JP2006280787A - 空気イオン搬送装置 - Google Patents

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雅哉 橘
Satoshi Takahashi
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Abstract

【課題】装置の各構成部に対して除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行うことができる空気イオン搬送装置を提供する。
【解決手段】空気を送風する送風手段1と、負イオンまたは正イオンまたはこれらの両イオンを含ませた空気イオンを発生する空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送装置において、空気イオン発生手段2を所望の対象部位風上に配置する。この結果、空気イオン発生手段2の風下にある所望の対象部位を、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することができる。また、空気イオンを搬送する部位に金属や導電性などのある非/低帯電材料を用いる、または帯電した電荷を除去するための電荷除去装置やアースを行う場所を設置するなど帯電除去手段を用意することで、空気イオンの搬送効率を向上する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、本発明は、空気搬送装置に関し、特に住宅やオフィスなどの部屋に負イオン(マイナスイオン)や正イオン(プラスイオン)を空気に含ませた空気イオンを供給する空気イオン搬送装置に関するものである。
近年、例えば高気密・高断熱の住宅などにおいて、屋内の空気が屋外の空気と十分に置換できないため、各々の部屋ごとに積極的に換気を行うようにした換気装置がある。この装置は、送風機によって給気ボックスから空気の供給を行い、送風機によって排気ボックスに空気を吸引するように構成したチャンバー送風機を備えている。チャンバー送風機には、多数のダクト孔を開口配置し、当該ダクト孔と各部屋の給気口および排気口とを個別に直接連結するように部屋ごと専用の給気ダクトおよび排気ダクトを配置してある。そして、チャンバー送風機の給気ボックス乃至そのダクト孔には、負イオン(マイナスイオン)発生手段を配置してあり、さらに各ダクト孔に風量調整手段を配置してある(例えば、特許文献1参照)。
また、空気搬送路の内壁面に浮遊物が付着することを防ぎ、空気搬送路に流れ込む空気を浮遊物が汚染することがない空調ダクト装置がある。この装置は、空気を給気するとともに空気に含まれる塵や埃を除去した後に空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧印加電極と当該高電圧印加電極に対向して配置された接地電極とを有して送風手段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段と、負イオン発生装置が供給した負イオンによって負極性に帯電した空気に含まれる浮遊物が空気搬送路の内壁面に付着しないように空気搬送路の内壁面を負極性に帯電させる表面電位発生手段とを備えている(例えば、特許文献2参照)。
また、屋内に負イオンを供給し、しかも、冬期には屋内を効果的に加湿しながら換気することができる屋内強制換気システムがある。このシステムは、レナード式による負イオン発生手段が備えられるとともに、屋内から屋外に排出される空気と、屋外から屋内に供給される空気とを熱交換させる熱交換素子が備えられ、負イオン発生手段で発生させた負イオンが、熱交換素子と屋内給気口とを結ぶ給気通路に供給されるようになされている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−97836号公報 特開2002−277010号公報 特開2004−116970号公報
ところで、近年では、負イオン(マイナスイオン)および正イオン(プラスイオン)を共に発生して空気に含ませた空気イオンによって、カビ菌およびウィルスなどの空気中に浮遊する細菌を殺菌、不活化することが知られている。
そこで、給気用送風機ユニット、排気用送風機ユニット、ダクト、給気口、排気口などから構成される換気システムや空調システムなどの空気搬送システムのように建物内に空気を給気および排気する場合において、微生物やウィルスの抑制や、人体に影響を与え得るアレルゲンの低減を行うことが望まれている。
本発明は、上記実情に鑑みて、装置の各構成部に対して除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行うことができる空気イオン搬送装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る空気イオン搬送装置は、空気を送風する送風手段と、負イオンまたは正イオンまたはこれらの両イオンを含ませた空気イオンを発生する空気イオン発生手段とを有した空気イオン搬送装置において、前記空気イオン発生手段を所望とする対象部位の風上に配置したことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、前記対象部位は所定域の空気を入れ換える換気システム、あるいは所定域の空気調節を行う空調システムにおける構成部であることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、前記送風手段は送風機を有し、当該送風機の空気吸込側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、空気を清浄する清浄手段を有し、当該清浄手段の入口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、空気を清浄する清浄手段を有し、当該清浄手段の出口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項6に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、前記送風手段の送風によって空気を所定域に向けて吹出す空気吹出口を有し、当該空気吹出口近傍に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