JP4913705B2 - 給気口構造及び換気システム及びこれを用いた建物 - Google Patents

給気口構造及び換気システム及びこれを用いた建物 Download PDF

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この発明は、建物外部の空気を室内に取り入れる給気口構造及び換気システム並びにこれを用いた建物に関する。
近年、高気密化と新築住宅や新規家具等においては、カーペット、フローリング、クロス等の建材から人体にとって好ましくないホルムアルデヒドや揮発性有機化合物等の有害物質が空気中に発散するので、この濃度を低く抑えるために計画的な換気が必要とされている。
そこで、従来から、建物外部の空気を室内に取り入れると共に室内の空気を建物の外側に排出する機能を有する換気装置としては、外気を取り込んで室内に給気する。しかし、外気の浄化処理はフィルターに導入空気を通過させたり、導入空気の通り道に静電吸着装置を設けて、塵埃等を吸着するのみであり、カビやウィルス等の除去が出来ないという問題があった。
このような問題に対処するものとして特許文献1のセントラル換気ユニットが公開されている。
このセントラル換気ユニットは、室内空気を循環させることなく全館換気を行うことによって空気浄化と殺菌及び消臭効果が得られるとともに、コンパクト化とメンテナンスの容易化を図ることを目的とする。
このセントラル換気ユニットは、本体ケースに開口する外気取入口から導入された外気を浄化してこれを室内に供給するセントラル換気ユニットにおいて、光触媒及びオゾンとマイナスイオンを同時発生するオゾン発生器を備える空気清浄器を前記本体ケースに設置するものである。
このセントラル換気ユニットによれば、光触媒及びオゾン発生器を備える空気清浄器をセントラル換気ユニットの本体ケースに設置したため、室内空気を循環させることなく全館換気を行うことによって光触媒による導入外気の浄化に加え、オゾン発生器によって発生するオゾンによる殺菌と消臭及び人体に有益なマイナスイオンによる居住者の健康維持を図ることができるとされている。
特開2000−97452号公報([0006]〜[0017]、図1)
しかしながら、オゾン、光触媒による殺菌は、通過する空気の除菌はできるが室内に浮遊浮する浮遊細菌を殺菌することはできない。また、オゾンは人体に有害であり、室内にオゾンを含んだ空気を放出することはできない。
また、セントラル換気ユニットにおいて、ダクトを経由して複数の部屋に外気を供給する場合、発生したイオンはダクトの中を通過する途中で消滅してしまうので、殺菌効果は十分でないと考えられる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、内部のカビの発生を防止し、一般生菌や真菌を含めた浮遊細菌を殺菌可能な給気口構造及び換気システム並びに建物を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、室内の壁に設けられ、外気を室内に供給可能なグリルと、このグリルに連通し且つ前記室内の壁に配設された給気口とを有する建物の給気口構造であって、
前記給気口内に、外気を室内に吹き出させるようにした24時間換気が可能なファンと、プラズマ放電により正イオンおよび負イオンを発生させるイオン発生器を設け、
前記イオン発生器は、前記ファンの回転軌跡の外周近傍となる前記給気口の内周壁に配置し、
前記イオン発生器が発生した正イオンおよび負イオンは、前記ファンによって室内に24時間供給されるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の給気口構造を備え、この給気口構造の給気口から前記グリルを介して室内へ給気された空気を建物外へ排気させる排気手段を設けたことを特徴とする換気システムである。
請求項3に係る発明は、前記給気口から室内へ給気された空気をドアのアンダーカットまたはガラリなどの開口部を介して、前記排気手段によって、建物外へ排気させるようにしたことを特徴とする。
この発明によれば、室内に供給する直前の空気に含まれる浮遊細菌を殺菌できるのみならず、既に存在している空気に含まれる浮遊細菌も殺菌できる。
以下、本発明の実施の形態にかかる空調装置としての換気装置を図面を用いて説明する。
