JP2019046924A - 光電変換装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光電変換装置の性能向上に有利な技術を提供する。【解決手段】 画素回路部が絶縁体膜で覆われた状態で半導体基板を加熱する工程と、絶縁体膜を透過して画素回路部へイオン注入を行う工程と、加熱する工程の後に、周辺回路部へイオン注入を行う工程と、周辺回路部へイオン注入を行う工程の後に、トランジスタのゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程と、を有する。【選択図】 図2

Description

光電変換装置の製造方法に関する。
撮像装置などの光電変換装置の性能向上のためには、画素回路部と周辺回路部の両方の特性を両立することが重要である。画素回路部においては、半導体基板に生じるダメージの低減が重要である。半導体基板に生じたダメージは白キズ(ホワイトスポット)などの原因となり、画素回路の特性を低下させるためである。また、周辺回路部においては、周辺回路の高速化や集積化のためにトランジスタの微細化を図ることが重要である。
特許文献1には、転送トランジスタのゲート電極(21)が絶縁膜(30i)により覆われた状態でイオンを注入することにより、保護領域(14)を形成することが開示されている。
特許文献2には、ポリシリコン電極PSの側壁の表面を熱酸化することによって熱酸化膜TSを形成し、熱酸化膜TSを透過するように、半導体基板SBにイオンを注入することが開示されている。
特開2010−161236号公報 特開2010−21253号公報
特許文献1、2の技術では、画素回路部と周辺回路部の両方の特性を向上するには不十分である。本発明は、光電変換装置の性能向上に有利な技術を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、光電変換装置の製造方法であって、画素回路部および周辺回路部を有する半導体基板を用意する工程と、前記画素回路部の上に第1トランジスタのゲート電極を形成した後に、前記画素回路部および前記周辺回路部を覆う絶縁体膜を形成する工程と、前記画素回路部が前記絶縁体膜で覆われた状態で前記半導体基板を加熱する工程と、前記絶縁体膜を透過して前記画素回路部へイオン注入を行う工程と、前記周辺回路部の上に第2トランジスタのゲート電極を形成した後であって、前記加熱する工程の後に、前記周辺回路部へイオン注入を行う工程と、前記周辺回路部へイオン注入を行う工程の後に、前記第2トランジスタのゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程と、を有し、前記周辺回路部へイオン注入を行う工程では、前記第2トランジスタのソース/ドレイン領域の少なくとも一部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、光電変換装置の性能向上に有利な技術を提供することができる。
光電変換装置の製造方法を説明する模式的断面図。 光電変換装置の製造方法を説明する模式的断面図。 光電変換装置の製造方法を説明する模式的断面図。 光電変換装置の製造方法を説明する模式的断面図。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の説明および図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そして、共通する構成を断りなく複数の図面を相互に参照して説明する場合がある。また、共通の符号を付した構成については説明を省略する場合がある。
図1〜4を用いて光電変換装置の製造方法を説明する。図1〜4は光電変換装置の要部を説明する断面模式図である。
図1(a)に示す工程aでは、シリコンウエハなどの半導体基板10を用意する。半導体基板10は製造工程を経てその上に画素回路が形成される画素回路部11と、製造工程を経てその上に周辺回路が形成される周辺回路部12と、を有する。画素回路は、転送トランジスタや増幅トランジスタ、リセットトランジスタなどを含む。周辺回路は、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路や、増幅回路、ADC(Analog−to−Digigal Convertor:アナログデジタル変換)回路を含みうる。また、周辺回路は、タインミングジェネレータなどの制御回路や、水平走査回路、垂直走査回路などの駆動回路を含みうる。
