JP2010180557A - 昇塔防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者以外の第三者が鉄塔に昇ることを防止できるようにすると共に作業者による作業時に支障とならないようにする。
【解決手段】第三者が鉄塔1に昇ることを防止するスライド棒材5Aは、鉄塔1に固定されたV字プレート8にスライド自在にガイド部材9Aにより取り付けられる。ガイド部材9Aの複数の切欠部9bは、係合されるスライド棒材5Aを略水平状態に保つと共に該スライド棒材5Aを略鉛直状態に保つ。また、スライド棒材5Bも同様に構成される。この構成によって、スライド棒材5A,5Bを展開できると共に該スライド棒材5A,5Bを折り畳むことができる。これにより、作業者が鉄塔1に昇って作業する場合には、スライド棒材5A,5Bを簡単に折り畳むことができるので、該スライド棒材5A,5Bが作業に支障をきたさない。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄塔に作業者以外の第三者が昇ることを防止する昇塔防止装置に関するものである。
従来、高圧送電路用などの鉄塔の下部には、事故防止のために第三者が昇ることを防止する水平展開状の昇塔防止装置が設置されている場合が多い。例えば、この昇塔防止装置には、主にタワーフェンスや昇塔防止器がある。タワーフェンスは、鉄塔主柱材の4脚にサポート部材を設け、これらのサポート部材を利用しながらワイヤーを鉄塔周りに張った装置である。このタワーフェンスに関連した特許文献1には、鉄塔の外周に阻止パネルを配置し、この阻止パネルの枠体内に綱体を張設した装置が開示されている。
また、昇塔防止器は、鉄塔主柱材の4脚の周りに棒状の突起部を放射状に設置した装置である。この棒状の昇塔防止器に関連した特許文献2には、円弧状の棚枠部材の上に固定された、放射方向に延出する複数の通り抜け防止用の棒材を備えた昇塔防止装置が開示されている。
実開平4−66270号公報 実開平6−59556号公報
ところで、上述したタワーフェンスの場合、鉄塔の下部を広い範囲で覆っているために昇塔防止の効果は高い。しかしながら、ワイヤーをサポート部材に施設する必要があるため、装置の設置にあたり作業時間を多く必要とする問題がある。また、タワーフェンスを設置した状態ではワイヤーが作業の支障となるだけではなく、倒木や飛来物などの接触によりワイヤーが断線する可能性がある。
一方、上述した特許文献2に記載の放射状の昇塔防止装置は、鉄塔主柱材の周りのみを覆っているために昇塔防止の効果が低い。この昇塔防止装置は、覆う範囲が狭いのでタワーフェンスに比べて作業への影響は少ないが、鉄塔に工具や材料の上げ下げに使用する通い綱などに支障をきたすおそれがある。
そこで、本発明は、このような従来例の課題を解決するものであって、昇塔防止の効果を十分に得ることができるようにすると共に、作業時に支障とならないようにした昇塔防止装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る昇塔防止装置は、作業者以外の第三者が鉄塔に昇ることを防止する装置であって、複数の延棒を有して、前記第三者が鉄塔に昇ることを防止するスライド棒材と、前記鉄塔の所定の位置に固定されるプレートと、前記プレートに前記スライド棒材をスライド自在に取り付けるガイド部材とを備え、前記ガイド部材は、前記複数の延棒のいずれか又は全てが係合され、前記延棒を略水平状態に保つと共に該延棒を略鉛直状態に保つ複数の切欠部を有するものである。
本発明に係る昇塔防止装置によれば、スライド棒材は、第三者が鉄塔に昇ることを防止する複数の延棒を有している。このスライド棒材は、鉄塔に固定されたプレートにスライド自在にガイド部材により取り付けられる。このガイド部材の複数の切欠部は、係合される延棒を略水平状態に保つと共に該延棒を略鉛直状態に保つ。例えば、これらの切欠部は、延棒を略水平状態に保つ半溝と、延棒を略鉛直状態に保つ最下溝と、延棒を半溝と最下溝に移動させるスライド溝とを有する。
