JP2001153418A - 多室換気装置 - Google Patents

多室換気装置

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JP2001153418A
JP2001153418A JP33568499A JP33568499A JP2001153418A JP 2001153418 A JP2001153418 A JP 2001153418A JP 33568499 A JP33568499 A JP 33568499A JP 33568499 A JP33568499 A JP 33568499A JP 2001153418 A JP2001153418 A JP 2001153418A
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剛嗣 植山
Masanobu Ebara
雅信 江原
Tatsuo Tsukasaki
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の部屋を換気するにあたり、他室への臭
い等の流れ込みを防止するとともに、ダクト配管が簡便
な施工性に優れた多室換気装置を提供する。 【解決手段】 吸気ダクトを介して複数の部屋に連通す
る複数の吸気口と、該吸気口から空気を吸気して排気す
るための送風機と、該送風機により空気を屋外に排気す
るための排気口と、前記吸気口から吸気して前記排気口
に至る少なくとも2つの排気風路とを備え、前記吸気口
の少なくとも1つを前記2つの排気風路に連通する第1
開口部と第2開口部で形成するとともに、該第1開口部
と第2開口部のいずれか1つを選択する選択手段を備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部屋の空気
を換気する多室換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多室換気装置は、本体の
側面に複数の吸気口を備え、例えば、浴室、洗面所、ト
イレ等の複数の部屋の空気を換気することにより、浴室
内や洗面所内の湿気、トイレ内の臭気を外に排気するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなものは、トイレ、浴室、洗面所から吸気して
排気する経路が共通であるため、トイレの臭いが浴室内
に流れ込んだり、浴室からの湿気がトイレ内に流れ込ん
で結露する等の問題があった。
【0004】また、換気する部屋とダクトを介して接続
する吸気口位置が予め決められているので、設置現場の
浴室、トイレ、洗面所のレイアウトによっては、配管用
のダクト長さが長くなったり、天井裏が狭い設置現場で
はダクト配管が困難なため、施工性が悪くなるといった
問題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、複数の部屋を換気するに
あたり、他室への臭い等の流れ込みを防止するととも
に、ダクト配管が簡便な施工性に優れた多室換気装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記目的
を達成するために本発明においては、吸気ダクトを介し
て複数の部屋に連通する複数の吸気口と、該吸気口から
空気を吸気して排気するための送風機と、該送風機によ
り空気を屋外に排気するための排気口と、前記吸気口か
ら吸気して前記排気口に至る少なくとも2つの排気風路
とを備え、前記吸気口の少なくとも1つを前記2つの排
気風路に連通する第1開口部と第2開口部で形成すると
ともに、該第1開口部と第2開口部のいずれか1つを選
択する選択手段を備えたことを特徴としている。
【0007】従って、このように構成すれば、複数の部
屋から吸気した空気を、夫々独立した排気風路を通して
排気するため、例えば、トイレの臭いが浴室内に流れ込
んだり、浴室からの湿気がトイレ内に流れ込んで結露す
ることを防止することができる。また、選択手段により
現場に応じて複数の吸気口の中から選んで吸気ダクトを
接続することが可能になるため、ダクト配管が簡便にな
り、施工性が向上する。
【0008】また、吸気ダクトを介して複数の部屋に連
通する複数の吸込口と、該吸込口から吸気して供給口に
至る少なくとも2つの吸込風路とを有する吸込用チャン
バーと、接続ダクトを介して前記供給口に連通する吸気
