JP7184314B2 - 染毛用第1剤組成物 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、以下の酸化染毛剤組成物の第1剤組成物、前記第1剤組成物を含む酸化染毛剤組成物及びその使用方法である。
(A)硫酸が付加された酸化染料
(B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム
(C)高級アルコール
この染毛用第1剤組成物によれば、硫酸が付加された酸化染料の含有量を高くしても、優れた製剤安定性を有するという効果を得ることができる。
この特徴によれば、脱硫酸した染料中間体を用いる必要がないため、染料中間体を容易に入手することが可能である。
この特徴によれば、他の染料より濃い染毛性を得られるという効果を有する。
この特徴によれば、脱硫酸したカプラーを用いる必要がないため、カプラーを容易に入手することが可能である。
この特徴によれば、長期保存における製剤安定性に優れるという本発明の効果をより発揮することができる。
この特徴によれば、長期保存後の粘度低下を防ぐという効果を有する。
この特徴によれば、優れた製剤安定性を有する酸化染毛剤組成物を提供することができる。
この特徴によれば、一定の品質が保たれた染毛剤組成物を用いて染毛処理を行うことができる。
[染毛用第1剤組成物]
本発明の乳化状の染毛用第1剤組成物は、下記(A)~(C)成分を含有し、下記(A)成分を2~10質量%含有することを特徴とする。
(A)硫酸が付加された酸化染料
(B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム
(C)高級アルコール
<(A)硫酸が付加された酸化染料>
酸化染料は、酸化剤により酸化重合して発色する染料である。酸化染料には、染料中間体とカプラーがあり、染料中間体は、自身の酸化により発色する物質であり、カプラーは、染料中間体との組み合わせにより種々の色調となる物質である。
硫酸が付加された酸化染料としては、例えば、料中間体及びカプラーの両方が硫酸塩であるか、どちらか一方が硫酸塩であるものが挙げられる。
具体的には、p-フェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン(p-トルイレンジアミン)、N-フェニル-p-フェニレンジアミン、4,4’-ジアミノジフェニルアミン、p-アミノフェノール、o-アミノフェノール、p-メチルアミノフェノール、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシエチル-p-フェニレンジアミン、o-クロル-p-フェニレンジアミン、4-アミノ-m-クレゾール、2-アミノ-4-ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4-ジアミノフェノール、2,2’-[(4-アミノフェニル)イミノ]ビスエタノール等の硫酸塩が例示される。染料中間体の硫酸塩は、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。
炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムは、アニオン界面活性剤として作用するものであり、炭素数14以上のアルコールを濃硫酸、発煙硫酸、クロロスルホン酸、無水硫酸、スルファミン酸等で硫酸化して得ることができる。炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウムとして、例えば、ミリスチル硫酸ナトリウム(テトラデシル硫酸ナトリウム)、セチル硫酸ナトリウム(ヘキサデシル硫酸ナトリウム)、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、イソステアリル硫酸ナトリウム、ウンデシル硫酸ナトリウム等が挙げられ、1又は2種以上を使用することができる。
(B)成分の含有量が、0.01~10質量%であると、より製剤安定性を向上させることができる。
質量比(A)/(B)が0.1~7の範囲であると、製剤安定性により優れた効果を発揮することができる。
高級アルコールとしては、炭素数12以上のアルコールであり、具体的には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール等が挙げられる。
炭素数18以上の高級アルコールとしては、例えば、好ましくはステアリルアルコール、アラキルアルコール及びベヘニルアルコール等であり、特に好ましくはステアリルアルコールである。 炭素数16以下の高級アルコールとしては、好ましくは、セチルアルコールである。
前記(C-1)成分の含有量に対する前記(C-2)成分の含有量の質量比(C-2)/(C-1)は特に制限されないが、好ましくは0.15~2.5である。下限値としては、より好ましくは0.2以上であり、更に好ましくは0.25以上であり、特に好ましくは0.3以上である。上限値としては、より好ましくは2以下であり、更に好ましくは1.5以下であり、特に好ましくは1以下である。
質量比(C-2)/(C-1)が0.15~2.5の範囲であると、長期保存後の粘度低下を防止することができる。
本発明の染毛用第1剤組成物は、上記成分以外にも、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、アルカリ剤、上記(A)成分に含まれない染料中間体及びカプラー、直接染料、油性成分、界面活性剤、無水亜硫酸ナトリウム等の酸化防止剤、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、エタノール等の有機溶剤、ソルビトール、マルトース等の糖類、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリ塩化ジメチルジメチレンピペリジニウム液(ポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウム液)、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン性ポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、並びにアクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル等の共重合体等のアニオン性ポリマー、アクリルアミド・アクリル酸塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体等の両性ポリマー、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液等のキレート剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤が挙げられる。
