JP2015183982A - 換気装置 - Google Patents

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Naoya Araki
直也 荒木
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Takaaki Nakasone
孝昭 中曽根
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Shunji Miyake
俊司 三宅
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Abstract

【課題】従来の換気装置では、湿度が高い空間や空気の行き渡りにくい場所で乾燥不足やカビが発生するという課題があった。【解決手段】天井面2に取り付けられ下面に室内側に臨む循環開口部19を有する箱状のフレーム7の内部に送風機8を有し、フレーム7内のケーシング11には循環開口部19を備えることで空気の一部を浴室1内に吐き出す換気装置において、送風機吐出口15の開口率を調整する吐出口遮蔽手段25を備えた構成にしたことにより、湿度が高い空間等への給気を多くすることが可能となり、湿度が高い空間や空気の行き渡りにくい場所でのカビの発生を抑制することができる換気装置を得られる。【選択図】図1

Description

本発明は、天井に設けた開口に埋め込まれ、天井裏に配管され屋外と連通するダクトに接続され、室内の換気を行う換気装置に関する。
従来、この種の換気装置としては、換気を対象とする室内とは別の空間から空気を室内側に給気すると同時に、換気対象の室内の空気を排気することでより一層換気、乾燥の効率を高めた換気装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
以下、この種の換気装置について、図9を参照しながら説明する。
図9に示すように、換気装置本体101は、建物内の屋根裏空間または天井裏空間に設置され、同時に給気形換気装置102が同様の空間に設置される。この換気装置本体101は本体フレーム103の側面に給気吸込口104と他の側面に排気口105を有し、この換気装置本体101の室内側の面を覆うように、下面に室内吸込部111と周辺部に室内吐出部112を有した化粧グリル106が配設される。また、換気装置本体101の内部には電動機107が固定されて、その電動機107には遠心送風羽根108が固定されている。遠心送風羽根108は、ケーシング109にて形成された給気室内に配設され、その下方にはオリフィス110が設けられている。また、本体フレーム103とケーシング109との間には給気風路113を有している。
本構造において、室内の空気は、遠心送風羽根108により室内吸込部111を通過しオリフィス110から換気装置本体101内に吸い込まれ、その後、排気口105から排気ダクトを介して室外に排気される。一方で、給気形換気装置102から吐出された給気は、給気吸込口104から導入され、換気装置本体101内部の給気風路113を通過し、化粧グリル106の室内吐出部112から室内に給気される構成となっている。
特開平7−145973号公報
このような従来の換気装置においては、室内の排気のみを行なう換気装置に対して同時に給気を行うことにより、換気対象とする空間に空気が行き渡りやすくなるため、換気の有効性としては優れてはいた。しかし、室内にはカビ、ニオイなどが残留し、湿度が高い空間やコーナー部などでカビが発生するなどの課題があった。
そこで本発明は、上記の従来の課題を解決するものであり、室内の脱臭およびカビを生えにくくする換気装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は天井に取り付けられ下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に配設された遠心型の送風機とを有した換気装置であって、前記フレームには、前記開口を覆うように化粧パネルが設けられ、前記送風機は、下面に吸込口を有し側面に送風機吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機とで構成され、前記ケーシングの側壁部に少なくとも一つ以上の循環口を設け、前記化粧パネルには、中央部にパネル用