口と、該吸気口から空気を吸気して排気するための送風
機と、該送風機により空気を屋外に排気するための排気
口と、前記吸気口から吸気して前記排気口に至る少なく
とも2つの排気風路とを有する装置本体とを備え、前記
吸込用チャンバーは、前記吸込口の少なくとも1つを前
記2つの吸込風路に連通する第1開口部と第2開口部で
形成するとともに、該第1開口部と第2開口部のいずれ
か1つを選択する選択手段を備えるようにすれば、上述
したと同様の効果を奏するとともに、装置本体の構造を
簡単にすることができる。
【0009】また、前記選択手段を、前記吸気ダクトに
接続して前記第1開口部または第2開口部と連通する開
口部を設けたダクト接続部材により構成すれば、上述し
たと同様の効果を奏するとともに、吸気ダクトと吸気口
とを楽に接続することができる。
【0010】また、前記選択手段を、前記吸気口に設け
られて前記第1開口部または第2開口部を開閉する開閉
部材により構成すれば、吸気ダクトと吸気口とを接続す
る接続部材を必要としなくなるため、施工性が更に向上
する。
【0011】更に、前記開閉部材を、前記吸気口の直径
方向に設けられた回動軸と、該回動軸を中心に回動する
弁体とから構成すれば、簡単な構造で施工性を向上させ
ることができる。
【0012】また、前記開閉部材を、前記吸気口の中心
部に設けられた中心軸と、該中心軸を中心に前記吸気口
の端面に沿って回動する弁体とから構成するようにして
も、簡単な構造で施工性を向上させることができる。
【0013】また、前記送風機を、前記2つの排気風路
又は前記2つの吸気風路の夫々の風路に配設した2つの
ファンと、該ファンを駆動する1つのモータとで構成す
れば、簡単な構成で、上述した効果を奏することができ
る。
【0014】また、前記送風機を、前記2つの排気風路
又は前記2つの吸気風路の夫々の風路に配設した2つの
ファンと、該ファンの夫々を駆動する2つのモータとで
構成すれば、夫々のファンを独立して制御することがで
きるので、換気したい部屋に応じてファンを制御するこ
とができ、無駄のない換気を行うことができる。
【0015】更に、前記モータを、少なくとも1つが前
記2つの排気風路又は前記2つの吸気風路の少なくとも
1つの風路に配設すれば、排気風路又は吸気風路内を流
れる空気によりモータを冷却することができ、モータの
耐久性を向上することができる。また、モータと接触す
ることにより熱交換された温かい空気が、屋外に連通す
るダクト内を通過することで、ダクト内の結露の発生を
低減することができる。
【0016】また、前記複数の部屋の1つがトイレであ
れば、他室への臭いの流れ込みを防止することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態に係る多室換
気装置の設置例を示す平面図であり、図2は、本発明の
多室換気装置を示す断面図、図3は、本発明の多室換気
装置を示す平面図である。
【0019】図1に示すように、多室換気装置は、浴室
Aの天井10裏に設置されており、装置本体1の側面に
設けた後述する第1吸気口8が、トイレCの天井にトイ
レC内を臨むように開口して設けられたトイレ用吸込口
17に接続した吸気ダクト24と開口部6aを有するダ
クト接続部材6を介して接続されている。同様に、本体
1の側面に設けた後述する第3吸気口23が、洗面所B
の天井に洗面所B内を臨むように開口して設けられた洗
面所用吸込口15に接続した吸気ダクト25と開口部7
aを有するダクト接続部材7を介して接続されている。
【0020】また、本体1の他側面に設けた排気口39
が、屋外に連通する排気ダクト40に接続されおり、更
に、洗面所B内及びトイレC外の適所には、浴室A、洗
面所B、トイレCの換気運転のオン・オフ等を操作する
遠隔操作部(以下リモコンという)41、43が備えら
れ、信号線45、47により本体1の制御部(図示せ
ず)に接続されている。
【0021】図2及び図3に示すように、本体1は天井
10の開口20を介して設けられており、その下部には
浴室A内に臨んで化粧パネル11が設けられている。ま
た、本体1側面に設けた第1吸気口8には、第1開口部
8aと第2開口部8bを形成しており、本体1内部に
は、その上部に、第1開口部8aから排気口39に至る
第1の排気風路18が形成されている。そして、その第
1の排気風路18には、第1送風ファン12と第1モー
タ2とからなる第1送風機3が備えられている。また、
第1の排気風路18の排気口39近傍には、第1の排気
