JP2019190010A - 住宅 - Google Patents

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Abstract

【課題】主寝室のプライバシーが確保され、間取りの自由度を向上させることが可能な住宅を得る。【解決手段】バルコニー78とルーフバルコニー82は分断されているため、バルコニー78とルーフバルコニー82との間で往来はできない。特に、ルーフバルコニー82は、子供部屋72における主寝室66と反対側の壁部56B1に設けられているため、バルコニー78とは同じ壁部56A側に配置されていない。そして、当該ルーフバルコニー82は、住宅10においてバルコニー78の奥方に設けられている。したがって、ルーフバルコニー82側からバルコニー78を通じて主寝室66を覗くことも困難であり、主寝室66における親のプライバシーが確保されることとなる。これにより、主寝室66に隣接して子供部屋72を設けることもでき、間取りの自由度を向上させることが可能となる。【選択図】図3

Description

本発明は、住宅に関する。
下記特許文献1には、上階に主寝室(主居室部)と第1洋室(副居室部)とが隣接して配置されると共に、第1洋室の奥方に第2洋室(副居室部)が配置された技術が開示されている。そして、この先行技術では、主寝室及び第1洋室には、互いに連続するバルコニーが設けられており、このバルコニーを通じて主寝室と第1洋室との間で往来することが可能となる。一方、第2洋室側にはバルコニーは設けられていない。
特開2008−163682号公報
しかしながら、上記先行技術において、第1洋室を子供部屋に設定した場合、バルコニーを通じて主寝室と第1洋室との間が往来可能となっているため、主寝室のプライバシーを確保できない可能性がある。一方、第2洋室を子供部屋として設定することも考えられるが、第2洋室側にはバルコニーは設けられていないため、使い勝手が良くない。その結果、間取りの自由度が制限される可能性がある。
本発明は上記問題を考慮し、主寝室のプライバシーが確保され、間取りの自由度を向上させることが可能な住宅を得ることが目的である。
第1の態様に係る住宅は、上階に設けられた主居室部と、前記主居室部に隣接する副居室部と、を備え、前記主居室部に設けられた第1バルコニーと、前記副居室部における前記主居室部と反対側の壁面に設けられ、前記第1バルコニーと分断された第2バルコニーと、を有している。
第1の態様に係る住宅では、上階には主居室部及び副居室部が設けられており、主居室部と副居室部とは隣接している。主居室部には第1バルコニーが設けられており、副居室部における主居室部と反対側の壁面には、第1バルコニーと分断された第2バルコニーが設けられている。
例えば、第1バルコニーと第2バルコニーが連続して設けられた場合、第1バルコニーと第2バルコニーとの間で往来が可能となるため、主居室部を親の主寝室とし、副居室部を子供部屋とすると、第1バルコニーを通じて主居室部と副居室部との間で往来が可能となり、主居室部における親のプライバシーが確保されない場合が生じる。
これに対して、本態様では、第1バルコニーと第2バルコニーが分断されているため、第1バルコニーと第2バルコニーとの間で往来はできない。また、本態様では、第2バルコニーは、副居室部における主居室部と反対側の壁面に設けられているため、第1バルコニーとは同じ壁面側に配置されていない。
したがって、第2バルコニー側から第1バルコニーを通じて主居室部を覗くことも困難であり、主居室部における親のプライバシーは確保されることとなる。換言すると、主居室部を親の主寝室とし、副居室部を子供部屋とすることができ、間取りの自由度を向上させることが可能となる。
第2の態様に係る住宅は、第1の態様に係る住宅において、前記副居室部が、前記主居室部に隣接する第1居室部と、前記第1居室部を間に置いて前記主居室部と反対側に配置され、前記第2バルコニーが設けられた第2居室部と、を含んで構成されている。
第2の態様に係る住宅では、副居室部が、第1居室部及び第2居室部を含んで構成されている。一般に、複数ある居室部の中で一番広いスペースを有する居室部が親の主寝室となり、それよりも狭いスペースの居室部が子供部屋に設定される。このため、本態様では、例えば、主居室部が主寝室とされ、第1居室部及び第2居室部が子供部屋とされる。