吸込口、周縁部にパネル用吐出口が備えられ、前記吸込口と前記パネル用吸込口とを連通する接続ダクトを設け、前記フレームの内壁と前記接続ダクトの外壁との間には、前記循環口と前記パネル用吐出口が連通され、前記送風機吐出口には、開口率を調整する遮蔽手段を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、天井に取り付けられ、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に配設された遠心型の送風機とを有した換気装置であって、前記フレームには、前記開口を覆うように化粧パネルが設けられ、前記送風機は、下面に吸込口を有し側面に送風機吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機とで構成され、前記ケーシングの側壁部に少なくとも一つ以上の循環口を設け、前記化粧パネルには、中央部にパネル用吸込口、周縁部にパネル用吐出口が備えられ、前記吸込口と前記パネル用吸込口とを連通する接続ダクトを設け、前記フレームの内壁と前記接続ダクトの外壁との間には、前記循環口と前記パネル用吐出口が連通され、前記送風機吐出口には、開口率を調整する遮蔽手段を備えることにより、循環流で室内空間の乾燥を促進して空気中に水分を含ませた後、湿度の高くなった空気を排出することによって効率的に換気を行うことができる。また、循環流は、空気の行き渡りにくい場所に空気を流すので、カビの発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1の換気装置を示す側面断面図 同換気装置の送風羽根とフレームとケーシングを示す上方透視図 同換気装置の送風羽根とケーシングを示す上方透視図 同換気装置の化粧パネルを外した状態の下方斜視図 同換気装置の化粧パネルを示す上方斜視図 本発明の実施の形態2の換気装置を示す上方斜視図 同換気装置の化粧パネルを外した状態の上方斜視断面図 浴室入浴後の換気装置の運転で、時間と排気風量の水分量を表す相関図 従来の換気装置を示す側面断面図
本発明の請求項1記載の換気装置は、天井に取り付けられ、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に配設された遠心型の送風機とを有した換気装置であって、前記フレームには、前記開口を覆うように化粧パネルが設けられ、前記送風機は、下面に吸込口を有し側面に送風機吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機とで構成され、前記ケーシングの側壁部に少なくとも一つ以上の循環口を設け、前記化粧パネルには、中央部にパネル用吸込口、周縁部にパネル用吐出口が備えられ、前記吸込口と前記パネル用吸込口とを連通する接続ダクトを設け、前記フレームの内壁と前記接続ダクトの外壁との間には、前記循環口と前記パネル用吐出口が連通され、前記吐出口には、開口率を調整する遮蔽手段を備えることにより、送風機吐出口およびパネル用吐出口を流れる風の増減が行なわれることとなるので、より湿度の高い空気の換気を行なうこと、また空気の行き渡りにくい場所に空気を流すことで、空気の行き渡りにくい場所の乾燥を行なうことで、カビの発生を抑制するという効果を奏する。
また、前記パネル用吐出口をほぼ水平方向に吐出されるように開口を設けたことにより、パネル用吐出口から流れる風は室内の天井面を沿うように流れることとなるので、天井面の空気の行き渡りにくい場所での乾燥を行ないカビの発生を抑制するという効果を奏する。
また、前記循環口と室内側を連通させる循環経路内に静電霧化装置を備えたことにより、静電霧化装置から発生する帯電微粒子水が室内側に流れ込み、室内にある臭気や浮遊カビ菌と反応して分解、除去することとなるので、室内の臭気を取り除き、カビを抑制するという効果を奏する。
また、前記遮蔽手段をスライドさせる駆動装置と、前記駆動装置の運転制御を行う制御部を有し、前記制御部は前記電動機の運転開始時には前記遮蔽手段をスライドさせて前記送風吐出口の開口率を最大にし、一定時間経過後前記送風吐出口の開口率を小さくすることにより初期段階で排気運転を行い、室内の湿度を排出しその後循環運転と換気運転を繰り返すことになるので、循環運転と換気運転を繰り返すことにより、より高湿の空気を排出しカビの発生を抑制するという効果を奏する。
