JP2002095732A - イオン発生ユニット - Google Patents
イオン発生ユニットInfo
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Abstract
菌効果を積極的に活用できるように単独運転も可能とし
たイオン発生ユニットを提供する。 【解決手段】 室内機内に、イオン発生装置と送風機を
内装したイオン発生装置ユニット33を循環通路Aとは
別に形成された送風通路Bに設置する。イオン発生装置
ユニット33には、2つの吹出口が形成されており、一
方は直接室内に吹き出すようにイオン吹出口36に通
じ、他方は循環通路Aとの合流口34に通じ、マイナス
イオンおよびプラスイオンを含んだ空気を運転状態に応
じた吹出口から室内に吹き出す。
Description
イナスイオンを同時に発生するイオン発生装置と送風機
をユニット化したイオン発生ユニットに関する。
室内では、人の存在によって、呼吸と共に排出される二
酸化炭素や、たばこの煙、ほこりなどの汚染微粒子が増
加し、マイナスイオンが減少する。特にたばこを喫煙す
ると、マイナスイオンが大きく低下し、室外空気中のイ
オン量の1/2〜1/5程度となる傾向がある。
はマイナスイオン発生機を備えた空気清浄機を設置し
て、マイナスイオンを発生させている。市販されている
イオン発生機はマイナスイオンのみを発生するものであ
り、その発生方式は直流高電圧式であり、交流高電圧式
で低い印加電圧によってマイナスイオンとプラスイオン
を共に発生させているものはない。
布とは異なり、マイナスイオンのみを多量に発生させて
いる。このマイナスイオンによって人間をリラックスさ
せる効果がある程度期待できるものの、近年、住宅環境
の高密度化、密閉化に伴い、人体に有害な空気中の浮遊
細菌の積極的な除去を行うことについては効果が認めら
れない問題がある。
て、室内の空気を吸引してフィルターにより汚染物質を
吸着もしくは分解する方式がある。さらに、特公平7−
23777号公報に、マイナスイオンとプラスイオンを
発生させるイオン発生装置を備えた空気調和機が開示さ
れている。この空気調和機では、熱交換器よりも下流側
の吹出口の近傍にイオン発生装置が配され、送風機によ
る送風によって、マイナスイオンとプラスイオンが室内
に吹き出される。
を備えた空気調和機において、冷房運転するとき、冷風
が直接イオン発生装置に当たるので、イオン発生装置の
電極に露がついて、短絡するおそれがあり、安全上問題
がある。しかも、イオン発生装置に送風が当たることに
よって、流れが乱され、送風むらや風量の低下が生じ
る。
スイオンとプラスイオンは、空気調和機の送風機が駆動
されることによって空気流に乗って吹き出される。その
ため、空気調和機が必ず運転されていなければならず、
イオン発生装置の単独運転を行うことができない。しか
も、イオンの吹き出す方向も空気調和機の空気流に左右
される。このように、イオン発生装置に対して消極的な
利用しかされておらず、これが有する空気中の浮遊細菌
を除去する殺菌効果が十分に発揮されていないのが現状
である。
ナスイオンおよびプラスイオンによる殺菌効果を積極的
に活用できるようにしたイオン発生ユニットを提供する
ことを目的とする。
段は、ユニットケースに、プラスイオンとマイナスイオ
ンを同時に発生させるイオン発生装置と、発生したイオ
ンを吹き出すための送風機とを内装して、ユニットケー
スに、イオンを含んだ空気を異なる方向に吹き出せるよ
うに複数の吹出口を設けたものである。
と、イオンを含んだ空気の吹出方向を任意に設定するこ
とができ、例えば空気調和機や空気清浄機にユニットを
搭載する場合、運転状態や使用環境に応じた使用ができ
る。しかも、イオン発生ユニット単体での使用も可能と
なる。その結果、イオン発生ユニットとしての利用価値
が高まる。
置や送風機を駆動するための制御基板を装着しておけ
ば、このユニットを空気調和機内の所定の場所に設置す
るだけで、別の部品を取り付けることなく使用すること
ができる。したがって、イオン発生ユニットを容易に後
付けすることができる。その際、空気調和機に、イオン
発生ユニットの接続線を接続するための接続端子を設け
ておくとよい。これによって、配線作業が不要となり、
取付作業が非常に楽となる。
しては、熱交換機を通る循環通路とは別に形成した送風