半導体基板10の素子部は素子分離部13で画定されている。素子分離部13は例えばLOCOS構造やSTI構造を有する。さらに工程aでは半導体基板10の画素回路部11にウェル領域(不図示)や、フォトダイオード構造を有する光電変換領域101が形成されている。周辺回路部12にもウェル領域(不図示)が形成されている。
図1(b)に示す工程bでは、半導体基板10の上にゲート絶縁膜となる絶縁膜110と絶縁膜120を形成する。絶縁膜110は、絶縁膜120よりも厚い。絶縁膜110は画素回路部11の上と周辺回路部12の一部の上に形成され、絶縁膜120は周辺回路部12の他の一部の上に形成される。絶縁膜110、120は酸化シリコン膜であり、窒素を含有する酸化シリコン膜であってもよい。絶縁膜110、120は熱酸化法で形成することができる。絶縁膜110、120はhigh−k絶縁膜であってもよい。
さらに絶縁膜110、120の上に導電体膜21を形成する。導電体膜21はCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法で形成することができる。本例の導電体膜21はポリシリコン層の単層膜であるが、ポリシリコン層と金属層との複層膜、ポリシリコン層と金属化合物層との複層膜、金属層と金属化合物層との複層膜であってもよい。
図1(c)に示す工程cでは、導電体膜21をパターニングして、半導体基板10の上にゲート電極113、114、123、124を形成する。ゲート電極113、114は画素回路部11の上に形成され、ゲート電極123、124は周辺回路部12の上に形成される。導電体膜21のパターニングはフォトレジストをマスクとして用いたドライエッチングにより行うことができる。また、導電体膜21の上に酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などの無機絶縁膜を形成し、この無機絶縁膜をフォトレジストでパターニングしたものをマスク(ハードマスク)として用いて、導電体膜21をパターニングしてもよい。
導電体膜21のエッチングを行った後、フォトレジストおよびそれに伴い発生する有機物を含む残渣を除去する。この残渣の除去では、フッ酸、アンモニア過水、硫酸過水等のアルカリもしくは酸性の溶液を使用した洗浄を行うことができる他、アッシング等のドライエッチングを用いることもできる。
導電体膜21のパターニングに伴って絶縁膜110、120のうち、ゲート電極113、114、123、124に重なる部分がゲート絶縁膜111、112、121、122となる。ゲート絶縁膜111、112、121は、絶縁膜110から形成され、絶縁膜120から形成されたゲート絶縁膜122よりも厚い。例えばゲート絶縁膜111、112、121の厚さは5〜10nmであり、ゲート絶縁膜122の厚さは1〜5nmである。絶縁膜110、120のうち、ゲート電極113、114、123、124に重ならない部分(非重複部)は、導電体膜21のパターニング時にオーバーエッチングされる。しかし、非重複部が完全に除去されて半導体基板10が露出することは半導体基板10へのダメージ低減の上では好ましくない。そのため、非重複部は、ゲート絶縁膜111、112、121から延在した延在部(残膜)として半導体基板10の上に残留させることが好ましい。上述したオーバーエッチングのため、典型的には延在部はゲート絶縁膜111、112、121よりも薄い。ゲート絶縁膜111、112、121からの延在部の厚さは1〜5nmでありうる。ゲート電極124の周囲については、絶縁膜120が薄いため、ゲート絶縁膜122からの延在部を設けずに半導体基板10が露出していてもよい。
ゲート電極113とゲート絶縁膜111とが転送トランジスタのゲートを構成し、ゲート電極114とゲート絶縁膜112とが画素トランジスタのゲートを構成する。転送トランジスタは光電変換領域101の信号電荷を電荷検出領域(後述)へ転送する。そのため、光電変換領域101は転送トランジスタのソース領域であり、電荷検出領域は転送トランジスタのドレイン領域である。画素トランジスタは、本例ではリセットトランジスタであるが、増幅トランジスタや選択トランジスタでも同様である。ゲート電極123とゲート絶縁膜121とが、高電圧(例えば3.3V)で駆動されるp型の周辺トランジスタのゲートを構成し。ゲート電極124とゲート絶縁膜122とが、低電圧(例えば1.2V)で駆動されるn型の周辺トランジスタのゲートを構成する。これらのトランジスタはMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)であるが、バイポーラトランジスタや接合型トランジスタを含んでもよい。周辺トランジスタはCMOS(Complementary MOS:相補型MOS)回路を構成しうる。画素回路に厚いゲート絶縁膜111、112を有するトランジスタを用いることで、電荷転送や駆動力、ダイナミックレンジの観点で、画素回路の特性を向上できる。一方、周辺回路に薄いゲート絶縁膜122を有するトランジスタを用いることで、周辺回路の高速化、微細化を図ることができる。
