JP2022179838A - 浴室換気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本開示は、湯気で飛散した皮脂の天井への付着を低減可能な浴室換気装置を提供することを目的とする。【解決手段】本開示のある態様の浴室換気装置10は、浴室94の天井裏91に設置される本体11を備える。本体11は、浴室94の空気A1を吸い込むための吸込口25と、浴室94の外部に排気するための排気口27と、浴室94とは別の空間99の空気A2を導入するための導入口28と、導入口28から導入した空気A2を浴室94の天井80に沿って吐き出すための吐出口26と、吸込口25から吸い込んだ空気A1を排気口27に送出する送出ファン41と、を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、浴室換気装置に関する。
浴室等の天井に設置され、天井から室内に空気を送出する換気装置が知られている。例えば、特許文献1には、天井に取り付けられ室内側に吐出口を有する換気装置が記載されている。この換気装置は、下面に吸込口と側面に吐出口と、を有したスクロール状のケーシングと、ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、遠心送風羽根を回転駆動する電動機と、で構成されている。この換気装置は、化粧パネルの中央部にパネル用吸込口と、周縁部にパネル用吐出口とが備えられている。
本発明者は、浴室換気装置について検討し以下の認識を得た。浴室では、入浴中にシャワー等で皮脂等を含む湯気が飛散して天井等に付着する。入浴後、天井等は結露した水分が長時間残り、その間に天井等に付着した皮脂を栄養源としてカビが繁殖する。天井で繁殖したカビは胞子を浴室内に拡散して浴室内の下方に付着する。付着した胞子は結露水でカビに成長し繁殖を続ける。
特許文献1に記載の換気装置は、湯気で飛散した皮脂の天井への付着を効果的に抑制するという観点からは十分に対応されていなかった。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、湯気で飛散した皮脂等の天井への付着を低減可能な浴室換気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の浴室換気装置は、浴室の天井裏に設置される本体を備える。本体は、浴室の空気を吸い込むための吸込口と、浴室の外部に排気するための排気口と、浴室とは別の空間の空気を導入するための導入口と、導入口から導入した空気を浴室の天井に沿って吐き出すための吐出口と、吸込口から吸い込んだ空気を排気口に送出する送出ファンと、を有する。
なお、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、湯気で飛散した皮脂等の天井への付着を低減可能な浴室換気装置を提供できる。
以下、本開示を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。実施例および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施例を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
先ず、本開示の浴室換気装置の概要を説明する。浴室を清潔に保つためには、入浴後に浴室内をシャワー洗浄することが望ましい。しかし、この作業は繁雑でありユーザーの負担になる。そこで本発明者は、浴室換気装置により生成する気流を用いて、浴室の壁面に付着する汚れの量を低減することにより、浴室を清潔に保つ技術を考案した。
浴室の天井の汚れの原因を調べたところ、入浴時の湯気に含まれる皮脂が天井に付着し、その皮脂にカビが生えることが原因であった。皮脂の付着は、シャワー使用による場合と、バスタブからの湯気による場合と、が挙げられる。皮脂が天井に付着すると気流で落とし難くなる場合があり、入浴時に気流を天井面に沿って流し、湯気が天井面へ接触する量を減らすエアバリアを形成することが効果的であった。
このため、本開示の浴室換気装置は、浴室の空気を吸い込むための吸込口と、外部に排気するための排気口と、浴室とは別の空間の空気を導入するための導入口と、導入口から導入した空気を浴室の天井に沿って吐き出すための吐出口と、吸込口から吸い込んだ空気を排気口に送出する送出ファンとを有する。この浴室換気装置によれば、浴室とは別の空間から導入した空気を天井に沿って吐き出すことで、天井面へ接触する湯気の量を低減できる。また、気流を浴室内で循環させることによって浴室の乾燥を促し、カビの発生を抑制できる。以下、実施例を参照して詳細に説明する。
(第1実施例)
