JP2019123419A - マルチコプタの回転翼拘束器具 - Google Patents

マルチコプタの回転翼拘束器具 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造の器具で、マルチコプタの回転翼を回転不能に拘束すること。【解決手段】水平に延在する棒状の支持アーム18に上下方向を向く回転軸線周りに回転可能に設けられた回転翼42、50を有するマルチコプタの回転翼42、50を回転不能に拘束する回転翼拘束器具であって、1対の脚部材132及び両脚部材132の上端同士を互いに連結する架橋部134を含む上下反転のU字状部分136を有し、U字状部分136が支持アーム18を上側から跨ぐことにより、回転翼42、50が支持アーム18に整合した状態で、回転翼42、50を回転方向の両側から挟んで回転翼42、50を回転不能に拘束する。【選択図】図4

Description

本発明は、マルチコプタの回転翼拘束器具に関し、更に詳細には、保守作業時等に用いられるマルチコプタの回転翼拘束器具に関する。
マルチコプタとして、本体フレームから前方且つ左右外方に延出した左右一対の前部アーム及び本体フレームから後方且つ左右外方に延出した左右一対の後部アームを有し、各前部アーム及び各後部アームの先端に電動式の回転翼による揚力発生装置が取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1)。
従来技術として、ヘリコプタの格納時に、ブレードを折り畳んだ状態で拘束するブレード拘束装置が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2016−215958号公報 特開2012−111272号公報
マルチコプタにおいては、保守作業時に、回転翼が邪魔にならず、保守作業が作業性よく行われるように、回転翼を所定の回転角位置に回転不能に拘束することが望まれる。
回転翼を所定の回転角位置に回転不能に拘束することは、回転翼を回転駆動する電動モータをブレーキ付きの電動機によって構成すればよいが、数多くの回転翼を有するマルチコプタでは、各回転翼の電動モータをブレーキ付きの電動機で構成する必要が生じ、経済的でない。
ヘリコプタの格納用のブレード拘束装置は、構造が複雑で、マルチコプタの各回転翼を回転不能に拘束することに向かない。
本発明が解決しようとする課題は、簡単な構造の器具で、マルチコプタの回転翼を回転不能に拘束することである。
本発明の一つの実施形態によるマルチコプタの回転翼拘束器具は、概ね水平に延在する棒状の支持アーム(18、20、174)に上下方向を向く回転軸線周りに回転可能に設けられた回転翼(42、44、50、52、178、182)を有するマルチコプタの前記回転翼(42、44、50、52、178、182)を回転不能に拘束する回転翼拘束器具であって、前記支持アーム(18、20、174)に当該支持アーム(18、20、174)の左右両側から着脱可能に係合する部分を含む第1の部分(132、150、152、194、196)と、前記第1の部分に固定され、前記回転翼を前記支持アームに整合した状態で拘束するべく、前記回転翼(42、44、50、52、178、182)を回転方向の両側から挟む部分を含む第2の部分(132、142、144、146、148、198、200)とを有する。
この構成によれば、構造が簡単で、回転翼(42、44、50、52、178、182)が回転不能に拘束される。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具は、好ましくは、前記支持アーム(18)が上下に互いに整合する上側アーム(22)及び下側アーム(24)を含み、前記回転翼(42、50)が前記上側アーム(22)及び前記下側アーム(24)の各々に互いに同軸的に設けられたマルチコプタ(10)のための回転翼拘束器具であって、前記第1の部分が前記上側アーム(22)及び前記下側アーム(24)の両者に係合し、前記第2の部分が各回転翼(42、50)を回転方向の両側から挟む。
この構成によれば、同軸的に設けられた回転翼(42、50)を一括して拘束することができる。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具は、好ましくは、1対の脚部材(132)及び前記両脚部材(132)の上端同士を互いに連結する架橋部(134)とを含む上下反転のU字状部分(136)を有し、前記両脚部材(132)が前記第1の部分及び前記第2の部分を構成する。
この構成によれば、構造が簡単で、回転翼(42、50)が回転不能に拘束される。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具において、好ましくは、前記U字状部分(136)が前記支持アーム(18)の長手方向に沿って互いに間隔をおいて1対設けられ、連結部(138)により前記両U字状部分(136)が互いに連結されている。
この構成によれば、回転翼(42、50)を回転不能に拘束することが確実に行われる。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具において、好ましくは、前記両U字状部分(136)が前記回転翼(42、50)の回転軸線の両側に配置される。
