JP2019146590A - エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ - Google Patents

エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ Download PDF

Info

Publication number
JP2019146590A
JP2019146590A JP2019093315A JP2019093315A JP2019146590A JP 2019146590 A JP2019146590 A JP 2019146590A JP 2019093315 A JP2019093315 A JP 2019093315A JP 2019093315 A JP2019093315 A JP 2019093315A JP 2019146590 A JP2019146590 A JP 2019146590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
producing
abalone
present
fermentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019093315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6987806B2 (ja
Inventor
ウオオ レエ ホ
Ho Woo Lee
ウオオ レエ ホ
ヨウング オー ジ
Ji Young Oh
ヨウング オー ジ
イク カング ダエ
Dae Ik Kang
イク カング ダエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CJ CheilJedang Corp
Original Assignee
CJ CheilJedang Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CJ CheilJedang Corp filed Critical CJ CheilJedang Corp
Publication of JP2019146590A publication Critical patent/JP2019146590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6987806B2 publication Critical patent/JP6987806B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L23/00Soups; Sauces; Preparation or treatment thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B4/00General methods for preserving meat, sausages, fish or fish products
    • A23B4/02Preserving by means of inorganic salts
    • A23B4/023Preserving by means of inorganic salts by kitchen salt or mixtures thereof with inorganic or organic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B4/00General methods for preserving meat, sausages, fish or fish products
    • A23B4/14Preserving with chemicals not covered by groups A23B4/02 or A23B4/12
    • A23B4/18Preserving with chemicals not covered by groups A23B4/02 or A23B4/12 in the form of liquids or solids
    • A23B4/20Organic compounds; Microorganisms; Enzymes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B4/00General methods for preserving meat, sausages, fish or fish products
    • A23B4/14Preserving with chemicals not covered by groups A23B4/02 or A23B4/12
    • A23B4/18Preserving with chemicals not covered by groups A23B4/02 or A23B4/12 in the form of liquids or solids
    • A23B4/24Inorganic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L17/00Food-from-the-sea products; Fish products; Fish meal; Fish-egg substitutes; Preparation or treatment thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L27/00Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L27/20Synthetic spices, flavouring agents or condiments
    • A23L27/24Synthetic spices, flavouring agents or condiments prepared by fermentation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Soy Sauces And Products Related Thereto (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Abstract