通路に配置すればよい。イオン発生ユニットは、熱交換
器を通過した空気の影響を受けずにすむ。この送風通路
に、直接外部に向かって空気を吹き出す吹出口と、循環
通路に通じる合流口とを形成する。
ットの吹出口を切換える制御を行うことにより、イオン
発生ユニットの単独運転や空気調和機の運転と併用した
運転を行える。したがって、空気調和機に室内の殺菌機
能を付加することができ、多機能化を図れる。
あるいはシャッター等を用いた切換手段を設け、吹出口
を切換えることによって吹出方向を変更できるようにす
る。したがって、運転の目的に合わせて適切な吹出口を
選択でき、効率よくイオンによる殺菌効果を得ることが
できる。さらに、吹出口に空気の流れの向きを変える風
向調整手段を設けておけば、イオンを含んだ空気を所望
の方向に向けて集中的に吹き出したり、あるいは広く分
散させることができ、殺菌効果を高めることができる。
向に並設しておく。送風機によって吸い込まれた空気は
イオン発生装置に沿って軸線方向に均一に流れることに
なり、イオン発生装置から発生したイオンを無駄なく吹
出口から吹き出させることができる。この場合、イオン
発生装置よりも上流側に送風機を配置しておくほうが、
空気の流れから見て好適である。また、軸線方向と垂直
な方向に吹き出すように、各吹出口を軸線方向に平行に
かつイオン発生装置に対向して形成する。吸込口は、送
風機に対向して形成され、軸線方向に平行であってもよ
く、あるいは軸線方向の延長線上にあってもよい。
えた空気調和機について図面を用いて説明する。図1に
セパレート型空気調和機の室内機1を示す。室内機1
は、熱交換器や室内ファン等が内装された本体ケーシン
グ2、フィルターの汚れを確認するとき等に本体内部を
視認するために開閉可能とされた前パネル3、冷暖気を
吹き出す吹出口4と、室内空気を吸い込む吸込口5、運
転状況を表示する液晶表示装置6、除加湿装置からの除
加湿された空気を吹き出す除加湿用吹出口7を備えてい
る。また、運転の入切や切替えを遠隔操作するリモコン
8を備えている。
体ケーシング2に開閉自在に支持されており、前パネル
3に形成された吸込口5に対向して、本体ケーシング2
の格子状の吸込口が形成され、この吸込口には、吸込口
5より吸い込んだ空気中のごみや塵を除去する右フィル
ター9および左フィルター10が配設されている。右フ
ィルター9および左フィルター10の略中央部に、空気
清浄フィルター11、12がそれぞれ取り付けられてい
る。本体ケーシング2の右側には、除加湿装置用に室内
空気を吸い込むための除加湿用吸込口が形成され、除加
湿用フィルター13が配設されている。
すような液晶表示装置6が配置されている。この液晶表
示装置6は、室内の湿度に応じて点灯する湿度ランプ1
4、室内空気の汚れに応じて色が変わる清浄度ランプ1
5、リモコンからの操作ボタンの信号によって、室内の
環境と運転状況を表示する表示部16、リモコンから信
号を受けつける受光部17とから構成されている。
態を表示するリモコン表示部18、室内機に信号を送る
と点灯する送信表示19、空気調和機を運転する運転/
停止スイッチ20、室内温度を設定する温度スイッチ2
1、除加湿装置の除湿運転を入/切する湿度スイッチ2
2、除加湿装置の換気運転を入/切する換気スイッチ2
3、イオン発生装置ユニットの運転の入/切をするクラ
スタースイッチ24などから構成されている。
内部を通過する熱冷媒体と外部の室内の空気との間で熱
交換をする室内熱交換器25と、室内の空気を吸い込ん
で室内熱交換器25で熱交換した空気を本体外に吹出す
ための室内ファン26とが装着されている。本体ケーシ
ング2の前面下部に形成された吹出口4には、空気の流
れの向きを左右方向に替える縦ルーバー27と、流れの
向きを上下方向に替える横ルーバー28とがそれぞれ揺
動自在に取り付けられている。
ガイド29が形成され、前パネル3を開いた状態でフィ
ルター9、10をフィルターガイド29に沿って挿入し
て装着する。右フィルター9は、液晶表示装置6を回避
した形状となっている。また、室内熱交換器25の下方
に、室内空気と熱交換するときに発生するドレンを受け
るドレンパン30が配設されている。なお、吸込口5
は、前パネル3の液晶表示装置6を囲むように形成され
た前吸込口31と、本体ケーシング2の上面に形成され
た上吸込口32とから構成される。
