JP7044236B2 - 毛髪変形用還元性組成物 - Google Patents
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Description
施術方法としては、まず、還元剤、アルカリ等を含む1剤を毛髪に塗布し、毛髪中タンパク質の水素結合やイオン結合、及び、ジスルフィド結合を切断する。その後、所望の形状に毛髪を成形し、酸化剤を含む2剤を用いて切断した結合を再形成することにより、毛髪にウェーブやストレート性を形成することができる。
一方、チオグリコール酸アンモニウムの使用量を減らすと、毛髪変形作用が損なわれるという問題がある。
すなわち、本発明は、以下の還元性組成物である。
この還元性組成物によれば、臭気及び毛髪のダメージを抑制しつつ、毛髪に変化を形成できるという効果を発揮することができる。
この還元性組成物によれば、毛髪に変化を形成できるという効果を発揮することができる。
この還元性組成物によれば、臭気及び毛髪のダメージを抑制しつつ、毛髪に変化を形成できるという効果を発揮することができる。
この特徴によれば、毛髪のダメージを抑制しつつ、毛髪に変化を形成させることができる。
処理の方法としては、還元性組成物を毛髪に塗布する工程と、5分以上放置する工程と、前記還元性組成物を洗い流す工程と、アルカリ剤及び酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物又は毛髪脱色剤を塗布する工程と、を含むことを特徴とする。
この特徴によれば、毛髪の変形と染毛又は脱色とを同時に行うことができ、被施術者の時間的な負担を軽減することが可能である。
この特徴によれば、毛髪の変形と染色とを同時に行うことができ、被施術者の時間的な負担を軽減することが可能である。
[毛髪変形用還元性組成物]
本発明の毛髪変形用還元性組成物は、(A)ポリフェノールと、(B)チオグリコール酸アンモニウム0.1~2.5質量%を含有することを特徴とする。
ポリフェノールとは、同一分子内に2個以上のフェノール性水酸基をもつ化合物又はそれらの配糖体であり、(B)チオグリコール酸アンモニウムのケラチン還元作用を促進しつつ、毛髪のダメージを抑制するものである。
ポリフェノールとしては、好ましくは芳香環を1~10個有するものであり、より好ましくは1~5個であり、更に好ましくは1~2個である。
ポリフェノールの構造が大きくなりすぎると、毛髪内部に浸透しづらく、結果的にケラチン還元性が弱くなる傾向がある。
毛髪の形状を変化させるためには、このジスルフィド結合を還元して、ケラチン同士の架橋を切断する必要がある。
これらのポリフェノールは、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いても良い。
この還元性組成物によれば臭気及び毛髪のダメージを抑制しつつ、毛髪に変化を形成することができる。
「炭素数1~10の炭化水素基」の具体例としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、シクロプロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、s-ブチル基、t-ブチル基、2,2-ジメチル-1-プロピル基、シクロペンチル基、n-ヘキシル基、シクロヘキシル基、n-ヘプチル基、2-メチルペンチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、n-ノニル基、n-デシル基、フェニル基、ベンジル基、ビニル基等が挙げられる。
「炭素原子数1~10のアルコキシ基」の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、i-プロポキシ基、n-ブトキシ基、i-ブトキシ基、s-ブトキシ基、t-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、2,2-ジメチルプロポキシ基、シクロペンチルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n-ヘプチルオキシ基、2-メチルペンチルオキシ基、n-オクチルオキシ基、2-エチルヘキシルオキシ基、n-ノニルオキシ基、n-デシルオキシ基、フェニルオキシ基、ビニルオキシ基等が挙げられる。
更に、本発明の還元性組成物には、(A)ポリフェノールに加えて、(B)チオグリコール酸アンモニウムを含有することを特徴とする。
チオグリコール酸アンモニウムとは、チオグリコール酸とアンモニアの塩であり、ケラチンを還元できる作用効果を奏する。
チオグリコール酸アンモニウムの含有量は還元性組成物中、例えば、0.1~2.5質量%である。下限値として、より好ましくは0.2質量%以上であり、更に好ましくは0.5質量%以上である。チオグリコール酸アンモニウムの含有量が0.1質量%以上であると、還元性能がより発揮されやすい。上限値として、より好ましくは2.4質量%以下であり、更に好ましくは1.5質量%以下であり、特に好ましくは1.0質量%以下である。チオグリコール酸アンモニウムの含有量が2.5質量%以下であると、チオグリコール酸に起因する臭い、及び毛髪に対するダメージを抑制しつつ、還元性能を発揮することができる。