なお、トランジスタのソース/ドレイン領域とは、ソース領域とドレイン領域を総称した領域である。ソース/ドレイン領域は、同じ領域であっても回路動作によってはソース領域として機能する場合とドレイン領域として機能する場合の両方があり得る。また、1つのソース/ドレイン領域が複数のトランジスタで共有されている場合には、当該領域が一方のトランジスタのソース領域であり、他方のトランジスタのドレイン領域となることもある。
図1(d)に示す工程dでは、半導体基板10の画素回路部11および周辺回路部12を覆う絶縁体膜30を形成する。絶縁体膜30はゲート電極113、114、123、124をも覆う。絶縁体膜30と半導体基板10との間にはゲート絶縁膜111、112、121、122の延在部が位置しうる。絶縁体膜30を、半導体基板10の熱酸化法によって形成することもできるが、半導体基板10の変形等を低減する上ではCVD法などの堆積法により行うことが好ましい。半導体基板10へのダメージを低減する観点では、プラズマCVD法よりも熱CVD法により絶縁体膜30をすることが好ましい。熱CVD法による絶縁体膜30の成膜温度は例えば300〜700℃である。絶縁体膜30は後述するイオン注入に対する耐性や、熱処理に対する耐性から、無機絶縁体材料であることが好ましい。本例の絶縁体膜30はTEOSを用いてLP−CVD法により成膜した酸化シリコン層の単層膜であるが、窒化シリコン層の単層膜でもよいし、酸化シリコン層と窒化シリコン層の複層膜であってもよい。絶縁体膜30の厚さは、ゲート絶縁膜111、112の延在部の厚さと、絶縁体膜30の厚さとの和が、ゲート絶縁膜111、112の厚さよりも大きくなるように設定される。絶縁体膜30の厚さはゲート絶縁膜111、112の厚さよりも厚いことが好ましい。絶縁体膜30の厚さは例えば5〜20nmである。
図1(d)に示す工程dでは、半導体基板10の少なくとも画素回路部11が絶縁体膜30で覆われた状態で半導体基板10を加熱する熱処理を行う。本例では、周辺回路部12も絶縁体膜30で覆われた状態で半導体基板10が加熱される。工程dでの熱処理では、ゲート電極113、114、123、124の形成時に半導体基板10に生じたダメージの回復を主たる目的として行うことができる。熱処理における絶縁体膜30は半導体基板10の歪を適切に緩和する機能を有する。このような機能は、ゲート絶縁膜111、112の薄い延在部だけでは得られにくいため、延在部のみの場合よりも厚い絶縁体(延在部と絶縁体膜30)を半導体基板10上に配置することで実用的なダメージ回復の効果が得られる。典型的には窒化シリコン層は酸化シリコン層に比べて応力が大きいため、絶縁体膜30を酸化シリコン層の単層膜とすることはダメージ回復の効果を得る上で好適である。この工程dでは、典型的には半導体基板10の温度は850℃以上に加熱される。この加熱による半導体基板10の温度は900℃以上であることが好ましく、1000℃以上であることがより好ましい。この加熱による半導体基板10の温度は1100℃以下であってよい。半導体基板10の温度を絶縁体膜30の成膜温度よりも高くすることが好ましい。工程gの熱処理の時間は、10〜60秒とすることが好ましい。この工程dの加熱には、RTA(RapidThermalAnneal)を用いることができる。
なお、絶縁体膜30の成膜を、熱酸化法によって行う場合には、絶縁体膜30の形成と半導体基板10の加熱とを並行して行うことができる。
図2(e)に示す工程eでは、画素回路部11へイオン注入を行う。画素回路部11の一部と周辺回路部12とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターン41とゲート電極113、114をマスクとして用いてP(リン)やAs(ヒ素)などのn型の不純物をイオン注入する。これにより、転送トランジスタのドレイン領域である電荷検出領域102や画素トランジスタのソース/ドレイン領域104を形成する。電荷検出領域102はFD(Floating Diffusion:浮遊拡散)領域となる不純物領域である。工程eのイオン注入は絶縁体膜30を不純物が透過するように行われる。
