JP2019040236A - 運転支援システム、経路案内システム、運転支援方法および運転支援プログラム - Google Patents

運転支援システム、経路案内システム、運転支援方法および運転支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】経路案内システムと運転支援システムとで互いに整合する走行予定経路についての処理を行うことができる技術の提供。【解決手段】運転支援システムは、車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内システムと通信可能な運転支援システムであって、前記経路案内システムから前記走行予定経路を入力する走行予定経路入力部と、前記走行予定経路上における前記車両の運転支援を実行する運転支援部と、前記車両が前記走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定部と、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路を前記経路案内システムから入力する走行予定経路再入力部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、運転支援システム、経路案内システム、運転支援方法および運転支援プログラムに関する。
経路案内や地図表示のための地図データベースと、自動運転を含む運転支援制御のための高精細の地図データベースとを使用する地図データ処理装置が知られている(特許文献1、参照。)。特許文献1において、経路案内や地図表示を行う機能と、運転支援制御を行う機能とが単一の地図データ処理装置において実現されている。
特開2016−161456号公報
特許文献1のように、経路案内や地図表示を行う機能と、運転支援制御を行う機能とが単一の地図データ処理装置において実現される場合、案内されている経路と運転支援制御が行われている経路とが整合する。しかしながら、経路案内や地図表示を行う機能と、運転支援制御を行う機能とが異なる装置において実現される場合、案内されている経路と運転支援制御が行われている経路とが整合しなくなる可能性が生じる。案内されている経路と運転支援制御が行われている経路とが整合しない場合、例えば運転支援制御によって実際に車両が進行させられている方向と、案内されている車両の方向とが一致しないような問題が生じ得る。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、経路案内システムと運転支援システムとで互いに整合する走行予定経路についての処理を行うことができる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の運転支援システムは、車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内システムと通信可能な運転支援システムであって、経路案内システムから走行予定経路を入力する走行予定経路入力部と、走行予定経路上における車両の運転支援を実行する運転支援部と、車両が走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定部と、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、経路案内システムが案内している走行予定経路を経路案内システムから入力する走行予定経路再入力部と、を備える。
前記の目的を達成するため、本発明の自動運転支援方法は、車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内システムと通信可能な運転支援システムが行う運転支援方法であって、走行予定経路入力部が、経路案内システムから走行予定経路を入力する走行予定経路入力工程と、運転支援部が、走行予定経路上における車両の運転支援を実行する運転支援工程と、バージョン判定部が、車両が走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定工程と、走行予定経路再入力部が、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、経路案内システムが案内している走行予定経路を経路案内システムから入力する走行予定経路再入力工程と、を含む。
前記の目的を達成するため、本発明の自動運転支援プログラムは、車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内システムと通信可能な運転支援システムとして、コンピュータを機能させる運転支援プログラムであって、コンピュータを、経路案内システムから走行予定経路を入力する走行予定経路入力部、走行予定経路上における車両の運転支援を実行する運転支援部、車両が走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定部、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、経路案内システムが案内している走行予定経路を経路案内システムから入力する走行予定経路再入力部、として機能させる。
前記の構成において、運転支援システムと経路案内システムとは互いに通信可能であり、それぞれにおいて走行予定経路についての経路案内と運転支援とが行うように構成される。走行予定経路再入力部は、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、経路案内システムが案内している走行予定経路を経路案内システムから入力するため、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援システムが運転支援をしている走行予定経路のバージョンを整合させることができる。分岐地点に接近する際に走行予定経路のバージョンを整合させることができるため、分岐後に経路案内される道路と分岐後に運転支援される道路とが相違するような不整合が生じる可能性を低減できる。