図面を参照して本開示の第1実施例に係る浴室換気装置10を説明する。図1は、浴室94に設置された浴室換気装置10を示す側面図である。図2は、浴室換気装置10の拡大側面図である。図1に示すように、一例として、浴室換気装置10は、家屋90の浴室94の天井裏91に設置される本体11と、リモコン50とを備える。
図面を参照して本開示の第1実施例に係る浴室換気装置10を説明する。図1は、浴室94に設置された浴室換気装置10を示す側面図である。図2は、浴室換気装置10の拡大側面図である。図1に示すように、一例として、浴室換気装置10は、家屋90の浴室94の天井裏91に設置される本体11と、リモコン50とを備える。
家屋90を説明する。家屋90には、浴室94に隣接して設けられる脱衣室96と、リビング92が設けられている。浴室94と脱衣室96の間には、互いに連通可能な隙間97が設けられている。一例として、リビング92には、空調機925と、室内吸入口927と、外気導入口928と、が設けられている。空調機925は、夏場は冷房運転、冬場は暖房運転を行ってリビング92の空気の温度と湿度を適正に保持している。外気導入口928は、新鮮な外気を導入するための通風口で、リビング92の屋外に面した壁に設けられている。
リビング92の天井には、室内吸入口927が設けられている。室内吸入口927は、リビング92の空気を屋外に排気するための開口であり、ダクト83を通じて熱交換器70のポートRAに連通している。熱交換器70については後述する。
本実施形態では、本体11は、ケーシング12と、カバーパネル14と、排気口27と、吸込口25と、吐出口26と、導入口28と、送出ファン41と、制御部44と、を有する。ケーシング12は、下向の開口13を有する略箱状のケースであり、天井材81の上面に突き出て内部構造体を包囲する。カバーパネル14は、天井材81の下面においてケーシング12の開口を覆う下面視で略矩形状のパネルである。例えば、カバーパネル14は、ケーシング12の下部に設けられた図示しないフランジに固定される。
排気口27は、本体11から外部に排気するための通風部である。例えば、排気口27は、ケーシング12の側面に設けられる。排気口27は、屋外排出口77に連通する屋外排気ダクト87を接続可能な形状を有する。
吸込口25は、浴室94の空気を吸い込むための通風口である。例えば、吸込口25は、カバーパネル14の中央において開口13と通風可能な形状を有し、ケーシング12の開口13の中央開口部132の直ぐ下に連通している。
吐出口26は、浴室94内の天井80に沿って流れる空気を吐き出すための通風部である。例えば、吐出口26は、カバーパネル14の4つの側面それぞれに設けられ、水平方向(天井80と略並行)に通風可能な形状を有する。吐出口26は、ケーシング12の開口13の周辺開口部134に連通している。
導入口28は、浴室94とは別の空間99の空気A2を導入するための通風口である。例えば、導入口28は、ケーシング12の排気口27とは反対側の側面に設けられる。導入口28は、別の空間99に連通するダクト85を接続可能な形状を有する。別の空間99は、脱衣室96やリビング92などの室内空間であってもよいし、天井裏91の空間などの非室内空間であってもよいし、屋外であってもよい。この例では、別の空間99は、天井裏91の空間である。
本実施例は、別の空間99の空気A2を、浴室94とは別の室内空間95(リビング92)の空気A3と熱交換するための熱交換器70を有する。熱交換器70の構成に限定はないが、この例の熱交換器70は、熱交換素子72と、換気機構と、を有する熱交換形換気装置である。熱交換素子72には、導入側空気路722と、排気側空気路724と、導入側ファン702と、排気側ファン704と、を有する。
導入側空気路722の一端はポートOAに接続され、他端はポートSAに接続される。排気側空気路724の一端はポートEAに接続され、他端はポートRAに接続される。ポートOAは、ダクト82を通じて別の空間99(天井裏91の空間)の空気A2を吸い込むための空間口89に接続される。ポートSAは、ダクト85を通じて導入口28に接続される。ポートEAは、ダクト84を通じて排気口86に接続される。ポートRAは、ダクト83を通じて室内吸入口927に接続される。
導入側ファン702は、空間口89からポートOAに吸い込んだ空気A2を、導入側空気路722およびポートSAを通じて導入口28に供給する。排気側ファン704は、室内吸入口927からポートRAに吸い込んだリビング92の空気A3を、排気側空気路724およびポートEAを通じて排気口86から屋外に排気する。熱交換素子72は、別の空間99の空気A2と、空調されたリビング92の空気A3との間で熱交換する。
送出ファン41は、吸込口25から吸い込んだ空気A1を排気口27に送出する。送出ファン41は、中央開口部132を通じて吸込口25から空気A1を吸い込む。送出ファン41は、モータ35に回動可能に軸支される。送出ファン41は、羽根32を有し、羽根32が環状に配置されることでシロッコファンまたはターボファンを形成する。
