JP2019081738A - 染毛用第1剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、長期保存しても優れた製剤安定性を有する染毛用第1剤組成物を提供することである。【解決手段】上記課題を解決するために、(A)硫酸が付加された酸化染料、(B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム、(C)高級アルコールを含有し、(A)成分の含有量が2〜10質量%であることを特徴とする染毛用第1剤組成物を提供する。これにより、硫酸が付加された酸化染料の含有量が高められても、製剤安定性に優れるという効果を得ることができる。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪等を染毛するための酸化染毛剤組成物に関する。さらに詳しくは、酸化染毛剤組成物の第1剤組成物の製剤安定性に関する。
酸化染毛剤組成物は、染料中間体とカプラーからなる酸化染料を毛髪内部で酸化重合させることにより発色させて、染毛するものであり、酸化染料を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混合して用いている。
酸化染料としては、染料中間体やカプラー、それらの硫酸塩及び塩酸塩等が知られており、例えば、特許文献1〜3には、染料中間体として硫酸トルエン−2,5−ジアミン(p−トルイレンジアミン硫酸塩)が含有された、酸化染毛剤組成物の第1剤が開示されている。
特開2004−168733号公報 特開2003−104856号公報 特開2003−104857号公報
乳化状態の酸化染毛剤組成物の第1剤において、硫酸が付加された酸化染料の含有量を高くすると、製剤の安定性が劣ることとなり、長期間保存する際に乳化状態を維持することができない。そのため、酸化染毛剤組成物の第1剤において、硫酸が付加された酸化染料の含有量を高くできないという課題がある。
そこで、本発明の課題は、硫酸が付加された酸化染料の含有量が高められた酸化染毛剤組成物の第1剤において、長期間保存しても優れた製剤安定性を有する第1剤を提供することである。
発明者は、上記課題に対して鋭意検討した結果、硫酸が付加された酸化染料を含む酸化染毛剤組成物の第1剤において、炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムと高級アルコールを含有させることにより、優れた製剤安定性を有する第1剤が得られることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の酸化染毛剤組成物の第1剤組成物、前記第1剤組成物を含む酸化染毛剤組成物及びその使用方法である。
本発明の乳化状の染毛用第1剤組成物は、下記(A)〜(C)成分を含有し、下記(A)成分を2〜10質量%含有することを特徴とする。
(A)硫酸が付加された酸化染料
(B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム
(C)高級アルコール
この染毛用第1剤組成物によれば、硫酸が付加された酸化染料の含有量を高くしても、優れた製剤安定性を有するという効果を得ることができる。
また、本発明の染毛用第1剤組成物の一実施態様によれば、(A)成分は、染料中間体の硫酸塩であることを特徴とする。
この特徴によれば、脱硫酸した染料中間体を用いる必要がないため、染料中間体を容易に入手することが可能である。
また、本発明の染毛用第1剤組成物の一実施態様によれば、(A)成分は、p−トルイレンジアミンの硫酸塩であることを特徴とする。
この特徴によれば、他の染料より濃い染毛性を得られるという効果を有する。
また、本発明の染毛用第1剤組成物の一実施態様によれば、(A)成分は、カプラーの硫酸塩であることを特徴とする。
この特徴によれば、脱硫酸したカプラーを用いる必要がないため、カプラーを容易に入手することが可能である。
また、本発明の染毛用第1剤組成物の一実施態様によれば、(B)成分の含有量に対する、(A)成分の含有量の質量比(A)/(B)が0.1〜7であることを特徴とする。
この特徴によれば、長期保存における製剤安定性に優れるという本発明の効果をより発揮することができる。
また、本発明の染毛用第1剤組成物の一実施態様によれば、(C)成分として、(C−1)ステアリルアルコール、アラキルアルコール及びベヘニルアルコールから選ばれる1種以上と、(C−2)セチルアルコールとを含有し、前記(C−1)成分の含有量に対する前記(C−2)成分の含有量の質量比(C−2)/(C−1)が0.15〜2.5であることを特徴とする。
この特徴によれば、長期保存後の粘度低下を防ぐという効果を有する。
また、本発明の酸化染毛剤組成物は、染毛用第1剤組成物と、酸化剤を含有する第2剤を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、優れた製剤安定性を有する酸化染毛剤組成物を提供することができる。
また、本発明の染毛方法は、前記酸化染毛剤組成物を用いることを特徴とする。
この特徴によれば、一定の品質が保たれた染毛剤組成物を用いて染毛処理を行うことができる。
本発明によれば、硫酸が付加された酸化染料の含有量が高められても、製剤安定性に優れた染毛用第1剤組成物を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を含めて説明する。
[染毛用第1剤組成物]
本発明の乳化状の染毛用第1剤組成物は、下記(A)〜(C)成分を含有し、下記(A)成分を2〜10質量%含有することを特徴とする。
(A)硫酸が付加された酸化染料
(B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム
