JP4073824B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気を送る際に送風される空気の殺菌処理を行うことが可能なイオン発生素子を用いた送風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高気密化と新築住宅や新規家具等においては、カーペット、フローリング、クロス等の建材から人体にとって好ましくないホルムアルデヒドや揮発性有機化合物等の有害物質が空気中に発散するので、この濃度を低く抑えるために計画的な換気が必要とされている。
【0003】
そこで、従来から、建物外部の空気を室内に取り入れると共に室内の空気を建物の外側に排出する機能を有する換気装置としては、外気を取り込んで室内に給気する。
【0004】
しかし、外気の浄化処理はフィルターに導入空気を通過させたり、導入空気の通り道に静電吸着装置を設けて、塵埃等を吸着するのみであり、カビやウィルス等の除去が出来ないという問題があった。
【0005】
このような問題に対処するものとして特許文献1のセントラル換気ユニットが公開されている。
【0006】
このセントラル換気ユニットは、室内空気を循環させることなく全館換気を行うことによって空気浄化と殺菌及び消臭効果が得られるとともに、コンパクト化とメンテナンスの容易化を図ることを目的とする。
【0007】
このセントラル換気ユニットは、本体ケースに開口する外気取入口から導入された外気を浄化してこれを室内に供給するセントラル換気ユニットにおいて、光触媒及びオゾンとマイナスイオンを同時発生するオゾン発生器を備える空気清浄器を前記本体ケースに設置するものである。
【0008】
このセントラル換気ユニットによれば、光触媒及びオゾン発生器を備える空気清浄器をセントラル換気ユニットの本体ケースに設置したため、室内空気を循環させることなく全館換気を行うことによって光触媒による導入外気の浄化に加え、オゾン発生器によって発生するオゾンによる殺菌と消臭及び人体に有益なマイナスイオンによる居住者の健康維持を図ることができるとされている。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−97452号公報([0006]〜[0017]、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オゾン、光触媒による殺菌は、通過する空気の除菌はできるが室内に浮遊する浮遊細菌を殺菌することはできない。また、オゾンは人体に有害であり、室内にオゾンを含んだ空気を放出することはできない。
【0011】
また、セントラル換気ユニットにおいて、ダクトを経由して複数の部屋に外気を供給する場合、発生したイオンはダクトの中を通過する途中で消滅してしまうので、殺菌効果は十分でないと考えられる。
【0012】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、内部のカビの発生を防止し、一般生菌や真菌を含めた浮遊細菌を殺菌可能なイオン発生素子を用いた送風装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願請求項1の送風装置は室内側に室内の空気を導入する為の導入開口部を有した本体ケースと、前記導入開口部から前記室内の空気を前記本体ケース内へ吸い込むファンとを備え、前記本体ケースには、この吸い込まれた室内の空気を前記室内へ環流させる環流風路が形成された送風装置であって、
前記本体ケースは、前記導入開口部を介して前記室内の空気を吸い込むための吸込開口部と吸い込まれた空気を排出するための排気開口部とを有するとともに前記環流風路の一部を形成するファンケース部を備え、
イオン発生可能な放電面を有するイオン発生装置を前記本体ケースのファンケース部に取り付け、
前記ファンケース部内の前記環流風路に前記イオン発生装置の放電面を臨ませ、
前記ファンは、前記ファンケース部内に設けられるとともにこのファンケース部の吸込開口部から空気を吸い込ませてこの空気を前記排気開口部から排出させ、
前記環流風路の空気の流れ方向に対して、前記放電面の傾斜角の頂点が上流側に位置するように傾斜させたことを特徴とする。
【0014】
本願の請求項2の送風装置は、請求項1の送風装置において、前記イオン発生装置を前記空気の流速が早くなる前記ファンケース部の外周側に配置したことを特徴とする。
【0015】
本願の請求項3の送風装置は、請求項1または請求項2の送風装置において、前記室内の空気の入出用開口部を有したフロントパネルを備え、
前記フロントパネルを前記イオン発生装置と前記導入開口部とを覆うように着脱可能に設け、
前記フロントパネルの入出用開口部を介して前記室内の空気が前記導入開口部に導入され、
