JP3738630B2 - 多室換気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の部屋の空気を換気する多室換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の多室換気装置は、本体の側面に複数の吸気口を備え、例えば、浴室、洗面所、トイレ等の複数の部屋の空気を換気することにより、浴室内や洗面所内の湿気、トイレ内の臭気を外に排気するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のようなものは、トイレ、浴室、洗面所から吸気して排気する経路が共通であるため、トイレの臭いが浴室内に流れ込んだり、浴室からの湿気がトイレ内に流れ込んで結露する等の問題があった。
【0004】
また、換気する部屋とダクトを介して接続する吸気口位置が予め決められているので、設置現場の浴室、トイレ、洗面所のレイアウトによっては、配管用のダクト長さが長くなったり、天井裏が狭い設置現場ではダクト配管が困難なため、施工性が悪くなるといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、複数の部屋を換気するにあたり、他室への臭い等の流れ込みを防止するとともに、ダクト配管が簡便な施工性に優れた多室換気装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記目的を達成するために本発明においては、吸気ダクトを介して複数の部屋に連通する複数の吸気口と、該吸気口から空気を吸気して排気するための送風機と、該送風機により空気を屋外に排気するための排気口と、前記吸気口から吸気して前記排気口に至る少なくとも2つの排気風路とを備え、前記吸気口の少なくとも1つを前記2つの排気風路に連通する第1開口部と第2開口部で形成するとともに、該第1開口部と第2開口部のいずれか1つを選択する選択手段を備えたことを特徴としている。
【0007】
従って、このように構成すれば、複数の部屋から吸気した空気を、夫々独立した排気風路を通して排気するため、例えば、トイレの臭いが浴室内に流れ込んだり、浴室からの湿気がトイレ内に流れ込んで結露することを防止することができる。また、選択手段により現場に応じて複数の吸気口の中から選んで吸気ダクトを接続することが可能になるため、ダクト配管が簡便になり、施工性が向上する。
【0008】
また、吸気ダクトを介して複数の部屋に連通する複数の吸込口と、該吸込口から吸気して供給口に至る少なくとも2つの吸込風路とを有する吸込用チャンバーと、接続ダクトを介して前記供給口に連通する吸気口と、該吸気口から空気を吸気して排気するための送風機と、該送風機により空気を屋外に排気するための排気口と、前記吸気口から吸気して前記排気口に至る少なくとも2つの排気風路とを有する装置本体とを備え、前記吸込用チャンバーは、前記吸込口の少なくとも1つを前記2つの吸込風路に連通する第1開口部と第2開口部で形成するとともに、該第1開口部と第2開口部のいずれか1つを選択する選択手段を備えるようにすれば、上述したと同様の効果を奏するとともに、装置本体の構造を簡単にすることができる。
【0009】
また、前記選択手段を、前記吸気ダクトに接続して前記第1開口部または第2開口部と連通する開口部を設けたダクト接続部材により構成すれば、上述したと同様の効果を奏するとともに、吸気ダクトと吸気口とを楽に接続することができる。
【0010】
また、前記選択手段を、前記吸気口に設けられて前記第1開口部または第2開口部を開閉する開閉部材により構成すれば、吸気ダクトと吸気口とを接続する接続部材を必要としなくなるため、施工性が更に向上する。
【0011】
更に、前記開閉部材を、前記吸気口の直径方向に設けられた回動軸と、該回動軸を中心に回動する弁体とから構成すれば、簡単な構造で施工性を向上させることができる。
【0012】
また、前記開閉部材を、前記吸気口の中心部に設けられた中心軸と、該中心軸を中心に前記吸気口の端面に沿って回動する弁体とから構成するようにしても、簡単な構造で施工性を向上させることができる。
【0013】
また、前記送風機を、前記2つの排気風路又は前記2つの吸気風路の夫々の風路に配設した2つのファンと、該ファンを駆動する1つのモータとで構成すれば、簡単な構成で、上述した効果を奏することができる。
【0014】
