JP2008095373A - 移動用足場およびその仮設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 種々の建造物等に搬送、仮設が容易な移動用足場を提供する。
【解決手段】 取付対象に固定するための固定用部材38およびこの固定用部材38に対して回動可能に枢支された回動部材39からなる組み立てブラケット22と、回動部材39に着脱可能取り付けられる通路部材21とを備えており、上記固定用部材38に対する回動部材39の取り付けが、通路部材21の水平回動が可能となるようにされており、上記通路部材21が、相互に分離可能な伸縮梯子25および伸縮足場板26と、着脱および分割が可能な手摺り23とを有している。
【選択図】 図4

Description

本発明は移動用足場(歩廊ともいう)およびその仮設方法に関する。さらに詳しくは、機械式駐車装置等、様々な建造物や構造物における吹き抜け空間等を人が渡るための移動用足場、および、この移動用足場を上記建造物等に仮設するための方法に関する。
機械式駐車装置の一例である一般的なエレベータ式駐車装置は、図1に示すように、エレベータ3の昇降路4を挟んで左右両側に駐車区画としての上下多数段の駐車棚6が配設されたものである。昇降路4の最下部に入出庫階7が形成されており、駐車塔2の最上部には機械室10が形成され、そこにエレベータ3の昇降駆動装置11が設置されている。車両Mは入出庫階7において車両搭載用のパレット5に乗り入れまた乗り出す。エレベータ3はこのパレット5を、呼び出された駐車棚6との間で受け渡しする。
このような機械式駐車装置には定期的な保守点検が義務付けられている。このとき、エレベータ3やエレベータ3に設置されたパレット移載装置(図2に符号3aで示す)およびロッキング装置(図示せず)、並びに、各駐車棚のセンサ等(図示せず)の保守点検や修理が必要になることがある。このため、図1に示すように、左右の駐車区画ごとに駐車塔2内の適所(エレベータ3やカウンターウエイト9と干渉しない隙間)に全高にわたって梯子17が常設されている。
保守点検時に、作業者はこの梯子17を上り下りして機械室10、エレベータ3、各駐車棚6に移動する。左右の駐車区画間を移動するにも、一旦はこの梯子17を上り下りして最下部たる入出庫階7または最上部たる機械室10を経由して行く必要がある。保守点検の最中には上記エレベータ3を使用することや、駐車塔2の梁13等を伝って移動することは、安全上許されないからである。かといって、左右の駐車区画を人が容易に渡り歩けるような足場を常設することはスペース上困難である。
一方、ボイラーサイドのような、常設の作業足場を設置しにくい場所に仮設する簡易な作業足場が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この作業足場は、それを設置する区域に設置対象たる梁や手摺りのような単管が必要となる。さらに、この作業足場は跳ね上げ橋のように歩廊を上下に揺動させる必要がある。ところが、前述したような駐車装置では、適当な位置に露出した梁や手摺り等は存在しない。また、上記駐車装置1は多数の駐車用パレット5が狭い間隔で上下に配置されているため、上下に揺動するような足場は使用することが困難である。
特開平7−97857号公報
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、搬送、取り付けおよび撤去が容易な移動用足場を提供することを目的としている。さらに、機械式駐車装置等、常設の足場を設置することが種々の理由から困難である対象であっても上記移動用足場を容易に仮設するための方法を提供することを目的としている。
本発明の移動用足場は、
取付対象に固定するための固定用部材と、この固定用部材に対して回動しうるように取り付けられる回動部材と、この回動部材に取り付けられる、人が通行するための通路部材とを備えており、
上記固定用部材に対する回動部材の取り付けが、回動部材に取り付けられた通路部材がその歩行面内において回動しうるようになされており、上記通路部材がその長手方向に伸縮可能に構成されている。
このように、通路部材がその歩行面内に回動するので、たとえば機械式駐車装置のごとき上下スペースが多数段に区切られたところでも、水平面内に回動させることができ、容易に所望位置に架け渡すことができる。また、伸縮可能であるため、搬送および取扱いが容易となる。
上記固定用部材に対する回動部材の取り付け、および、上記回動部材に対する通路部材の取り付けのうち、少なくとも一方を着脱可能に構成することができる。このようにすれば、分割、組み立てが可能なため、分割状態で搬送が容易となる。
上記回動部材を、その一端部において上記固定用部材に枢支し、且つ、収容位置とこの収容位置から任意の角度をなすように開いた開き位置とに回動可能に構成し、上記回動部材に、上記通路部材の基端部が着脱可能に嵌着される嵌着部を形成することができる。
上記固定用部材および回動部材のうちの一方に、回動部材がその収容位置から所定角度開いた位置で開き方向の回動を停止するためのストッパを配設することができる。このように構成することにより、通路部材を所望の方向に向くように旋回させたうえで固定する作業が容易となる。
伸長した状態の上記通路部材の長手方向に沿って着脱可能に取り付けられる手摺り部材をさらに備え、この手摺り部材を連結および分割が可能な部品群から構成することができる。