、前記送風手段に接続したダクトを有し、当該ダクト内に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、前記送風手段の送風によって外気を取り入れる取入ダクトを有し、当該取入ダクト内に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項9に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、前記送風手段の送風によって所定域の空気を外気に排気する排気ダクトを有し、当該排気ダクト内に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項10に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、空気の熱交換を行うコイルを有し、当該コイルの入口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項11に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1において、空気の熱交換を行うコイルを有し、当該コイルの出口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項12に係る空気イオン搬送装置は、上記請求項1〜11のいずれか一つにおいて、空気イオンを搬送する部位に帯電除去手段を設けたことを特徴とする。
本発明に係る空気イオン搬送装置は、空気イオン発生手段を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位を、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することができる。例えば、送風手段の送風機の空気吸込側に空気イオン発生手段を配置すれば、送風機およびその風下の構成部の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用が行える。また、清浄手段の入口側に空気イオン発生手段を配置すれば、清浄手段の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用が行えるので、フィルタ類などの清浄手段の部品交換時期を延長できる。また、清浄手段の出口側に空気イオン発生手段を配置すれば、空気イオンを減衰させることなく空気に含ませることができる。また、所定域に向けて吹出す空気吹出口近傍に前記空気イオン発生手段を配置すれば、より遠方に空気イオンを飛ばすことができる。また、ダクト内に空気イオン発生手段を配置すれば、ダクト内の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用が行える。また、外気を取り入れる取入ダクトに空気イオン発生手段を配置すれば、取り入れた外気の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用が行える。また、所定域の空気を外気に排気する排気ダクトに空気イオン発生手段を配置すれば、排気の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用が行える。また、空気の熱交換を行うコイルの入口側に空気イオン発生手段を配置すれば、コイルの除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用が行えるので、コイルの部品交換時期を延長できる。また、空気の熱交換を行うコイルの出口側に空気イオン発生手段を配置すれば、空気イオンを減衰させることなく空気に含ませることができる。さらに、空気イオンを搬送する部位に帯電除去手段を設ければ、空気イオンを搬送する部位における空気イオンの搬送効率を向上することができ、除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン効果を高めるとともに、空気イオンの搬送距離を長くすることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る空気イオン搬送装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図8は本発明に係る空気イオン搬送装置の実施の形態を示す概略図である。また、本実施の形態における空気イオン搬送装置は、例えば集合住宅、医療・老健施設、オフィス、工場など所定域の空気を入れ換える換気システム、あるいは所定域の空気調節を行う空調システム・建築設備などの様々な建物用途や車両(乗用車、バス、電車など)の空気調節を行う空調システムに適用されるものである。
図1に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送ユニットを構成してある。送風手段1は、箱状のケーシング11、および当該ケーシング11に収容した送風機12を有している。ケーシング11において送風機12の空気吸込側となる部位には、空気吸込口11aが設けてある。また、ケーシング11において送風機12の空気吹出側となる部位には空気吹出口11bが設けてある。空気吹出口11bは、空気イオンを搬送する所定域に向けて1〜複数(本実施の形態では4つ)設けてある。なお、空気吹出口11bには、所定域に繋がるダクト4を接続してもよい。
また、図1に示すように送風機12の空気吹出側であるケーシング11の内部には、空気を清浄する清浄手段としてのフィルタ3が設けてある。フィルタ3は、例えばHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)等からなり、送風機12の稼働によってその入口側から出口側に通過する空気中の塵埃などを主に除去する。また、フィルタ3は。通過する空気の状態に応じて比較的粗大な汚染物を除去するフィルタや、NOX・SOXや化学物質や花粉などを除去するフィルタを適宜採用するようにしてもよい。
空気イオン発生手段2は、周囲の空気に正イオンを発生させる正イオン発生装置、周囲の空気に負イオンを発生させる負イオン発生装置、あるいは周囲の空気に正イオンおよび負イオンを共に発生させる正負イオン発生装置などを含む。すなわち、空気イオン発生手段2としては、正イオン発生装置のみ、負イオン発生装置のみ、正イオン発生装置および負イオン発生装置の組み合わせ、正負イオン発生装置での構成がある。図1ではこれらのイオン発生装置を4つ配置した例を示す。