また、前記送風機を、前記2つの排気風路又は前記2つの吸気風路の夫々の風路に配設した2つのファンと、該ファンの夫々を駆動する2つのモータとで構成すれば、夫々のファンを独立して制御することができるので、換気したい部屋に応じてファンを制御することができ、無駄のない換気を行うことができる。
【0015】
更に、前記モータを、少なくとも1つが前記2つの排気風路又は前記2つの吸気風路の少なくとも1つの風路に配設すれば、排気風路又は吸気風路内を流れる空気によりモータを冷却することができ、モータの耐久性を向上することができる。また、モータと接触することにより熱交換された温かい空気が、屋外に連通するダクト内を通過することで、ダクト内の結露の発生を低減することができる。
【0016】
また、前記複数の部屋の1つがトイレであれば、他室への臭いの流れ込みを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る多室換気装置の設置例を示す平面図であり、
図2は、本発明の多室換気装置を示す断面図、図3は、本発明の多室換気装置を示す平面図である。
【0019】
図1に示すように、多室換気装置は、浴室Aの天井10裏に設置されており、装置本体1の側面に設けた後述する第1吸気口8が、トイレCの天井にトイレC内を臨むように開口して設けられたトイレ用吸込口17に接続した吸気ダクト24と開口部6aを有するダクト接続部材6を介して接続されている。同様に、本体1の側面に設けた後述する第3吸気口23が、洗面所Bの天井に洗面所B内を臨むように開口して設けられた洗面所用吸込口15に接続した吸気ダクト25と開口部7aを有するダクト接続部材7を介して接続されている。
【0020】
また、本体1の他側面に設けた排気口39が、屋外に連通する排気ダクト40に接続されおり、更に、洗面所B内及びトイレC外の適所には、浴室A、洗面所B、トイレCの換気運転のオン・オフ等を操作する遠隔操作部(以下リモコンという)41、43が備えられ、信号線45、47により本体1の制御部(図示せず)に接続されている。
【0021】
図2及び図3に示すように、本体1は天井10の開口20を介して設けられており、その下部には浴室A内に臨んで化粧パネル11が設けられている。また、本体1側面に設けた第1吸気口8には、第1開口部8aと第2開口部8bを形成しており、本体1内部には、その上部に、第1開口部8aから排気口39に至る第1の排気風路18が形成されている。そして、その第1の排気風路18には、第1送風ファン12と第1モータ2とからなる第1送風機3が備えられている。また、第1の排気風路18の排気口39近傍には、第1の排気風路18を開閉するシャッター80が設けられている。
【0022】
更に、本体1内部には、その下部に、本体1側面に設けた第3吸気口23及び化粧パネル11に開口した第2吸気口9から排気口39に至る第2の排気風路19が形成されており、第2の排気風路19には、第2送風機5を構成する第2送風ファン13が備えられ、この第2送風ファン13を駆動する第2モータ4が第1の排気風路18に設けられている。このように、第2モータ4を第1の排気風路18に配設すれば、第1の排気風路18内を流れる空気により第2モータ4を冷却することができ、第2モータ4の耐久性を向上させることができる。また、第2モータ4と接触することにより熱交換された温かい空気が、屋外に連通する排気ダクト40内を通過することで、排気ダクト40内の結露の発生を低減することができる。
【0023】
また、天井10裏には、第1、第3吸気口8、23と吸気ダクト24、25とを連通するダクト接続部材6、7が取付けられており、筒状に形成した開口部6a、7aが吸気ダクト24、25に接続されている。更に、開口部6aには、第1吸気口8の第2開口部8bを閉塞する閉塞部6bが形成されている。また、開口部7aには、後述する第3吸気口の第1開口部23aを閉塞する閉塞部7bが形成されている。従って、開口部6aは第1吸気口8の第1開口部8aと連通して、第1の排気風路18と連通し、開口部7aは第3吸気口の第2開口部23bと連通して、第2の排気風路19と連通することになる。
【0024】
尚、図3に示すように、第1吸気口8の他に、本体1の他側面に第1の排気風路18又は第2の排気風路19に連通する第4吸気口26を設けたり、第3吸気口23の他に、本体1の他側面に第1の排気風路18又は第2の排気風路19に連通する第5吸気口27を設けて、設置現場のレイアウトに応じて、例えば、第4吸気口26にはダクト接続部材28の開口部28aを介して吸気ダクト24を、第5吸気口27にはダクト接続部材29の開口部29aを介して吸気ダクト25を接続するようにしてもよく(使用しないダクト接続部材の開口部は塞ぎ部材等により蓋をする)、このようにすれば、配管施工を簡単に行うことができる。