風路18を開閉するシャッター80が設けられている。
【0022】更に、本体1内部には、その下部に、本体
1側面に設けた第3吸気口23及び化粧パネル11に開
口した第2吸気口9から排気口39に至る第2の排気風
路19が形成されており、第2の排気風路19には、第
2送風機5を構成する第2送風ファン13が備えられ、
この第2送風ファン13を駆動する第2モータ4が第1
の排気風路18に設けられている。このように、第2モ
ータ4を第1の排気風路18に配設すれば、第1の排気
風路18内を流れる空気により第2モータ4をを冷却す
ることができ、第2モータ4の耐久性を向上させること
ができる。また、第2モータ4と接触することにより熱
交換された温かい空気が、屋外に連通する排気ダクト4
0内を通過することで、排気ダクト40内の結露の発生
を低減することができる。
【0023】また、天井10裏には、第1、第3吸気口
8、23と吸気ダクト24、25とを連通するダクト接
続部材6、7が取付けられており、筒状に形成した開口
部6a、7aが吸気ダクト24、25に接続されてい
る。更に、開口部6aには、第1吸気口8の第2開口部
8bを閉塞する閉塞部6bが形成されている。また、開
口部7aには、後述する第3吸気口の第1開口部23a
を閉塞する閉塞部7bが形成されている。従って、開口
部6aは第1吸気口8の第1開口部8aと連通して、第
1の排気風路18と連通し、開口部7aは第3吸気口の
第2開口部23bと連通して、第2の排気風路19と連
通することになる。
【0024】尚、図2に示すように、第1吸気口8の他
に、本体1の他側面に第1の排気風路18又は第2の排
気風路19に連通する第4吸気口26を設けたり、第3
吸気口23の他に、本体1の他側面に第1の排気風路1
8又は第2の排気風路19に連通する第5吸気口27を
設けて、設置現場のレイアウトに応じて、例えば、第4
吸気口26にはダクト接続部材28の開口部28aを介
して吸気ダクト24を、第5吸気口27にはダクト接続
部材29の開口部29aを介して吸気ダクト25を接続
するようにしてもよく(使用しないダクト接続部材の開
口部は塞ぎ部材等により蓋をする)、このようにすれ
ば、配管施工を簡単に行うことができる。
【0025】図4は、本体1を天井10裏に設置する状
態を示す説明図である。
【0026】図4に示すように、天井10裏には、本体
1の第1吸気口8に連通するダクト接続部材6の開口部
6aの他に、本体1の第3吸気口23に連通する開口部
7aを有するダクト接続部材7が設けられており、この
ダクト接続部材7の開口部7aは上部半分が閉塞する閉
塞部7bを形成している。一方、本体1の第3吸気口2
3には、第1開口部23aと第2開口部23bが形成さ
れている。図において、本体1を矢印方向に挿入して天
井10裏に設置すると、前述したように、第1吸気口8
にはダクト接続部材6の開口部6aが連通し、一方、第
3吸気口23にはダクト接続部材7の開口部7aが連通
することになる。ここで、開口部7aには、上部半分を
閉塞部7bで形成しているので、閉塞部7bが第3吸気
口23に形成した第1開口部23aを閉塞することにな
る。従って、開口部7aは第2開口部23bと連通し、
第2の排気風路19と連通することになる。尚、本体1
の設置現場に応じて、第1吸気口8にダクト接続部材7
を接続して開口部7aを第2の排気風路19と連通させ
たり、第3吸気口23にダクト接続部材6を接続して開
口部6aを第1の排気風路18と連通させるようにして
もよい。
【0027】以上の構成において、他室換気装置の動作
を以下に詳述する。
【0028】トイレC外の適所に備えられたリモコン4
3の換気スイッチ(図示せず)オン操作すると、第1送
風機3が駆動してその第1送風ファン12により、トイ
レC内の空気がトイレ用吸込口17から吸気ダクト24
を通り、ダクト接続部材6を介して第1吸気口8の第1
開口部8aより吸い込まれ、第1の排気風路18を通っ
て排気口39から排気ダクト40を介して屋外に排気さ
れる。この時、シャッター80は、第1送風ファン12
から吹き出される空気の風圧により開くが、屋外からの
外圧に対しては閉じるように構成されており、トイレC
内への逆流を防止するようになっている。また、何らか
の要因で浴室A側よりトイレC側が負圧になっても、浴
室A内の湿気を含んだ空気がトイレC内へ逆流するのを
防止することができる。而して、第2送風機5は駆動し
