JP2002216933A - イオン発生装置及びこれを用いた空気調節装置 - Google Patents

イオン発生装置及びこれを用いた空気調節装置

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JP2002216933A
JP2002216933A JP2001293458A JP2001293458A JP2002216933A JP 2002216933 A JP2002216933 A JP 2002216933A JP 2001293458 A JP2001293458 A JP 2001293458A JP 2001293458 A JP2001293458 A JP 2001293458A JP 2002216933 A JP2002216933 A JP 2002216933A
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lamp
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JP2001293458A
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Yoshinori Sekoguchi
美徳 世古口
Mamoru Morikawa
守 守川
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Sharp Corp
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイナスイオンを発生させる運転と、マイナ
スイオンおよびプラスイオンを発生させる運転とを切り
替えることができるイオン発生装置を提供する。 【解決手段】 誘電体11と、誘電体11を挟んで対向
する一対の電極12、13と、該一対の電極12、13
間に交流電圧を印加するスイッチングトランス31と、
二次巻線31s1と電極13との接続点にアノードが接
続されカソード側が接地されるダイオードD1と、ダイ
オードD1の両端に接続されるリレー32と、を備える
とともに、リレー32をON状態にするとプラスイオン
とマイナスイオンとが発生し、リレー32をOFF状態
にするとマイナスイオンが発生するイオン発生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中にイオンを
発生させるイオン発生装置およびこれを用いた空気調節
装置に関するものである。ここでいう空気調節装置に該
当するものの例としては、空気調和機、除湿機、加湿
器、空気清浄機、ファンヒータなどがあり、主に家屋の
室内、ビルの一室、病院の病室、車内、飛行機内、船内
などで用いられる。
【0002】
【従来の技術】一般に、事務所や会議室などの換気の少
ない密閉化された部屋では、部屋内の人が多いと、呼吸
により排出される二酸化炭素やたばこの煙、ホコリなど
の空気汚染物質が増加するため、人間をリラックスさせ
る効能を有するマイナスイオンが空気中から減少してい
く。特にタバコの煙によってマイナスイオンが多量に失
われ、通常の1/2〜1/5程度にまで減少することが
ある。そこで空気中のマイナスイオンを補給するため、
種々のイオン発生装置が提案されており、空気清浄機等
に搭載されていた。
【0003】一方、近年殺菌・除菌に対するニーズが高
まっているが、マイナスイオンを発生するイオン発生装
置では空気中の浮遊細菌を積極的に除去することはでき
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、空気中の浮遊細菌を除去する手段について鋭意検討
を重ねた結果、プラスイオンとマイナスイオンとを発生
させればよいことを見い出した。プラスイオンとしての
+(H2O)n(nは任意の自然数)と、マイナスイオ
ンとしてのO2 -(H2O)m(mは任意の自然数)とが発
生し、これらが化学反応して活性種である過酸化水素
(H22)及び/又は水酸基ラジカル・OHを生成し、
空気中の浮遊細菌を除去するのである。
【0005】しかし、プラスイオンは人間に対してスト
レスを与えるといわれている。このため、プラスイオン
とマイナスイオンとを発生させると、マイナスイオンの
持つ人間をリラックスさせる効能が減ずることになる。
従って、使用目的に応じて運転モードを切り替える必要
がある。すなわち、リラクゼーション効果を得たいとき
にはマイナスイオンを発生させる運転モードに、また除
菌・殺菌効果を得たいときにはプラスイオンとマイナス
イオンを発生させる運転モードに、ユーザの選択によっ
てまたは周辺状況に応じて自動的に運転モードを切り替
えることのできるイオン発生装置が望まれている。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑み、マイナス
イオンを発生させる運転と、マイナスイオンおよびプラ
スイオンを発生させる運転とを切り替えることができる
イオン発生装置およびこれを用いた空気調節装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るイオン発生装置においては、プラスイ
オンとマイナスイオンを発生する第1の発生手段と、マ
イナスイオンを発生する第2の発生手段と、前記第1の