前記環流風路からの空気が前記フロントパネルを介して室内へ環流されることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
[イオン発生装置の取付構造]
以下、本発明の一実施の形態を図面を参考にしつつ説明する。図1(a)はイオン発生素子1の取付状態を示す。イオン発生素子1の放電面2は、空気の流路Pに対して上流側が設置板3に近く、下流側が設置板3から遠ざかるように設置されており、空気の流路Pに対する傾斜角θの頂点Aが上流側に位置するように、放電面2を傾けて設置されている。設置板3にはイオン発生素子1の取付開口部4が形成され、取付開口部4に取付部材5がネジ止めされている。
【0021】
傾斜角θは、空気の流路Pに対して25°以下の範囲(好ましくは5°乃至20°であって図1においては15°)とされている。放電面2は、空気の流路Pに対して相対的に傾斜しているものであれば良く、放電面2に対してガイドとしてのフィンや整流板を設けても良い。
【0022】
このようなイオン発生素子1の放電面2を空気の流路Pに対して相対的に傾斜させると、放電面2に接触して流れる空気が、放電面2で発生したイオンを払拭して運び去ることとなり、空気の流路に対して平行に放電面2を向けた場合に較べて、空気中におけるイオン発生量が増加し、殺菌効果が向上する。傾斜角度が25°より大きくなると流路抵抗が増大してイオンの発生量が低下する。傾斜角度が25°以下の範囲内にあるときに、放電面から得られるイオンの量が増大する効果が得られる。
【0023】
図1(b)は、ファン(シロッコファン)から送風される空気の流路に対する放電面2の傾斜角を15°とし、ファンに対してイオン計測装置の高さ(放電面2から上方に離間する距離)を異ならせた場合のプラスイオン及びマイナスイオンの発生量を示したものである。
【0024】
また、図1(c)は、ファンから送風される空気の流路に対する放電面2の傾斜角を0°とし、ファンに対してイオン発生素子の高さ(放電面2から上方に離間する距離)を異ならせた場合のプラスイオン及びマイナスイオンの発生量を示したものである。図1(b)(c)によれば、傾斜角を15°とした場合、傾斜角0°の場合よりもプラスイオン及びマイナスイオンの発生量が共に増大している。
【0025】
放電面2からの離間距離を例えば50mm離した場合には、プラスイオン及びマイナスイオンが70000個/cc(傾斜角15°):20000個/cc(傾斜角0°)、60mm離した場合、プラスイオンの発生量は20000個/cc(傾斜角15°):7000個/cc(傾斜角0°)、マイナスイオンの発生量は20000個/cc(傾斜角15°):8000個/cc(傾斜角0°)である。
【0026】
更に、放電面2からの離間距離を例えば70mm離した場合には、傾斜角0°の方では、プラスイオン及びマイナスイオンが0個となるが、傾斜角15°では離間距離を80mmにしても、プラスイオンの発生量は10000個/cc、マイナスイオンの発生量は10000個/cc発生し、離間距離が100mmとなったときに初めてプラスイオン及びマイナスイオンの発生量が共に0となる。
【0027】
尚、上記のイオン発生量の計測は、ファンから30cm離したところにイオン計測装置を設置して測定したものである。
【0028】
このように、放電面2を水平とするよりも傾斜角を設けることにより、プラスイオン及びマイナスイオンの発生量が増大し、殺菌効果が向上することが判明する。
【0029】
図2、図3は放電面2の傾斜角θに対するイオン発生量の比率を示すグラフである。浴室換気乾燥機の実験データに基づいて説明すると、イオン発生量の基準値1は、ノーマル送風時であって傾斜角θが0°であり、乾燥モードにおいて送風するときに発生したイオン発生量を1とし、傾斜角度の違い或いは乾燥送風時、涼風送風時の違いにおけるイオン発生量を比率として表したものである。
【0030】
乾燥モード時の曲線は、図8の換気装置20(浴室換気乾燥機)により浴室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気の一部を排出しつつ、ヒータ36を通電して浴室内に送風したときの曲線である。涼風モードの曲線は換気装置20のヒータ36の通電を停止して、浴室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気の一部を排出しつつ、吸い込んだ空気を浴室内に送風したときの曲線である。涼風(弱)モードの曲線は換気装置20のヒータ36の通電を停止し、更に、シロッコファン27の回転速度を落としたときの曲線である。ノーマル送風時はシロッコファン27の送風に対して流速を早める措置を採らないで通常の送風状態で送風したときを示す。吹出絞り送風時はシロッコファン27の送風に対してイオンの発散を防ぐための措置を採って送風したときを示す。イオンの発生量は環流風路35及びフロントパネル29の直下で測定している。