この構成によれば、回転翼(42、50)を回転不能に拘束することがより一層確実に行われる。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具は、好ましくは、前記回転翼(44、52)の回転軸線を中心として前記支持アーム(20)の前後左右の各々において上下方向に延在する4個の脚部材(142、144、146、148)と、前記脚部材(142、144、146、148)の上端を互いに連結する上側連結架橋部(150)と、前記脚部材(142、144、146、148)の下端を互いに連結する下側連結架橋部(152)とによって前記第1の部分及び前記第2の部分を構成し、前記両連結架橋部(150、152)の少なくとも一方が前記支持アーム(20)に着脱可能に締結される。
この構成によれば、構造が簡単な拘束器具によって、回転翼(44、52)が回転不能に拘束される。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具において、好ましくは、前記下側連結架橋部(152)が床面に当接する支脚(158)を有する。
この構成によれば、回転翼拘束器具から支持アーム(20)に荷重がかかっても、支持アーム(20)が変形することがない。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具において、好ましくは、前記上側連結架橋部(150)及び下側連結架橋部(152)が共通の部材によって構成されている。
この構成によれば、部品点数の削減が図られる。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具は、好ましくは、前記第1の部分が前記支持アーム(174)に着脱可能に外嵌される1対の半体(194、196)を有し、第2の部分が前記両半体(194、196)の各々上向き又は下向きに延出する突部(198、200)を有する。
この構成によれば、構造が簡単な拘束器具によって、回転翼(178、182)が回転不能に拘束される。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具において、好ましくは、前記支持アーム(174)及び前記第1の部分間に形状係合による回り止め部(202、204)が設けられている。
この構成によれば、構造が簡単な拘束器具によって、支持アーム(174)に対する回転翼拘束器具の回り止めが確実に行われる。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具において、好ましくは、前記第1の部分が前記支持アーム(174)の長手方向に摺動可能に保持されている。
この構成によれば、回転翼(178、182)の拘束とその解除が簡便に行われ得るようになる。
上記マルチコプタの回転翼拘束器具において、好ましくは、第2の部分は前記回転翼(42、44、50、52、178、182)を回転方向の両側から挟む部分を被覆するクッション部材(164、206)を有する。
この構成によれば、回転翼(42、44、50、52、178、182)が第2の部分に当たっても、回転翼(42、44、50、52、178、182)に損傷が生じることがない。
本発明によるマルチコプタの回転翼拘束器具によれば、構造が簡単で、回転翼が回転不能に拘束される。
本発明の実施形態1による回転翼拘束器具が適用されるマルチコプタの斜視図 実施形態1による回転翼拘束器具が適用されるマルチコプタのフレーム構造を示す斜視図 実施形態1による回転翼拘束器具が適用されるマルチコプタの平面図 本発明の実施形態1による回転翼拘束器具の使用状態を示す斜視図 本発明の実施形態1による回転翼拘束器具の斜視図 本発明の実施形態2による回転翼拘束器具の使用状態を示す斜視図 本発明の実施形態3による回転翼拘束器具が適用されるマルチコプタの斜視図 本発明の実施形態3による回転翼拘束器具の使用状態を示す斜視図 本発明の実施形態3による回転翼拘束器具の他の使用状態を示す斜視図
以下に、図を参照して本発明によるマルチコプタの回転翼拘束器具の実施形態を説明する。
先ず、実施形態1による回転翼拘束器具が適用されるマルチコプタを図1〜図3を参照した説明する。
マルチコプタ10は、前後方向に長い長方体形状の本体フレーム12を有する。本体フレーム12は、複数のパイプ材等の棒状部材を直方体状に組み合わせた骨格体14(図3参照)と、骨格体14の各面(6面)を塞ぐように骨格体14に取り付けられた6個の外装パネル16(図1参照)とを含む。
本体フレーム12の上部には人が乗る搭乗用の座席(搭乗部)100が設けられている。座席100の左右両側にはグリップ102が取り付けられている。グリップ102には操縦装置104が取り付けられている。本体フレーム12に左右両側には座席100に着座した乗員の足置き場であるステップ101が取り付けられている。本体フレーム12の座席100の前方には透明アクリル板等による風よけフード106が取り付けられている。本体フレーム12の下部には前後左右の4箇所に脚片状のランディングギヤ107が取り付けられている。