アルカリ剤は、毛髪を膨張させて、染料や酸化剤の浸透を促進する作用を有するものである。アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、アルカノールアミン、ケイ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、塩基性アミノ酸、水酸化物等が例示される。具体的には、アルカノールアミンとしてはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、イソプロピルアミン等が例示され、ケイ酸塩としてはケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が例示され、炭酸塩としては炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸マグネシウム、炭酸グアニジン等が例示され、炭酸水素塩としては炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が例示され、メタケイ酸塩としてはメタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等が例示され、リン酸塩としてはリン酸二アンモニウム、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリウム等が例示され、塩基性アミノ酸としてはアルギニン、リジン及びそれらの塩等が例示され、水酸化物としては水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等が例示される。これらの中でも、アンモニア及びアルカノールアミンが好ましい。
(A)成分に含まれない染料中間体としては、上記で示した染料中間体の脱硫酸物、塩酸塩等が挙げられる。
(A)成分に含まれないカプラーとしては、上記で示した染料中間体及びカプラーの脱硫酸物、塩酸塩等が挙げられる。
更に、ジフェノール類が挙げられる。具体的には、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、α-ナフトール、フェニルメチルピラゾロン、3,3’-イミノジフェニール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、タンニン酸及びそれらの塩、1-ヒドロキシエチル-4,5-ジアミノピラゾール等が例示される。カプラーは、所望する毛髪の色調に応じて1種又は2種以上を選択して使用することができる。
直接染料は、色を有する化合物であり、毛髪に付着又は浸透して染毛する染料である。例えば、酸性染料、塩基性染料、天然染料、ニトロ染料、HC染料、分散染料等がある。これら直接染料は単独で配合しても良く、組み合わせて配合しても良い。
油性成分は、例えば、油脂、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン油、フッ素油等が例示される。これらの油性成分から、1種又は2種以上を選んで用いることができる。油性成分を含有することにより、染毛性を向上することができる。
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
なお、以下の記載において、POEはポリオキシエチレン鎖、POPはポリオキシプロピレン鎖を示す。
POE、POPの繰り返し単位数としては、例えば、2~100が挙げられ、界面活性作用を示すものであればいずれのものも使用可能である。
「HLB」とは、親水親油バランス:Hydrophile-Lipophile Balanceの略称であって、一般的に、界面活性剤の分子が持つ親水性と親油性の相対的な強さを表すパラメーターであり、HLBの値が大きいほど親水性が強く、HLBの値が小さいほど親油性が強い。HLBの値は公知のグリフィン(Griffin)の式から算出される。
異なるHLB値を有するノニオン性界面活性剤としては、親水性のノニオン性界面活性剤と、親油性のノニオン性界面活性剤からなる組み合わせが好ましく、HLB値として、10未満のノニオン性界面活性剤と、10~20のノニオン性界面活性剤とからなる組み合わせがより好ましい。
上記異なるHLB値を有するノニオン性界面活性剤を組み合わせることで、ノニオン性界面活性剤の含有量を大幅に削減することができる。ノニオン性界面活性剤の含有量を大幅に削減できることで、コストを削減できる他、毛髪内部への染料の浸透性の向上、毛髪の明度や感触向上に寄与することができる。
アミノ酸型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(ラウロアンホ酢酸Na)、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシエチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシエトキシエチル-N’-カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシメトキシエチル-N’-カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、パーム油脂肪酸アシル-N-カルボキシエチル-N-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムなどのグリシン型両性界面活性剤;ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミンなどのアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;などが挙げられる。
ベタイン型両性界面活性剤の具体例としては、例えば、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタインなどのアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタインなどのスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
また、60℃の保存試験後粘度-保存開始粘度(粘度差)が、1000~15000であることが好ましく、2000~12000がより好ましい。60℃の保存試験後粘度-保存開始粘度が上記範囲内であると、製剤安定性が良好であるといえる。
保存開始粘度とは、調製した乳化状染毛用第1剤組成物を室温(25℃)にて、24時間静置したものの粘度であり、60℃の保存試験後粘度とは、60℃の条件下で24時間保存試験を行い、その後室温(25℃)にて、24時間静置したものの粘度をいう。