発生手段と前記第2の発生手段とを切り換える切換手段
と、を備えるようにする。また、前記第1の発生手段及
び前記第2の発生手段が、誘電体と、該誘電体を挟んで
対向する一対の電極と、該一対の電極間に交流電圧を印
加する交流高電圧発生手段と、を備えてもよい。さら
に、前記第1の発生手段と前記第2の発生手段とを切り
替える切換手段が、前記一対の電極のうち電圧供給側で
ない方の電極にアノード側が接続されカソード側は接地
されるダイオードと、該ダイオードの両端に接続される
スイッチング手段と、を備える構成としてもよい。前記
スイッチング手段をON状態にするとプラスイオンとマ
イナスイオンとが発生し、前記スイッチング手段をOF
F状態にするとマイナスイオンが発生する。また、前記
スイッチング手段をリレーとしてもよい。
【0008】さらに、イオン発生装置が駆動していると
きに発光する発光手段と、該発光手段の駆動を停止させ
ることができる停止手段を備えてもよい。
【0009】また、本発明に係る空気調節装置は上記構
成のイオン発生装置と空気調和手段を備える構成として
いる。さらに、前記イオン発生装置の駆動状態を制御す
る第1駆動制御手段と、前記空気調和手段の駆動状態を
制御する第2駆動制御手段と、を備えてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るイオン発生装置の一
実施形態について図面を参照して説明する。図1はイオ
ン発生装置の回路図を示したものである。
【0011】商用電源30にはフォトトライアックT1
が接続されている。フォトトライアックT1に光結合し
た発光ダイオードD4が設けられており、その発光ダイ
オードD4はマイクロコンピュータ33に接続されてい
る。このフォトトライアックT1と発光ダイオードD4
とはSSR35を構成している。
【0012】SSR35の商用電源30に接続されてい
ない側は、抵抗R6を介してダイオードD5のアノード
側に接続される。ダイオードD5のカソード側はコンデ
ンサC2の正極側に接続される。また、コンデンサC2
の負極側と商用電源30との接続点は接地されている。
【0013】コンデンサC2の正極側には抵抗R7を介
してツェナーダイオードD7のカソード側が接続され、
ツェナーダイオードD7のアノード側はコンデンサC2
の負極側に接続されている。さらに、コンデンサ2の正
極側にはスイッチングトランス31の一次巻線31pの
一端が接続されている。スイッチングトランス31の一
次巻線31pの他端はnpn型スイッチングトランジス
タQ2のコレクタに接続され、スイッチングトランジス
タQ2のエミッタは抵抗R8を介してコンデンサC2の
負極側に接続されている。また、スイッチングトランス
31の一次巻線31pの両端にはコンデンサC3が接続
されている。
【0014】抵抗R7とツェナーダイオードD7との接
続点には、スイッチングトランジスタQ2のベースとn
pn型フォトトランジスタQ1のコレクタとが接続され
ている。フォトトランジスタQ1のエミッタはコンデン
サC2の負極側に接続されている。フォトトランジスタ
Q1に光結合した発光ダイオードD6が設けられてお
り、その発光ダイオードD6はマイクロコンピュータ3
3に接続されている。このフォトトランジスタQ1と発
光ダイオードD6とはフォトカプラ38を構成してい
る。
【0015】スイッチングトランス31は、二次側に二
次巻線31s1、31s2、31s3を備えている。ス
イッチングトランス31の二次巻線31s1にはイオン
発生電極体1が接続されている。イオン発生電極体は誘
電体11と誘電体11を挟んで対向する一対の電極(内
電極12、外電極13)とを有している。スイッチング
トランス31の二次巻線31s2の一端は、フィードバ
ック制御回路300の入力側に接続されている。フィー
ドバック制御回路300の出力側は抵抗R7とツェナー
ダイオードD7との接続点に接続される。また、スイッ
チングトランス31の二次巻線31s2の他端は、コン
デンサC2の負極側に接続される。スイッチングトラン
ス31の二次巻線31s3には後述する異常検出回路3
6に接続されている。
【0016】このような構成により、商用電源30から
出力されるAC電圧はダイオードD5およびコンデンサ
C2によって整流かつ平滑化されたDC電圧に変換され
る。このDC電圧はスイッチングトランジスタQ2がO
N状態のときにスイッチングトランス31の一次巻線3
1pに供給される。フィードバック制御回路300がス
イッチングトランス31の二次巻線31s2の誘起電圧
に基づいてスイッチングトランジスタQ2のON/OF
F制御を行うことによって、スイッチングトランス31
の二次巻線31s1の誘起電圧、すなわちイオン発生電
極体1に供給される高電圧が安定化される。
【0017】ダイオードD1のアノード側がスイッチン
グトランス31の二次巻線31s1と外電極13との接
続点に、ダイオードD1のカソード側がコンデンサC2
の負極側に、それぞれ接続されている。そして、ダイオ
ードD1にはリレー32が並列接続されている。
【0018】マイクロコンピュータ33は入力部34か
ら送られる信号に基づきリレー32のON/OFF状態
を制御する。入力部34はユーザが運転モードを選択で
きる操作盤や周辺環境によって自動的に運転モードを決
定する制御回路などである。