【課題】短期間に高品質および風味の優れたエクジョッ(魚醤)を製造する方法の提供。【解決手段】a)魚または魚原材料に塩を添加して混合均質化する工程と、b)工程a)の混合均質物に味噌玉を添加して混合する工程、およびc)工程b)の混合物を発酵容器に収容し、空調システムの恒温条件で15日〜5か月間発酵熟成させる工程を含むエクジョッ(魚醤)の製造方法。さらに、工程a)以前に(i)洗浄した魚の水気を除去する工程、および(ii)水気を除去した魚を磨砕するか、または水気を除去した魚をそのまま使用する工程を含むエクジョッの製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、短期間に風味高いエクジョッ(aekjeot、魚醤)を製造する方法およ
び該方法によって製造されたエクジョッに関する。
エクジョッを含むチョッカル(塩辛)類は、韓国料理の材料となる韓国固有の伝統発酵
食品である。韓国の水産物の利用形態は、塩蔵、発酵して調味料として用いられたり、キ
ムチを漬ける際に、副原材料として用いられてきた水産発酵食品がほとんどであり、この
ような水産発酵食品は、ほとんどが多量の食塩を添加して原料自体のタンパク質分解酵素
作用により原料のタンパク質を分解して発酵および熟成させるものをいい、このうちエク
ジョッはチョッカルをより長期間発酵させて液汁を分離したものをいう。
水産物を利用したチョッカルおよびエクジョッは、酵素作用によって熟成した結果とし
て作り出された旨味と濃厚な味、そして魚特有の風味があり、主に食欲増進剤としての役
割を果たす調味食品として愛用されている。実際、ワカメスープ、カボチャの和え物、キ
ムチを漬ける際に、副原材料として用いられている。韓国では、地方によって様々な種類
のチョッカルが作られており、これを活用したキムチ類が活性化している。最近では、食
品原材料の国際化に伴い、東南アジアをはじめとする海外からもエクジョッ(fish
sauce)などが、食材として輸入されている。
従来から製造されてきエクジョッの場合、水分と塩分および少量のアミノ酸と窒素並び
にカルシウムを含有している。代表的なカタクチイワシのエクジョッはグルタミン酸、ア
スパラギン酢酸、グリシン、アラニン、リジンなどの各種アミノ酸と核酸などの呈味成分
を多量に含有しており、昔からキムチ類(白菜キムチ、チョンガ大根キムチ、からし菜キ
ムチなど)と炒め物類などの味付けに広く使用されてきた。
このようなエクジョッは、従来は主に家庭で製造して使用する自給自足型の消費形態が
ほとんどであったが、最近では大規模な工場で衛生的で貯蔵性の増大したエクジョッを生
産しており、その需要量も次第に増加している傾向にある。
伝統的なこれまでのエクジョッの製造方法は、原料魚を丸ごと塩と混合してタンクや容
器に収容し、一定期間(24カ月以上)発酵させた後、魚のタンパク質が分解されて生じ
る液汁を濾過して作る。魚を原料として製造したエクジョッは、動物性天然調味料であっ
て、キムチ製造時に必須の調味料として使用されており、一部食品の調理の際使用される
韓国国民の食文化には欠かせない必須調味料の一つとして位置付けられている。
伝統的な方法で発酵させる場合には、長時間の発酵熟成期間を要し、長時間発酵する間
に、魚の自己消化酵素によってカタクチイワシのタンパク質が分解され、また高塩で育つ
ことのできる様々な微生物によって分解される。この時、関与する微生物の種類と状態に
よって発酵が異なり、時には雑菌の汚染により臭みと異味を伴うのが一般的である。
最近では、生臭さの少ないイカナゴを用いたイカナゴエクジョッが多数生産されている
のが実情である。しかし、イカナゴまたはカタクチイワシのエクジョッのような伝統的方
法で製造されたエクジョッは、異臭と異味が生じるためキムチのように、その臭いの強い
食品のみに使用が可能である。
また、伝統的な従来の方法は、長期の時間を要するため、生産性および競争力の確保が
困難であり、関連産業の発展にも障害となっているのが現状である。従って、既存のエク
ジョッの発酵期間を短縮させるための様々な方法が試みられてきた。例えば、特許文献1
(カタクチイワシやイカナゴを用いたエクジョッおよびその速成製造方法)では、pHを
調節して酵素剤を添加し、3次熟成した後に殺菌を濾過するエクジョッの製造法を提案し
ている。また、特許文献2(エクジョッチョッカルの速成製造法)では、磨砕した魚肉に
酵素活性促進剤としてカルシウム塩とタンパク質分解酵素を添加して、最適なpHと温度
で4時間撹拌して加水分解させた後、殺菌と冷却、濾過した液に食塩を添加するエクジョ
ッの製造法を開示している。
大韓民国登録出願第10-0467500号 大韓民国登録出願第10-0034142号
本発明者らは、前記のような従来技術の問題点に鑑み、短期間内の速成によって競争力
を備えた高品質および風味の優れたエクジョッの製造方法を開発しようと努力した結果、
磨砕した魚に塩を添加し混合して均質化した後、味噌玉と混合して密閉容器に漬け込み、
空調システムの環境下で一定の温度で発酵熟成させることによって味噌玉の酵素と魚の自
己分解酵素が原料魚のタンパク質を分解することにより、短期間(15日〜5か月)内の
速成で高品質および風味の優れたエクジョッを製造することができることを確認し、さら
に、磨砕した魚に塩を添加し混合して均質化した後、味噌玉と混合して密閉容器に漬け込
み、空調システムの環境下において一定の温度で発酵熟成させることによって、味噌玉の
酵素と魚の自己分解酵素が原料魚のタンパク質を分解することで、相対的に長期間(6か
月〜12か月以上)発酵熟成しても、高品質および風味の優れたエクジョッを製造できる
ことを確認し、本発明を完成するに至った。
本発明の一つの目的は、短期間に高風味のエクジョッを製造する方法を提供することで
ある。
本発明のもう一つの目的は、高風味のエクジョッを製造する方法を提供することである
また、本発明のもう一つの目的は、前記方法によって製造されたエクジョッを提供する
ことである。
本発明のエクジョッの製造方法は、従来の1〜3年以上の長期にわたる発酵熟成期間を
画期的に短縮することができ、異種結合による栄養成分の含量および味が改善され、魚特
有の生臭さを抑えて官能味と品質を向上させるので、エクジョッ製造業界において高い競
争力を持ち、広く使用することができる。
本発明の一実施形態によるエクジョッの製造方法を工程別に示した概略図である。
前記目的を達成するための一実施様態として、本発明は高風味のエクジョッを製造する
方法に関する。
特に、本発明は短期間に高風味のエクジョッを製造する方法に関する。
具体的には、本発明は、(a)魚または魚原材料に塩を添加して混合均質化する工程と
、(b)前記工程(a)の均質混合物に味噌玉を添加して混合する工程、および(c)前
記工程(b)の混合物を容器に漬け込んで密閉し、空調システムにおいて恒温条件で15
日〜5か月間発酵熟成させる工程を含むエクジョッの製造方法に関する。
一方、本発明は、長期間の発酵熟成時にも高風味のエクジョッを製造し得る方法に関す
るものである。
具体的には、本発明は、(a)魚または魚原材料に塩を添加して混合均質化する工程と
、(b)前記工程(a)の均質混合物に味噌玉を添加して混合する工程、および(c)前
記工程(b)の混合物を発酵容器に収容し、空調システムにおいて、10〜25℃で6か
月〜12か月以上発酵熟成させる工程を含むエクジョッの製造方法に関する。
特に、本発明のエクジョッの製造方法は、前記工程(a)以前に(i)洗浄した魚の水
気を除去する工程、および(ii)前記水気を除去した魚を磨砕するか、または前記水気を
除去した魚をそのまま使用する工程をさらに含むものであってもよい。
本発明の「エクジョッ」とは、動物性タンパク質発酵物であり、漁醤ともいう。前記動
物性タンパク質は、海洋動物に由来するものが好ましい。本発明において海洋動物とは、
魚または甲殻類、頭足類動物などを含むことができ、イカナゴ、カタクチイワシ、マアジ
、イカ、タコ、サンマ、イワシ、マグロ、マグロ煮熱液、エビ、アミ、コノシロ、サバ、
マアジ、ブリ、ワカサギまたはこれらの組み合わせなどであってもよく、好ましくは、カ
タクチイワシまたはイカナゴであってもよいが、これに限定されない。
一方、最近になってチョッカルやエクジョッなどの伝統食品の国際化および商業化に対
する関心が高まっており、それにより伝統食品の大量生産の必要性が増大している。また
、伝統食品のうちエクジョッの場合は、キムチや各種和え物などに基礎調味料として使用
されるもので、特にキムチの世界化とそれに伴う味の品質向上に役立つと考えられている
。しかし、伝統的な方法でエクジョッを製造する場合、少なくとも1年以上の長期間の発
酵熟成期間が必要であり、大量生産には適さず、生産および製造コストが高いだけでなく
、効率性も低いという問題点がある。このような背景の下に、本発明のエクジョッの製造
方法は、味噌玉の添加により、伝統的なエクジョッの発酵期間を半分以下に短縮できると
いう利点を有する。
通常、エクジョッおよびチョッカル類の発酵過程は、原料魚介類の組織内の酵素や細菌
が作用してタンパク質の加水分解と相まって呈味成分が生成される。元来のエクジョッま
たはチョッカルは、自然熟成による発酵方式に依存するため、発酵基質である原料の種類
や状態によって、発酵産物の成分が多様で、熟成発酵に関与する微生物や作用酵素のメカ
ニズムによっても発現産物の成分が多様となりうる。
本発明の前記発酵は、魚、塩、および味噌玉の混合物をタンクや容器に漬け込み、空気
が通らないように発酵熟成させる。即ち、本発明による発酵過程は、空気が通らないよう