(C)高級アルコール
次に、本発明の染毛用第1剤組成物に使用する各成分について、詳細に説明する。
<(A)硫酸が付加された酸化染料>
酸化染料は、酸化剤により酸化重合して発色する染料である。酸化染料には、染料中間体とカプラーがあり、染料中間体は、自身の酸化により発色する物質であり、カプラーは、染料中間体との組み合わせにより種々の色調となる物質である。
硫酸が付加された酸化染料としては、例えば、料中間体及びカプラーの両方が硫酸塩であるか、どちらか一方が硫酸塩であるものが挙げられる。
染料中間体の硫酸塩は、主としてo−又はp−のフェニレンジアミン類あるいはアミノフェノール類である染料先駆物質であり、通常、それ自体は無色か又は弱く着色した化合物である。
具体的には、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン(p−トルイレンジアミン)、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−メチルアミノフェノール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、o−クロル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−m−クレゾール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4−ジアミノフェノール、2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール等の硫酸塩が例示される。染料中間体の硫酸塩は、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。
カプラーの硫酸塩としては、主としてm−のジアミン類、アミノフェノール類の硫酸塩が挙げられる。具体的には、m−アミノフェノール、5−アミノ−o−クレゾール、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、トルエン−3,4−ジアミン、2,6−ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、N,N−ジエチル−m−アミノフェノール、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール等の硫酸塩が例示される。カプラーの硫酸塩は、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。
染毛用第1剤組成物中における硫酸が付加された酸化染料の含有量は、下限値としては、より好ましくは2.5質量%以上であり、特に好ましくは3質量%以上である。(A)成分の含有量が2質量%以上であることで、優れた染毛性を得ることができる。上限値としては、より好ましくは7質量%以下であり、特に好ましくは6質量%以下である。(A)成分の含有量が10質量%以下であると、長期保存後も製剤安定性を維持することができる。
染毛用第1剤組成物中における硫酸が付加された酸化染料の含有量は、硫酸部分を除いた部分構造として、好ましくは1.1〜5.5質量%である。下限値としては、より好ましくは1.4質量%以上であり、特に好ましくは1.6質量%以上である。上限値としては、より好ましくは4質量%以下であり、特に好ましくは3.5質量%以下である。
<(B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム>
炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムは、アニオン界面活性剤として作用するものであり、炭素数14以上のアルコールを濃硫酸、発煙硫酸、クロロスルホン酸、無水硫酸、スルファミン酸等で硫酸化して得ることができる。炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムとして、例えば、ミリスチル硫酸ナトリウム(テトラデシル硫酸ナトリウム)、セチル硫酸ナトリウム(ヘキサデシル硫酸ナトリウム)、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、イソステアリル硫酸ナトリウム、ウンデシル硫酸ナトリウム等が挙げられ、1又は2種以上を使用することができる。
染毛用第1剤組成物中における炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムの含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.01〜10質量%である。下限値としては、より好ましくは0.1質量%以上であり、特に好ましくは0.5質量%以上である。上限値としては、より好ましくは5質量%以下であり、特に好ましくは3質量%以下である。
(B)成分の含有量が、0.01〜10質量%であると、より製剤安定性を向上させることができる。
染毛用第1剤組成物中において、前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比(A)/(B)は特に制限されないが、好ましくは0.1〜7である。下限値としては、より好ましくは0.2以上であり、特に好ましくは0.3以上である。上限値としては、より好ましくは6.5以下であり、特に好ましくは6以下である。
質量比(A)/(B)が0.1〜7の範囲であると、製剤安定性により優れた効果を発揮することができる。
<(C)高級アルコール>
高級アルコールとしては、炭素数12以上のアルコールであり、具体的には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール等が挙げられる。