また、吸込空気の湿度を検出する湿度センサと、前記遮蔽手段をスライドさせる駆動装置と、前記駆動装置の運転制御を行う制御部を有し、前記制御部は前記電動機の運転開始時には前記遮蔽手段をスライドさせて前記送風吐出口の開口率を最大にし、前記湿度センサが検出した湿度が所定の値を下回った後、前記送風吐出口の開口率を小さくすることにより、室内の空気環境を検知し遮断手段の開口率を調整が可能となるので、空気環境を検知し排気風量と循環風量を制御し乾燥不足やカビ抑制の運転を行なうという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態の換気装置は、浴室1などの天井面2の開口部3から天井裏4に突設される。そして、略直方体形状であるフレーム7には、下面に吸込口5と一側面に室外へ通ずるダクト12を接続する吐出口6が設けられている。さらにフレーム7の内部には送風機8が設けられている。その送風機8は、送風羽根10とこの送風羽根10の外周部を囲んだ渦巻形状をしたケーシング11とで構成されている。送風羽根10は電動機9の回転軸に固着されている。そして電動機9は、フレーム7の天面を構成する電動機取付板13に取り付けられている。
ケーシング11は、スクロールを成す側壁部14と、吐出口6に連通する送風機吐出口15と、送風羽根10の下方に設けられる底部16と、底部16に設けられた送風機吸込口17で構成される。ここで側壁部14の送風機吐出口15近傍においては、図2に示すように空気を吐出口6に案内するための舌部18と、ケーシング11の上方部に複数の開口(循環開口部19)が設けられる。また、送風機吸込口17の周縁には、空気を送風羽根10に案内するためのベルマウス20が設けられる。
フレーム7とケーシング11の間には、循環通風空間21が生成される。循環通風空間21は、箱型のフレーム7と渦巻形状をしたケーシング11を組み合わせるので、少なくともフレーム角部22に生成されることになる。また、この循環通風空間21は、循環開口部19を介してケーシング11内と連通する構成となっている。一方、ケーシング11の底部16には、送風機吸込口17を取り囲むように吸込循環経路構成リブ23が設けられる。
また、図3に示すようにケーシング11の舌部18とフレーム7のとの間の舌部裏空間24には吐出口遮蔽手段25が収納されている。図4に示すように吐出口遮蔽手段25の下方の端部26は取手形状をしており、ケーシング11の底部16の一部に設けたスリット状の吐出口遮蔽手段穴27を貫通し保持される。また、図3の詳細図に示すように舌部18においては、遮蔽手段穴28が開口し送風機吐出口15と舌部裏空間24を連通させており、この遮蔽手段穴28に吐出口遮蔽手段25が挿入させる。このように上記端部26を図4に示すA方向に直線運動することにより、吐出口遮蔽手段25は送風機吐出口15の開口面積を調整することができる。すなわち吐出口遮蔽手段25を送風機吐出口15にスライドさせれば送風機吐出口15の開口面積は小さくなり、舌部裏空間24側にスライドさせれば送風機吐出口15の開口面積は大きくなる。
フレーム7の下側には、その下面を覆うように椀状の化粧パネル29が設けられる。図5に示すようにこの化粧パネル29の椀状の中央部には、浴室1内からの空気を取り入れるための格子状のパネル用吸込口30が設けられる。また、フレーム取り付け面側には格子状のパネル用吸込口30を取り囲むように化粧パネル重合部31が設けられている。さらに、化粧パネル29の周縁部には、ほぼ水平方向に吐出されるパネル用吐出口32が設けられている。パネル用吐出口32は、化粧パネル29の外周に近い場所に4箇所有し4方向へ吐出する構成となっている。なお、この実施の形態1では4箇所と記載したが、4箇所に限定するものではなく、化粧パネル29の外周部から吹き出す形態であれば、その個数は4個以下でも、4個より多くてもよい。
この化粧パネル29は、公知の取付手段である外方向開き勝手のばね(図示せず)により、フレーム7に取り付けられる。