【0019】リレー32がON状態のときは外電極13
は接地されている。また、内電極12には、図2に示す
ような正弦波状電圧が印加される。このとき、イオン発
生電極体1は空気からプラスイオンとマイナスイオンと
を生成する。これにより、空気中の浮遊細菌が除去され
る。
【0020】一方、リレー32がOFF状態であれば、
外電極13はダイオードD1を通じ商用電源30の接地
側に接続される。したがって、ダイオードD1のアノー
ド側電位が商用電源30の接地側電位より高くなる位相
のときは、ダイオードD1の順方向に導通し、外側電極
13は商用電源30の接地側と略同電位となる。一方、
逆位相のときは、ダイオードD1の阻止方向で、外側電
極13は商用電源30の接地側より低い電位となる。こ
の結果、外電極13に印加される電圧は、図3に示すよ
うに、上述のプラスイオンとマイナスイオンとが発生す
るときに内側電極12に印加される正弦波状電圧(図2
参照)を全体的に負電位側に移行した波形になるので、
マイナスイオンが発生する。すなわち、リレー32がO
FF状態のときは、イオン発生電極体1は空気からマイ
ナスイオンを生成する。これにより、リラクゼーション
効果が得られる。
【0021】また、マイクロコンピュータ33は入力手
段34から送られる信号に基づきSSR35のON/O
FF状態を制御する。SSR35をON状態にすること
でイオン発生装置を運転させることができ、SSR35
をOFF状態にすることでイオン発生装置の運転を停止
させることができる。
【0022】次に上述したスイッチングトランス31の
二次巻線31s3に接続される異常検出回路36につい
て説明する。スイッチングトランス31の二次巻線31
s3の一端は抵抗R1の一端に、スイッチングトランス
31の二次巻線31s3の他端は抵抗R2の一端に接続
されている。抵抗R1の他端と抵抗R2の他端とはとも
にダイオードD2のアノード側に接続されている。ダイ
オードD2のカソード側は抵抗R3を介してコンデンサ
C1の一端に接続されている。また、コンデンサC1の
他端は抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R4はコ
ンデンサC1に並列接続されている。抵抗R4の一端は
抵抗R5を介してマイクロコンピュータ33に接続され
ており、抵抗R4の他端は接地されている。
【0023】このような構成により、スイッチングトラ
ンス31の二次巻線31s3ではスイッチングトランス
31の二次巻線31s1の両端電圧に応じた誘起電圧が
発生する。スイッチングトランス31の二次巻線31s
3で発生した誘起電圧が整流かつ平滑化されてマイクロ
コンピュータ33に入力される。イオン発生電極体1が
ショートしていた場合、スイッチングトランス31の二
次巻線31s3に発生する誘起電流は通常より小さくな
る。従って、マイクロコンピュータ33に入力される電
圧信号は通常より小さくなる。一方、電極12、13が
はずれていた場合、スイッチングトランス31の二次巻
線31s3に発生する誘起電圧は通常より大きくなる。
従って、マイクロコンピュータ33に入力される電圧信
号は通常より大きくなる。マイクロコンピュータ33
は、マイクロコンピュータ33に入力される電圧信号が
所定範囲外のときは異常とみなし、報知手段37を作動
させる。報知手段37としては、光や音などによってユ
ーザに異常を認識させる手段が挙げられる。
【0024】マイクロコンピュータ33には、発光ダイ
オードD3と押しスイッチ39が接続されている。通常
押しスイッチ39はON状態になっており、イオン発生
装置が運転中は発光ダイオードD3が発光し、イオン発
生装置の運転が停止すると発光も止まる。尚、夜間など
で発光ダイオードD3が発する光が気になるときには、
押しスイッチ39をOFF状態にする。これにより、イ
オン発生装置が運転中にもかかわらず発光ダイオードD
3の発光を止めることができる。
【0025】図9に、イオン発生電極体1の一実施態様
を示す断面図を示す。イオン発生電極体1は、ガラス管
(誘電体)11と、ガラス管11の内周面に密着するよ
うに配設した内電極12と、ガラス管11の外周面に密
着するように配設した外電極13と、ガラス管1の両側
端に嵌着された一対の栓部材2、2’とを有し、栓部材
2の中心に形成された孔21からガラス管内にリード線
3の一端を挿入し内電極12に溶着している。一方、外
電極13にもリード線3’の一端が溶着され、リード線
3、3’の他端はともにスイッチングトランス31の二
次巻線31s1(図9では不図示)に接続されている。
【0026】図9のイオン発生電極体1では、誘電体1
1としてガラス管(商品名「パイレックス(登録商
標)」、外径20mm)を用いているが、これに限定さ
れるものではなく、絶縁性を有するものであれば何でも
よい。またその形状についても特に限定はなく、搭載す
る機器の形状、構造などから適宜決定すればよい。
【0027】図9の内電極12および外電極13として
金網を使用している。内電極12は、SUS316又は
SUS304からなるステンレス鋼線を平織りした40
メッシュの金網を使用している。他方、外電極13は、
SUS316又はSUS304からなるステンレス鋼線
を平織りした16メッシュの金網を使用している。な
お、「メッシュ」とは長さ1インチの正方形内部にある
