JP2003294282A - 換気扇 - Google Patents

換気扇

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JP2003294282A
JP2003294282A JP2002095870A JP2002095870A JP2003294282A JP 2003294282 A JP2003294282 A JP 2003294282A JP 2002095870 A JP2002095870 A JP 2002095870A JP 2002095870 A JP2002095870 A JP 2002095870A JP 2003294282 A JP2003294282 A JP 2003294282A
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JP
Japan
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fan
ion generator
exhaust
ventilation fan
passage
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JP2002095870A
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English (en)
Inventor
Shingo Usui
伸吾 臼井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一つのファン6の回転方向を切り替える
ことにより、屋内の空気を屋外へ排出する排気運転と、
屋外の空気を屋内へ取り入れる吸気運転を選択できる換
気扇で、マイナスイオン発生装置15を設け、このイオ
ン発生装置を吸気運転時に動作させ、排気運転時には動
作を停止する。またイオン発生装置のイオン発生部17
を吸気運転時のファン6より風下側で屋内に臨ませて配
備する。 【効果】 吸気時の屋内へ向かう空気の流れによってマ
イナスイオンを効率よく屋内に放出させ、屋内にマイナ
スイオンを充満させることができるとともに、排気時に
マイナスイオンが屋外へ排出され無駄になることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気扇の中で、特
にマイナスイオンを発生させることのできる換気扇に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイナスイオンは、筋肉組織に貯
まった乳酸を中和することにより疲労感の緩和を行い、
また血液中のガンマーグロプリンを増やし病気に対する
抵抗力を高め、また精神安定、快眠等の効果があるとし
て注目されている。そこで、リラクスゼーション関連の
商品としてマイナスイオン発生装置を付加した電気製品
が話題を集めている。
【0003】その中で、例えばエアコン等はかなりの高
額商品であるし、空気清浄機等は風量が少なくマイナス
イオンを部屋に充満させるには不十分である。安価な商
品で、しかも風量も充分ある電気製品として換気扇があ
るが、換気扇は、一般に部屋の空気を外へ排気するもの
であり、折角発生させたマイナスイオンが外へ排気され
てしまうことから、換気扇にマイナスイオン発生装置を
付加したものはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安価でしか
も風量も充分ある換気扇にマイナスイオン発生装置を付
加しても、マイナスイオンが屋外へ排出されることな
く、部屋の中に充満させることができる換気扇を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、換気扇の中
で、屋内の空気を屋外へ排気すると共に屋外の空気を屋
内へ吸気することもできる換気扇に着目し、かかる換気
扇にマイナスイオン発生装置を具え、このマイナスイオ
ン発生装置を換気扇の吸気時に動作させるようにしたも
のである。
【0006】かかる構成により、屋外の空気を屋内へ吸
気しているときにマイナスイオンを発生させ、このとき