送出ファン41は、周状壁部34に環囲される。周状壁部34は、底面側(開口13側)が開口し、天面側が塞がれる中空円筒状を有し、ケーシング12の中央部に固定される。ケーシング12の開口13のうち中央開口部132は、周状壁部34の内周側空間346に連通する。ケーシング12の開口13のうち周辺開口部134は、ケーシング12と周状壁部34との間に設けられる環状の給気空間345に連通する。
周状壁部34の側面に送出口342が設けられる。送出口342は、排気風路343を通じて排気口27と連通する。吸込口25から吸い込まれた空気A1は、送出口342と排気風路343とを通じて排気口27から屋外に排気される。
導入口28はケーシング12の側面に設けられ、給気空間345に連通する。吐出口26は、給気空間345の下面に連通する。別の空間99の空気A2は、導入口28から給気空間345に導入される。給気空間345に導入された空気A2は、吐出口26から浴室94に吐出される。
本実施例は、導入口28へ導入される空気A2の風路を開閉するダンパ16を備えており、ダンパ16を開いて運転する第1運転モードと、ダンパ16を閉じて運転する第2運転モードと、を有する。第1運転モードは、排気口27から屋外への空気A1の送出と、吐出口26から浴室94への空気A2の送出と、を同時に行う。第2運転モードは、排気口27から屋外への空気A1の送出のみを行う。例えば、湯気が大量発生しているときは、ダンパ16を開いた第1運転モードによって、浴室94の空気A1を屋外へ排気すると共に、空気A1よりも湿度の低い別の空間99の空気A2を導入して浴室94に吐出することで浴室94の換気を行い、浴室94の乾燥を促進できる。また、湯気の発生が少量または発生がないときは、ダンパ16を閉じた第2運転モードによって、浴室94の空気A1の排気のみ行う。
また、一例として、第1運転モード時の送出ファン41の回転速度を、第2運転モード時の送出ファン41の回転速度よりも高くしてもよい。この場合、第1運転モードは、浴室94の換気を促進し、第2運転モードに比べて乾燥時間を短くできる。また、第2運転モードは、第1運転モードに比べて風切り音や振動騒音を低くできる。制御部44は、リモコン50の操作入力に基づいてダンパ16および送出ファン41を制御し、第1運転モードと第2運転モードとを切り替える。
吐出口26から吐き出された空気A2が天井80に沿って流れることにより、湯気により天井80に付着した水滴を蒸発させることができる。カビの繁殖を抑えるため、天井80に付着した水滴が蒸発するまでの時間は短いことが望ましい。本実施例では、吐出口26から吐き出される空気A2の風速V2は、天井80に付着した水滴の蒸発速度Wの目標値を満足するように設定される。蒸発速度Wは式1で算出できる。
W=k・V^2・ΔP ・・・・(1)
W:蒸発速度(kg/m^2h)
V:風速(m/s)
ΔP:飽和水蒸気圧差(mmHg)
k:比例定数
(なお、X^Yは、XのY乗を意味する)
W=k・V^2・ΔP ・・・・(1)
W:蒸発速度(kg/m^2h)
V:風速(m/s)
ΔP:飽和水蒸気圧差(mmHg)
k:比例定数
(なお、X^Yは、XのY乗を意味する)
式1から、水滴の乾きやすさである蒸発速度Wは、空気A2の風速Vの二乗に比例しており、風速Vを高めることにより乾燥時間を短くできる。また、蒸発速度Wは、空気A2の飽和水蒸気圧差ΔPに比例しており、空気A2をドライにすることにより乾燥時間を短くできる。予め実験やシミュレーションにより蒸発速度Wの目標値は設定できる。したがって、空気A2の風速V2は、これらのパラメータを式1に代入することによって計算された風速V以上に設定できる。
空気A1に含まれる皮脂の量を減らすために、本実施例は、吸込口25から吸い込んだ空気A1の皮脂を吸着するフィルタ46を有する。図2の例では、フィルタ46は、カバーパネル14の吸込口25の上面に配置されている。フィルタ46は、皮脂を効率的に吸着可能な物質を含んでもよい。
以上のように構成された浴室換気装置10の動作の一例を説明する。リモコン50の操作により、第1運転モードによって浴室換気装置10の運転が開始されると、浴室換気装置10は、吸込口25から吸い込んだ空気A1を排気口27から屋外へ排気する。このとき、浴室94は負圧になるため、導入口28を通じて導入された空気A2が吐出口26から浴室94に吐出される。吐出口26から吐出された空気A2は、浴室94の天井80および壁面に沿って流れることにより、天井面および壁面へ接触する湯気の量を低減するエアバリアを形成できる。