ないので、トイレCのみの単独換気がなされることにな
る。
【0029】また、洗面所B内の適所に備えられたリモ
コン41の浴室・洗面所換気スイッチ(図示せず)をオ
ン操作すると、第2送風機5が駆動してその第2送風フ
ァン13により、浴室A及び洗面所B内の空気が、化粧
パネル11に開口した第2吸気口9及び洗面所用吸込口
15から吸気ダクト25を通り、ダクト接続部材7を介
して第3吸気口23の第2開口部23bより吸い込ま
れ、第2の排気風路19を通って排気口39から排気ダ
クト40を介して屋外に排気される。この時、第1送風
機3は駆動しないので、浴室A及び洗面所Bの換気がな
されることになる。
【0030】図5は、選択手段としての他の実施例を示
す正面図である。
【0031】図5に示すように、選択手段として、上述
した実施例のダクト接続部材6、7に代えて、開閉部材
30、34により構成したものである。
【0032】即ち、第1吸気口8の端面部に設けた支持
部31、31に回動軸32を取り付け、この回動軸32
に、回動軸32周りに回動するように弁体33を取付け
ている。従って、弁体33を第1吸気口8の端面部に当
接するまで下方に回動させると、第1吸気口8の第2開
口部8bが閉塞され、弁体33を第1吸気口8の端面部
に当接するまで上方に回動させると、第1吸気口8の第
1開口部8aが閉塞されることになる。
【0033】一方、第3吸気口23も同様に、その端面
部に設けた支持部35、35に回動軸36を取り付け、
この回動軸36に、回動軸36周りに回動するように弁
体37を取付けている。従って、弁体37を第3吸気口
23の端面部に当接するまで下方に回動させると、第3
吸気口23の第2開口部23bが閉塞され、弁体37を
第3吸気口23の端面部に当接するまで上方に回動させ
ると、第3吸気口23の第1開口部23aが閉塞される
ことになる。
【0034】図6は、開閉部材の他の実施例を示す正面
図である。
【0035】図6に示すように、開閉部材90は、第1
吸気口8の端面中心部に設けた中心軸91と、この中心
軸91に、中心軸91周りに回動自在に設けた弁体92
とから構成されている。従って、弁体92を時計周り又
は反時計周りに回動させて、第1吸気口8の第2開口部
8bを閉塞したり、更に回動させて第1吸気口8の第1
開口部8aを閉塞させることができる。
【0036】一方、第3吸気口23も同様に、開閉部材
93を、第3吸気口23の端面中心部に設けた中心軸9
4と、この中心軸94に、中心軸94周りに回動自在に
設けた弁体95とで構成し、弁体95を時計周り又は反
時計周りに回動させて、第3吸気口23の第1開口部2
3aを閉塞したり、更に回動させて第3吸気口23の第
2開口部23bを閉塞させることができる。
【0037】尚、図5及び図6において、第1吸気口8
と第3吸気口23は、本体1から筒状に延出させて形成
しており、この第1吸気口8及び第3吸気口23に、そ
れぞれ吸気ダクト24、25を接続するようにしてい
る。
【0038】図7は、本発明の多室換気装置の他の実施
例を示す平面図であり、上述した実施例と同様の構成は
同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0039】図7に示すように、本体1と吸気ダクト2
4、25との間に、吸込用チャンバー50を介在させて
連通するように構成されている。
【0040】吸込用チャンバー50は、その側面に吸気
ダクト24を介してトイレCと連通する第1吸込口53
を設けるとともに、他側面に接続ダクト70を介して本
体1に連通する第1供給口55が設けられている。ま
た、吸込用チャンバー50の他側面には、吸気ダクト2
5を介して洗面所Bと連通する第2吸込口54を設ける
とともに、他側面に接続ダクト71を介して本体1に連
通する第2供給口56が設けられている。
【0041】更に、図示していないが、上述した実施例
と同様に、第1吸込口53と第2吸込口54には、上下
に第1開口部と第2開口部をそれぞれ設けており、第1
吸込口53の第1開口部及び第2吸込口54の第1開口
部から第1供給口55に至る第1の吸込風路51と、第
1吸込口53の第2開口部及び第2吸込口54の第2開
口部から第2供給口56に至る第2の吸込風路52を形
成している。
【0042】そして、吸気ダクト24と第1吸込口53
とは、筒状の開口部60aを有するダクト接続部材60
により接続されている。同様に、吸気ダクト25と第2
