JP6801854B2 - 酸化染毛剤組成物 - Google Patents

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本発明は、毛髪等を染毛するための酸化染毛剤組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、ヨウ化物を含有する酸化染毛剤組成物において、毛髪を鮮やかな青色に染色することができる酸化染毛剤組成物に関する。
酸化染毛剤組成物は、染料中間体とカプラーからなる酸化染料を毛髪上で酸化することにより発色させて、毛髪を染毛するものである。この酸化染料の酸化を促進するために、ヨウ化カリウム等のヨウ化物を添加する方法が知られている。この方法によれば、ヨウ化物を添加しない酸化染毛剤組成物よりも迅速に染色することができる。
例えば、特許文献1には、ヨウ化物と5,6−ジヒドロキシインドールを含有する組成物をケラチン繊維に適用し、その後、過酸化水素を含有する組成物を2〜5のpHで適用するケラチン繊維の染色方法、特許文献2には、インドール誘導体、酸化染料及びヨウ化カリウムを含む組成物を髪に適用し、その後、過酸化水素を含む組成物を適用する髪の染色方法が開示されている。
また、特許文献3には、ケラチン繊維に対して、ヨウ化物、酸化剤、酸化染料を同時に作用させてケラチン繊維を染色する方法、特許文献4には、顕色剤とカップリング剤を含有する染毛剤組成物において、ヨウ化カリウム又はヨウ化ナトリウム、アンモニウム化合物、アンモニアを備えた染毛剤組成物が開示されている。
特開昭62−238877号公報 特許第2595076号公報 特開平5−194162号公報 特開2004−59592号公報
ヨウ化物を含有する酸化染毛剤組成物では、染毛処理時間が短縮され、迅速に染色することができるが、染料種によっては、ヨウ化物を添加することにより、色味が浅くなり、彩度が低下するという問題がある。青系の染料中間体とカプラーの組み合わせでは、特にこの傾向が強く、ヨウ化物を添加した場合には、鮮やかな青色に染毛することができなかった。
本発明の課題は、ヨウ化物を含有する酸化染毛剤組成物において、毛髪を鮮やかな青色に染色することができる酸化染毛剤組成物を提供することである。
発明者は、上記課題に対して鋭意検討した結果、ヨウ化物を含む酸化染毛剤組成物において、染料中間体として、2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩、カプラーとして、m−アミノフェノールを使用することにより、毛髪を鮮やかな青色に染色できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の酸化染毛剤組成物およびその使用方法である。
本発明の酸化染毛剤組成物は、(A)酸化剤、(B)ヨウ化物、(C)酸化染料を混合して使用する酸化染毛剤組成物において、前記(C)酸化染料は、(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩、及び、(c2)m−アミノフェノールを含むことを特徴とする。
この酸化染毛剤組成物によれば、ヨウ化物を含む酸化染毛剤組成物において実現できなかった鮮やかな青色の毛髪を得ることができる。
また、本発明の酸化染毛剤組成物の一実施態様によれば、(c2)m−アミノフェノールの含有量に対する(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩の含有量の比(c1/c2)は、0.1〜10であるという特徴を有する。
この特徴によれば、毛髪を鮮やかな青色に染色するという本発明の効果をより発揮することができる。
本発明の酸化染毛剤組成物の使用方法は、本発明の酸化染毛剤組成物を毛髪に適用することを特徴とする。
この本発明の酸化染毛剤の使用方法によれば、毛髪を鮮やかな青色に染色する染毛処理方法を提供することができる。
本発明によれば、ヨウ化物を含有する酸化染毛剤組成物において、毛髪を鮮やかな青色に染色することができる酸化染毛剤組成物を提供することができる。
実施例の試料1〜8の酸化染毛剤組成物で染毛処理された毛髪の写真である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を含めて説明する。
[酸化染毛剤組成物]
本発明の酸化染毛剤組成物は、(A)酸化剤、(B)ヨウ化物、(C)酸化染料を混合して使用する酸化染毛剤組成物において、前記(C)酸化染料は、(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩、及び、(c2)m−アミノフェノールを含むことを特徴とする。
酸化染毛剤組成物は、(A)酸化剤と(C)酸化染料を別の剤に分けて流通し、毛髪上で酸化染料を酸化剤により酸化させて発色させるものである。代表的な酸化染毛剤組成物としては、(C)酸化染料を含有する第1剤と(A)酸化剤を含有する第2剤からなる2剤式のものであるが、3剤以上からなる多剤式であってもよい。
(B)ヨウ化物は、酸化剤を含有する第2剤とは別の剤に含有すればよく、例えば、(C)酸化染料を含有する第1剤に含有してもよいし、ヨウ化物のみを含有する剤を設けてもよい。混合操作の簡略化の観点から、第1剤に含有して、2剤式とすることが好ましい。
(C)酸化染料を含有する第1剤、(A)酸化剤を含有する第2剤、及び、(B)ヨウ化物は、使用時に混合して酸化染毛剤組成物を調製する。混合操作は、毛髪へ適用する前でも毛髪へ適用後でもよい。例えば、毛髪へ適用する直前に混合してもよいし、第1剤と第2剤等をコーム等に取り、毛髪上でコーム等を用いて混合してもよい。
本発明の酸化染毛剤組成物を形成する各剤の形態は、どのような形態であってもよく、例えば、液状、クリーム状、ジェル状等が挙げられる。また、各剤の混合後の酸化染毛剤組成物が、液状、クリーム状、ジェル状等の塗布性を有する剤型であればよく、一部の剤に粉末状や固形状のものが含まれていてもよい。また、使用時に泡状やミスト状としてもよい。泡状とする場合には、エアゾールフォーマー容器、ノンエアゾールフォーマー容器、振とう容器等を使用すればよい。ミスト状とする場合には、噴霧器を使用すればよい。
