JP2008163682A - 階間収納層を備える建物 - Google Patents

階間収納層を備える建物 Download PDF

Info

Publication number
JP2008163682A
JP2008163682A JP2006356123A JP2006356123A JP2008163682A JP 2008163682 A JP2008163682 A JP 2008163682A JP 2006356123 A JP2006356123 A JP 2006356123A JP 2006356123 A JP2006356123 A JP 2006356123A JP 2008163682 A JP2008163682 A JP 2008163682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
light guide
storage layer
light
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006356123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4921960B2 (ja
Inventor
Satoshi Naraoka
智 奈良岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP2006356123A priority Critical patent/JP4921960B2/ja
Publication of JP2008163682A publication Critical patent/JP2008163682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4921960B2 publication Critical patent/JP4921960B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

【課題】上階居住部と下階居住部との間に設けられる階間収納層を利用して導光用ダクトを設けることにより、太陽光を屋内に取り込んでライフスタイル等への自然光の活用や省エネルギー化を効果的に図ることのできる階間収納層を備える建物を提供する。
【解決手段】上階居住部13と下階居住部12との間に0.5層分の高さの階間収納層70が介在し、この階間収納層70に、階間収納庫14a,14bと、内周面に光反射材が取り付けられ、採光口17a,17b,17dから取り込まれた太陽光を当該階間収納層70に沿って横方向に誘導すると共に、誘導した太陽光を1階居住部12に放光する放光口71,74を備える導光用横ダクト21a,21b,21dとを設ける。また階間収納層70の一部に、階間収納庫14a,14b及び導光用横ダクト21a,21b,21dが設けられていない1階居住部12の天井吹抜け部72が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、階間収納層を備える建物に関し、特に収納庫を設けるための階間収納層を、太陽光を誘導する空間として効率良く活用した階間収納層を備える建物に関する。
近年、生活に使用する日用品や家具類等の物品の種類も多種多様となってきており、例えば季節に応じてこれらの物品を交換しながら使用する機会も多いことから、建物の内部の空間を利用して、大きな収納スペースを有する収納庫を確保することが要望されている。例えば、上階居住部と下階居住部との間に0.5層分の高さの階間収納層を介在させ、この階間収納層を収納庫として用いるようにした住宅が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上階居住部と下階居住部との間に設けられる0.5層分の高さの階間収納層は、1層分の高さには満たないものの、例えば一般の居住者がかがんで歩ける程度の高さを備えており、収納庫の他にも多目的のスペースとして有効利用できる空間であると考えられる。また、階間収納層は、これの上方や下方に上階居住部や下階居住部を形成するために、相当の広さの平面領域に亘って設けられるものであることから、その全域を収納庫として使用するのは、収納庫の面積が大きくなるだけで必ずしも効率の良い空間の利用方法であるとは言い難い。
一方、近年、省エネルギーや二酸化炭素の排出削減による環境保護を目的として、太陽光を屋内に取り込んで利用するために、壁や屋根に設けた採光装置から、横方向に延設される光ダクト装置を介して太陽光を建物の内部に導き、この光ダクト装置から下方の居住空間に向けて太陽光を放光できるようにした建物が種々提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2004−11336号公報 特開2004−39318号公報 特開2004−319110号公報
しかしながら、上記従来の光ダクト装置を介して太陽からの自然光を建物の内部に導くようにした建物では、光ダクト装置は、構造が複雑で高価なものになると共に、天井裏部分の狭い空間に設けられることから、維持管理が容易ではなく、また光ダクト装置の内部に人が立ち入ることはできないため、清掃や補修等に多くの手間を要することになる。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、上階居住部と下階居住部との間に設けられる0.5層分の高さの階間収納層を効率良く利用して、簡易且つ安価で維持管理も容易な導光用ダクトを設けることにより、太陽光を屋内に取り込んでライフスタイルやインテリアデザインへの自然光の活用や省エネルギー化を効果的に図ることのできる階間収納層を備える建物を提供することを目的とする。
本発明は、上階居住部と下階居住部との間に0.5層分の高さの階間収納層を介在させた部分を有し、該階間収納層に、階間収納庫と、内周面に光反射材が取り付けられ、採光口から取り込まれた太陽光を当該階間収納層に沿って横方向に誘導すると共に、誘導した太陽光を下階空間に放光する放光口を備える導光用横ダクトとを設けたことを特徴とする階間収納層を備える建物を提供することにより、上記目的を達成したものである。