に発酵容器を管理して空調システムの環境下で行われることを特徴とする。また、伝統的
な発酵方式で魚のタンパク質分解酵素によって長期間の発酵期間を経る方法とは別に、味
噌玉のタンパク質分解酵素によって魚の自己分解酵素と共に作用して、短期間内に魚のタ
ンパク質分解が行われる。また、味噌玉原料のタンパク質含量によって、既存のエクジョ
ッより品質(TN)の向上したエクジョッを生産することができるエクジョッの製造方法
を提供する。さらに、相対的に長期間熟成する場合にも、既存のエクジョッより品質の向
上したエクジョッを生産することができる。
本発明の用語「味噌玉」とは、 ジャン(醤)を作る基本材料であり、大豆またはゆで
た大豆に小麦粉などの澱粉質原料を添加したものに味噌玉のカビ(黄麹菌類)を接種培養
して作るジャンの製造原料を意味する。味噌玉は、伝統的には大豆だけで製造するが、最
近の改良式製造方法としては、これに小麦粉や種麹などを添加することができる。一般的
な味噌玉の製造方法は、大豆を煮て潰したもの(小麦粉、種麹などを添加してもよい)を
塊にして、わらの上に載せて2〜3日乾燥させた後、これをわらで縛って部屋の中に吊し
発酵熟成させるか、または大きな容器にわらを敷き、その上に味噌玉の塊を入れて蓋をし
てから27〜28℃で2週間熟成させる。これを天日で干し再び容器に漬け込んで発酵さ
せ、乾燥する。
本発明の一実施例では、大豆10kgを2〜3回洗浄して異物を選別した後、8時間以
上浸漬した。浸漬終了後、水気を除去し、100℃以上の加圧蒸煮下で60分間以上蒸煮
した。蒸煮された大豆は、30〜35℃に冷却した。ここに味噌玉の麹カビ(黄麹菌類、
Aspergillus oryzae)を0.1〜1.0%接種した後、25〜40℃
の温度下において48時間以上製麹して製造した味噌玉を使用した。
熱風または温風で加温して速成発酵させた本発明のエクジョッは、伝統的なエクジョッ
に比べ味においても旨味と甘さおよびエクジョッの調和性の面で、既存の発酵方法よりも
優れた味質を示し、速成発酵の短縮により味と栄養成分に差はないものと判断され、伝統
的な水産発酵食品の競争力をレベルアップさせることができるであろう。
本発明によるエクジョッの製造方法は、具体的には下記のとおりである。
A. 魚を水洗する工程
原料となる魚を2〜3回水洗する。本発明におけるエクジョッの製造に使用される魚の
種類としては、これに限定されないが、カタクチイワシ、イカナゴ、マグロ、マアジ、コ
ノシロ、イカの肝臓、イカ、アミ、白魚、サバ、ニシン、サンマ、エビ、ワカサギ、ブリ
など魚を使用してもよく、好ましくは、カタクチイワシまたはイカナゴであってもよい。
前記水洗は、エクジョッの原料となる魚を清涼な精製水を用いて洗浄することができ、
もしくは海水を用いて行ってもよい。
B. 水気を除去する工程
前記水洗が終了した魚の水気を除去する工程として、水切り作業を行うことができるが
、30分以内に短時間で行うことが好ましい。
C. 魚を磨砕する工程
前記工程で水気を除去した魚は、0.5〜1.5cmの大きさに磨砕機を用いて十分に
磨砕する。これらの磨砕過程は、酵素と微生物の作用を容易にすることにより、タンパク
質の分解速度を容易にすることが好ましいが、前記工程で磨砕を経ずに魚原材料をそのま
ま使用しても差し支えない。
D. 魚に塩を添加して混合均質化する工程
前記工程で磨砕した魚に塩を添加して混合均質化する。この時、添加される塩の量は、
磨砕した魚の重量に対して17〜30%(w/w)の重量で添加することができる。これ
は、次の工程の中温発酵時に魚原材料が腐敗するのを防止するためである。即ち、塩の量
が前記17重量部未満である場合、塩の量が十分でなくエクジョッが腐敗する可能性があ
り、一方、30重量部を超過すると、あまりにも高塩分であるため食用としての嗜好度が
低下するだけでなく、過度の塩分摂取により健康上の問題が発生しうる。
従って、塩の量を磨砕した魚の重量に対して17〜30%(w/w)で添加すると、腐
敗の可能性を低め、過度の塩分摂取を減らすことができるので好ましい。また、本発明で
使用できる前記塩は、市販されている精製塩、天日塩のいずれも使用可能で、水分含量が
90%以上除去された天日塩を使用することが好ましい。
前記魚と塩の混合は、スクリューを用いて混合均質化できる。
E. 塩蔵魚に味噌玉を混合する工程
前記工程で均一に混合した魚(均質混合物)に味噌玉を添加して混合する。この時、添
加される味噌玉の量は、均質混合物の重量に対して1〜30%(w/w)の重量で添加す
ることができる。これは、次の工程である中温発酵時の魚の自己酵素分解と共に、味噌玉
のタンパク質分解酵素により分解速度を促進させる要因となる。
また、味噌玉のアミノ酸と魚のアミノ酸でさらに旨味のある呈味成分を有するようにな
り、味噌玉の膠着作用によって、魚の臭みを取り除いてくれる。
魚の持つタンパク質と味噌玉の持つタンパク質の異種結合により、高品質のエクジョッ
を生産することができる。例えば、前記味噌玉の原料としては、大豆、小麦、小麦粉、米
、玄米、アルファ化米、膨化米、大麦、アワ、キビなどの澱粉質原料を使用することがで
き、好ましくは大豆である。
塩蔵された魚に味噌玉を添加してスクリューを用いて混合均質化した後、別途の密閉容
器内に漬け込むことができる。本発明の容器はPEタンク、ステンレス材質のタンク、F
RPタンク、陶器、プラスチックからなる群の中から選択したものであってもよい。
F. 発酵熟成する工程
味噌玉を添加して混合する過程が終了したら、混合物を恒温、特に中温で発酵熟成させ
る工程を行う。本発明においてエクジョッの発酵は、通常の場合、より中温で実行するこ
とを特徴とするが、例えば、前記中温は20〜60℃、好ましくは40〜50℃である。
このような中温を一定に維持するために、空調システムの環境下で熱風あるいは温風で温
度を維持する。
また、本発明において、前記中温での発酵は、15日〜1年間、好ましくは15日〜5
か月間、より好ましくは1か月〜3か月間行われる。これは、通常のエクジョッ製造期間
の1年〜3年に比べて画期的に短い期間であるが、従来のエクジョッと栄養成分および風
味において全く違いが見られない。むしろ味噌玉の添加により、タンパク質含量の増加、
旨味と甘みの上昇、腐敗程度の減少、エクジョッ特有の生臭さの除去など、官能味および
品質が向上することを確認した(表1〜表3)。
また、味噌玉を添加して混合する過程が終了した後、混合物を恒温、具体的には10〜
25℃で6か月〜12か月以上発酵熟成することができる。
G. 濾液の取得
以後の追加工程として、発酵熟成タンク内で生成された発酵液は、沈殿物を除去し、上
澄み液を分離して静置した後、濾過して濾液を得ることによって、本発明によるエクジョ
ッを製造する。前記濾過は、当業界で使用される通常の方法であれば全て可能であり、好
ましくは1.0マイクロメートルのフィルターを使用して発酵液を濾過することにより行
うことができる。
本発明の一実施例によれば、伝統的な従来の製造方法で製造されたカタクチイワシのエ
クジョッと、本発明によって製造されたエクジョッを対象として含有されるエクジョッの
栄養成分である全窒素およびアミノ態窒素の含量を比較した結果、発酵期間が同じ場合で
も、 本発明によって製造されたエクジョッの場合、全窒素およびアミノ態窒素の含量が
はるかに増加したことが明らかになった(表1)。従って、前記の結果により本発明者は
、本発明によってエクジョッを製造した場合、エクジョッ製造の所要時間を大幅に短縮す
ることができるだけでなく、同一期間発酵すると栄養成分の含量は、大幅に増加させうる
という事実を見出した。
また、本発明によって製造されたエクジョッは、従来の方法で製造されたエクジョッに
比べて短期間で製造されたものであるにもかかわらず、風味においても優れていることが
確認された。即ち、本発明の一実施例によれば、伝統的な従来の製造方法で製造されたエ
クジョッと、本発明によって製造されたエクジョッを対象として、含有されるエクジョッ
の栄養成分である全窒素およびアミノ態窒素の含量を比較した結果、塩味、旨味、エクジ
ョッの香り、総合嗜好度などの官能評価要素において有意な違いを示すことが分かった。
これは味噌玉のタンパク質含量と炭水化物、糖類などにより、複合的な風味を示すもので
、エクジョッ特有の生臭さの除去、旨味向上、甘味向上などによって官能味も従来のエク
ジョッよりも改善されたと見なされる(表2)。
即ち、本発明によってエクジョッを製造する場合、エクジョッ製造の所要時間を画期的
に短縮することができるだけでなく、従来のエクジョッの風味よりも優れた品質を生産で
きるであろう。
また、本発明によってエクジョッを製造する場合、6〜12か月の長期間の熟成時にも
異質感、異臭が少なく、風味の優れた品質を生産することができる。
もう一つの様態として、本発明は本発明のエクジョッを製造する方法によって製造され
たエクジョッを提供する。
本発明のエクジョッを製造する方法によって製造されたエクジョッは、短期間で製造で
きるという利点があるだけでなく、従来のエクジョッ風味よりも優れた品質を有するので
、製品価値が高ことが確認された。
一方、本発明のエクジョッは、一般的にエクジョッを含むキムチ、各種和え物、炒め物
類、汁、ケジャン(蟹醤)、Fish sauce(魚醤油)などの食品に制限なく添加することが
できる。即ち、キムチには典型的に本発明のエクジョッを使用することができ、各種おか
ず類を成す和え物、炒め物類においても本発明のエクジョッが使用することができる。
本発明のエクジョッは、従来のエクジョッよりもエクジョッ特有の生臭さの除去、旨味
向上、甘味向上などにより官能味が向上し、使用用途をキムチ製造および限定食品に対す