そして、本態様では、第1居室部は、主居室部に隣接して配置されており、第2居室部は、当該第1居室部を間に置いて主居室部と反対側に配置され、当該第2居室部に第2バルコニーが設けられている。すなわち、本態様では、主居室部、第1居室部、第2居室部が横並びとなっている。このため、これらの居室部を南側に配置することで、需要の高い、いわゆる南面3室のプランとして住宅を提供することが可能となる。
第3の態様に係る住宅は、上階に設けられた主居室部と、前記主居室部に隣接する第1居室部と、前記第1居室部を間に置いて前記主居室部と反対側に配置された第2居室部と、を備え、前記主居室部に設けられた第1バルコニーと、前記第1バルコニーと分断され、前記第1居室部及び第2居室部と繋がる第2バルコニーと、を有している。
第3の態様に係る住宅では、上階には主居室部と、第1居室部及び第2居室部がそれぞれ設けられている。主居室部と第1居室部とは隣接しており、第2居室部は、第1居室部を間に置いて主居室部と反対側に配置されている。また、主居室部には第1バルコニーが設けられており、第1居室部及び第2居室部には、第1バルコニーと分断された第2バルコニーが繋がっている。
本態様では、第1バルコニーと第2バルコニーが分断されており、第1バルコニーと第2バルコニーとの間で往来はできないため、主居室部を親の主寝室とし、第1居室部、第2居室部を子供部屋に設定した場合でも、主居室部における親のプライバシーは確保される。
一方、第1居室部及び第2居室部には、第2バルコニーが繋がっているため、それぞれ使い勝手もよく、第1居室部及び第2居室部をそれぞれ子供部屋として設定することも可能であり、間取りの自由度が向上する。また、本態様では、主居室部、第1居室部、第2居室部が横並びとなっているため、これらの居室部を南側に配置して南面3室のプランとすることができる。
第4の態様に係る住宅は、第3の態様に係る住宅において、前記第2バルコニーは、住宅本体において前記第1バルコニーの奥方に設けられている。
第4の態様に係る住宅では、第2バルコニーは、住宅本体において第1バルコニーの奥方に設けられているため、第2バルコニー側から第1バルコニーを通じて主寝室を覗くことは困難である。
第5の態様に係る住宅は、第2の態様〜第4の態様の何れか1の態様に係る住宅において、前記第2居室部は、下階に対して住宅本体の奥方側へセットバックされた状態で配置され、前記第2バルコニーは、住宅本体において前記第2居室部の前方に設けられたルーフバルコニーである。
第5の態様に係る住宅では、第2居室部は、下階に対して住宅本体の奥方側へセットバックされた状態で配置されている。このため、セットバック分のスペースを利用して、第2バルコニーとして、住宅本体において第2居室部の前方にルーフバルコニーが設けられている。これにより、例えば、第2居室部にキャンチタイプのバルコニーを設けた場合と比較してコストを削減することができる。
第6の態様に係る住宅は、第5の態様に係る住宅において、前記第1居室部には、前記ルーフバルコニーと繋がる開口部が設けられている。
前述の第5の態様に係る住宅では、第2居室部は、下階に対してセットバックされた状態で配置されているため、第1居室部の第2居室部側には、セットバック分の壁面が設けられることとなる。このため、第6の態様に係る住宅では、当該第1居室部の壁面に、ルーフバルコニーと繋がる開口部を設けることが可能となる。そして、これにより、第2居室部側に設けられたルーフバルコニーに対して、第1居室部側では、当該開口部を通じて、往来が可能となる。つまり、第1居室部と第2居室部とで当該ルーフバルコニーを共有することができる。
第7の態様に係る住宅は、第2の態様〜第6の態様の何れか1の態様に係る住宅において、前記主居室部及び前記第1居室部は、複数の建物ユニットで形成され、前記第2居室部は、前記複数の建物ユニットに対して直交した状態で配置された上階用直交ユニットによって形成されている。
第7の態様に係る住宅では、主居室部及び第1居室部は、複数の建物ユニットで形成されている。一方、第2居室部は、当該複数の建物ユニットに対して直交した状態で配置された上階用直交ユニットによって形成されている。すなわち、主居室部及び第1居室部は、複数の建物ユニットの妻方向に沿って形成され、第2居室部は、直交ユニットの桁方向に沿って形成されている。
第8の態様に係る住宅は、第7の態様に係る住宅において、前記上階用直交ユニットの桁方向の長さは、当該上階用直交ユニットの下に配置された下階用直交ユニットの桁方向の長さよりも短くなるように設定されている。