化粧パネル29をフレーム7に設置するとき、フレーム7の吸込循環経路構成リブ23は、化粧パネル29の化粧パネル重合部31と重合することになる。ここで化粧パネル重合部31は、円形や正四角形などの断面形状を有することにより、化粧パネル29がフレーム7に対して4方向異なる向きに取り付いた場合でもフレーム7と化粧パネル29を隙間なく重合させることができる。また、化粧パネル重合部31には、上下方向に吸込循環経路構成リブ23と重なる長さが変えられるようにストローク代が設けてある。このストローク代により、化粧パネル29とフレーム7の上下方向の距離が変化した場合でも、化粧パネル重合部31に隙間が生じることなく取り付けることができる。そのため、天井厚みや施工方法の違いにより、フレーム7と化粧パネル29の距離が一定とならない場合でも化粧パネル重合部31に隙間が生じることはない。
このような上記構成において、送風機8を運転すると浴室1の空気は、図1の排気流線34に示すように、パネル用吸込口30、吸込循環経路構成リブ23の内側、ベルマウス20に導かれながら送風機吸込口17から送風機8に吸い込まれる。吸い込まれた空気の一部は、送風機吐出口15から、吐出口6を通りダクト12を通り屋外へ排気される。また、送風機8に吸い込まれた空気の一部は、図1〜図4の循環流線35に示すように、ケーシング11の側壁部14の循環開口部19に流れ込む。そして、循環通風空間21を通過し、吸込循環経路構成リブ23の外側を通り、浴室1へ吐き出される。
この結果、浴室1内には、浴室のユニットバスの扉などに設けられる浴室給気口(図示せず)から、浴室1外の乾き空気が流入する。そして、浴室1内に付着した水分を蒸発させながら排気をおこなうことで浴室1の乾燥を行うのである。一方で、パネル用吐出口32から循環風を吐き出すことので、浴室1内空間はより蒸発が促進される。そして、蒸発した水分を多く含んだ空気を排出するので、浴室1内をすばやく乾燥させることを可能とする。
また、一般に、浴室給気口(図示せず)から空気を引き込むだけでは、浴室給気口からフレーム7への一様の空気の流れとなるため、流れから離れた部分へは空気が行き渡りにくい。そこで、パネル用吐出口32から循環風を吐き出すことで、空気が行き渡りにくい部分にも空気を送る。このパネル用吐出口32から吹き出した循環風は、浴室1の乾燥を促進させ、カビの発生を抑える効果がある。ここでは、パネル用吐出口32から吐き出す空気は水平方向に吐き出され、循環風は浴室1の天井面2を沿うように流れるため、より一層浴室1に風が行き渡るため乾燥が促進されるといえる。
次に、送風機吐出口15の開口面積を変更する場合について説明する。
吐出口遮蔽手段25の端部26を摺動操作し、吐出口遮蔽手段25にて送風機吐出口15の開口を小さくする。送風機吐出口15の開口を小さくすると、送風機吐出口15を通る空気は減少するとともに、ケーシング11の循環開口部19へ流れる空気は増大する。そのため、浴室1の排気風量は減少し、浴室1へ吐き出される循環風量は増大する。このようにして、排気風量と循環風量の割合を調整する。一方、現地のダクト抵抗、設置される換気部材、浴室1内の給気抵抗などにより現場ごとに圧力損失が異なり、また、浴室給気口と換気装置のフレーム7の設置位置の関係により、乾燥に適した排気風量と循環風量が異なってくる。本実施の形態の換気装置では、吐出口遮蔽手段25で送風機吐出口15の開口を調整することができるため、排気風量と循環風量の構成比が調整可能となる。すなわち、吐出口遮蔽手段25によって、設置状況に適した排気風量と循環風量の割合に調整することができるので、効率的に浴室1内を乾燥させることができる。
また、図4に示すように、循環通風空間21に静電霧化装置36を配置する。送風機8に吸い込まれた空気の一部は、循環流線35に示すように、ケーシング11の側壁部14に設けた複数の循環開口部19から吐き出される。そして、循環通風空間21を通過し静電霧化装置36に沿うようにしてパネル用吐出口32から循環風を吐き出す。
ここで、静電霧化装置36を通電すると、その放電電極(図示なし)は結露を発生させ帯電微粒子水が発生するものである。発生した帯電微粒子水は、循環流線35に示す循環風によって、パネル用吐出口32から吐き出し浴室1に搬送される。そして、この帯電微粒子水は、浴室1に発生した臭気成分と反応して分解、除去し、臭気濃度をさらに低減し、空気中の浮遊カビ菌の活動を抑制する。つまり、送風機8の送風による換気だけでなく、静電霧化装置36から発生する帯電微粒子水を浴室1に供給することによって、短時間で臭気を取り除く、またカビを生えにくくするという効果を奏する。
(実施の形態2)
