JPH0662393B2 - 毛髪処理剤 - Google Patents

毛髪処理剤

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JPH0662393B2
JPH0662393B2 JP19973788A JP19973788A JPH0662393B2 JP H0662393 B2 JPH0662393 B2 JP H0662393B2 JP 19973788 A JP19973788 A JP 19973788A JP 19973788 A JP19973788 A JP 19973788A JP H0662393 B2 JPH0662393 B2 JP H0662393B2
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チャング テー・シャン
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チャング テー・シャン
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、毛髪に染色とパーマネント・ウェーブ処理を
同時に完成させる毛髪処理用組成物に関するものであ
る。
とくに、染色とパーマネント・ウェーブ(以下、単にパ
ーマという)用組成物を予め調整して使用し、毛髪に染
色とパーマを一回で迅速的に施すことができるととも
に、毛髪や頭皮を損傷させることなく、優れた染色とウ
ェーブ効果を付与しうる新規な組成物である。
[従来の技術] 従来、毛髪に染色とパーマ処理を行うには、二段階に分
けて行なう必要があった。しかも、その間に一週間も隔
てる必要があった。
一方の、従来の毛髪用染色剤は、主として、P−フェニ
レンジアミン、過酸化水素(35wt%H)溶液
をよく配合し、その残りは水で補足してなるものであ
る。染色処理する直前に、このような染色剤をよく混合
して撹拌した後、毛髪の上に塗布して染色することがで
きる。この処理時間は約30ないし45分を費やし、さ
らに一週間以上を隔てて、初めてパーマ処理が引き継が
れる。その結果はウェーブがよくきかない。
他方の、従来のパーマ用剤は、チオグリコール酸、チス
ティンなどの還元剤を主剤とする水溶液に、アンモニ
ア、エタノールアミンなどの塩基性物質を加えて、pH
8〜10に調整したものをパーマ用第1剤とし、臭素酸
塩、過ホウ酸塩、過酸化水素などの酸化剤の水溶液をパ
ーマ用第2剤としてなるものである。
そして、このようなパーマ用第1剤によって、毛髪をカ
ーラー・ロッドなどに固定してカールして、この段階で
は30ないし50分間を必要とする。さらに、その他の
ヘアケアの処理時間を合わせて、染色やパーマ処理には
それぞれ2時間以上を必要とする。
パーマ用第1剤により毛髪中のケラチン蛋白質に含まれ
ているシスチィンジスルフィド結合を還元切断すること
によって、メルカブト基を生成させ、第2剤によってメ
ルカブト基を酸化して毛髪に新たなジスルフィド結合を
生成させ、ウェーブを固定化しようとするものである。
従来の染色とパーマ溶剤は、とくにそのうちのチオグリ
コール酸やシスチィンなどは、不快な臭気があり、かつ
酸化されやすいために、取扱いや保存に関する問題があ
り、その他にも、染色とパーマ処理時間を減少させるた
め、充分に満足すべきものとはいえない。
また、前記の従来の染色とパーマ処理に使用する染色用
第1剤・第2剤とパーマ用第1剤・第2剤等は必ず分け
て取扱いをするので、非常に繁雑である。加えて、これ
らの保存安定性はよくない。
そこで、本発明者は、染色とパーマ処理に要する時間や
操作性を軽減すべく種々研究を重ねた。
この発明は、その研究の成果であり、毛髪に染色とパー
マ処理を同時に完成させる新規な組成物を開発し、この
ような毛髪に染色とパーマ処理を施すことが一回で迅速
的にできるとともに、毛髪や頭皮を損傷させることな
く、優れた染色とウェーブ効果を付与しうる新規な組成
物を提供しようとするものである。
本発明に係る毛髪処理剤は、確かに前記の如く、染色と
パーマ処理に必要とする時間を短縮するとともに、染色
とパーマ処理を同時(一回)で完成させる。また、使用
者と美容師の時間を浪費せず、その上それと同時に染色
とパーマ処理時間も減少されるため、薬液が毛髪や頭皮
に接触する時間も短縮されるため、毛髪や頭皮を損傷さ
せることなく、前記問題点が解決されるとともに、毛髪
や頭皮を損傷させることなく、優れた染色とパーマ効果
を付与することができる。
本発明による毛髪処理剤の新規な組成物は、次のよう
に、二剤に分けることができる。
すなわち、 I.第1剤 第1剤の組成物は、次の成分からなるものである。以下
に、具体的に説明する。