【0031】
例えば、ノーマル送風時であって、傾斜角θ=0°、乾燥モードの時のイオン発生量を50000/ccとしたとき、比較対象のイオン発生量が1.2α/ccであると、イオン発生比率は1.2となる。
【0032】
このような、実験結果によれば、傾斜角θが25°以下の範囲においてイオン発生量が変化するが、涼風モード、涼風(弱)モード、乾燥モードの違いによって同じ傾斜角度でもイオン発生量が異なることが判る。従って、傾斜角θが25°以下の範囲では、イオン発生量に変化があり、好ましくは傾斜角θが5°〜20°の範囲においてイオン発生量が基準値より増大する傾向が顕著である。この傾向は、送風時の空気吹き出し量を絞った場合においても見受けられる。
【0033】
図4(a)及び図5は、イオン発生素子1の模式的な透視斜視図である。箱型の本体6の上面には矩形の開口部が形成され、この開口部に平板状の誘電体7が設けられている。この誘電体7の上面は放電面2であり、本体6の上面と一致している。本体6の内部下方には、高圧パルス駆動回路8が収容されている。
【0034】
図4(b)はイオン発生装置9の斜視図を示す。本体6の上部にはイオン発生素子1を配設する凹部6Aが形成され、凹部6Aの角部に突起6Bが形成されている。突起6Bは放電面2に物体等が接触することを防止している。凹部6Aの隣には窓部6Cが設けられ、本体6の側面に交流を入力する一対の端子9Aが設けられている。本体6の内部にはイオン発生素子1のリード線11と端子9Aに接続される昇圧コイル及び高圧パルス駆動回路8が配設されている。
【0035】
イオン発生装置9は、イオン発生素子1と本体6と昇圧コイルと高圧パルス駆動回路8とで構成される。誘電体7の上面と下面には、板状の内部電極10Bと網状の外部電極10Aが対向配置されている。外部電極10Aは本体2の上面から外部に露出している。これらの内部電極10Bと外部電極10Aには、リード線11を介して高圧パルス駆動回路8が接続されている。昇圧コイルは空調機器のオンオフスイッチと連動するスイッチ回路を介して商用電源に接続されており、空調機器のオンによって端子9Aから交流電流が通電される。交流電流は昇圧コイルで高圧に変換されて高圧パルス駆動回路8を駆動する。高圧パルス駆動回路8が駆動すると、内部電極10Bと外部電極10Aの間に正電圧と負電圧からなる高圧パルス電圧が印加され、プラズマ放電が起こる。これによって外部電極10Aの周辺空気がイオン化され、ほぼ同数の正イオンと負イオンが発生する。
【0036】
印加電極に交流高電圧を印加すると発生するイオンの濃度を測定した。印加する交流電圧は、一例として周波数20kHz、印加電圧6.6kV(0vから正又は負のピーク電圧)にしている。イオン濃度の測定装置には空気イオンカウンタを用い、イオン発生装置9の放電面2から25cmの位置で移動度1cm/Vsec以上の小イオンについて検出した。その結果約200,000個/cmの正イオンと負イオンが同時に測定された。
【0037】
図6,図7はイオン発生素子1で発生した正イオン及び負イオンの模式図を示す。上述したように、内部電極10Bと外部電極10Aの間に交流高電圧を印加すると、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)とO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)を主体としたイオンを生成し、これらをファン等により空間に放出させる。
【0038】
これらH+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは、図7に示すように、浮遊細菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるH22または・OHを生成する。H22または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り囲んで不活化することができる。ここで、・OHは活性種の1種であり、ラジカルのOHを示している。
【0039】
正負のイオンは浮遊細菌の細胞表面で式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。ここで、式(1)〜式(3)において、m、m’、n、n’は任意の自然数である。これにより、活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊される。従って、効率的に空気中の浮遊細菌を不活化、除去することができる。
【0040】
Figure 0004073824