上記通路部材の上面に、手摺り部材の脚部の下端が嵌着されうる嵌着部を形成することができる。
上記通路部材の先端部に、この通路部材が架け渡される対象に係合する作用位置と係合しない非作用位置とに変位しうる係合部材を配設することができる。この係合部材としては、たとえば車両搭載用のパレットの側端隆起部に係合しうるように屈曲された板部材等が採用されうる。係合対象に応じてその形状構造を選択することができる。かかる係合部材を設けることにより、通路部材の架橋を安定させることができる。
上記通路部材を、主に、その長手方向に伸縮可能な伸縮梯子とこの伸縮梯子の上に搭載されるその長手方向に伸縮可能な伸縮足場板とから構成することができる。この構成により、伸縮梯子が主に通路部材の強度を担い、伸縮足場板は主に人が通行するための歩行平面を提供することになる。また、通路部材が軽量部品に分離可能となり、搬送が容易となる。
以上の移動用足場に、手動ウインチと、この手動ウインチによって巻き取られ且つ送り出されるワイヤーロープと、このワイヤーロープの先端に取り付けられる係合部材と、先端に上記ワイヤーロープが係合される滑車を備えた、取付対象に着脱可能に取り付けられる支持部材とをさらに備えることができる。これらの部材により、たとえば地上から上層階へ通路部材等を引き上げることができる。さらに、上記支持部材を適当な取付対象に固定し、組み立て後の通路部材の先端に上記係合部材を係合させ、手動ウインチで上記ワイヤーロープを操作すれば、比較的容易に通路部材を所望方向に旋回させることもできる。
本発明の移動用足場の仮設方法は、
以上説明したうちのいずれか一の移動用足場を機械式駐車装置に仮設する方法であって、
上記移動用足場を機械式駐車装置内の一の駐車区画に搬送する搬送工程と、
上記移動用足場の固定用部材を、上記駐車区画における取付対象である構造材に、移動用足場の回動部材が固定用部材に対して水平面内で回動しうるように取り付ける取り付け工程と、
上記通路部材を伸長させる伸長工程と、
上記回動部材を上記通路部材と一体で所望の角度回動させて、通路部材の先端を機械式駐車装置の所望の部位に至らせる足場設置工程とを含んでいる。
上記仮設方法のうち、とくに、通路部材として伸縮梯子と伸縮足場板とを組み合わせたたものを用いた場合、
上記回動部材に、通路部材を構成する伸縮梯子および伸縮足場板の端部をそれぞれ取り付ける工程とをさらに含み、上記伸長工程において、伸縮梯子の上に伸縮足場板を重ね合わせ、伸縮梯子と伸縮足場板とを伸長させたうえで、この両者を互いに固定することができる。
上記仮設方法のうち、とくに、移動用足場として前述した手動ウインチを備えた移動用足場を用い、
上記搬送工程が、上記手動ウインチの支持部材を駐車区画における構造材に取り付ける工程と、手動ウインチによってワイヤーロープを巻き取ることにより、係合部材に係合された移動用足場を駐車区画に吊り上げる工程とを含み、
上記足場設置工程が、伸長された通路部材の先端側に上記係合部材を係合させた上で、手動ウインチによってワイヤーロープを巻き取ることにより、回動部材を上記通路部材と一体で回動させることを含めることができる。
上記仮設方法のうち、上記機械式駐車装置が、車両搭載するパレットを搬送するためのエレベータと、該エレベータの昇降路の両側の棚柱に配設された上下複数段の駐車棚とを備えたエレベータ式駐車装置であり、上記取付対象の構造材が上記棚柱である場合、
上記伸長工程において、上記通路部材をパレットの昇降路側車路面上にその長手方向に伸長させ、
上記足場設置工程において、通路部材を旋回させてその先端を昇降路を挟んで対向する駐車棚上のパレットに至らせ、該通路部材の先端を該パレットに係合させることができる。
本発明の移動用足場によれば、その通路部材がその歩行面内において回動しうるので、上下スペースが多数段に区切られたところでも、水平面内に回動させることができ、容易に所望位置に架け渡すことができる。また、伸縮可能であるため、搬送および取扱いが容易となる。また、上記通路部材を着脱可能な部品から構成することにより、軽量コンパクトに小分けしてまとめることができるので、たとえば機械式駐車装置において、エレベータやカウンターウエイトの昇降領域以外の狭い空間であっても昇降運搬することが可能となる。
添付の図面を参照しながら本発明にかかる移動用足場およびその仮設方法の実施形態を説明する。
図1は本発明の移動用足場が適用されうる対象の一例としてのエレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。図2は図1のII−II線断面図であり、駐車棚が配設された駐車階およびエレベータを示している。
図1および図2に示すように、エレベータ式駐車装置(以下、単に駐車装置ともいう)1は、駐車塔2と、この駐車塔2の内部に配設された車両Mを昇降して搬送するエレベータ3とを備えている。図示のごとく駐車塔2の内部には、エレベータ3の昇降路4の両側の駐車区画に、車両搭載用のパレット5を載置することができる上下複数段の駐車棚6が配設されている。エレベータ3がこのパレット5を駐車塔2の入出庫階7と任意に指定された駐車棚6との間を昇降させて車両Mを搬送する。エレベータ3はワイヤーロープ8によって吊り下げられており、このワイヤーロープ8の他端にはカウンターウエイト9が連結されている。また、駐車塔2の最上部の機械室10には、ワイヤーロープ8を巻き上げ繰り出してエレベータ3を昇降させる昇降駆動装置11が備えられている。符号7aは入出庫口である。