染毛用第1剤組成物中における高級アルコールの含有量は、特に制限されないが、好ましくは1〜20質量%である。下限値としては、より好ましくは3質量%以上であり、特に好ましくは5質量%以上である。上限値としては、より好ましくは15質量%以下であり、特に好ましくは12質量%以下である。(C)成分の含有量が1〜20質量%の範囲であると、製剤の安定性が良好となる。
染毛用第1剤組成物において、(C)成分として、(C−1)炭素数18以上の高級アルコールと、(C−2)炭素数16以下の高級アルコールとを含有することが好ましい。
炭素数18以上の高級アルコールとしては、例えば、好ましくはステアリルアルコール、アラキルアルコール及びベヘニルアルコール等であり、特に好ましくはステアリルアルコールである。 炭素数16以下の高級アルコールとしては、好ましくは、セチルアルコールである。
前記(C−1)成分の含有量に対する前記(C−2)成分の含有量の質量比(C−2)/(C−1)は特に制限されないが、好ましくは0.15〜2.5である。下限値としては、より好ましくは0.2以上であり、更に好ましくは0.25以上であり、特に好ましくは0.3以上である。上限値としては、より好ましくは2以下であり、更に好ましくは1.5以下であり、特に好ましくは1以下である。
質量比(C−2)/(C−1)が0.15〜2.5の範囲であると、長期保存後の粘度低下を防止することができる。
<その他の成分>
本発明の染毛用第1剤組成物は、上記成分以外にも、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、アルカリ剤、上記(A)成分に含まれない染料中間体及びカプラー、直接染料、油性成分、界面活性剤、無水亜硫酸ナトリウム等の酸化防止剤、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、エタノール等の有機溶剤、ソルビトール、マルトース等の糖類、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリ塩化ジメチルジメチレンピペリジニウム液(ポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウム液)、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン性ポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、並びにアクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル等の共重合体等のアニオン性ポリマー、アクリルアミド・アクリル酸塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体等の両性ポリマー、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液等のキレート剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤が挙げられる。
<アルカリ剤>
アルカリ剤は、毛髪を膨張させて、染料や酸化剤の浸透を促進する作用を有するものである。アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、アルカノールアミン、ケイ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、塩基性アミノ酸、水酸化物等が例示される。具体的には、アルカノールアミンとしてはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、イソプロピルアミン等が例示され、ケイ酸塩としてはケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が例示され、炭酸塩としては炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸マグネシウム、炭酸グアニジン等が例示され、炭酸水素塩としては炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が例示され、メタケイ酸塩としてはメタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等が例示され、リン酸塩としてはリン酸二アンモニウム、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリウム等が例示され、塩基性アミノ酸としてはアルギニン、リジン及びそれらの塩等が例示され、水酸化物としては水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等が例示される。これらの中でも、アンモニア及びアルカノールアミンが好ましい。
染毛用第1剤組成物中におけるアルカリ剤の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.02〜40質量%である。下限値としては、より好ましくは0.2質量%以上であり、上限値としては、好ましくは30質量%以下である。
<(A)成分に含まれない染料中間体>
(A)成分に含まれない染料中間体としては、上記で示した染料中間体の脱硫酸物、塩酸塩等が挙げられる。
染毛用第1組成物中における(A)成分に含まれない染料中間体の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.02〜10質量%である。下限値としては、より好ましくは0.1質量%以上であり、特に好ましくは0.2質量%以上である。上限値としては、より好ましくは6質量%以下であり、特に好ましくは4質量%以下である。
<(A)成分に含まれないカプラー>