以上のメカニズムによる上記正負イオンの放出により、浮遊細菌等の殺菌効果を得ることができる。尚、これを模式的に記載したものが図6,図7である。
【0041】
また、上記式(1)〜式(3)は、空気中の有害物質表面でも同様の作用を生じさせることができるため、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)が、有害物質を酸化若しくは分解して、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質を、二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換することにより、実質的に無害化することが可能である。
【0042】
したがって、送風ファンを駆動することにより、イオン発生素子1によって発生させた正イオンおよび負イオンを本体外に送り出することができる。そして、これらの正イオンおよび負イオンの作用により空気中のカビや菌を殺菌し、その増殖を抑制することができる。
[空調装置への適用及び送風構造]
次に、上述のイオン発生装置9を傾斜させて設置した空調装置及び送風構造を説明する。この空調装置は、換気、給気、涼風、暖房等の何れかの空調機能を有するものであり、天井設置型の室内換気装置、換気、給気、涼風、暖房の少なくとも何れかの機能を有する浴室換気装置、暖房装置の何れでも良い。
[空調装置の1:浴室換気装置]
図8は、上述のイオン発生素子1を空調装置としての浴室換気装置20に設置した状態を示す。図9は図8の浴室換気装置20の平面図、図10は図8の浴室換気装置20の浴室側から見た底面図である。
【0043】
浴室換気装置20は、浴室天井21の取付開口部22内に配設され、浴室換気装置20の周囲に矩形の枠体23Aが取り付けられており、この枠体23Aが浴室天井21の上の天井壁24に取り付けられたアンカーボルト25に支持されている。
【0044】
浴室換気装置20の浴室内側には浴室の空気を浴室換気装置20内部に取り込む導入開口部26が形成されており、この導入開口部26の中にシロッコファン27を内蔵するためのファンケース28が設置されている。
【0045】
導入開口部26は空気の入出用開口部を備えた図示しない化粧用のフロントパネル29によりカバーされる。ファンケース28には空気を導入する吸引開口部30と空気を排出する排気開口部31とが形成されており、シロッコファン27は吸引開口部30から空気を吸い込んで排気開口部31から空気を排気できるようになっている。
【0046】
シロッコファン27には、浴室換気装置20の状部に設けられたモーターM1のシャフトSが通されており、シャフトSの先端部はナットにより固定されている。モーターM1は、図示しない制御装置の駆動電流によりシロッコファン27を回転させることにより、導入開口部26及び吸引開口部30から空気を吸い込んで排気開口部31から排気する。
【0047】
ファンケース28の排気開口部31の近傍には、前述のイオン発生装置9が組み込まれている。また、イオン発生装置9は、シロッコファン27から送り出される空気の流速が早くなるファンケース28の外周側壁部側に配置されている。イオン発生装置9はファンケース28の平面部28Aに設置されている。この平面部28Aは設置面3に相当する。
【0048】
イオン発生装置9の放電面2は、上述のようにシロッコファン27の空気の流路Apに対して傾斜しており、放電面2の上流側が低く、放電面2の下流側が高くなるように設置されている。
【0049】
尚、イオン発生装置9は、ファンケース28の略円周形状の湾曲した側壁部28Bに設けても良い。イオン発生装置9の設置する向きは、空気の流路とイオン発生装置9の長手方向とを平行に揃えているが、空気の流路に対してイオン発生装置9の長手方向を直角に向けて、放電面2からイオンを払拭する量を多くしてもよい。
【0050】
浴室換気装置20においてファンケース28の排気開口部31の下流側には、吸い込んだ空気をダクト32を介して建物外部に排出するための排気風路33と、吸い込んだ空気をダンパー34により方向を変えて、浴室内に戻す環流風路35とが設けられている。環流風路35と排気風路33との分岐部にダンパー34が設けられている。
【0051】
ダンパー34は、浴室換気装置20の状部に設けられたモーターM2と、モーターM2の動力を揺動運動に変換するギア機構Gb及びダンパー34の回転軸に設けた図示しないリンク機構により、上下に揺動可能とされ、モーターM2が回転した回転数により所定の角度で停止するように制御される。
【0052】
環流風路35には、ヒータ36が設けられており、浴室に環流する空気をヒータ36で暖めることが出来るようになっている。
【0053】