駐車塔2は、その四隅に立設された主柱12と、隣接する主柱12同士の間に適宜上下間隔をおいて水平方向に架設された梁13と、上下に隣接する梁13同士の間に斜めに掛け渡されたトラス構造のブレース14と、これら骨組みの外側に貼設された外壁パネル15とから構成されている。昇降路4の両側の各駐車区画の四隅にはそれぞれ棚柱16が立設されている。昇降路4の近傍に立設されているのが内側棚柱16aであり、外方に立設されているのが外側棚柱16bである。各駐車区画における四本の棚柱によって上下複数段の駐車棚6が支持されている。
この駐車装置1の駐車塔2内には、作業者が保守点検作業等のために各駐車棚6や機械室10に行くときに使用する梯子17が常設されている。設置場所は、車両Mの入出庫の障害にならず、エレベータ3やカウンターウエイト9と干渉しない部位である。具体的には、図1、2に示すように、駐車棚6と梁13等との隙間であり、入出庫階7から機械室10に至るまで、駐車塔全高にわたって設置されている。
そして、図1に二点鎖線で示すように、中間階における左右の駐車棚6間を移動するためには移動用足場20が使用される。この移動用足場20を使用すれば、入出庫階7や機械室10を経由する必要なく、昇降路4を越えて反対側の駐車棚6に移動することができる。以下、図3〜図7を参照しながら移動用足場20を説明する。
図3は、同一階の左の駐車棚6のパレット5と右の駐車棚6のパレット5とに架け渡された移動用足場20を示す平面図である。図4は図3のIV−IV線矢印方向に見た移動用足場20の側面図である。本実施形態の移動用足場20は、通路部材21と、この通路部材21が取り付けられる組み立てブラケット22と、手摺り23と、搬送装置24とから構成されている。通路部材21は人が通行するためのものであり、組み立てブラケット22は通路部材21を駐車塔2内の所望の部位に取り付けるためのものである。手摺り23は人が通路部材21上を通行するときに手でもって身体を安定させるためのものである。搬送装置24は通路部材21や組み立てブラケット22を所望の階の駐車棚6等の高所に持ち上げるためのものであり、また、所望位置に組み込まれた通路部材21を所望の方向に変位させるためにも利用される。
通路部材21は、その長手方向に伸縮可能に構成された伸縮梯子25と、やはり長手方向に伸縮可能に構成された伸縮足場板26とから構成されている。図3および図4には、伸縮梯子25および伸縮足場板26がいずれも伸長された状態で示されている。図示のごとく、伸縮足場板26は伸縮梯子25の上に重ねて組み合わされた状態で使用される。伸縮梯子25が主に通路部材21の強度を担い、伸縮足場板26は主に人が通行するための平面を提供する。もちろん、伸縮梯子25と伸縮足場板26とが一体物となったものを用いてもよいが、このように、梯子25と足場板26とを別部材にするほうが、一部品が軽量化されて搬送が容易となるので好ましい。
縮短された状態の伸縮梯子25は図5に示されている。伸縮梯子25は、内径が異なり且つほぼ同一長さの複数本の円筒27aが入れ子式に組み合わされた円筒支柱27が左右一対に配置され、左右の各円筒27aの先端同士を連結するように横桟28が架け渡されている。この左右の円筒支柱27を伸ばすと、横桟28がほぼ一定間隔に配置された状態となる(図3および図7参照)。なお、図7では理解容易のために手摺り23を一部切り欠いている。
最先端および基端の横桟を除く各横桟28の両端部には、各円筒27aの基端部近傍に形成された係合孔(図示せず)に弾力的に嵌入して係合しうる係合ピン29(図5)、および、この係合ピン29を後退させてその係合を解く解除レバー(図示せず)が配設されている。そして、各円筒27aが引き出され状態で係合ピン29が上記係合孔に嵌入するようにされている。そうすることにより、円筒支柱27が伸長状態(最大長となった状態)で各円筒27a同士が固定され、伸縮梯子25が伸長状態に保持される。伸縮梯子25を縮短するときには解除レバーを操作して係合ピン29の係合を解きつつ各円筒27aを入れ子式に大内径の円筒27a内に挿入していけばよい。
縮短された状態の伸縮足場板26は図6に示されている。伸縮足場板26は、複数本の棒状部材31aが所定間隔を置いて平行に配置された第一足場板31と、同様に複数本の棒状部材32aが所定間隔を置いて平行に配置された第二足場板32とを備えており、一方の足場板31(32)の棒状部材31a(32a)同士の間に、他方の足場板32(31)の棒状部材32a(31a)がそれぞれ挿入された状態で組み合わされている。第一足場板31および第二足場板32の外方端部においては、それぞれ、連結部材30によって棒状部材31a、32a同士が所定間隔で固定されており、内方端部においては、それぞれ、バンドプレート33によって棒状部材31a、32a同士が所定間隔で固定されている。一方の足場板31(32)のバンドプレート33には、他方の足場板32(31)の棒状部材32a(31a)が挿入される空間が形成されている。
図6に示すように、第一足場板31の一の棒状部材31aの先端部近傍、および、第二足場板32の一の棒状部材32aの基端部近傍には、それぞれ伸長時ストッパ34が形成されている。また、第一足場板31の上記棒状部材31aの基端部、および、第二足場板32の上記棒状部材32aの先端部には、それぞれ縮短時ストッパ35が形成されている。一方の足場板31(32)の伸長時ストッパ34は、伸縮足場板26が伸長されたときに、他方の足場板32(31)のバンドプレート33の内側に当接し、それによって伸長時の位置決めがなされる。また、一方の足場板31(32)の縮短時ストッパ35は、伸縮足場板26が縮短されたときに、他方の足場板32(31)のバンドプレート33の外側に当接し、それによって縮短時の位置決めがなされる。
