JP2019167813A - 飛散防止養生システム及び飛散防止養生工法 - Google Patents

飛散防止養生システム及び飛散防止養生工法 Download PDF

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【課題】屋上部分を覆う飛散防止ネット及びシートを迅速に昇降できるシステム及び工法を提供する。【解決手段】ガイドレールと載置台からなり、高層ビルの両側面に設置され、地上から屋上に伸びる工事用エレベータと、高層ビルの前後左右の側面に設けられ、地上から屋上に伸びる養生足場と、養生足場の外側の全側面に設けられる防音パネルと、所定長さのトラス鋼材からなり、連結されて、高層ビルの屋上に架け渡され、切妻状の屋根トラスの脚部又は梁状の屋根トラスの両端が工事用エレベータの昇降載置台に取り付けられる屋根トラスと、物の飛散を防止するネットと粉塵の飛散を防止するシートからなり、屋根トラスに取り付けられ、出し入れ口を有する飛散防止ネット及びシートと、が備えられ、クレーンで揚重され、出し入れ口から屋上に投入された重機により、地上に向かって高層ビルを解体する際、フロア解体の進行に合わせて屋根トラスが工事用エレベータにより下降される。【選択図】図1

Description

本発明は飛散防止養生システム及び飛散防止養生工法に係り、より詳しくは、重機で高層ビルを屋上側から地上側に向かって解体する際、高層ビルの屋上部分を覆う飛散防止ネット及びシートを迅速に昇降できる飛散防止養生システム及び飛散防止養生工法に関する。
特許文献1には、解体中の建物から外に物が飛散することを防止する飛散防止装置が示される。該飛散防止装置は、建物の側面に沿って建物の上端よりも上方に突出するネット保持部と、ネット保持部に保持されて建物の上面を覆う防護ネットと、を備える。ネット保持部は、建物の脚部に設けられたガイドレールに着脱自在にボルト固定され、ボルト固定を解除することで、レール保持部を鉛直方向に滑動させることができる。しかしながら、高層ビルでフロア数が多い場合、ボルトの固定と解除には手間がかかるので、解体工期の短縮と合わせて、迅速な操作が望まれるところである。
特開2011−17230号公報
本発明の目的は、高層ビルの解体において、屋上部分を覆う飛散防止ネット及びシートを迅速に昇降できる飛散防止養生システム及び飛散防止養生工法を提供することにある。
本発明による飛散防止養生システムは、高層ビルの両側面に設置され、ガイドレールからなり、地上から屋上に伸びる工事用エレベータと、高層ビルの前後左右の側面に設けられ、地上から屋上に伸びる養生足場と、前記養生足場の外側の全側面に設けられる防音パネルと、所定長さのトラス鋼材からなり、連結されて、高層ビルの屋上に架け渡され、切妻状の屋根トラスの脚部又は梁状の屋根トラスの両端が前記工事用エレベータの昇降載置台に取り付けられる屋根トラスと、物の飛散を防止するネットと、粉塵の飛散を防止するシートからなり、前記屋根トラスに取り付けられ、出し入れ口を有する飛散防止ネット及びシートと、が備えられ、クレーンで揚重され、前記出し入れ口から屋上に投入された重機により、地上に向かって高層ビルを解体する際、フロア解体の進行に合わせて前記工事用エレベータにより前記屋根トラスを下降させることを特徴とする。
前記飛散防止ネット及びシートは、前記出し入れ口が電動で開閉されることを特徴とする。
前記屋根トラスは、切妻状又は上部が平坦な梁状であることを特徴とする。
本発明による飛散防止養生工法は、地上から屋上に向けて高層ビルの両側面に複数の工事用エレベータを立設する段階(S1)と、地上から屋上に向けて高層ビルの前後左右の側面に養生足場を設置する段階(S2)と、足場の外側に防音パネルを設置する段階(S3)と、屋根トラスをクレーンで揚重し、切妻状の屋根トラスの脚部又は梁状の屋根トラスの両端を工事用エレベータの昇降載置台に取付ける段階(S4)と、屋根トラスに出し入れ口を有する飛散防止ネット及びシートを取付ける段階(S5)と、重機をクレーンで揚重し、飛散防止ネット及びシートの出し入れ口から屋上に投入する段階(S6)と、重機により屋上から地上に向かって高層ビルを解体する際、フロア解体の進行に合わせて工事用エレベータにより屋根トラスを下降させる段階(S7)と、を備えることを特徴とする。