第8の態様に係る住宅では、上階用直交ユニットの桁方向の長さは、当該上階用直交ユニットの下に配置された下階用直交ユニットの桁方向の長さよりも短くなるように設定されているため、上階用直交ユニットは、下階用直交ユニットに対してセットバックされた状態で配置される。
以上説明したように、本発明に係る住宅は、主寝室のプライバシーが確保され、間取りの自由度を向上させることができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る住宅の外観を示す斜視図である。 本実施の形態に係る住宅の1階部分を示す平面図である。 本実施の形態に係る住宅の2階部分を示す平面図である。比較例としての住宅を構成する建物ユニット等の配置を示す平面図である。 本実施の形態に係る住宅の図1に対応する間取り図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係る住宅について説明する。
(住宅の構成)
まず、本実施形態に係る住宅の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る住宅(住宅本体)10の外観を示す斜視図が示されている。また、図2には、住宅10の1階部分12の間取りが示されており、図3には、住宅10の2階部分14の間取りが示されている。そして、本実施形態における住宅10は、いわゆるユニット住宅であり、例えば、図2に示されるように、略同じ大きさで形成された複数の建物ユニット16、18、20を含んで構成されている。なお、各建物ユニットの境界については二点鎖線で示している。
図2に示されるように、1階部分12において、建物ユニット16、18、20は、住宅10の奥行方向に沿って複数配置されており、建物ユニット16、18、20の妻面Y1の隣には、当該建物ユニット16、18、20に対して直交して配置された下階用直交ユニット22が設けられている。
なお、当該下階用直交ユニット22の桁方向の寸法は、例えば、建物ユニット16の約2.5倍となっており、下階用直交ユニット22は、建物ユニット20の桁面X1に対して、住宅10において奥方にずれた状態で妻面Y2が設けられている。
また、1階部分12において、建物ユニット16の図面右側には、キッチン24が設けられている。一方、建物ユニット16の図面左側には、図面右側から階段部26が設けられており、階段部26の図面左側には、洗面室28の一部及び収納部30が設けられている。
また、建物ユニット18の図面右側には、キッチン24と繋がるダイニング32が設けられており、建物ユニット18の図面左側には、建物ユニット16側にホール34が設けられ、建物ユニット20側には和室36の一部が設けられている。さらに、建物ユニット20の図面右側には、ダイニング32と繋がるリビング38が設けられており、建物ユニット20の図面左側には、和室36の他部が設けられている。
本実施形態では、住宅10の奥行方向に沿って建物ユニット16、18、20が複数配置されている。このため、建物ユニット16、18、20の図面右側にそれぞれ設けられたキッチン24、ダイニング32、リビング38を構成する柱40は、住宅10の外壁42内に配置されることとなる。つまり、キッチン24、ダイニング32及びリビング38で繋がる空間部内には柱が配置されないため、当該柱40によって視界が遮られることはなく、十分な開放感を得ることができる。
また、下階用直交ユニット22は、図面手前側から、玄関44、ホール46、トイレ48、浴室50が設けられており、浴室50の建物ユニット16側には、洗面室28の他部が設けられている。ここで、ホール46は、建物ユニット18に設けられたホール34と繋がって形成されている。なお、ホール34では、建物ユニット16、18の下階用直交ユニット22側において隣り合う二本の柱が撤去されている(A部)。これにより、柱による制限を受けることなく、ホール34、46周辺の間取りを自由に設計することができる
一方、図3に示されるように、2階部分14は、1階部分12と同様に、略同じ大きさで形成された建物ユニット52、54、56が、住宅10の奥行方向に沿って複数配置されている。当該建物ユニット52、54、56は、建物ユニット16、18、20の上にそれぞれ配置されている。
そして、建物ユニット52、54、56の妻面Y1の隣には、当該建物ユニット52、54、56に対して直交して配置された上階用直交ユニット58が設けられており、上階用直交ユニット58は、下階用直交ユニット22の上に配置されている。なお、建物ユニット52、54、56の妻面Y1は、建物ユニット16、18、20の妻面Y1と略同一面である。