なお、チオグリコール酸アンモニウムの含有量は、チオグリコール酸に換算すると、還元性組成物中、例えば、0.1~2.0質量%が好ましい。
発色助剤として機能する材料としては、例えば、第一鉄化合物、第二鉄化合物の1種又は2種以上の混合物が挙げられ、具体的な化合物としては、例えば、クエン酸鉄、アスコルビン酸鉄等が知られている。
本発明の還元性組成物には、上記成分以外に、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、還元剤、アルカリ剤、キレート剤、直接染料、油性成分、界面活性剤、エタノール等の有機溶剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ピロリン酸、グルコン酸、グルクロン酸、炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤、アスコルビン酸、酸化防止剤、天然セラミド又はセラミド類似機能を有するセラミド類縁体、保湿剤、ビタミン等の薬剤、タンパク質加水分解物やアミノ酸又はその誘導体、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ナイロン、シリコーン等のポリマー微粉末又はそれらの疎水化処理物、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤、パール化剤、防腐剤、殺菌剤、抗炎症剤等が挙げられる。
本発明の還元性組成物には、ポリフェノール、チオグリコール酸アンモニウムに加えて、その他の還元剤を含有してもよい。その他の還元剤としては、ケラチンのジスルフィド結合を還元させる物質が挙げられ、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸誘導体、チオグリコール酸又はチオグリコール酸誘導体の塩、システイン、システイン誘導体、システイン又はシステイン誘導体の塩、システアミン、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオグリセリルアルキルエーテル類、チオ乳酸類等の還元性物質である。
チオグリコール酸等の還元剤の含有量が2.5質量%以下であると、毛髪に対するダメージを抑制することが可能である。
その他の還元剤の場合は、例えば上限値として、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、更に好ましくは2.5質量%以下である。
その他の還元剤の含有量が10質量%以下であると、毛髪に対するダメージを抑制することが可能である。
アルカリ剤は、毛髪を膨張させて、還元性組成物の浸透を促進する作用を有するものである。アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、アルカノールアミン、ケイ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、塩基性アミノ酸、水酸化物等が例示される。具体的には、アルカノールアミンとしてはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、イソプロピルアミン等が例示され、ケイ酸塩としてはケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が例示され、炭酸塩としては炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸マグネシウム、炭酸グアニジン等が例示され、炭酸水素塩としては炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が例示され、メタケイ酸塩としてはメタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等が例示され、リン酸塩としてはリン酸第1アンモニウム、リン酸第2アンモニウム、リン酸一水素二ナトリウム、リン酸三ナトリウム等が例示され、塩基性アミノ酸としてはアルギニン、リジン及びそれらの塩等が例示され、水酸化物としては水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等が例示される。これらの中でも、アンモニア及びアルカノールアミンが好ましい。
キレート剤は組成物中の金属イオンと安定的に複合体を形成する機能を有するもので、
不要な着色現象を抑制するとともに安定な還元反応を保証することを目的として加えるものである。キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸及びその塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸及びその塩、ジヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸及びその塩、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸及びその塩、ニトリロトリスメチレンジホスホン酸及びその塩、8-キノリノール及びその塩が挙げられる。これらキレート剤は、2種以上を併用してもよい。