浴室換気装置20の排気風路33の排気口37の周縁部には、ダクトジョイント38が取り付けられる。ダクトジョイント38は、排気口37と同形同大の筒体形状を有しており、ダクト32はダクトジョイント38の外周部に装着され、図示しないアルミニウム粘着テープによりダクトジョイント38の外周部に固定される。
【0054】
このように浴室換気乾燥装置を上記構成とすることにより、特に湿度が高くカビが発生しやすい浴室内において、イオン発生量を増大させ、浴室内に浮遊する細菌を殺菌でき、カビ発生の抑制効果を得ることが出来る。
[空調装置の2:室内換気装置]
図11は、本発明の実施の形態にかかる空調装置としての室内換気装置を示す。
【0055】
この室内換気装置(以下、換気装置という)40は、室内の天井板の上部に取り付けられる全隠蔽型のものであるが、図12、図13に示すように天井部の開口部から吸込口60が臨む天井カセット型(半隠蔽型)のものでも良い。図12、図13の半隠蔽型の換気装置のその他の構成は図11の天井埋込型(全隠蔽型)の構成と同じであるのでその説明を用いる。
【0056】
換気装置40においては、通路部等の建物内天井上部に配設される本体ケース41に、建物外部の空気(外気)を取り入れて室内に供給するための外気導入風路AR1と、室内空気を取り入れて建物外部に排気するための排気風路AR2とが形成されている。
【0057】
また、外気導入風路AR1と排気風路AR2とを交差させた交差部分には、建物外部の空気を通過させる外気用通路と室内空気を通過させる排気用通路とで熱交換を行う熱交換素子42(熱交換エレメント)が、設けられている。熱交換素子42を格納する部位は空間A,B,C,Dと区切られているが、空間A,Bは熱交換素子42の外気を通す通路を介して接続されている。空間C,Dは熱交換素子42の室内空気を通す通路を介して接続されている。
【0058】
本体ケース41の外気導入風路AR1にはファンケース43が設けられており、ファンケース43の内部にシロッコファン44が配設されている。シロッコファン44はモーター45の回転軸に取り付けられている。モーター45は外気導入風路AR1と排気風路AR2の仕切壁46に取り付けられており、モーター45の回転軸は仕切壁46の両側に突出している。
【0059】
本体ケース41の外気導入風路AR1側の入り口にはダクトジョイント47が設けられている。ダクトジョイント47は図示しないダクトを介して戸外に臨む建物壁部Wの外部に臨んでおり、建物壁部Wの外部の外気を導入可能とされている。本体ケース41の外気導入風路AR1の熱交換素子42の下流側には、導入した外気の排気口が形成されており、この排気口の縁部にダクトジョイント48が設けられている。
【0060】
ダクトジョイント48には外気を供給する部屋に通じるダクト49が接続されている。ダクトジョイント47から導入された外気はダクトジョイント48に接続されたダクト49を介して各部屋の給気口50(給気管)より供給される(図16(a)参照)。なお、熱交換素子42の外気を通過させる通路の上流側にはフィルター51が装備されている。
【0061】
排気風路AR2には、ファンケース52が設けられており、ファンケース52の内部にシロッコファン53が配設されている。シロッコファン53はモーター45の回転軸に取り付けられている。
【0062】
本体ケース41の排気風路AR2の入り口にはダクトジョイント54が設けられている。ダクトジョイント54にはダクト55が接続されており、室内空気吸込口RAよりダクト55を介して換気装置40内部に室内空気を吸い込むようになっている。排気風路AR2の熱交換素子42の下流側には、室内の空気の出口が形成されており、この出口にダクトジョイント56が設けられている。ダクトジョイント56はダクト57を介して建物の外部に臨んでいる。熱交換素子42の室内空気を通す通路の上流側にはフィルター58が装備されている。
【0063】
モーター45は、リレースイッチSW1を介して商用電源ACに接続されている。リレースイッチSW1は制御装置59によりオンオフされて、モーター45に給電したり、給電を遮断する。
【0064】
換気装置40の内部であって外気導入風路AR1には、イオン発生装置9が設けられている。このイオン発生装置9の設置位置は、熱交換素子42の上流側の位置若しくは下流側の位置とすることができる。これらのイオン発生装置9の放電面2は、上流側が設置壁面に近く下流側が設置壁面から遠くなるように、空気の流路に対して傾斜している。
【0065】
フィルター51の近傍の上流側にイオン発生装置9Aを設けた場合には、フィルター51に付着した細菌・カビ等を抑制できると共に、塵や埃等をフィルター51で除去することにより、清浄空気を室内に供給できる。
【0066】
換気装置40の本体給気口48A近傍にイオン発生装置9Bを設けた場合には、換気装置40内のカビ等の浮遊細菌を殺菌してダクト49を介して清浄空気を室内に供給できる。