以上のように構成された浴室換気装置10の特徴を説明する。浴室換気装置10によれば、湯気で飛散した皮脂等の天井80への付着量を低減できる。また、湯気により天井80に付着した水滴を速やかに蒸発させることができるため、浴室94を短時間で乾燥させることにより、カビの繁殖を抑えることができる。これらにより、浴室94を清潔に保つことができる。
(第2実施例)
次に、図3、図4を参照して、本開示の第2実施例に係る浴室換気装置10を説明する。第2実施例の図面および説明では、第1実施例と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1実施例と重複する説明を適宜省略し、第1実施例と相違する構成について重点的に説明する。図3は、浴室94に設置された浴室換気装置10を示す側面図である。図4は、浴室換気装置10の拡大側面図である。
次に、図3、図4を参照して、本開示の第2実施例に係る浴室換気装置10を説明する。第2実施例の図面および説明では、第1実施例と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1実施例と重複する説明を適宜省略し、第1実施例と相違する構成について重点的に説明する。図3は、浴室94に設置された浴室換気装置10を示す側面図である。図4は、浴室換気装置10の拡大側面図である。
本実施例では、周状壁部34は上側が上面部347で塞がれ、ケーシング12と上面部347との間に、導入口28および給気空間345に連通する導入空間348が設けられる。導入空間348には、導入口28から別の空間99の空気A2を吸い込む吸込ファン42が設けられる。吸込ファン42は、送出ファン41と共にモータ35に回動可能に軸支され、羽根33を有するシロッコファンまたはターボファンである。
前述したように、空調機925の空調運転(冷房運転または暖房運転)によって、リビング92の温度や湿度は一定の範囲に保たれているため、リビング92の空気を用いて浴室94を乾燥させる方がトータルの消費電力が低くなる。そこで、本実施例の浴室換気装置10は、リビング92の空気を用いて浴室94を乾燥させる。つまり、本実施例では、別の空間99は、リビング92である。
本実施例では、リビング92の天井に室内給気口926が設けられている。ポートSAは、ダクト78を通じて室内給気口926に接続される。熱交換器70のポートOAは、ダクト82を通じて屋外の空気A4を吸い込むための外気取入口88に接続される。ポートEAは、ダクト84を通じて排気口86に接続される。ポートRAは、ダクト83を通じて室内吸入口927に接続される。また、室内吸入口927は、ダクト83とダクト85とを通じて導入口28に接続される。つまり、ダクト83は途中で分岐しており、ダクト83を通る空気A3は、ポートRAに流れる空気A5と、導入口28に流れる空気A2に分流する。
導入側ファン702は、外気取入口88からポートOAに吸い込んだ空気A4を、導入側空気路722およびポートSAを通じて室内給気口926に供給する。排気側ファン704は、室内吸入口927からポートRAに吸い込んだ空調されたリビング92の空気A3の一部の空気A5を、排気側空気路724およびポートEAを通じて排気口86から屋外に排気する。熱交換素子72は、空気A4と、空気A3の一部の空気A5との間で熱交換する。
上述したように、浴室換気装置10の導入口28は、ダクト85を通じて室内吸入口927と連通している。ダンパ16が開状態の場合、吸込ファン42は、リビング92の空気A3の一部の空気A2を、導入口28から導入空間348に吸い込む。導入空間348に吸い込まれた空気A2は、給気空間345を通じて吐出口26から浴室94に吐出される。吐出口26から吐き出された空気A2は、天井80に沿って流れ、天井80の水滴を蒸発させることができる。送出ファン41の動作および作用は、第1実施例と同様である。
以上のように構成された第2実施例の浴室換気装置10は、第1実施例と同様の特徴を有する。加えて、本実施例は、温度や湿度が一定の範囲に保たれているリビング92の空気A3の一部を用いて浴室94を乾燥できるため、乾燥時間を短縮してカビの繁殖を一層抑制できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の浴室換気装置(10)は、浴室の天井裏(91)に設置される本体(11)を備える。本体(11)は、浴室(94)の空気(A1)を吸い込むための吸込口(25)と、浴室の空気を外部に排気するための排気口(27)と、浴室(94)とは別の空間(99)の空気(A2)を導入するための導入口(28)と、導入口(28)から導入した空気(A2)を浴室(94)の天井(80)に沿って吐き出すための吐出口(26)と、吸込口(25)から吸い込んだ空気(A1)を排気口(27)に送出する送出ファン(41)と、を有する。