(A)成分に含まれないカプラーとしては、上記で示した染料中間体及びカプラーの脱硫酸物、塩酸塩等が挙げられる。
更に、ジフェノール類が挙げられる。具体的には、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、α−ナフトール、フェニルメチルピラゾロン、3,3’−イミノジフェニール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、タンニン酸及びそれらの塩、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール等が例示される。カプラーは、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。
染毛用第1組成物中における(A)成分に含まれないカプラーの含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.02〜10質量%である。下限値としては、より好ましくは0.1質量%以上であり、特に好ましくは0.2質量%以上である。上限値としては、より好ましくは6質量%以下であり、特に好ましくは4質量%以下である。
<直接染料>
直接染料は、色を有する化合物であり、毛髪に付着又は浸透して染毛する染料である。例えば、酸性染料、塩基性染料、天然染料、ニトロ染料、HC染料、分散染料等がある。これら直接染料は単独で配合しても良く、組み合わせて配合しても良い。
上記酸性染料としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色227号、赤色230号の(1)、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、だいだい色205号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204号、緑色401号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、かっ色201号、黒色401号等を例示できる。
上記塩基性染料としては、Basic Blue 3、Basic Blue 6、Basic Blue 7、Basic Blue 9、Basic Blue 26、Basic Blue 41、Basic Blue 47、Basic Blue 75、Basic Blue 99、Basic Blue 124、Basic Brown 4、Basic Brown 16、Basic Brown 17、Basic Green 1、Basic Green 4、Basic Orange 1、Basic Orange 2、Basic Orange 31、Basic Red 1、Basic Red 2、Basic Red 22、Basic Red 46、Basic Red 51、Basic Red 76、Basic Red 118、Basic Violet 1、Basic Violet 3、Basic Violet 4、Basic Violet 10、Basic Violet11:1、Basic Violet 14、Basic Violet 16、Basic Yellow 11、Basic Yellow 28、Basic Yellow 57、Basic Yellow 87等を例示できる。
上記天然染料としては、クチナシ色素、ウコン色素、アナトー色素、銅クロロフィリンナトリウム、パプリカ色素、ラック色素、ヘナ等を例示できる。
上記ニトロ染料としては、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクラミン酸、ピクリン酸、及びそれらの塩等を例示できる。
上記HC染料としては、HC Blue No.2、HC Blue No.5、HC Blue No.6、HC Blue No.9、HC Blue No.10、HC Blue No.11、HC Blue No.12、HC Blue No.13、HC Orange No.1、HC Orange No.2、HC Orange No.3、HC Red No.1、HC Red No.3、HC Red No.7、HC Red No.10、HC Red No.11、HC Red No.13、HC Red No.14、HC Violet No.1、HC Violet No.2、HC Yellow No.2、HC Yellow No.4、HC Yellow No.5、HC Yellow No.6、HC Yellow No.9、HC Yellow No.10、HC Yellow No.11、HC Yellow No.12、HC Yellow No.13、HC Yellow No.14、HC Yellow No.15等を例示できる。
上記分散染料としては、Disperse Black 9、Disperse Blue 1、Disperse Blue 3、Disperse Blue 7、Disperse Brown 4、Disperse Orange 3、Disperse Red 11、Disperse Red 15、Disperse Red 17、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Violet 15等を例示できる。
染毛用第1剤組成物中における直接染料の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.002〜20質量%である。下限値としては、より好ましくは0.02質量%以上であり、上限値としては、より好ましくは6質量%以下である。
<油性成分>