ここで、上記記載における0.5層分の高さは、一般に230〜360cm程度の高さを有する1層分の高さの中間部分に位置する高さを略称するものであり、1層分の高さの1/2の高さの他、1層分の高さの40〜63%程度の高さを含むものである。
そして、本発明の階間収納層を備える建物は、前記放光口から太陽光が放光される前記下階空間が、前記下階居住部であることが好ましい。
また、本発明の階間収納層を備える建物は、前記階間収納層の一部に、前記階間収納庫及び前記導光用横ダクトが設けられていない前記下階居住部の天井吹抜け部が形成されており、該天井吹抜け部に隣接して前記導光用横ダクトが配置されると共に、これの側面に設けた側面放光口から前記天井吹抜け部に太陽光が放光されることが好ましい。
さらに、本発明の階間収納層を備える建物は、前記放光口から洗面室、浴室、及び/又はキッチンに向けて太陽光が放光されることが好ましい。
さらにまた、本発明の階間収納層を備える建物は、前記下階居住部の内周面に光触媒系材料による仕上げが施されていることが好ましい。
そして、本発明の階間収納層を備える建物は、前記放光口から坪庭に向けて太陽光が放光されることが好ましい。
また、本発明の階間収納層を備える建物は、前記採光口が、下端部が前記導光用横ダクトに接続すると共に、縦方向に延設して上端部が建物の屋根部分又は屋上部分に開口する、内周面に光反射材が取り付けられた導光用縦ダクトの当該上端部によって構成され、該上端部に取り付けられた採光装置によって前記導光用縦ダクト及び前記導光用横ダクトに太陽光を取り込むようになっていることが好ましい。
さらに、本発明の階間収納層を備える建物は、前記採光口が前記上階居住部から出入り可能なバルコニーに設けられ、前記導光用横ダクトが該バルコニーに沿ってこれの下方に設けられていることが好ましい。
さらにまた、本発明の階間収納層を備える建物は、前記採光口が建物の外壁部分に設けられていることが好ましい。
そして、本発明の階間収納層を備える建物によれば、上階居住部と下階居住部との間の0.5層分の高さの階間収納層に、階間収納庫に加えて、内周面に光反射材が取り付けられ、放光口を備える導光用横ダクトを設けたので、階間収納庫による適度な広さの収納スペースを確保できると共に、導光用横ダクトは、例えば階間収納層において階間収納庫から仕切って形成した通路状部分の内周面に光反射材を取り付けるだけで、簡易且つ安価に設けることが可能になる。このようにして設けられた導光用横ダクトは、0.5層分の高さを有しており、例えば階間収納庫から当該導光用横ダクトに人が容易に立ち入ることができるので、維持管理を容易に行うことができると共に、補修や清掃等を容易に行うことが可能になる。
また、導光用横ダクトの放光口から、例えば下階空間として下階居住部に太陽光を放光することにより、当該下階居住部を太陽光で照らしてライフスタイルやインテリアデザインへの自然光の活用や省エネルギー化を容易に図ることが可能になる。導光用横ダクトの放光口から例えば洗面室に向けて太陽光を放光すれば、洗面室が建物の北側に位置してじめじめし易い場合でも、当該洗面室において、明るい雰囲気で、且つ自然光の下での化粧等の状況を確認しながら化粧料の調合や身支度を行うことが可能になる。導光用横ダクトの放光口から例えば浴室に向けて太陽光を放光すれば、浴室が建物の北側に位置してじめじめし易い場合でも、自然光の下で露天風呂のような明るい雰囲気で入浴を行うことが可能になる。導光用横ダクトの放光口から例えばキッチンに向けて太陽光を放光すれば、奥まった位置に配置されて暗くなりがちなキッチンにおいても、自然光の下で明るい雰囲気で調理等を行うことが可能になる。
太陽光が放光される下階居住部の内周面に光触媒系材料による仕上げを施しておけば、太陽光による紫外線の作用によって、空気中の有害物質除去機能、脱臭機能、抗菌・殺菌機能等を発揮させることにより、下階居住部の環境浄化を図ることが可能になると共に、下階居住部の内周面を構成する壁面や床面、天井面等の汚れを抑制することが可能になる。
導光用横ダクトの放光口から、例えば下階空間として坪庭に向けて太陽光を放光することもでき、これによってそのままでは日照をあまり期待できない坪庭においても、導光用横ダクトからの放光による日照を確保して、種々の植栽を行うことが可能になる。
さらに、下階居住部の天井吹抜け部を階間収納層の一部に形成し、この天井吹抜け部に隣接して導光用横ダクトを配置して、これの側面に設けた側面放光口から天井吹抜け部に太陽光を放光させるようにすれば、自然光による明るい雰囲気の天井吹抜け部によって、さらに開放感のある下階居住部を形成することが可能になる。また天井吹抜け部に円弧断面形状のドーム天井(ボールト天井)を設けておくこともでき、側面放光口から放光させた太陽光をこのドーム天井により拡散させて、軟らかい光を生じる意匠性に富んだ天井面を下階居住部に形成することが可能になる。
また、本発明の階間収納層を備える建物によれば、太陽光を取り込む採光口は、下端部が導光用横ダクトに接続すると共に、縦方向に延設して上端部が建物の屋根部分又は屋上部分に開口する導光用縦ダクトの当該上端部により構成することができる。これによって、長時間に亘って太陽光が照射される建物の屋根部分又は屋上部分に開口する採光口に取り付けた採光装置から、内周面に光反射材が取り付けられた導光用縦ダクトを介して、階間収納層に設けられた導光用横ダクトに長時間に亘って効率良く安定した状態で太陽光を導光することが可能になる。
太陽光を取り込む採光口は、上階居住部から出入り可能なバルコニーに設けることもでき、また導光用横ダクトをバルコニーに沿ってこれの下方に設けることもできる。これによって、上階居住部の領域の一部を導光用縦ダクトによって専有することなく、バルコニーを利用して、採光口に取り付けた採光装置から階間収納層に設けられた導光用横ダクトに太陽光をよりスムーズに導光することが可能になる。
太陽光を取り込む採光口は、建物の外壁部分に設けることもできる。これによって、導光用縦ダクトを介することなく、より簡易な構成によって、採光口に取り付けた採光装置から階間収納層に設けられた導光用横ダクトに太陽光をより直接的に導光することが可能になる。