図2(f)に示す工程fでは、画素回路部11へイオン注入を行う。画素回路部11の一部と周辺回路部12とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターン42とゲート電極113をマスクとして用いてB(ホウ素)などのp型の不純物をイオン注入する。これにより、光電変換領域101と絶縁体膜30との間に、光電変換領域101の導電型(n型)とは反対の導電型(p型)の不純物領域103を形成する。不純物領域103は光電変換領域101を半導体基板10の表面から分離する分離領域として機能する。工程fのイオン注入は絶縁体膜30を不純物が透過するように行われる。
さらに工程fでは、画素回路部11へイオン注入を行う。画素回路部11の一部と周辺回路部12とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターンをマスクとして用いてB(ホウ素)などのp型の不純物をイオン注入する。これにより、半導体基板10のp型のウェル領域に、基準電位を印加するための濃いp型の不純物領域を形成する。工程fのイオン注入は絶縁体膜30を不純物が透過するように行われる。
さらに工程fでは、周辺回路部12へイオン注入を行うことができる。画素回路部11と周辺回路部12の一部とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターンをマスクとして用いてn型やp型の不純物をイオン注入する。これにより、半導体基板10の周辺回路部12にトランジスタの閾値調整用の不純物領域や、短チャンネル効果を抑制するために、ウェル領域よりも不純物濃度を高めたHalo領域を形成することもでき。この時のイオン注入は絶縁体膜30を不純物が透過するように行われる。絶縁体膜30を透過して形成される不純物領域の深さが10nm以上であれば、5〜20nm程度の厚さの絶縁体膜30を透過しても、精度よくイオン注入を行うことができる。
工程e、f等において、絶縁体膜30を不純物が透過するようにイオン注入を行うと、絶縁体膜30が緩衝膜として作用することで、イオン注入時の半導体基板10の表面のダメージが抑制される。これにより、白キズを低減できる。
図2(g)に示す工程gでは、半導体基板10の少なくとも画素回路部11が絶縁体膜30で覆われた状態で半導体基板10を加熱する熱処理を行う。本例では、周辺回路部12も絶縁体膜30で覆われた状態で半導体基板10が加熱される。この工程gでは、典型的には半導体基板10の温度は850℃以上に加熱される。画素回路部11へイオン注入を行う工程e、fの後に行われる工程gでの加熱では、画素回路部11へイオン注入を行う工程e、fの前に行われる工程dにおける半導体基板10の温度を超えないように行われる。このようにすることで、画素回路部11へイオン注入を行う工程e、fで形成された不純物領域の過度な拡散を抑制することができる。例えば、工程dの熱処理が1000℃以上であり、工程gの熱処理は1000℃未満、例えば900℃である。また、工程e、fで形成された不純物領域の適度な拡散を行う上では、工程gの熱処理を10〜60秒とすることが好ましい。この工程gの加熱には、RTA(RapidThermalAnneal)を用いることもできる。
このように、工程d、g等において、絶縁体膜30の存在下で、半導体基板10を加熱する熱処理を行うことで、半導体基板10の歪みや格子欠陥が回復される。これにより、白キズを低減できる。なお、工程dの熱処理と工程gの熱処理の一方を省略してもよい。また、工程gの熱処理を工程dの熱処理と兼ねてもよい。例えば、工程dにおける熱処理を省略して、工程gにおいて、工程dのように1000℃以上での熱処理を行ってもよい。
図2(g)に示す工程gでは、少なくとも周辺回路部12の上から絶縁体膜30を除去する。本例では、画素回路部11へイオン注入する工程e、fで形成された不純物領域である、電荷検出領域102や不純物領域103、ドレイン領域104の上からも絶縁体膜30を除去する。画素回路部11の上から絶縁体膜30を除去することで、イオン注入時に絶縁体膜30に生じた汚染が白キズ等の原因になることを抑制できる。工程gでの絶縁体膜30の除去には、半導体基板10へのダメージを抑制するために、エッチングダメージの少ない方法が用いられる。フッ酸、アンモニア過水等を用いたウェットエッチングが好適であるが、低ダメージのドライエッチングを用いることもできる。なお、絶縁体膜30の除去において半導体基板10を露出させることは必須ではなく、絶縁体膜30の一部が除去され、薄くなって残った絶縁体膜30が半導体基板10を覆っていてもよい。