る調味料として使用するというよりは、より汎用性の広い製品として使用しても差し支え
ない。それだけでなく、エクジョッを加工生産する漁民の所得増大および伝統水産食品の
発展と、さらには韓国の水産業および食品産業の発展にも寄与しうる効果がある。
以下、本発明を実施例により、より詳細に説明する。しかし、これらの実施例は、本発
明を例示的に説明するためのものであり、本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるも
のではない。
実施例1:カタクチイワシのエクジョッの製造
1−1.原材料の準備
本発明のエクジョッを製造するために、代表的にエクジョッの製造に使用される魚であ
るカタクチイワシを用いた。具体的には、韓国慶尚南道固城郡で漁獲された9〜13cm
以上の大きさの新鮮なイワシを購入して用いた。
また、本発明のエクジョッに使用する味噌玉は大豆10kgを2〜3回洗浄して異物を
選別した後、8時間以上浸漬した。浸漬終了後、水気を除去し、100℃以上の加圧蒸煮
下で60分間以上蒸煮した。蒸煮した大豆は、30〜35℃に冷却した。ここで味噌玉麹
カビ(黄麹菌類、Aspergillus oryzae)を0.1〜1.0%接種した
後、25〜40℃の温度下で48時間以上製麹することによって製造して使用した。
1−2.エクジョッの製造過程
前記購入したカタクチイワシを海水で2回洗浄し、網の上で30分間静置し、水気を除
去した後、カタクチイワシを0.5〜1.0cm以上の大きさに磨砕した。その後、磨砕
されたカタクチイワシ30kgに対して天日塩7.5kgを添加して混合均質化し、ここに
味噌玉1.5kgを添加して均質化を終了した。
前記均質化が終了したら、50Lのプラスチック容器に漬け込み、外部から空気が混入
して腐敗が起こらないように蓋をして、空調システム下において熱風で約40〜50℃が
持続するようにして3か月間発酵熟成させた。
一方、本発明のエクジョッとの対照群のエクジョッを製造するために、前記磨砕された
カタクチイワシ30kgに対して天日塩7.5kgを添加して、ここに味噌玉を添加せず
に均質化した。前記均質化が終了したら、50Lのプラスチック容器に漬け込み、外部か
ら空気が混入して腐敗が起こらないように蓋をして、常温で12か月間発酵熟成させた。
本発明のエクジョッと対照群のエクジョッを発酵させて、発酵期間中に生じた発酵液か
ら清澄液を分離して静置した後、濾過して濾液を得ることにより、エクジョッを製造した
実施例2:カタクチイワシのエクジョッに存在する栄養成分の含量の比較
前記実施例1で製造した実験群である本発明の速成発酵カタクチイワシのエクジョッと
対照群として製造した伝統的な発酵カタクチイワシのエクジョッについて、それぞれのカ
タクチイワシのエクジョッに含まれる栄養成分と発酵の程度を測定した。
具体的には、エクジョッの栄養成分と発酵の程度を測定する判定基準となりうる全窒素
(TN)とアミノ態窒素(AN)の含量を測定し、この時全窒素含量の測定はケルダール
法を使用し、アミノ態窒素含量の測定はホルモール法で行った。
前記ケルダール法は、試料に硫酸を加えて加熱濃縮して、有機性窒素を分解した後、ア
ルカリ溶液を投入してアンモニウム塩をNHで遊離し、酸性溶液に吸湿させた後、漬け
込まれたNHを滴定によって定量し、窒素の含量を測定する原理で行われる。
また、前記ホルモール法はアミノ酸を約pH9に維持すると、「NH+CH(R)CO
-(1状態)<=> NH+CH(R)COO-+H +(2状態)」状態に平衡化される
。これにホルムアルデヒドを加えると、2状態のアミノ酸は、ホルムアルデヒドと反応し
てその他の化合物を作るため、前記平衡を維持するために1状態から2状態に反応が進行
し、これによって水素イオンが放出される。従って、pH9付近で発生する前記水素イオ
ンをアルカリで滴定してアミノ酸を定量する原理で行われる。
前記ケルダール法およびホルモール法で測定した全窒素およびアミノ態窒素の測定結果
を下記表1に示した。
Figure 2019146590
前記表1に示すように、本発明の製造方法により製造された酵素の活性が高い味噌玉を
添加して、速成発効したカタクチイワシのエクジョッ(実験群)が、従来の伝統的な方法
で製造されたカタクチイワシのエクジョッ(対照群)に比べて全窒素とアミノ態窒素の含
量が急速に増加することが分かる。
具体的には、本発明の一定温度(45℃)下で速成発酵させたカタクチイワシのエクジ
ョッ(実験群)は、発酵3か月で全窒素含量は2.73(g/100ml)、およびアミ
ノ態窒素含量は1240.00(mg/100ml)に達し、伝統的に常温で12か月間
発酵させたカタクチイワシのエクジョッの全窒素含量は2.13(g/100ml)、お
よびアミノ態窒素含量1092.56(mg/100ml)よりむしろ高いことが確認さ
れた。
一方、同じ期間について全窒素およびアミノ態窒素の含量を比較してみると、例えば3
か月の発酵時には、本発明の一定温度(45℃)下での速成発酵させたカタクチイワシの
エクジョッ(実験群)は、全窒素含量は2.73(g/100ml)とアミノ態窒素含量
は1240.00(mg/100ml)に達したのに対し、伝統的に常温で3か月発酵さ
せたカタクチイワシのエクジョッ(対照群)の全窒素含量は1.78(g/100ml)
、およびアミノ態窒素含量は615.42(mg/100ml)に過ぎず、本発明による
カタクチイワシのエクジョッがはるかに高い値を示すことが確認された。
これらの結果は、本発明による魚を磨砕して味噌玉を添加した後、一定温度下で発酵熟
成させる方法が、従来の伝統的な方法により常温で発酵させる方法よりも、発酵期間を1
/2以下に短縮でき、さらにエクジョッの重要な栄養成分である全窒素とアミノ態窒素の
含量は、同一期間の発酵時に、より増加させうることを意味するものであり、本発明の優
れた効果を示しており、それにより本発明は産業的に活用の価値が高いことが確認できた
実施例3:カタクチイワシのエクジョッに存在するヒスタミンの含量の比較
ヒスタミンは、人体に対して比較的程度は低いが、多量摂取またはこれらの代謝のため
の自然的メカニズムが阻害または欠乏する場合には、健康を大きく損なう場合もあること
から、微生物による食品の腐敗の尺度として用いられている。よって、前記本発明の発酵
熟成によるヒスタミン含量について分析し、その結果を表3に示した。
Figure 2019146590
前記表2に示すように、本発明の製造方法により製造され、味噌玉を添加して一定温度
で速成発効したカタクチイワシのエクジョッ(実験群)が、従来の伝統的な方法で製造さ
れたカタクチイワシのエクジョッ(対照群)に比べてヒスタミン含量が低いことが分かっ
た。具体的には、本発明の実験群(3か月発酵熟成)は、ヒスタミン含量が102.49
ppmと、伝統的な発酵方法により常温で12か月間発酵させた対照群カタクチイワシの
エクジョッ(12か月発酵熟成)は、433.6ppmを示し、実施例よりも4倍以上ヒ
スタミン含量が高いことが分かった。
これらの結果は、本発明により魚を磨砕し、味噌玉を添加して混合した後、一定温度下
で3か月間発酵熟成させる方法が、従来の伝統的な方法により常温で発酵させる方法より
も腐敗の程度が著しく低いエクジョッを製造することができ、短期間製造の利点だけでな
く、品質面においても向上し、産業的に活用の価値が高い方法であることが分かる。
実施例4:官能検査
前記実験群(3か月発酵熟成)と対照群(12か月発酵熟成)で製造されたカタクチイ
ワシのエクジョッについて次のように官能的嗜好性の評価として、官能検査を実施したが
、評価項目は外観的嗜好度、全般的嗜好度、香味嗜好度、咀嚼感嗜好度、後味嗜好度、辛
味嗜好度、塩味嗜好度、チョッカル香味嗜好度、旨味嗜好度、甘味嗜好度、異味/異臭強
度などとし、製品を実際に使用するターゲット消費者パネル50名(性別:女性、年齢2
5〜40歳代のソウル、京畿居住の専業主婦)を対象に消費者受容性調査(Consumer acc
eptance test)方法に従って9点の尺度を用いて官能検査を実施した。その結果を下記の
表3に示した。
Figure 2019146590
*9点尺度法(n=50)、1点:かなり悪い 、5点:良くも悪くもない、9点:かな
り良い
その結果、前記表3に示すように、本発明によって磨砕した魚に味噌玉を添加して一定
温度下で速成発酵させたカタクチイワシのエクジョッ(実験群)は、従来の伝統的に発酵
させたカタクチイワシのエクジョッ(対照群)に比べて香味、咀嚼感、後味、チョッカル
香味、塩味、甘味、旨味、異味/異臭強度および全般的な嗜好度において比較優位にある
ことを示した。
前記のような結果を総合すると、本発明の製造方法によって製造されたエクジョッは、
極めて短期間に製造されたものであるにもかかわらず、エクジョッの品質が全く劣らない
だけでなく、むしろ既存の伝統的な方法に比べて品質が優れていることが分かった。
以上の説明から、本発明が属する技術分野における当業者は、本発明がその技術的思想
や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施されうることを理解することができる
。これに関連し、以上で記述した実施例は、すべての面において例示的なものであり、限
定的なものではないことを理解しなければならない。本発明の範囲は、前述した詳細な説
明よりは、特許請求の範囲の意味および範囲、そしてその等価概念から導き出されるすべ
ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