本発明の階間収納層を備える建物によれば、上階居住部と下階居住部との間に設けられる0.5層分の高さの階間収納層を効率良く利用して、簡易且つ安価で維持管理も容易な導光用ダクトを設けることにより、太陽光を屋内に取り込んでライフスタイルやインテリアデザインへの自然光の活用や省エネルギー化を効果的に図ることができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物10は、例えば図1〜図4に示すように、主屋根11aによって覆われる第1構造部10aと、副屋根11bによって覆われる第2構造部10bとを一体として構築した、低層の住宅建築物である。本実施形態では、建物10の西側に位置する第1構造部10aは、1階居住部12と2階居住部13との間に階間収納庫14a,14bが設けられる階間収納層70を有していることにより(図6参照)、略2.5層分の軒桁高さで形成されており、建物10の東側に位置する第2構造部10bは、1階(下階)の床部12aから0.5層分の高さに設けたスキップ床15の上方に中2階(中間階)居住部16を備える部分を有していることにより、略1.5層分の軒桁高さで形成されている。
また、本実施形態では、建物10は、第1構造部10aの主屋根11aから上方に僅かに突出した状態で開口する採光口17a,17b,17cを備える、3本の導光用縦ダクト18a,18b,18cを有しており、これらの導光用縦ダクト18a,18b,18cを介して、採光装置19a,19b,19cから建物10の内部に太陽光を取り込むことができるようになっている。
さらに、本実施形態では、第3導光用縦ダクト18c以外の第1導光用縦ダクト18a及び第2導光用縦ダクト18bは、第1階間収納庫14aや第2階間収納庫14bに隣接して1階居住部12と2階居住部13との間の階間収納層70に設けられた、第1導光用横ダクト21a及び第2導光用横ダクト21bと各々連通し、第1構造部10aの階間収納層70に配置されたこれらの導光用横ダクト21a,21bに、太陽光を送り込むことができるようになっている(図6参照)。また、本実施形態では、図6及び図9に示すように、第1構造部10aの2階部分に設けたバルコニー22にも、当該バルコニー22にバルコニー採光口17dが開口する導光用バルコニーダクト20が設けられており、この導光用バルコニーダクト20を介して、採光装置19dから建物10の内部に取り込まれた太陽光を、バルコニー22に沿って第1構造部10aの階間収納層70に設けられたバルコニー導光用横ダクト21dに送り込むことができるようになっている。
なお、本実施形態では、3本の導光用縦ダクト18a,18b,18cのうち、第1構造部10aと第2構造部10bとの接続部分に配置された一方の導光用縦ダクトである第3導光用縦ダクト18cを介して、スキップ床15の下方の空間に自然光を取り込むことにより(図4参照)、収納庫25を設けるためのスキップ床15の下方の空間を多目的の空間として、効率良く使用きるようになっている。
そして、本実施形態の建物10は、第1構造部10aにおける2階居住部12と1階居住部13との間に設けられる0.5層分の高さの階間収納層70を効率良く利用して、簡易且つ安価で維持管理も容易な導光用横ダクト21a,21b,21dを設けることにより、太陽光を屋内に取り込んでライフスタイルやインテリアデザインへの自然光の活用や省エネルギー化を効果的に図ることができるようにするものであり、図1〜図10示すように、2階居住部12と1階居住部13との間に0.5層分の高さの階間収納層70を介在させた部分(第1構造部10a)を有しており、この階間収納層70に、階間収納庫14a,14bと、内周面に光反射材が取り付けられ、採光口17a,17b,17dから取り込まれた太陽光を階間収納層70に沿って横方向に誘導すると共に、誘導した太陽光を下階空間に放光する放光口71,74を備える導光用横ダクト21a,21b,21dとを設けたことを特徴としている。
また、本実施形態では、階間収納層70の一部に、階間収納庫14a,14b及び導光用横ダクト21a,21b,21dが設けられていない1階居住部13の天井吹抜け部72が形成されており(図6,図10参照)、この天井吹抜け部72に隣接して導光用横ダクト21b,21dが配置されると共に、これの側面に設けた側面放光口74から天井吹抜け部72に太陽光が放光されるようになっている。
本実施形態の建物10の1階部分には、図5に示すように、その南西の角部分にポーチ29及び玄関30が設けられており、玄関30の北側には、略逆L字形状に延設する玄関ホール31が設けられている。玄関ホール31の北側には、建物10の北西の角部分に配置されて、洗面室32及び浴室33が設けられており、浴室33と玄関ホール31との間の凹状に括れた部分は、屋外に位置する坪庭34となっている。玄関ホール31及び洗面室32の東側には、1階廊下35を挟んで北側からトイレ36、折返し階段37、キッチン38が設けられており、キッチン38の南側には、ポーチ29及び玄関30の東側に隣接して、リビング39が設けられている。これらによって、建物10の第1構造部10aにおける1階居住部12が構成されることになる。
また、キッチン38及びリビング39の東側には、これらと連通するダイニング40が、建物10の第2構造部10bにおける1階居住部12として設けられている。ダイニング40の北側には、建物10の北東の角部分に配置されて、1階の床部12aから0.5層分の高さにスキップ床15が設けられ(図4参照)、その下方の空間が、ダイニング40から出入り可能な東側の1階収納庫25と、西側の多目的採光スペース26とに、仕切り壁41によって区画されている。さらに、スキップ床15の上方には、和室42が、中2階居住部16として、折返し階段37の中2階踊り場部43aから出入り可能に設けられている(図6参照)。なお、本実施形態では、建物10の第2構造部10bにおける、1階居住部12であるダイニング40の天井、及び中2階居住部16である和室42の天井は、開放感のある勾配天井44となっていると共に(図1,図4参照)、ダイニング40は、1.5層分の天井高さを有する吹抜け空間となっている。