0、熱交換器25を通って吹出口4に至る循環通路Aが
形成される。この循環通路Aによって、吸込口5から吸
い込まれた室内の空気は、吹出口4から室内に吹き出さ
れ、循環する。
オン発生装置ユニット33が配設されている。このイオ
ン発生装置ユニット33を通るように送風通路Bが循環
通路Aとは別に設けられている。送風通路Bは、熱交換
器25とフィルター9、10との間に形成され、循環通
路Aの吹出口4の近傍に形成された合流口34において
循環通路Aに連通している。これにより、吸込口5から
入ってフィルター9、10を通り抜けた空気は、熱交換
器25を通らずに直接イオン発生装置ユニット33を通
って、熱交換器25よりも下流側に位置する合流口34
から循環通路Aに出て、循環通路Aを通る空気と合流し
て、室内に放出される。また、本体ケーシング2には、
イオン発生装置ユニット33に対向してイオン吹出用開
口35が形成され、前パネル3にこの開口35に連通す
るイオン吹出口36が形成されている。このように、イ
オン発生装置ユニット33を送風通路Bに配置すること
により、結露状態になって、イオン発生能力の低下を招
くことを防止できる。
機1と室外機40とリモコン8とから構成され、室内機
1は、室内熱交換器25および室内ファン26を備え、
室外機40は、室外熱交換器41、圧縮機42、膨張弁
43および室外ファン44を備えている。
されており、除加湿装置50は、室内の水分を吸着、離
脱する吸湿ロータ51、室内の空気を吸い込む除湿ファ
ン52、吸湿ロータ51に再生空気を送る再生ファン5
3、吸湿ロータ51に送る再生空気を加熱する再生ヒー
タ54、経路を切換えるダンパ55から構成されてい
る。
すように、イオン発生装置60、送風機61、ユニット
吸込口62、フィルター63およびユニットケース6
4、複数の吹出口から構成されている。
に、円筒状の誘電体65と、誘電体65の内側に取り付
けられた内電極66と、内電極66に対向して誘電体6
5の外側に取り付けられた外電極67と、誘電体65の
両端に装着されたシール用の絶縁パッキン68、69と
から構成されている。
で両端が開口された、商品名:ネオセラムのガラス材料
からなり、外径が10mmとされる。内電極66は、一
般に高圧電極と称され、材質がSUS316のステンレ
ス鋼線、40メッシュの金網で平織り加工されている。
外電極67は、一般にGND電極と称され、材質がSU
S316のステンレス鋼線、16メッシュの金網で平織
り加工されている。内電極66、外電極67には、高圧
回路に接続されるリード線70、71が所定の位置にそ
れぞれ溶着されている。リード線70、71は、芯線が
ステンレス鋼で周囲の被覆はテフロン(登録商標)製か
ら構成される。
65の端縁部が挿入される溝72が環状に形成され、絶
縁パッキン68、69は誘電体65の両端に嵌合され
る。溝72に囲まれた内側には凹部73が形成され、凹
部73の底面にリード線70を通すための穴74が形成
され、穴74には薄膜が形成されている。リード線70
を通す際に、この薄膜を破る加工処理が施される。ま
た、絶縁パッキン69、70の外側面に、ユニットケー
ス64への取付用の溝75が形成されている。なお、絶
縁パッキン69、70の材料は、クロロスルホン化ポリ
エチレン(商品名ハイパロン)若しくはEPゴムから形
成されている。
口度(メッシュ数)について、内電極66のメッシュ数
は、外電極67のメッシュ数より多い、密状態の40メ
ッシュとされ、外電極67のメッシュ数は、内電極66
のメッシュ数より少ない、粗状態の16メッシュとされ
る。このようにすることにより、プラスイオン、マイナ
スイオンの発生量が多くなり、オゾンの発生量も目標以
下の値にすることができる。
の誘電体65に装着するときには、金網とガラス管との
密着度がイオン発生量の条件のポイントとなる。外電極
67では、図9に示すように、平織りの金網の網目を4
5度傾けた状態にして、誘電体65の大きさに応じた所
定の寸法で矩形状に切断し、四隅をスポット溶接Sす
る。その後、ロール加工で円筒状にして、両端を少し重
ね合わせて溶着する。この円筒状の外電極67の内径寸
法は誘電体65の外形寸法より小とされる。
るには、まず外電極67の金網を上下方向(軸線方向)
にわずかに圧縮した状態にすると、左右方向(周方向)
に広がろうとするので、外電極67がわずかに膨らんだ