このように、本発明に係る昇塔防止装置によれば、第三者が鉄塔に昇ることを防止するスライド棒材は、鉄塔に固定されたプレートにスライド自在にガイド部材により取り付けられ、このガイド部材の複数の切欠部は、係合されるスライド棒材を略水平状態に保つと共に該スライド棒材を略鉛直状態に保つ。
この構成によって、スライド棒材を展開できると共に該スライド棒材を折り畳むことができる。これにより、作業者が鉄塔に昇って作業する場合には、スライド棒材を簡単に折り畳むことができので、該スライド棒材が作業に支障をきたさない。従って、作業効率を向上できる。
本発明に係る昇塔防止装置100を鉄塔1に設置する位置を示す概略図である。 昇塔防止装置100の構成例を示す斜視図である。 昇塔防止装置100の構成例を示す上面図である。 図2に示す1点鎖線の枠内を拡大した図であり、ガイド部材9Bの構成例を示す。 折り畳んだ状態における昇塔防止装置100の構成例を示す斜視図である。 図5に示す1点鎖線の枠内を拡大した図であり、折り畳んだ状態におけるガイド部材9Bの動作例を示す。 窓部材6A,6Bのみを折り畳んだ状態を示す図である。 スペーサー22A,22Bを用いた昇塔防止装置100の設置例を示す斜視図である。
続いて、図面を参照しながら本発明の実施の形態の一例について説明する。図1は、本発明に係る昇塔防止装置100を鉄塔1に設置する位置を示す概略図である。図1に示す昇塔防止装置100は、第三者が鉄塔に昇ることを防止するスライド棒材を水平方向に展開できるようにすると共に該スライド棒材を鉛直方向に折り畳めるようにすることで、作業効率を向上させるものである。
図1に示す鉄塔1は、主柱材2、斜材3及び腕金材4を備えている。主柱材2は4隅に設けられて、地表から上方に延びる鉄柱である。斜材3は、隣接する主柱材2,2の間に斜めに掛け渡されて結合され、鉄塔1を補強している。これにより、鉄塔1は、略四角錐の形状を保つことができる。腕金材4は、碍子を介在させて送電線を吊り下げる。
昇塔防止装置100は、4隅の主柱材2の各々に対して地表から2.5m以上の高さに設置する。また、図1に示すように昇塔防止装置100は、鉄塔1の斜材3と主柱材2の結合位置(例えば図1のP地点)の近傍に設置する。これは、作業者以外の第三者が鉄塔1に昇る場合、通常、斜材3を経由して昇るためである。例えば、斜材3aと主柱材2の結合位置の近傍に昇塔防止装置100を設置しておけば、第三者が斜材3aを伝って鉄塔1に昇った場合に、昇塔防止装置100により昇塔が防止されて、第三者は次の斜材3bに到達できない。これにより、第三者は、鉄塔1に昇ることができず感電などの事故を未然に防止できるようになる。
図2は昇塔防止装置100の構成例を示す斜視図であり、図3は昇塔防止装置100の構成例を示す上面図である。図2及び図3に示す昇塔防止装置100は、スライド棒材5A,5B、窓部材6A,6B、棒部材7、V字プレート8及び半筒形状のガイド部材9Aを備え、スライド棒材5A,5Bを展開した状態である。
鉄塔1の主柱材2には、V字状に形成されたV字プレート8が取り付けられている。例えば、このV字プレート8は主柱材2の角に位置合わせされ、外側のL字状の結合部材10と内側のL字状の結合部材11により挟み込まれて、4個のボルト10aにより主柱材2に固定される。
スライド棒材5Aは、このV字プレート8の第1の面8aにスライド自在にガイド部材9Aにより取り付けられる。スライド棒材5Aは櫛歯状に形成され、1本の本体棒5aと複数の延棒5bから構成されている。この例で、本体棒5aは1.5m〜2mの長さを有する。7本の延棒5bは800mm〜1000mmの長さを有し、本体棒5aに対して垂直に同一方向に等間隔で結合されている。延棒5bの各々は、鉄柱状又はパイプ状に形成される。延棒5bを鉄柱状に形成すれば経年劣化に強く、延棒5bをパイプ状に形成すれば軽量化できる。
スライド棒材5Aは、延棒5bがガイド部材9Aの切欠部9bに挿入されて、該ガイド部材9AによりV字プレート8にスライド自在に取り付けられている。例えば、スライド棒材5Aは、5本の延棒5bがガイド部材9Aの5箇所の切欠部9bに挿入されている。ガイド部材9Aの切欠部9bは、数字の「7」形状に形成され、スライド棒材5Aの延棒5bの姿勢を略水平状態及び略鉛直状態に維持する。スライド棒材5Aの延棒5bは、作業者以外の第三者が鉄塔1を昇ることを防止する。