図2(h)に示す工程hでは、周辺回路部12へイオン注入を行う。画素回路部11と周辺回路部12の一部とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターン(不図示)をマスクとして用いてB(ホウ素)などのp型の不純物をイオン注入する。これにより、半導体基板10に、厚いゲート絶縁膜121を有するp型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部(LDD:Lightly Doped Drain)である低濃度不純物部105を形成する。同様にして、厚いゲート絶縁膜121を有するn型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部である低濃度不純物部を形成する。
さらに、図2(h)に示す工程hでは、周辺回路部12へイオン注入を行う。画素回路部11と周辺回路部12の一部とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターン43をマスクとして用いてP(リン)やAs(ヒ素)などのn型の不純物をイオン注入する。これにより、半導体基板10に、薄いゲート絶縁膜122を有するn型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部(LDD:Lightly Doped Drain)である低濃度不純物部106を形成する。同様にして、薄いゲート絶縁膜122を有するp型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部である低濃度不純物部を形成する。
工程gで絶縁体膜30が除去されているため、工程hでのイオン注入では、半導体基板10の表面からの深さが10nm未満である不純物領域を精度よく形成することができる。特に、薄いゲート絶縁膜122を有するp型、n型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部である低濃度不純物部は、表面からの深さは5nm未満とすることができる。この時の注入エネルギーは5keV未満でありうる。なお、工程hで、半導体基板10の表面からの深さが10nm以上である不純物領域を形成してもよい。
工程hにおける周辺回路部12へのイオン注入では、工程e、fにおける画素回路部11へのイオン注入よりも、注入エネルギーおよび/またはドーズ量を低く設定できる。これにより、周辺トランジスタの微細化や高速化を達成できる。このような条件で形成された不純物領域は、熱処理による拡散によって特性を悪化しやすく、また拡散によるトランジスタの特性の影響が大きい。しかし、本実施形態では、熱処理を伴う工程d、gの後に、工程hのイオン注入を行っているため、工程hで形成された不純物領域の異常拡散を抑制することができる。
図3(i)に示す工程iでは、トランジスタのゲート電極123、124の側面を覆う誘電体膜50を形成する。誘電体膜50はゲート電極113、114も覆う。誘電体膜50の厚さは50〜200nm程度であり、絶縁体膜30よりも厚い。本例の誘電体膜50は酸化シリコン層と窒化シリコン層の複層膜であるが、酸化シリコン層の単層膜や窒化シリコン層の単層膜であってもよい。誘電体膜50の成膜温度は、工程hで形成された不純物領域の拡散を抑制するために、できるだけ低温で成膜することが好ましい。誘電体膜50の成膜温度を、工程d、gの熱処理温度よりも低くすることが好ましい。例えば、誘電体膜50を熱CVD法で成膜する場合であっても、成膜温度を500〜700℃程度にすることが好ましい。
図3(j)に示す工程jでは、誘電体膜50からゲート電極123、124の側面を覆うサイドウォール52、53を形成する。サイドウォール52、53は誘電体膜50を異方性ドライエッチングでエッチバックすることでゲート電極123、124に対して自己整合的に形成できる。本例では、誘電体膜50のうちで、画素回路部11の上に位置する部分は、レジストパターン44で保護することで、誘電体膜51として残留させている。誘電体膜51が窒化シリコン層を含むことで、光電変換領域101上の誘電体膜51は反射防止膜として機能しうる。なお、画素回路部11の上において、誘電体膜50からゲート電極113、114の側面を覆うサイドウォールを形成することもできる。
図3(k)に示す工程kでは、周辺回路部12へイオン注入を行う。画素回路部11と周辺回路部12の一部とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターンとサイドウォール52をマスクとして用いてB(ホウ素)などのp型の不純物をイオン注入する。これにより、半導体基板10に、厚いゲート絶縁膜121を有するp型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部である高濃度不純物部107を形成する。高濃度不純物部107は、低濃度不純物部105よりも不純物濃度が高い。同様にして、厚いゲート絶縁膜121を有するn型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部である高濃度不純物部を形成する。