本発明による飛散防止養生システムによれば、
(1)地上から屋上に伸びる工事用エレベータを高層ビルの両側面に設置し、切妻状の屋根トラスの脚部又は梁状の屋根トラスの両端を工事用エレベータの昇降載置台に取り付けたので、フロア解体の進行に伴う屋根トラスの下降を容易に、かつ迅速に行なうことができる。
(2)飛散防止ネット及びシートは、物の飛散を防止するネットと、粉塵の飛散を防止するシートからなるので、ネットにより破片や張力ボルト等の外への飛び出しを防止でき、シートにより粉塵の外への飛散を防止できる。また、飛散防止ネット及びシートは、中央部に出し入れ口を有するので、出し入れ口から重機を屋上に投入できる。クレーンによる解体物の運び出しができる。
(3)地上から屋上に伸びる養生足場を高層ビルの前後左右側面に設け、かつその外側に防音パネルを取付けたので、遮音はもちろん、解体物が外に飛び出さないようにできる。
(4)工事用エレベータは、既存の作業員用昇降機のガイドレールを活用することができ、コスト低減を図ることができる。
(5)屋根トラスは、所定長さのトラス鋼材を連結して構成したので、取扱いが簡単で、実施例に示すように15mや51m等の奥行き長さに対応できる。
飛散防止ネット及びシートの出し入れ口は、電動で開閉される機構としたので、人手で開閉する場合に比較して、開閉が容易である。
本発明による飛散防止養生工法によれば、
(1)段階S1で、地上から屋上に伸びる工事用エレベータを高層ビルの両側面に立設し、段階S4で、切妻状の屋根トラスの脚部又は梁状の屋根トラスの両端を工事用エレベータの昇降載置台に取り付けたので、フロア解体の進行に伴う屋根トラスの下降を容易に、かつ迅速に行なうことができる。
(2)段階S5で、出し入れ口を有する飛散防止ネット及びシートを屋根トラスに取付けたので、張力ボルトなどが屋上から外に飛び出すのを防止できる。粉塵の外への飛散も防止できる。
(3)飛散防止ネット及びシートの出し入れ口を設けたので、段階S6に示すように、ここから、重機を屋上に揚重できる。また、クレーンによる解体物の運び出しもできる。
(4)段階S2で、地上から屋上に伸びる養生足場を高層ビルの前後左右側面に設け、段階S3で、その外側に防音パネルを取付けたので、遮音されることはもちろん、解体物が外に飛び出さないようにできる。
本発明による飛散防止養生システムの一実施例で、解体される高層ビルの正面図である。 図1の高層ビルの左側面図である。 梁状の屋根トラスを用いた場合の高層ビルの左側面図である。 図1の高層ビルの平面図である。 図4のA部拡大図である。 養生足場と工事用エレベータの関係を示す図である。 養生足場の足元を示す詳細図である。 養生足場の頂部を示す詳細図である。 屋根トラスの構成を示す説明図である。 図4のa−a断面図である。 屋根トラスの詳細拡大図である。 飛散防止養生ネット及びシートの出し入れ口の説明図である。 本発明による飛散防止養生工法のフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明による飛散防止養生システム及び飛散防止養生工法を詳しく説明する。
図1は、本発明による飛散防止養生システム100の一実施例で、解体される高層ビル50の正面図である。本実施例の高層ビル50は11階で地上から屋上(RFL)までは、約45mである。図1は南側の側面であり、図1に示すように、5基の工事用エレベータ3が約10mの間隔で立設される。北面側の側面にも、同様に5基の工事用エレベータ3が立設される。工事用エレベータ3は地上から屋上に伸びるガイドレール6と、ガイドレール6に装着され昇降する昇降載置台11からなる。高層ビル50の前後左右の側面には、地上から屋上に向かって伸びる養生足場5が設けられる。養生足場の外側には、高層ビル50をすっぽりと覆うように矩形の防音パネル4が固定具で取付けられ、外部に音が漏れないようにされる。工事用エレベータ3は、防音パネル4の内側にあって、外からは見えない。