油性成分は、例えば、油脂、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン油、フッ素油等が例示される。これらの油性成分から、1種又は2種以上を選んで用いることができる。油性成分を含有することにより、染毛性を向上することができる。
油脂は、トリグリセリドすなわち脂肪酸とグリセリンとのトリエステルである。例えば、オリーブ油、ローズヒップ油、ツバキ油、シア脂、マカデミアナッツ油、アーモンド油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アボカド油、カロット油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等が挙げられる。
ロウ類は、高級脂肪酸と高級アルコールのエステルである。例えば、ミツロウ(蜜蝋)、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン、鯨ロウ、コメヌカロウ、サトウキビロウ、パームロウ、モンタンロウ、綿ロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、カポックロウ、セラックロウ等が挙げられる。
炭化水素は、炭素と水素よりなる化合物である。例えば、流動パラフィン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、イソパラフィン類、オゾケライト、セレシン、ポリエチレン、α−オレフィンオリゴマー、ポリブテン、合成スクワラン、スクワレン、水添スクワラン、リモネン、テレビン油等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。
エステル類は、脂肪酸とアルコールとの脱水反応によって得られる化合物である。例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、セバシン酸ジイソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルへキシル、エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸ブチル、イソステアリン酸イソセチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、脂肪酸(C10−30)(コレステリル/ラノステリル)、乳酸ラウリル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ラノリン誘導体等が挙げられる。
シリコーン油は、有機基のついたケイ素と酸素が化学結合により交互に連なった合成高分子である。例えば、ジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコン)、ヒドロキシ末端基を有するジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコノール)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
上記のうち、アミノ変性シリコーンとしては、例えば、アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:アミノプロピルジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:アモジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:トリメチルシリルアモジメチコン)等が挙げられる。
染毛用第1剤組成物中における油性成分の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.2〜60質量%である。下限値としては、より好ましくは1質量%以上であり、特に好ましくは2質量%以上である。上限値としては、より好ましくは40質量%以下であり、特に好ましくは20質量%以下である。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
なお、以下の記載において、POEはポリオキシエチレン鎖、POPはポリオキシプロピレン鎖を示す。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEモノ脂肪酸エステル類、POEグリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、モノグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、アルキルポリグルコシド類等が挙げられる。POEアルキルエーテル類の具体例としては、POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEラノリン、POEフィトステロール等が挙げられる。
POE、POPの繰り返し単位数としては、例えば、2〜100が挙げられ、界面活性作用を示すものであればいずれのものも使用可能である。
染毛用第1剤組成物中におけるノニオン性界面活性剤としては、異なるHLB値を有する2種以上のものを含有することが好ましい。
「HLB」とは、親水親油バランス:Hydrophile-Lipophile Balanceの略称であって、一般的に、界面活性剤の分子が持つ親水性と親油性の相対的な強さを表すパラメーターであり、HLBの値が大きいほど親水性が強く、HLBの値が小さいほど親油性が強い。HLBの値は公知のグリフィン(Griffin)の式から算出される。
異なるHLB値を有するノニオン性界面活性剤としては、親水性のノニオン性界面活性剤と、親油性のノニオン性界面活性剤からなる組み合わせが好ましく、HLB値として、10未満のノニオン性界面活性剤と、10〜20のノニオン性界面活性剤とからなる組み合わせがより好ましい。