図1、図2は、本発明の実施の形態にかかる給気口の概略構成を示したものである。図3(a),図4(c)に示す換気装置1は室内の天井板の上部に取り付けられる全隠蔽型のものであるが、図3(b)に示すように天井部の開口部から吸込口Hが臨む半隠蔽型のものでも良い。図3(b)の半隠蔽型の換気装置のその他の構成は図3(a)の全隠蔽型の構成と同じなのでその説明を用いる。換気装置1においては、通路部等の建物内天井上部に配設される本体ケース2に、建物外部の空気(外気)を取り入れて室内に供給するための外気導入風路AR1と、室内空気を取り入れて建物外部に排気するための排気風路AR2とが形成されている。
また、外気導入風路AR1と排気風路AR2とを交差させた交差部分には、建物外部の空気を通過させる外気用通路と室内空気を通過させる排気用通路とで熱交換を行う熱交換素子3が、設けられている。熱交換素子3を格納する部位は空間A,B,C,Dと区切られているが、空間A,Bは熱交換素子3の外気を通す通路を介して接続されている。空間C,Dは熱交換素子3の室内空気を通す通路を介して接続されている。
本体ケース2の外気導入風路AR1にはファンケース4が設けられており、ファンケース4の内部にシロッコファン5Aが配設されている。シロッコファン5Aはモーター6の回転軸に取り付けられている。モーター6は外気導入風路AR1と排気風路AR2の仕切壁6Aに取り付けられており、モーター6の回転軸は仕切壁6Aの両側に突出している。本体ケース2の外気導入風路AR1側の入り口にはダクトジョイント7が設けられている。ダクトジョイント7は図示しないダクトを介して建物の外部に臨んでおり、建物の外部の外気を導入可能とされている。本体ケース2の外気導入風路AR1の熱交換素子3の下流側には、導入した外気の出口が形成されており、この出口にダクトジョイント8が設けられている。ダクトジョイント8には外気を供給する部屋に通じるダクト30が接続されている。ダクトジョイント7から導入された外気はダクトジョイント8に接続されたダクト30を介して各部屋の給気口20より供給される。なお、熱交換素子3の外気を通過させる通路の上流側にはフィルター9が装備されている。
排気風路AR2には、ファンケース11が設けられており、ファンケース11の内部にシロッコファン5Bが配設されている。シロッコファン5Bはモーター6の回転軸に取り付けられている。本体ケース2の排気風路AR2の入り口にはダクトジョイント12が設けられている。ダクトジョイント12にはダクト31が接続されており、室内空気吸込口RAよりダクト31を介して換気装置1内部に室内空気を吸い込むようになっている。排気風路AR2の熱交換素子3の下流側には、室内の空気の出口が形成されており、この出口にダクトジョイント13が設けられている。ダクトジョイント13は図示しないダクトを介して建物の外部に臨んでいる。熱交換素子3の室内空気を通す通路の上流側にはフィルター14が装備されている。
モーター6は、リレースイッチSW1を介して商用電源15に接続されている。リレースイッチSW1は制御装置16によりオンオフされて、モーター6に給電したり、給電を遮断する。
図1及び図2(a)、(b)、(c)は、給気口構造となる給気口20の構成を示す。給気口20は換気装置1で導入した外気を室内に給気するための開口部である。給気口20は壁面21の取付穴22の内部に装着される鍔部23と、鍔部23の奥に装着されるL字管24とを備える。L字管24の周壁部にはイオン発生装置10が取り付けられている。このイオン発生装置10は、図示しない電線により、商用電源15に接続される。L字管24にはイオン発生装置10の取り付け穴が開口されており、この取り付け穴にイオン発生装置10の放電面10AはL字管24の内壁面に臨んで露出している。給気口20は室内に供給する空気を、室内に送風する直前に殺菌処理するので、室内に常に殺菌された空気が供給される。このイオン発生装置10はL字管24の開口縁部内面に設けて良く、延長部分25に設けても良い。尚、20Aは給気口20の外側に設けられて外気を通すグリル部である。
イオン発生装置10の配置は図2(c)に示すようにA,B,Cの位置に設けることにより、下側に塵や埃が溜まりやすいDの位置に較べて、イオン発生を適切に行うことができる。更に、イオン発生装置10を給気口20の通路部に設けたが、給気口20に設けられたグリル部20Aに設けても良い。グリル部20Aに設ける場合には、室内に近いため、より効果的である。