次に、本発明の酸化染毛剤組成物に使用する各成分について、詳細に説明する。なお、各成分の含有量については、特に断りがない場合には、各剤を混合した酸化染毛剤組成物中の含有量を示す。
<(A)酸化剤>
酸化剤は、酸化剤は第2剤に含有する成分であり、酸化力を有する物質であればよい。酸化剤は、酸化染料を酸化して発色させる作用や、毛髪の内部のメラニンを分解する作用を有するものである。具体的には、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、過酢酸及びその塩、過ギ酸及びその塩、過マンガン酸塩、臭素酸塩等が例示される。これらの中でも、過酸化水素が好ましい。また、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩等を酸化助剤として含有してもよい。
酸化染毛剤組成物における酸化剤の含有量は、特に限定されないが、例えば0.1〜15質量%、より好ましくは1〜9質量%である。酸化剤として過酸化水素を含有する場合、その安定性を向上させる安定化剤として、エチレングリコールフェニルエーテル(フェノキシエタノール)、ヒドロキシエタンジホスホン酸、リン酸、クエン酸、又はその塩等を配合することが好ましい。
<(B)ヨウ化物>
ヨウ化物は、ヨウ素を含有する化合物であり、酸化染料の発色を促進する作用を有する。そのため、酸化染毛剤組成物は、ヨウ化物を含有することにより染毛処理時間が短縮されるという効果を奏する。ヨウ化物としては、例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化リチウム等のヨウ化物のアルカリ金属塩や、ヨウ化水素、ヨウ化セシウム、ヨウ化銀等の化合物の他、ヨウ化ニンニクエキス等のヨウ化物を含有するエキス等が挙げられる。好ましくは、ヨウ化物のアルカリ金属塩であり、より好ましくは、ヨウ化カリウム又はヨウ化ナトリウムであり、特に好ましくはヨウ化カリウムである。
酸化染毛剤組成物におけるヨウ化物の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.001〜5質量%であり、より好ましくは0.005〜3質量%であり、特に好ましくは0.01〜1質量%である。
<(C)酸化染料>
酸化染料は、第1剤に含有する成分であり、(A)酸化剤により酸化重合して発色する染料である。酸化染料には、染料中間体とカプラーがあり、染料中間体は、自身の酸化により発色する物質であり、カプラーは、染料中間体との組み合わせにより種々の色調となる物質である。
本発明の酸化染毛剤組成物では、染料中間体として(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩、カプラーとして(c2)m−アミノフェノールを含有し、更にこの酸化染料にヨウ化物が作用することにより、毛髪が鮮やかな青色に染色される。なお、本発明の酸化染毛剤組成物は鮮やか青に染毛するという効果を奏するが、この青を他の色調に混在させて利用してもよい。そのため、他の色調を示す染料中間体及びカプラーと混合して利用した場合には、酸化染毛剤組成物として発色する色調が青系でなくてもよい。
(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩
2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩は、以下の化学式(1)に示す化合物である(CAS Number:54381−16−7)。
酸化染毛剤組成物における2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.001〜5質量%であり、より好ましくは0.005〜3質量%であり、特に好ましくは0.01〜1である。
(c2)m−アミノフェノール
m−アミノフェノールは、以下の化学式(2)に示す化合物である(CAS Number:591−27−5)。
酸化染毛剤組成物におけるm−アミノフェノールの含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.001〜5質量%であり、より好ましくは0.005〜3質量%であり、特に好ましくは0.01〜1質量%である。
(c2)m-アミノフェノールの含有量に対する(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩の含有量の比(c1/c2)は、特に制限されないが、好ましくは0.01〜20であり、より好ましくは0.1〜15であり、更に好ましくは0.5〜10であり、特に好ましくは1〜5である。
〔その他の染料中間体〕
酸化染毛剤組成物には、(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩以外の染料中間体を含有してもよい。染料中間体は、主としてo−又はp−のフェニレンジアミン類あるいはアミノフェノール類である染料先駆物質であり、通常、それ自体は無色か又は弱く着色した化合物である。
具体的には、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン(p−トルイレンジアミン)、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−メチルアミノフェノール、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、o−クロル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−m−クレゾール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4−ジアミノフェノール及びそれらの塩類等が例示される。
染料中間体の種類は、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。c1成分を含む染料中間体の総含有量は、特に制限されないが、例えば、酸化染毛剤組成物中に、0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.05〜3質量%であり、特に好ましくは0.1〜1質量%である。
〔その他のカプラー〕