ここで、当該上階用直交ユニット58は、下階用直交ユニット22の桁方向の寸法よりも若干短くなっており、建物ユニット52の妻方向の寸法の約2倍となっている。つまり、図1に示されるように、上階用直交ユニット58は、下階用直交ユニット22に対して住宅10の奥方側へセットバックされた状態で配置されている(後述する)。
また、図3に示されるように、2階部分14において、建物ユニット52の図面右側には、居室部60とウォークインクローゼット62の一部が設けられている。一方、建物ユニット16の図面左側には、図面右側から階段部26が設けられており、階段部26の図面左側にはトイレ64が設けられている。
また、建物ユニット54の図面右側には、ウォークインクローゼット62の他部及び主寝室(主居室部)66の一部が設けられており、建物ユニット54の図面左側には、ホール68、収納部70及び子供部屋(副居室部、第1居室部)72の一部が設けられている。
さらに、建物ユニット56の図面右側には、主寝室66の他部が設けられており、建物ユニット56の図面左側には、子供部屋72の他部が設けられている。つまり、建物ユニット54、56の図面右側には、妻方向に沿って連続する主寝室66が設けられており、建物ユニット54、56の図面左側には、妻方向に沿って連続する子供部屋72が設けられている。
また、上階用直交ユニット58には、図面手前側に子供部屋(副居室部、第2居室部)74が設けられており、図面奥側には、納戸76が設けられている。なお、子供部屋72、74は、主寝室66よりも狭いスペースで形成されている。
ここで、図1、図3に示されるように、本実施形態では、建物ユニット56の桁面X1側の壁部56Aには、主寝室66側において、バルコニー(第1バルコニー)78が設けられている。なお、建物ユニット56の桁面X1は、建物ユニット20の桁面X1と略同一面である。そして、主寝室66側に設けられたサッシ66Aを通じて、主寝室66とバルコニー78の間が往来可能とされている。
また、子供部屋74の前方側において、上階用直交ユニット58の妻面Y3側の壁部58Aには、下階用直交ユニット22のルーフ部80を利用して、ルーフバルコニー(第2バルコニー)82が設けられている。そして、子供部屋74に設けられたサッシ74Aを通じて、子供部屋74とルーフバルコニー82の間が往来可能とされている。
前述のように、上階用直交ユニット58は、下階用直交ユニット22に対して住宅10の奥方側へセットバックされて配置されている。このため、子供部屋72の子供部屋74側には、図1に示されるように、建物ユニット20(建物ユニット56)の桁面X1に対して、下階用直交ユニット22が住宅10の奥方にずれたことによって建物ユニット56の妻面Y1に設けられた壁部56Bとは別に、下階用直交ユニット22に対して上階用直交ユニット58が住宅10の奥方側へセットバックされたことで、建物ユニット56の妻面Y1には壁部56B1が設けられることとなる。
この壁部56B1に、ルーフバルコニー82と繋がる開口部84が設けられており、当該開口部84内には開閉部材86が設けられている。この開閉部材86によって、子供部屋72は開閉可能とされる。つまり、当該開閉部材86を通じて、子供部屋72とルーフバルコニー82の間が往来可能とされる。その結果、当該ルーフバルコニー82は、子供部屋72及び子供部屋74と繋がり、子供部屋72及び子供部屋74で共有されることとなる。
なお、ルーフバルコニー82は、子供部屋74の図面手前側の壁部58Aを含み、下階用直交ユニット22のルーフ部80を利用して設けられており、子供部屋72における主寝室66と反対側の壁部56B1に設けられている。
(住宅の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係る住宅の作用及び効果について説明する。
図3に示されるように、本実施形態では、住宅10の2階部分14には、主寝室66及び子供部屋72、74が設けられており、主寝室66と子供部屋72とは隣接し、子供部屋74は、子供部屋72を間に置いて主寝室66の反対側に配置されている。また、主寝室66にはバルコニー78が設けられており、子供部屋72における主寝室66と反対側の壁部56B1には、バルコニー78と分断されてルーフバルコニー82が設けられている。