の屋内へ向かう空気の流れによってマイナスイオンを屋
内に放出させ、屋内にマイナスイオンを充満させること
ができる。
【0007】また本発明は、屋内の空気を屋外へ排気す
ると共に屋外の空気を屋内へ吸気することもできる換気
扇において、マイナスイオン発生装置を具え、このマイ
ナスイオン発生装置を換気扇の排気時にその動作を停止
させるようにしたものである。
【0008】かかる構成により、マイナスイオン発生装
置で発生したマイナスイオンが換気扇の排気時に屋外へ
排出されることがない。
【0009】具体的には、一つのファン例えば軸流ファ
ンの回転方向を切り換えることによって、排気と吸気を
切り換えるようにしたもので、ファンの回転方向の切り
換えは、ファンを回転させるファンモータの回転方向を
切換スイッチによって切り換えて行う。そしてこの切替
スイッチをマイナスイオン発生装置の動作スイッチと兼
用させ、切換スイッチにより、吸気に切り換えたときマ
イナスイオン発生装置を動作させ、排気に切り換えたと
き動作を停止させる。
【0010】また吸気運転時のファンより風下側に、マ
イナスイオン発生装置のイオン発生部を配備する。かか
る構成により、イオン発生部で発生したマイナスイオン
が、ファン等に付着することなく、付着によりその数が
減少することを抑えることができる。
【0011】好ましくは、屋内に臨む側にイオン発生部
を配備すれば、発生したマイナスイオンを殆どロスなく
屋内に放出することができる。
【0012】また本発明は、屋内の空気を屋外へ排気す
る排気通路と、屋内の空気を屋内へ戻す循環通路を具え
た換気扇において、マイナスイオン発生装置を具え、こ
のマイナスイオン発生装置のイオン発生部を循環通路に
配備したものである。
【0013】かかる構成により、イオン発生部で発生し
たマイナスイオンを、屋内の空気を屋内へ戻す循環風に
乗せて屋内に放出させ、屋内にマイナスイオンを充満さ
せることができる。
【0014】具体的には、排気通路と循環通路を切り換
える切換装置を設け、切換装置により循環通路側へ切り
換えて屋内の空気を屋内へ戻すとき、マイナスイオン発
生装置を動作させて、マイナスイオンを、屋内に放出さ
せる。また、切換装置により排気通路側へ切り換えて屋
内の空気を屋外へ排気するとき、マイナスイオン発生装
置の動作を停止して、マイナスイオンが換気扇の排気に
乗って屋外へ排出されることがないようにする。
【0015】また、排気通路と循環通路に夫々排気用フ
ァンと循環用ファンを配備したものでは、循環用ファン
の回転時にマイナスイオン発生装置を動作させて、マイ
ナスイオンを、屋内に放出させると共に、排気用ファン
の回転時には、マイナスイオン発生装置の動作を停止し
て、マイナスイオンが換気扇の排気に乗って屋外へ排出
されることがないようにする。
【0016】また循環用ファンの風下側にマイナスイオ
ン発生装置のイオン発生部を配備すれば、イオン発生部
で発生したマイナスイオンが、循環用ファン等に付着す
ることなく、付着によりその数が減少することを抑える
ことができる。
【0017】好ましくは、循環通路の屋内に臨む側にイ
オン発生部を配備すれば、発生したマイナスイオンを殆
どロスなく屋内に放出することができる。
【0018】また本発明は、屋内の空気を屋外へ排気す
る排気通路と、屋外の空気を屋内へ吸気する吸気通路を
具えた換気扇において、マイナスイオン発生装置を具
え、このマイナスイオン発生装置のイオン発生部を吸気
通路に配備したものである。
【0019】かかる構成により、イオン発生部で発生し
たマイナスイオンを、屋外の空気を屋内へ取り入れる吸
気の流れに乗せて屋内に放出させ、屋内にマイナスイオ
ンを充満させることができる。
【0020】具体的には、排気通路と吸気通路に夫々排
気用ファンと吸気用ファンを配備したものでは、吸気用
ファンの風下側にイオン発生部を配備する。かかる構成
により、イオン発生部で発生したマイナスイオンが、吸
気用ファン等に付着することなく、付着によりその数が
減少することを抑えることができる。
【0021】好ましくは、吸気通路の屋内に臨む側にイ
オン発生部を配備すれば、発生したマイナスイオンを殆
どロスなく屋内に放出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】<本発明の第1の実施例>本発明