以上の説明から、本発明が属する技術分野における当業者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施されうることを理解することができる。これに関連し、以上で記述した実施例は、すべての面において例示的なものであり、限定的なものではないことを理解しなければならない。本発明の範囲は、前述した詳細な説明よりは、特許請求の範囲の意味および範囲、そしてその等価概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
本件出願は、以下の構成の発明を提供する。
(構成1)
(a)魚または 魚原材料に塩を添加して混合均質化する工程と、
(b)前記工程(a)の混合均質物に味噌玉を添加して混合する工程、および
(c)前記工程(b)の混合物を発酵容器に収容し、空調システムの恒温条件で15日〜5か月間発酵熟成させる工程を含むエクジョッ(魚醤)の製造方法。
(構成2)
(a)魚または魚原材料に塩を添加して混合均質化する工程と、
(b)前記工程(a)の混合均質物に味噌玉を添加して混合する工程、および
(c)前記工程(b)の混合物を発酵容器に収容し、空調システムにおいて、10〜25℃で6か月〜12か月以上発酵熟成させる工程を含むエクジョッの製造方法。
(構成3)
前記方法が、前記工程(a)以前に
(i)洗浄した魚の水気を除去する工程、および
(ii)前記水気を除去した魚を磨砕するか、または前記水気を除去した魚をそのまま使用する工程をさらに含むものである、構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。
(構成4)
前記工程(ii)において、魚を磨砕する場合には、0.5〜1.5cmの大きさに磨砕するものである、構成3に記載のエクジョッの製造方法。
(構成5)
前記工程(a)において、塩が、磨砕した魚の重量に対して17〜30%(w/wの重量で添加されるものである、構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。
(構成6)
前記工程(b)において、味噌玉が、均質混合物の重量にたいして1〜30%(w/w)の重量で添加されるものである、 構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。
(構成7)
前記工程(c)において、恒温条件が20〜60℃である、構成1に記載のエクジョッの製造方法。
(構成8)
前記容器が、PEタンク、ステンレス材質タンク、FRPタンク、陶器およびプラスチックからなる群から選択されるものである、構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。
(構成9)
前記工程(c)において、空調システムが、密閉された部屋に熱風または温風により温度が一定に維持される条件の下で行われるものである、構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。
(構成10)
前記工程(a)において、魚が、イカナゴ、カタクチイワシ、マアジ、イカ、タコ、サンマ、イワシ、マグロ、マグロ煮熱液、エビ、アミ、白魚、ニシン、コノシロ、サバ、マアジ、ブリ、ワカサギまたはこれらの組み合わせからなる群れから選択されるものである、 構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。
(構成11)
前記味噌玉が 大豆、小麦、小麦粉、米、 米粉、 膨化米、アルファ化米、玄米、大麦、アワ、キビおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される原料を用いて製造された味噌玉を使用するものである、 構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。
(構成12)
(d)前記工程(c)において製造したエクジョッを60〜99℃で10〜30分間熱処理して冷却する工程をさらに含む、 構成1または2に記載のエクジョッの製造方法。