上記の浴室換気装置(10)において、別の空間(99)の空気(A2)は、浴室(94)とは別の室内空間(95)の空気である。
上記の浴室換気装置(10)は、別の空間(99)の空気(A2)を浴室(94)とは別の室内空間(95)の空気(A3)と熱交換するための熱交換器(70)を有する。
上記の浴室換気装置(10)は、導入口(28)へ導入される空気(A2)の風路を開閉するダンパ(16)を備える。浴室換気装置(10)は、ダンパ(16)を開いて運転する第1運転モードと、ダンパ(16)を閉じて運転する第2運転モードと、を有する。
上記の浴室換気装置(10)は、導入口(28)から別の空間(99)の空気(A2)を吸い込む吸込ファン(42)を備える。
上記の吸込ファン(42)は、送出ファン(41)を駆動するモータ(35)によって駆動される。
以上、本開示を、実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
[変形例]
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施例と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施例と重複する説明を適宜省略し、実施例と相違する構成について重点的に説明する。
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施例と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施例と重複する説明を適宜省略し、実施例と相違する構成について重点的に説明する。
実施例の説明では、リビング92の空気A3の一部の空気A2を導入口28に導入する例を示したが、これに限定されない。例えば、脱衣室96等のリビング92とは別の室内空間の空気を導入口28に導入してもよい。
実施例の説明では、熱交換器70を備える例を示したが、これに限定されない。熱交換器70を備えることは必須ではない。
実施例の説明では、ダンパ16を備える例を示したが、これに限定されない。ダンパ16を備えることは必須ではない。また、ダンパ16は、ダクト85(導入口28)の開口率を0%から100%の間で調整可能に稼働させてもよい。
実施例の説明では、吸込ファン42が、送出ファン41を駆動するモータ35によって駆動される例を示したが、これに限定されない。吸込ファン42は、モータ35とは別のモータによって駆動されてもよい。
本開示にかかる浴室換気装置10は、天井80に取り付けて浴室94の空調に利用できる。
10 浴室換気装置、 11 本体 、16 ダンパ、25 吸込口、 26 吐出口、 27 排気口、 28 導入口、35 モータ、 41 送出ファン、42 吸込ファン、70 熱交換器、 80 天井、 91 天井裏、 94 浴室、 92 リビング。
Claims (6)
- 浴室の天井裏に設置される本体を備え、
前記本体は、前記浴室の空気を吸い込むための吸込口と、前記浴室の外部に排気するための排気口と、前記浴室とは別の空間の空気を導入するための導入口と、前記導入口から導入した空気を前記浴室の天井に沿って吐き出すための吐出口と、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記排気口に送出する送出ファンと、を有する
浴室換気装置。 - 前記別の空間の空気は、前記浴室とは別の室内空間の空気である
請求項1に記載の浴室換気装置。 - 前記別の空間の空気を前記浴室とは別の室内空間の空気と熱交換するための熱交換器を有する
請求項1に記載の浴室換気装置。 - 前記導入口へ導入される空気の風路を開閉するダンパを備え、
前記ダンパを開いて運転する第1運転モードと、前記ダンパを閉じて運転する第2運転モードと、を有する
請求項1から3のいずれか1項に記載の浴室換気装置。 - 前記導入口から前記別の空間の空気を吸い込む吸込ファンを備える
請求項1から4のいずれか1項に記載の浴室換気装置。 - 前記吸込ファンは、前記送出ファンを駆動するモータによって駆動される
請求項5に記載の浴室換気装置。
Priority Applications (1)
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JP2021086597A JP2022179838A (ja) | 2021-05-24 | 2021-05-24 | 浴室換気装置 |
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2021
- 2021-05-24 JP JP2021086597A patent/JP2022179838A/ja active Pending
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