の換気扇の第1の実施例を図1乃至図10に基づき説明
する。この実施例の換気扇1は、窓枠M等に嵌め込まれ
て使用されるもので、窓枠Mに嵌め込まれるベースフレ
ーム2と、このベースフレーム2の前方に取り付けられ
るフロントカバー3と、フロントカバー3の前方に取り
付けられるリング状ガード4とから外郭が構成される。
【0023】ベースフレーム2の中央には、ファンモー
タ5が取り付けられ、このモータ5の軸には、ファン6
が取り付けられている。このファン6は軸流ファンであ
る。ベースフレーム2のファンモータ5の周囲には、通
風孔7が設けられている。
【0024】フロントカバー3には、ファン6の周囲を
囲む風洞8とベルマウス9が形成されている。またその
前面には、ガード嵌合部10が形成され、この嵌合部1
0にガード4が嵌合している。ガード4は、同心円状の
リブ4aと放射状のリブ4bから構成されている。
【0025】ベースフレーム2の下部には、図3に示す
ように、切換スイッチ11、コンデンサ12、ヒューズ
13が配備され、これらは、ファンモータ5とリード線
を介して電気的に接続されている。14は電源プラグで
ある。
【0026】ベースフレーム2の上部には、マイナスイ
オン発生装置(以下単にイオン発生装置という)15が
取り付けられている。イオン発生装置15は、交流タイ
プと直流タイプがあるが、ここでは直流タイプのものを
用いている。そのために、交流電源からの交流を直流に
変換する整流回路16がベースフレームの下部に取り付
けられて、この整流回路16によって直流に変換さてた
電源がイオン発生装置15に供給される。
【0027】17はイオン発生装置15のイオン発生部
で、このイオン発生部17には、数千ボルトの電圧が印
加されている関係上、安全対策のため、またイオン発生
部17自身を保護するために、イオン発生部17は筒状
カバー18内に内蔵されている。この筒状カバー18
は、ベースフレーム2の上部より前方に一体に突出され
た支持片19の先端に一体形成されている。この支持片
19上に沿ってイオン発生装置15とイオン発生部17
を電気的に接続するリード線20が這わせてある。
【0028】前記筒状カバー18は、図2に示す如く、
その軸線が軸流ファン6の送風方向に向くように設けら
れている。そしてその両端が開口21、22されてい
る。筒状カバー18は、図2から明らかなように、その
先端がガード4より屋内側に突出している。
【0029】そして筒状カバー18の屋内側に突出した
先端の開口21は、シャッター23で開閉される。この
シャッター23は筒状カバー18の上部に形成した軸受
24に支持された支軸25によって開閉自在に枢支さ
れ、通常換気扇を使用していないときはその自重で、ま
た屋内の空気を屋外へ排気する場合は、排気の風を受け
て図6の如く開口21を塞いでいる。(図6で矢印は排
気の風を示す。)しかし、屋外の空気を屋内へ取り入れ
る吸気時は、その風が筒状カバー18内を屋外側開口2
2から屋内側開口21へ流れることにより、図7の如く
その風圧で開く風圧式のシャッターである。(図7で矢
印はこのときの風の流れを示す。)図5は電気回路図を
示し、前記ファンモータ5、コンデンサ12、切換スイ
ッチ11、ヒューズ13、整流回路16、イオン発生装
置15が図の如く接続されている。
【0030】切換スイッチ11は、モータ5への通電を
絶つ「切」接点11aと、モータ5の回転方向を切り換
える「排」接点11bと「吸」接点11cとを有する。
切換スイッチ11を接点11bに接続した場合は、モー
タ5が正回転し、ファン6も正回転して屋内の空気を屋
外へ排気する。切換スイッチ11を接点11cに接続し
た場合は、モータ5が逆回転し、ファン6も逆回転して
屋外の空気を屋内へ取り入れる吸気運転をする。
【0031】イオン発生装置15は、切換スイッチ11
を接点11bに接続して屋内の空気を屋外へ排気する場
合は、回路図から明らかな如く交流電源26と接続され
ず動作しない。切換スイッチ11を接点11cに接続し
て屋外の空気を屋内へ吸気する場合に、交流電源26と
接続されて、整流回路16を介して直流が供給され、動