孔の数を意味する。従ってメッシュ数の大きいものほど
網目が細かい。なお、イオン発生電極体1の静電容量を
大きくしイオン発生効率を上げるために、内電極12お
よび外電極13をガラス管11に密着させている。
【0028】図9において、栓部材2、2’は円盤状を
なし、一方面側の周縁部に周突起部22が形成され、周
突起部22の中央付近にはガラス管11の側端が嵌着す
る周溝23が形成されている。そして栓部材2の側面に
は、イオン発生電極体1を取り付けるための外周溝24
が形成されている。また栓部材2、2’の中心には薄膜
が形成された孔21が設けられており、この薄膜にはリ
ード線3を通す際に容易に破れるような加工処理がなさ
れている。
【0029】図9のイオン発生電極体1は、例えば次の
ようにして組み立てることができる。リード線3をあら
かじめ溶着した内電極12をガラス管11の内側にまず
挿入する。そしてリード線3の自由端を栓部材2の孔2
1に挿通させながら、ガラス管11の一方の側端に栓部
材2を嵌着する。次に、リード線3’を予め溶着した外
電極13をガラス管11の外側に装着した後、ガラス管
11のもう一方の側端に栓部材2’を嵌着する。
【0030】イオンの生成時にはオゾンが副次的に生成
される。イオン発生電極体1で生成するオゾン量は通常
は許容範囲内であるが、必要によりオゾン分解触媒をガ
ラス管11、内電極12、外電極13の少なくとも1つ
に担持させるか、あるいは触媒担持体をイオン発生電極
体1近傍に配設して、生成したオゾンの酸素への分解を
促進しオゾン量を減らしてもよい。このようなオゾン分
解触媒としては従来公知のもの、例えば、二酸化マンガ
ン白金粉末、二酸化鉛、二酸化銅(II)、ニッケルなど
が使用できる。また、触媒担持体としては、円筒状かつ
網状であって、円筒状の外電極13の外側に所定距離を
隔てて設けられる態様が挙げられる。
【0031】オゾン分解触媒の担持方法としては、例え
ばバインダーにオゾン分解触媒を分散させておき、これ
をディップ、スピン、スプレーなどのコーティング手段
により基材表面に塗布すればよい。オゾン分解触媒の担
持量については特に限定はなく、発生するオゾン量など
から適宜決定すればよい。
【0032】また、マイクロコンピュータ33がフォト
カプラ38をON/OFF制御することにより、スイッ
チングトランス31がイオン発生電極体1に供給する高
電圧の出力を一定周期でON/OFFすることができ
る。これにより、オゾンの発生量を抑えることができ
る。ON期間、OFF期間とも5秒とし、周期10秒で
運転を行うと、オゾン発生量をこのような制御を行わな
いときと比べて約半分以下に抑えることができる。さら
に、運転モード(風量)に応じてフォトカプラ38のO
N/OFF周期を可変して、各運転モードにおいてフォ
トカプラ38のON/OFF周期が最適の設定になるよ
うにしてもよい。
【0033】次に本発明の空気調節装置について説明す
る。本発明の空気調節装置は、上述したイオン発生装置
を搭載しているので、室内の空気を浄化する本来の作用
に加えて、リラクゼーション効果を得たり、空気中の浮
遊細菌を除去することができる。
【0034】図4は、本発明の空気調節装置としての空
気清浄機の一実施形態を示す分解斜視図である。空気清
浄機は、ベース510の上に固着された本体5と、本体
5の前側に形成された収納部51(図5に図示)に収納
されるフィルター6と、収納されたフィルターを覆う前
カバー7と、本体5の後部を覆う後カバー8とを備えて
いる。
【0035】フィルター6は前面から順に、プレフィル
ター61、脱臭フィルター62、集塵フィルター63か
ら構成されている。プレフィルター61では空気清浄機
に吸引された空気中の大きな塵や埃を捕集する。プレフ
ィルター61の材質としては例えば空気抵抗の大きいポ
リプロピレン製がよい。脱臭フィルター62は、長方形
状の枠にポリエステル製の不織布を取り付け、その上に
活性炭を均一に分散して配設し、そしてその受けにポリ
エステル製の不織布を取り付けた3層構造をなしてい
る。このような構造により、アセトアルデヒドやアンモ
ニア、酢酸など空気中の臭い成分を吸着除去する。集塵
フィルター63は、電石加工したメルトブロー不織布
(「トレミクロン」東レ社製)と骨材(ポリエステル/
ビニロン系不織布)とからなる濾材を折り畳み、その上
・下面に抗菌シートを熱圧着し、これを枠体に挿入した
後、枠体を溶着したものである。この集塵フィルター6
3では空気中の小さな塵や埃を捕集する。
【0036】前カバー7は、平面視中央が僅かに凸とな
るような湾曲を有し、正面視中央部には室内の空気を吸
い込むための吸込口71が形成されている。前カバー7
は本体5から一定距離をおいて本体5に係止され、前カ
バー7と本体5の間隙は室内の空気を吸い込む側面吸込
口72(図7に図示)となる。
【0037】次に、本体5の斜視図を図5に示す。本体
5は縦長の直方体形状をなし、前面中央部にはフィルタ
ー6を収納するための略矩形状に内側に凹んだ収納部5
1を有し、収納部51の底面中央部には放射状の長孔か
らなる通風口52が形成されている。さらに通風口52
の中心には、モータ56(図7に図示)を取り付けるた
めの凹部53が形成され、凹部53の背面側にはファン
57(図7に図示)がモータ56の回転軸に取り付けら