状態となり、誘電体65を挿入しやすくなる。この状態
の外電極67を誘電体65にかぶせていくと、外電極6
7は上下方向に延び、左右方向には縮むので、外電極6
7を誘電体65の外面に密着させることができる。な
お、外電極67の四隅にされたスポット溶接により、金
網自身はばらけることはない。
織りの金網を誘電体65の大きさに応じた所定の寸法で
矩形状に切断し、ロール加工で円筒状にした後、両端を
接合しないで誘電体65の外形寸法よりやや大きめに成
形される。
るには、まず内電極66の金網を誘電体65の内径Dよ
りわずかに小さめ(D−α)にした状態で、誘電体65
の内側に挿入する。このとき、内電極66の金網は通常
の状態より小径に変形されているので、元の状態に戻ろ
うと外側に広がる力が働き、誘電体65の内面に内電極
66を密着させることができる。以上のように各電極6
6、67を誘電体65にそれぞれ密着させることによっ
て、イオンの発生量を多くすることができる。
0を組み立てるとき、誘電体65の内側にリード線70
を溶着した内電極66を挿入する。さらに、絶縁パッキ
ン69の凹部73の穴74に形成された薄膜を破って、
リード線70を通した後、絶縁パッキン69を誘電体6
5の一端に挿入嵌合する。
1を溶着した外電極67を被せ、絶縁パッキン68を誘
電体65の他端に挿入嵌合する。これによってイオン発
生装置60が完成する。
に誘電体65が挿入されて嵌合されるが、溝72の幅は
誘電体65の厚みより小とされている。この溝72は、
各電極66、67が誘電体65に対して左右方向にずれ
ることを防止するために設けられている。すなわち、各
電極66、67が誘電体65の内外面でそれぞれ左右方
向にずれると、絶縁パッキン68、69の溝72の周辺
に当接し、それ以上は移動することができないようにな
る。左右方向に最大ずれても、電気容量は約3%程度の
ばらつきとなり、イオン発生量には影響が少ない。
0を収納するケース60aに送風機61のケーシング6
1aが一体的に取り付けられた構造であって、耐オゾン
性に優れた材料、例えばポリブチレンテレフタレート
(PBT)によって細長い円筒あるいは直方体をした形
状とされるが、この形状に限定されるものではない。送
風機61は、イオン発生装置60の軸線方向の上流側に
配置され、取付口76を介してイオン発生装置60と連
通される。
に形成されたユニット吸込口62から取り入れた空気を
取付口76、通気口78を通じてイオン発生装置60に
送り込み、ここで発生したプラスイオンとマイナスイオ
ンを吹出すためのものである。室内機1の送風通路Bに
おける収納状態に応じて、ケーシング、ファン、モータ
の形態を適宜選択すればよい。
が取り付けられている。フィルター63としては、埃や
塵などを除去するプレフィルターと室内の臭いを除去す
るための脱臭フィルターなどを組み合わせたものか、あ
るいはいずれか単体のフィルターでも構わない。
イオン発生装置60に対向するように2つの吹出口が形
成され、イオン吹出口36を通じて直接室内に吹き出す
第1吹出口79と、合流口34に向けて吹き出す第2吹
出口80とされる。両吹出口79、80は90度ずらし
て配されている。また、ユニット吸込口62は、第1吹
出口79と同じ向きか、あるいは第2吹出口80と18
0度ずれた位置に配されている。
の吹出方向を空気調和機の運転状況に応じて切換えるた
めの切換手段が設けられ、各吹出口79、80を開閉す
るダンパ81と、ダンパ81を駆動する駆動装置82と
からなる。ダンパ81は、図11に示すように、ユニッ
トケース64の内周面に応じた円弧状の板であり、内周
の約1/3の大きさを有している。ダンパ81は、ユニ
ットケース64に内周面に沿ってスライド可能なように
軸線方向両端を支持され、一端側にピニオンギヤ83が
形成されている。駆動装置82は、ピニオンギヤ83に
噛み合わされたギヤ84と、このギヤ84を回転させる
ステッピングモータ85とからなる。ステッピングモー
タ85が駆動されると、ダンパ81が移動して、各吹出
口79、80のうち一方の吹出口が開放され、他方の吹
出口が閉塞されることにより、吹出口79、80の切換
えが行われる。なお、両吹出口79、80を閉塞しない
位置までダンパ81を移動可能なようにしておけば、両
吹出口79、80から空気を吹き出すこともできる。
86が設けられ、ダンパ81には透明な材料が使用され