作するようになっている。つまり、切換スイッチ11
は、モータ5の回転方向を切り換えて排気と吸気を切り
換えると共に、イオン発生装置15の動作を制御する動
作スイッチを兼用している。このことで、部品の削減や
回路の簡略化を果たしている。
【0032】切換スイッチ11を操作して屋外の空気を
屋内へ吸気すると、イオン発生装置15が動作し、イオ
ン発生部17からマイナスイオンが発生する。イオン発
生部17を内蔵した筒状カバー18は、その軸線がこの
ときの吸気の流れに沿うように設定され、その両端が開
口21、22しているので、発生したマイナスイオン
は、筒状カバー18内を屋外側から屋内側へ向かう風に
乗って、先端の開口21からシャッター23を開放して
放出される。放出されたマイナスイオンは、風に乗って
屋内に拡散され、部屋中にマイナスイオンを充満させる
ことができる。
【0033】ここで、マイナスイオンが放出される筒状
カバー18の先端は、ファン6よりも風下側(吸気運転
時)で、且つガード4より突出して屋内側に臨んでいる
ので、筒状カバー18から放出されるマイナスイオン
は、ファン6やフロントカバー3等に付着することがな
い。図8は、このときのマイナスイオンが屋内へ拡散さ
れる様子を示しており、30がマイナスイオンを示して
いる。仮に筒状カバー18が図9の如くファン6より風
上側のベースフレーム2に取り付けてあると、イオン発
生部17で発生したマイナスイオン30が、屋内に放出
されるまでにファン6やフロントカバー3に付着してし
まい、その数が減少してしまうが、筒状カバー18がフ
ァン6よりも風下側で、ガード4より突出して屋内側に
臨んでいるので、その数は殆ど減少せず、ロスなくマイ
ナスイオンを拡散することができる。
【0034】また筒状カバー18の両端を開口21、2
2してその中を風が通り抜けるようにすることで、中で
発生したマイナスイオンをこの風に乗せて効率よく放出
させるようにしたが、図10のように、風上側の開口を
塞いで、風下側の開口21だけ設けた場合でも、効率は
落ちるが、筒状カバー18の周囲を矢印の如く流れる風
に引き寄せられてマイナスイオン30を放出させること
ができる。なおこの場合は、風下側の開口21はシャッ
ターで塞がない。
【0035】また筒状カバー18の風下側の開口21
は、換気扇の運転停止時や排気運転時にシャッター23
で塞がれているが、これは、イオン発生部17には数千
ボルトの高電圧が加わっており、人体が容易に触れるこ
とがないようにするためであり、またイオン発生部17
を保護するためである。さらに、室内の可燃性の埃等が
特に排気運転時に筒状カバー18内に侵入しないように
するためである。仮にシャッターがないと、可燃性の埃
が浸入して貯まり、この埃が高電圧の印加されたイオン
発生部によって発火する恐れがあるが、シャッター23
によって吸気運転時外は開口21を塞ぐことによって発
火の危険性をなくしている。
【0036】以上は換気扇が吸気運転をしてイオン発生
装置15を動作させている場合について説明したが、切
換スイッチ11を接点11bに接続して屋内の空気を屋
外へ排気する場合は、イオン発生装置15は動作しない
ので、発生させたマイナスイオンを無駄に屋外へ排出す
るようなことがない。つまり屋外へ排出されることが自
明な排気時にはイオン発生装置が動作することはない。
<本発明の第2の実施例>本発明の第2の実施例を図1
1乃至図13に基づいて説明する。第2の実施例は、屋
内の空気を屋外へ排気する排気通路と、屋内の空気を屋
内へ戻す循環通路を具え、排気通路と循環通路を切り換
える切換装置を設けた換気扇に、イオン発生装置を具え
たものに関する。
【0037】この換気扇40は浴室等の天井41に設け
た開口42より天井内へ突出して取り付けられるもの
で、下面を開口した本体ケース43の下面開口フランジ
44を天井の開口42の口縁に固定して取り付けられ
る。本体ケース43の下面開口を覆う如く取り付けられ
た化粧カバー45に、吸気孔46と吹出口47が設けら
れている。
【0038】本体ケース43には、モータ48により回
転されるシロッコファン49が内蔵されている。シロッ
コファン49の周囲はファンケーシング50囲まれてい
る。ファンケーシング50下面には、前記吸気孔46と