上記異なるHLB値を有するノニオン性界面活性剤を組み合わせることで、ノニオン性界面活性剤の含有量を大幅に削減することができる。ノニオン性界面活性剤の含有量を大幅に削減できることで、コストを削減できる他、毛髪内部への染料の浸透性の向上、毛髪の明度や感触向上に寄与することができる。
染毛用第1剤組成物中におけるノニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.05〜10質量%である。下限値としては、より好ましくは0.1質量%以上であり、特に好ましくは0.2質量%以上である。上限値としては、より好ましくは5質量%以下であり、特に好ましくは3.5質量%以下である。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩、モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩類、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩、アーコベル型3級アミン塩等のアミン塩類、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリウム塩等の環式4級アンモニウム塩類、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
好ましくは、アルキル4級アンモニウム塩類であり、更に好ましくは、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩であり、特に好ましくは、モノアルキル型4級アンモニウム塩である。
モノアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム等が挙げられる。
染毛用第1剤組成物中におけるカチオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.002〜20質量%である。下限値としては、より好ましくは0.02質量%以上であり、特に好ましくは0.1質量%以上である。上限値としては、より好ましくは10質量%以下であり、特に好ましくは6質量%以下である。
(B)成分以外のアニオン性界面活性剤としては、例えば、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニル エーテルカルボン酸塩、α−スルホン脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、及びスルホコハク酸エステルが例示される。これらの界面活性剤のアニオン基の対イオンは、例えばナトリウムイオン、カリウムイオン、及びトリエタノールアミンのいずれであってもよい。
より具体的には、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、POEステアリルエーテル硫酸ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩類(ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等)、N−ラウロイルメチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、高級脂肪酸であるラウリン酸、ミリスチン酸及びこれらの高級脂肪酸の塩が例示され、1又は2種以上を使用することができる。
染毛用第1剤組成物中における(B)成分以外のアニオン性界面活性剤の含有量は、好ましくは0.002〜20質量%である。下限値としては、より好ましくは0.02質量%以上であり、特に好ましくは0.1質量%以上である。上限値としては、より好ましくは10質量%以下であり、特に好ましくは6質量%以下である。
両性界面活性剤としては、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤が挙げられる。
アミノ酸型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(ラウロアンホ酢酸Na)、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシエトキシエチル−N’−カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシメトキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、パーム油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムなどのグリシン型両性界面活性剤;ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミンなどのアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;などが挙げられる。
ベタイン型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタインなどのアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタインなどのスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
染毛用第1剤組成物における両性界面活性剤の含有量は、好ましくは0.002〜20質量%である。下限値としては、より好ましくは0.02質量%以上であり、特に好ましくは0.1質量%以上である。上限値としては、より好ましくは10質量%以下であり、特に好ましくは6質量%以下である。