【0067】
更に、換気装置40の外気導入口付近にイオン発生装置9Cを設けたり、外気挿入口近傍のダクトジョイント47にイオン発生装置9Dを設ける場合には、殺菌した空気を装置内に取り入れることが出来ると共に、シロッコファン44などの装置内の殺菌処理も行える。
【0068】
また、建物壁部Wの外気導入口又はその付近(近傍)にイオン発生装置9Eを設けると、外気を殺菌(浮遊細菌の殺菌)して建物内(ダクト及び装置内)に導入できる。
[給気口構造]
図14は給気口構造の構成を示している。給気部としての給気管50は換気装置40で導入した外気を室内に給気するための室内の給気用の開口部に装着される。給気管50は壁面61の取付穴62に装着される鍔部63と、鍔部63の奥に装着されるL字管64とを備える。L字管64の周壁部にはイオン発生装置9が取り付けられている。このイオン発生装置9は、図示しない電線により、商用電源AC(図11参照)に接続される。L字管64にはイオン発生装置9の取り付け穴が開口されており、この取り付け穴にイオン発生装置9が取り付けられる。図15(b)に示すように、イオン発生装置9の放電面2はL字管64の内壁面に臨んで露出している。給気管50は室内に供給する空気を、室内に送風する直前に殺菌処理するので、室内に常に殺菌された空気が供給される。これにより、室内の浮遊細菌も殺菌される。このイオン発生装置9はL字管64の開口縁部内面に設けて良く、延長部分65に設けても良い。尚、66は給気管50の外側に設けられて外気を通すグリル部である。
【0069】
イオン発生装置9の配置は図15(c)に示すようにA,B,Cの位置に設けることにより、塵や埃が溜まりやすい下側の位置に較べて、イオン発生を適切に行うことができる。更に、イオン発生装置9を給気管50の通路部に設けたが、給気管50に設けられたグリル部66に設けても良い。グリル部66に設ける場合には、室内に近いため、より効果的である。
[換気システム]
図16(a)は、第1種換気を行う場合に、複数の部屋或いは通路に外気を送る換気システムを示す。換気装置40のダクトジョイント48には、接続配管となるダクト49が接続されており、ダクト49は途中で分岐して部屋A,B及び通路、居間その他の部屋に延びている。部屋A,B及び通路、居間その他の部屋の天井には、給気管50が設けられており、それぞれの給気管50にはダクト49の端末部が接続されている。また、通路などの天井には、室内空気吸入口(環気口)RAが設けられており、室内空気吸入口(環気口)RAにはダクト55が接続されている。ダクト55は換気装置40のダクトジョイント54に接続されている。図16(b)は部屋の平面形状において給気管50からアンダーカット部Pに空気が流れる状態を状態を示す。
【0070】
外気導入風路AR1のダクトジョイント47から供給された空気は、換気装置40の本体に設けられたシロッコファン53によって給気管50から室内に供給され、出入り口のドア部に設けられたガラリ(アンダーカット部P)を通って、通路などの天井面に設けられた室内空気吸込口(環気口)RAに吸い込まれ、換気装置40を通って建物外に排出される。
【0071】
尚、イオン発生装置9Fが設けられた給気管50は、図16(b)に示すように、室内又は建物の隅角部C1に設けられ、ガラリ(アンダーカット部P)が設けられた出入り口C2(図16(b)参照)と対角線上に位置している。空気を供給する給気口と空気が流出するアンダーカット部Pとが三次元空間の対角線上に位置し、しかも給気口とアンダーカット部Pを設けたドアとが離れていることにより、給気管50より供給された空気がドア下面のアンダーカット部Pを通って室内空気吸込口(環気口)に導かれる時に、室内の広い範囲の空気が換気されることとなる。
【0072】
図17は、二階部分に設置した第1種換気を行う換気システムを示す。この第1種換気の換気システムでは、二階の部屋R1の壁に外気を建物内部に導入する給気装置70(一例として所謂パイプファン)が換気装置として設けられている。図19に給気装置70の構成を示す。給気装置70は、建物の壁部に装着される筐体内部にモーター及びファン71を備えており、建物の外側に臨む吸込口の開口部72から外気を取り入れ、排気口から室内に外気を給気する。排気口内壁にはイオン発生素子9が取り付けられ、放電面2が傾斜している。
【0073】
給気装置70のファン71は開口部72から外気を取り込んでグリル74から部屋R1、R2、R3に供給するようになっている。各部屋には戸の下のガラリPを介して外気が供給されるようになっている。部屋R1、R2、R3に供給された空気は、戸の隙間やグリル74を介して排気ファンを備えた排気口73などから排気される。尚、排気口73をファンを持たないものとし、自然排気による第2種換気としても良い。