対向する吸気口51が形成されている。ファンケーシン
グ50の側面には吐出口52が形成され、この吐出口5
2は前記吹出口47と連通すると共に、本体ケース43
の側面に形成した排気口53とも連通する。吐出口52
の近傍には、ヒータ54が配備されている。
【0039】55は切換装置で、ファンケーシング50
の吐出口52から吐出される空気を排気口53より図示
しない排気ダクトを介して屋外へ排気するか、吹出口4
7から屋内へ戻すか、一部を排気口53より排気して残
りを吹出口47より屋内に戻すかを切り換える。この切
換装置55はシャッター板よりなる。シャッター板55
は、支軸56を中心にモータ57により回動される。
【0040】モータ48の駆動によりファン49を回転
し、シャッター板55で図13の1点鎖線の如く吹出口
47を塞いだ状態にすると、吸気口51を介してファン
ケーシング50内に吸引された屋内(浴室内)の空気
を、全て排気口53より屋外へ排気する排気通路を構成
する。この場合ヒータ54は通電されない。
【0041】シャッター板55で図13の2点鎖線のよ
うに排気口53を塞いだ状態にすると、ファンケーシン
グ50内に吸引された屋内(浴室内)の空気を、全て吹
出口47より屋内へ戻す循環通路を構成する。この場合
ヒータ54に通電して、屋内を暖房する。
【0042】またシャッター板55を図13の実線のよ
うにすると、ファンケーシング50内に吸引された屋内
(浴室内)の空気を、一部を排気口53より排気して
(矢印A)残りを吹出口47より屋内に戻す(矢印
B)。この場合ヒータ54に通電し、屋内に干した衣類
などの乾燥を行う。
【0043】このような換気扇において、イオン発生装
置(図示せず)を設けて、そのイオン発生部17を吹出
口47の中央部に位置するように配備する。イオン発生
部17を筒状カバー18内に内蔵させる点は第1の実施
例と同様である。この筒状カバー18の先端は、化粧カ
バー45より屋内側に突出している。
【0044】イオン発生装置は、シャッター板55の切
換に連動して、切換装置により循環通路側へ切り換えて
(図13の2点鎖線状態)屋内の空気を屋内へ戻すと
き、イオン発生装置を動作させて、イオン発生部17で
発生したマイナスイオンを、屋内へ戻る風に乗せて屋内
に放出し拡散する。
【0045】一方、切換装置により排気通路側へ切り換
えて(図13の1点鎖線状態)屋内の空気を屋外へ排気
するときは、イオン発生装置の動作を停止して、イオン
発生装置を無駄に動作させることのないようにしてい
る。
【0046】第1実施例と同様に、筒状カバー18の先
端は、ファン49よりも風下側で、且つ化粧カバー45
より突出して屋内側に臨んでいるので、発生したマイナ
スイオンがファン49等に付着することがなく、その数
は殆ど減少せず、ロスなくマイナスイオンを拡散するこ
とができる。<本発明の第3の実施例>本発明の第3の
実施例の換気扇60を図14乃至図16に基づいて説明
する。第3の実施例は、屋内の空気を屋外へ排気する排
気通路と、屋内の空気を屋内へ戻す循環通路を具え、夫
々に排気用ファンと循環用ファンを設けた換気扇におい
て、イオン発生装置を具えたもである。第2実施例と異
なるのは、排気通路と、循環通路が独立して設けられて
いる点である。
【0047】天井41の開口42口縁に下面開口フラン
ジ61が固定された本体ケース62内には、排気用ファ
ン63と、循環用ファン64が設けられて、夫々のファ
ンは、排気用モータ65と、循環用モータ66によって
駆動される。
【0048】排気用ファン63は、排気用ファンケーシ
ング67で囲まれ、このケーシング67の下面には吸気
口68が設けられ、側面には排気口69設けられ、ファ
ン63の回転により、屋内空気を吸気口68より吸引し
て排気口69より接続ダクト70及び図示しない排気ダ
クトを介して屋外に排気する排気通路Hを構成する。
【0049】循環用ファン64は、循環用ファンケーシ
ング71で囲まれ、このケーシング71の下面には吸気
口72が設けられ、側面には吐出口73が設けられ、こ
の吐出口73は屋内に面する吹出口74に連通されてい
る。吐出口73の近傍にはヒータ75が配備されてい
る。ファン64の回転により、屋内空気を吸気口72よ