直接染料は、色を有する化合物であり、毛髪に付着又は浸透して染毛する染料である。例えば、酸性染料、塩基性染料、天然染料、ニトロ染料、HC染料、分散染料等がある。これら直接染料は単独で配合しても良く、組み合わせて配合しても良い。
直接染料を含有させることで、毛髪に緩やかな変化を付けつつ、同時に染毛処理を行うことができる。
油性成分は、例えば、高級アルコール、油脂、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン油、フッ素油等が例示される。これらの油性成分から、1種又は2種以上を選んで用いることができる。
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
なお、以下の記載において、POEはポリオキシエチレン鎖、POPはポリオキシプロピレン鎖を示し、これに続くカッコ内の数字は、その付加モル数を示している。また、アルキルに続くカッコ内の数字は、脂肪酸鎖の炭素数を示している。
POE、POPの繰り返し単位数としては、例えば、2~100が挙げられ、界面活性作用を示すものであればいずれのものも使用可能である。
アミノ酸型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(ラウロアンホ酢酸Na)、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシエチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシエトキシエチル-N’-カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシメトキシエチル-N’-カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、パーム油脂肪酸アシル-N-カルボキシエチル-N-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムなどのグリシン型両性界面活性剤;ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミンなどのアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;などが挙げられる。
ベタイン型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタインなどのアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタインなどのスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
本発明の還元性組成物を用いて、毛髪を処理する方法として、還元性組成物を毛髪に塗布する工程と、5分以上放置する工程と、前記還元性組成物を洗い流す工程と、を含む方法である。
毛髪をストレートにしたい場合は、毛髪がストレートになるようにコーミングを行うか、アイロン等で毛髪を伸ばす処理を行ってもよい。一方、毛髪にカールやウェーブを付けたい場合、毛髪をロッド等に巻くことで緩やかな形状を付けることができる。
酸化染毛剤組成物は、酸化剤と酸化染料を別の剤に分けて流通し、酸化染料を毛髪内部で発色させるものである。通常、酸化染料を含有する第1剤と、過酸化物を含有する第2剤を備え、これらの剤を混合して使用する。ここで、「混合して使用する」とは、一度の塗布操作で複数の剤を毛髪に適用することを意味し、直前に混合して使用する操作だけでなく、第1剤と第2剤をコーム等に取り、毛髪上でコーム等を用いて混合する操作も含む概念である。
<酸化染料>
酸化染料は、酸化剤により酸化重合して発色する染料である。酸化染料には、染料中間体とカプラーがあり、染料中間体は、自身の酸化により発色する物質であり、カプラーは、染料中間体との組み合わせにより種々の色調となる物質である。
具体的には、(a)p-アミノフェノール、o-アミノフェノール、p-メチルアミノフェノール、p-フェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン(p-トルイレンジアミン)、N-フェニル-p-フェニレンジアミン、4,4’-ジアミノジフェニルアミン、2-ヒドロキシエチル-p-フェニレンジアミン、o-クロル-p-フェニレンジアミン、4-アミノ-m-クレゾール、2-アミノ-4-ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4-ジアミノフェノール及びそれらの塩類、硫酸2,2’-[(4-アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール等が例示される。
酸化剤は第2剤に含有する成分であり、酸化力を有する物質であればよい。酸化剤は、ケラチン中のジスルフィド結合を再結合させる作用を有し、かつ酸化染料を酸化して発色させる作用や、毛髪の内部のメラニンを分解する作用を有するものである。具体的には、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、過酢酸及びその塩、過ギ酸及びその塩、過マンガン酸塩、臭素酸塩等が例示される。これらの中でも、過酸化水素が好ましい。また、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩等を酸化助剤として含有してもよい。