吸込口54とは、筒状の開口部61aを有するダクト接
続部材61により接続されている。また、ダクト接続部
材60の開口部60aには、第1吸込口53の第2開口
部を閉塞する閉塞部(図示せず)が設けられ、ダクト接
続部材61の開口部61aには、第2吸込口54の第1
開口部を閉塞する閉塞部(図示せず)が設けられてい
る。
【0043】また、本体1には、第1の排気風路18に
連通する第1吸気口8が本体1側面から延出形成されて
接続ダクト70に接続されている。同様に、第2の排気
風路19に連通する第3吸気口23が本体1側面から延
出形成されて接続ダクト71に接続されている。
【0044】従って、トイレC外の適所に備えられたリ
モコン43の換気スイッチオン操作すると、第1送風機
3が駆動してその第1送風ファン12により、トイレC
内の空気がトイレ用吸込口17から吸気ダクト24を通
り、ダクト接続部材60を介して吸込用チャンバー50
の第1吸込口53の第1開口部から第1の吸込風路51
〜第1供給口55〜接続ダクト70を経て、本体1の第
1吸気口8から第1の排気風路18を通って排気口39
から排気ダクト40を介して屋外に排気される。この
時、第2送風機5は駆動しないので、トイレCのみの単
独換気がなされる。
【0045】また、洗面所B内の適所に備えられたリモ
コン41の浴室・洗面所換気スイッチをオン操作する
と、第2送風機5が駆動してその第2送風ファン13に
より、浴室A及び洗面所B内の空気が、化粧パネル11
に開口した第2吸気口9及び洗面所用吸込口15から吸
気ダクト25を通り、ダクト接続部材61を介して吸込
用チャンバー50の第2吸込口54の第2開口部から第
2の吸込風路52〜第2供給口56〜接続ダクト71を
経て、本体1の第3吸気口23から第2の排気風路19
を通って排気口39から排気ダクト40を介して屋外に
排気される。この時、第1送風機3は駆動しないので、
浴室A及び洗面所Bの換気がなされる。
【0046】尚、本体1の設置現場のレイアウトによっ
ては、ダクト接続部材60の開口部60aの閉塞部を、
第1吸込口53の第1開口部を閉塞するようにして吸気
ダクト25と接続するようにしたり、ダクト接続部材6
1の開口部61aの閉塞部を、第2吸込口54の第2開
口部を閉塞するようにして吸気ダクト24と接続するよ
うにしてもよい。
【0047】上述した内容はあくまで本発明の一実施形
態に関するものであって本発明が上記内容のみに限定さ
れることを意味されるものではない。例えば、本体1に
循環用送風機、ヒータ等の加熱手段、浴室Aへの吹出口
を備えて、浴室A内に温風を供給することにより、浴室
A内の暖房や、洗濯物等の衣類の乾燥が行えるようにし
てもよい。
【0048】また、本体1や吸込用チャンバー50内部
の上下に、第1の排気風路18、第1の吸込風路51
と、第2の排気風路19、第2の吸込風路52をそれぞ
れ形成するようにしたが、本体1や吸込用チャンバー5
0内部の左右に、第1の排気風路18、第1の吸込風路
51と、第2の排気風路19、第2の吸込風路52をそ
れぞれ形成するようにしてもよい。
【0049】更に、ダクト接続部材6、7、60、61
を個々に独立して形成したが、本体1や吸込用チャンバ
ー50の同一側面に設ける場合は、ダクト接続部材6、
7やクト接続部材60、61を一体的に形成するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多室換気装置の設置
例を示す平面図である。
【図2】本発明の多室換気装置を示す断面図である。
【図3】本発明の多室換気装置を示す平面図である。
【図4】装置本体を天井裏に設置する状態を示す説明図
である。
【図5】選択手段としての他の実施例を示す正面図であ
る。
【図6】開閉部材の他の実施例を示す正面図である。
【図7】本発明の多室換気装置の他の実施例を示す平面
図である。
【符号の説明】
A…浴室 B…洗面所 C…トイレ 1…本体 3…第1送風機 5…第2送風機 6、7、28、29、60、61…ダクト接続部材(選