例えば、比較例として、図4に示される住宅200では、主寝室202に隣接して子供部屋204が設けられている。そして、主寝室202に設けられたバルコニー206Aと子供部屋204に設けられたバルコニー206Bとが連続しており、バルコニー206Aとバルコニー206Bとの間で往来が可能となっている。
また、子供部屋204の奥方には、子供部屋208が別途設けられているが、この子供部屋208には、バルコニーが設けられていない。一方、主寝室202及び子供部屋204の奥方には、ホール210が設けられており、このホール210を通じて、主寝室202、子供部屋204、子供部屋208は、互いに繋がるようになっている。
この比較例では、前述のように、主寝室202側のバルコニー206Aと子供部屋204側のバルコニー206Bとが連続しており(バルコニー206)、バルコニー206Aとバルコニー206Bとの間で往来が可能となっている。すなわち、当該バルコニー206を通じて主寝室202と子供部屋204との間で往来が可能となる。このため、主寝室202における親のプライバシーが確保されない場合が生じる。
また、子供部屋208には、バルコニーが設けられていないため、例えば、布団を干す場合、子供部屋208からホール210及び主寝室202、子供部屋204を経由して、布団をバルコニー206に移動させなければならず、使い勝手が良くない。さらに、一般に、バルコニー206は南側に設けられる。換言すると、子供部屋208は北西側に配置されることとなり、この場合、子供部屋208側では、子供部屋204側と比較して採光量が少なくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、図1、図3に示されるように、バルコニー78とルーフバルコニー82は分断されているため、バルコニー78とルーフバルコニー82との間で往来はできない。特に、本実施形態では、ルーフバルコニー82は、子供部屋72における主寝室66と反対側の壁部56B1に設けられているため、バルコニー78とは同じ壁部56A側に配置されていない。そして、当該ルーフバルコニー82は、住宅(住宅本体)10においてバルコニー78の奥方に設けられている。
したがって、ルーフバルコニー82側からバルコニー78を通じて主寝室66を覗くことも困難であり、主寝室66における親のプライバシーが確保されることとなる。言い換えると、本実施形態では、主居室部を親の主寝室66とし、副居室部を子供部屋72とすることができ、間取りの自由度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、主寝室66、子供部屋72、74が横並びとなっており、これらの居室部が南側に配置されることで、需要の高い、いわゆる南面3室のプランとして住宅10を提供することが可能となる。
さらに、本実施形態では、主寝室66にはバルコニー78が設けられており、子供部屋72及び子供部屋74には、バルコニー78と分断されたルーフバルコニー82が設けられており、ルーフバルコニー82は子供部屋72と子供部屋74で共有されている。このため、子供部屋72、74のそれぞれにおいて、使い勝手がよい。すなわち、本実施形態によれば、第1居室部及び第2居室部をそれぞれ子供部屋72、74として設定することが可能であり、間取りの自由度が向上する。
ルーフバルコニー82において、具体的に説明すると、本実施形態では、上階用直交ユニット58は、下階用直交ユニット22に対して住宅10の奥方側へセットバックされた状態で配置されている。このため、セットバック分のスペースを利用して、住宅10において子供部屋74の前方にルーフバルコニー82が設けられている。
そして、当該上階用直交ユニット58が住宅10の奥方側へセットバックされたことで、建物ユニット56の妻面Y1に設けられた壁部56B1に、ルーフバルコニー82と繋がる開口部84が設けられている。これにより、当該開口部84を通じて、子供部屋72とルーフバルコニー82との往来が可能となり、子供部屋72と子供部屋74とで当該ルーフバルコニー82を共有することが可能となる。
このように、本実施形態では、セットバック分のスペースを利用して、住宅10において子供部屋74の前方にルーフバルコニー82が設けられている。これにより、例えば、図示はしないが、子供部屋74の前方にキャンチタイプのバルコニーを設けた場合と比較してコストを削減することができる。
(本実施形態の補足)