図6から図8を用いて、第二の実施の形態について説明する。図6または図8において、第一の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6および図7に示すように、電動機9を固着し、フレーム7の天面を構成する電動機取付板13aには、直線形状の吐出口遮蔽手段穴27aが設けられている。吐出口遮蔽手段25aは、電動機取付板13a側の端部26aが歯車形状をしたフランジ部38を有している。そして、吐出口遮蔽手段25aは、上部(すなわち、端部26a側)を吐出口遮蔽手段穴27aに挿入して保持される。また、吐出口遮蔽手段電動機39が電動機取付板13aに固定され、その回転軸に吐出口電動機歯車40が備えられている。吐出口遮蔽手段25aの端部26aは、その歯車形状と吐出口電動機歯車40とが噛み合うようになっている。さらに電動機取付板13aには、これら吐出口遮蔽手段電動機39の運転を制御する制御手段41が設置され、電源線や信号線(図示なし)が接続される。こうして、吐出口遮蔽手段電動機39を駆動することによって、吐出口遮蔽手段25aを摺動させ、送風機吐出口15aの開口の大きさを調整する。
上記構成において、外部からスイッチ、リモコン(図示なし)などの操作を受けた制御手段41はその命令によって、吐出口遮蔽手段25aを作動させ、送風機吐出口15aの開口を調整する。具体的説明として、排気風量を最大にする運転を行う場合は、吐出口遮蔽手段電動機39の軸が回動することにより、直結された吐出口電動機歯車40が回動する。そして、歯車形状の端部26aが連動することにより吐出口遮蔽手段25aが動作し、送風機吐出口15aの開口面積が変更されることになる。
ここで、送風機吐出口15aの開口を最大にすると、吐出口遮蔽手段25aが舌部裏空間24aに収納されることになる。この結果、送風機吐出口15aを遮るものがないため、排気経路における圧力損失は最小となり、排気風量を最大にした運転となる(排気モード)。一方、循環風量を最大にする運転においては、吐出口遮蔽手段25aを送風機吐出口15a側に一杯までスライドさせて、送風機吐出口15aの開口を小さくする。このようにすると、排気経路における圧力損失は最大となり、循環風量を最大にした運転となる(循環モード)。
また、図8は、入浴後の換気装置の運転で、時間経過による排気風量に含まれる水分量を表す相関図である。この図8に示すように、入浴直後の初期段階では、浴室1内に付着した水分が多くあり、これらの水分を蒸発させ、排出するために室外から乾いた空気を取り入れる排気運転を行うことが重要である。この際、もちろん循環を行うことで水分を蒸発させる有効な手段ではあるが、排気運転で水分を多く含んだ空気を吐き出すことの効果は比較的小さい。
そこで、一定時間経過後ある程度の乾燥が進んだときは、循環風量を増やすことでより効率的な乾燥が可能となる。これは、一定の蒸発が進み、循環風量が室外から乾いた空気に近い状態になるとき、循環風を積極的に送ることで、排気のみの空気の流れ以外の部分の蒸発を促進させ乾燥させることが可能となる。
制御手段41は、運転初期段階には、吐出口遮蔽手段25aを駆動させて、舌部裏空間24aに収納し(送風機吐出口15aの開口面積:最大)、排気モードで運転を行う。そして、一定時間経過後に、吐出口遮蔽手段25aを送風機吐出口15a側にスライドさせて、送風機吐出口15aの開口面積を小さくし、循環モードで運転を行う。このように、制御手段41は、運転初期段階では、排気風量を最大にする運転(排気モード)を行い、一定時間経過後には循環風量を増やす運転(循環モード)に切り替える。これにより、蒸発促進による効率的な浴室内乾燥運転が可能となるとともに、浴室1の角部など乾燥が行き渡り難い箇所にも循環風が搬送されることで、より乾燥が促進されカビ菌の発生を抑制することが可能となる。さらに、排気風量を減らし、循環風で乾燥を行うことで、住宅内で空調された空気を排出する量が減ることになる。すなわち、単なる排気のみの乾燥運転に比べ、空調エネルギーのロスを抑えることができる。
また、実施の形態1と同様に、循環通風空間21内に静電霧化装置36を配置することにより、循環風は帯電微粒子水を含んだものとなる。ここで制御手段41は、運転開始から一定時間経過後の循環量を増やす運転(循環モード)時に静電霧化装置36を運転する。このようにして、循環風の多いときに、帯電微粒子水を循環風に含ませることによって、一層の空気循環を中心にした脱臭循環運転、カビ抑制循環運転が行なわれる。