高層ビル50の屋上には、5本の屋根トラス2が架け渡される。屋根トラス2は鋼材からなるトラス構造で、全体が切妻状又は上部が平坦なほぼ水平な梁状で、切妻状の屋根トラス2の脚部又は梁状の屋根トラス2の両端が南北2本の工事用エレベータ3、3の昇降載置台11、11に取り付けられる。屋根トラス2は、重機7を屋上に投入するため、屋上より上側に突出する。飛散防止ネット及びシート1は、屋根トラス2に取り付けられ、前後左右の側面と上面を覆う。飛散防止ネット及びシート1は、破片や張力ボルトの外への飛散を防止し、例えば網目サイズが1〜3cmで、衝撃にも強いネットと、衝撃で破損しやすいが、ほこりや粉塵を通さず、防音や防水(雨)の効果があるシートからなる。図1に示すように、屋根トラス2の間は、水平つなぎ31と筋交17で連結される。
以下、切妻状の屋根トラス2を主として図2以下で説明する
図2は、切妻状の屋根トラス2を用いた場合の図1の高層ビル50の左側面図である。一端の屋根トラス2には、複数の間柱32と、筋交17が設けられる。これにより屋根トラス2を安定化でき、また、飛散防止ネット及びシート1が風で揺れないように固定できる。
図3は梁状の屋根トラス2を用いた場合の高層ビル50の左側面図である。
ここでは、内部が分かるように、防音パネル4、飛散防止ネット及びシート1等は省略した。梁状の屋根トラス2の両端は工事用エレベータ3の3、3の昇降載置台11、11に取り付けられる。
この場合、内側で重機7が動きやすいように、切妻状の屋根トラス2の場合より、ガイドレール6は上方に延長される
図4は、図1の高層ビル50の平面図である。5本の屋根トラス2が、前後方向(南北方向)に架け渡される。屋根トラス2は、クレーンで屋上に揚重され、屋上で組み立てる。屋根トラス2は、所定の長さの部材で、連結して屋根トラス5とする。クレーンで吊り上げて、切妻状の屋根トラス2の脚部又は梁状の屋根トラス2の両端が工事用エレベータ3の昇降載置台11に取り付ける。屋根トラス2は、斜めに交差する大筋交12で互いに連結される。大筋交12にはパイプが使用される。屋根トラス2に装着した飛散防止ネット及びシート1は、上面中央部に出し入れ口15(太い点線で示す)があり、カーテンのように開口可能に構成される。屋根トラス2の上端が屋上付近に来るよう工事用エレベータ3を下降させておけば、飛散防止ネット及びシート1の取付作業がしやすい。
図5は、図4のA部拡大図(平面図)である。図5は昇降載置台11と養生足場5との関係を示す図である。高層ビル50の外壁16の外側には、養生足場5が組み付けられる。大梁18は外壁16の内側にある。養生足場5は、筋交17が縦横に連結され、足場となるプレート19が取付けられる。養生足場5の外側に防音パネル4が取付けられる。ガイドレール6は、長尺で垂直に伸びるハシゴ形状のもので、中央にラック22が取り付けられる。ラック22は、昇降載置台11の底部に設けられた昇降用モータ21で駆動されるピニオン(図示せず、駆動歯車のこと)と噛み合う。昇降載置台11に、切妻状の屋根トラス2の脚部又は梁状の屋根トラス2の両端が固定される。昇降載置台11が上下方向に昇降するので、迅速に屋根トラス2を昇降できる。工事用エレベータ3の頂部付近は、養生足場5が左右に分断された形となる。
図6は、養生足場5と工事用エレベータ3の関係を示す図である。昇降載置台11が高層ビル50の頂部付近に移動させた後は、昇降載置台11の下側の空間は、作業員が往復するので、プレート19が取付けられ、養生足場5が左右に分断されることがない。なお、フロア解体(各階の床と壁の解体)が進み、昇降載置台11が下降してくれば、この部分のプレート19が撤去される。
図7は、養生足場5の足元を示す詳細図(側面図)である。高層ビル50の外壁16の外側には、養生足場5が組み付けられる。養生足場5の外側に防音パネル4が取付けられる。養生足場5は、筋交17が自在クランプ20で固定され、足場となるプレート19が取付けられる。ハシゴ形状の長尺なガイドレール6は、垂直に立設される。