【0025】
図4は、本体1を天井10裏に設置する状態を示す説明図である。
【0026】
図4に示すように、天井10裏には、本体1の第1吸気口8に連通するダクト接続部材6の開口部6aの他に、本体1の第3吸気口23に連通する開口部7aを有するダクト接続部材7が設けられており、このダクト接続部材7の開口部7aは上部半分が閉塞する閉塞部7bを形成している。一方、本体1の第3吸気口23には、第1開口部23aと第2開口部23bが形成されている。図において、本体1を矢印方向に挿入して天井10裏に設置すると、前述したように、第1吸気口8にはダクト接続部材6の開口部6aが連通し、一方、第3吸気口23にはダクト接続部材7の開口部7aが連通することになる。ここで、開口部7aには、上部半分を閉塞部7bで形成しているので、閉塞部7bが第3吸気口23に形成した第1開口部23aを閉塞することになる。従って、開口部7aは第2開口部23bと連通し、第2の排気風路19と連通することになる。尚、本体1の設置現場に応じて、第1吸気口8にダクト接続部材7を接続して開口部7aを第2の排気風路19と連通させたり、第3吸気口23にダクト接続部材6を接続して開口部6aを第1の排気風路18と連通させるようにしてもよい。
【0027】
以上の構成において、他室換気装置の動作を以下に詳述する。
【0028】
トイレC外の適所に備えられたリモコン43の換気スイッチ(図示せず)オン操作すると、第1送風機3が駆動してその第1送風ファン12により、トイレC内の空気がトイレ用吸込口17から吸気ダクト24を通り、ダクト接続部材6を介して第1吸気口8の第1開口部8aより吸い込まれ、第1の排気風路18を通って排気口39から排気ダクト40を介して屋外に排気される。この時、シャッター80は、第1送風ファン12から吹き出される空気の風圧により開くが、屋外からの外圧に対しては閉じるように構成されており、トイレC内への逆流を防止するようになっている。また、何らかの要因で浴室A側よりトイレC側が負圧になっても、浴室A内の湿気を含んだ空気がトイレC内へ逆流するのを防止することができる。而して、第2送風機5は駆動しないので、トイレCのみの単独換気がなされることになる。
【0029】
また、洗面所B内の適所に備えられたリモコン41の浴室・洗面所換気スイッチ(図示せず)をオン操作すると、第2送風機5が駆動してその第2送風ファン13により、浴室A及び洗面所B内の空気が、化粧パネル11に開口した第2吸気口9及び洗面所用吸込口15から吸気ダクト25を通り、ダクト接続部材7を介して第3吸気口23の第2開口部23bより吸い込まれ、第2の排気風路19を通って排気口39から排気ダクト40を介して屋外に排気される。この時、第1送風機3は駆動しないので、浴室A及び洗面所Bの換気がなされることになる。
【0030】
図5は、選択手段としての他の実施例を示す正面図である。
【0031】
図5に示すように、選択手段として、上述した実施例のダクト接続部材6、7に代えて、開閉部材30、34により構成したものである。
【0032】
即ち、第1吸気口8の端面部に設けた支持部31、31に回動軸32を取り付け、この回動軸32に、回動軸32周りに回動するように弁体33を取付けている。従って、弁体33を第1吸気口8の端面部に当接するまで下方に回動させると、第1吸気口8の第2開口部8bが閉塞され、弁体33を第1吸気口8の端面部に当接するまで上方に回動させると、第1吸気口8の第1開口部8aが閉塞されることになる。
【0033】
一方、第3吸気口23も同様に、その端面部に設けた支持部35、35に回動軸36を取り付け、この回動軸36に、回動軸36周りに回動するように弁体37を取付けている。従って、弁体37を第3吸気口23の端面部に当接するまで下方に回動させると、第3吸気口23の第2開口部23bが閉塞され、弁体37を第3吸気口23の端面部に当接するまで上方に回動させると、第3吸気口23の第1開口部23aが閉塞されることになる。
【0034】
図6は、開閉部材の他の実施例を示す正面図である。
【0035】