れている。本体5の前面上部には、電源スイッチや風
量、タイマー、運転モード切替スイッチ、運転表示ラン
プなどが設けられた操作部54と、イオン発生装置の作
動状態を視認するための視認窓55が形成されている。
【0038】空気清浄機の背面斜視図を図6に示す。後
カバー8の上部の傾斜面に、多数の4段スリット穴を配
列した吹出口81が形成され、左上部の傾斜面には、多
数のスリット穴を配列したイオン吹出口82が形成され
ている。また後カバー8の上部中央には矩形状凹部から
なる取っ手84、中央平面部の4隅には壁かけ用の係止
部85が設けられている。
【0039】空気清浄機の側断面図を図7に示す。モー
タ56によってファン57が回転すると、前カバー7の
吸込口71および側面吸込口72から空気が吸い込ま
れ、吸い込まれた空気はフィルター6を通ってファン5
7に至り、ここで、上方向に流れを変えて吹出口81へ
向かう。途中、本体5の上部(正面右上部)に取り付け
られたイオン発生電極体1へ至るバイパス通路59が形
成されており、排出される空気の一部はこのバイパス通
路59を通ってイオン発生電極体1に導かれる(図8参
照)。イオン発生電極体1に導かれた空気の一部から、
イオン発生電極体1によりイオンが発生し、イオン吹出
口82からはイオンを含んだ空気が排出される。イオン
が生成されるときにオゾンも同時に生成するが、外電極
13の外側に設けた、二酸化マンガンなどのオゾン分解
触媒を担持した触媒担持体4によって酸素に分解される
ので、イオン吹出口82から排出される空気中に含まれ
るオゾン量は低く抑えられている。尚、ファン57はフ
ァン径よりも厚みを大きくして静音特性を向上させてい
る。また、モータ56は制御性を重視して直流モータを
用いている。
【0040】バイパス通路59およびイオン発生電極体
1の部分を図10に示す。通路口58はファン57の回
転方向に向かって開口し、ファン57により送られる空
気の一部は、通路口58からバイパス通路59に取り込
まれる。バイパス通路59は、直進(ファン回転方向)
した後、空気清浄機の正面方向に向きを変え、イオン発
生電極体1の下を潜って上方向に向きを変えてイオン発
生電極体1に至る経路からなる。
【0041】図7において、イオン発生電極体1に対向
する本体正面部には、イオン発生電極体1の作動状態を
外から視認できるように視認窓55が設けられている。
そして視認窓55の表面には、機内から空気が漏れ出さ
ないように保護カバー50が取り付けられている。この
保護カバー50は、視認窓55を含め本体5の前面すべ
てを保護する(収納部を除く)、収納部51に相当する
部分を開口したシート状物がよい。例えば、材料として
透明の樹脂材を使用し、メタリックシルバー色を裏面に
塗布あるいはシルク印刷すれば、正面から見たときに重
厚感を与えるようになる。このとき、前カバー7の色調
をシースルーとすれば、保護カバー50の色彩と相まっ
て清澄感をアピールできる。
【0042】次に、空気清浄機の運転制御について図1
1に示す回路ブロック図を参照して説明する。マイクロ
コンピュータ46は、ボタン類42、受信回路43、ホ
コリセンサ回路44、ニオイセンサ回路45のそれぞれ
から指令信号を入力し、その指令信号に基づきモータ駆
動回路47、イオン発生装置10、ランプ群48、発振
回路49のそれぞれに制御信号を出力する。
【0043】ボタン類42は操作部54(図5参照)に
設けられている。ボタン群42は、「運転入/切」ボタ
ン、「運転切替」ボタン、及び「切タイマー」ボタンを
備えている。リモートコントローラ41は「運転入/
切」ボタンと「切タイマー」ボタンに加えて「クラスタ
ー入/切」ボタン、「クラスター切替」ボタン、「自動
運転」ボタン、「急速運転」ボタン、「花粉運転」ボタ
ン、「手動(風量)運転」ボタン、「静音運転」ボタ
ン、及び「タバコ運転」ボタン並びに赤外線を発する送
信回路を備えている。
【0044】受信回路43はリモートコントローラ41
の送信回路から発せられる赤外線を受光する。この受信
回路43の受光部は操作部54(図5参照)に設けられ
ている。ホコリセンサ回路44は発光素子と、その発光
素子と光結合する受光素子とからなる光反射型フォトイ
ンタラプタを備えている。空気中の塵や埃の量が多い
と、塵や埃によって反射する反射光が多くなり受光素子
が受光する光量が増える。これにより出力電圧が増加す
る。ホコリセンサ回路はモータ56が作動中のときのみ
作動する。ニオイセンサ回路45は金属酸化物半導体か
らなるニオイセンサを備えており、金属酸化物半導体表
面にガス成分が吸着すると抵抗値が変化することを利用
し、たばこや生活臭などの臭いを検出する。ニオイセン
サ回路45はモータ56が作動中のときは常時作動し、
モータ56が停止している間も一定時間毎に一定短時間
作動する。
【0045】モータ駆動回路47はマイクロコンピュー
タ46から制御信号を受け取り、その制御信号に基づい
た所定の回転数でモータ56が回転するようにPWM制
御を行う。イオン発生装置10は上述したマイナスイオ
ンとプラスイオンを発生させる運転モードとマイナスイ
オン発生させる運転モードとの切替が可能なイオン発生
装置である。尚、後述する「クラスター」ランプが発光
ダイオードD3(図1参照)に該当し、マイクロコンピ
ュータ46が入力部34(図1参照)に該当する。さら