また、前記の目的を達成するため、本発明の経路案内システムは、走行予定経路上における車両の運転支援計画を作成する運転支援システムと通信可能な経路案内システムであって、車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内部と、走行予定経路を運転支援システムに出力する走行予定経路出力部と、車両が走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、経路案内部が案内している走行予定経路と運転支援システムが運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定部と、経路案内部が案内している走行予定経路と運転支援システムが運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、経路案内システムが案内している走行予定経路を運転支援システムに出力する走行予定経路再出力部と、を備える。
このように経路案内システムを構成することによっても、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援システムが運転支援をしている走行予定経路のバージョンを整合させることができる。
車両システムのブロック図である。 運転支援処理のフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)車両システムの構成:
(1−1)車両の構成:
(1−2)経路案内システムの構成:
(1−3)運転支援システムの構成:
(2)運転支援処理:
(3)他の実施形態:
(1)車両システムの構成:
(1−1)車両の構成:
図1は、車両システムのブロック図である。車両システムは、車両50と地図プロバイダ210とによって構成されている。車両50には、運転支援システム10と経路案内システム110とが搭載されている。車両50は、ナビゲーションI/F部51と運転I/F部52と各種センサ53と車両ECU(Electronic Control Unit)54と車両制御系55とを備える。ナビゲーションI/F部51は、経路案内を行うためのユーザインターフェイスであり、タッチパネルディスプレイや各種スイッチやスピーカ等を含む。運転I/F部52は、運転(自動運転も含む)に関する操作を行ったり運転に関する情報を出力したりする装置であり、ステアリングホイールやペダルやレバー等の各種操作部や各種情報出力部を含む。
車両ECU54は、車両制御系55を制御するためのコンピュータである。なお、手動運転中において、車両ECU54は、運転I/F部52に対する操作に応じて車両制御系55を制御する。一方、自動運転中において、車両ECU54は、運転支援システム10からの指令に基づいて車両制御系55を制御する。車両制御系55とは、車両50を加速させたり減速させたり操舵させたりするための各種アクチュエータである。
各種センサ53は、車両50の位置等を検出するためのセンサであり、GPS入力部や車速センサやジャイロセンサや外部カメラ等である。GPS入力部や車速センサやジャイロセンサの出力信号に基づいて車両50の現在地を特定できる。経路案内システム110は、車両50の現在地に基づいて経路案内を行う。また、外部カメラによって撮像された車両50の前方風景や後方風景を画像認識処理することによって、車両50の高精度認識位置を得ることができ、経路案内システム110は当該高精度認識位置に基づいて自動運転を行う。
(1−2)経路案内システムの構成:
経路案内システム110は、経路案内用地図データMD2に基づいて車両50の走行予定経路を探索して案内する。そのために、経路案内システム110は、制御部120と記録媒体130と通信部140を備えている。制御部120は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体130やROMに記憶された経路案内プログラム121を実行する。通信部140は、経路案内システム110を、車両50の各部51〜55や運転支援システム10と通信可能とするための有線通信回路である。むろん、通信部140は無線通信回路であってもよい。
記録媒体130は、経路案内用地図データMD2と案内経路情報GRとを記録している。経路案内用地図データMD2は、ノードデータとリンクデータと案内データとを含む。ノードデータは、おもに分岐地点についての情報を示す。具体的に、ノードデータは、交差点に対応するノードの座標や分岐地点の形状を示す。リンクデータは、道路区間に対応するリンクについてリンクIDや区間長や旅行時間や制限速度等の各種情報を示す。道路区間は、長さ方向に連続する交差点で区切った道路の単位であり、リンクの両端にはノードが存在する。なお、3個以上のリンクが接続しているノードが分岐地点に対応する。
リンクIDは、各リンクについて固有となるように付されている。区間長は、道路区間の長さである。リンクデータは、形状補間点データを含む。形状補間点データは、道路区間の幅方向の中央に設定された形状補間点の座標を示すデータである。案内データは、経路案内に使用する音声や画像などを格納したデータである。
案内経路情報GRは、案内経路を示す情報である。案内経路とは、経路案内システム110が案内している走行予定経路を意味する。走行予定経路は、出発地から目的地までを連続的に接続する一連の道路区間によって構成される。案内経路情報GRは、走行予定経路を構成する一連の道路区間のリンクIDを示す情報である。
経路案内プログラム121は、経路案内モジュール121aと走行予定経路出力モジュール121bとを含む。経路案内モジュール121aは、コンピュータとしての制御部120を経路案内部として機能させるプログラムモジュールである。走行予定経路出力モジュール121bは、制御部120を走行予定経路出力部および走行予定経路再出力部として機能させるプログラムモジュールである。