染毛用第1剤組成物の保存開始粘度は、25℃において、例えば5000〜50000mPa・sであることが好ましい。下限値としては、より好ましくは10000mPa・s以上であり、特に好ましくは15000mPa・s以上である。上限値としては、より好ましくは40000Pa・s以下であり、特に好ましくは30000mPa・s以下である。
また、60℃の保存試験後粘度−保存開始粘度(粘度差)が、1000〜15000であることが好ましく、2000〜12000がより好ましい。60℃の保存試験後粘度−保存開始粘度が上記範囲内であると、製剤安定性が良好であるといえる。
保存開始粘度とは、調製した乳化状染毛用第1剤組成物を室温(25℃)にて、24時間静置したものの粘度であり、60℃の保存試験後粘度とは、60℃の条件下で24時間保存試験を行い、その後室温(25℃)にて、24時間静置したものの粘度をいう。
粘度の測定方法はB型粘度計(東機産業社製 TV−10型)を用い、25℃、1分間、回転速度:12rpm、4号ローター使用の条件下で測定する。
染毛用第1剤組成物のpHは、特に制限されないが、好ましくは7.0〜13.0である。下限値としては、より好ましくは7.5以上であり、特に好ましくは8.0以上である。上限値としては、より好ましくは12.0以下であり、特に好ましくは11.0以下である。第1剤のpHをアルカリ性とすることにより、強い中和反応を実施することができる。また、染毛性を高めることができる。
pHの測定方法としては、HORIBA社製 pH−METER F−22等のpHメータ等を用いて測定することができ、測定値は溶液の1%水溶液における値である。
染毛用第1剤組成物の剤型は、乳液状、クリーム状である。また、前記染毛用第1剤組成物は、第2剤と混合時や、毛髪塗布時にエアゾール機構等を用いてクリーム状、乳液状、泡状等として吐出するようにしてもよい。
[酸化染毛剤組成物の第2剤]
本発明の酸化染毛剤組成物は、前記染毛用第1剤組成物と、酸化剤を含有する第2剤を備えることを特徴としている。
酸化染毛剤組成物の第2剤(以下、第2剤)とは、酸化染料を酸化して発色させる作用や、毛髪の内部のメラニンを分解する作用等を有する剤である。
<酸化剤>
酸化剤は、酸化染料を酸化して発色させる作用や、毛髪の内部のメラニンを分解する作用を有する主成分である。酸化剤は、酸化力を有する物質であればよく、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、過酢酸及びその塩、過ギ酸及びその塩、過マンガン酸塩、臭素酸塩等が例示される。これらの中でも、過酸化水素が好ましい。また、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩等を酸化助剤として含有してもよい。
第2剤における酸化剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.2〜30質量%である。下限値としては、より好ましくは2質量%以上であり、上限値としては、より好ましくは18質量%以下である。酸化剤として過酸化水素を含有する場合、その安定性を向上させる安定化剤として、エチレングリコールフェニルエーテル(フェノキシエタノール)、ヒドロキシエタンジホスホン酸、スズ酸ナトリウム、リン酸、クエン酸等を配合することが好ましい。
<その他の成分>
第2剤は、上記成分以外にも、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、直接染料、油性成分、界面活性剤、無水亜硫酸ナトリウム等の酸化防止剤、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、エタノール等の有機溶剤、ソルビトール、マルトース等の糖類、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリ塩化ジメチルジメチレンピペリジニウム液(ポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウム液)、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン化水溶性高分子、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液等のキレート剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤が挙げられる。
直接染料、油性成分、界面活性剤等の成分は、上記染毛用第1剤組成物に用いられる成分と同等のものを使用することができる。
第2剤のpHは、特に制限されないが、好ましくは1.0〜6.5である。下限値としては、より好ましくは1.5以上であり、特に好ましくは2.0以上である。上限値としては、より好ましくは6.0以下であり、特に好ましくは5.5以下である。第2剤のpHを酸性とすることにより、強い中和反応を実施することができる。
測定値は溶液の1%水溶液における値である。
[酸化染毛剤組成物]
酸化染毛剤組成物は、染毛用第1剤組成物と、酸化剤を含む第2剤を備えてなるものである。酸化染毛剤組成物は、第1剤と第2剤からなる2剤式のものが代表的であるが、
3剤以上からなる多剤式であってもよい。3剤式としては、アルカリ剤や染料を第1剤や第2剤と異なる剤に含有させてもよく、毛髪美容液等の剤や、増粘剤等の剤を追加してもよい。
各剤を混合後の酸化染毛剤組成物のpHは、特に制限されないが、好ましくは5〜11である。下限値としては、より好ましくは6以上であり、更に好ましくは7以上である。上限値としては、より好ましくは10以下であり、更に好ましくは9.5以下である。
測定値は、染毛用第1剤組成物及び第2剤の1:1混合物の1%水溶液における値である。
[酸化染毛剤組成物の使用方法]