本実施形態では、折返し階段37を介して1階部分から昇降するフロアは、図6に示すように、建物10の第1構造部10aに設けられた、階間収納庫14a,14bが配置される0.5層分の高さの階間収納層70となっている。この階間収納層70には、建物10の西側部分に配置されて、第1階間収納庫14aが、折返し階段37の階間踊リ場部43bから出入り可能に設けられると共に、折返し階段37の南側に隣接して、第2階間収納庫14bが、階間踊リ場部43bから出入り可能に設けられる。
また、本実施形態では、0.5層分の高さの階間収納層70には、建物10の北西の角部分に沿って、例えば76〜140cm程度の幅で略L字平面形状に延設する第1導光用横ダクト21aが、第1階間収納庫14aから出入り可能に設けられると共に、第2階間収納庫14bの南側の部分に沿って、例えば76〜140cm程度の幅で直線状に延設する第2導光用横ダクト21bが、第2階間収納庫14bから出入り可能に設けられる。さらに、本実施形態では、建物10の南側の部分に沿って、例えば76〜140cm程度の幅で直線状に延設するバルコニー導光用横ダクト21dが、2階部分に設けたバルコニー22の下方に位置して、第1階間収納庫14aから出入り可能に設けられる。各導光用横ダクト21a,21b,21dには、第1導光用縦ダクト18a、第2導光用縦ダクト18b、及び導光用バルコニーダクト20を介して取り込まれた太陽光が導光される。また導光された太陽光を放光口71や側面放光口74から放光することにより、第1構造部10a内の1階居住部12を太陽光によって効果的に照明することができるようになっている。
ここで、本実施形態では、図6における第2導光用横ダクト21bとバルコニー導光用横ダクト21dとの間に挟まれる部分は、1階居住部12であるリビング39の1.5層分の高さの高天井部分となっていて、上述の階間収納庫14a,14b及び導光用横ダクト21a,21b,21dが設けられていない天井吹抜け部72を形成している(図10参照)。
本実施形態では、折返し階段37を介して階間収納層70から昇降する2階部分は、図7に示すように、建物10の第1構造部10aに設けられた2階居住部13となっている。すなわち、2階部分には、折返し階段37の昇降口と接続して、折返し階段37の南側に2階ホール46が設けられており、2階ホール46の南側には、南東の角部分に配置されて、主寝室47が設けられている。主寝室47の西側には、南西の角部分に配置されて、第1洋室48が設けられており、第1洋室48の北側には、北西の角部分に配置されて、第2洋室49が設けられている。また、主寝室47及び第1洋室48の南側には、これらから出入り可能なバルコニー22が設けられており、2階ホール46の北側には、トイレ50、ロフト51、物入れ52等が設けられている。
なお、本実施形態の建物10は、図4及び図5に示すように、スキップ床15の下方の空間を、太陽光を利用した多目的の複合空間として効率良く使用することを可能にする採光収納構造部分24を備えている。この採光収納構造部分24は、スキップ床15の下方の空間に設けられた1階収納庫25及び多目的採光スペース26と、この多目的採光スペース26との接続部に下端放光口27を備え、多目的採光スペース26から縦方向に延設して上端が第3採光口17cとして主屋根11aの部分に開口すると共に、内周面に光反射材が取り付けられた第3導光用縦ダクト18cと、第3採光口17cに取り付けられた採光装置19cとによって構成される。
ここで、1階収納庫25及び多目的採光スペース26は、上方に和室42が設けられた7.5畳程度の広さのスキップ床15の下方の空間を、仕切り壁41で東西に仕切ることにより、東側の4.5畳程度の広さの1階収納庫25と、西側の3.0畳程度の広さの多目的採光スペース26とに区画される。1階収納庫25及び多目的採光スペース26は、出入り口25a,26aを介してダイニング40から出入り可能となっている。また、1階収納庫25と多目的採光スペース26との間の仕切り壁41には、放光部53が設けられており、この放光部53を介して、多目的採光スペース26から1階収納庫25に太陽光を取り込むことができるようになっている。さらに、1階収納庫25や多目的採光スペース26の屋外に面した壁面には、適宜開閉窓や開閉扉等を設けておくこともできる。多目的採光スペース26とダイニング40との間の仕切壁や扉を透明な部材で構成して、多目的採光スペース26内の展示物や動植物等を、ダイニング40から容易に観賞できるようにすることもできる。
そして、本実施形態では、導光用横ダクト21a,21b,21dは、図1、図2、及び図6に示すように、階間収納層70において、例えば仕切り壁や仕切り扉等によって階間収納庫14a,14bの一部を仕切ることにより区画形成された、略矩形断面形状を有し、且つ人が容易に立入ることができる広さを備える中空の通路状部分の内周面を覆って、光反射材を取り付けることによって設けられる。光反射材としては、光の全反射率の高い材料として公知の、各種の仕上げ材を用いることができ、例えば銀蒸着樹脂フィルム、高反射率アルミニウムシート、ガラスの鏡、圧延仕上鏡面アルミ、化学研磨鏡面アルミ、ステンレス製鏡面研磨材等を、好ましく用いることができる。
より具体的には、導光用横ダクト21a,21b,21dは、例えば図13に示すように、階間収納庫14a,14bから仕切り壁80によって仕切られた略矩形断面形状の通路状部分の内周面を被覆して、例えば硬質グラスウールからなる断熱材81を敷設すると共に、導光用横ダクト21a,21b,21dが略正方形の断面形状を有するように、通路状部分の天面部から間隔をおいて高さ調整下地82を取り付けた後に、形成した略正方形の断面形状部分の内周面を覆って、例えば不燃ボード84を介在させつつ光反射材83を取り付けることによって容易に形成される。なお、点検口である導光用横ダクト21a,21b,21dへの出入り口85に設けられた開閉扉86には、これの導光用横ダクト21a,21b,21d側の面に光反射材83が取り付けられる。
導光用横ダクト21a,21b,21dに設けられた放光口71や側面放光口74には、好ましくは複層ガラス87を嵌め込んでおくことにより、導光用横ダクト21a,21b,21dと1階居住部12との間の断熱機能を発揮させることができると共に、ステンドガラスを用いて装飾性を向上させることもできる。さらに、熱線吸収ガラスや反射ガラス等を用いて室内に応じた種々の組み合わせとすることもでき、光拡散シートを貼ることによって、放光される太陽光のギラツキを和らげることもできる。