骨格体14の前部にはパイプ材等の棒状部材による左右一対の前部支持アーム18及び20が取り付けられている。
左側の前部支持アーム18は、骨格体14の上部左隅に固定された基端22Aを含み、当該基端22Aより水平に前方且つ左外方に延出した上側アーム22と、骨格体14の下部左隅に固定された基端24Aを含み、当該基端24Aより上側アーム22と平行に前方且つ左方に延出した下側アーム24と、上側アーム22の遊端22Bに接合された上端26A及び下側アーム24の遊端24Bに接合された下端26Bを含む連結ロッド(連結部材)26とを有する。
右側の前部支持アーム20は、骨格体14の上部右隅に固定された基端28Aを含み、当該基端28Aより水平に前方且つ右外方に延出した上側アーム28と、骨格体14の下部右隅に固定された基端30Aを含み、当該基端30Aより上側アーム28と平行に前方且つ右外方に延出した下側アーム30と、上側アーム28の遊端28Bに接合された上端32A及び下側アーム30の遊端(不図示)に接合された下端32Bを含む連結ロッド(連結部材)32とを有する。
つまり、左側の前部支持アーム18の上側アーム22と下側アーム24とは上下に整合し、右側の前部支持アーム20の上側アーム28と下側アーム30とは上下に整合し、各々対をなしている。
左右の上側アーム22、28の長手方向の中間部の下側には各々マウント部材34、36によって電動モータ38、40が下向きに取り付けられている。各電動モータ38、40の出力軸(不図示)には上下方向を向く回転中心を有する2翼による回転翼42、44が水平に取り付けられている。左右の下側アーム24、30の長手方向の中間部の上側には各々マウント部材37(一部不図示)によって電動モータ46、48が上向きに取り付けられている。各電動モータ46、48の出力軸(不図示)には上下方向を向く回転中心を有する2翼による回転翼50、52が水平に取り付けられている。このようにして、各回転翼42、44、50、52が前部支持アーム18、20に上下方向を向く回転軸線周りに回転可能に設けられている。
電動モータ38、40、46、48は、対応する回転翼42、44、50、52の個別の回転駆動装置であり、回転翼42、44、50、52を個別に回転駆動する。左側の回転翼42と50とは、互いに同心位置に設けられて互いに向かい合っており、つまり、互いに対向する向きの配置であり、ピッチ角が互いに反転して互いに相反する方向に回転駆動される。同様に、右側の回転翼44と52とは、互いに同心位置に設けられて互いに向かい合っており、つまり、互いに対向する向きの配置でありピッチ角が互いに反転して互いに相反する方向に回転駆動される。更に、左側の回転翼42及び50と右側の回転翼44及び52とは、本体フレーム12の左右方向の中心を前後方向に延在する中心線X(図2参照)を対称線として左右対称の配置である。このようにして、前部揚力発生装置LFが左右一対且つ左右対称配置の二重反転回転翼として構成され、スペース効率のよい高出力の前部揚力発生装置LFが得られる。
本体フレーム12の前部には前部ガード部材90が取り付けられている。前部ガード部材90は、上下に延在し且つ縦断面視で波状に成形された板状部材によって構成され、両端を本体フレーム12に固定されて回転翼42、44、50、52を一括して外囲し、且つ中間部を左右の前部支持アーム18及び20の双方の遊端、つまり連結ロッド26及び32の双方に結合され、平面視で左右方向に長い長円形状をしている。
これにより、前部支持アーム18及び20の遊端をなす連結ロッド26及び32の双方が前部ガード部材90によって互いに連結されると共に本体フレーム12によって支持され、左右の前部支持アーム18及び20の双方が両持ち梁になる。
骨格体14の後部にはパイプ材等の棒状部材による左右一対の後部支持アーム54及び56が取り付けられている。
左側の後部支持アーム54は、骨格体14の上部左隅に固定された基端58Aを含み、当該基端58Aより水平に後方且つ左外方に延出した上側アーム58と、骨格体14の下部左隅に固定された基端(不図示)を含み、当該基端より上側アーム58と平行に後方且つ左方に延出した下側アーム60と、上側アーム58の遊端58Bに接合された上端62A及び下側アーム60の遊端60Bに接合された下端62Bを含む連結ロッド(連結部材)62とを有する。
右側の後部支持アーム56は、骨格体14の上部右隅に固定された基端64Aを含み、当該基端64Aより水平に後方且つ右外方に延出した上側アーム64と、骨格体14の下部右隅に固定された(不図示)を含み、当該基端66Aより上側アーム64と平行に後方且つ右外方に延出した下側アーム66と、上側アーム64の遊端64Bに接合された上端68A及び下側アーム66の遊端66Bに接合された下端68Bを含む連結ロッド(連結部材)68とを有する。
つまり、左側の後部支持アーム54の上側アーム58と下側アーム60とは上下に整合し、右側の後部支持アーム56の上側アーム64と下側アーム66とは上下に整合し、各々対をなしている。