正イオン発生装置および負イオン発生装置を組み合わせた構成の場合には、正イオン発生装置と負イオン発生装置とを所定間隔をおいて配置する。所定間隔は、例えば0.1cm以上、好ましくは0.5cm以上、さらに好ましくは1cm以上とするのがよい。このようにイオン発生装置を少なくとも0.1cm以上離して設置することにより、発生したイオンの減衰が激減する。なお、所定間隔は、イオン発生装置の配置される部位の容積、設置数またはイオン発生能力により、最適な間隔は適宜変化する。また、図には明示しないが正イオン発生装置と負イオン発生装置との間に仕切部を設けてもよい。さらに、正イオン/負イオンを共に発生させる装置を複数設置する場合も同様である。
正イオン発生装置および負イオン発生装置の組み合わせ、または正負イオン発生装置で構成した空気イオン発生手段2は、図には明示しないが、高電圧発生部とイオン発生部とを対向配置し、高電圧発生部からイオン発生部に高電圧を印加することによってコロナ放電により、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)とO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)とを主体とした正負のイオン(プラスイオンとマイナスイオン)を生成する。これら、H+(H2O)mおよびO2 -(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、化学反応して活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。H22または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り込んで不活化することができる。ここで、・OHは活性種の1種であり、ラジカルのOHを示している。
正負のイオンは、浮遊細菌の細胞表面で下記式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。ここで、式(1)〜式(3)において、m、m′、n、n′は任意の自然数である。これにより、活性種の分解作用によってウィルスなどの浮遊細菌が破壊される。したがって、効率的に空気中の浮遊細菌を不活化、殺菌することができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O…式(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m′+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n′→2・OH+O2+(m+m′+n+n′)H2O…式(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m′+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n′→H22+O2+(m+m′+n+n′)H2O…式(3)
以上のメカニズムにより、前記正負イオンの放出により浮遊菌等の殺菌効果を得ることができる。
また、前記式(1)〜式(3)は、空気中の有害物質表面でも同様の作用を生じさせることができるため、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)が、有害物質を酸化もしくは分解して、ホルムアルデヒドやアンモニア等の化学物質を、二酸化炭素や、水、窒素等の無害な物質に変換することにより、実質的に無害化することが可能である。
その他、正イオンと負イオンには、コクサッキーウィルス、ポリオウィルス、等のウィルス類も不活化する働きがあり、これらウィルスの混入による汚染が防止できる。また、正イオンと負イオンには、臭いの元となる分子を分離する働きがあることも確かめられており、空間の脱臭にも利用できる。また、正イオンと負イオンには、人体に影響を与えるアレルゲン(ハウスダスト、ダニ、カビ、花粉などアレルギーを引き起こす物質)を包み込んでその作用を抑制する作用もある。なお、空気イオン発生手段2としては、上記以外にも、レナード効果やプラズマなどによって空気イオン(正イオン,負イオン)を発生させることができる。
上記空気イオン発生手段2は、図1に示すように送風機12の空気吹出側であって、フィルタ3の出口側であるケーシング11の内部に配置してある。
図1に示すように構成した空気イオン搬送装置は、送風機12を稼働することによって空気吸込口11aからケーシング11の内部に空気を吸込む。ケーシング11の内部に吸込まれた空気をフィルタ3によって清浄する。清浄された空気に対して空気イオン発生手段2によって発生した空気イオンを含ませる。そして、空気イオンを含む清浄空気を、空気吹出口11bからケーシング11の外部の所定域(ダクト4)に吹出す。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図1に示す空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
したがって、図1に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位である空気イオン発生手段2の周辺や風下、さらに空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、空気イオンは、空気中の微粒子に吸着するので、図1に示す空気イオン搬送装置のごとくフィルタ3を通過した後の空気に空気イオン発生手段2によって空気イオンを含ませれば、空気イオンの効果をより長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。
図2に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送ユニットを構成してある。なお、図2に示す空気イオン搬送装置は、図1に示す構成と基本的に同様であり、空気イオン発生手段2の配置が異なる。具体的に、空気イオン発生手段2は、図2に示すように送風機12の空気吸込側であるケーシング11の内部に配置してある。