図6に示すように、第二足場板32の一の棒状部材32aの基端部近傍には、第一足場板31と第二足場板32とを互いに固定したり、相互の移動(伸縮足場板26の伸縮動作)を許容するためのロック手段36が配設されている。このロック手段36は、第一足場板31の対向する棒状部材31aに設置されたラック(図示せず)と、このラックに係合、離脱しうる咬合歯(図示せず)と、この咬合歯の係合離脱操作をするための操作体(図示せず)を備えている。このロック手段36を操作することによって伸縮足場板26の長さを調節して固定することができる。
図8〜図13を参照しつつ、組み立てブラケット22を説明する。図8に示すように、組み立てブラケット22は、互いの端部同士が枢支ボルト37で枢支されることによって相互に回動自在且つ分離可能に連結された固定用部材38と回動部材39とを有している。本実施形態では、固定用部材38は長尺のアングル鋼から形成され、回動部材39は長尺のチャンネル鋼から形成されているが、この材料に限定はされない。しかし、いずれもこのような長尺部材とすることによって重ね合わせた状態でも棒状となるので、搬送が容易となる。
固定用部材38は、駐車塔2の取り付け目的場所における適当な構造材に固定するための部材である。回動部材39には前述の通路部材21の端部を取り付けられ、その結果、通路部材21が固定用部材38に対して旋回可能となる。本実施形態では、上記固定用部材38を棚柱16に固定することとしているが、これは、昇降路4を挟んで左右に配置されたパレット5間を作業者が通路部材21を通って移動することを目的としているからであり、とくに棚柱に限定するものではない。
固定用部材38の背面には、H形鋼からなる棚柱16のフランジ部の端縁に係合するためのL字爪40が形成されている(図10および図12も併せて参照)。このL字爪40を棚柱16に係合した上で、固定用部材38の端部と棚柱16のフランジ部の他方の端縁とをコ字状のボルト止めクランプ41によって弱く挟持する。こうすると、固定用部材38は棚柱16に対して少なくとも水平方向には移動不可能な仮止め状態となる。なお、固定用部材38の形状、L字爪40の形成位置、クランプ41の形状や大きさ等は、固定用部材38の取付対象に応じて容易に変更することができる。
回動部材39は、固定用部材38に対して、固定用部材38と互いに重なり合う収容位置(図8(b)、図11、図12)と、固定用部材38とほぼ90゜をなす開き位置(図8(a)、図9、図10)との間を回動自在にされている。収容位置では、回動部材39のコ字状横断面の中に固定用部材38が入り込む状態となる。回動部材39の固定用部材38に対向する側を対向面とよび、その反対側の鉛直面を背面と呼ぶ。
固定用部材38の上面における、枢支点近傍には、回動部材39が開き位置に至ったときに当接してそれ以上の回動を阻止するためのストッパ42が形成されている。本実施形態では90゜を開き位置の角度としているが、この角度に限定されない。移動用足場の仮設位置に応じて変更することは容易である。また、回動部材39が収容位置にあるときには、固定用部材38と回動部材39とは、互いに対応する位置に形成された固定用ピン孔38a、39aに固定ピン43を挿入することによって、両者38、39は互いに回動不能に固定される。
固定用部材38の鉛直部には板状の高さ位置決め部材44が鉛直面内に回動可能に枢支されている。この高さ位置決め部材44は、図13にも示すように、固定用部材38に枢支された鉛直板44aと、鉛直板44aの先端に蝶番44bを介して揺動可能に連結された下半板44cとから構成されている。この高さ位置決め部材44は、通常は固定用部材38と重なり合う収容位置にある(図10および図13に二点鎖線で示す)。本実施形態では、図13に示すように、この下半板44cは鉛直板44aの背面側に折り畳まれた状態で収容されており、約270゜揺動させることによってパレット側へ水平状態になる。下半板44cを鉛直板44aの背面側に折り畳むように構成したことにより、固定用部材38に回動部材39を収容した状態でも、下半板44cを折り畳むことができ、その状態のまま鉛直板44aを水平に収納することができる。その結果、組み立てブラケット22は容易にコンパクトにすることができる。そして、固定用部材38を棚柱16に取り付けるとき、駐車棚のパレット5の上面からの高さ調節を行うときに、鉛直下方を向くように回動させられる(図8(a)、図10に実線で示す)。鉛直板44aを鉛直下方に向けたときに、それ以上の回動を阻止するためのストッパ45が固定用部材38に形成されている。鉛直板44aを鉛直下方に向けた後、下半板44cを回動させてパレット5の車路面5cに当接させる(図13)。この下半板44cが鉛直板44aとほぼ直角をなす位置となるように仮止め状態の固定用部材38を上下に動かす。下半板44cが鉛直板44aとほぼ直角をなす位置が固定用部材38の固定位置と決められている。
この上下方向の固定位置は、最終的に回動部材39に取り付けられた通路部材21が、ちょうどパレット5の両側端縁に形成された側端隆起部5aに載置されるような位置となる。換言すれば、固定用部材38と回動部材39とを枢支している枢支ボルト37の下端がパレット5の側端隆起部5aの上面に当接するか、当接寸前の位置である。