左右の上側アーム58、64の長手方向の中間部の下側には各々マウント部材70、72によって電動モータ74、76が下向きに取り付けられている。各電動モータ74、76の出力軸(不図示)には上下方向を向く回転中心を有する2翼による回転翼78、80が水平に取り付けられている。左右の下側アーム60、66の長手方向の中間部の上側には各々マウント部材73(一部不図示)(不図示)によって電動モータ82、84が上向きに取り付けられている。各電動モータ82、84の出力軸(不図示)には上下方向を向く回転中心を有する2翼による回転翼86、88が水平に取り付けられている。このようにして、各回転翼78、80、86、88が後部支持アーム54、56に上下方向を向く回転軸線周りに回転可能に設けられている。
電動モータ74、76、82、84は、対応する回転翼78、80、86、88の個別の回転駆動装置であり、回転翼78、80、86、88を個別に双方向に回転駆動する。左側の回転翼78と86とは、互いに同心位置に設けられて互いに向かい合っており、つまり、互いに対向する向きに配置であり、ピッチ角が互いに反転して互いに相反する方向に回転駆動される。同様に、右側の回転翼80と88とは、互いに同心位置に設けられて互いに向かい合っており、つまり、互いに対向する向きに配置であり、ピッチ角が互いに反転して互いに相反する方向に回転駆動される。更に、左側の回転翼78及び86と右側の回転翼80及び88とは、本体フレーム12の中心線Xを対称線として左右対称の配置である。このようにして、後部揚力発生装置LRが左右一対且つ左右対称配置の二重反転回転翼として構成され、スペース効率のよい高出力の後部揚力発生装置LRが得られる。
本体フレーム12の後部には後部ガード部材92が取り付けられている。後部ガード部材92は、上下に延在し且つ縦断面視で波状に成形された板状部材によって構成され、両端を本体フレーム12に固定されて回転翼78、80、86、88を一括して外囲し、且つ中間部を左右の後部支持アーム54及び56の双方の遊端、つまり連結ロッド62及び68の双方に結合され、平面視で左右方向に長い長円形状をしている。
これにより、後部支持アーム54及び56の遊端をなす連結ロッド62及び68が後部ガード部材92によって互いに連結されると共に本体フレーム12によって支持され、左右の後部支持アーム54及び56の双方が両持ち梁になる。
図3に示されているように、平面視で、本体フレーム12の中心線Xに対する上側アーム22及び下側アーム24の傾斜角θ1と、本体フレーム12の中心線Xに対する上側アーム28及び下側アーム30の傾斜角θ2と、本体フレーム12の中心線Xに対する上側アーム58及び下側アーム60の傾斜角θ3と、本体フレーム12の中心線Xに対する上側アーム64及び下側アーム66の傾斜角θ4とは、互いに同一であり、45度以下、好ましくは30度である。
そして、回転翼42、44、50、52は、上側アーム22、28、下側アーム24、30に対する電動モータ38及び回転翼42、電動モータ40及び回転翼44、電動モータ46及び回転翼50、電動モータ48及び回転翼52の取付位置及び回転翼42、44、50、52の直径の設定によって、各々、それぞれの全体が、平面視で、本体フレーム12より前方に位置している。回転翼78、80、86、88は、上側アーム58、64、下側アーム60、66に対する電動モータ74及び回転翼78、電動モータ76及び回転翼80、電動モータ82及び回転翼86、電動モータ84及び回転翼88の取付位置及び回転翼78、80、86、88の直径の設定によって、各々、それぞれの全体が、平面視で、本体フレーム12より後方に位置している。
この構成により、本体フレーム12と回転翼42、44、50、52、78、80、86、88とがオーバラップすることがなく、本体フレーム12の左右両側方が、回転翼42、44、50、52、78、80、86、88によって邪魔されることなく、前後方向の全長に亘って、開放される。
これにより、本体フレーム12の側方に広いスペースが確保され、本体フレーム12の側方からの座席100に対する人の乗り降りが容易になる。このことは、本体フレーム12の側方に人の乗り降りに必要なスペースを確保した上で、本体フレーム12の前後長を短縮できることにもなる。
本体フレーム12には、フライトコントローラ110、ジャイロセンサ112、下方距離センサ114、各電動モータ38、40、46、48、74、76、82、84の個別のESC(Electronic Speed Controller)116、バッテリ118、プラグ付きのバッテリ充電器120が取り付けられている。
フライトコントローラ110は、操縦装置104、ジャイロセンサ112、下方距離センサ114からの各信号に基づいて各電動モータ38、40、46、48、74、76、82、84のESC116に対し個別の指令信号を出力する。これにより、各電動モータ38、40、46、48、74、76、82、84が個別に駆動され、各回転翼42、44、50、52、78、80、86、88が個別の回転方向及び回転速度をもって回転駆動され、マルチコプタ10が飛翔する。