【0074】
給気装置70は図示しないスイッチによって給電されて回転する。二階の部屋の給気装置70の外気導入口に設けられたイオン発生装置9は、給気装置70のスイッチと接続されており、給気装置70のONにより通電されてプラズマ放電し、各部屋の空気中に浮遊する浮遊細菌を殺菌する。
【0075】
図17の建物の階下部は第1種換気の換気システムとされ、浴室R4の天井の開口部80に設置された浴室換気装置81にはダクト82が接続され、ダクト82は脱衣場R5の天井の吸気グリル83に接続されている。浴室換気装置81のファンを回転させると、浴室R4及び/又は脱衣場R5から空気を吸引して排気可能になっている。
【0076】
図18は、第3種換気の換気システムを示す。この第3種換気の換気システムは、自然給気を行いつつ強制排気をするものであり、建物の外側の外気を取り入れる給気口90が複数の部屋に設けられている。符号91は浴室R9に設けられる浴室換気装置であり、符号92は浴室換気装置91の吸引口である。浴室換気装置91は、浴室R9から空気を導入する吸込口92と、脱衣場R8の空気を吸引するための図示しない開口部を備えており、この開口部はダクト93Aを介して脱衣場R8の天井部の吸引口94に接続されている。
【0077】
吸引口94及び浴室R9の吸込口92から吸い込んだ空気は建物外部に通じるダクト93Bを介して建物外部に排気される。吸引口94にはアンダーカット部Pや戸の隙間或いはガラリ等の開口部を介して空気が吸引されると、浴室R9から離れた部屋R6の給気口90から外気が導入され、アンダーカット部P等の隙間を通って部屋R6,R7の換気が行われる。部屋R6の給気口90にはイオン発生装置9が設けられ、導入される空気に正負イオンを含ませて、部屋R6内に放出され、部屋R6内に浮遊する浮遊細菌を殺菌する。部屋R6で殺菌された空気は、部屋R7、脱衣場R8、浴室R9に送られ、各部屋の空気中の浮遊細菌を殺菌処理する。
【0078】
建物の二階の部屋には排気用の換気装置100(中間ダクトファン)が設けられている。換気装置100の一方の排気用の開口部には建物の外部に臨んで外気と通ずるダクト101Aが接続されており、換気装置100からダクト101Aを介して室内の空気を建物外部に排気できるようになっている。また、換気装置100の他方の吸引用の開口部にはダクト101B、101Cが接続されている。各部屋の天井部にダクト101B、101Cに通じる排気用の開口部が形成されている。尚、自然給気口に代えて給気ファンを用いて第1種換気システムとしても良い。
【0079】
図16乃至図18のイオン発生装置9の放電面2は上述のように空気の流路に対して傾斜しており、吸引する空気の殺菌を行うことが出来るようになっており、空気の流路に対して平行に放電面を向けた場合に較べて、イオン発生量が増加し、殺菌効果が向上する。また、換気装置20,40の外気導入風路AR1に設ければ、換気装置内部の殺菌機能が向上する。特に熱交換素子42を備えている場合には、熱交換素子42やフィルター51等の殺菌が出来るので、清浄な空気を建物内部に取り入れることが出来る。
【0080】
また、給気管50にもイオン発生装置9を設け、放電面2を空気の流路に対して傾斜させると、換気装置の有無に拘わらず、給気管50から部屋内部に導入される空気及び部屋内部の空気の殺菌が可能となる。
【0081】
更に、換気システムにおいて、ダクト49内部や給気管50等に設けると、部屋に空気を供給する直前に殺菌を行うので、部屋の空気の殺菌能力も向上ずる。加えて排気風路AR2側に設けた場合、換気装置40の排気風路AR2やダクト55内部の殺菌も行えるので、換気装置40内部の殺菌効果が向上し、カビの発生を防止できる。
【0082】
尚、上記の実施の形態にかかるイオン発生素子の取付構造は空気清浄機、加湿器等の他の空調機器に適用できることは勿論である。
【0083】
又、今回開示された正負イオンの実施の形態は、全ての点で例示であってこれに制限されるものではないと考えられる。
【0084】
【発明の効果】
以上述べたように、本願の第1〜第3のイオン発生素子の取付構造によれば、前記空気の流路に対する傾斜角の頂点が上流側に位置するように、イオン発生素子の放電面が傾斜して設けられているので、放電面に接触して流れる空気が、放電面で発生したイオンを滞留させることなく、払拭する。これによって、空気の流路に対して平行に放電面を向けた場合に較べて、イオン発生量が増加し、殺菌効果が向上する。
【0085】
本願の第3のイオン発生素子の取付構造によれば、傾斜角度が25°以下の範囲内にあるときに、放電面から得られるイオンの量が増大する効果が得られる。
【0086】