本実施形態では、図1、図3に示されるように、ルーフバルコニー82は、子供部屋72における主寝室66と反対側の壁部56B側に設けられているが、ルーフバルコニー82から主寝室66側を覗き難くすることができればよいため、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、主寝室66と同じ壁部56A側にバルコニーが設けられてもよい。
また、本実施形態では、上階用直交ユニット58は、下階用直交ユニット22に対して住宅10の奥方側へセットバックされた状態で配置されているが、必ずしも上階用直交ユニット58は下階用直交ユニット22に対してセットバックされる必要はない。但し、上階用直交ユニット58が下階用直交ユニット22に対してセットバックされない場合、下階用直交ユニット22のルーフ部80は利用できない。したがって、この場合、図示はしないが、上階用直交ユニット58側には、ルーフバルコニー82に代えてインナバルコニーやキャンチタイプのバルコニーが設けられる。
さらに、本実施形態では、建物ユニット20(建物ユニット56)の桁面X1に対して、下階用直交ユニット22が住宅10の奥方にずれているが、必ずしもこれに限るものではない。例えば、図示はしないが、建物ユニット56の桁面X1に沿って子供部屋72の壁部と子供部屋74の壁部が配置されてもよい。この場合、バルコニーは、子供部屋72及び子供部屋74を跨るように形成されることとなる。
また、本実施形態では、2階建ての建物として説明したが、本発明は、3階建ての建物でも適用可能である。また、本実施形態では、ユニット工法による住宅10について説明したが、これ以外の工法(例えば、鉄骨軸組み工法)による建物であっても勿論良い。
以上、本発明を実施するための一形態として一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 住宅(住宅本体)
12 1階部分(下階)
14 2階部分(上階)
16 建物ユニット
18 建物ユニット
20 建物ユニット
22 下階用直交ユニット
52 建物ユニット
54 建物ユニット
56 建物ユニット
56B1 壁部(主居室部と反対側の壁面)
58 上階用直交ユニット
66 主寝室(主居室部)
72 子供部屋(第1居室部)
74 子供部屋(第2居室部)
78 バルコニー(第1バルコニー)
82 ルーフバルコニー(第2バルコニー)
84 開口部

Claims (8)

  1. 上階に設けられた主居室部と、
    前記主居室部に隣接する副居室部と、
    を備え、
    前記主居室部に設けられた第1バルコニーと、
    前記副居室部における前記主居室部と反対側の壁面に設けられ、前記第1バルコニーと分断された第2バルコニーと、
    を有する住宅。
  2. 前記副居室部が、
    前記主居室部に隣接する第1居室部と、
    前記第1居室部を間に置いて前記主居室部と反対側に配置され、前記第2バルコニーが設けられた第2居室部と、
    を含んで構成されている請求項1に記載の住宅。
  3. 上階に設けられた主居室部と、
    前記主居室部に隣接する第1居室部と、
    前記第1居室部を間に置いて前記主居室部と反対側に配置された第2居室部と、
    を備え、
    前記主居室部に設けられた第1バルコニーと、
    前記第1バルコニーと分断され、前記第1居室部及び第2居室部と繋がる第2バルコニーと、
    を有する住宅。
  4. 前記第2バルコニーは、住宅本体において前記第1バルコニーの奥方に設けられている請求項2又は請求項3に記載の住宅。
  5. 前記第2居室部は、下階に対して住宅本体の奥方側へセットバックされた状態で配置され、前記第2バルコニーは、住宅本体において前記第2居室部の前方に設けられたルーフバルコニーである請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の住宅。
  6. 前記第1居室部には、前記ルーフバルコニーと繋がる開口部が設けられている請求項5に記載の住宅。
  7. 前記主居室部及び前記第1居室部は、複数の建物ユニットで形成され、前記第2居室部は、前記複数の建物ユニットに対して直交した状態で配置された上階用直交ユニットによって形成されている請求項2〜請求項6の何れか1項に記載の住宅。
  8. 前記上階用直交ユニットの桁方向の長さは、当該上階用直交ユニットの下に配置された下階用直交ユニットの桁方向の長さよりも短くなるように設定されている請求項7に記載の住宅。
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