また、これらの導光用横ダクト21a,21b,21dに、採光装置19a,19b,19dが設置された採光口17a,17b,17dから取り込まれる太陽光を送り込む、第1導光用縦ダクト18a、第2導光用縦ダクト18b、及び導光用バルコニーダクト20は(図1,図2,図9参照)、例えば縦横90cm程度の大きさの正方形の内空断面形状を有する筒状部分であって、これらの内周面を覆って、上述と同様の光反射材が取り付けられていることにより、取り込まれた太陽光を導光用横ダクト21a,21b,21dまで効率良く導光できるようになっている。
なお、本実施形態では、建物10の内部を上下方向に延在する第1導光用縦ダクト18a、第2導光用縦ダクト18b、及び第3導光用縦ダクト18cには、これらの側面の適宜の位置に放光部28が設けられており、この放光部28を介して、周囲の例えば2階居住部13や中2階居住部16に太陽光を放光できるようになっている(図4,図8参照)。また第1導光用縦ダクト18a、第2導光用縦ダクト18b、及び第3導光用縦ダクト18cの上端部側面には、換気口23が開口形成されており、この換気口23に例えば換気ファン等の公知の各種の換気装置54を取り付けておくことにより、各導光用縦ダクト18a,18b,18cを換気路として用いることが可能になる。換気口23を人が立ち入ることのできる大きさに形成すると共に、例えば換気装置54を開閉扉に取り付けて開閉可能に設置することにより、これらの換気口23から、各導光用縦ダクト18a,18b,18cの採光口17a,17b,17cに設置した採光装置19a,19b,19dを、適宜点検整備したり、補修したりすることができるようになっている。
ここで、採光口17a,17b,17c,17dに取り付けられて太陽光を取り込む採光装置19a,19b,19c,19dとしては、建物の壁や屋根、屋上等に取り付けられて、太陽からの自然光をダクトを介して建物の屋内に取り込むことが可能な機構を有する、公知のアクリル製や硝子製のドーム等の各種の採光装置を用いることができる。例えば特開2000−162541号公報、特開2000−243111号公報、特開2006−54071号公報、特開2004−39318号公報等に記載された採光装置に適宜改良を加えて用いることができる。
また、本実施形態では、第1導光用縦ダクト18a、第2導光用縦ダクト18b、及び導光用バルコニーダクト20と、第1導光用横ダクト21a、第2導光用横ダクト21b、及びバルコニー導光用横ダクト21dとの接続部分に、光屈曲導光部材73を設置して、第1導光用縦ダクト18a、第2導光用縦ダクト18b、及び導光用バルコニーダクト20から、各導光用横ダクト21a,21b,21dへの導光がスムーズに行えるようになっている(図1,図2参照)。光屈曲導光部材73の下方に放光口71が設けられる場合には、光屈曲導光部材73に例えばスリット73aを設けて、放光口71まで太陽光を導光させる。ここで光屈曲導光部材73としては、例えば特開2005−268156号公報に記載された光ダクト装置の折り曲げ部に設置される部材に、適宜改良を加えて用いることができる。また、略L字平面形状に延設する第1導光用横ダクト21aの角部分にも、光屈曲導光部材73が設置される(図6参照)。
さらに、本実施形態では、導光用横ダクト21a,21b,21dの放光口71や側面放光口74から太陽光が放光される部分の1階居住部12には、これらの内周面に光触媒系材料による仕上げが施されている。光触媒系材料としては、公知の各種の光触媒系材料を用いることができ、例えば特開2002−235382号公報に記載される、光触媒活性を有する酸化チタンを担持した調湿性無機粉末を含有する水性エマルジョン塗料等を用いることができる。このような光触媒系材料は、太陽からの自然光による作用を受けて、空気中のNOXやSOX、ホルムアルデヒドなどの有害物質を除去する空気浄化機能や、アセトアルデヒド、アンモニア、硫化水素などによる悪臭を吸着、分解する脱臭機能、或いは水中に融解した汚染物質であるテトラクロロエチレンやトリクロロエチレンなどの揮発性有酸素化合物を分解、除去する浄水機能等を発揮する材料として知られるものである。また抗菌、殺菌作用によりクリーンな環境を形成する細菌・ウィルス感染抑制機能や、壁や床面の汚れを防ぐ防汚機能を発揮する材料としても知られるものである。
そして、上述の構成を有する本実施形態の階間収納層を備える建物10によれば、上階居住部12と下階居住部13との間に設けられる0.5層分の高さの階間収納層70を効率良く利用して、簡易且つ安価で維持管理も容易な導光用横ダクト21a,21b,21dを設けることにより、太陽光を屋内に取り込んで自然との共生や省エネルギー化を効果的に図ることが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、1階居住部12と2階居住部13との間の0.5層分の高さの階間収納層70に、階間収納庫14a,14bに加えて、内周面に光反射材が取り付けられ、放光口71,74を備える導光用横ダクト21a,21b,21dを設けたので、階間収納庫14a,14bによる適度な広さの収納スペースを確保できると共に、導光用横ダクト21a,21b,21dは、例えば階間収納層70において階間収納庫14a,14bから仕切って形成した通路状部分の内周面に光反射材を取り付けるだけで、簡易且つ安価に設けることが可能になる。このようにして設けられた導光用横ダクト21a,21b,21dは、0.5層分の高さを有しており、例えば階間収納庫14a,14bから当該導光用横ダクト21a,21b,21dに人が容易に立ち入ることができるので、維持管理を容易に行うことができると共に、補修や清掃等を容易に行うことが可能になる。