酸化染毛剤組成物には、(c2)m−アミノフェノール以外のカプラーを含有してもよい。カプラーとしては、主としてm−のジアミン類、アミノフェノール類又はジフェノール類が挙げられ、具体的には、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、5−アミノ−o−クレゾール、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、3,3’−イミノジフェニール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、タンニン酸及びそれらの塩、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール硫酸塩等が例示される。
カプラーの種類は、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。c2成分を含むカプラーの総含有量は、特に制限されないが、例えば、酸化染毛剤組成物中に、カプラーの総含有量として0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.05〜3質量%であり、特に好ましくは0.1〜1質量%である。
<その他の成分>
本発明の酸化染毛剤組成物は、上記成分(A)〜(C)以外にも、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、アルカリ剤、直接染料、油性成分、界面活性剤、アスコルビン酸、無水亜硫酸ナトリウム等の酸化防止剤、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、エタノール等の有機溶剤、ソルビトール、マルトース等の糖類、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン化水溶性高分子、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム二水塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液等のキレート剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ピロリン酸、グルコン酸、グルクロン酸、炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤が挙げられる。
<アルカリ剤>
アルカリ剤は、毛髪を膨張させて、染料や酸化剤の浸透を促進する作用を有するものである。アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、アルカノールアミン、ケイ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、塩基性アミノ酸、水酸化物等が例示される。具体的には、アルカノールアミンとしてはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、イソプロピルアミン等が例示され、ケイ酸塩としてはケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が例示され、炭酸塩としては炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸マグネシウム、炭酸グアニジン等が例示され、炭酸水素塩としては炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が例示され、メタケイ酸塩としてはメタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等が例示され、リン酸塩としてはリン酸第1アンモニウム、リン酸第2アンモニウム、リン酸一水素二ナトリウム、リン酸三ナトリウム等が例示され、塩基性アミノ酸としてはアルギニン、リジン及びそれらの塩等が例示され、水酸化物としては水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等が例示される。これらの中でも、アンモニア及びアルカノールアミンが好ましい。アルカリ剤は、通常、第1剤に含まれる。
酸化染毛剤組成物におけるアルカリ剤の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.1〜15質量%である。
<直接染料>
直接染料は、色を有する化合物であり、毛髪に付着又は浸透して染毛する染料である。例えば、酸性染料、塩基性染料、天然染料、ニトロ染料、HC染料、分散染料等がある。これら直接染料は単独で配合しても良く、組み合わせて配合しても良い。
上記酸性染料としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色227号、赤色230号の(1)、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、だいだい色205号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204号、緑色401号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、かっ色201号、黒色401号等を例示できる。
上記塩基性染料としては、Basic Blue 3、Basic Blue 6、Basic Blue 7、Basic Blue 9、Basic Blue 26、Basic Blue 41、Basic Blue 47、Basic Blue 99、Basic Brown 4、Basic Brown 16、Basic Brown 17、Basic Green 1、Basic Green 4、Basic Orange 1、Basic Orange 2、Basic Orange 31、Basic Red 1、Basic Red 2、Basic Red 22、Basic Red 46、Basic Red 51、Basic Red 76、Basic Red 118、Basic Violet 1、Basic Violet 3、Basic Violet 4、Basic Violet 10、Basic Violet11:1、Basic Violet 14、Basic Violet 16、Basic Yellow 11、Basic Yellow 28、Basic Yellow 57、Basic Yellow 87等を例示できる。