本発明の酸化染毛剤組成物の使用方法は、前記酸化染毛剤組成物を毛髪に適用後、5分間以上放置することを特徴とする。ここで、「毛髪に適用後」とは、「酸化染毛剤組成物を毛髪に適用する工程を終了後」を意味する。この酸化染毛剤組成物の使用方法によれば、5分を経過すると、放置時間の長さに起因する染毛の仕上がりの差異が小さくなるため、染毛処理時間が長くなっても同等の濃さに仕上げることができる。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。
[染毛用第1剤組成物の調製]
表1〜3に示す組成の乳化状染毛用第1剤組成物を下記の方法で調製し、「製剤安定性」を以下に示す評価方法で評価した。評価結果は表の下段に示した。
<乳化状染毛用第1剤組成物の調製方法>
恒温槽で80℃に保たれた状態の容器に、油性成分及び界面活性剤を加え、3連式乳化試験機(型番ET−3A;日光ケミカルズ社製;H7製)により200rpmの回転速度で乳化を行った。乳化後、50rpmの回転速度で室温(25℃)まで冷却した後、アルカリ剤、染料及びその他の成分を加え、上記と同様の3連式乳化試験機により50rpmの回転速度で撹拌、混合を行い、乳化状染毛用第1剤組成物を調製した。
<製剤安定性の評価方法>
上記で調製した組成物を、4号規格瓶に30グラム量り取り、中蓋及び蓋をして室温(25℃)にて、24時間静置し、粘度を測定したものを保存開始粘度とした。その後、それぞれ55℃及び60℃の条件下で24時間、保存試験を行った。保存試験後、室温(25℃)にて、24時間静置し、粘度を測定したものを保存試験後粘度とし、以下の基準で評価を行った。なお、60℃の保存試験において、分離が認められたものについては、保存試験後粘度を測定していない。
高温での保存試験は、長期保存試験の加速試験に相当する。
粘度の測定方法としては、B型粘度計(東機産業社製 TV−10型)を用いて、25℃にて測定を行った。
<評価基準>
◎:55℃及び60℃での保存試験において、両方に分離がみられない。
○:55℃の保存試験では分離がみられないが、60℃の保存試験で分離がみられる。又は、それぞれ55℃及び60℃の保存試験において、両方に分離がみられないが、60℃の保存試験後粘度が、保存開始粘度より低下している。
×:55℃及び60℃で1日保存すると、両方に分離がみられる。
なお、分離とは乳化物が油層と水層に分かれてしまう状態のことを示す。
Figure 2019081738
表1を見ると、実施例1〜4では、硫酸が付加された酸化染料に対して、炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムと炭素数が12以上の高級アルコールを含有することから、硫酸が付加された酸化染料を2質量%以上配合しても優れた製剤安定性を有することがわかった。一方、炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムを含まない比較例1、及び、炭素数12のアルキル硫酸ナトリウムを含有する比較例2は、製剤安定性を有しないことがわかった。更に、実施例5から、本発明においては、ノニオン性界面活性剤の含有量を大幅に減らした場合でも製剤安定性が保たれることがわかった。
Figure 2019081738
表2の実施例6〜7をみると、硫酸が付加された酸化染料の含有量を高めても、優れた製剤安定性を有することがわかった。更に、実施例6と実施例9、実施例7と実施例8を比較すると、(A)/(B)が0.1〜7の範囲であることで、より製剤安定性が保たれることがわかった。
Figure 2019081738
表3の実施例1、11〜12を比較すると、ステアリルアルコールに対するセタノールの割合を増やすことで、長期保存後の粘度の低下を抑制できることがわかった。更に、実施例1と実施例10を比較すると、(C−2)/(C−1)を0.33とすることで、長期保存する際の製剤安定性を向上させられることがわかった。
本発明の染毛用第1剤組成物は、ヒトの頭髪、髭、眉毛、すね毛等の体毛を染色するための染毛剤として利用することができる。その他、ペット等の動物の体毛を染色するために利用してもよい。
本発明の染毛用第1剤組成物は、美容室、理容室等におけるカラーリング用の染毛剤、セルフカラーリング用の染毛剤に利用することができる。
また、本発明の酸化染毛剤組成物の使用方法は、美容室や理容室等における毛髪の染毛処理、セルフカラーリングに利用することができる。

Claims (4)

  1. 下記(A)〜(C)成分を含有し、下記(A)成分を2〜10質量%含有することを特徴とする、乳化状の染毛用第1剤組成物。
    (A)硫酸が付加された酸化染料
    (B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム
    (C)高級アルコール
  2. 前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比(A)/(B)が0.1〜7であることを特徴とする、請求項1に記載の染毛用第1剤組成物。
  3. 前記(C)成分として、(C−1)ステアリルアルコール、アラキルアルコール及びベヘニルアルコールから選ばれる1種以上
    (C−2)セチルアルコール
    とを含有し、前記(C−1)成分の含有量に対する前記(C−2)成分の含有量の質量比(C−2)/(C−1)が0.15〜2.5であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の染毛用第1剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の染毛用第1剤組成物と、酸化剤を含有する第2剤を備えることを特徴とする、酸化染毛剤組成物。

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