また、導光用横ダクト21a,21b,21dの放光口71,74から、例えば下階空間として1階居住部12に太陽光を放光することにより、当該1階居住部12を太陽光で照らしてライフスタイルやインテリアデザインへの自然光の活用や省エネルギー化を容易に図ることが可能になる。第1導光用横ダクト21aの放光口71から例えば洗面室32に向けて太陽光を放光すれば、洗面室32が建物10の北側に位置してじめじめし易い場合でも、当該洗面室32において、明るい雰囲気で、且つ自然光の下での化粧等の状況を確認しながら化粧料の調合や身支度を行うことが可能になる。第1導光用横ダクト21aの放光口71から例えば浴室33に向けて太陽光を放光すれば、浴室33が建物10の北側に位置してじめじめし易い場合でも、自然光の下で露天風呂のような明るい雰囲気で入浴を行うことが可能になる。第2導光用横ダクト21bの放光口71から例えばキッチン38に向けて太陽光を放光すれば、奥まった位置に配置されて暗くなりがちなキッチン38においても、自然光の下で明るい雰囲気で調理等を行うことが可能になる。
さらに、太陽光が放光される1階居住部12の内周面に光触媒系材料による仕上げが施されているので、太陽光による紫外線の作用によって、空気中の有害物質除去機能、脱臭機能、抗菌・殺菌機能等を発揮させることにより、下階居住部12の環境浄化を図ることが可能になると共に、下階居住部12の内周面を構成する壁面や床面、天井面等の汚れを抑制することが可能になる。
さらにまた、第1導光用横ダクト21aの放光口71から、例えば下階空間として坪庭34に向けて太陽光を放光することができ、これによってそのままでは日照をあまり期待できない坪庭においても、第1導光用横ダクト21aからの放光による日照を確保して、種々の植栽を行うことが可能になる。
また、1階居住部12のリビング39の上方に、天井吹抜け部72が階間収納層70の一部として形成されており、この天井吹抜け部72に隣接して、両側に第2導光用横ダクト21b及びバルコニー導光用横ダクト21dが配置されており、これらの側面に設けた側面放光口74から天井吹抜け部72に太陽光が放光されるようになっているので、自然光によって明るく照らされた天井吹抜け部72によって、さらに開放感のある1階居住部のリビング39を形成することが可能になる。
そして、本実施形態によれば、図11に示すように、天井吹抜け部72には、例えばこれの両側の第2導光用横ダクト21b及びバルコニー導光用横ダクト21dに跨るようにして、円弧断面形状のドーム天井(ボールト天井)75を、当該天井吹抜け部72の内側に納めるようにして設けておくこともできる。これによって、第2導光用横ダクト21bやバルコニー導光用横ダクト21dの側面放光口74から放光させた太陽光を、このドーム天井75により拡散させて、軟らかい光を生じる意匠性に富んだ天井面を、1階居住部のリビング39の上方に形成することが可能になる。
また、本実施形態によれば、太陽光を取り込む第1採光口17a及び第2採光口17bは、下端部が第1導光用横ダクト21a及び第1導光用横ダクト21bに各々接続されると共に、縦方向に延設して上端部が建物10の第1構造部10aの主屋根11a部分に開口する第1導光用縦ダクト18a及び第2導光用縦ダクト18bの当該上端部によって構成されている。これによって、長時間に亘って太陽光が照射される、建物10の主屋根11a部分に開口する採光口17a,17bに取り付けた採光装置19a,19bから、内周面に光反射材が取り付けられた導光用縦ダクト18a,18bを介して、階間収納層70に設けられた導光用横ダクト21a,21bに、長時間に亘って効率良く安定した状態で太陽光を導光することが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、太陽光を取り込むバルコニー採光口17dは、2階居住部13から出入り可能なバルコニー22に設けられており、またバルコニー導光用横ダクト21dがバルコニー22に沿ってこれの下方に設けられている。これによって、2階居住部13の領域の一部をバルコニー導光用横ダクト21dによって専有することなく、バルコニー22を利用して、バルコニー採光口17dに取り付けた採光装置19dから階間収納層70に設けられたバルコニー導光用横ダクト21dに太陽光をよりスムーズに導光することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明が適用される建物は、2階建ての建物である必要は必ずしも無く、2階等を下階、3階等を上階として、3階建て以上の建物に適用することもできる。また、図12に示すように、太陽光を取り込む採光口17eは、建物10の外壁部分76に設けることもできる。これによって、導光用縦ダクトを介することなく、より簡易な構成によって、採光口17eに取り付けた採光装置19eから、階間収納層70に設けられた導光用横ダクト21eに太陽光をより直接的に導光することが可能になる。
本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物を南側から見た、図3及び図5のA−Aに沿った略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物を南側から見た、図3及び図5のB−Bに沿った略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物の上面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物を南側から見た、図3及び図5のC−Cに沿った略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物の構成を説明する1階部分の間取り図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物の構成を説明する階間収納層の間取り図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物の構成を説明する2階部分の間取り図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物を東側から見た、図6のD−Dに沿った略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物を東側から見た、図6のE−Eに沿った部分略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物を東側から見た、図6のF−Fに沿った略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る階間収納層を備える建物の他の形態を例示する、図6のF−Fに沿った略示断面図である。 導光用横ダクトへ太陽光を取り込む採光口を建物の外壁部分に設けた構成を例示する部分略示断面図である。 導光用横ダクトの構成を説明する略示断面図である。