上記天然染料としては、クチナシ色素、ウコン色素、アナトー色素、銅クロロフィリンナトリウム、パプリカ色素、ラック色素、ヘナ等を例示できる。
上記ニトロ染料としては、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクラミン酸、ピクリン酸、及びそれらの塩等を例示できる。
上記HC染料としては、HC Blue No.2、HC Blue No.5、HC Blue No.6、HC Blue No.9、HC Blue No.10、HC Blue No.11、HC Blue No.12、HC Blue No.13、HC Orange No.1、HC Orange No.2、HC Orange No.3、HC Red No.1、HC Red No.3、HC Red No.7、HC Red No.10、HC Red No.11、HC Red No.13、HC Red No.14、HC Violet No.1、HC Violet No.2、HC Yellow No.2、HC Yellow No.4、HC Yellow No.5、HC Yellow No.6、HC Yellow No.9、HC Yellow No.10、HC Yellow No.11、HC Yellow No.12、HC Yellow No.13、HC Yellow No.14、HC Yellow No.15等を例示できる。
上記分散染料としては、Disperse Black 9、Disperse Blue 1、Disperse Blue 3、Disperse Blue 7、Disperse Brown 4、Disperse Orange 3、Disperse Red 11、Disperse Red 15、Disperse Red 17、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Violet 15等を例示できる。
酸化染毛剤組成物における直接染料の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%であり、更に好ましくは0.01〜3質量%である。
<油性成分>
油性成分は、例えば、高級アルコール、油脂、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン油、フッ素油等が例示される。これらの油性成分から、1種又は2種以上を選んで用いることができる。油性成分を含有することにより、染毛性を向上することができる。
高級アルコールとしては、例えば、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、フィトステロール、フィトスタノール、コレステロール、コレスタノール、ラノステロール、エルゴステロール等が挙げられる。
油脂は、トリグリセリドすなわち脂肪酸とグリセリンとのトリエステルである。例えば、オリーブ油、ローズヒップ油、ツバキ油、シア脂、マカデミアナッツ油、アーモンド油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アボカド油、カロット油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等が挙げられる。
ロウ類は、高級脂肪酸と高級アルコールのエステルである。例えば、ミツロウ(蜜蝋)、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン、鯨ロウ、コメヌカロウ、サトウキビロウ、パームロウ、モンタンロウ、綿ロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、カポックロウ、セラックロウ等が挙げられる。
炭化水素は、炭素と水素よりなる化合物である。例えば、流動パラフィン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、イソパラフィン類、オゾケライト、セレシン、ポリエチレン、α−オレフィンオリゴマー、ポリブテン、合成スクワラン、スクワレン、水添スクワラン、リモネン、テレビン油等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。
エステル類は、脂肪酸とアルコールとの脱水反応によって得られる化合物である。例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、セバシン酸ジイソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルへキシル、エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸ブチル、イソステアリン酸イソセチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、脂肪酸(C10−30)(コレステリル/ラノステリル)、乳酸ラウリル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ラノリン誘導体等が挙げられる。
シリコーン油は、有機基のついたケイ素と酸素が化学結合により交互に連なった合成高分子である。例えば、ジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコン)、ヒドロキシ末端基を有するジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコノール)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
上記のうち、アミノ変性シリコーンとしては、例えば、アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:アミノプロピルジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:アモジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(INCI名:トリメチルシリルアモジメチコン)等が挙げられる。