(1)パーマ用剤− これは、主として、L−シスチィン塩酸一化合物−cyst
eine monohydrochloride monohydrate solution )及び
チオグリコール酸からなるものである。ここで、L−シ
スチィン塩酸−水合物及びその酸の使用量は3〜10%
の範囲が好ましく、チオグリコール酸の使用量は0.1
〜6%の範囲とするのが好ましい。両者は、単独あるい
は併用することができる。ただし、その使用量は必ず適
当に変化する。もし、チオグリコール酸の使用量が10
%を越えると、晶析されやすい。これは、組成物の品質
不安定の主な原因の一つである。
(2)染色用剤− 一般に、P−フェニレンジアミンなどの酸化染料(oxid
ation dye )を染色剤の主成分とすることができて、そ
のうち、P−フェニレンジアミンが通常である。その規
制使用量は4%越えない範囲である。
(3)染色調整剤− レゾルシノールを染色調整剤として使用し、その使用量
は必要に応じて0.01〜1%の範囲とするのが好まし
い。
(4)金属イオン捕捉剤− 組成物容器や精製水や組成物の各成分からの重金属イオ
ンは、常に組成物品質の不安定の最も主な原因である。
一般に、主としてエチレンジアミンテトラ酢酸(EDT
A)の二ナトリウム塩、三ナトリウム塩と四ナトリウム
塩は、金属イオンを含む組成物溶液から特定の重金属イ
オンをキレートに形成して除去する金属捕捉剤である。
そのうち、エチレンジアミンテトラ酢酸四ナトリウム
が、割りによいので、その使用量は0.01〜1%の範
囲とするのが好ましい。
(5)酸化防止剤− 本発明組成物は貯蔵、加工及び流通の過程で、組成分に
含まれる成分が空気通の酸素により酸化を受け、変色や
発臭や品質不安定を起こし、とくにチオグリコール酸や
シスチィンなどは酸化されやすいため、取扱いや保存に
関する問題があり、組成物に適当量の酸化防止剤を添加
し、これら問題が解消されることができる。酸化防止剤
として好適に使用できるものとしては、例えばグァヤク
脂、ノルジヒド12グァヤレチック酸、エリソルビン
酸、エリソルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸、ジブ
チルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソー
ル、没食子酸プロピル、dl−d−トコフェロール及び
ピロ亜硫酸ナトリウム等を挙げることができ、このうち
アルコルビン酸及びピロ亜硫酸ナトリウムが特に好適な
結果を与える。この両者は単独あるいは併用することが
できて、その使用量はそれぞれ0.01〜1%とする範
囲が好ましい。
(6)pH調整剤− pH調整剤としては、アンモニアなどの無機アルカリと
モノエタノールアミン、トリエタノールアミンなどの有
機アミンが使用できる。そのうち、アンモニア及び/あ
るいはモノエタノールアミンを使用して、適当に組成物
をpH9.0〜9.4に調整することができる。
(7)界面活性剤− パーマ用第1剤による処理によってシスチィンより生じ
たメルカブト基の一部は、第2剤によって過剰酸化を受
けることもある。主として、このような副反応が起こる
ことによってケラチン蛋白質の一部が溶離し、また、毛
髪に違和感やパサパサした感じを与えるばかりでなく、
毛髪が多大な損傷を受けることになる。
本発明による毛髪処理剤は、このようなパーマ処理によ
る毛髪の損傷や違和感を防止すために、界面活性剤を組
成物の中のチオグリコール酸、シスチィンなどの還元剤
と併用することにより、毛髪や頭皮を損傷させることな
く、優れたウェーブ効果をも与える。これに加え、界面
活性剤は本発明組成物の中のm−クレゾル、P−フェニ
ルレンジアミンが容易に分散させることができ、これら
の染色調整剤、染色剤も毛髪にしみることが一段と向上
するものと思われる。
界面活性剤としては、カチオン、アニオン、非イオン及
び両性イオンの界面活性剤などを挙げることができる。
そのうちTween 20(登録商標)が好適な結果を
与える。
(8)溶剤− 溶剤としては、アルコール類を使用することができて、
例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコールに
ど、その残りは水で100%まで捕捉してなるものであ
る。
以下に、本発明の三つの実施例の成分配合について詳述
する。ただし、それによってこの発明をそれらの実施例
のみに限定するものでないことは言うまでもない。これ
ら実施例中、部及びパーセントは特に指示しないかぎり
重量を表わす。
上記の実施例1〜3より示す毛髪処理剤は全ての成分を
均等に混合させた後に、まず、モノエタノールアミンと
アンモニア水(1:1の重量比で)を用いて、pH9.