本発明の酸化染毛剤組成物は、上記成分以外にも、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、アルカリ剤、直接染料、油性成分、界面活性剤、アスコルビン酸、無水亜硫酸ナトリウム等の酸化防止剤、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、エタノール等の有機溶剤、ソルビトール、マルトース等の糖類、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン化水溶性高分子、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液等のキレート剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ピロリン酸、グルコン酸、グルクロン酸、炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤が挙げられる。
アルカリ剤、直接染料、油性成分、界面活性剤等の成分は、上記還元性組成物に用いられる成分と同等のものを使用することができる。
酸化染毛剤組成物におけるアルカリ剤の含有量は、特に制限されないが、下限値として、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上である。上限値として、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下である。
酸化染毛剤組成物における直接染料の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001~10質量%である。下限値として、より好ましくは0.01質量%以上であり、更に好ましくは0.05質量%以上である。上限値として、より好ましくは5質量%以下であり、更に好ましくは3質量%以下である。
酸化染毛剤組成物における油性成分の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1~30質量%である。下限値として、より好ましくは0.02質量%以上であり、更に好ましくは0.5質量%以上である。上限値として、より好ましくは20質量%以下であり、更に好ましくは10質量%以下である。
酸化染毛剤組成物におけるノニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.001~40質量%である。下限値として、より好ましくは0.01質量%以上であり、更に好ましくは0.05質量%以上である。上限値として、より好ましくは30質量%以下であり、更に好ましくは20質量%以下である。
毛髪脱色剤は、第1剤に酸化染料を含まず、毛髪を脱色するものである。毛髪脱色剤は、毛髪中のメラニンを酸化分解することにより、毛髪を脱色するものである。
アルカリ剤、界面活性剤、酸化剤等については、酸化染毛剤組成物に用いられるものと同等のものを使用することができる。
パーマ剤の第2剤としては、酸化剤を含有する酸化性組成物である。酸化性組成物は、通常のパーマ剤で用いられる組成から構成され、水を媒体とし、溶液状、ジェル状、乳化状、泡状等何れの剤型とすることもできる。
酸化剤としては、例えば、臭素酸塩、過ホウ酸塩、過酸化水素等が挙げられる。
更に、パーマ剤の第2剤には、これらの含有成分以外にも必要に応じて種々の化粧品原料を含むことができる。例えば、種々の配合成分の可溶化剤として、炭素数1~6の低級アルコール、界面活性剤を、使用感の向上を目的として、油性成分、シリコーン類、カチオン性ポリマー、両性ポリマー等を、毛髪損傷の低減や毛髪保護を目的として、アミノ酸又はその誘導体、タンパク、その加水分解物類又はその誘導体、天然セラミド又は類似機能を有する擬似セラミド類等を含有させることができ、またその他、賦香剤、着色剤、防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、キレート剤、育毛成分等を適宜含有させることができる。
油性成分、界面活性剤等の成分は、上記還元性組成物に用いられる成分と同等のものを使用することができる。
本発明の還元性組成物は、アルカリ剤を含有した第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを含む多剤式酸化染毛剤組成物を1式セットとした、毛髪化粧料用品とすることができる。毛髪化粧料用品とすることで、還元性組成物に適した染毛剤組成物を提供できることになり、サロン等で面倒な組み合わせ等を検討する必要が無く、また安全面からも有利である。
[還元性組成物の調整]
表1、2に示す組成の還元性組成物を調製した。表中の各成分の含有量は質量%であり、ポリフェノール、チオグリコール酸アンモニウム以外の成分としては、ベース部として、下記の組成のものを調製して用いた。
<ベース部>
カルボキシビニルポリマー 0.5質量%
セタノール 2.0質量%
ベへニルアルコール 0.5質量%