図2に示すように構成した空気イオン搬送装置は、送風機12を稼働することによって空気吸込口11aからケーシング11の内部に空気を吸込む。ケーシング11の内部に吸込まれた空気に対して空気イオン発生手段2によって発生した空気イオンを含ませる。空気イオンを含む空気をフィルタ3によって清浄する。そして、空気イオンを含む清浄空気を、空気吹出口11bからケーシング11の外部の所定域(ダクト4)に吹出す。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図2に示す送風機12、フィルタ3、空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
したがって、図2に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位である送風機12、フィルタ3、空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、空気イオンによってフィルタ3の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行うことで、フィルタ3の微生物除去効果を上げ、さらにこの効果を延命するので、フィルタ3の交換時期を延長することが可能になる。
図3に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送ユニットを構成してある。なお、図3に示す空気イオン搬送装置は、図1に示す構成と基本的に同様であり、フィルタ3および空気イオン発生手段2の配置が異なる。具体的に、フィルタ3は、図3に示すように送風機12の空気吸込側であるケーシング11の内部に配置してある。そして、空気イオン発生手段2は、送風機12の空気吸込側であってフィルタ3の入口側に配置してある。
図3に示すように構成した空気イオン搬送装置は、送風機12を稼働することによって空気吸込口11aからケーシング11の内部に空気を吸込む。ケーシング11の内部に吸込まれた空気に対して空気イオン発生手段2によって発生した空気イオンを含ませる。空気イオンを含む空気をフィルタ3によって清浄する。そして、空気イオンを含む清浄空気を、空気吹出口11bからケーシング11の外部の所定域(ダクト4)に吹出す。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図2に示すフィルタ3、送風機12、空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
したがって、図3に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位である送風機12、フィルタ3、空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、空気イオンによってフィルタ3の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行うことで、フィルタ3の微生物除去効果を上げ、さらにこの効果を延命するので、フィルタ3の交換時期を延長することが可能になる。
図4に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送ユニットを構成してある。なお、図4に示す空気イオン搬送装置は、図1に示す構成と基本的に同様であり、空気イオン発生手段2をさらに加えて配置してある。具体的に、空気イオン発生手段2は、図4に示すように送風機12の空気吹出側であって、フィルタ3の出口側であるケーシング11の内部に配置してある他、さらに加えて送風機12の空気吸込側であるケーシング11の内部に配置してある。
図4に示すように構成した空気イオン搬送装置は、送風機12を稼働することによって空気吸込口11aからケーシング11の内部に空気を吸込む。ケーシング11の内部に吸込まれた空気に対して空気イオン発生手段2によって発生した空気イオンを含ませる。空気イオンを含む空気をフィルタ3によって清浄する。空気イオンを含む清浄空気に対して空気イオン発生手段2によって発生した空気イオンをさらに含ませる。そして、空気イオンを含む清浄空気を、空気吹出口11bからケーシング11の外部の所定域(ダクト4)に吹出す。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図4に示す送風機12,フィルタ3、空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。特に図4に示す空気イオン搬送装置は、フィルタ3の出口側および入口側に空気イオン発生手段2が設けてあるので、フィルタを通過した空気にさらに空気イオンを含ませることが可能である。
したがって、図4に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位である送風機12、フィルタ3、空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、空気イオンによってフィルタ3の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行うことで、フィルタ3の微生物除去効果を上げ、さらにこの効果を延命するので、フィルタ3の交換時期を延長することが可能になる。また、フィルタ3を通過した空気にさらに空気イオンを含ませることにより、フィルタ3通過時に空気イオンが減衰しても、空気イオンの量を補助することが可能である。
図5に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送ユニットを構成してある。なお、図5に示す空気イオン搬送装置は、図1に示す構成と基本的に同様であり、空気イオン発生手段2の配置が異なる。具体的に、空気イオン発生手段2は、図5に示すように空気吹出口11b近傍に配置してある。また、図には明示しないが空気イオン発生手段2をダクト4内部に設置する場合もある。
図5に示すように構成した空気イオン搬送装置は、送風機12を稼働することによって空気吸込口11aからケーシング11の内部に空気を吸込む。ケーシング11の内部に吸込まれた空気をフィルタ3によって清浄する。清浄された空気に対して空気イオン発生手段2によって発生した空気イオンを含ませる。そして、空気イオンを含む清浄空気を、空気吹出口11bからケーシング11の外部の所定域(ダクト4)に吹出す。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図5に示す空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