て、イオン発生装置60の運転中に発光体86からの青
色等の光によって照らされたイオン発生装置60を外部
から視認できるようにされている。なお、発光体86の
光を直接外部から確認できるようにしてもよい。
において、ユニットケース64内の所定の位置にダンパ
81を挿着し、ステッピングモータ85をユニットケー
ス64の外部から装着して仮止めし、ステッピングモー
タ85のシャフトにギヤ84を取り付けて、ダンパ81
のピニオンギヤ83に噛み合わせて、ステッピングモー
タ85を固定する。さらに、発光体86が搭載された基
板を所定の位置の取り付ける。ユニットケース64内の
取付孔87にイオン発生装置60の絶縁パッキン68を
嵌め込み、支持板88に絶縁パッキン69を取付け、フ
ィルター63を装着した送風機61のケーシング61a
をケース60aにねじ等によって組み付けると、イオン
発生装置ユニット33が完成する。このユニット33を
送風通路B内の所定の位置にねじ等によって着脱可能に
装着する。
まず、操作はリモコン8によって行うことができ、その
手順を説明する。リモコン8の制御パネルの運転切換ス
イッチ34を押す毎に運転モードが『自動』→『暖房』
→『冷房』→『ドライ』→『自動』と変わって、リモコ
ン表示部18に表示され、これにより運転モードを選択
する。
1の液晶表示装置6の受光部17によって受信される。
室内機1には、制御装置が内蔵されており、図12に示
すように、制御装置は、CPU、メモリ等からなる制御
部90と、スイッチ判定手段91と、室内ファン駆動回
路92と、イオン発生装置駆動回路93と、除加湿装置
駆動回路94と、ダンパ駆動回路95とを備えており、
リモコン8からの信号に応じて各装置を作動させる。
1の液晶表示装置6に運転内容、設定温度、室内温度が
順に表示され、運転中は、常に室内温度を表示する。運
転を停止するときには、運転/停止スイッチ20を押す
と、液晶表示装置6の表示が消え、運転が停止する。温
度を変えたいとき、例えば1℃上げたいときには、温度
スイッチ21の『△』スイッチを1回押すと、設定温度
が1℃上がり、暖房・冷房運転モードのときは、リモコ
ン表示部18と液晶表示装置6に設定温度が表示され
る。また、自動・ドライ運転モードのときには、リモコ
ン表示部18に上げたい温度分だけの温度が表示され、
液晶表示装置6に設定温度が表示される。このとき、液
晶表示装置6の設定温度の表示は、約4秒後に室温表示
に戻る。風量を変えたいときには、風量スイッチ35を
押すごとに、風量が変化し、リモコン表示部18に『風
量自動』→『風量△』→『風量△△』→『風量△△△』
→『風量自動』と表示され、液晶表示装置6に『風量自
動』→『風量微風』→『風量弱風』→『風量強風』→
『風量自動』と表示される。
る。冷房運転時には、圧縮機42から凝縮されて高温状
態になっている熱交換媒体が、室外機40の室外熱交換
器41に送られる。室外熱交換器41では、室外ファン
44により外気が室外熱交換器41に送風され、熱交換
媒体の熱を奪い、熱交換媒体は冷却される。熱交換媒体
は、膨張弁43を通過して、室内熱交換器25により蒸
発気化される。室内ファン26により吸い込まれた室内
の空気は室内熱交換器25を通過して、室内熱交換器2
5により熱を奪われる。このようにして、室内の空気は
冷やされて循環し、冷房が行われる。
体を逆循環させることにより行われる。凝縮した熱交換
媒体を室内熱交換器25に送り、室内熱交換器25を通
過する室内の空気を温めて室内暖房を行う。熱交換媒体
は、膨張弁43を通過して室外熱交換器41により蒸発
させられる。さらに、室外ファン44により室外熱交換
器41に送風された外気と熱交換をして、外気からの熱
を奪い、圧縮機42に戻る。
26によって、室内機1の前パネル3の吸込口31およ
び本体ケーシング2の吸込口32から吸い込まれ、フィ
ルター9、10を通過して、室内熱交換器25に至る。
室内熱交換器25の表面全体に室内の空気が導かれるの
で、室内熱交換器25での熱交換率が良くなる。室内熱
交換器25を通過して、吹出口4から吹き出される。
これに連動してイオン発生装置ユニット33にも交流高
電圧が印加され、プラスイオンとマイナスイオンが生成
される。プラスイオンとしては、H+(H2O)n、マイ
ナスイオンとして、O2 -(H 2O)mが最も安定に生成
される。また、空気調和機の運転開始と同時に、ステッ