2±0.2に調整する。
II.第2剤 第2剤としては、過酸化水素溶液を用いて、そのうちH
の有効含有量を6〜9%として、必要に応じてり
ん酸を使用してpHを約4に調整して、過酸化水素を安
定しようとするものである。
上記から分るように、本発明組成物の他の特徴として、
染色剤とパーマ処理剤を同時に第1剤内に入れることが
できて、保存の安定性がよく、その上使用上にも便利で
ある。また、本発明組成物(第1剤と第2剤からなるも
の)を使用して、染色とパーマを一回で完成させること
ができる。毛髪に染色とパーマをかける時間も非常に短
く、かつ一人当たりに必要とする第1剤と第2剤の使用
量は、それぞれ60〜100mlである。
操作段階については、まず、第1剤(そのうちの半分、
約30〜50ml)を均一に毛髪の上に塗布してから、カ
ーラーロッドで毛髪を好む形状に巻き、再び第1剤の残
りの30〜50mlを毛髪の内に8〜20分間塗り付けて
(毛髪の性質によって必要とする時間も異なる)、毛髪
のウェーブ程度を調べて、はじめて第2剤を毛髪の内に
吹付け、あるいは塗り付けて、10ないし20分間置い
てから(毛髪の必要とす色つやによって決まる)、毛髪
のウェーブ程度と染色表現の良否を調べて満足すればよ
いのである。
本発明の毛髪処理剤を用いて、毛髪に染色とパーマ処理
を同時に完成させる手順は、次の通りである。
(1)まず、毛髪を洗浄し、乾燥し、区切りをする。
(2)一区切り、一区切りに本発明毛髪処理剤の第1剤
を30〜50ml塗り付けると共に巻き上げる。
(3)全部の毛髪を巻いてから、残りの第1剤(30〜
50ml)をカーラー・ロッドごとに充分に塗る。
(4)第1剤の滞在時間は、約8〜20分間である。
(5)第2剤をカーラー・ロッドの上方ごとに往復二回
の吹付け、あるいは塗布してから、そのウェーブ程度を
制御する。
(6)15〜25分間を待ってから、カーラー・ロッド
を取り外す。
(7)さらに、その他のヘア・ケアの必要手続を加える
のである。
本発明の組成物は、上記のような方法によって、染色と
パーマ効果の耐久性がよく、パーマ効果、いわゆるコー
ルド・パーマネントは洗髪、乾燥、髪をくしけ、日射な
どの影響でも一般において80〜100日間を維持する
ことができる。染色の色合については、P−フェニレン
ジアミン、レゾルシノールと過酸化水素溶液などの使用
量によって多種の染色色つやを作り出し、浅い橙色から
濃い黒色に至るまで様々である。本発明組成物での染色
とパーマ処理を完成させるまでの必要とする時間は、大
体一時間であり、従来の染色とパーマ処理を各別にかけ
る技術と比べたら、時間は著しく短縮できるのである。
本発明者は、本発明の毛髪処理剤について、たびたび使
用者の毛髪に実施して、前記の効果を有し、使用者から
の好評を充分に受け、かつその必要とする時間が従来技
術の方法よりも非常に減縮するため、使用者の毛髪と頭
皮に損傷させることない。これらは、未曾有の効果であ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の第1剤と第2剤からなる、染色とパー
    マネント・ウェーブを同時に行う毛髪処理剤。但し、%
    は重量を表わす。 (A) 第1剤: L−システイン酸溶液 3.00〜10% チオグリコール酸 0.10〜 6% P−フェニレンジアミン0.01〜 4% レゾルシノール 0.01〜 1% 酸化防止剤 0.01〜 1% 重金属イオン捕捉剤 0.01〜 1% 界面活性剤 0.1 〜 1% モノエタノールアミン・ アンモニア水 適量 (第1剤のpHを9.2±0.2に調整するまで加え
    る) 溶剤 適量 (全量を100%に至るまで補足する) (B) 第2剤: 過酸化水素溶液 (Hの有効含有量を3〜8%とする)。
  2. 【請求項2】酸化防止剤を、多くのアスコルビン酸とピ
    ロ亜硫酸ナトリウムから選び出したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の毛髪処理剤。
  3. 【請求項3】重金属イオン捕捉剤は、多くのエチレンジ
    アミンテトラ酢酸二ナトリウム(EDTA2Na)とエ
    チレンジアミンテトラ酢酸四ナトリウム(EDTA4N
    a)の中から選択したものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の毛髪処理剤。
  4. 【請求項4】界面活性剤は、多くの非イオン、カチオ
    ン、アニオンと両性イオンの界面活性剤の中から選択し
    たものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の毛髪処理剤。
  5. 【請求項5】溶剤は、多くのエチルアルコール、イソプ
    ロピルアルコールと水の中から選択したものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の毛髪処理剤。
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