植物性スクワラン 1.5質量%
エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム液0.5質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(15) 1.0質量%
モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40) 0.35質量%
1,3-ブチレングリコール 1.0質量%
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液 2.5質量%
エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩 0.1質量%
水酸化ナトリウム pH9に調製
精製水 残部
合計 100質量%
[ヘアカラー(酸化性組成物)の調製]
以下に示す組成の第1剤及び第2剤からなる2剤式の酸化性組成物を調製した。なお、染毛性、変色性の評価においては、酸化染料を含有する第1剤を用い、ダメージ抑制性、ストレート性、明度の評価については酸化染料を含有しない第1剤を用いた。
酸化染料を含有する第1剤と第2剤からなる組成物を酸化染毛剤組成物といい、酸化染料を含有しない第1剤と第2剤からなる組成物を毛髪脱色剤という。
<第1剤:酸化染料を含有する>染毛性、変色性の評価用
マイクロクリスタリンワックス 0.5質量%
ワセリン 3.0質量%
ミツロウ 1.0質量%
流動パラフィン 1.0質量%
オレイン酸 1.0質量%
ステアリン酸 1.0質量%
セトステアリルアルコール 7.0質量%
ステアリルアルコール 2.0質量%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0質量%
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(2) 3.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(30) 3.0質量%
ポリエチレングリコール1000 7.0質量%
エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩 0.25質量%
無水亜硫酸ナトリウム 0.1質量%
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液 1.0質量%
ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド 0.1質量%
ヒドロキシエチルセルロース 0.01質量%
メチルポリシロキサン 0.1質量%
香料 0.25質量%
L-アスコルビン酸 0.3質量%
強アンモニア水(28%) 5.5質量%
p-フェニレンジアミン 0.2質量%
レゾルシン 0.5質量%
p-アミノフェノール 0.01質量%
m-アミノフェノール 0.05質量%
精製水 残部
合計 100質量%
マイクロクリスタリンワックス 0.5質量%
ワセリン 3.0質量%
ミツロウ 1.0質量%
流動パラフィン 1.0質量%
オレイン酸 1.0質量%
ステアリン酸 1.0質量%
セトステアリルアルコール 7.0質量%
ステアリルアルコール 2.0質量%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0質量%
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(2) 3.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(30) 3.0質量%
ポリエチレングリコール1000 7.0質量%
エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩 0.25質量%
無水亜硫酸ナトリウム 0.1質量%
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液 1.0質量%
ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド 0.1質量%
ヒドロキシエチルセルロース 0.01質量%
メチルポリシロキサン 0.1質量%
香料 0.25質量%
L-アスコルビン酸 0.3質量%
強アンモニア水(28%) 7.5質量%
精製水 残部
合計 100質量%
過酸化水素(35%) 15.0質量%
セトステアリルアルコール 2.5質量%
ステアリルアルコール 1.0質量%
流動イソパラフィン 0.5質量%
ミツロウ 0.1質量%
イソステアリン酸硬化ヒマシ油 0.5質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(30) 0.5質量%
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(2) 0.2質量%
塩化セチルトリメチルアンモニウム(25%) 1.0質量%