図4(a)は、第1種換気を行う場合に、複数の部屋或いは通路に外気を送る換気システムを示す。換気装置1のダクトジョイント8には、接続配管となるダクト30が接続されており、ダクト30は途中で分岐して部屋A,B及び通路、居間その他の部屋に延びている。部屋A,B及び通路、居間その他の部屋の天井には、給気口20が設けられており、それぞれの給気口20にはダクト30の端末部が接続されている。また、通路などの天井には、室内空気吸入口(環気口)RAが設けられており、それぞれの室内空気吸入口(環気口)RAにはダクト31が接続されている。ダクト31は換気装置1のダクトジョイント12に接続されている。図4(b)は部屋の平面形状において給気口20からアンダーカット部Pに空気が流れる状態を状態を示す。
外気導入風路AR1より供給された空気は、換気装置1の本体に設けられたシロッコファン5Aによって給気口20から室内に供給され、出入り口のドア部に設けられたガラリ(アンダーカット部P)を通って、通路などの天井面に設けられた室内空気吸込口(環気口)RAに吸い込まれ、装置本体を通って建物外に排出される。
尚、イオン発生装置10が設けられた給気口20は、室内又は建物の外周部位に設けられている。好ましくはガラリ(アンダーカット部P)が設けられた出入り口A(図4(b)参照)と対角線上となる部位付近Bである。この部位Bに設けることにより、給気口20より供給された空気がドア下面のアンダーカット部Pを通って室内空気吸込口(環気口)に導かれる時に、給気口とアンダーカット部Pを設けたドアとが離れているため、室内の空気を隅々まで換気することが出来る。
図4(c)は、給気装置(パイプファン)34を用いた第1種換気システムを示すものである。イオン発生装置10から発生したイオンは、給気装置34から室内に供給され、アンダーカット部P(ガラリ)を通して各吸入口37,排気口38に集められて排出される。
部屋A,B及び通路、居間その他の部屋は、換気装置1の給気・排気により第1種換気が行われるようになっており、24時間換気が可能とされている。
図5は、第2種換気を行う換気システムを示す。この第2種換気の換気システムは、外気を建物内部に導入する給気装置33(一例として所謂パイプファン)が建物の壁に設けられている。給気装置33のファン34は開口部35から外気を取り込んで部屋に供給するようになっている。各部屋には戸の下のガラリを介して外気が供給されるようになっている。各部屋に供給された空気は、戸の隙間や排気口38などから自然排気される。給気装置33は図示しないスイッチによって給電されて回転する。各部屋の給気口20のイオン発生装置10はスイッチと接続されており、プラズマ放電して各部屋の空気中に浮遊する浮遊細菌を殺菌する。
図6は、第3種換気の換気システムを示す。この第3種換気の換気システムは、自然給気を行いつつ強制排気をするものであり、建物の外側の外気を取り入れる給気口20が複数の部屋に設けられている。符号36は浴室換気装置であり、符号37は浴室換気装置の吸引口である。浴室換気装置36は吸込口36RAと他の室内の空気を吸引するための図示しない開口部を備えており、この開口部はダクト36Bを介して脱衣場R3天井部の吸引口37に接続されている。吸引口37及び浴室R4から吸い込んだ空気は建物外部に通じるダクト36Aを介して建物外部に排気される。吸引口37にはアンダーカット部Pや戸の隙間或いはガラリ等の開口部Pを介して空気が吸引されると、室内R1の給気口20から室内R1に外気が導入され、換気が行われる。室内R1の給気口20にはイオン発生装置10が設けられ、導入される空気に正負イオンを含ませて、室内R1に放出され、室内R1に浮遊する浮遊細菌を殺菌する。室内R1で殺菌された空気は、室内R2及び脱衣場R3に送られる。
建物の天井部等には排気用の換気装置40(中間ダクトファン)が設けられている。換気装置40の一方の排気用の開口部には建物の外部に臨んで外気と通ずるダクト40Aが接続されており、換気装置40からダクト40Aを介して室内の空気を建物外部に排気できるようになっている。また、換気装置40の他方の吸引用の開口部にはダクト42A、42Bが接続されている。各部屋の天井部に排気用の開口部が形成され、この開口部に排気口41が設けられると共に、排気口にダクト42の分岐管42A、42Bが接続されている。尚、自然給気口に代えて給気ファンを用いて第1種換気システムとしても良い。
換気装置40のファンモーターは制御装置16から給電されて回転する。制御装置16は24時間換気が出来るようにファンモータと商用電源とを接続する。各部屋の給気口20のイオン発生装置10は制御装置16と接続されており、制御装置16により、24時間換気を行う際に、プラズマ放電して浮遊細菌を殺菌する。