したがって、図5に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位である空気吹出口11bおよび所定域(ダクト4)などの空気イオン発生手段2の周辺や風下部など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、空気イオン発生手段2を空気吹出口11b近傍に配置したことによって、空気吹出口11bから遠方に空気イオンを飛ばすことが可能である。
図6に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送システム(換気システム)を構成してある。送風手段1は、給気送風機12aと排気送風機12bとを有している。給気送風機12aは、その空気吸込側が外気に通じる取入ダクト4aに接続してあり、その空気吹出側が所定域としての部屋5に繋がる給気ダクト4bに接続してある。給気ダクト4bが部屋5に繋がる部位には給気口6が設けてある。排気送風機12bは、その空気吸込側が部屋5に繋がるリターンダクト4cに接続してあり、その空気吹出側が外気に通じる排気ダクト4dに接続してある。リターンダクト4cが部屋5に繋がる部位には排気口7が設けてある。
空気イオン発生手段2は、上述した構成と同様であって、以下の部位の少なくとも1箇所(1箇所または複数または全て)に配置してある。具体的に空気イオン発生手段2を配置する部位は、図6に示すように取入ダクト4a(A)、給気ダクト4bの給気送風機12a近傍(B)、給気ダクト4bの給気口6近傍(C)、リターンダクト4cの排気口7近傍(D)、および排気ダクト4d(E)である。
図6に示すように構成した空気イオン搬送装置は、給気送風機12aを稼働することによって取入ダクト4aから外気を取入れ、給気ダクト4bを介して給気口6から部屋5に外気を給気する。この際、取入ダクト4aから取入れた外気に対して取入ダクト4aに配置した空気イオン発生手段2(A)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気送風機12aに至る。また、給気送風機12aが送風する空気に対して給気ダクト4bの給気送風機12a近傍に配置した空気イオン発生手段2(B)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気ダクト4bに至る。また、給気ダクト4bを通過する空気に対して給気ダクト4bの給気口6近傍に配置した空気イオン発生手段2(C)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気口6を介して部屋5に至る。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図6に示す給気送風機12a、給気ダクト4b、給気口6および部屋5に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
一方、図6に示すように構成した空気イオン搬送装置は、排気送風機12bを稼働することによって排気口7を介して部屋5内の空気をリターンダクト4cに取入れ、排気ダクト4dを介して部屋5内の空気を外気に排気する。この際、排気口7から取入れた部屋5内の空気に対してリターンダクト4cの排気口7近傍に配置した空気イオン発生手段2(D)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがリターンダクト4cおよび排気送風機12bに至る。また、排気ダクト4dを通過する空気に対して排気ダクト4dに配置した空気イオン発生手段2(E)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが外気に至る。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図6に示すリターンダクト4c、排気送風機12bおよび外気に対して、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
したがって、図6に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位である給気送風機12a、給気ダクト4b、給気口6、部屋5、リターンダクト4c、排気送風機12bおよび外気など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、排気する空気に空気イオンを含ませることによって、排気した空気の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行って周囲の環境の改善も行える。
図7に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送システム(熱交換空調システム)を構成してある。送風手段1は、給気送風機12aと排気送風機12bとを有している。給気送風機12aは、その空気吸込側が外気に通じる取入ダクト4aに接続してあり、その空気吹出側が所定域としての部屋5に繋がる給気ダクト4bに接続してある。取入ダクト4aの給気送風機12a近傍には、フィルタ3および空気の熱交換を行うコイル8を有したケーシング9が設けてある。給気ダクト4bが部屋5に繋がる部位には給気口6が設けてある。排気送風機12bは、その空気吸込側が部屋5に繋がるリターンダクト4cに接続してあり、その空気吹出側が外気に通じる排気ダクト4dに接続してある。さらに、排気送風機12bの空気吹出側は、排気ダクト4dから分岐してケーシング9のフィルタ3側に接続してある。リターンダクト4cが部屋5に繋がる部位には排気口7が設けてある。給気ダクト4bおよび排気ダクト4dには、熱交換器10が相互に介在して設けてある。
