JP2019081609A - 塗布容器 - Google Patents
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Description
塗布栓は、吐出孔と計量室内との連通を遮断し、且つ計量室内と連通孔との連通を許容する計量位置と、計量位置よりも容器本体の底部側に位置すると共に、計量室内と連通孔との連通を遮断し、且つ吐出孔と計量室内との連通を許容する塗布位置と、の間を容器軸方向に移動可能に配設されている。塗布栓の先端部には、軟材質で形成された軟質部が設けられている。
また、吐出孔を径方向の外側から囲むように弾性体が配置されているので、内容物の塗布時に、塗布した内容物が塗布位置から周囲に移動することを弾性体で防ぐことができ、内容物を拡散し難くすることができる。そのため、被塗布部の狙った位置に内容物を塗布し易い。
以下、本発明に係る塗布容器の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の塗布容器1は、被塗布部S(図4及び図5参照)に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3に装着され、容器本体2内に連通する連通孔4が形成された中栓部材5と、中栓部材5との間に連通孔4を通じて容器本体2内に連通する計量室6を形成すると共に、計量室6内に連通する吐出筒部7を有する計量筒部材8と、吐出筒部7内及び計量室6内に配設された筒状の塗布栓9と、吐出筒部7に一体に組み合わされた筒状の弾性体10と、容器本体2の口部3に離脱可能に装着され、塗布栓9及び弾性体10を覆う有頂筒状のオーバーキャップ11と、を備えている。
具体的には、容器本体2の口部3は、容器本体2のうち口部3以外の部位(肩部20、胴部21及び図示しない底部)よりも外径が小さく形成された第1口部22と、第1口部22よりも上方に配置され、第1口部22よりも外径がさらに小さく形成された第2口部23と、を備えている。なお、第1口部22の内径と第2口部23の内径とは、略同径とされている。
第1口部22の下端部側には、径方向外側へ向けて突出すると共に上下方向に沿って延びる第1回り止めリブ26が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
なお、中栓部材5は、例えば受け筒部30、案内軸部31、第1シール筒部32、フランジ部33、内側筒部34、鍔部35及び外側筒部36が一体成形された合成樹脂製とされ、容器軸Oと同軸に配設されている。
案内軸部31の下端部には、径方向外側へ向けて突出する支持部37が形成されている。図示の例では、支持部37は、上下方向に沿って延びる縦長のリブ状に形成され、受け筒部30の底壁部30a及び案内軸部31の外周面に亘って一体に形成されていると共に、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ただし、支持部37の形状は、この場合に限定されるものではなく、例えば円筒状に形成しても構わない。この場合には、円柱状の案内軸部31の下端部側に円筒状の支持部37を一体に形成するので、下端部側が上端部側よりも拡径した2段軸状に案内軸部31を形成したかのように構成することができる。なお、支持部37の上端縁は、フランジ部33よりも下方に位置している。
ただし、連通孔4の形成箇所は、上述した場合に限定されるものではなく、例えば底壁部30aに該底壁部30aを上下方向に貫通するように形成されていても構わないし、周壁部30bに該周壁部30bを径方向に貫通するように形成されていても構わない。
なお、計量筒部材8は、例えば装着筒部40、中間筒部41、吐出筒部7、第1連結壁部42及び第2連結壁部43が一体成形された合成樹脂製とされ、容器軸Oと同軸に配設されている。
ただし、第2口部23に対する計量筒部材8の装着方法は、上述した場合に限定されるものではなく、例えば第2口部23に対して装着筒部40を螺着させても構わない。
第2シール筒部46が内側筒部34に外嵌されていることで、計量筒部材8は中栓部材5に対して組み合わされた状態で容器本体2の第2口部23に装着されている。なお、第2シール筒部46の内周面と内側筒部34の外周面との間には高いシール性が確保されている。
塗布栓9の上端部(先端部)50aは、図1及び図3に示すように、塗布栓9が計量位置P1及び塗布位置P2のいずれに位置している場合であっても、吐出筒部7よりも上方(容器軸O方向に沿う外部側)に配置されている。
図1及び図2に示すように、塗布栓9は、吐出筒部7の内側に配設された塗布筒部50と、塗布筒部50の下端部から下方に向けて延びると共にその外径が塗布筒部50よりも大きく形成された摺動筒部51と、摺動筒部51の下端部から下方に向けて延びると共にその外径が摺動筒部51よりも大きく形成された垂下筒部52と、垂下筒部52の下端部から下方に向けて突出すると共に、受け筒部30の周壁部30bの内周面に対して離脱可能に密に嵌合する環状のリップ部53と、を備え、容器軸Oと同軸に配設されている。