に、発光ダイオードD3が報知手段17(図1参照)も
兼ねている。
【0046】ランプ群48は、「電源」ランプ、「自動
運転」ランプ、「静音運転」ランプ、「花粉運転」ラン
プ、「たばこ運転」ランプ、「風量弱運転」ランプ、
「風量中運転」ランプ、「風量強運転」ランプ、「急速
運転」ランプ、「1時間」ランプ、「2時間」ランプ、
「4時間」ランプ、「クラスター切替」ランプ、及び
「クラスター」ランプを備えている。ランプ群48は操
作部54(図5参照)に設けられている。発振回路49
はマイクロコンピュータ46からの制御信号に応じて電
子音を発生させる。
【0047】マイクロコンピュータ46は以下のような
制御を行う。ボタン群42の「運転入/切」ボタンが押
されると、”自動運転モード”での運転を開始する。”
自動運転モード”とは、ホコリセンサ回路44とニオイ
センサ回路45によって検出される埃や臭いの量に応じ
てモータ56の回転数を可変する運転(後述する”静音
運転モード”、”風量弱運転モード”、”風量中運転モ
ード”、”風量強運転モード”、”急速運転モード”の
いずれかを選択する)のことである。このときランプ群
48の「自動運転」ランプが点灯し、イオン発生装置1
0も運転を開始する。尚、運転中にボタン群42の「運
転入/切」ボタンが押されると、モータ56が停止し、
イオン発生装置10の運転が停止し、ランプ群48の
「自動運転」ランプが消灯する。
【0048】ボタン群42の「運転切替」ボタンが押さ
れる毎に運転モードが、”自動運転モード”→”静音運
転モード”→”風量弱運転モード”→”風量中運転モー
ド”→”風量強運転モード”→”急速運転モード”→”
たばこ運転モード”→”花粉運転モード”→”自動運転
モード”に切り替わり、それに伴いランプ群48の点灯
するランプも「自動運転」ランプ→「静音運転」ランプ
→「風量弱運転」ランプ→「風量中運転」ランプ→「風
量強運転」ランプ→「急速運転」ランプ→「たばこ運
転」ランプ→「花粉運転」ランプ→「自動運転」ランプ
に切り替わる。尚、リモートコントローラ41には、”
自動運転モード”、”静音運転モード”、”たばこ運転
モード”、”花粉運転モード”に対応するボタンが設け
られおり、”風量弱運転モード”、”風量中運転モー
ド”、”風量強運転モード”、”急速運転モード”の切
替は、「手動(風量)運転」ボタンを押すことによって
行う。
【0049】”静音運転モード”では、モータ56の回
転数が300rpmになるようにモータ56を制御す
る。この場合、空気清浄機から発生する音が少ないので
夜間などの運転に適している。
【0050】”風量弱運転モード”ではモータ56の回
転数が550rpmに、”風量中運転モード”ではモー
タ56の回転数が750rpmに、”風量強運転モー
ド”ではモータ56の回転数が900rpmになるよう
に、それぞれモータ56を制御する。
【0051】さらに、”急速運転モード”ではモータ5
6の回転数が1100rpmになるようにモータ56を
制御する。この場合、フィルター6(図4参照)を通過
する空気流量が多くなるので空気の汚れを早く取りたい
ときに適している。
【0052】”たばこ運転モード”では、”風量強運転
モード”での運転を一定時間行った後”自動運転モー
ド”での運転を行う。この場合、たばこのけむりや臭い
の除去に適している。
【0053】”花粉運転モード”では、”風量強運転モ
ード”での運転を一定時間行った後”風量弱運転モー
ド”と”風量強運転モード”とを一定時間毎に切り替え
て繰り返し運転を行う。この場合、花粉の除去に適して
いる。
【0054】運転中にボタン群42又はリモートコント
ローラ41に設けられている「切タイマー」ボタンを押
すと、設定時間後に運転を自動的に停止させることがで
きる。「切タイマー」ボタンを押す毎に、設定時間が”
1時間”→”2時間”→”4時間”→”タイマー取り消
し”→”1時間”と切り替わり、それに伴い、ランプ群
48に設けられている「1時間」ランプ、「2時間」ラ
ンプ、「4時間」ランプにおいて、「1時間」ランプ→
「2時間」ランプ→「4時間」ランプ→なし→「1時
間」ランプと順に点灯するランプが切り替わる。また、
リモートコントローラ41に設けられている「切タイマ
ー」ボタンを押すと、発振回路49が設定時間に応じた
数の電子音を発生させる。尚、イオン発生装置10が作
動しているときに「切タイマー」ボタンが押されると、
イオン発生装置10も連動して設定時間後に運転を停止
する。
【0055】イオン発生装置10が運転停止中に「クラ
スター入/切」ボタンを押すと、SSR35がON状態
になりイオン発生装置10が運転を開始し、「クラスタ
ー」ランプが点灯する。イオン発生装置10が運転中に
「クラスター入/切」ボタンを押すと、SSR35がO
FF状態になりイオン発生装置の運転が停止する。SS
R35の制御信号とモータ駆動回路47のPWM制御信
号とは互いに独立しているので、モータ56のON/O
FF状態に関わらずイオン発生装置10のON/OFF
状態を制御することができる。
【0056】空気清浄機の本体5の外周面に設けられた
押しスイッチ39(図1参照)をOFF状態にすること
で、イオン発生装置10がON状態にもかかわらず、
「クラスター」ランプを消灯させることができる。これ
により、夜間などで使用する場合に「クラスター」ラン