ピングモータ85が駆動され、図11(a)に示すよう
に、ダンパ81が移動して第2吹出口80を開放し、送
風通路Bは合流口34から吹出口4に連通する。
9、10を通過した空気の一部は、送風通路Bに入り、
イオン発生装置ユニット33に吸い込まれる。ユニット
ケース64のフィルター63を通過して、臭いや塵、埃
の除去された空気は、イオン発生装置60から発生する
プラスイオンとマイナスイオンを含んで、第2吹出口8
0から吹き出される。イオン発生装置ユニット33から
吹き出された空気は、送風通路Bを経て合流口34から
循環通路Aを流れる熱交換された空気と合流して、吹出
口4より吹き出され、室内の隅々まで空気が対流循環す
る。
では、空気中の浮遊細菌に対し格別な効果はない。とこ
ろが、これらのプラスイオンとマイナスイオンが同時に
生成すると、化学反応によって活性種である過酸化水素
H2O2または水酸化ラジカル・OHが生成する。これら
は極めて強力な活性を示すため、空気中の浮遊細菌を除
去することができる。したがって、イオン発生装置ユニ
ット33を搭載した空気調和機を運転すると、開始して
から3時間後に一般生菌を83%、真菌を88%除去す
ることができる。
ニット33を単独で運転するときは、空気調和機の運転
が停止していてもリモコン8のクラスタースイッチ24
を『入』にすると、運転を開始する。イオン発生装置ユ
ニット33に交流高電圧が印加され、室内機1の室内フ
ァン26にも印加される。また、ステッピングモータ8
5が駆動され、図11(b)に示すように、ダンパ81
が移動して第1吹出口79を開放し、送風通路Bはイオ
ン吹出口36に連通する。
い込まれた空気は、送風機61によって送風通路Bに流
れ、イオン発生装置ユニット33内に吸い込まれる。イ
オン発生装置ユニット33から吹き出されたプラスイオ
ンとマイナスイオンを含んだ空気は、第1吹出口79を
通ってイオン吹出口36から室内に放出される。これに
より、空調運転に関係なく単独でも運転をすることがで
き、室内の空気中の浮遊細菌に対しての殺菌効果が得ら
れ、空気調和機としての商品の使い勝手の向上が図られ
る。
内の空気を除湿、加湿して、空気を調質できる。そこ
で、除加湿装置50を運転するときに同時にイオン発生
装置ユニット33も併用運転するようにする。リモコン
8の湿度スイッチ22あるいは換気スイッチ23を
『入』にして、除加湿装置50の運転を開始すると、イ
オン発生装置ユニット33に交流高電圧が印加され、更
に室内ファン26にも印加される。また、ダンパ81が
第1吹出口79を開放するようにステッピングモータ8
5が駆動され、送風通路Bはイオン吹出口36に連通す
る。
ナスイオンを含んだ空気が吹き出されるとともに、除加
湿用吹出口7から調質された空気が吹き出され、室内の
空気が殺菌されたさわやかな快適空間を得られる。
ト33として、図13に示すように、第1吹出口79に
空気の流れを変える風向調整手段が設けられる。その他
の構成は上記実施形態と同じである。
数の縦ルーバー100が回動自在に取り付けられ、各縦
ルーバー100が連結板101によって連結されてい
る。そして、図示しないステッピングモータによって、
各縦ルーバー100が任意の角度に位置決めされたり、
あるいは連続的に首振りされる。これによって、イオン
を含んだ空気を所望の方向に吹き出したり、あるいは満
遍なく吹き出すことができる。
駆動するために制御回路や電源回路が設けられている
が、これらの回路を搭載した制御基板102はイオン発
生装置ユニット33に設けられている。すなわち、図1
4に示すように、ケーシング61aに制御基板102を
収納するための収納部103が一体的に形成され、ここ
に制御基板102が着脱可能に装着される。そして、本
体ケーシング2には、図15に示すように、その前面に
イオン発生装置ユニット33用の接続端子104が設け
られている。この接続端子104は、通常はカバーで覆
われている。
ング2内の所定の位置に装着した後、制御基板102か
らのケーブルを接続端子104に接続する。これによっ
て、空気調和機からイオン発生装置ユニット33に対し
て、電源電圧が供給され、制御信号が送信される。した
がって、このようなイオン発生装置ユニット33であれ
ば、後付けすることが容易となり、オプションとしてユ
ーザーの要望に応じることができる。