なお、塗布栓9が計量位置P1に位置したときに、吐出孔12と計量室6内との連通を遮断することが可能であれば、例えば計量筒部材8の第2連結壁部43よりも下方に延びるように塗布筒部50を形成しても構わない。
塗布栓9は、ストッパ壁57が第2連結壁部43に対して下方から接触することで、計量筒部材8に対してそれ以上、上方移動することが規制され、計量位置P1に位置決めされる。従って、計量位置P1は塗布栓9の最上昇位置に相当する。
具体的には、弾性体10は、吐出筒部7を径方向外側から囲む環状(円筒状)に形成され、容器軸Oと同軸に配置された状態で吐出筒部7に対して強固に固定されている。弾性体10の上端部10aは、吐出筒部7よりも上方に突出していると共に、径方向内側に向かって突出して吐出筒部7の上端開口端上に接触している。
また、弾性体10は、例えば計量筒部材8をインサート部品として軟材質を射出成形する、いわゆるインサート成形により形成することができる。また、インサート成形に代わる方法としては、例えば計量筒部材8及び弾性体10を各別に形成した後、計量筒部材8の吐出筒部7に塗布栓9を強固に嵌合或いは固着等によって一体に組み合わせても良い。
ただし、オーバーキャップ11の装着方法は、螺着に限定されるものではなく、例えば第1口部22に対してキャップ筒70をアンダーカット嵌合させることによって装着しても構わない。
なお、キャップ筒70側に突起部77を形成する場合に限定されるものではなく、例えば容器本体2側に突起部を形成しても構わない。例えば、第1口部22において、第2回り止めリブ73よりも周方向の他方側に位置する部分に、第2回り止めリブ73が周方向に乗り越え可能に接触する突起部を径方向外側に向けて突設させても構わない。この場合であっても、口部3に装着されたオーバーキャップ11の緩み止めを行うことができる。
引上げ筒部74は、容器軸Oと同軸に配設され、その下端部は塗布筒部50に形成された第1係合突起55よりも下方に位置し、且つ隔壁部56よりも上方に位置している。なお、引上げ筒部74の内側に、軸体59が下方から挿入されている。
なお、第2係合突起75は、引上げ筒部74の全周に亘って環状に形成されていても構わないし、周方向に間隔をあけて複数形成されても構わない。
従って、容器本体2の口部3からのオーバーキャップ11の離脱に伴って、図3に示すように、引上げ筒部74を利用して塗布栓9を計量位置P1にセットすることが可能とされている。
次に、上述のように構成した塗布容器1を利用して、被塗布部Sに内容物を塗布する場合について説明する。
なお、塗布栓9は、例えば摺動筒部51と吐出筒部7との間の摺動抵抗によって計量位置P1に保持される。
塗布栓9が連通孔4側に向けて移動すると、図5に示すようにリップ部53が受け筒部30の周壁部30b内に進入し、周壁部30bの内周面に対して密に嵌合すると共に、塗布栓9のガイド筒部58が支持部37に対して吐出孔12側から接触する。また、リップ部53の嵌合と同時、或いはその後に、塗布栓9の摺動筒部51が吐出筒部7の内側から離脱して連通孔4側に移動する。
ただし、被塗布部Sに対する弾性体10の上端面10bの接触面積を大きく確保できるので、本実施形態のように、弾性体10の上端部10aを吐出筒部7の上端開口端側に向けて突出させることが好ましい。
この場合には、塗布栓9を被塗布部Sに対して押付けて、塗布栓9を計量位置P1から塗布位置P2に移動させたときに、例えば塗布栓9が塗布位置P2に達する前に、弾性体10の上端面10bを被塗布部Sに対して先に接触させることができる。従って、塗布栓9が塗布位置P2に達する前の段階から、弾性体10を弾性変形させることができるので、よりソフトな接触を行うこともできる。
さらに、弾性体10の上端面10bが塗布栓9の上端面50bよりも上方側に位置する場合、上端面10bと上端面50bとの差分(上端面50bに対する上端面10bの上方へ向けた突出量分)に基づいて、弾性体10の弾性変位の範囲を決定(調整)することができる。
次に、本発明に係る塗布容器の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、弾性体10の上端面10bを平坦に形成したが、第2実施形態では、弾性体10の上端面10bに突起部が形成されている。
このように構成された本実施形態の塗布容器80であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
それに加え、図7に示すように、内容物の塗布時に、突起部81を被塗布部Sに対して押付けることができる。従って、被塗布部Sに対するソフトな接触を行いながら、突起部81を利用して被塗布部Sに局所的な刺激を与えることが可能となり、さらに心地よい塗布を行える。