さらに、図3(k)に示す工程kでは、周辺回路部12へイオン注入を行う。画素回路部11と周辺回路部12の一部とを覆うように適当にパターニングされたレジストパターン45とサイドウォール53をマスクとして用いてP(リン)やAs(ヒ素)などのn型の不純物をイオン注入する。これにより、半導体基板10に、薄いゲート絶縁膜122を有するn型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部である高濃度不純物部108を形成する。高濃度不純物部108は、低濃度不純物部106よりも不純物濃度が高い。同様にして、薄いゲート絶縁膜122を有するp型のトランジスタのソース/ドレイン領域の一部である高濃度不純物部を形成する。
工程kは、サイドウォール52、53を形成する工程jの後に行われる。サイドスペーサとして機能するサイドウォール52、53によって、高濃度不純物部107,108はトランジスタのゲート電極123、124から離間する。そのため、工程kにおける周辺回路部12へのイオン注入では、工程hにおける周辺回路部12へのイオン注入よりも、注入エネルギーおよび/またはドーズ量を高く設定できる。
サイドウォール52、53を形成する工程jの前に行われる、イオン注入を伴う工程hが、工程kよりも熱拡散の影響が大きい不純物領域を形成する工程であるため、工程hの前に工程dや工程gで熱処理を行うことが有利となる。
図3(l)に示す工程lでは、半導体基板10の上にコバルトやニッケルなどの金属膜(不図示)を形成する。本例では金属膜は誘電体膜51に接して設けられる。この金属膜を半導体基板10と反応(シリサイド化)させることにより、ソース/ドレイン領域の高濃度不純物部107、108の上にシリサイド部127、128を形成する。同様に、金属膜をゲート電極123、124と反応(シリサイド化)させることにより、ゲート電極123、124の上にシリサイド部125、126を形成する。このように、シリサイド部125、126、127、128はサイサイドプロセスによって形成されたコバルトシリサイドやニッケルシリサイドで構成される。画素回路部11の上に設けられた誘電体膜51は、シリサイド化に対するシリサイドプロテクションとして機能する。
図4(m)に示す工程mでは、画素回路部11と周辺回路部12の上に窒化シリコン膜を形成し、この窒化シリコン膜を画素回路部11の上から除去することで、周辺回路部12の上に窒化シリコン膜62を形成する。この窒化シリコン膜62はシリサイド部125、126、127、128に含まれる金属の拡散を抑制する。なお、窒化シリコン膜62とシリサイド部125、126、127、128との間に、窒化シリコン膜62よりも薄い酸化シリコン膜を配置することもできる。
図4(n)に示す工程nでは、画素回路部11と周辺回路部12の上に酸化シリコン膜70を形成する。酸化シリコン膜70をHDP(High Density Plasma:高密度プラズマ)−CVD法で成膜することが好ましい。HDP−CVD法これにより、半導体基板10の上のゲート電極113、114、123、124による凹凸を良好に被覆して、酸化シリコン膜70のボイドを低減することができる。さらに、酸化シリコン膜70の上であって光電変換領域101の上に窒化シリコン膜80を形成する。さらに半導体基板10の上に層間絶縁膜90を形成する。層間絶縁膜90にCMP法、リフロー法やエッチバック法などにより平坦化処理を施す。そして、層間絶縁膜90にコンタクトホール(不図示)を形成し、コンタクトホールの中にコンタクトプラグを形成する。画素回路部11の上において誘電体膜51はコンタクトホール形成時のエッチングストッパとして用いられる。画素回路部11の上のコンタクトホールは半導体基板10やゲート電極113、114を露出させる。周辺回路部12の上において窒化シリコン膜62はコンタクトホール形成時のエッチングストッパとして用いられる。周辺回路部12の上のコンタクトホールはシリサイド部125、126、127、128を露出させる。
図4(o)に示す工程oでは、層間絶縁膜90の上にAl配線やCu配線などの多層配線構造(不図示)を形成する。光電変換領域101の上において、多層配線構造の層間絶縁膜と層間絶縁膜90に開口91を形成する。窒化シリコン膜80は開口91の形成時のエッチングストッパとして用いられる。開口91の中に酸化シリコン、窒化シリコン、樹脂などの誘電体材料を埋め込んで誘電体領域81を形成する。誘電体材料の屈折率を層間絶縁膜90の屈折率よりも高くすることで、誘電体領域81がコア、層間絶縁膜90がクラッドとして機能する光導波路構造を得ることできる。誘電体領域81と窒化シリコン膜80が共に窒化シリコンであれば、両者の界面での光の反射が抑制されるため、感度向上の上で好ましい。