経路案内モジュール121aの機能により制御部120は、経路案内用地図データMD2に基づいて車両50の走行予定経路を探索して案内する。まず、経路案内モジュール121aの機能により制御部120は、ナビゲーションI/F部51に対する操作に応じて出発地と目的地とを取得し、当該出発地から目的地までを接続する走行予定経路を探索する。
制御部120は、道路区間ごとに探索コストを算出し、当該探索コストの合計値が最小となる走行予定経路を探索する。例えば、制御部120は、ダイクストラ法等の公知の手法によって経路探索を行ってもよい。経路案内モジュール121aの機能により制御部120は、探索した走行予定経路と当該走行予定経路のバージョンとを対応付けて示す案内経路情報GRを記録媒体130に記録し、案内経路情報GRに基づいて走行予定経路の案内を行う。そのため、案内経路情報GRが示す走行予定経路は案内経路に該当することとなる。走行予定経路のバージョンとは、走行予定経路を探索するごとに固有となるように付与された識別情報であり、例えば経路案内システム110が何回目に当該走行予定経路を探索したかを示す累積回数を示してもよいし、当該走行予定経路の探索時刻を示してもよいし、乱数であってもよい。
経路案内モジュール121aの機能により制御部120は、経路案内用地図データMD2に規定された道路区間に対して公知のマップマッチングを行うことにより、道路区間上において車両50の現在地を特定する。制御部120は、車両50の現在地に応じて、案内経路の案内を行うための画面や音声をナビゲーションI/F部51に出力させる。
経路案内モジュール121aの機能により制御部120は、車両50の現在地が案内経路から逸脱した場合、リルートを行う。すなわち、制御部20は、車両50の現在地が案内経路から逸脱した場合、案内経路を示す案内経路情報GRを破棄するとともに、案内経路から逸脱している現在地を新たな出発地とし、もとの目的地までの走行予定経路を探索する。
そして、制御部20は、リルートによって探索された走行予定経路を示す案内経路情報GRを記録媒体130に記録し、当該走行予定経路を新たな案内経路として案内する。なお、車両50の現在地が案内経路から逸脱するとは、案内経路を構成する道路区間上に現在地が存在しないことを意味し、例えば案内経路を構成する道路区間に対するマップマッチングが一定期間以上失敗することであってもよい。
走行予定経路出力モジュール121bの機能により制御部120は、走行予定経路を運転支援システム10に出力する。具体的に、制御部120は、走行予定経路が探索されるごとに案内経路情報GRを記録媒体130に記録し、当該案内経路情報GRを運転支援システム10に出力する。つまり、制御部120は、走行予定経路を探索するごとに案内経路情報GRを運転支援システム10に出力する。むろん、リルートを行った場合においても、制御部120は、走行予定経路を探索するごとに案内経路情報GRを運転支援システム10に出力するため、リルート後の案内経路を示す案内経路情報GRが運転支援システム10に出力されることとなる。走行予定経路のバージョンは走行予定経路を探索するごとに固有となるように付与されるため、リルート前の案内経路情報GRが示す案内経路のバージョンと、リルート後の案内経路情報GRが示す案内経路のバージョンとが異なることとなる。
走行予定経路出力モジュール121bの機能により制御部120は、経路案内システム110が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンが整合していない場合に、経路案内システム110が案内している案内経路を運転支援システム10に出力する。本実施形態において、案内経路と支援経路のバージョンが整合していない場合、運転支援システム10が経路案内システム110に対して案内経路の出力要求を出力するように構成されている。
そして、走行予定経路出力モジュール121bの機能により制御部120は、出力要求の応答として、記録媒体130に記録されている案内経路情報GRを運転支援システム10に出力する。本実施形態において、制御部120は、走行予定経路を探索するごとに案内経路情報GRを運転支援システム10に出力するため、過去に少なくとも一度は出力した案内経路情報GRと同一の案内経路情報GRを運転支援システム10に再度出力することとなる。
また、走行予定経路出力モジュール121bの機能により制御部120は、運転支援システム10から案内経路のバージョンの問い合わせがあった場合に、記録媒体130に記録されている案内経路情報GRが示す案内経路のバージョンを応答する。
(1−3)運転支援システムの構成:
運転支援システム10は、運転支援用地図データMD1に基づいて走行予定経路上における車両の運転支援計画を作成する。そのために、運転支援システム10は、制御部20と記録媒体30と通信部40とを備えている。通信部40は、運転支援システム10を、車両50の各部51〜56や経路案内システム110と通信可能とするための有線通信回路である。むろん、通信部40は無線通信回路であってもよい。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体30やROMに記憶された運転支援プログラム21を実行する。
記録媒体30は、運転支援用地図データMD1と支援経路情報SRと運転支援計画DPとを記録している。運転支援用地図データMD1は、経路案内用地図データMD2よりも詳細に各交差点や各道路区間の形状等について規定した地図データである。具体的に、運転支援用地図データMD1は、レーン構造データやレーン形状データや路面ペイントデータ等を含む。レーン構造データは、道路区間ごとにレーン数や交差点付近におけるレーンの増設状況などを規定したデータである。レーン形状データは、レーンの幅やレーンの長さなどを規定したデータである。路面ペイントデータは、路面上に形成されたペイントの位置と内容とを示すデータである。運転支援用地図データMD1と経路案内用地図データMD2とで、同一の道路区間に共通のリンクIDが付与されている。運転支援計画DPは、走行予定経路上に設定された時系列の目標位置と、各目標位置における目標車速と目標加減速度と目標操舵角とを示す。