択手段) 6a、7a、60a、61a…開口部 6b、7b、60b、61b…閉塞部 8…第1吸気口 8a、23a…第1開口部 8b、23b…第2開口部 9…第2吸気口 15…洗面所用吸込口 17…トイレ用吸込口 18…第1の排気風路 19…第2の排気風路 24、25…吸気ダクト 30、34、90、93…開閉部材(選択手段) 39…排気口 40…排気ダクト 50…吸込用チャンバー 51…第1の吸込風路 52…第2の吸込風路 53…第1吸込口 54…第2吸込口 70、71…接続ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L058 BE04 BE05 BG01 3L080 AA02 AA04 AA09 AC01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気ダクトを介して複数の部屋に連通す
    る複数の吸気口と、該吸気口から空気を吸気して排気す
    るための送風機と、該送風機により空気を屋外に排気す
    るための排気口と、前記吸気口から吸気して前記排気口
    に至る少なくとも2つの排気風路とを備え、前記吸気口
    の少なくとも1つを前記2つの排気風路に連通する第1
    開口部と第2開口部で形成するとともに、該第1開口部
    と第2開口部のいずれか1つを選択する選択手段を備え
    たことを特徴とする多室換気装置。
  2. 【請求項2】 吸気ダクトを介して複数の部屋に連通す
    る複数の吸込口と、該吸込口から吸気して供給口に至る
    少なくとも2つの吸込風路とを有する吸込用チャンバー
    と、接続ダクトを介して前記供給口に連通する吸気口
    と、該吸気口から空気を吸気して排気するための送風機
    と、該送風機により空気を屋外に排気するための排気口
    と、前記吸気口から吸気して前記排気口に至る少なくと
    も2つの排気風路とを有する装置本体とを備え、前記吸
    込用チャンバーは、前記吸込口の少なくとも1つを前記
    2つの吸込風路に連通する第1開口部と第2開口部で形
    成するとともに、該第1開口部と第2開口部のいずれか
    1つを選択する選択手段を備えたことを特徴とする多室
    換気装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記吸気ダクトに接続
    して前記第1開口部または第2開口部と連通する開口部
    を設けたダクト接続部材により構成したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の多室換気装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記吸気口に設けられ
    て前記第1開口部または第2開口部を開閉する開閉部材
    により構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    多室換気装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉部材は、前記吸気口の直径方向
    に設けられた回動軸と、該回動軸を中心に回動する弁体
    とから構成したことを特徴とする請求項4記載の多室換
    気装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉部材は、前記吸気口の中心部に
    設けられた中心軸と、該中心軸を中心に前記吸気口の端
    面に沿って回動する弁体とから構成したことを特徴とす
    る請求項4記載の多室換気装置。
  7. 【請求項7】 前記送風機は、前記2つの排気風路又は
    前記2つの吸気風路の夫々の風路に配設した2つのファ
    ンと、該ファンを駆動する1つのモータとで構成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至6記載の多室換気装置。
  8. 【請求項8】 前記送風機は、前記2つの排気風路又は
    前記2つの吸気風路の夫々の風路に配設した2つのファ
    ンと、該ファンの夫々を駆動する2つのモータとで構成
    したことを特徴とする請求項1乃至6記載の多室換気装
    置。
  9. 【請求項9】 前記モータは、少なくとも1つが前記2
    つの排気風路又は前記2つの吸気風路の少なくとも1つ
    の風路に配設したことを特徴とする請求項8記載の多室
    換気装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の部屋の1つがトイレである
    ことを特徴とする請求項1乃至9記載の多室換気装置。
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