また、送風機吸込口17aに湿度センサ42を配置することにより、循環モードに移行するタイミングを適切に調節することができる。すなわち、所定の閾値を与え、湿度センサ42が検出した湿度が所定の閾値を下回ったときに、循環モードに切り替え、吐出口遮蔽手段25aを送風機吐出口15a側にスライドさせる。このようにして、効率的によく室内の水分を排出し、浴室1内の乾燥を促進し、空調エネルギーロス抑制が図られる。
本発明によれば、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に配設された遠心型の送風機とを有した換気装置であって、前記フレームには、前記開口を覆うように化粧パネルが設けられ、前記送風機は、下面に吸込口を有し側面に送風吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機とで構成され、前記ケーシングの側壁部に少なくとも一つ以上の循環口を設け、前記化粧パネルには、中央部にパネル用吸込口、周縁部にパネル用吐出口が備えられ、前記吸込口と前記パネル用吸込口とを連通する接続ダクトを設け、前記フレームの内壁と前記接続ダクトの外壁との間には、前記循環口と前記パネル用吐出口が連通され、前記吐出口には、開口率を調整する遮蔽手段が備えられたことを特徴とする換気装置を備えたことにより、送風吐出口およびパネル用吐出口を流れる風の増減が行なわれることで、より湿度の高い空気の換気を行なうこと、また空気の行き渡りにくい場所に空気を流すことで、空気の行き渡りにくい場所の乾燥を行なうことで、カビの発生を抑制するという効果を有する。
従って、住宅用の換気装置として活用が期待されるものである。
1 浴室
2 天井面
3 開口部
4 天井裏
5 吸込口
6 吐出口
7 フレーム
8 送風機
9 電動機
10 送風羽根
11 ケーシング
14 側壁部
15 送風機吐出口
15a 送風機吐出口
19 循環開口部
19a 循環開口部
21 循環通風空間
23 吸込循環経路構成リブ
25 吐出口遮蔽手段
25a 吐出口遮蔽手段
29 化粧パネル
30 パネル用吸込口
32 パネル用吐出口
36 静電霧化装置
39 吐出口遮蔽手段電動機
41 制御手段
42 湿度センサ

Claims (5)

  1. 天井に取り付けられ、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に配設された遠心型の送風機を有した換気装置であって、前記フレームには、前記開口を覆うように化粧パネルが設けられ、前記送風機は、下面に吸込口を有し側面に送風機吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機とで構成され、前記ケーシングの側壁部に少なくとも一つ以上の循環口を設け、前記化粧パネルには、中央部にパネル用吸込口、周縁部にパネル用吐出口が備えられ、前記吸込口と前記パネル用吸込口とを連通する接続ダクトを設け、前記フレームの内壁と前記接続ダクトの外壁との間には、前記循環口と前記パネル用吐出口が連通され、前記送風機吐出口には、開口率を調整する遮蔽手段が備えられたことを特徴とする換気装置。
  2. 前記パネル用吐出口は、ほぼ水平方向に吐出されるように開口を設けた請求項1記載の換気装置。
  3. 前記循環口と室内側を連通させる循環経路内に静電霧化装置を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の換気装置。
  4. 前記遮蔽手段をスライドさせる駆動装置と、前記駆動装置の運転制御を行う制御部を有し、
    前記制御部は、前記電動機の運転開始時には、前記遮蔽手段をスライドさせて前記送風機吐出口の開口率を最大にし、一定時間経過後、前記送風機吐出口の開口率を小さくすることを特徴とする請求項1〜3いずれかひとつに記載の換気装置。
  5. 吸込空気の湿度を検出する湿度センサと、前記遮蔽手段をスライドさせる駆動装置と、前記駆動装置の運転制御を行う制御部を有し、前記制御部は、前記電動機の運転開始時には、前記遮蔽手段をスライドさせて前記送風機吐出口の開口率を最大にし、前記湿度センサが検出した湿度が所定の値を下回った後、前記送風機吐出口の開口率を小さくすることを特徴とする請求項1〜3いずれかひとつに記載の換気装置。
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