り吸引して吹出口74より屋内に戻す循環通路Jを構成
する。(図16参照)このような換気扇において、イオ
ン発生装置(図示せず)を設けて、そのイオン発生部1
7を吹出口74の中央部に位置するように配備する。イ
オン発生部17を筒状カバー18内に内蔵させる点や、
この筒状カバー18の先端を、化粧カバー76より屋内
側に突出させる点は第2実施例と同様である。
【0050】イオン発生装置は、循環用ファン64を回
転させて屋内の空気を屋内へ戻すときに動作させて、イ
オン発生部17で発生したマイナスイオンを、屋内へ戻
る風に乗せて屋内に放出し拡散する。
【0051】一方、排気用ファン63を回転させて屋内
の空気を屋外へ排気するときは、イオン発生装置の動作
を停止して、イオン発生装置を無駄に動作させることの
ないようにしている。
【0052】この場合も、第2実施例と同様に、筒状カ
バー18の先端は、循環用ファン64よりも風下側で、
且つ化粧カバー76より突出して屋内側に臨んでいるの
で、発生したマイナスイオンが循環用ファン64等に付
着することがなく、その数は殆ど減少せず、ロスなくマ
イナスイオンを拡散することができる。
【0053】以上、第1実施例〜第3実施例を図に基づ
き説明したが、この他にも、図示しないが、屋内の空気
を屋外へ排気する排気通路と、屋外の空気を屋内へ吸気
する吸気通路を独立して具えた例えば熱交換タイプの換
気扇において、マイナスイオン発生装置を具えることも
できる。この場合、マイナスイオン発生装置のイオン発
生部を吸気通路に配備する。具体的には、排気通路と吸
気通路には夫々排気用ファンと吸気用ファンが配備さ
れ、吸気用ファンの風下側に前記イオン発生部を配備
し、好ましくは、吸気通路の屋内に臨む側にイオン発生
部を配備する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、安価でしかも風量も充
分ある換気扇にマイナスイオン発生装置を付加して、部
屋の中にマイナスイオンを充満させることができ、また
換気扇だからといってマイナスイオンが屋外へ排出され
て無駄になることがないものであり、優れたリラクスゼ
ーション関連の電気製品となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の換気扇を示す正面図であ
る。
【図2】同換気扇の縦断面図である。
【図3】同換気扇のフロントカバーを除いた状態の正面
図である。
【図4】同換気扇のフロントカバーを除いた状態の縦断
面図である。
【図5】同換気扇の電気回路図である。
【図6】同換気扇の図3におけるA−A線に基づく断面
図である。
【図7】図6において、シャッターの開放時を示す断面
図である。
【図8】同換気扇のマイナスイオンが屋内に放出されて
いる状態を表す説明図である。
【図9】同換気扇のイオン発生部の取り付け位置を変え
た場合のマイナスイオンが屋内に放出されている状態を
表す説明図である。
【図10】同換気扇の異なる筒状カバーを使用した場合
の一部を断面にして示す側面図である。
【図11】本発明の第2実施例の換気扇を示し、化粧カ
バーを除いた状態の下面図である。
【図12】同換気扇の縦断面図である。
【図13】同換気扇の図12とは異なる方向から見た縦
断面図である。
【図14】本発明の第3実施例の換気扇を示し、化粧カ
バーを除いた状態の下面図である。
【図15】同換気扇の縦断面図である。
【図16】図14において、X−X線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
6 ファン 5 ファンモータ 15 マイナスイオン発生装置 17 イオン発生部 11 切換スイッチ 18 筒状カバー 21 開口 22 開口 23 シャッター 55 シャッター板(切換装置) 49 ファン 47 吹出口 63 排気用ファン 64 循環用ファン H 排気通路 J 循環通路 74 吹出口

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内の空気を屋外へ排気すると共に屋外
    の空気を屋内へ吸気することもできる換気扇において、
    マイナスイオン発生装置を具え、該マイナスイオン発生