この後、カラーフィルタやマイクロレンズを形成する。半導体基板10としてのウエハをダイシングして個別のチップを得る。チップをパッケージングして光電変換装置100を製造することができる。光電変換装置100は、撮像装置としてカメラやスマートフォンなどの電子機器、車両や飛行機、船舶などの輸送機器に搭載することができる。
以上説明したように、絶縁体膜30の存在下でのイオン注入や熱処理を行うことで、画素回路部11において生じる白キズ(ホワイトスポット)を低減することができる。そして、イオン注入や熱処理のタイミングを上述したようにすることで、周辺回路部12のトランジスタの特性を向上できる。
工程e、fにおいて絶縁体膜30の存在下でのイオン注入を行い、工程d、gにおいて熱処理を行わない第1の変形例が考えられる。また、工程e、fにおけるイオン注入時に絶縁体膜30が存在せず、工程dにおいて絶縁体膜30の存在下での熱処理を行う第2の変形例も考えられる。しかしながら、絶縁体膜30の存在下で、イオン注入と熱処理との両方を行うことによって得られる白キズの低減効果は、第1の変形例と第2の変形例のそれぞれの場合によって得られる白キズの低減効果の合計よりも多いことが分かっている。つまり、絶縁体膜30の存在下でのイオン注入と絶縁体膜30の存在下での熱処理には、相乗効果がある。絶縁体膜30の存在下でのイオン注入と絶縁体膜30の存在下での熱処理を行うことで、絶縁体膜30を設けずにイオン注入と熱処理を行う場合に比べて、白キズを例えば1/10未満にすることができる。
なお、光電変換領域101を工程dの前、さらには、工程cの前に形成する例を示した。これにより画素回路の微細化可能となる。ただし、光電変換領域101をゲート電極113の形成後に、ゲート電極113に対して自己整合的に形成してもよい。また、光電変換領域101を、工程dの後に絶縁体膜30を通過して形成してもよい。
上述した光電変換装置の製造方法はその順番を適宜入れ替えたり、工程の一部を省略したり、適切な工程を追加したりすることができる。
図4(p)を用いて、他の実施形態を説明する。図1(c)に示した工程cではゲート電極123、124を周辺回路部12の上に形成したが、他の実施形態では、図1(c)に示した工程cで周辺回路部12の上にはゲート電極123、124を形成しない。代わりに、図4(p)に示すように、周辺回路部12の上には導電体膜21の一部が導電体膜22として残される。工程dでは導電体膜22を覆う様に絶縁体膜30が形成される。絶縁体膜30を透過した画素回路部11へのイオン注入が、工程e、fと同様に行われる。そして、工程gと同様に絶縁体膜30が除去される。その後、導電体膜22をパターニングすることで、図2(g)に示すように導電体膜22からゲート電極123、124が形成される。この後の周辺回路部12へのイオン注入やサイドウォール52、53の形成などは、工程h以降と同様に行えばよい。
100 光電変換装置
10 半導体基板
11 画素回路部
12 周辺回路部
101 光電変換領域
102 電荷検出領域
103 不純物領域
104 ソース/ドレイン領域
111 ゲート絶縁膜
122 ゲート絶縁膜
113 ゲート電極
124 ゲート電極
30 絶縁体膜
50 誘電体膜
53 サイドウォール
106 高濃度不純物部(ソース/ドレイン領域)
108 低濃度不純物部(ソース/ドレイン領域)
128 シリサイド部

Claims (20)

  1. 光電変換装置の製造方法であって、
    画素回路部および周辺回路部を有する半導体基板を用意する工程と、
    前記画素回路部の上に第1トランジスタのゲート電極を形成した後に、前記画素回路部および前記周辺回路部を覆う絶縁体膜を形成する工程と、
    前記画素回路部が前記絶縁体膜で覆われた状態で前記半導体基板を加熱する工程と、
    前記絶縁体膜を透過して前記画素回路部へイオン注入を行う工程と、
    前記周辺回路部の上に第2トランジスタのゲート電極を形成した後であって、前記加熱する工程の後に、前記周辺回路部へイオン注入を行う工程と、
    前記周辺回路部へイオン注入を行う工程の後に、前記第2トランジスタのゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程と、を有し、
    前記周辺回路部へイオン注入を行う工程では、前記第2トランジスタのソース/ドレイン領域の少なくとも一部を形成することを特徴とする製造方法。