スライド棒材5Aの前方の延棒5bには、ヒンジ6a,6aを介して開閉自在に窓部材6Aが取り付けられている。この窓部材6Aは他方側の窓部材6Bに連結される。窓部材6A,6Bは、スライド棒材5A,5Bの延棒5bで覆いきれない領域、すなわち鉄塔1の主柱材2における角部分を覆う。
スライド棒材5Bは、スライド棒材5Aと同様の構成を有し、V字プレート8の第2の面8bにスライド自在にガイド部材9Bにより取り付けられている。スライド棒材5Bの前方の延棒5bには、ヒンジ6a,6aを介して開閉自在に窓部材6Bが取り付けられている。この窓部材6Bは他方側の窓部材6Aに連結される。
主柱材2の内側には、棒部材7が設置されている。この棒部材7は、延棒7a、プレート7b及び本体板7cを備えている。8本の延棒7aは、800mm〜1000mmの長さを有し、本体板7cに対して垂直に同一方向に等間隔で結合されている。本体板7cはプレート7bにボルトにより固定されている。プレート7bは、V字プレート8にボルト9aにより固定されている。
このように構成することで、昇塔防止装置100は、スライド棒材5A,5B、窓部材6A,6B及び棒部材7が、図3に示すように主柱材2の外周を360°覆う。同様にして、他の3本の主柱材2にもスライド棒材5A,5B、窓部材6A,6B及び棒部材7が設置される。
図4は、図2に示す1点鎖線の枠内を拡大した図であり、ガイド部材9Bの構成例を示す。図4に示すガイド部材9Bは、半筒形状の中空部9cを備えている。この中空部9cには、本体棒5aが挿通されている。中空部9cは、数字の「7」形状に形成されて、延棒5bが係合される切欠部9bを有している。この切欠部9bは延棒5bを略水平状態に保つと共に該延棒5bを略鉛直状態に保ち、半溝9d、最下溝9e及びスライド溝9fから構成されている。半溝9dは、中空部9cが略半分の位置まで掘り下げられ、延棒5bを略水平状態に保つ。最下溝9eは、中空部9cが略最下部の位置まで掘り下げられ、延棒5bを略鉛直状態に保つ。スライド溝9fは、半溝9dと最下溝9eを結合するように形成され、延棒5bを半溝9d及び最下溝9eに移動させる。
これにより、図4に示す水平状態の延棒5bを持ち上げてスライド溝9fに沿って最下溝9eまでスライド移動させることで、延棒5bを折り畳むことができるようになる。また、その反対に、最下溝9eに移動して折り畳んだ状態の延棒5bを持ち上げてスライド溝9fに沿って半溝9dまでスライド移動させることで、延棒5bを展開することができるようになる。
スライド棒材5A,5Bの展開状態において、図4に示すように溝形状の半溝9dに延棒5bが嵌め込まれているので、スライド棒材5A,5Bの位置を固定できる。しかも、スライド棒材5Aの窓部材6Aとスライド棒材5Bの窓部材6Bが連結されているので、更に強固にスライド棒材5A,5Bの位置を固定でき、強風が生じた場合であってもスライド棒材5A,5Bのガタツキを抑えることができる。
続いて、昇塔防止装置100を折り畳んだ状態について説明する。図5は昇塔防止装置100の構成例を示す斜視図であり、スライド棒材5A,5Bを折り畳んだ状態である。図6は、図5に示す1点鎖線の枠内を拡大した図であり、折り畳んだ状態における延棒5bの動作例を示す。図5に示す折り畳み状態は、作業者が鉄塔1で作業をする場合に昇塔防止装置100が作業の支障をきたさないようにする状態である。図2に示した展開状態から図5に示す折り畳み状態に移行するためには、先ず、窓部材6Aと窓部材6Bの締付部6bを結合したボルト6cを緩めて窓部材6Aと窓部材6Bを開く。これにより、スライド棒材5Aとスライド棒材5Bがスライド自在になる。