Claims (12)

  1. (a)魚または 魚原材料に塩を添加して混合均質化する工程と、
    (b)前記工程(a)の混合均質物に味噌玉を添加して混合する工程、および
    (c)前記工程(b)の混合物を発酵容器に収容し、空調システムの恒温条件で15日〜
    5か月間発酵熟成させる工程を含むエクジョッ(魚醤)の製造方法。
  2. (a)魚または魚原材料に塩を添加して混合均質化する工程と、
    (b)前記工程(a)の混合均質物に味噌玉を添加して混合する工程、および
    (c)前記工程(b)の混合物を発酵容器に収容し、空調システムにおいて、10〜25
    ℃で6か月〜12か月以上発酵熟成させる工程を含むエクジョッの製造方法。
  3. 前記方法が、前記工程(a)以前に
    (i)洗浄した魚の水気を除去する工程、および
    (ii)前記水気を除去した魚を磨砕するか、または前記水気を除去した魚をそのまま使用
    する工程をさらに含むものである、請求項1または2に記載のエクジョッの製造方法。
  4. 前記工程(ii)において、魚を磨砕する場合には、0.5〜1.5cmの大きさに磨砕
    するものである、請求項3に記載のエクジョッの製造方法。
  5. 前記工程(a)において、塩が、磨砕した魚の重量に対して17〜30%(w/wの重
    量で添加されるものである、請求項1または2に記載のエクジョッの製造方法。
  6. 前記工程(b)において、味噌玉が、均質混合物の重量にたいして1〜30%(w/w
    )の重量で添加されるものである、 請求項1または2に記載のエクジョッの製造方法。
  7. 前記工程(c)において、恒温条件が20〜60℃である、請求項1に記載のエクジョ
    ッの製造方法。
  8. 前記容器が、PEタンク、ステンレス材質タンク、FRPタンク、陶器およびプラスチ
    ックからなる群から選択されるものである、請求項1または2に記載のエクジョッの製造
    方法。
  9. 前記工程(c)において、空調システムが、密閉された部屋に熱風または温風により温
    度が一定に維持される条件の下で行われるものである、請求項1または2に記載のエクジ
    ョッの製造方法。
  10. 前記工程(a)において、魚が、イカナゴ、カタクチイワシ、マアジ、イカ、タコ、サ
    ンマ、イワシ、マグロ、マグロ煮熱液、エビ、アミ、白魚、ニシン、コノシロ、サバ、マ
    アジ、ブリ、ワカサギまたはこれらの組み合わせからなる群れから選択されるものである
    、 請求項1または2に記載のエクジョッの製造方法。
  11. 前記味噌玉が 大豆、小麦、小麦粉、米、 米粉、 膨化米、アルファ化米、玄米、大麦
    、アワ、キビおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される原料を用いて製造され
    た味噌玉を使用するものである、 請求項1または2に記載のエクジョッの製造方法。
  12. (d)前記工程(c)において製造したエクジョッを60〜99℃で10〜30分間熱処
    理して冷却する工程をさらに含む、 請求項1または2に記載のエクジョッの製造方法。
JP2019093315A 2013-11-29 2019-05-17 エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ Active JP6987806B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020130148027A KR101768741B1 (ko) 2013-11-29 2013-11-29 액젓의 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조된 액젓
KR10-2013-0148027 2013-11-29
JP2015550350A JP6578210B2 (ja) 2013-11-29 2014-11-28 エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015550350A Division JP6578210B2 (ja) 2013-11-29 2014-11-28 エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019146590A true JP2019146590A (ja) 2019-09-05
JP6987806B2 JP6987806B2 (ja) 2022-01-05