  2. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程は、前記第1トランジスタのドレイン領域を形成する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程は、前記画素回路部へホウ素をイオン注入する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記絶縁体膜を形成する工程の前に、前記画素回路部に光電変換領域を形成する工程を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 前記光電変換領域を形成する工程は、前記第1トランジスタのゲート電極を形成する工程の前に行われる、請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程は、前記光電変換領域と前記絶縁体膜との間に、前記光電変換領域の導電型とは反対の導電型の不純物領域を形成する工程を含む、請求項4または5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程の前に、前記加熱する工程を行う、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の製造方法。
  8. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程の後に、前記半導体基板が前記絶縁体膜で覆われた状態で前記半導体基板を加熱する工程を更に有する、請求項7に記載の製造方法。
  9. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程の後に行われる前記加熱する工程では、前記画素回路部へイオン注入を行う工程の前に行われる前記加熱する工程における前記半導体基板の温度を超えないように行われる、請求項8に記載の製造方法。
  10. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程の後に、前記加熱する工程を行う、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の製造方法。
  11. 前記加熱する工程では、前記半導体基板の温度を前記絶縁体膜の成膜温度よりも高くする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の製造方法。
  12. 前記加熱する工程では、前記半導体基板の温度を850℃以上にする、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の製造方法。
  13. 前記周辺回路部へイオン注入する工程の前に、少なくとも前記周辺回路部の上から前記絶縁体膜を除去する工程を有する、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の製造方法。
  14. 前記絶縁体膜を除去する工程では、前記画素回路部へイオン注入する工程で形成された不純物領域の上からも前記絶縁体膜を除去する、請求項13に記載の製造方法。
  15. 前記絶縁体膜を除去する工程において、前記絶縁体膜をウェットエッチングにより除去する、請求項13または14に記載の製造方法。
  16. 前記画素回路部へイオン注入を行う工程の後に、前記第2トランジスタのゲート電極の側面を覆う誘電体膜を形成する工程を更に備え、
    前記サイドウォールを形成する工程では、前記誘電体膜から前記サイドウォールを形成する、請求項15に記載の製造方法。
  17. 前記サイドウォールを形成する工程では、前記画素回路部へイオン注入を行う工程で形成された不純物領域の上に、前記誘電体膜を残留させる、請求項16に記載の製造方法。
  18. 前記サイドウォールを形成する工程の後に、前記誘電体膜に接して設けられた金属膜を前記半導体基板と反応させることにより、前記ソース/ドレイン領域の上にシリサイド部を形成する工程を更に備える、請求項16または17に記載の製造方法。
  19. 前記周辺回路部へのイオン注入の注入エネルギーは、前記画素回路部へのイオン注入の注入エネルギーよりも低い、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の製造方法。
  20. 前記第1トランジスタのゲート絶縁膜は、前記第2トランジスタのゲート絶縁膜よりも厚い、請求項1乃至19のいずれか1項に記載の製造方法。
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