酸化染毛剤組成物における油性成分の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは0.5〜20質量%、さらに好ましくは1〜10質量%である。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
なお、以下の記載において、POEはポリオキシエチレン鎖、POPはポリオキシプロピレン鎖を示し、これに続くカッコ内の数字は、その付加モル数を示している。また、アルキルに続くカッコ内の数字は、脂肪酸鎖の炭素数を示している。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEモノ脂肪酸エステル類、POEグリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、モノグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、アルキルポリグルコシド類等が挙げられる。POEアルキルエーテル類の具体例としては、POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEラノリン、POEフィトステロール等が挙げられる。
酸化染毛剤組成物におけるノニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜40質量%であり、更に好ましくは0.01〜30質量%であり、特に好ましくは0.05〜20質量%である。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩、モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩類、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩、アーコベル型3級アミン塩等のアミン塩類、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリウム塩等の環式4級アンモニウム塩類、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
好ましくは、アルキル4級アンモニウム塩類であり、更に好ましくは、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩であり、特に好ましくは、モノアルキル型4級アンモニウム塩である。
モノアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化アルキル(28)トリメチルアンモニウム、塩化ジPOE(2)オレイルメチルアンモニウム、塩化ジPOEステアリルメチルアンモニウム、塩化POE(1)POP(25)ジエチルメチルアンモニウム、塩化POPメチルジエチルアンモニウム、塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。特に好ましくは、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムである。
ジアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ジアルキル(12〜15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(12〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化イソステアリルラウリルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
酸化染毛剤組成物におけるカチオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%であり、更に好ましくは0.01〜5質量%であり、特に好ましくは0.05〜3質量%である。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルエーテル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニル エーテルカルボン酸塩、α−スルホン脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、及びスルホコハク酸エステルが例示される。これらの界面活性剤のアニオン基の対イオンは、例えばナトリウムイオン、カリウムイオン、及びトリエタノールアミンのいずれであってもよい。
より具体的には、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、POEステアリルエーテル硫酸ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩類(ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等)、N−ラウロイルメチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、高級脂肪酸であるラウリン酸、ミリスチン酸及びこれらの高級脂肪酸の塩が例示され、1又は2種以上を使用することができる。
酸化染毛剤組成物におけるアニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%、より好ましくは0.01〜5質量%、さらに好ましくは0.05〜3質量%である。
両性界面活性剤としては、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤が挙げられる。