図8は、養生足場5の上部を示す詳細図(側面図)である。工事用エレベータ3の昇降載置台11に、切妻状の屋根トラス2の脚部又は梁状の屋根トラス2の両端が固定される。屋上より上の部分には、防音パネル4を設けず、養生足場5の外側を飛散防止ネット及びシート1が覆う。屋根トラス2が下降されると、飛散防止ネット及びシート1も下降することになるので、フロア解体(各階の床と壁の解体)が進行すれば、これに合わせて、養生足場5も上部側から順次撤去される。その分工期も短くできる。図8に示すように、昇降載置台11は、ガイドレール6に装着され上下方向に昇降できる。昇降載置台11の底部には、昇降用モータ21が設けられ、ピニオン(歯車)が設けられ、該ピニオンがラック22と噛み合って、昇降載置台11が昇降する。図8の右側の写真は、ガイドレール6を含めて取り出した昇降載置台11の写真である。写真では昇降載置台11の天板は外している。切妻状の屋根トラス2の脚部又は梁状の屋根トラス2の両端は、昇降載置台11に左右方向に1つの接点で連結される。
図9は、屋根トラス2の構成を示す説明図である。屋根トラス2は、これに限るものではないが、本実施例では、長さLが5mの部材を使用した。(a)に示すように、4本の部材を連結した場合、底辺の長さBL1を15.5mにできる。(b)に示すように、12本の部材を連結した場合、底辺の長さBL2を53.5mにできる。このように高層ビル50の幅に対応して、屋根トラス2の長さを調節できる。図には示さないが、短い寸法出しの調整部材(トラス)もある。
屋根トラス2は複数存在するが、その内の少なくとも1つには、照明器具、カメラ、散水装置の内の少なくとも1つが取り付けられることが好ましい。
照明器具は、作業場所を明るく照らすためであり、カメラは、作業の進捗状況を離れた場所で確認できるもので、動画用あるいは静止画用カメラであり、散水装置は解体作業による粉塵の発生を抑えるためである。
図10は、図4のa−a断面図である。重機7は、クレーンで揚重され、飛散防止ネット及びシート1の出し入れ口15から屋上に投入されているとする。屋根トラス2の高さは約3フロア分の高さで、例えばフロア解体が屋上(RFL)から8階(8FL)まで進んだ場合、屋根トラス2の上部は11階(11FL)より少し上の位置に下降する。なお、工事用エレベータ3は、8基が集中制御され、一カ所からの指示で同時に昇降させるとする。高層ビル50の前後左右の側面には、防音パネル4が設けられる。重機7によって、各階の床や壁が解体され、屋上側から地上側に向かって解体が進行される。
図11は、屋根トラス2の詳細拡大図である。屋根トラス2はジョイント30で連結される。屋根トラス2の上側に、粉塵飛散防止のシート1bが設けられ、屋根トラス2の下側には、破片飛び出し防止のネット1aが設けられる。本実施例では、飛散防止ネット及びシート1がネット1aとシート1bの2枚で構成されるとしたが、強靭さがあり粉塵の飛散防止できるなら1枚で構成してもよい。
図12は、屋根トラス2の出し入れ口15の説明図である。出し入れ口15を電動の開閉式とした。飛散防止ネット及びシート23は、飛散防止ネット及びシート21と同様にネット1aとシート1bからなるとする。図12は、図4に相当する平面図で、5本の屋根トラス2が前後方向に架け渡されている。出し入れ口15の左右両側にはスライドレール24が設けられ、複数のランナー25がスライド可能に装着される。ランナー25が飛散防止ネット及びシート23をカーテンのように支持する。飛散防止ネット及びシート23が前方向に引き出して、出し入れ口15を閉じ、後方に引き戻すことで出し入れ口15が開く。開閉にはネット開閉用モータ26が設けられ、前側左右のプーリ27、27を回転させる。後側左右にもプーリ27、27が設けられ、前側左右のプーリ27、27とチェーン28で繋がっている。チェーン28の駒部材29が先頭のランナー25をスライドさせる。図12の左側の図に示すように、ネット開閉用モータ26を一方に回転させると、飛散防止ネット及びシート23が前方に引き出され、他方に回転すると、飛散防止ネット及びシート23が後方に引き戻される。扉のような構造でも開閉式にできる。
