bから室内に吹出されるため、イオンを室内に充分に拡散することができる。また、外気が供給される給気口13bと、イオンが吹出される吹出口15b,15bとが別々のため、イオン発生装置15a及びシロッコファン14bを作動させることにより、効率的に室内の換気及びイオンの供給ができる。
また、ケーシング12内では給気口13bから供給される外気と吹出口15b,15bから吹出される空気が仕切り16,17,17によって隔てられている上に、給気口13bが吹出口15b,15bに挟まれる状態で設けられているため、給気口13bから供給された外気は吹出口15b,15bから吹出された空気に巻き込まれ、外気が室内に拡散されるとともに外気ダクト13a内に負圧が発生するのを防ぐことができる。従って、換気装置11と外気ダクト13aとの接続を変更しなくてすむ。
さらに、ケーシング12とプレート12aとは、仕切り16,17,17によって連結されており、この仕切り16,17,17は、給気口13b、吸込口14a、及び吹出口15bをそれぞれ区画している。よって、プレート12aと仕切り16,17,17によって、外気及び空気の流れに方向性を与え、室内の気流を安定したものとすることができる。また、ケーシング12の下部でそれぞれの空気が混ざるのを防ぎつつ、給気口13bから供給された新鮮な外気と吹出口15b,15bから吹出された空気に混ざったイオンとが、ケーシング12の近傍で接することができる。従って、イオンを、消滅させずに室内の隅々まで拡散させることができる。
また、プレート12a、誘導部(図2参照)、シロッコファン14bによって、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明に係る換気装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 第1の実施形態の換気装置を示すもので、(a)が図1のA線における断面図であり、(b)が図1のB線の断面図である。 本発明に係る換気装置の第1の実施形態を示すケーシングの斜視図である。 本発明に係る換気装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1,11 換気装置
2,12 ケーシング
2a,12a プレート
3a,13a 外気ダクト
3b,13b 給気口
3c,5c,13c,15c 誘導部
4a,14a 吸込口
4b,14b シロッコファン
5a,15a イオン発生装置
5b,15b 吹出口
5d フィン
C 天井

Claims (4)

  1. 天井に設けられ、室内にイオンを供給する換気装置において、
    外気を吸気する外気ダクトが接続されたケーシングと、
    このケーシングに形成され、前記外気ダクトによって吸気された外気を室内に供給する給気口と、
    前記ケーシングに設けられた吸込口及び吹出口と、
    前記ケーシング内に設けられ、室内の空気を前記吸込口から吸込ませるとともに、前記吹出口から吹出させる送風手段と、を備え、
    前記ケーシング内には、前記吸込口と吹出口との間にイオン発生装置が設けられるとともに、前記外気ダクトから吸気されて前記給気口から室内に供給される外気と前記吸込口から吸込まれて前記吹出口から室内に吹出される空気とを隔てる仕切りが設けられ、
    前記給気口は、前記吹出口に隣接しており、
    前記換気装置は、前記天井から下方に突出して水平に設けられたプレートを備え、
    前記給気口、吸込口、及び吹出口は、前記天井と前記プレートとの間に設けられ、
    前記仕切りは、前記ケーシングと前記プレートとを連結するとともに、前記給気口、吸込口、及び吹出口をそれぞれ区画していることを特徴とする換気装置。
  2. 前記給気口及び吹出口には、室内へ供給される空気を下方に誘導する誘導部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記吹出口には、室内に吹出される空気の向き及び量を調整するフィンが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の換気装置。
  4. 前記送風手段は、シロッコファンであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の換気装置。
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