回動部材39の背面には、伸縮梯子25の円筒支柱27を挿入して取り付けるための一対の水平円筒部材46が水平外方に向けて突設されている。この水平円筒部材46に円筒支柱27の基端部が挿入され、留めピン47(図5および図6参照)によって抜け止めされる。符号46aはピン孔である。また、回動部材39の上面には、伸縮足場板26の連結部材30の端部を挿入して取り付けるための一対の角形ブラケット48が外方に向けて開くように配設されている。この角形ブラケット48に伸縮足場板26の連結部材30が挿入され、留めピン49(図6参照)によって抜け止めされる。符号48aはピン孔である。このようにして、通路部材21が回動部材39に取り付けられる。
図4および図5に示すように、回動部材39の上面には上記手摺り23を立設するための手摺り嵌着円筒部材50が上方に向けて突設されている。また、前述した伸縮梯子25の円筒支柱27の先端部にも手摺り23を立設するための可動円筒部材51が配設されている。この可動円筒部材51の手摺り嵌着部51aは、円筒支柱27の先端部にその軸回りに回転可能に嵌着された取着用円筒部材51bに直角に立設されている。そして、この取着用円筒部材51bを円筒支柱27の軸回りに回転させることにより、この手摺り嵌着部51aを水平状態の収容位置と鉛直上方を向いた使用位置とに変位させることができる。円筒支柱27と取着用円筒部材51bとには、その収容位置および使用位置それぞれにおいて、固定ピンによって位置決めしうるようにピン用孔51cが形成されている。また、手摺り嵌着円筒部材50および可動円筒部材の手摺り嵌着部51aと、後述する手摺りの脚部23bとには、互いの抜け止めを防止するための固定ピンを挿入するピン孔52が形成されている。
この可動円筒部材51には対向する駐車棚のパレットに係合させるための屈曲斜板53が固設されている。この屈曲斜板53は手摺り嵌着部51aと反対方向に向けて屈曲されており、取着用円筒部材51bを回転させることにより、水平状態の収容位置と鉛直下方を向いた使用位置とに変位させることができる。
図4に示すように、手摺り23は、着脱可能に嵌挿連結されうる一対のパイプ状水平部23aと、この水平部23aそれぞれに着脱可能に嵌挿連結される一対のパイプ状脚部23bとを備えている。水平部23a同士の連結および水平部23aと脚部23bとの連結は、パイプの相互嵌挿によるため、ワンタッチで着脱することができる。また、この脚部23bは、その下端が前述した手摺り嵌着円筒部材50と可動円筒部材の手摺り嵌着部51aとに嵌挿され得るサイズにされている。そして、脚部23bの下端近傍並びに手摺り嵌着円筒部材50および手摺り嵌着部51aには、対応するピン孔50a、51dが形成されており、固定ピンによって抜け止め可能にされている。各脚部23bが手摺り嵌着円筒部材50および手摺り嵌着部51aに嵌着され、相互連結された一対の水平部23aがこれら各脚部23bに連結されることにより、手摺り23が通路部材21に取り付けられることになる。
図4および図14には、前述した移動用足場20の搬送装置24が示されている。図14は図4のXIV−XIV線矢視図である。この搬送装置24は、手動ウインチ54と、この手動ウインチ54が取り付けられる支持部材55と、手動ウインチ54によって巻き取られ且つ繰り出されるワイヤーロープ56と、支持部材55の先端部に取り付けられるワイヤーロープ56転向用の吊持滑車57と、ワイヤーロープ56の先端に取り付けられたフック58とを備えている。吊持滑車57は支持部材55の先端部に対して鉛直軸回りに回転自在に取り付けられている。本実施形態における支持部材55は、アングル鋼等から形成された水平部55a、下斜辺部55b、および、水平部55aと下斜辺部55bとを連結する鉛直リンク部55cからほぼ三角形のフレーム状に形成されている。これらの部材55a、55b、55cはボルト等によって互いに分解可能に組み立てられる。もちろん、支持部材55は三角形に限定されず、材料もアングル鋼に限定されない。製造、搬送、ウインチの取り付け、棚柱16等への着脱が容易で、安価であればいかなるものを用いてもよい。
図14に示すように、上記支持部材55の基端部近傍の背面にはL字爪59が形成されている。このL字爪59を棚柱16のフランジ部の端縁に係合した上で、支持部材55の基端部と棚柱16のフランジ部の他方の端縁とをコ字状のボルト止めクランプ60によって挟持する。また、三角形の支持部材55の下斜辺部55bの下端が棚柱16に当接し、外力(モーメント)を支持している。このようにして、支持部材55は、その先端部が対向する駐車棚(図示では左側の駐車棚)に向けて突出するように、その基端部が棚柱16に取り付けられる。上記手動ウインチ54は支持部材55の基端部近傍に取り付けられる。
以上説明した移動用足場20をエレベータ式駐車装置1に仮設する方法を説明する。
搬送装置24は、必要であればその構成部品である水平部55a、下斜辺部55b、鉛直リンク部55c、手動ウインチ54、フック58付きワイヤーロープ57を必要なレベルまで分割して軽量コンパクトな部品の状態にしておいてもよい。こうすれば、上層階のパレット5上までの搬送が容易となる。移動用足場20は、入出庫階7等において、これらを構成する各部材を必要な程度にまで分割して軽量コンパクトな部品としておく。たとえば、組み立てブラケット22はその枢支ボルト37を外して固定用部材38と回動用部材39とに分割された状態にしておいてもよい。また、手摺り23を水平部23aおよび脚部23bに分割された状態にしておく。これら手摺り23の部品は分割した上で複数個をまとめてロープやベルトで固縛しておいてもよい。通路部材21の伸縮梯子25と伸縮足場板26とは分離状態のままにしておく。以上のそれぞれの部品はフック58を係合し易くするためにロープやベルトで縛るか、袋等に収納しておく。