さらには、弾性体10の上端面10bを、周方向に凹凸を繰り返す非平坦面(例えば波形面等)に形成し、非平坦面のうち上方に向けて凸となる部分を突起部81としても構わない。
次に、本発明に係る塗布容器の第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、計量筒部材8における吐出筒部7の内側を吐出孔12として機能させたが、本実施形態では塗布栓9の内側を吐出孔12として機能させている。
貫通孔91は、図9に示すように塗布栓9が計量位置P1に位置したときに少なくとも一部が吐出筒部7よりも上方(又は、貫通孔91の全体が吐出筒部7の内側)に位置し、図8に示すように塗布栓9が塗布位置P2に位置したときに少なくとも一部が吐出筒部7よりも下方に位置するように形成されている。
そして、本実施形態のストッパ壁57は、塗布筒部50の下端部と垂下筒部52の上端部との接続部分に形成され、上記シール壁93に対して下方から対向するように配置されている。ストッパ壁57は、塗布栓9が図9に示す計量位置P1に位置したときにシール壁93に対して下方から密に接触することで、計量室6内と吐出筒部7の内側との間をシールしている。また、ストッパ壁57がシール壁93に対して下方から接触することで、塗布栓9は計量位置P1に位置決めされる。
このように構成された本実施形態の塗布容器90であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
すなわち、図8に示す状態からオーバーキャップ11を取り外すことで、図9に示すように、引上げ筒部74を利用して塗布栓9を塗布位置P2から計量位置P1に移動させることができる。このとき、塗布栓9のストッパ壁57が計量筒部材8のシール壁93に下方から接触するので、塗布栓9を計量位置P1に位置決めすることができる。
次に、本発明に係る塗布容器の第4実施形態について図面を参照して説明する。なお、第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第3実施形態では、弾性体10が計量筒部材8の吐出筒部7に一体に組み合わされていたが、本実施形態では、弾性体10が塗布栓9の上端部50aに設けられている。
なお、本実施形態の塗布筒部50は、塗布栓9が塗布位置P2に位置したときに、その上端部50aが吐出筒部7の内側に配置され、図13に示すように塗布栓9が計量位置P1に位置したときに、その上端部50aが吐出筒部7よりも上方に配置されるように形成されている。従って、塗布筒部50の上端面50bは、塗布栓9が少なくとも計量位置P1に位置している場合には、吐出筒部7よりも上方に配置されている。
ただし、塗布栓9が計量位置P1及び塗布位置P2のいずれに位置している場合であっても、塗布筒部50の上端面50bが吐出筒部7よりも上方に位置するように構成しても構わない。さらに、弾性体10を介した押圧によって塗布栓9を塗布位置P2に移動することが可能であれば、塗布栓9が計量位置P1に位置している場合であっても、塗布筒部50の上端面50bが吐出筒部7の上端面と同等又は下方に位置するように構成しても良い。
図示の例では、弾性体10は塗布筒部50の上端部50aに対してアンダーカット嵌合した状態で組み合わされ、上方への抜け止めがされている。ただし、この場合に限定されるものではなく、その他の方法で上方への抜け止めを行っても良い。なお、弾性体10の外径は、塗布筒部50の外径以下の大きさとされている。これにより、弾性体10は、塗布栓9の移動に伴って吐出筒部7に対して上下方向に相対移動可能とされている。
ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば弾性体10の高さを小さく(上下方向の長さを短く)形成し、且つ塗布筒部50を上方に向けてさらに長く形成したうえで、塗布筒部50の外周面に第1係合突起55を形成しても構わない。この場合には、例えば弾性体10を軟材質で形成したとしても、弾性体10に第1係合突起55を形成しなくて済むので、引き上げ筒部74を利用して塗布栓9の引き上げを確実に行い易い。
このように構成された本実施形態の塗布容器100の場合には、第3実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
それに加え、弾性体10が塗布筒部50の上端部50aに設けられているので、図14に示すように、弾性体10を介して塗布栓9を被塗布部Sに押付けることができる。従って、計量位置P1に位置した塗布栓9を被塗布部Sに対して押付けた直後から、図14に示すように塗布栓9が塗布位置P2に達するまでの間、弾性体10を弾性変形させることができ、被塗布部Sに対するソフトな接触を、塗布作業の全体に亘って維持することができる。
次に、本発明に係る塗布容器の第5実施形態について図面を参照して説明する。なお、第5実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。第1実施形態と第5実施形態とでは、弾性体及びオーバーキャップの構成が異なっている。