プの光が気になるときは消灯することができ、ユーザの
使い勝手が向上する。
【0057】また、「クラスター」ランプは上述したよ
うに報知手段も兼ねている。イオン発生装置10のガラ
ス管(誘電体)11が破損して、スイッチングトランス
31の二次側がショート状態になったときは、マイクロ
コンピュータ33が異常検出回路36が出力する異常信
号に基づき、パルス状の駆動信号を発光ダイオードD3
に供給する(図1参照)。これにより、「クラスター」
ランプが点滅しユーザに異常を知らせる。尚、押しスイ
ッチ39(図1参照)がOFF状態であると、「クラス
ター」ランプが点滅しユーザに異常を知らせることがで
きないため、押しスイッチ39に並列にリレー(不図
示)を設け、異常検出回路36が出力する異常信号に基
づきマイクロコンピュータ33が異常と認識した場合の
み、そのリレーをON状態にするように制御すればよ
い。また、押しスイッチ39に並列にリレーを設けず、
マイクロコンピュータ33が押しスイッチ39をON/
OFF制御する構成としてもよい。
【0058】「クラスター切替」ボタンを押す毎に、リ
レー32のON/OFF状態が切り替わる。リレー32
がON状態のときすなわちイオン発生装置10からプラ
スイオンとマイナスイオンとが発生するときは「クラス
ター切替」ランプは点灯し、リレー32がOFF状態の
ときすなわちイオン発生装置10からマイナスイオンが
発生するときは「クラスター切替」ランプは消灯する。
【0059】次に、空気清浄機の運転についてその一例
を説明する。まず、操作部54の「運転入/切」ボタン
を押すと、”自動運転モード”で運転が開始される。モ
ータ56によりファン57が回転し、前カバー57の吸
込口71および側面吸込口72から機内に空気が吸い込
まれる。そして、プレフィルター61で空気中の大きい
塵や埃が捕集され、脱臭フィルター62で臭気成分が吸
着除去され、集塵フィルター63で小さな集塵や埃が捕
集される。フィルター6で塵、埃、臭気を除去された空
気は、ファン57により吹出口81から機外へ排出さ
れ、一部は通路口58からバイパス通路59を経てイオ
ン発生電極体1に送られる。
【0060】イオン発生電極体1では、空気清浄機の運
転開始から約1.75kVの交流電圧印加されている。
また、”自動運転モード”ではリレー32、SSR35
はON状態になっている。従って、イオン発生電極体1
で空気からマイナスイオンとプラスイオンが生成され
る。また同時にオゾンも副次的に生成される。このとき
の各濃度は、マイナスイオン・プラスイオン濃度がとも
に2万個/cc、オゾン濃度が0.01ppm以下であ
る。イオン発生電極体1で生成したマイナスイオンとプ
ラスイオンの作用で空気中の浮遊細菌が除去される。発
明者による実験によれば細菌の除去率は、運転を開始し
てから2時間後で86%、4時間後で93%、20時間
後で99%であった。尚、「クラスター切替」ボタンを
押してリレー32をOFF状態にしたときは、イオン発
生電極体1で空気からマイナスイオンが生成し、副次的
にオゾンも生成される。このときの各濃度は、マイナス
イオン濃度が2万個/cc、オゾン濃度が0.01pp
m以下である。
【0061】上記実施形態では空気清浄機を一例として
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
除湿器、加湿器、空気調和機などの空気調節装置にも適
用できる。
【0062】尚、本発明のようにマイナスイオンを発生
させる運転とマイナスイオンおよびプラスイオンを発生
させる運転との切り替えが必要でなく、マイナスイオン
とプラスイオンを発生させる機能のみを有していればよ
い場合は、図12に示すようなイオン発生装置にすると
よい。このイオン発生装置において、図1に示したイオ
ン発生装置と同一の部分には同一の符号を付し説明を省
略する。
【0063】
【発明の効果】本発明によると、プラスイオンとマイナ
スイオンを発生する第1の発生手段と、マイナスイオン
を発生する第2の発生手段と、を備え、第1の発生手段
と第2の発生手段とを切り換える切換手段を具備してい
るので、リラクゼーション効果が得られるマイナスイオ
ンを発生させる運転と、殺菌効果が得られるマイナスイ
オンおよびプラスイオンを発生させる運転とを切り替え
ることができる。
【0064】また、本発明によると、第1の発生手段と
第2の発生手段とを切り換える切換手段が前記一対の電
極のうち電圧供給側でない方の電極にアノード側が接続
されカソード側が接地されるダイオードと、該ダイオー
ドの両端に接続されるスイッチング手段と、を備えてい
るので、スイッチング手段のON/OFF状態を切り替
えることで、上記効果を得ることができる。また、第1
の発生手段と第2の発生手段とを切り換える切換手段が
簡単な構成により実現されるので、低コスト化を図るこ
とができる。
【0065】また、本発明によると、スイッチング手段
がリレーであるので、交流発生手段と前記リレーを制御
する制御回路とが絶縁される。これにより、回路設計が
単純化される。
【0066】また、本発明によると、イオン発生装置が
駆動しているときに発光する発光手段と、該発光手段の
駆動を停止させることができる停止手段と、を備えてい
るので、夜間表示手段の発光が気になる場合には運転中
にもかかわらず発光を停止させることができる。これに