作業者の一人が上記搬送装置24を組み立て状態または部品の状態で携行して右側の梯子17を昇り、所望階の右側駐車棚の空パレット5上に乗り移る。部品の状態で搬送した場合には、これらの部品を所定のパレット5上で組み立てて搬送装置24を完成させる。そこで、搬送装置24の支持部材55を上記L字爪59とボルト止めクランプ60とによって内側棚柱16aに挟持して固定する(図4および図14参照)。なお、棚柱16aへの固定は、搬送装置24を組み立て終わってから行ってもよい。搬送装置24の固定位置は、ウインチ54の操作がし易いようにパレット5の上面からの高さを決定する(たとえば約120〜150cm)。ついで、フック58を地上(入出庫階)まで降ろし、階下の作業者との連係により、小分けされた通路部材21の構成部品を手動ウインチ54を使ってパレット上に搬入する。
パレット上において、回動部材39が収容状態にある組み立てブラケット22の固定用部材38を、前述したようにL字爪40とボルト止めクランプ41とによって棚柱16aに挟持して仮止めする(図8(b))。この仮止め位置は、組み立てブラケット22の上面がパレット5の車路面5cから所定高さ(たとえば20cm以上)となるようにする。これは、パレット上で通路部材21を旋回可能にするために、組み立てブラケット22をパレット5の側端隆起部5aや中央凸部5bの上面より高い位置にするためである。
ついで、組み立てブラケット22から固定ピン43を抜き取り、左端の枢支ボルト37を中心に回動部材39を収容位置から水平回動させて開く。固定用部材38に取り付けられた高さ位置決め部材44をストッパ45に当接するまで鉛直下方に回動させつつ、その下半板44cを鉛直板44aの裏側から前方へ回動させておく。その後で、下半板44cが車路面5cに当接して水平状となり、枢支ボルト37の下端がパレットの側端隆起部5aの上面に当接するか当接寸前の状態となるまで組み立てブラケット22を下方へ摺動させる。そして、クランプ41を強く締めて組み立てブラケット22を棚柱16aに固定する(図8(a)、図9、図10、図13)。このとき、組み立てブラケット22の上面がパレット5の車路面5cから所定高さ(図13におけるhであり、たとえば約20cm)となる。
ついで、回動部材39をもとの収容位置まで水平回動させる(図11、図12)。伸縮梯子25の両円筒支柱27の基端部を回動部材39の左右の水平円筒部材46に嵌挿し、留めピン47によってそれぞれを固定する(図5)。円筒支柱27の入れ子式の円筒27aを一段ずつ順次伸長させて所定長(最大伸長)とする。このとき、伸縮梯子25はパレット5の昇降路側車路面5c上をその長手方向に伸びている。この過程で、各横桟28の係合ピン29を各円筒27aの係合孔に嵌入係合させて円筒27a同士を固定する。両円筒支柱27の先端に水平状態の収容位置にある可動円筒部材51をほぼ90゜回転させることにより、係合用の屈曲斜板53を下方に、手摺り嵌着部51aを上方に向ける(図5に二点鎖線で示す)。そして、ピン孔52に固定ピンを挿入して固定する。
ついで、伸縮足場板26を伸縮梯子25の上に載置し、回動部材39の両角形ブラケット48に伸縮足場板26の一端側の連結部材30の左右両端を挿入し、留めピン49によって抜け止めする(図6)。そして、他端側の連結部材30を引っ張り、上記バンドプレート33が伸長時ストッパ34に当接するまで伸縮足場板26を伸長させ、上記ロック手段36によって最大伸長状態に固定する(図7)。最大伸長状態の伸縮足場板26と伸縮梯子25とはほぼ同一長さになるように構成されている。このとき、伸縮足場板26はパレット5の長手方向に伸びている。そして、両者26、25が重ね合わされた状態で一体化するために、それらの先端を固定用ベルト61によって固縛する(図7において二点鎖線で示す)。
ついで、上方に突出した手摺り嵌着円筒部材50と手摺り嵌着部51aとに手摺り23の脚部23bの下端を挿着し、固定ピンによって抜け止めする。手摺りの対の水平部23aをそれぞれ上記脚部23bの上端に挿着し、また、水平部23aの端部同士を嵌挿連結することにより、左右一対の手摺り23が通路部材21の長手方向に沿うように取り付けられる(図3、図4)。以上の作業により、移動用足場20はパレット5の昇降路側車路面5c上にその長手方向に伸びた状態で、一連の組み立て作業が完了する(図7に実線で示す)。
つぎに、移動用足場20を左右の駐車棚のパレット5間に架け渡す作業を説明する。前述した搬送装置24のフック58を通路部材21先端の固定用ベルト61にひっかける。搬送装置24の支持部材55は、棚柱16aに固定された状態でその先端の吊持滑車57の位置(図7に二点鎖線で示す)が、パレット5の長手方向に伸びた通路部材21の昇降路4側端縁より昇降路4側に突出するような長さにされている。また、この吊持滑車57の位置は通路部材21より高くなる。したがって、手動ウインチ54によってワイヤーロープ56の巻き取り操作をすると、通路部材21の先端部がパレット車路面5cから持ち上げられて側端隆起部5aより若干高い位置となる。しかも、前述のとおり搬送装置24の吊持滑車57が通路部材21より昇降路4側に偏って配置されているので、通路部材21が上記回動部材39の枢支点(枢支ボルト37の位置)を中心として昇降路4側に引っ張られて旋回することになる(図7)。したがって、対向する左側のパレット5に向けて通路部材21を押し出す作業が不要となる。必要に応じて、作業者が手摺り23等を支えながら旋回速度を制御してもよい。