Family

ID=53199389

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015550350A Active JP6578210B2 (ja) 2013-11-29 2014-11-28 エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ
JP2019093315A Active JP6987806B2 (ja) 2013-11-29 2019-05-17 エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015550350A Active JP6578210B2 (ja) 2013-11-29 2014-11-28 エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10617138B2 (ja)
JP (2) JP6578210B2 (ja)
KR (1) KR101768741B1 (ja)
CN (2) CN109601958A (ja)
CA (1) CA2891147C (ja)
WO (1) WO2015080511A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107853695A (zh) * 2017-11-21 2018-03-30 荣成海锐芯生物科技有限公司 一种利用海参下脚料制备多肽口服液的方法
CN107736609A (zh) * 2017-11-22 2018-02-27 成都市新津活活饭店 一种鱼酱
CN107668669A (zh) * 2017-11-22 2018-02-09 成都市新津活活饭店 一种鱼酱及其制备方法
CN109363136A (zh) * 2018-11-22 2019-02-22 四川王家渡食品有限公司 一种具有鱼风味辣椒酱及其制备方法
CN109601965B (zh) * 2018-11-30 2022-08-23 江苏大学 一种利用中度嗜盐菌混合菌株发酵鱼肉酱的方法
CN116326757A (zh) * 2023-04-19 2023-06-27 中国海洋大学 一种磷虾虾露与酱油一体化生产方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596073A (en) * 1979-01-17 1980-07-21 Nagano Chuo Ichiba:Kk Preparation of seasoning
KR930007354A (ko) * 1991-10-25 1993-05-20 김양묵 알콜이 함유된 액젓
JP2002051724A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Nippon Suisan Kaisha Ltd 機能性調味料
JP2004313138A (ja) * 2003-04-10 2004-11-11 Shuji Yoshikawa 魚介類を素材とした発酵調味料
WO2007026871A1 (ja) * 2005-09-02 2007-03-08 Kagoshima University 魚醤油の製造方法
WO2008120598A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-09 Kagoshima University 魚臭さを低減化し、風味を向上させた魚醤油の製造方法
JP2011120484A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Tablemark Co Ltd 新規魚介調味料及びその製造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR910006743B1 (ko) 1988-07-05 1991-09-02 한국과학기술원 디렉트 모니터링(Direct Monitoring)전기로를 이용한 수평브리지만(Bridgman)단결정성장장치
AT391140B (de) * 1988-08-18 1990-08-27 Vianova Kunstharz Ag Verfahren zur herstellung von kathodisch abscheidbaren lackbindemitteln und deren verwendung
DE3903507C1 (ja) * 1989-02-06 1990-06-28 Maizena Gmbh, 7100 Heilbronn, De
KR950008789B1 (ko) 1992-07-30 1995-08-08 삼성전자주식회사 멀티-이씨씨(ecc)회로를 내장하는 반도체 메모리 장치
KR100357993B1 (ko) 1999-08-26 2002-10-25 이기동 참치와 참치가공 부산물을 이용한 참치액젓 및 그 속성 제조방법
KR20010044107A (ko) 2000-10-09 2001-06-05 허경만 속성새우조미액젓의 제조방법
JP4430812B2 (ja) 2000-12-15 2010-03-10 天野実業株式会社 発酵調味料の製造方法
KR100467500B1 (ko) 2001-05-04 2005-01-24 이기동 멸치 또는 까나리를 이용한 액젓 및 그 속성 제조방법
JP4446637B2 (ja) 2001-09-28 2010-04-07 ヒガシマル醤油株式会社 醤油粕からエキスを製造する方法
KR100415267B1 (ko) * 2002-02-19 2004-01-16 오광수 2단 발효법에 의한 고 순도 멸치액젓 및 그 제조방법
CN101341968B (zh) * 2008-05-08 2012-07-25 湖州老恒和酿造有限公司 一种鱼酿酱油的生产方法
KR101336624B1 (ko) 2010-06-25 2013-12-05 부경대학교 산학협력단 마쇄처리와 중온발효를 이용한 생선액젓의 속성 제조방법
KR101310774B1 (ko) 2011-02-25 2013-09-25 씨제이제일제당 (주) 숙성기간이 단축되고 히스타민이 저감된 액젓의 제조 방법
JP2013208071A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Ishikawa Prefectural Public Univ Corp 魚醤から分離した乳酸菌、その培養物及びその利用