空気イオン発生手段2は、上述した構成と同様であって、以下の部位の少なくとも1箇所(1箇所または複数または全て)に配置してある。具体的に空気イオン発生手段2を配置する部位は、図7に示すように取入ダクト4aの熱交換器10入口側の風上部(F)、取入ダクト4aの熱交換器10出口側(G)、ケーシング9内のフィルタ3入口側(H)、ケーシング9内のフィルタ3出口側であってコイル8入口側(I)、ケーシング9内のコイル8出口側(J)、給気ダクト4bの給気送風機12a近傍(K)、給気ダクト4bの給気口6近傍(L)、リターンダクト4cの排気口7近傍(M)、排気送風機12bの吹出側(N)、および排気ダクト4dの熱交換器10出口側(O)である。
図7に示すように構成した空気イオン搬送装置は、給気送風機12aを稼働することによって取入ダクト4aから外気を取入れ、熱交換器10、フィルタ3およびコイル8を通過させた後、給気ダクト4bを介して給気口6から部屋5に外気を給気する。この際、取入ダクト4aから取入れた外気に対して取入ダクト4aの熱交換器10入口側に配置した空気イオン発生手段2(F)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが熱交換器10に至る。また、熱交換器10を経た空気に対して取入ダクト4aの熱交換器10出口側に配置した空気イオン発生手段2(G)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがケーシング9のフィルタ3側に至る。また、ケーシング9内の空気に対してケーシング9内のフィルタ3入口側に配置した空気イオン発生手段2(H)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがフィルタ3に至る。また、ケーシング9内の空気に対してケーシング9内のフィルタ3出口側であってコイル8入口側に配置した空気イオン発生手段2(I)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがコイル8に至る。また、ケーシング9内の空気に対してケーシング9内のコイル8出口側に配置した空気イオン発生手段2(J)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気送風機12aに至る。また、給気送風機12aが送風する空気に対して給気ダクト4bの給気送風機12a近傍に配置した空気イオン発生手段2(K)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気ダクト4bに至る。また、給気ダクト4bを通過する空気に対して給気ダクト4bの給気口6近傍に配置した空気イオン発生手段2(L)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気口6を介して部屋5に至る。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図7に示す熱交換器10、ケーシング9、フィルタ3、コイル8、給気送風機12a、給気ダクト4b、給気口6および部屋5に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
一方、図7に示すように構成した空気イオン搬送装置は、排気送風機12bを稼働することによって排気口7を介して部屋5内の空気をリターンダクト4cに取入れ、排気ダクト4dを介して部屋5内の空気を外気に排気する。あるいは、排気送風機12bを稼働することによって排気口7を介して部屋5内の空気をリターンダクト4cに取入れ、分岐部からケーシング9に空気を戻す。この際、排気口7から取入れた部屋5内の空気に対してリターンダクト4cの排気口7近傍に配置した空気イオン発生手段2(M)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがリターンダクト4cおよび排気送風機12bに至る。また、送風機12bの吹出側を通過する空気に対して送風機12bの吹出側に配置した空気イオン発生手段2(N)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが熱交換器10およびケーシング9のフィルタ3側に至る。また、排気ダクト4dを通過する空気に対して排気ダクト4dの熱交換器10出口側に配置した空気イオン発生手段2(O)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが外気に至る。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図7に示すリターンダクト4c、排気送風機12b、熱交換器10、ケーシング9および外気に対して、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
したがって、図7に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位である熱交換器10、ケーシング9、フィルタ3、コイル8、給気送風機12a、給気ダクト4b、給気口6および部屋5、リターンダクト4c、排気送風機12bおよび外気など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、排気する空気に空気イオンを含ませることによって、排気した空気の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行って周囲の環境の改善も行える。また、熱交換器10に空気イオンを含ませた空気を送ることによって、熱交換器10の各種部品交換時期を延長することが可能である。
図8に示す空気イオン搬送装置は、送風手段1と空気イオン発生手段2とを有した空気イオン搬送システム(全熱交換空調システム)を構成してある。送風手段1は、給気送風機12aと排気送風機12bとを有している。給気送風機12aは、隔壁11cで2つに区画されたケーシング11の一方の領域11d内に配置してあって、当該一方の領域11dの空気吸込側が外気に通じる取入ダクト4aに接続してあり、その空気吹出側が所定域としての部屋5に繋がる給気ダクト4bに接続してある。ケーシング11内の一方の領域11dには、空気の熱交換を行うコイル8が設けてあり、ケーシング11内の一方の領域11dには、フィルタ3が設けてある。排気送風機12bは、隔壁11cで2つに区画されたケーシング11の他方の領域11e内に配置してあって、当該他方の領域11eの空気吸込側が部屋5に繋がるリターンダクト4cに接続してあり、その空気吹出側が外気に通じる排気ダクト4dに接続してある。ケーシング11内の他方の領域11eには、フィルタ3が設けてある。