次に、水平状態のスライド棒材5Aの延棒5bを持ち上げて半溝9dからスライド溝9f(図6参照)に沿って最下溝9eまでスライド移動させて、該最下溝9eに沿って延棒5bを鉛直方向に回動させる。これにより、スライド棒材5Aの延棒5bを折り畳むことができる。この場合、鉄塔1は略四角錐の形状であるために、スライド棒材5Aの延棒5b及び窓部材6Aが該四角錐の斜面に載り掛かった状態となる。すなわち、図5に示す折り畳んだ状態であっても、スライド棒材5Aの延棒5b及び窓部材6Aが地面に対して垂直の姿勢にはならない。これにより、窓部材6Aは、図5に示すように延棒5bに当接した姿勢を維持する。従って、窓部材6Aが作業中に支障をきたす心配がない。
スライド棒材5Aと同様にして、水平状態のスライド棒材5Bの延棒5bを持ち上げてスライド溝9f(図6参照)に沿って最下溝9eまでスライド移動させて、該最下溝9eに沿って延棒5bを鉛直方向に回動させる。これにより、スライド棒材5Bの延棒5bを折り畳むことができる。この場合、鉄塔1は略四角錐の形状であるために、スライド棒材5Bの延棒5b及び窓部材6Bも該四角錐の斜面に載り掛かった状態となる。これにより、窓部材6Bは、図5に示すように延棒5bに当接した姿勢を維持する。従って、窓部材6Bが作業中に支障をきたす心配がない。
また、作業が終了して昇塔防止装置100を昇塔防止のために展開状態にする場合には、上述した工程を逆から行えばよい。すなわち、図5に示す折り畳み状態から図2に示した展開状態に移行するためには、先ず、折り畳み状態のスライド棒材5Aの延棒5bを持ち上げて最下溝9eからスライド溝9f(図4参照)に沿って半溝9dまでスライド移動させて、該半溝9dに延棒5bを落とし込む。これにより、スライド棒材5Aの延棒5bを水平状態に展開できる。
次に、スライド棒材5Aと同様にして、折り畳み状態のスライド棒材5Bの延棒5bを持ち上げて最下溝9eからスライド溝9f(図4参照)に沿って半溝9dまでスライド移動させて、該半溝9dに延棒5bを落とし込む。これにより、スライド棒材5Bの延棒5bを水平状態に展開できる。そして、窓部材6Aの締付部6bと窓部材6Bの締付部6bをボルト6cにより締め付ける。これにより、昇塔防止装置100は、図2に示した展開状態となる。
このように、本発明に係る昇塔防止装置100によれば、第三者が鉄塔1に昇ることを防止するスライド棒材5Aは、鉄塔1に固定されたV字プレート8にスライド自在にガイド部材9Aにより取り付けられる。ガイド部材9Aの複数の切欠部9bは、係合されるスライド棒材5Aを略水平状態に保つと共に該スライド棒材5Aを略鉛直状態に保つ。また、スライド棒材5Bも同様に構成される。
この構成によって、スライド棒材5A,5Bを展開できると共に該スライド棒材5A,5Bを折り畳むことができる。これにより、作業者が鉄塔1に昇って作業する場合には、スライド棒材5A,5Bを簡単に折り畳むことができので、該スライド棒材5A,5Bが作業に支障をきたさない。従って、作業効率を向上できる。
また、スライド棒材5A,5Bの全長を拡張することで昇塔防止範囲を拡大することも可能であり、従来の昇塔防止器に比べて昇塔防止効果を向上できる。これにより、鉄塔1の外周を全て覆うタワーフェンスと略同等の昇塔防止効果を得ることも可能である。昇塔防止装置100の設置方法は、従来の昇塔防止器と同様であるので、タワーフェンスに比べて設置の手間がかからない。また、昇塔防止装置100は、作業時や悪天候時に破損する部材がないため、タワーフェンスと比べてメンテナンスが容易である。
なお、鉄塔1で作業を行わずに昇降塔のみであれば、窓部材6Aと窓部材6Bの締付部6bを結合したボルト6cを緩めて窓部材6Aと窓部材6Bを開くのみでよい。すなわち、図7に示すように、スライド棒材5Aとスライド棒材5Bは展開状態を維持し、窓部材6A,6Bを開く。これにより、作業者が鉄塔1を昇る経路を十分に確保できると共に、スライド棒材5A,5Bを折り畳む労力を不要とできるので作業効率を向上できる。
また、棒部材7は固定式としたが、スライド棒材5Aやガイド部材9Aなどを用いることで、展開および折り畳むようにすることも可能である。
続いて、斜材21が外付けの鉄塔1Aに昇塔防止装置100を設置する例について説明する。図8Aは、昇塔防止装置100の設置例を示す斜視図である。図8Aには、斜材21を迂回して主柱材20にV字プレート8を固定するために2個のスペーサー22A,22Aを備えている。スペーサー22Aは、図8Bに示すように「コ」の字形状を成し、4箇所に貫通孔22aを備えている。