    装置を換気扇の吸気時に動作させるようにした換気扇。
  2. 【請求項2】 屋内の空気を屋外へ排気すると共に屋外
    の空気を屋内へ吸気することもできる換気扇において、
    マイナスイオン発生装置を設け、該マイナスイオン発生
    装置を換気扇の排気時に動作停止させるようにした換気
    扇。
  3. 【請求項3】 一つのファンの回転方向を切り換えるこ
    とにより排気と吸気を切り換えるようにした請求項1又
    は請求項2に記載の換気扇。
  4. 【請求項4】 前記ファンは、軸流ファンである請求項
    3に記載の換気扇。
  5. 【請求項5】 前記ファンを回転させるファンモータの
    回転方向を切り換える切換スイッチを設け、該切替スイ
    ッチが、前記マイナスイオン発生装置の動作スイッチを
    兼用する構成としてなる請求項3又は請求項4に記載の換
    気扇。
  6. 【請求項6】 前記吸気時の前記ファンより風下側に、
    前記マイナスイオン発生装置のイオン発生部を配備して
    なる請求項3乃至請求項5のいづれかに記載の換気扇。
  7. 【請求項7】 屋内に臨む側に前記イオン発生部を配備
    してなる請求項6に記載の換気扇。
  8. 【請求項8】 屋内の空気を屋外へ排気する排気通路
    と、屋内の空気を屋内へ戻す循環通路を具えた換気扇に
    おいて、マイナスイオン発生装置を具え、該マイナスイ
    オン発生装置のイオン発生部を循環通路に配備してなる
    換気扇。
  9. 【請求項9】 前記排気通路と前記循環通路を切り換え
    る切換装置を設け、切換装置により循環通路側へ切り換
    えて屋内の空気を屋内へ戻すとき、前記マイナスイオン
    発生装置を動作させてなる請求項8に記載の換気扇。
  10. 【請求項10】 前記排気通路と前記循環通路を切り換
    える切換装置を設け、切換装置により排気通路側へ切り
    換えて屋内の空気を屋外へ排気するとき、前記マイナス
    イオン発生装置の動作を停止してなる請求項8に記載の
    換気扇。
  11. 【請求項11】 前記排気通路と前記循環通路に夫々排
    気用ファンと循環用ファンを配備し、前記循環用ファン
    の回転時に前記マイナスイオン発生装置を動作させてな
    る請求項8に記載の換気扇。
  12. 【請求項12】 前記排気通路と前記循環通路に夫々排
    気用ファンと循環用ファンを配備し、排気用ファンの回
    転時には、前記マイナスイオン発生装置の動作を停止し
    てなる請求項8に記載の換気扇。
  13. 【請求項13】 前記循環用ファンの風下側に前記マイ
    ナスイオン発生装置のイオン発生部を配備してなる請求
    項11又は請求項12に記載の換気扇。
  14. 【請求項14】 前記循環通路の屋内に臨む側に前記イ
    オン発生部を配備してなる請求項8又は請求項13に記
    載の換気扇。
  15. 【請求項15】 屋内の空気を屋外へ排気する排気通路
    と、屋外の空気を屋内へ吸気する吸気通路を具えた換気
    扇において、マイナスイオン発生装置を具え、該マイナ
    スイオン発生装置のイオン発生部を吸気通路に配備して
    なる換気扇。
  16. 【請求項16】 前記排気通路と吸気通路に夫々排気用
    ファンと吸気用ファンを配備し、前記吸気用ファンの風
    下側に前記イオン発生部を配備してなる請求項15に記
    載の換気扇。
  17. 【請求項17】 前記吸気通路の屋内に臨む側に前記イ
    オン発生部を配備してなる請求項16に記載の換気扇。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089301A (ja) * 2007-11-05 2008-04-17 Max Co Ltd 給気口構造及び換気システム及びこれを用いた建物
JP2018139204A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

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