上述したように、前部支持アーム18及び20の遊端をなす連結ロッド26及び32が後部ガード部材92によって互いに連結されると共に本体フレーム12によって支持され、左右の後部支持アーム54及び56の双方が両持ち梁になっており、後部支持アーム54及び56の遊端をなす連結ロッド62及び68が後部ガード部材92によって互いに連結されると共に本体フレーム12によって支持され、左右の後部支持アーム54及び56の双方が両持ち梁になっているから、前部支持アーム18、20及び後部支持アーム54、56の見かけ上の曲げ剛性及び本体フレーム12に対する取付強度が向上する。
これにより、前部揚力発生装置LF及び後部揚力発生装置LRの支持構造体である前部支持アーム18、20及び後部支持アーム54、56がマルチコプタ10の軽量化のために棒状部材による簡素な構造であっても、堅牢な支持構造が得られ、前部揚力発生装置LF及び後部揚力発生装置LRの高出力化が可能になり、マルチコプタ10の積載可能荷重の増大を図ることができる。
前部ガード部材90及び後部ガード部材92は、回転翼42、44、50、52、78、80、86、88を保護し、回転翼42、44、50、52、78、80、86、88に異物が衝突することを回避するガード作用を行うものであるから、前述の前部支持アーム18、20及び後部支持アーム54、56の見かけ上の曲げ剛性及び本体フレーム12に対する取付強度を向上のための部材を別途設ける必要がなく、マルチコプタ10の軽量化が図られる。
前部ガード部材90は前部の回転翼42、44、50、52を一括して取り囲み、後部ガード部材92は後部の回転翼78、80、86、88を一括して取り囲んでいるから、ガード部材の個数の削減と共に、前部の回転翼42、44、50、52及び後部の回転翼78、80、86、88の各々の配置部において大きいスペースが確保され、メンテナンス性が向上する。
前部ガード部材90及び後部ガード部材92は縦断面視で波状に成形されている。これにより、前部ガード部材90がマルチコプタ10の軽量化のために比較的薄い鋼板等によって構成されていて、必要な曲げ及び捩り剛性、強度が得られる。
本体フレーム12の骨格体14が複数のパイプ材等の棒状部材を直方体状に組み合わせた構造体であることによっても、所要の強度を確保しつつマルチコプタ10の軽量化が図られる。
これらマルチコプタ10の軽量化及び前部揚力発生装置LF及び後部揚力発生装置LRの高出力化は、乗用化に必要なマルチコプタ10の積載可能荷重の増大に関し、極めて有益である。
本実施形態のマルチコプタ10は、本体フレーム12と回転翼42、44、50、52、78、80、86、88とがオーバラップすることがなく、本体フレーム12の左右両側方が、回転翼42、44、50、52、78、80、86、88によって邪魔されることなく、前後方向の全長に亘って、開放されるから、本体フレーム12の側方に広いスペースが確保され、本体フレーム12の側方からの座席100に対する人の乗り降りが容易になる。このことは、本体フレーム12の側方に人の乗り降りに必要なスペースを確保した上で、本体フレーム12の前後長を短縮できることにもなる。
次に、実施形態1による回転翼拘束器具を、図4及び図5を参照して説明する。尚、図4は、前部揚力発生装置LFの左側の回転翼42、44への適用例を示されている。
実施形態1による回転翼拘束器具は、その全体を符号130によって示されている。回転翼拘束器具130は、1対の脚部132及び両脚部132の上端同士を互いに連結する架橋部134とを含む2個の上下反転のパイプ製のU字状部材136を有し、2個のU字状部材136同士が4個の連結パイプ138によって互いに連結されている。
各U字状部材136の1対の脚部132が、前部支持アーム18の上側アーム22及び下側アーム24にこれらのアームの左右両側から着脱可能に係合する部分を含む第1の部分及び同軸的に設けられた上下2個の回転翼42、50を一括して回転方向の両側から挟む部分を含む第2の部分をなしている。
2個のU字状部材136は、上側アーム22及び下側アーム24の長手方向に沿って互いに間隔をおいて、且つ回転翼42、50の共通の回転軸線の両側に配置される。
脚部132が回転翼42、50を回転方向の両側から挟む部分はスポンジ等のクッション部材164によって被覆されている。
回転翼拘束器具130の使用に際しては、回転翼42、50が上側アーム22及び下側アーム24の長手方向に整合する回転位置に回転翼42、50を回し、上側アーム22の上方から回転翼拘束器具130を、各1対の脚部132が回転翼42、50を回転方向の両側から挟むように落とし込む。これにより、各U字状部材136が上側アーム22及び下側アーム24を跨ぎ、各1対の脚部132が回転翼42、50を回転方向の両側に位置する。
回転翼拘束器具130の落とし込みにより、回転翼拘束器具130によって、上下2個の回転翼42、50が、上側アーム22及び下側アーム24に整合した状態で、一括して回転不能に拘束される。2個のU字状部材136は回転翼42、50の回転軸線の両側に配置されるから、回転翼42、50を回転不能に拘束することが確実に行われる。
これにより、回転翼42、50が不要に回転することが阻止されると共に、ガード部材90の内側の回転翼42、50の周囲に広い保守作業スペースが確保され、回転翼42、50が邪魔になることなく保守作業が作業性よく行われ得るようになる。