アミノ酸型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(ラウロアンホ酢酸Na)、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N'−カルボキシエチル−N'−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N'−カルボキシエトキシエチル−N'−カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N'−カルボキシメトキシエチル−N'−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、パーム油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムなどのグリシン型両性界面活性剤;ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミンなどのアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;などが挙げられる。
ベタイン型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタインなどのアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタインなどのスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
酸化染毛剤組成物における両性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001〜10質量%、より好ましくは0.01〜5質量%、さらに好ましくは0.05〜3質量%である。
酸化染毛剤組成物における全ての界面活性剤の総配合量としては、特に限定されないが、好ましくは0.01〜50質量%であり、更に好ましくは0.05〜40質量%であり、特に好ましくは0.1〜30質量%である。
[酸化染毛剤組成物の使用方法]
本発明の酸化染毛剤組成物の使用方法は、前記酸化染毛剤組成物を毛髪に適用することを特徴とする。この酸化染毛剤組成物の使用方法によれば、毛髪を鮮やかな青に染色する染毛処理方法を提供することができる。また、ヨウ化物の作用により、迅速な染毛処理が可能となる。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。
[酸化染毛剤組成物の調製]
以下の表1に示す組成の第1剤、及び、以下に示す組成の第2剤からなる2剤式の酸化染毛剤組成物を調製した。
<第2剤>
セタノール 1.2質量%
POE(30)セチルエーテル 0.3質量%
POE(10)セチルエーテル 0.3質量%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.25質量%
(A)過酸化水素(35%) 15.0質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸(40%) 0.1質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸4Na(40%) 0.2質量%
フェノキシエタノール 0.1質量%
精製水 残部
合計 100質量%
なお、表1に示す(C)酸化染料は、以下の物質の略である。
〔染料中間体〕
(c1)染料中間体1 …2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩
〔カプラー〕
(c2)カプラー1 …m−アミノフェノール
カプラー2 …2,4−ジアミノフェノキシエタノール
カプラー3 …2,6−ジアミノピリジン
カプラー4 …α−ナフトール
[評価方法]
<色の評価>
(染毛処理方法)
表1に示す第1剤と上記第2剤を1:1で混合して酸化染毛剤組成物を調製した。この酸化染毛剤組成物を用いて白毛毛束を染毛処理した(浴比1:1、染毛処理時間30分間)。染毛処理された各毛束を水洗した後、シャンプーで洗浄し、酸化染毛剤組成物を洗い落した。次に、各毛束にコンディショナーを塗布した。各毛束をすすいでコンディショナーを洗い流した後、各毛束の水分をタオルで拭き取り、最後にドライヤーで乾燥した。
(染毛性の評価方法)
上記のとおり染毛処理した毛束について、色を目視により評価した。評価結果を表1の下段に示す。また、図1に各毛束の写真を示した。
表1を見ると、c1成分、c2成分を含み、ヨウ化物を含有しない試料5は、青系ではなく黒紫色の色調を示すのに対して、c1成分、c2成分およびヨウ化物を含有する試料1では、鮮やかな青に染毛された毛髪を得ることができた。一方、ヨウ化物を添加しない酸化染毛剤組成物では青系の色調を示す試料6〜8に対して、これにヨウ化物を添加した試料2〜4では、いずれも色味が浅くなり、彩度が低下した。
本発明の酸化染毛剤組成物は、ヒトの頭髪、髭、眉毛、すね毛等の体毛を染色するための酸化染毛剤組成物として利用することができる。その他、ペット等の動物の体毛を染色するために利用してもよい。
本発明の酸化染毛剤組成物は、美容室用又は理容室用の酸化染毛剤組成物、セルフカラーリング用の酸化染毛剤組成物に利用することができる。
また、本発明の酸化染毛剤組成物の使用方法は、美容室や理容室等における毛髪の染毛処理、セルフカラーリングに利用することができる。

Claims (3)

  1. (A)酸化剤、(B)ヨウ化物、(C)酸化染料を含有する酸化染毛剤組成物において、
    前記(C)酸化染料は、(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩、及び、(c2)m−アミノフェノールを含むことを特徴とする酸化染毛剤組成物。
  2. 前記(c2)m−アミノフェノールの含有量に対する前記(c1)2,2’−[(4−アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール硫酸塩の含有量の比(c1/c2)は、0.1〜10であることを特徴とする請求項1に記載の酸化染毛剤組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の酸化染毛剤組成物を毛髪に適用することを特徴とする酸化染毛剤組成物の使用方法。
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