通路部材21がほぼ90゜旋回したときに上記回動部材39が固定用部材38のストッパ42(図3、図9)に当接して旋回が停止する。このとき、通路部材21は昇降路4を跨いで、その先端が対向する左側のパレット5の昇降路側の側端隆起部5aの真上に位置する。通路部材21はそのような長さに形成されている。したがって、ウインチのワイヤーロープ56を若干繰り出すと、通路部材21の先端が下降して上記屈曲斜板53が左側のパレット5の上記側端隆起部5aに係合する(図3、図4)。以上の操作により、通路部材21が左右のパレット5間に架橋される。あとは、作業者が通路部材21を通って左側のパレット5に移り、フック58を固定用ベルト61から外せばよい。通路部材21はこの状態でその先端側が若干下がり傾斜となるものの安全通行には支障はない。しかし、厳密な水平状態を確保しようとするなら、手動ウインチ54によって通路部材21の先端を少し持ち上げ、パレット側端隆起部5aとの間に高さ調整用の枕木等を介装すればよい。
つぎに、左右のパレット5間に架け渡された通路部材21を回収する場合、ウインチのワイヤーロープ56のフック58を再度上記固定用ベルト61に引っかける。ついで、作業者が右側のパレット5上で、ワイヤーロープ56を引っ張って通路部材21の先端を若干持ち上げる。そうすると、屈曲斜板53が左側パレットの側端隆起部5aから外れる。作業者はワイヤーロープ56を引き戻しながら、パレットの組み立てブラケット22と反対側の端部(図7における下側)に向けて移動する。そうすると、通路部材21の先端が右側パレット5の方向に引かれて旋回する。そして、右側パレット5上のもとの位置に戻る。その後は、上記固定用ベルト61を外し、前述した通路部材21の組み立て作業および組み立てブラケット22の取付作業の各工程をその逆の流れで実施すればよい。そして、分解された通路部材21や組み立てブラケット22の各部品は適当にまとめて、搬送装置24によって階下に戻せばよい。最後に、搬送装置24を棚柱16aから取り外して分解し、これらを作業者が携帯して梯子を伝って階下に運ぶ。
以上の移動用足場20については、車両搭載用のパレットを装備したエレベータ式駐車装置に適用する例を示したが、本発明の適用はかかる駐車装置に限定されない。組み立てブラケット22を取り付ける対象、通路部材21の先端を支持しうる対象、および、通路部材を水平に旋回しうるスペースがあれば如何なる構造物、建造物にも適用することができる。
本発明の移動用足場によれば、上下スペースが多数段に区切られた狭いところでも、その通路部材を水平面内に回動させることができるので、容易に所望位置に架け渡すことができる。また、伸縮可能であるため、搬送および取扱いが容易となる。したがって、エレベータ式駐車装置等への仮設に好適に適用することができる。
本発明の移動用足場が適用されうる対象の一例としてのエレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。 図1のII−II線断面図であり、駐車棚が配設された駐車階およびエレベータを示す平面図である。 同一階の左右の駐車棚のパレット間に架け渡された状態の、本願発明の移動用足場の一実施形態を示す平面図である。 図3のIV−IV線矢印方向に見た移動用足場の側面図である。 図1の駐車装置の右側の駐車棚のパレットに配置された、縮短された状態の伸縮梯子の一例を示す平面図である。 図5の伸縮梯子の上に配置された縮短された状態の伸縮足場板を示す平面図である。 図1の駐車装置の右側の駐車棚のパレットに配置された、伸長された状態の通路部材(伸縮梯子および伸縮足場板が重ね合わされたもの)を示す平面図である。 本発明の移動用足場の一構成部品である組み立てブラケットの一例を示す斜視図であり、図8(a)は開いた状態を示し、図8(b)は閉じた状態を示している。 図8の組み立てブラケットの90゜開いた状態を示す平面図である。 図9の組み立てブラケットの正面図である。 図8の組み立てブラケットの90゜開いた状態を示す平面図である。 図11の組み立てブラケットの正面図である。 図10のXIII−XIII線断面図である。 図4のXIV−XIV線矢印方向に見た搬送装置の平面図である。
符号の説明
1・・・・駐車装置
2・・・・駐車塔
3・・・・エレベータ
4・・・・昇降路
5・・・・パレット
6・・・・駐車棚
7・・・・入出庫階
8・・・・ワイヤーロープ
9・・・・カウンターウエイト
10・・・・機械室
11・・・・昇降駆動装置
12・・・・主柱
13・・・・梁
14・・・・ブレース
15・・・・外壁パネル
16・・・・棚柱
17・・・・梯子
20・・・・移動用足場
21・・・・通路部材
22・・・・組み立てブラケット
23・・・・手摺り
24・・・・搬送装置
25・・・・伸縮梯子
26・・・・伸縮足場板
27・・・・円筒支柱
28・・・・横桟
29・・・・係合ピン
30・・・・連結部材
31、32・・・・足場板
33・・・・バンドプレート
34・・・・伸長時ストッパ
35・・・・縮端時ストッパ
36・・・・ロック手段