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。上記実
施形態では、空気調和機の室内機にイオン発生装置ユニ
ットを設けているが、一体型の空気調和機あるいは空気
清浄機に設けてもよい。また、イオン発生装置ユニット
において、送風機はイオン発生装置の上流側に配されて
いるが、逆にイオン発生装置の下流側に配してもよい。
てもよく、この場合各吹出口ごとにシャッターをそれぞ
れ設け、シャッターの開閉によって吹出口を個別に開閉
して、吹出口を切換えるようにしてもよい。複数の吹出
口を組み合わせて吹出方向を設定すれば、使用目的に応
じた多様な使い方ができる。
よると、イオン発生装置と送風機を内装したユニットケ
ースに複数の吹出口を設けることにより、運転状態に合
わせて吹出口を選択することが可能となる。したがっ
て、効率よくプラスイオンとマイナスイオンを含んだ空
気を吹き出すことができ、イオンによる殺菌効果を大い
に発揮させることができる。
での空気の吹出方向を変えたりすることによって、多様
な使用が可能となり、商品としての使い勝手も向上させ
ることができる。
トを空気調和機に装着するだけの簡単な作業で、室内に
浮遊している細菌を除去する機能を容易に付加すること
ができ、空気調和機の付加価値を高めることができる。
図
過程を示す図
成図
構成図
斜視図
Claims (12)
- 【請求項1】 プラスイオンとマイナスイオンを同時に
発生させるイオン発生装置と、発生したイオンを吹き出
すための送風機と、前記イオン発生装置および送風機を
内装するユニットケースとを備え、該ユニットケース
に、イオンを含んだ空気を異なる方向に吹き出せるよう
に複数の吹出口が設けられたことを特徴とするイオン発
生ユニット。 - 【請求項2】 各吹出口を切換えて吹出方向を変更する
切換手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の
イオン発生ユニット。 - 【請求項3】 切換手段は、各吹出口を開閉するダンパ
を備えたことを特徴とする請求項2記載のイオン発生ユ
ニット。 - 【請求項4】 吹出口に、空気の流れを変える風向調整
手段が設けられたことを特徴とする請求項1または2記
載のイオン発生ユニット。 - 【請求項5】 イオン発生装置と送風機とが軸線方向に
並設され、各吹出口が軸線方向に平行に形成され、ユニ
ットケース内において空気は、前記イオン発生装置に沿
って軸線方向に流れてから軸線方向と垂直な方向に吹き
出されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載のイオン発生ユニット。 - 【請求項6】 送風機はイオン発生装置よりも上流側に
配され、前記送風機に対向するように吸込口がユニット
ケースに形成されたことを特徴とする請求項5記載のイ
オン発生ユニット。 - 【請求項7】 ユニットケースに、イオン発生装置およ
び送風機を作動させるための制御基板が設けられたこと
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のイオン発
生ユニット。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のイオン
発生ユニットを備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項9】 イオン発生ユニットは、熱交換器を通っ
て室内の空気が循環する循環通路とは別に形成された送
風通路に設置されたことを特徴とする請求項8記載の空
気調和機。 - 【請求項10】 送風通路に、直接外部に向かって空気
を吹き出す吹出口と、循環通路に合流する合流口とが形
成されたことを特徴とする請求項9記載の空気調和機。 - 【請求項11】 イオン発生ユニットに内蔵されたイオ
ン発生装置および送風機を作動させるための制御回路か
らの接続線を接続する接続端子が設けられたことを特徴
とする請求項8、9または10記載の空気調和機。 - 【請求項12】 イオン発生ユニットの作動を制御する
制御装置を備え、該制御装置は、空調運転に連動して前
記イオン発生ユニットを作動させることを特徴とする請
求項8〜11のいずれかに記載の空気調和機。
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