なお、容器本体2の形状やサイズ等は、特に限定されるものではなく、適宜変更して構わない。
弾性体111は、図16及び図17に示すように、吐出筒部7を径方向外側から囲む円筒状に形成され、吐出筒部7に対して装着される装着筒部120と、装着筒部120から上方に向けて延びると共に、上下方向に弾性変形可能な円筒状の連結筒部121と、連結筒部121の上端部(先端部)から径方向内側に向けて突出するように形成された環状の頂壁部122と、を備えた有頂筒状に形成されている。
連結筒部121は、例えば吐出筒部7よりも薄肉の円筒状に形成され、装着筒部120における上端部の内周縁部側から上方に向けて延びるように形成されている。連結筒部121における上端部側は、上方に向かうにしたがって径方向の内側に向かって延びるように湾曲している。
なお、頂壁部122の上端面(先端面)122aが弾性体111全体の上端面として機能する。
なお、連結筒部121は、主に下端部側が上下に折り畳まれる(例えば、連結筒部121と装着筒部120との接続部を起点とする)ように弾性変形する。ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば連結筒部121が全体に亘って複数個所で蛇腹状に上下に折り畳まれるように弾性変形しても構わない。
ただし、オーバーキャップ115の取り外し時、塗布栓9が計量位置P1に位置した場合において、頂壁部122と塗布栓9の上端面50bとが、必ずしも接触する必要はなく、接触しなくても構わない。
スリット孔124は、連結筒部121における湾曲した上端部側に形成されている。図示の例では、スリット孔124は、周方向に等間隔をあけて2つ形成され、上方から見た平面視で径方向に直線状に延びるように形成されている。
ただし、この場合に限定されるものではなく、スリット孔124の数、形成位置や形状等は適宜変更して構わない。なお、スリット孔124は、連結筒部121が弾性変形していない状態では閉塞している。
本実施形態のキャップ天壁71は、容器本体21に対するオーバーキャップ115の装着時、弾性体111を上方から押圧して、連結筒部121を押潰すように弾性変形させる役割を担っている。
上述のように構成された本実施形態の塗布容器110であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。それに加え、以下の作用効果を奏功することができる。
これらのことから、例えば保管時或いは商品流通時に、内容物が吐出孔12から漏れ難くすることができる。従って、漏出し難い塗布容器110とすることができる。
従って、弾性体111をより大きく弾性変形させることができ、高いクッション性を発揮させることができる。その結果、被塗布部Sに対してさらにソフトな接触を行うことができ、さらに快適で心地よい塗布を行える。
次に、本発明に係る塗布容器の第6実施形態について図面を参照して説明する。なお、第6実施形態においては、第5実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。第6実施形態では、弾性体111の連結筒部121に蛇腹状の屈曲部が形成されている。
屈曲部141は、図21及び図22に示すようにオーバーキャップ115を取り外した状態で、連結筒部121の下端部側から上方に向かうにしたがって径方向外側に向けて延びた第1傾斜壁142と、第1傾斜壁142の上端部から上方に向かうにしたがって径方向内側に向けて延びた第2傾斜壁143と、を備えている。これにより、屈曲部141は、径方向外側に向けて縦断面視V状に膨らむように形成されている。
従って、本実施形態では、オーバーキャップ115の装着時、頂壁部122は塗布位置P2に位置している塗布栓9の上端面50bよりも上方に離間して配置される。
これにより、オーバーキャップ115の装着時、先に述べたように、頂壁部122を塗布位置P2に位置している塗布栓9の上端面50bよりも上方に離間して配置させた状態で、第1傾斜壁142と第2傾斜壁143とが上下方向に重なるように屈曲部141のみを弾性変形させることが可能とされている。なお、膨出筒部117における天壁部に、引き上げ筒部74が形成されている。
上述のように構成された本実施形態の塗布容器140であっても、第5実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
従って、弾性体111をより大きく弾性変形させることができ、高いクッション性を発揮させることができる。その結果、被塗布部Sに対してさらにソフトな接触を行うことができ、さらに快適で心地よい塗布を行える。