本願の第1、2の送風構造及び本願の第1、2の空調装置並びに本願の空調システムによれば、空気の流路に平行に放電面を向けた場合よりも、イオンの発生量が多くなるので、空調装置内部や給気される室内の殺菌効果が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態にかかるイオン発生装置の取付構造を示す図。(b)は放電面に傾斜角15°を設けた場合のイオン発生量を示す表、(c)は放電面に傾斜角を設けない場合のイオン発生量を示す表。
【図2】イオン発生装置の放電面を傾斜させ、換気装置の空気の流速を通常状態としたときの傾斜角度とイオン発生率の変化を示す図。
【図3】イオン発生装置の放電面を傾斜させ、換気装置の排気空気を絞って流速を早めた状態としたときの傾斜角度とイオン発生率の変化を示す図。
【図4】(a)はイオン発生素子の概略構成を示す斜視図、(b)はイオン発生素子の斜視図。
【図5】イオン発生素子及び高圧パルス駆動回路からなるイオン発生装置の構成を示す図。
【図6】プラズマ放電によって発生する正イオン及び負イオンの組成図。
【図7】プラズマ放電によって発生する正イオン及び負イオンの組成図。
【図8】空調装置としての浴室用換気装置の主要構成を示す概略図。
【図9】図8の浴室用換気装置の主要構成を示す平面図。
【図10】図9の浴室用換気装置の主要構成を示す平面図。
【図11】空調装置として天井の上に隠蔽されて24時間換気を行う全隠蔽型の室内換気装置の主要構成を示す図。
【図12】空調装置として天井の上に一部隠蔽されて24時間換気を行う半隠蔽型の室内換気装置の主要構成を示す図。
【図13】図12の室内換気装置の底面図。
【図14】放電面を傾斜させたイオン発生装置を備えた給気管の構成を示す図。
【図15】(a)は鍔部の平面方向から見たイオン発生装置の取付位置を示す図、(b)は(a)の断面図、(c)は給気管におけるイオン発生装置の取付位置を各種変更した場合の説明図。
【図16】(a)は図8に示す室内換気装置を用いて建物内に設けた換気システムの概略図、(b)は外気を供給する部屋において空気が流れる流路を平面的に示した説明図。
【図17】イオン発生装置を備えたパイプファンにより第2種換気システムを構成した建物の説明図。
【図18】イオン発生装置を備えた給気管を用いて第3種換気システムを構成した建物の説明図。
【図19】イオン発生装置を備えたパイプファンの主要構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 イオン発生素子
2 放電面
3 設置板
θ 傾斜角度
p 空気の流路方向
7 誘電体
8 高圧パルス駆動回路
9 イオン発生装置
20 浴室換気装置
27 シロッコファン
28 ファンケース
32 ダクト
33 排気風路
35 環流風路
36 ヒータ
40 室内換気装置
9A〜9F イオン発生装置
42 熱交換素子
43 ファンケース
49 ダクト

Claims (3)

  1. 室内側に室内の空気を導入する為の導入開口部を有した本体ケースと、前記導入開口部から前記室内の空気を前記本体ケース内へ吸い込むファンとを備え、前記本体ケースには、この吸い込まれた室内の空気を前記室内へ環流させる環流風路が形成された送風装置であって、
    前記本体ケースは、前記導入開口部を介して前記室内の空気を吸い込むための吸込開口部と吸い込まれた空気を排出するための排気開口部とを有するとともに前記環流風路の一部を形成するファンケース部を備え、
    イオン発生可能な放電面を有するイオン発生装置を前記本体ケースのファンケース部に取り付け、
    前記ファンケース部内の前記環流風路に前記イオン発生装置の放電面を臨ませ、
    前記ファンは、前記ファンケース部内に設けられるとともにこのファンケース部の吸込開口部から空気を吸い込ませてこの空気を前記排気開口部から排出させ、
    前記環流風路の空気の流れ方向に対して、前記放電面の傾斜角の頂点が上流側に位置するように傾斜させたことを特徴とする送風装置。
  2. 前記イオン発生装置を前記空気の流速が早くなる前記ファンケース部の外周側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記室内の空気の入出用開口部を有したフロントパネルを備え、
    前記フロントパネルを前記イオン発生装置と前記導入開口部とを覆うように着脱可能に設け、
    前記フロントパネルの入出用開口部を介して前記室内の空気が前記導入開口部に導入され、
    前記環流風路からの空気が前記フロントパネルを介して室内へ環流されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送風装置。
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