空気イオン発生手段2は、上述した構成と同様であって、以下の部位の少なくとも1箇所(1箇所または複数または全て)に配置してある。具体的に空気イオン発生手段2を配置する部位は、図8に示すように取入ダクト4a(P)、ケーシング11内の一方の領域11dのフィルタ3入口側(Q)、ケーシング11内の一方の領域11dのフィルタ3出口側であってコイル8入口側(R)、給気ダクト4bの給気送風機12a近傍もしくはケーシング11内の給気送風機12a吹出側(S)、給気ダクト4bの給気口6近傍(T)、リターンダクト4cの排気口7近傍(U)、ケーシング11内の他方の領域11eのフィルタ3入口側(V)、および排気ダクト4dもしくはケーシング11内の排気送風機12b吹出側(W)である。
図8に示すように構成した空気イオン搬送装置は、給気送風機12aを稼働することによって取入ダクト4aから外気を取入れ、ケーシング11の一方の領域11dにおいてフィルタ3およびコイル8を通過させた後、給気ダクト4bを介して給気口6から部屋5に外気を給気する。この際、取入ダクト4aから取入れた外気に対して取入ダクト4aに配置した空気イオン発生手段2(P)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが取入ダクト4aからケーシング11に至る。また、ケーシング11内の一方の領域11dのフィルタ3入口側に配置した空気イオン発生手段2(Q)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがケーシング11内の一方の領域11dにおいてフィルタ3に至る。また、ケーシング11内の一方の領域11dのフィルタ3出口側であってコイル8入口側に配置した空気イオン発生手段2(R)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがコイル8に至る。また、給気送風機12aが送風する空気に対して給気ダクト4bの給気送風機12a近傍もしくはケーシング11内の給気送風機12a吹出側に配置した空気イオン発生手段2(S)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気ダクト4bに至る。また、給気ダクト4bを通過する空気に対して給気ダクト4bの給気口6近傍に配置した空気イオン発生手段2(T)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが給気口6を介して部屋5に至る。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図8に示す取入ダクト4a、ケーシング11内の一方の領域11d、フィルタ3、コイル8、給気送風機12a、給気ダクト4b、給気口6および部屋5に対し、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
一方、図8に示すように構成した空気イオン搬送装置は、排気送風機12bを稼働することによって排気口7を介して部屋5内の空気をリターンダクト4cに取入れ、ケーシング11の他方の領域11eにおいてフィルタ3を通過させた後、排気ダクト4dを介して部屋5内の空気を外気に排気する。この際、排気口7から取入れた部屋5内の空気に対してリターンダクト4cの排気口7近傍に配置した空気イオン発生手段2(U)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがリターンダクト4cおよびケーシング11内の他方の領域11eに至る。また、ケーシング11内の他方の領域11eの空気に対してケーシング11内の他方の領域11eのフィルタ3入口側に配置した空気イオン発生手段2(V)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンがケーシング11内の他方の領域11eにおいてフィルタ3および排気送風機12bに至る。また、排気送風機12bが送風する空気に対して排気ダクト4dもしくはケーシング11内の排気送風機12b吹出側に配置した空気イオン発生手段2(W)が発生した空気イオンを含ませる。すなわち、空気イオンが外気に至る。この結果、空気イオン発生手段2を風上に配置した所望の対象部位であって、図8に示すリターンダクト4c、ケーシング11内の他方の領域11e、フィルタ3、排気送風機12bおよび外気に対して、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。
したがって、図8に示す空気イオン搬送装置では、空気イオン発生手段2を風上に配置したことで、その風下にある所望の対象部位であるケーシング11内の一方の領域11d、フィルタ3、コイル8、給気送風機12a、給気ダクト4b、給気口6、部屋5、リターンダクト4c、ケーシング11内の他方の領域11e、排気送風機12bおよび外気など空気イオン搬送ユニットの構成部を含み、そこに至る空気イオンによって除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行う。この結果、空気イオンの効果を長く維持して高効率で所定域に空気イオンを搬送することが可能になる。また、排気する空気に空気イオンを含ませることによって、排気した空気の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行って周囲の環境の改善も行える。また、全熱交換器を構成するケーシング11内に空気イオン発生手段2を設けたことによって、全熱交換器内のフィルタ3やコイル8の除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用が行えるので、全熱交換器の各種部品交換時期を延長することが可能である。
なお、上述した実施の形態において、空気イオンはフィルタ3や熱交換器10通過時に減衰するものが多く、プレフィルタ、除塵フィルタなどの各種フィルタや熱交換器は空気イオン発生手段2の風上側に設置することが望ましいが、フィルタや熱交換器そのものに荷電等がなく、発生したイオンが減衰されない場合には、フィルタあるいは熱交換器を空気イオン発生手段2の風下側に設置することができる。また、コイル8も同様に空気イオン発生手段2の風上側に設置することが望ましいが、コイル8そのものに荷電等がなく、発生したイオンが減衰されない場合には、コイル8を空気イオン発生手段2の風下側に設置することができる。