符号の説明
10 階間収納層を備える建物
10a 第1構造部
10b 第2構造部
12 1階居住部(下階居住部)
13 2階居住部(上階居住部)
14a,14b 階間収納庫
17a,17b,17c,17d,17e 採光口
18a 第1導光用縦ダクト(導光用縦ダクト)
18b 第2導光用縦ダクト(導光用縦ダクト)
18c 第3導光用縦ダクト
19a,19b,19c,19d,19e 採光装置
20 導光用バルコニーダクト20
21a 第1導光用横ダクト(導光用横ダクト)
21b 第2導光用横ダクト(導光用横ダクト)
21d バルコニー導光用横ダクト(導光用横ダクト)
21e 導光用横ダクト
22 バルコニー
32 洗面室
33 浴室
34 坪庭
38 キッチン
39 リビング
70 階間収納層
71 放光口
72 天井吹抜け部
73 光屈曲導光部材
74 側面放光口
75 ドーム天井(ボールト天井)
76 建物の外壁部分

Claims (9)

  1. 上階居住部と下階居住部との間に0.5層分の高さの階間収納層を介在させた部分を有し、該階間収納層に、階間収納庫と、内周面に光反射材が取り付けられ、採光口から取り込まれた太陽光を当該階間収納層に沿って横方向に誘導すると共に、誘導した太陽光を下階空間に放光する放光口を備える導光用横ダクトとを設けたことを特徴とする階間収納層を備える建物。
  2. 前記放光口から太陽光が放光される前記下階空間が、前記下階居住部である請求項1に記載の階間収納層を備える建物。
  3. 前記階間収納層の一部に、前記階間収納庫及び前記導光用横ダクトが設けられていない前記下階居住部の天井吹抜け部が形成されており、該天井吹抜け部に隣接して前記導光用横ダクトが配置されると共に、これの側面に設けた側面放光口から前記天井吹抜け部に太陽光が放光される請求項2に記載の階間収納層を備える建物。
  4. 前記放光口から洗面室、浴室、及び/又はキッチンに向けて太陽光が放光される請求項2又は3に記載の階間収納層を備える建物。
  5. 前記下階居住部の内周面に光触媒系材料による仕上げが施されている請求項2〜4のいずれかに記載の階間収納層を備える建物。
  6. 前記放光口から坪庭に向けて太陽光が放光される請求項1〜5のいずれかに記載の階間収納層を備える建物。
  7. 前記採光口が、下端部が前記導光用横ダクトに接続すると共に、縦方向に延設して上端部が建物の屋根部分又は屋上部分に開口する、内周面に光反射材が取り付けられた導光用縦ダクトの当該上端部によって構成され、該上端部に取り付けられた採光装置によって前記導光用縦ダクト及び前記導光用横ダクトに太陽光を取り込む請求項1〜6のいずれかに記載の階間収納層を備える建物。
  8. 前記採光口が前記上階居住部から出入り可能なバルコニーに設けられ、前記導光用横ダクトが該バルコニーに沿ってこれの下方に設けられる請求項1〜6のいずれかに記載の階間収納層を備える建物。
  9. 前記採光口が建物の外壁部分に設けられる請求項1〜6のいずれかに記載の階間収納層を備える建物。
JP2006356123A 2006-12-28 2006-12-28 階間収納層を備える建物 Active JP4921960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006356123A JP4921960B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 階間収納層を備える建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006356123A JP4921960B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 階間収納層を備える建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008163682A true JP2008163682A (ja) 2008-07-17
JP4921960B2 JP4921960B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=39693504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006356123A Active JP4921960B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 階間収納層を備える建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4921960B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010225352A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Nikken Sekkei Ltd 壁面照明装置
JP2011064376A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Nerc Co Ltd 太陽光の建屋の無動力蓄熱構造
JP2013151838A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Misawa Homes Co Ltd 洗面所の採光構造
CN103669800A (zh) * 2013-12-27 2014-03-26 陈璐瑶 节能采光通风系统
JP2016079725A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 旭化成ホームズ株式会社 建物
CN110331840A (zh) * 2019-07-24 2019-10-15 曹斌 地下室通风井