外側のL字状の結合部材10と内側のL字状の結合部材11により主柱材20を挟み込むと共に、スペーサー22A,22Aをボルト10a,10aにより外側の結合部材10に固定する。外側の結合部材10に固定されたスペーサー22A,22Aに対してV字プレート8をボルト10a,10aにより固定する。これにより、斜材21,21を迂回して主柱材20にV字プレート8を固定することができるので、スライド棒材5A,5B、を該V字プレート8に取り付けることができる。
このV字プレート8にスペーサー22B,22Bをボルト9a,9aにより固定する。V字プレート8に固定されたスペーサー22B,22Bにプレート7bをボルト9a,9aにより固定する。これにより、斜材21,21を迂回してV字プレート8にプレート7bを固定することができるので、棒部材7をプレート7bに取り付けることができる。このように、鉄塔1Aの斜材21が外付けの場合であっても、スペーサー22A,22Bを用いることで、斜材21を迂回して昇塔防止装置100を鉄塔1Aに取り付けることができる。なお、この例では、スペーサー22Aとスペーサー22Bが、斜材21を迂回する距離の関係で若干サイズが異なる。
本発明は、鉄塔に作業者以外の第三者が昇ることを防止する昇塔防止装置に適用して極めて好適である。
1・・・鉄塔
2・・・主柱材
3・・・斜材
5A・・・スライド棒材(第1のスライド棒材)
5B・・・スライド棒材(第2のスライド棒材)
5b・・・延棒
6A・・・窓部材(第1の窓部材)
6B・・・窓部材(第2の窓部材)
6a・・・ヒンジ(連結部材)
7・・・棒部材
8・・・V字プレート(プレート)
8a・・・第1の面
8b・・・第2の面
9A・・・ガイド部材(第1のガイド部材)
9B・・・ガイド部材(第2のガイド部材)
9b・・・切欠部
9d・・・半溝
9e・・・最下溝
9f・・・スライド溝
100・・・昇塔防止装置

Claims (5)

  1. 作業者以外の第三者が鉄塔に昇ることを防止する装置であって、
    複数の延棒を有して、前記第三者が鉄塔に昇ることを防止するスライド棒材と、
    前記鉄塔の所定の位置に固定されるプレートと、
    前記プレートに前記スライド棒材をスライド自在に取り付けるガイド部材とを備え、
    前記ガイド部材は、
    前記複数の延棒のいずれか又は全てが係合され、前記延棒を略水平状態に保つと共に該延棒を略鉛直状態に保つ複数の切欠部を有することを特徴とする昇塔防止装置。
  2. 前記切欠部は、
    前記延棒を略水平状態に保つ半溝と、
    前記延棒を略鉛直状態に保つ最下溝と、
    前記延棒を前記半溝と前記最下溝に移動させるスライド溝とを有することを特徴とする請求項1に記載の昇塔防止装置。
  3. 前記プレートは第1の面及び第2の面を有したV字状に形成され、
    前記スライド棒材は、第1のスライド棒材と第2のスライド棒材とから構成され、
    前記ガイド部材は、第1のガイド部材と第2のガイド部材とから構成され、
    前記第1のスライド棒材は、前記プレートの第1の面にスライド自在に前記第1のガイド部材により取り付けられ、
    前記第2のスライド棒材は、前記プレートの第2の面にスライド自在に前記第2のガイド部材により取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の昇塔防止装置。
  4. 前記第1のスライド棒材の前方の延棒には、第1の連結部材を介して開閉自在に第1の窓部材が取り付けられ、
    前記第2のスライド棒材の前方の延棒には、第2の連結部材を介して開閉自在に第2の窓部材が取り付けられ、
    前記第1の窓部材と前記第2の窓部は、前記延棒の略水平状態において連結して閉じることを特徴とする請求項3に記載の昇塔防止装置。
  5. 前記V字状のプレートの内側には、複数の延棒を有した棒部材が設置されることを特徴とする請求項4に記載の昇塔防止装置。
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