回転翼拘束器具130は、簡単な構造で、軽量で取り扱いが容易であり、簡単な作業によってマルチコプタ10の回転翼42、50を一括して確実に回転不能に拘束することができる。
脚部132が回転翼42、50を回転方向の両側から挟む部分はクッション部材164によって被覆されているので、回転翼52が脚部132に直接当接することがなく、148に当たっても、回転翼44、52に損傷が生じることがない。
尚、回転翼拘束器具130は、前部揚力発生装置LFの右側の回転翼44、52や、後部揚力発生装置LRの左側の回転翼78、86、右側の回転翼80、88に同様に適用される。回転翼拘束器具130はマルチコプタ10の運搬時に用いられてもよい。
次に、実施形態2による回転翼拘束器具を、図6を参照して説明する。尚、図4は、前部揚力発生装置LFの右側の回転翼42、52への適用例を示されている。
実施形態2による回転翼拘束器具は、その全体を符号140によって示されている。回転翼拘束器具140は、同軸的配置の上下の回転翼44、52の共通の回転軸線を中心として前部支持アーム20の上側アーム28及び下側アーム30の前後左右(上側アーム28及び下側アーム30の長手方向の2箇所の左右両側)の各々において上下方向に延在する棒状の4個の脚部材142、144、146、148と、脚部材142、144、146、148の上端を互いに連結する板状の上側連結架橋部材150と、脚部材142、144、146、148の下端を互いに連結する板状の下側連結架橋部材152とを有する。
脚部材142及び144と、脚部材146及び148とは、回転翼44、52の共通の回転軸線の両側において、各々上側アーム22及び下側アーム24の左右両側に位置すべく互いに対をなしている。上側連結架橋部材150は複数のボルト154によって各脚部材142、144、146、148の上端に固定されている。下側連結架橋部材152は、各脚部材142、144、146、148に対応する貫通孔156を有し、各貫通孔156に対応する脚部材142、144、146、148の抜き差し可能に挿入される。
これにより、回転翼拘束器具140は、4個の脚部材142、144、146、148と、上側連結架橋部材150と下側連結架橋部材152とによって、上側アーム28及び下側アーム30を左右両側から着脱可能に係合する部分を含む第1の部分及び上下2個の回転翼44、52を一括して回転方向の両側から挟む部分を含む第2の部分をなしている。
下側連結架橋部材152には床面に当接する棒状部材による2個の支脚158が取り付けられている。上側連結架橋部材150及び下側連結架橋部材152は共通の部材によって構成されている。これにより、部品点数の削減が図られる。尚、下側連結架橋部材152の貫通孔156は上側連結架橋部材150ではボルト154が貫通するボルト通し孔になる。
上側連結架橋部材150は長手方向の中央部においてボルト160によって上側アーム28に固定のマウント部材36に着脱可能に締結される。下側連結架橋部材152は長手方向の中央部においてボルト162によって下側アーム30に固定のマウント部材37に着脱可能に締結される。上側アーム28に対する上側連結架橋部材150の固定、下側アーム30に対する下側連結架橋部材152の固定は、何れか一方であってもよい。
脚部材142、144、146、148が回転翼44、52を回転方向の両側から挟む部分はスポンジ等のクッション部材164によって被覆されている。
回転翼拘束器具140の使用に際しては、回転翼44、52が上側アーム28及び下側アーム30の長手方向に整合する回転位置に回転翼44、52を回し、下側アーム30の下方に整合するように下側連結架橋部材152を配置し、ボルト162によって下側連結架橋部材152を下側アーム30に固定する。
その後に上側アーム28の上方から脚部材142、144、146、148と上側連結架橋部材150との組立体を、脚部材142及び144と脚部材146及び148とが各々回転翼44、52を回転方向の両側から挟むように落とし込み、脚部材142、144、146、148の各下端を対応する下側連結架橋部材152の貫通孔156に嵌合させる。その後に、ボルト160によって上側連結架橋部材150を上側アーム28に固定する。
これにより、回転翼拘束器具140は、上側アーム28及び下側アーム30に固定され、上側アーム28及び下側アーム30と、上下2個の回転翼44、52とを一括して取り囲む略長方体形状の枠体になり、上下2個の回転翼42、44が、上側アーム22及び下側アーム24に整合した状態で、一括して回転不能に拘束する。各々対をなす脚部材142及び144と脚部材146及び148とは回転翼44、52の回転軸線の両側に配置されるから、回転翼44、52を回転不能に拘束することが確実に行われる。
これにより、回転翼44、52が不要に回転することが阻止されると共に、ガード部材90の内側の回転翼44、52の周囲に広い保守作業スペースが確保され、回転翼44、52が邪魔になることなく保守作業が作業性よく行われ得るようになる。
回転翼拘束器具140は、簡単な構造で、軽量で取り扱いが容易であり、簡単な作業によってマルチコプタ10の回転翼44、52を確実に回転不能に拘束することができる。