JP2019190010A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 トヨタホーム株式会社 住宅

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142406A (ja) * 1983-12-27 1985-07-27 コンバツシヨン・エンヂニアリング・インコ−ポレ−テツド デ−タハイウエイの交信安全システム
JPH0371035U (ja) * 1989-11-15 1991-07-17
JP2000327454A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Clion Co Ltd 建築用基材およびその塗装方法
JP2004011336A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Misawa Homes Co Ltd 蔵階付き建物
JP2004039318A (ja) * 2002-07-01 2004-02-05 Nikken Sekkei Ltd 光ダクト装置および光ダクト装置の採光装置
JP2005188106A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Mitsui Home Co Ltd 床下収納空間

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142406A (ja) * 1983-12-27 1985-07-27 コンバツシヨン・エンヂニアリング・インコ−ポレ−テツド デ−タハイウエイの交信安全システム
JPH0371035U (ja) * 1989-11-15 1991-07-17
JP2000327454A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Clion Co Ltd 建築用基材およびその塗装方法
JP2004011336A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Misawa Homes Co Ltd 蔵階付き建物
JP2004039318A (ja) * 2002-07-01 2004-02-05 Nikken Sekkei Ltd 光ダクト装置および光ダクト装置の採光装置
JP2005188106A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Mitsui Home Co Ltd 床下収納空間

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010225352A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Nikken Sekkei Ltd 壁面照明装置
JP2011064376A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Nerc Co Ltd 太陽光の建屋の無動力蓄熱構造
JP2013151838A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Misawa Homes Co Ltd 洗面所の採光構造
CN103669800A (zh) * 2013-12-27 2014-03-26 陈璐瑶 节能采光通风系统
CN103669800B (zh) * 2013-12-27 2016-05-04 陈璐瑶 节能采光通风系统
JP2016079725A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 旭化成ホームズ株式会社 建物
JP2019190010A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 トヨタホーム株式会社 住宅
JP7159530B2 (ja) 2018-04-18 2022-10-25 トヨタホーム株式会社 住宅
CN110331840A (zh) * 2019-07-24 2019-10-15 曹斌 地下室通风井

Also Published As

Publication number Publication date
JP4921960B2 (ja) 2012-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4921960B2 (ja) 階間収納層を備える建物
JP5726772B2 (ja) 洗面所の採光構造
JP4709118B2 (ja) 高床バルコニー部を備える建物
JP5762937B2 (ja) 建物
JP4829082B2 (ja) 採光収納構造部分を備える建物
JP5295872B2 (ja) 建物
JP5684696B2 (ja) 建物
JP4921939B2 (ja) 採光収納構造部分を備える建物
JP4943754B2 (ja) 採光構造部分を備える建物
JP5348831B2 (ja) 軒桁上収納庫付き建物
JP5886778B2 (ja) ユニット式建物
JP4861757B2 (ja) 採光収納構造部分を備える建物
JP5645352B2 (ja) 自然光利用建物
JP4236211B2 (ja) 収納室を持つ建物
JP5652900B2 (ja) 建物
JP6668026B2 (ja) 建物
JP2005097849A (ja) 集合住宅
JP4170281B2 (ja) 建物
JP2013204324A (ja) 集合住宅
JP2010174436A (ja) 3階建共同住宅
JP2010121334A (ja) 建物
JP2007092429A (ja) 吹抜け付き建物
JP2014034837A (ja) ユニット式建物
JP2005336814A (ja) 建物
JP2015203293A (ja) バルコニー構造および住宅

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4921960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250