37・・・・枢支ボルト
38・・・・固定用部材
39・・・・回動部材
40・・・・L字爪
41・・・・クランプ
42・・・・ストッパ
43・・・・固定ピン
44・・・・高さ位置決め部材
45・・・・ストッパ
46・・・・水平円筒部材
47・・・・留めピン
48・・・・角形ブラケット
49・・・・留めピン
50・・・・手摺り嵌着円筒部材
51・・・・可動円筒部材
52・・・・ピン孔
53・・・・屈曲斜板
54・・・・手動ウインチ
55・・・・支持部材
56・・・・ワイヤーロープ
57・・・・吊持滑車
58・・・・フック
59・・・・L字爪
60・・・・クランプ
61・・・・固定用ベルト
M・・・・車両

Claims (13)

  1. 取付対象に固定するための固定用部材と、
    該固定用部材に対して回動しうるように取り付けられる回動部材と、
    該回動部材に取り付けられる、人が通行するための通路部材とを備えており、
    上記固定用部材に対する回動部材の取り付けが、回動部材に取り付けられた通路部材がその歩行面内において回動しうるようになされており、
    上記通路部材がその長手方向に伸縮可能に構成されてなる移動用足場。
  2. 上記固定用部材に対する回動部材の取り付け、および、上記回動部材に対する通路部材の取り付けのうち、少なくとも一方が着脱可能である請求項1記載の移動用足場。
  3. 上記回動部材が、その一端部を上記固定用部材に枢支されており、且つ、収容位置と該収容位置から任意の角度をなすように開いた開き位置とに回動可能に構成されており、
    上記回動部材に、上記通路部材の基端部が着脱可能に嵌着される嵌着部が形成されてなる請求項2記載の移動用足場。
  4. 上記固定用部材および回動部材のうちの一方に、回動部材がその収容位置から所定角度開いた位置で開き方向の回動を停止するためのストッパが配設されてなる請求項3記載の移動用足場。
  5. 伸長した状態の上記通路部材の長手方向に沿って、着脱可能に取り付けられる手摺り部材をさらに備えており、該手摺り部材が連結および分割が可能な部品群から構成されてなる請求項1記載の移動用足場。
  6. 上記通路部材の上面に、手摺り部材の脚部の下端が嵌着されうる嵌着部が形成されてなる請求項5記載の移動用足場。
  7. 上記通路部材の先端部に、該通路部材が架け渡される対象に係合する作用位置と係合しない非作用位置とに変位しうる係合部材が配設されてなる請求項1記載の移動用足場。
  8. 上記通路部材が、その長手方向に伸縮可能な伸縮梯子と、該伸縮梯子の上に搭載されるその長手方向に伸縮可能な伸縮足場板とを有してなる、請求項1から3のうちのいずれか一の項に記載の移動用足場。
  9. 手動ウインチと、該手動ウインチによって巻き取られ且つ送り出されるワイヤーロープと、該ワイヤーロープの先端に取り付けられる係合部材と、先端に上記ワイヤーロープが係合される滑車を備えた、取付対象に着脱可能に取り付けられる支持部材とをさらに備えてなる請求項1〜8のうちのいずれか一の項に記載の移動用足場。
  10. 請求項1〜9のうちいずれか一の項に記載の移動用足場を機械式駐車装置に仮設する方法であって、
    上記移動用足場を機械式駐車装置内の一の駐車区画に搬送する搬送工程と、
    上記移動用足場の固定用部材を、上記駐車区画における取付対象である構造材に、移動用足場の回動部材が固定用部材に対して水平面内で回動しうるように取り付ける取り付け工程と、
    上記通路部材を伸長させる伸長工程と、
    上記回動部材を上記通路部材と一体で所望の角度回動させて、通路部材の先端を機械式駐車装置の所望の部位に至らせる足場設置工程とを含んでなる、移動用足場の仮設方法。
  11. 上記移動用足場として請求項8記載の移動用足場を用い、
    上記回動部材に、通路部材を構成する伸縮梯子および伸縮足場板の端部をそれぞれ取り付ける工程とをさらに含んでおり、
    上記伸長工程において、伸縮梯子の上に伸縮足場板を重ね合わせ、伸縮梯子と伸縮足場板とを伸長させたうえで、この両者を互いに固定する、請求項10記載の移動用足場の仮設方法。
  12. 上記移動用足場として請求項9記載の移動用足場を用い、
    上記搬送工程が、上記手動ウインチの支持部材を駐車区画における構造材に取り付ける工程と、手動ウインチによってワイヤーロープを巻き取ることにより、係合部材に係合された移動用足場を駐車区画に吊り上げる工程とを含んでおり、
    上記足場設置工程が、伸長された通路部材の先端側に上記係合部材を係合させた上で、手動ウインチによってワイヤーロープを巻き取ることにより、回動部材を上記通路部材と一体で回動させることを含んでなる、請求項10または11記載の移動用足場の仮設方法。
  13. 上記機械式駐車装置が、車両搭載するパレットを搬送するためのエレベータと、該エレベータの昇降路の両側の棚柱に配設された上下複数段の駐車棚とを備えたエレベータ式駐車装置であり、上記取付対象の構造材が上記棚柱であり、
    上記伸長工程において、上記通路部材をパレットの昇降路側車路面上にその長手方向に伸長させ、
    上記足場設置工程において、通路部材を旋回させてその先端を昇降路を挟んで対向する駐車棚上のパレットに至らせ、該通路部材の先端を該パレットに係合させる、請求項12記載の移動用足場の仮設方法。
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