上述した実施の形態において、図6〜図8までは、換気システムの説明であったが、「OA」や「RA」に冷暖房や加湿や除湿、化学物質などの吸着や分解、細菌・塵埃などの除去を行う空気調和(空調)システムに対して空気イオン搬送装置を同様に応用することができる。
また、上述した実施の形態において、ケーシング11,9、ダクト4(4a、4b、4c、4d)などの空気イオンを搬送する部位には、これらの帯電によって空気イオンの搬送効率が低下するので、図には明示しないが空気イオンを搬送する部位に金属や導電性などのある非/低帯電材料を用いる、または帯電した電荷を除去するための電荷除去装置やアースを行う場所を設置するなど帯電除去手段を用意することが好ましい。この結果、空気イオンの搬送効率を向上することが可能になり、除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン効果を高めるとともに、空気イオンの搬送距離を長くすることが可能になる。
なお、図には明示しないが上述した全ての実施の形態において、空気イオン発生手段2の風上に整流板、仕切板などを配置し、発生する空気イオンの向きや風量を調整するようにしてもよい。
また、住宅、オフィス、各種施設(食品、医療、老健、教育、宿泊施設など)、その他工場など、種々の建物や車両(乗用車、バス、電車など)用途や対象室の使用目的や周囲環境状況などに応じて、その所望とする対象部位への空気イオン発生手段2の設置位置の組み合わせを決めてもよい。また、空気イオン発生手段2を全ての箇所に設置する必要はない。さらに、重点的に除菌、抗ウィルスおよび抗アレルゲン作用を行いたい対象部位の風上には、目的に合わせて複数個の空気イオン発生手段2を設けてもよい。
本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送ユニットを示す概略図である。 本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送ユニットを示す概略図である。 本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送ユニットを示す概略図である。 本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送ユニットを示す概略図である。 本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送ユニットを示す概略図である。 本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送システムを示す概略図である。 本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送システムを示す概略図である。 本発明に係る空気イオン搬送装置としての空気イオン搬送システムを示す概略図である。
符号の説明
1 送風手段
11 ケーシング
11a 空気吸込口
11b 空気吹出口
11c 隔壁
11b 一方の領域
11c 他方の領域
12 送風機
12a 給気送風機
12b 排気送風機
2 空気イオン発生手段
3 フィルタ
4 ダクト
4c リターンダクト
4b 給気ダクト
4a 取入ダクト
4d 排気ダクト
5 部屋
6 給気口
7 排気口
8 コイル
9 ケーシング
10 熱交換器

Claims (12)

  1. 空気を送風する送風手段と、負イオンまたは正イオンまたはこれらの両イオンを含ませた空気イオンを発生する空気イオン発生手段とを有した空気イオン搬送装置において、
    前記空気イオン発生手段を所望とする対象部位の風上に配置したことを特徴とする空気イオン搬送装置。
  2. 前記対象部位は所定域の空気を入れ換える換気システム、あるいは所定域の空気調節を行う空調システムにおける構成部であることを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  3. 前記送風手段は送風機を有し、当該送風機の空気吸込側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  4. 空気を清浄する清浄手段を有し、当該清浄手段の入口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  5. 空気を清浄する清浄手段を有し、当該清浄手段の出口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  6. 前記送風手段の送風によって空気を所定域に向けて吹出す空気吹出口を有し、当該空気吹出口近傍に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  7. 前記送風手段に接続したダクトを有し、当該ダクト内に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  8. 前記送風手段の送風によって外気を取り入れる取入ダクトを有し、当該取入ダクト内に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  9. 前記送風手段の送風によって所定域の空気を外気に排気する排気ダクトを有し、当該排気ダクト内に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  10. 空気の熱交換を行うコイルを有し、当該コイルの入口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  11. 空気の熱交換を行うコイルを有し、当該コイルの出口側に前記空気イオン発生手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気イオン搬送装置。
  12. 空気イオンを搬送する部位に帯電除去手段を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の空気イオン搬送装置。
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