粘度の測定方法はB型粘度計(東機産業社製 TV-10型)を用い、25℃、1分間、回転速度:12rpm、4号ローター使用の条件下で測定する。
pHの測定方法としては、HORIBA社製 pH-METER F-22等のpHメータ等を用いて測定することができ、測定値は溶液の1%水溶液における値である。
本発明の酸化染毛剤組成物は、前記染毛用第1剤組成物と、酸化剤を含有する第2剤を備えることを特徴としている。
酸化染毛剤組成物の第2剤(以下、第2剤)とは、酸化染料を酸化して発色させる作用や、毛髪の内部のメラニンを分解する作用等を有する剤である。
酸化剤は、酸化染料を酸化して発色させる作用や、毛髪の内部のメラニンを分解する作用を有する主成分である。酸化剤は、酸化力を有する物質であればよく、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、過酢酸及びその塩、過ギ酸及びその塩、過マンガン酸塩、臭素酸塩等が例示される。これらの中でも、過酸化水素が好ましい。また、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩等を酸化助剤として含有してもよい。
第2剤は、上記成分以外にも、必要に応じて以下の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、直接染料、油性成分、界面活性剤、無水亜硫酸ナトリウム等の酸化防止剤、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、エタノール等の有機溶剤、ソルビトール、マルトース等の糖類、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子、ポリ塩化ジメチルジメチレンピペリジニウム液(ポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウム液)、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン化水溶性高分子、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム二水塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム液等のキレート剤、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩、育毛成分、植物抽出物、生薬抽出物、アミノ酸・ペプチド、尿素、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤が挙げられる。
直接染料、油性成分、界面活性剤等の成分は、上記染毛用第1剤組成物に用いられる成分と同等のものを使用することができる。
測定値は溶液の1%水溶液における値である。
酸化染毛剤組成物は、染毛用第1剤組成物と、酸化剤を含む第2剤を備えてなるものである。酸化染毛剤組成物は、第1剤と第2剤からなる2剤式のものが代表的であるが、
3剤以上からなる多剤式であってもよい。3剤式としては、アルカリ剤や染料を第1剤や第2剤と異なる剤に含有させてもよく、毛髪美容液等の剤や、増粘剤等の剤を追加してもよい。
測定値は、染毛用第1剤組成物及び第2剤の1:1混合物の1%水溶液における値である。
本発明の酸化染毛剤組成物の使用方法は、前記酸化染毛剤組成物を毛髪に適用後、5分間以上放置することを特徴とする。ここで、「毛髪に適用後」とは、「酸化染毛剤組成物を毛髪に適用する工程を終了後」を意味する。この酸化染毛剤組成物の使用方法によれば、5分を経過すると、放置時間の長さに起因する染毛の仕上がりの差異が小さくなるため、染毛処理時間が長くなっても同等の濃さに仕上げることができる。
[染毛用第1剤組成物の調製]
表1~3に示す組成の乳化状染毛用第1剤組成物を下記の方法で調製し、「製剤安定性」を以下に示す評価方法で評価した。評価結果は表の下段に示した。
恒温槽で80℃に保たれた状態の容器に、油性成分及び界面活性剤を加え、3連式乳化試験機(型番ET-3A;日光ケミカルズ社製;H7製)により200rpmの回転速度で乳化を行った。乳化後、50rpmの回転速度で室温(25℃)まで冷却した後、アルカリ剤、染料及びその他の成分を加え、上記と同様の3連式乳化試験機により50rpmの回転速度で撹拌、混合を行い、乳化状染毛用第1剤組成物を調製した。
上記で調製した組成物を、4号規格瓶に30グラム量り取り、中蓋及び蓋をして室温(25℃)にて、24時間静置し、粘度を測定したものを保存開始粘度とした。その後、それぞれ55℃及び60℃の条件下で24時間、保存試験を行った。保存試験後、室温(25℃)にて、24時間静置し、粘度を測定したものを保存試験後粘度とし、以下の基準で評価を行った。なお、60℃の保存試験において、分離が認められたものについては、保存試験後粘度を測定していない。
高温での保存試験は、長期保存試験の加速試験に相当する。
粘度の測定方法としては、B型粘度計(東機産業社製 TV-10型)を用いて、25℃にて測定を行った。
◎:55℃及び60℃での保存試験において、両方に分離がみられない。
○:55℃の保存試験では分離がみられないが、60℃の保存試験で分離がみられる。又は、それぞれ55℃及び60℃の保存試験において、両方に分離がみられないが、60℃の保存試験後粘度が、保存開始粘度より低下している。
×:55℃及び60℃で1日保存すると、両方に分離がみられる。
なお、分離とは乳化物が油層と水層に分かれてしまう状態のことを示す。
本発明の染毛用第1剤組成物は、美容室、理容室等におけるカラーリング用の染毛剤、セルフカラーリング用の染毛剤に利用することができる。
Claims (3)
- 下記(A)~(C)成分を含有し、下記(A)成分を2~10質量%含有し、
下記(C)成分として、(C-1)ステアリルアルコール、アラキルアルコール及びベヘニルアルコールから選ばれる1種以上、(C-2)セチルアルコールとを含有し、
前記(C-1)成分の含有量に対する前記(C-2)成分の含有量の質量比(C-2)/(C-1)が0.15~2.5であることを特徴とする、乳化状の染毛用第1剤組成物。
(A)硫酸が付加された酸化染料
(B)炭素数14以上のアルキル硫酸ナトリウム
(C)高級アルコール - 前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の質量比(A)/(B)が0.1~7であることを特徴とする、請求項1に記載の染毛用第1剤組成物。
- 請求項1又は2に記載の染毛用第1剤組成物と、酸化剤を含有する第2剤を備えることを特徴とする、酸化染毛剤組成物。
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