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596073A (en) * 1979-01-17 1980-07-21 Nagano Chuo Ichiba:Kk Preparation of seasoning
KR930007354A (ko) * 1991-10-25 1993-05-20 김양묵 알콜이 함유된 액젓
JP2002051724A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Nippon Suisan Kaisha Ltd 機能性調味料
JP2004313138A (ja) * 2003-04-10 2004-11-11 Shuji Yoshikawa 魚介類を素材とした発酵調味料
WO2007026871A1 (ja) * 2005-09-02 2007-03-08 Kagoshima University 魚醤油の製造方法
WO2008120598A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-09 Kagoshima University 魚臭さを低減化し、風味を向上させた魚醤油の製造方法
JP2011120484A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Tablemark Co Ltd 新規魚介調味料及びその製造方法

Non-Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"低価格魚介類を利用した魚醤油製造", 低価値魚介類を利用した魚醤油の製造開発に関する可能性試験, 2009年, JPN6020022464, pages 1, ISSN: 0004489167 *
J. FAC. APPL. BIOL. SCI., HIROSHIMA UNIV., 1979年, vol. 18, JPN6021014359, pages 55 - 63, ISSN: 0004489162 *
新潟県水産海洋研究所年報 平成15年度, 2005年, JPN6020022458, pages 108, ISSN: 0004489164 *
日本食品科学工学会誌, 2002年, vol. 第49巻 第1号, JPN6020022463, pages 1 - 11, ISSN: 0004489165 *
日本食生活学会誌, 2005年, vol. 16, no. 3, JPN6020022460, pages 262 - 265, ISSN: 0004489169 *
東京農総研研報, 2013年, vol. 8, JPN6021014360, pages 49 - 59, ISSN: 0004489163 *
醸協, 2012年, vol. 第107巻, 第7号, JPN6020022456, pages 477 - 484, ISSN: 0004489168 *
醸協, 2013年, vol. 第108巻, 第3号, JPN6020022459, pages 164 - 171, ISSN: 0004489166 *

Also Published As

Publication number Publication date
CN104812252A (zh) 2015-07-29
JP6578210B2 (ja) 2019-09-18
KR101768741B1 (ko) 2017-08-16
CA2891147A1 (en) 2015-05-29
JP6987806B2 (ja) 2022-01-05
CA2891147C (en) 2017-02-28
WO2015080511A1 (ko) 2015-06-04
CN109601958A (zh) 2019-04-12
US20160066613A1 (en) 2016-03-10
JP2016501552A (ja) 2016-01-21
KR20150062896A (ko) 2015-06-08
US10617138B2 (en) 2020-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019146590A (ja) エクジョッの製造方法および、その製造方法により製造されたエクジョッ
JP6211031B2 (ja) エクジョッの製造方法及びその製造方法によって製造されたエクジョッ
CN101933602B (zh) 低盐鱼酱油的生产方法
CN102406189A (zh) 银鱼鱼酱酸的制作方法
KR20170049710A (ko) 액젓 및 그 액젓 제조방법
KR101836155B1 (ko) 어간장의 제조방법 및 이에 의해 제조된 어간장
RU2577133C2 (ru) Гидролизат белкового субстрата и способ его приготовления
KR101559303B1 (ko) 사골육수 및 물엿을 이용한 막걸리의 제조방법
CN101524131A (zh) 一种肉丝豆豉
JP2008283880A (ja) 魚醤油およびその製造方法。
KR20160135644A (ko) 풍미가 개선된 고품질 저염도 어된장 및 그 제조방법
KR101336624B1 (ko) 마쇄처리와 중온발효를 이용한 생선액젓의 속성 제조방법
CN109007756A (zh) 一种利用罗非鱼下脚料制备优质鱼露的方法
KR20160023350A (ko) 갈치액젓의 제조방법
KR101884317B1 (ko) 명란 마늘고추장 제조방법 및 상기 제조방법에 의해 제조된 명란 마늘고추장
JP2011193849A (ja) 尿素を含有する魚類からアンモニア臭の無い調味食品原材料及び調味食品を製造する方法
JP4406330B2 (ja) テンペ食材の製造方法
CN106942698A (zh) 一种竹笋酱及其制备方法
KR101296506B1 (ko) 전복 막걸리 및 그 제조방법
KR20180086750A (ko) 쌀눈을 이용한 천연조미료의 제조방법
KR20100015079A (ko) 뽕잎 김치 및 그 제조방법
KR101284849B1 (ko) 저염 단기숙성물의 제조방법 및 이를 된장에 이용하는 방법
KR20150044192A (ko) 우수한 품질의 가자미식해를 제조하기 위한 반응표면분석법 및 이의 제조방법
CN115708576A (zh) 一种小龙虾风味的螺蛳粉酱包及其制备方法
KR20110117603A (ko) 유해성분이 감소된 생선액젓 및 이의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190607

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6987806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150