フェノキシエタノール 0.1質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸(60%) 0.05質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液(30%) 0.1質量%
精製水 残部
合計 100質量%
<ダメージ抑制性>
乾いた毛束(ビューラックス社製感触評価用毛束(15cm))に、毛束重量と等倍量の還元性組成物を刷毛で塗布後、コーミングを1回行い、10分間、室温(25℃)にて放置した。放置後、各毛束を水洗し、タオルドライを行った。タオルドライ後の毛束に、毛束重量の3倍量のヘアカラー(毛髪脱色剤:第1剤と第2剤を1:1で混合)を刷毛で塗布し、35分間、30℃で放置した。放置後、水洗、シャンプーを2回、トリートメントを1回行い、タオルドライ後、ドライヤーにて乾燥した。
上記各例の毛髪処理を施した毛束について、手で触って毛髪のダメージを確認し、以下の基準で評価することにより、各処理剤における毛髪ダメージ抑制効果を判断した。
実施例1と同等のダメージであれば3点、実施例1と比較例1との間のダメージであれば2点、比較例1と同等のダメージであれば1点とし、結果を表1に示す。
4号規格ビンに還元性組成物を25g量り取り、薬液のチオグリコール酸臭を官能評価にて確認し、以下の基準で評価することにより、各処理剤における臭気抑制効果を判断した。
比較例1未満の臭気であれば4点、比較例1と同等の臭気であれば3点、比較例2と同等の臭気であれば2点、比較例3と同等又はそれより悪い臭気であれば1点とし、結果を表1に示す。
乾いた毛束(デメオ社製ヒスパニック毛(3g/10cm))に、毛束重量と等倍量の還元性組成物を刷毛で塗布後、コーミングを1回行い、10分間、室温(25℃)にて放置した。放置後、各毛束を水洗し、タオルドライを行った。タオルドライ後の毛束に、毛束重量の3倍量のヘアカラー(毛髪脱色剤:第1剤と第2剤を1:1で混合)を刷毛で塗布し、35分間、30℃で放置した。放置後、水洗、シャンプーを2回、トリートメントを1回行い、タオルドライ後、ドライヤーにて乾燥した。
上記各例の毛髪処理を施した毛束について、ストレート性(毛束の伸び具合)を目視で確認し、以下の基準で評価することにより、各処理剤におけるストレート性を判断した。
比較例3より伸びが大きければ5点、比較例3と同等であれば4点、比較例2以上、比較例3未満であれば3点、比較例2と同等であれば2点、比較例1と同等であれば1点とし、結果を表1に示す。
乾いた毛束(ビューラックス社製白毛毛束(10cm))に、毛束重量と等倍量の還元性組成物を刷毛で塗布後、コーミングを1回行い、10分間、室温(25℃)にて放置した。放置後、各毛束を水洗し、タオルドライを行った。タオルドライ後の毛束に、毛束重量の3倍量のヘアカラー(酸化染毛剤:第1剤と第2剤を1:1で混合)を刷毛で塗布し、35分間、30℃で放置した。放置後、水洗、シャンプーを2回、トリートメントを1回行い、タオルドライ後、ドライヤーにて乾燥した。
上記各例の染毛処理を施した毛束について、標準光源下で目視にて、染毛性(濃さ)について判断した。
上記各例の染毛処理を施した毛束について、標準光源下で目視にて変色度合いを比較例1と比較することで、変色性について判断した。
乾いた毛束(ビューラックス社製黒毛毛束(10cm))に、毛束重量と等倍量の還元性組成物を刷毛で塗布後、コーミングを1回行い、10分間、室温(25℃)にて放置した。放置後、各毛束を水洗し、タオルドライを行った。タオルドライ後の毛束に、毛束重量の3倍量のヘアカラー(毛髪脱色剤:第1剤と第2剤を1:1で混合)を刷毛で塗布し、35分間、30℃で放置した。放置後、水洗、シャンプーを2回、トリートメントを1回行い、タオルドライ後、ドライヤーにて乾燥した。上記各例の染毛処理を施した毛束について、標準光源下で目視にて明度を判断した。
一方、ポリフェノールを含有する実施例1と、ポリフェノールを含有しない比較例1~3を対比すると、比較例1~3は毛髪のダメージを抑制することができないことが理解できる。更に、比較例1~3から、チオグリコール酸のみで所定のストレート性能を得ようとすると異臭を抑制することができないことが理解できる。また、ポリフェノールを含有するもののチオグリコール酸アンモニウムを3質量%含有する比較例4は、毛髪のダメージ抑制性、臭気抑制効果に劣ることが確認できる。
Claims (4)
- 前記ポリフェノールは、ピロガロール骨格又はフロログルシノール骨格を有する化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の還元性組成物。
- 請求項1又は2に記載の還元性組成物を用いた毛髪処理方法であって、
前記還元性組成物を毛髪に塗布する工程と、
5分以上放置する工程と、
前記還元性組成物を洗い流す工程と、
アルカリ剤及び酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物又は毛髪脱色剤を塗布する工程と、を含む、毛髪処理方法。 - 請求項1又は2に記載の還元性組成物と、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤からなる多剤式酸化染毛剤組成物とを備える、毛髪化粧料用品。
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