図6に示すように、開閉部材90は、第1吸気口8の端面中心部に設けた中心軸91と、この中心軸91に、中心軸91周りに回動自在に設けた弁体92とから構成されている。従って、弁体92を時計周り又は反時計周りに回動させて、第1吸気口8の第2開口部8bを閉塞したり、更に回動させて第1吸気口8の第1開口部8aを閉塞させることができる。
【0036】
一方、第3吸気口23も同様に、開閉部材93を、第3吸気口23の端面中心部に設けた中心軸94と、この中心軸94に、中心軸94周りに回動自在に設けた弁体95とで構成し、弁体95を時計周り又は反時計周りに回動させて、第3吸気口23の第1開口部23aを閉塞したり、更に回動させて第3吸気口23の第2開口部23bを閉塞させることができる。
【0037】
尚、図5及び図6において、第1吸気口8と第3吸気口23は、本体1から筒状に延出させて形成しており、この第1吸気口8及び第3吸気口23に、それぞれ吸気ダクト24、25を接続するようにしている。
【0038】
図7は、本発明の多室換気装置の他の実施例を示す平面図であり、上述した実施例と同様の構成は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0039】
図7に示すように、本体1と吸気ダクト24、25との間に、吸込用チャンバー50を介在させて連通するように構成されている。
【0040】
吸込用チャンバー50は、その側面に吸気ダクト24を介してトイレCと連通する第1吸込口53を設けるとともに、他側面に接続ダクト70を介して本体1に連通する第1供給口55が設けられている。また、吸込用チャンバー50の他側面には、吸気ダクト25を介して洗面所Bと連通する第2吸込口54を設けるとともに、他側面に接続ダクト71を介して本体1に連通する第2供給口56が設けられている。
【0041】
更に、図示していないが、上述した実施例と同様に、第1吸込口53と第2吸込口54には、上下に第1開口部と第2開口部をそれぞれ設けており、第1吸込口53の第1開口部及び第2吸込口54の第1開口部から第1供給口55に至る第1の吸込風路51と、第1吸込口53の第2開口部及び第2吸込口54の第2開口部から第2供給口56に至る第2の吸込風路52を形成している。
【0042】
そして、吸気ダクト24と第1吸込口53とは、筒状の開口部60aを有するダクト接続部材60により接続されている。同様に、吸気ダクト25と第2吸込口54とは、筒状の開口部61aを有するダクト接続部材61により接続されている。また、ダクト接続部材60の開口部60aには、第1吸込口53の第2開口部を閉塞する閉塞部(図示せず)が設けられ、ダクト接続部材61の開口部61aには、第2吸込口54の第1開口部を閉塞する閉塞部(図示せず)が設けられている。
【0043】
また、本体1には、第1の排気風路18に連通する第1吸気口8が本体1側面から延出形成されて接続ダクト70に接続されている。同様に、第2の排気風路19に連通する第3吸気口23が本体1側面から延出形成されて接続ダクト71に接続されている。
【0044】
従って、トイレC外の適所に備えられたリモコン43の換気スイッチオン操作すると、第1送風機3が駆動してその第1送風ファン12により、トイレC内の空気がトイレ用吸込口17から吸気ダクト24を通り、ダクト接続部材60を介して吸込用チャンバー50の第1吸込口53の第1開口部から第1の吸込風路51〜第1供給口55〜接続ダクト70を経て、本体1の第1吸気口8から第1の排気風路18を通って排気口39から排気ダクト40を介して屋外に排気される。この時、第2送風機5は駆動しないので、トイレCのみの単独換気がなされる。
【0045】
また、洗面所B内の適所に備えられたリモコン41の浴室・洗面所換気スイッチをオン操作すると、第2送風機5が駆動してその第2送風ファン13により、浴室A及び洗面所B内の空気が、化粧パネル11に開口した第2吸気口9及び洗面所用吸込口15から吸気ダクト25を通り、ダクト接続部材61を介して吸込用チャンバー50の第2吸込口54の第2開口部から第2の吸込風路52〜第2供給口56〜接続ダクト71を経て、本体1の第3吸気口23から第2の排気風路19を通って排気口39から排気ダクト40を介して屋外に排気される。この時、第1送風機3は駆動しないので、浴室A及び洗面所Bの換気がなされる。
【0046】
尚、本体1の設置現場のレイアウトによっては、ダクト接続部材60の開口部60aの閉塞部を、第1吸込口53の第1開口部を閉塞するようにして吸気ダクト25と接続するようにしたり、ダクト接続部材61の開口部61aの閉塞部を、第2吸込口54の第2開口部を閉塞するようにして吸気ダクト24と接続するようにしてもよい。