制御装置16はマイコン及び周辺回路からなり、スイッチSw1の制御により換気装置1のモーター6の回転を制御する。制御装置16は、モーター6を回転させているときに、スイッチSw2(図示せず)をオンさせてイオン発生装置10を放電させる。制御装置16は、制御装置16からの制御信号によりスイッチSw1,2をオンオフして、モーター6及び高圧パルス駆動回路106に給電したり、給電を停止する。なお、イオン発生装置10によるプラズマ放電はモーター6の回転を停止してから所定時間継続しても良い。
印加電極に交流高電圧を印加すると発生するイオンの濃度を測定した。印加する交流電圧は、一例として周波数20kHz、印加電圧6.6kV(0vから正又は負のピーク電圧)にしている。イオン濃度の測定装置には空気イオンカウンタを用い、イオン発生装置10の放電面10Aから25cmの位置で移動度1cm/Vsec以上のイオンについて検出した。その結果約200,000個/cmの正イオンと負イオンが同時に測定された。
図7(a)(b)は、イオン発生装置10におけるイオン発生素子101の模式的な透視斜視図である。箱型の本体102の上面には矩形の開口部が形成され、この開口部に平板状の誘電体103が設けられている。この誘電体103の上面は本体102の上面と一致している。本体102の内部下方には、高圧パルス駆動回路106が収容されている。誘電体103の上面と下面には、板状の内部電極104と網状の外部電極105が対向配置されている。外部電極105は本体2の上面から外部に露出している。これらの内部電極104と外部電極105には、リード線107を介して高圧パルス駆動回路106が接続されている。高圧パルス駆動回路106を駆動すると、内部電極104と外部電極105の間に正電圧と負電圧からなる高圧パルス電圧が印加され、プラズマ放電が起こる。これによって外部電極105の周辺空気がイオン化され、ほぼ同数の正イオンと負イオンが発生する。
なお、上記電極間に交流高電圧を印加することにより、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)とO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)を主体としたイオンを生成し、これらをファン等により空間に放出させる。これらH+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるH22または・OHを生成する。H22または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り囲んで不活化することができる。ここで、・OHは活性種の1種であり、ラジカルのOHを示している。
正負のイオンは浮遊細菌の細胞表面で式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。ここで、式(1)〜式(3)において、m、m’、n、n’は任意の自然数である。これにより、活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊される。従って、効率的に空気中の浮遊細菌を不活化、除去することができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m'+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n'
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m'+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n'
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
以上のメカニズムによる上記正負イオンの放出により、浮遊菌等の殺菌効果を得ることができる。尚、これを模式的に記載したものが図8,図9である。
また、上記式(1)〜式(1)は、空気中の有害物質表面でも同様の作用を生じさせることができるため、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)が、有害物質を酸化若しくは分解して、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質を、二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換することにより、実質的に無害化することが可能である。