図13は、本発明による飛散防止養生工法のフローチャートである。S1は、地上から屋上に向けて高層ビルの両側面に複数の工事用エレベータを立設する段階である。S2は、地上から屋上に向けて高層ビルの前後左右の側面に養生足場を設置する段階である。S3は、足場の外側に防音パネルを設置する段階である。S4は、屋根トラスをクレーンで揚重し、工事用エレベータの昇降載置台に取付ける段階である。S5は、屋根トラスに飛散防止養生ネットを取付ける段階である。S6は、重機をクレーンで揚重し、飛散防止養生ネットの出し入れ口から屋上に投入する段階である。S7は、重機によるフロア解体(各階の床と壁の解体)の進行に合わせて工事用エレベータにより屋根トラスを下降させる段階である。
本実施例では、屋根トラスを切妻状又は上部が平坦なほぼ水平な梁状としたが、ビルの奥行きが短い場合、雨水等の荷重も少ないので、脚部と脚部の間をトラス構造の梁ではなく、ワイヤーが架け渡たされる構造としてもよい。
本発明は、高層ビル解体時、飛散防止ネット及びシートで覆われた屋根トラスを迅速に下降できるシステム及び工法として好適である。
1 飛散防止ネット及びシート
1a ネット
1b シート
2 屋根トラス
3 工事用エレベータ
4 防音パネル
5 養生足場
6 ガイドレール
7 重機
11 昇降載置台
12 大筋交
14 昇降階段
15 出し入れ口
16 外壁
17 筋交
18 大梁
19 プレート
20 自在クランプ
21 昇降用モータ
22 ラック
23 飛散防止ネット及びシート
24 スライドレール
25 ランナー
26 ネット開閉用モータ
27 プーリ
28 チェーン
29 駒部材
30 ジョイント
31 水平つなぎ
32 間柱
50 高層ビル
100 飛散防止養成システム
S1〜S7 飛散防止養成工法の各段階

Claims (5)

  1. ガイドレールと昇降載置台からなり、高層ビルの両側面に設置され、地上から屋上に伸びる工事用エレベータと、
    高層ビルの前後左右の側面に設けられ、地上から屋上に伸びる養生足場と、
    前記養生足場の外側の全側面に設けられる防音パネルと、
    所定長さのトラス鋼材からなり、連結されて、高層ビルの屋上に架け渡され、前記工事用エレベータの昇降載置台に取り付けられる複数の屋根トラスと、
    物の飛散を防止するネットと粉塵の飛散を防止するシートからなり、前記屋根トラスに取り付けられ、出し入れ口を有する飛散防止ネット及びシートと、
    が備えられ、
    クレーンで揚重され、前記出し入れ口から屋上に投入された重機により、地上に向かって高層ビルを解体する際、フロア解体の進行に合わせて前記屋根トラスが前記工事用エレベータにより下降されることを特徴とする飛散防止養生システム。
  2. 前記飛散防止ネット及びシートは、前記出し入れ口が電動で開閉されることを特徴とする請求項1に記載の飛散防止養生システム。
  3. 前記屋根トラスは、切妻状又は上部が平坦な梁状であることを特徴とする請求項1に記載の飛散防止養生システム。
  4. 前記複数の屋根トラスの少なくとも1つには、照明器具、カメラ、散水装置の内の少なくとも1つが取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の飛散防止養生システム。
  5. 地上から屋上に向けて高層ビルの両側面に複数の工事用エレベータを立設する段階(S1)と、
    地上から屋上に向けて高層ビルの前後左右の側面に養生足場を設置する段階(S2)と、
    足場の外側に防音パネルを設置する段階(S3)と、
    屋根トラスをクレーンで揚重し、切妻状の屋根トラスの脚部又は梁状の屋根トラスの両端を工事用エレベータの昇降載置台に取付ける段階(S4)と、
    屋根トラスに出し入れ口を有する飛散防止ネット及びシートを取付ける段階(S5)と、
    重機をクレーンで揚重し、飛散防止ネット及びシートの出し入れ口から屋上に投入する段階(S6)と、
    重機により屋上から地上に向かって高層ビルを解体する際、フロア解体の進行に合わせて工事用エレベータにより屋根トラスを下降させる段階(S7)と、
    が備えられることを特徴とする飛散防止養生工法。
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