脚部材142、144、146、148が回転翼44、52を回転方向の両側から挟む部分はクッション部材164によって被覆されているので、回転翼44、52が脚部材142、144、146、148に直接当接することがなく、回転翼44、52に損傷が生じることがない。
下側連結架橋部材152が支脚158によって床面に当接することにより、回転翼拘束器具140から前部支持アーム20に荷重がかかっても、前部支持アーム20が変形することがない。
尚、回転翼拘束器具140も、前部揚力発生装置LFの左側の回転翼42、50や、後部揚力発生装置LRの左側の回転翼78、86、右側の回転翼80、88に同様に適用される。回転翼拘束器具140もマルチコプタ10の運搬時に用いられてよい。
次に、実施形態3による回転翼拘束器具及び実施形態3による回転翼拘束器具が適用されるマルチコプタを図7、図8を参照して説明する。
実施形態3による回転翼拘束器具が適用されるマルチコプタは、図7に示されているように、全体を符号170によって示されている。
マルチコプタ170は、六角盤状の本体172と、本体172の外周部から放射状に延出した6個の支持アーム174と、各支持アーム174の遊端に設けられた電動モータ176と、電動モータ176の出力軸(不図示)に取り付けられた2翼による回転翼178と、本体172の下部に設けられた脚体180とを有する。
実施形態3による回転翼拘束器具は、図9に示されているように、その全体を符号190によって示されている。回転翼拘束器具190は、上下2個のボルト192によって互いに締結されて支持アーム174に着脱可能に外嵌される1対の半体194及び196と、各半体194及び196から上向きに延出する突部198及び200とを有し、半体194及び196は支持アーム174を左右両側から着脱可能に係合する部分を含む第1の部分をなし、突部198及び200が回転翼178を回転方向の両側から挟む部分を含む第2の部分をなしている。
支持アーム174の遊端近傍の外周にはキー形状部202が形成されている。半体194及び196にはキー形状部202が係合するキー溝部204が形成されている。キー形状部202及びキー溝部204は、形状係合し、互いに結合された半体194及び196の支持アーム174に対する回り止めを行う。
突部198及び200はスポンジ等のクッション部材206によって被覆されている。
回転翼拘束器具190の使用に際しては、回転翼178が支持アーム174の長手方向に整合する回転位置に回転翼178を回し、その後に支持アーム174に外嵌した状態でボルト192によって半体194及び196を互いに結合する。そして、キー形状部202及びキー溝部204の形状係合によって、互いに結合された半体194及び196の支持アーム174に対する回り止めを行う。
この状態では、突部198及び200が回転翼44、52の回転軸線の両側に配置され、回転翼178を回転不能に拘束する。
これにより、回転翼44、52が不要に回転することが阻止されると共に、回転翼178の周囲に広い保守作業スペースが確保され、回転翼178が邪魔になることなく保守作業が作業性よく行われ得るようになる。
回転翼拘束器具190は、簡単な構造で、軽量で取り扱いが容易であり、簡単な作業によってマルチコプタ170の回転翼178を確実に回転不能に拘束することができる。
突部198及び200はクッション部材206によって被覆されているので、回転翼178が突部198、200に当たっても、回転翼178に損傷が生じることがない。
半体194及び196の結合体は支持アーム174の長手方向に摺動可能に保持されていてもよい。この場合には、支持アーム174に対する半体194及び196の長手方向の摺動移動によって、回転翼178の拘束とその解除が簡便に行われ得るようになる。
回転翼拘束器具190は、図9に示されているように、3翼の回転翼182の拘束にも使用され得る。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :マルチコプタ
12 :本体フレーム
14 :骨格体
16 :外装パネル
18 :前部支持アーム
20 :前部支持アーム
22 :上側アーム
22A :基端
22B :遊端
24 :下側アーム
24A :基端
24B :遊端
26 :連結ロッド
26A :上端
26B :下端
28 :上側アーム
28A :基端
28B :遊端
30 :下側アーム
30A :基端
32 :連結ロッド
32A :上端
32B :下端
34 :マウント部材
36 :マウント部材
37 :マウント部材
38 :電動モータ
40 :電動モータ
42 :回転翼
44 :回転翼
46 :電動モータ
48 :電動モータ
50 :回転翼
52 :回転翼
54 :後部支持アーム
56 :後部支持アーム
58 :上側アーム
58A :基端
58B :遊端
60 :下側アーム
60B :遊端
62 :連結ロッド
62A :上端
62B :下端
64 :上側アーム
64A :基端
64B :遊端
66 :下側アーム
66A :基端
66B :遊端
68 :連結ロッド
68A :上端
68B :下端
70 :マウント部材
72 :マウント部材
74 :電動モータ
76 :電動モータ
78 :回転翼
80 :回転翼
82 :電動モータ
84 :電動モータ