したがって、送風ファンを駆動することにより、イオン発生素子101によって発生させた正イオンおよび負イオンを本体外に送り出することができる。そして、これらの正イオンおよび負イオンの作用により空気中のカビや菌を殺菌し、その増殖を抑制することができる。
イオン発生装置10は換気装置1のシロッコファン5A,5Bを作動させて24時間換気をしているときにイオンを発生させる機能を有するので、一日中浮遊細菌が殺菌された空気が各部屋に供給される。
また、風路に臨む部位にイオン発生装置10が配置されているので、室内への空気の供給を邪魔することなく、室内にイオンを含んだ空気を適正風量供給できる。なお、給気口に所定の条件に基づいて負イオン又は正負イオンの発生と停止を制御する制御手段を備えた場合に、人体検知センサ等のセンサ類を設け、このセンサの検知結果により、負イオン又は正負イオンを切り換えても良い。
これによれば、人が室内にいる場合に負イオンを発生させ、効能があるといわれている負イオン効果を得るようにし、退室時に正負イオンを発生させ、浮遊菌の殺菌処理を行うことが出来る。又、その逆でも良い。又、タイマーを設け、所定時間で負イオンと正負イオンを切り換えるようにしても良い。更に、毎日決まっている時間になると、正負イオンを発生させて、浮遊菌の殺菌処理を行うようにしても良い。
給気用のファンがあるものはそのファン作動に伴って発生させるようにすることにより、必要時のみイオン発生を行えるので、消費電力の抑制につながる。尚、所定条件とは先に示したものに限られるものではなく、種々多様に定めることが出来る。
尚、前述した図4,図5,図6の換気システムについて給気装置と排気装置は作動時に前述のエアサイクルの流れが出来ていれば良く、電気的に連動していなくても良い。これらの住宅全体として必要換気量(住宅全体の0.5回/時間)を満たす換気システムを建物内に用いて常時作動させることにより、室内の適切な換気を行えると共に給気される空気が殺菌処理されているため、より快適な生活空間を得ることが出来る。
尚、この実施の形態では空調装置として換気装置1について説明したが、これに限らないのは勿論である。
本発明の実施の形態にかかる給気口を示す平面図。 (a)は図1の給気口の断面図、(b)はイオン発生装置取り付け部分の断面図、(c)はL字管の側壁に取り付けるイオン発生装置の位置を示す説明図。 (a)は全隠蔽型の換気装置の構成を示す図、(b)は半隠蔽型の換気装置の部分断面図。 (a)は第1種換気の換気システムを示す図、(b)は部屋Aに空気の流れを平面的に表した説明図。(c)は他の第1種換気の換気システムの説明図。 第2種換気の換気システムを示す図。 第3種換気の換気システムを示す図。 (a)はイオン発生素子の模式的な透視斜視図、(b)はイオン発生素子の模式的な断面構成図。 プラズマ放電によって発生する正イオン及び負イオンの組成図。 プラズマ放電によって発生する正イオン及び負イオンの組成図。
符号の説明
1 換気装置
2 本体ケース
3 熱交換素子
10 イオン発生装置
10A 放電面
20 給気口
20A グリル部
101 イオン発生素子
102 本体
103 誘電体
104 内部電極
105 外部電極
106 高圧パルス駆動回路
Sw1 リレースイッチ
Sw2 リレースイッチ

Claims (3)

  1. 室内の壁に設けられ、外気を室内に供給可能なグリルと、このグリルに連通し且つ前記室内の壁に配設された給気口とを有する建物の給気口構造であって、
    前記給気口内に、外気を室内に吹き出させるようにした24時間換気が可能なファンと、プラズマ放電により正イオンおよび負イオンを発生させるイオン発生器を設け、
    前記イオン発生器は、前記ファンの回転軌跡の外周近傍となる前記給気口の内周壁に配置し、
    前記イオン発生器が発生した正イオンおよび負イオンは、前記ファンによって室内に24時間供給されるようにしたことを特徴とする建物の給気口構造。
  2. 請求項1に記載の給気口構造を備え、この給気口構造の給気口から前記グリルを介して室内へ給気された空気を建物外へ排気させる排気手段を設けたことを特徴とする建物の換気システム。
  3. 前記給気口から室内へ給気された空気をドアのアンダーカットまたはガラリなどの開口部を介して、前記排気手段によって、建物外へ排気させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の建物の換気システム。
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