より、ユーザの使い勝手が向上する。
【0067】また、本発明によると、空気調節装置は、
マイナスイオンを発生させる運転と、マイナスイオンお
よびプラスイオンを発生させる運転とを切り替えること
ができるイオン発生装置を備えるので、温度や湿度の調
整機能に加えてリラクゼーション効果及び殺菌効果の機
能を付加することができる。
【0068】また、本発明によると、前記イオン発生装
置の駆動状態を制御する第1駆動制御手段と、前記空気
調和手段の駆動状態を制御する第2駆動制御手段と、を
備えるので、空気調節装置に設けられるイオン発生装置
と空気調和手段とは互いの駆動状態に関わらず各々の駆
動状態を制御できる。従って、イオン発生装置のみをO
N状態にすることや空気調和手段のみをON状態にする
ことができる。これにより、空気調和のみの運転モード
や、リラクゼーション効果のみを得る運転モードや、殺
菌効果のみ得る運転モードが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のイオン発生装置の回路図であ
る。
【図2】 図1のイオン発生装置に設けられるリレ
ーをONしたときの内電極に印加される電圧波形図であ
る。
【図3】 図1のイオン発生装置に設けられるリレ
ーをOFFしたときの外電極に印加される電圧波形図で
ある。
【図4】 本発明の空気清浄機の一実施形態を示す
表側分解斜視図である。
【図5】 図4の空気清浄機の本体の斜視図であ
る。
【図6】 図4の空気清浄機の裏側斜視図である。
【図7】 図4の空気清浄機の縦断面図である。
【図8】 図4の空気清浄機の空気の流通路を示す
図である。
【図9】 イオン発生電極体の一実施形態を示す断
面図である。
【図10】 図4の空気清浄機のイオン発生電極体
への空気通路を示す図である。
【図11】 図4の空気清浄機の回路ブロック図で
ある。
【図12】 マイナスイオンとプラスイオンを発生
するイオン発生装置の回路図である。
【符号の説明】 1 イオン発生電極体 10 イオン発生装置 11 ガラス管(誘電体) 12 内電極 13 外電極 30 商用AC電源 31 スイッチングトランス 31p スイッチングトランスの一次巻線 31s1〜31s3 スイッチングトランスの二次巻
線 32 リレー 33 マイクロコンピュータ 34 入力部 35 SSR 36 異常検出回路 37 報知手段 38 フォトカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03C 3/40 B03C 3/40 C 3/66 3/66 F24F 1/00 F24F 7/00 B 7/00 A61L 2/02 Z // A61L 2/02 F24F 1/00 371B Fターム(参考) 3L051 BC10 4C053 MM02 MM05 4C058 AA23 BB02 BB10 DD11 DD12 DD14 DD16 DD20 4C080 AA09 BB05 MM01 QQ01 QQ16 QQ17 4D054 AA16 BA19 BB10 CA20 CB01 EA01 EA24 EA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスイオンとマイナスイオンを発生する
    第1の発生手段と、 マイナスイオンを発生する第2の発生手段と、 前記第1の発生手段と前記第2の発生手段とを切り換え
    る切換手段と、 を備えることを特徴とするイオン発生装置。
  2. 【請求項2】前記第1の発生手段及び前記第2の発生手
    段が、誘電体と、該誘電体を挟んで対向する一対の電極
    と、該一対の電極間に交流電圧を印加する交流高電圧発
    生手段と、を備える請求項1に記載のイオン発生装置
  3. 【請求項3】前記第1の発生手段と前記第2の発生手段
    とを切り換える切換手段が、 前記一対の電極のうち電圧供給側でない方の電極にアノ
    ード側が接続されカソード側が接地されるダイオード
    と、 該ダイオードの両端に接続されるスイッチング手段と、 を備える請求項2に記載のイオン発生装置。
  4. 【請求項4】前記スイッチング手段をON状態にすると
    プラスイオンとマイナスイオンとが発生し、前記スイッ
    チング手段をOFF状態にするとマイナスイオンが発生
    する請求項3に記載のイオン発生装置。
  5. 【請求項5】前記スイッチング手段がリレーである請求
    項3または請求項4に記載のイオン発生装置。
  6. 【請求項6】イオン発生装置が駆動しているときに発光
    する発光手段と、該発光手段の駆動を停止させることが
    できる停止手段と、を備える請求項1〜5のいずれかに
    記載のイオン発生装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のイオン発
    生装置と、空気調和手段と、を備えることを特徴とする
    空気調節装置。
  8. 【請求項8】前記イオン発生装置の駆動状態を制御する
    第1駆動制御手段と、前記空気調和手段の駆動状態を制
    御する第2駆動制御手段と、を備える請求項7に記載の
    空気調節装置。
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