86 :回転翼
88 :回転翼
90 :前部ガード部材
92 :後部ガード部材
100 :座席
101 :ステップ
102 :グリップ
104 :操縦装置
106 :フード
107 :ランディングギヤ
110 :フライトコントローラ
112 :ジャイロセンサ
114 :下方距離センサ
116 :ESC
118 :バッテリ
120 :バッテリ充電器
122 :受信モジュール
130 :回転翼拘束器具
132 :脚部
134 :架橋部
136 :U字状部材
138 :連結パイプ
140 :回転翼拘束器具
142 :脚部材
144 :脚部材
146 :脚部材
148 :脚部材
150 :上側連結架橋部材
152 :下側連結架橋部材
154 :ボルト
156 :貫通孔
158 :支脚
160 :ボルト
162 :ボルト
164 :クッション部材
170 :マルチコプタ
172 :本体
174 :支持アーム
176 :電動モータ
178 :回転翼
180 :脚体
182 :回転翼
190 :回転翼拘束器具
192 :ボルト
194 :半体
196 :半体
198 :突部
200 :突部
202 :キー形状部
204 :キー溝部
206 :クッション部材
LF :前部揚力発生装置
LR :後部揚力発生装置

Claims (12)

  1. 概ね水平に延在する棒状の支持アームに上下方向を向く回転軸線周りに回転可能に設けられた回転翼を有するマルチコプタの前記回転翼を回転不能に拘束する回転翼拘束器具であって、
    前記支持アームに当該支持アームの左右両側から着脱可能に係合する部分を含む第1の部分と、
    前記第1の部分に固定され、前記回転翼を前記支持アームに整合した状態で拘束するべく、前記回転翼を回転方向の両側から挟む部分を含む第2の部分とを有するマルチコプタの回転翼拘束器具。
  2. 前記支持アームが上下に互いに整合する上側アーム及び下側アームを含み、前記回転翼が前記上側アーム及び前記下側アームの各々に互いに同軸的に設けられたマルチコプタのための回転翼拘束器具であって、
    前記第1の部分が前記上側アーム及び前記下側アームの両者に係合し、前記第2の部分が各回転翼を回転方向の両側から挟む請求項1に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  3. 1対の脚部材及び前記両脚部材の上端同士を互いに連結する架橋部とを含む上下反転のU字状部分を有し、前記両脚部材が前記第1の部分及び前記第2の部分を構成する請求項1又は2に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  4. 前記U字状部分が前記支持アームの長手方向に沿って互いに間隔をおいて1対設けられ、連結部により前記両U字状部分が互いに連結されている請求項3に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  5. 前記両U字状部分が前記回転翼の回転軸線の両側に配置される請求項4に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  6. 前記回転翼の回転軸線を中心として前記支持アームの前後左右の各々において上下方向に延在する4個の脚部材と、前記脚部材の上端を互いに連結する上側連結架橋部と、前記脚部材の下端を互いに連結する下側連結架橋部とによって前記第1の部分及び前記第2の部分を構成し、前記両連結架橋部の少なくとも一方が前記支持アームに着脱可能に締結される請求項1に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  7. 前記下側連結架橋部が床面に当接する支脚を有する請求項6に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  8. 前記上側連結架橋部及び前記下側連結架橋部が共通の部材によって構成されている請求項6又は7に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  9. 前記第1の部分が前記支持アームに着脱可能に外嵌される1対の半体を有し、
    前記第2の部分が前記両半体の各々上向き又は下向きに延出する突部を有する請求項1に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  10. 前記支持アーム及び前記第1の部分間に形状係合による回り止め部が設けられている請求項9に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  11. 前記第1の部分が前記支持アームの長手方向に摺動可能に保持されている請求項9又は10に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
  12. 前記第2の部分は前記回転翼を回転方向の両側から挟む部分を被覆するクッション部材を有する請求項1から11の何れか一項に記載のマルチコプタの回転翼拘束器具。
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