【0047】
上述した内容はあくまで本発明の一実施形態に関するものであって本発明が上記内容のみに限定されることを意味されるものではない。例えば、本体1に循環用送風機、ヒータ等の加熱手段、浴室Aへの吹出口を備えて、浴室A内に温風を供給することにより、浴室A内の暖房や、洗濯物等の衣類の乾燥が行えるようにしてもよい。
【0048】
また、本体1や吸込用チャンバー50内部の上下に、第1の排気風路18、第1の吸込風路51と、第2の排気風路19、第2の吸込風路52をそれぞれ形成するようにしたが、本体1や吸込用チャンバー50内部の左右に、第1の排気風路18、第1の吸込風路51と、第2の排気風路19、第2の吸込風路52をそれぞれ形成するようにしてもよい。
【0049】
更に、ダクト接続部材6、7、60、61を個々に独立して形成したが、本体1や吸込用チャンバー50の同一側面に設ける場合は、ダクト接続部材6、7やダクト接続部材60、61を一体的に形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多室換気装置の設置例を示す平面図である。
【図2】本発明の多室換気装置を示す断面図である。
【図3】本発明の多室換気装置を示す平面図である。
【図4】装置本体を天井裏に設置する状態を示す説明図である。
【図5】選択手段としての他の実施例を示す正面図である。
【図6】開閉部材の他の実施例を示す正面図である。
【図7】本発明の多室換気装置の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
A…浴室
B…洗面所
C…トイレ
1…本体
3…第1送風機
5…第2送風機
6、7、28、29、60、61…ダクト接続部材(選択手段)
6a、7a、60a、61a…開口部
6b、7b、60b、61b…閉塞部
8…第1吸気口
8a、23a…第1開口部
8b、23b…第2開口部
9…第2吸気口
15…洗面所用吸込口
17…トイレ用吸込口
18…第1の排気風路
19…第2の排気風路
24、25…吸気ダクト
30、34、90、93…開閉部材(選択手段)
39…排気口
40…排気ダクト
50…吸込用チャンバー
51…第1の吸込風路
52…第2の吸込風路
53…第1吸込口
54…第2吸込口
70、71…接続ダクト
Claims (5)
- 吸気ダクトを介して複数の部屋に連通する複数の吸気口と、該吸気口から空気を吸気して排気するための送風機と、該送風機により空気を屋外に排気するための排気口と、前記吸気口から吸気して前記排気口に至る少なくとも2つの夫々独立した排気風路とを備え、前記吸気口の少なくとも1つを前記2つの独立した排気風路にそれぞれ連通する第1開口部と第2開口部で形成するとともに、該第1開口部と第2開口部のいずれか1つを閉塞する選択手段を備えたことを特徴とする多室換気装置。
- 吸気ダクトを介して複数の部屋に連通する複数の吸込口と、該吸込口から吸気して供給口に至る少なくとも2つの吸込風路とを有する吸込用チャンバーと、接続ダクトを介して前記供給口に連通する吸気口と、該吸気口から空気を吸気して排気するための送風機と、該送風機により空気を屋外に排気するための排気口と、前記吸気口から吸気して前記排気口に至る少なくとも2つの夫々独立した排気風路とを有する装置本体とを備え、前記吸込用チャンバーは、前記吸込口の少なくとも1つを前記2つの独立した吸込風路にそれぞれ連通する第1開口部と第2開口部で形成するとともに、該第1開口部と第2開口部のいずれか1つを閉塞する選択手段を備えたことを特徴とする多室換気装置。
- 前記選択手段は、前記吸気ダクトに接続して前記第1開口部または第2開口部と連通する開口部を設けたダクト接続部材により構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の多室換気装置。
- 前記選択手段は、前記吸気口に設けられて前記第1開口部または第2開口部を開閉する開閉部材により構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の多室換気装置。
- 前記複数の部屋の1つがトイレであることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか1項記載の多室換気装置。
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