次に、本発明に係る塗布容器の第7実施形態について図面を参照して説明する。なお、第7実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第5実施形態では、オーバーキャップ115の取り外し時、塗布栓9が計量位置P1に位置したときに、頂壁部122の下面と塗布筒部50の上端面50bとが互いに接触したが、本実施形態では頂壁部122の内周縁部と塗布栓9における塗布筒部50の外周面とが互いに接触する。
上述のように構成された本実施形態の塗布容器150であっても、第5実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
このようにすることで、吐出孔12と計量室6内とを連通させる前に、計量室6内を密閉させることができるので、例えば瞬間的に計量室6内が吐出孔12及び容器本体2内の両方に連通してしまうといったことを確実に防止することができる。従って、計量位置P1において計量室6内に流入した内容物を、塗布栓9が遮断位置に位置することで計量室6内に一時的に確実にストックすることができ、その後に塗布栓9が塗布位置P2に位置することで、ストックした計量室6内の内容物を、吐出孔12を通じて外部に吐出することができる。その結果、被塗布部Sに対して計量室6内で計量した内容物を確実に塗布することができ、使用性(塗布性)の優れた塗布容器とすることができる。
S…被塗布部
P1…計量位置
P2…塗布位置
1、80、90、100、110、140、150…塗布容器
2…容器本体
3…容器本体の口部
4…連通孔
5…中栓部材
6…計量室
7…吐出筒部
8…計量筒部材
9…塗布栓
10、111…弾性体
10b…弾性体の上端面(先端面)
12…吐出孔
50b…塗布栓の上端面(先端面)
81…突起部
120…装着筒部
121…連結筒部
122…頂壁部
122a…頂壁部の上端面(先端面)
124…スリット孔
Claims (8)
- 被塗布部に塗布する内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔が形成された中栓部材と、
前記中栓部材との間に、前記連通孔を通じて前記容器本体内に連通する計量室を形成すると共に、前記計量室内に連通する吐出筒部を有する計量筒部材と、
前記吐出筒部内及び前記計量室内に容器軸方向に移動可能に配設された塗布栓と、を備え、
前記吐出筒部の内側又は前記塗布栓の内側が、前記計量室内と外部とを連通する吐出孔とされ、
前記塗布栓は、前記吐出孔と前記計量室内との連通を遮断し、且つ前記連通孔を通じた前記計量室内と前記容器本体内との連通を許容する計量位置と、前記計量位置よりも前記連通孔側に位置すると共に、前記吐出孔と前記計量室内との連通を許容し、且つ前記連通孔を通じた前記計量室内と前記容器本体内との連通を遮断する塗布位置と、の間を移動可能とされ、
前記吐出孔を前記容器本体の径方向の外側から囲む位置には、前記容器軸回りに沿って延びるように形成された弾性体が設けられ、
前記弾性体は、その先端面が、前記吐出筒部よりも前記容器軸方向に沿う外部側に位置し、且つ前記塗布栓が前記塗布位置に位置したときに、前記塗布栓の先端面と前記容器軸方向の位置が同等、或いは前記塗布栓の先端面よりも前記容器軸方向に沿う外部側に位置している、塗布容器。 - 請求項1に記載の塗布容器において、
前記弾性体は、環状に形成されている、塗布容器。 - 請求項1又は2に記載の塗布容器において、
前記弾性体の先端面には、前記容器軸方向に沿う外部側に向けて突出した突起部が形成されている、塗布容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布容器において、
前記吐出筒部の内側が前記吐出孔とされ、
前記弾性体は、前記吐出筒部に設けられている、塗布容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布容器において、
前記塗布栓は、その内側が前記吐出孔とされた筒状に形成され、
前記弾性体は、前記塗布栓の先端部に設けられている、塗布容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布容器において、
前記弾性体は、
前記吐出筒部に装着される装着筒部と、
前記装着筒部から前記容器軸方向に沿う外部側に向けて延びると共に、前記容器軸方向に弾性変形可能とされた連結筒部と、
前記連結筒部の先端部から径方向の内側に向けて突出した環状の頂壁部と、を備え、
前記頂壁部は、前記塗布栓が前記塗布位置に位置したときに、前記塗布栓の先端面に対して前記容器軸方向に沿う外部側に離れて配置される、塗布容器。 - 請求項6に記載の塗布容器において、
前記吐出筒部の内側が前記吐出孔とされ、
前記弾性体には、前記連結筒部の弾性変形に伴って開口し、前記吐出孔と外部とを連通させるスリット孔が形成されている、塗布容器。 - 請求項6又は7に記載の塗布容器において、
前記塗布栓が前記計量位置に位置したときに、前記頂壁部と前記塗布栓とは互いに接触する、塗布容器。
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