支援経路情報SRは、支援経路を示す情報である。支援経路とは、運転支援システム10が運転支援をしている走行予定経路を意味する。なお、運転支援システム10は、経路案内システム110から案内経路情報GRを入力すると、当該案内経路情報GRをそのまま支援経路情報SRとして記録媒体30に記録する。運転支援システム10は、記録媒体30に記録されている支援経路情報SRが示す走行予定経路についての運転支援を行うため、支援経路情報SRが示す走行予定経路は支援経路に該当する。
以上の構成において、基本的に、経路案内システム110の記録媒体130に記録されている案内経路情報GRと、運転支援システム10の記録媒体30に記録されている支援経路情報SRと、が示す走行予定経路のバージョンが同一となる。しかしながら、経路案内システム110から運転支援システム10に案内経路情報GRを正常に出力できなかった場合には、経路案内システム110の記録媒体130に記録されている案内経路情報GRと、運転支援システム10の記録媒体30に記録されている支援経路情報SRと、が示す走行予定経路のバージョンが異なることとなる。つまり、経路案内システム110が案内している案内経路のバージョンよりも、運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンが旧くなることとなる。なお、運転支援システム10や経路案内システム110やこれらの間の通信経路に異常があった場合に、経路案内システム110から運転支援システム10に案内経路情報GRを正常に出力できなくなる。
運転支援プログラム21は、走行予定経路入力モジュール21aと運転支援モジュール21bとバージョン判定モジュール21cとを含む。運転支援モジュール21bとバージョン判定モジュール21cとは、それぞれコンピュータとしての制御部120を運転支援部とバージョン判定部として機能させるプログラムモジュールである。走行予定経路入力モジュール21aは、制御部120を走行予定経路入力部と走行予定経路再入力部として機能させるプログラムモジュールである。
走行予定経路入力モジュール21aの機能により制御部20は、経路案内システム110から走行予定経路を入力する。具体的に、走行予定経路入力モジュール21aの機能により制御部20は、案内経路を構成する一連の道路区間のリンクIDと、当該案内経路のバージョンとを示す案内経路情報GRを経路案内システム110から入力する。制御部20は、案内経路情報GRを支援経路情報SRとして記録媒体30に記録する。
運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、走行予定経路上において車両50を走行させる運転支援を運転支援用地図データMD1に基づいて実行する。運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、記録媒体30に記録されている支援経路情報SRが示す支援経路上の道路区間のリンクIDに対応するレーン構造データとレーン形状データとを取得し、レーン構造データとレーン形状データとに基づいて道路区間内において車両50を走行させる時系列の目標位置を設定する。また、制御部20は、各目標位置における目標車速と目標加減速度と目標操舵角を設定する。制御部20は、時系列の目標位置と、各目標位置における目標車速と目標加減速度と目標操舵角とを示す運転支援計画DPを作成する。
運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、運転支援計画DPが示す各目標位置における目標車速と目標加減速度と目標操舵角とが実現できるように車両制御系55をフィードバック制御する。具体的に、制御部20は、各種センサ53の外部カメラによって撮像された車両50の前方風景や後方風景を画像認識処理することによって車両50の高精度認識位置を得るとともに、当該高精度認識位置が、運転支援計画DPが示す目標位置に近づくように車両制御系55をフィードバック制御する。同様に、制御部20は、現実の加減速度と操舵角が、運転支援計画DPが示す目標加減速度と目標操舵角に近づくように車両制御系55をフィードバック制御する。制御部20は、車両制御系55におけるフィードバック制御の制御量を示す制御データを車両ECU54に出力することにより自動運転を実現させる。
バージョン判定モジュール21cの機能により制御部20は、車両50が走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、経路案内システム110が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンが整合しているか否かを判定する。バージョン判定モジュール21cの機能により制御部20は、車両50の現在地から、支援経路情報SRが示す支援経路上の次の分岐地点までの残距離が予め決められた判定距離(例えば300m)以下であるか否かを判定する。制御部20は、次の分岐地点までの残距離が判定距離以下になった場合に、案内経路と支援経路のバージョンが整合しているか否かを判定する。
具体的に、制御部20は、走行予定経路上の次の分岐地点までの残距離が判定距離以下になった場合に、経路案内システム110に対して案内経路のバージョンを問い合わせる。そして、制御部20は、当該問い合わせの応答として、経路案内システム110から入力された案内経路のバージョンと、記録媒体30に記録されている支援経路情報SRが示す支援経路のバージョンとが同じであるか否かを判定する。バージョンが同じであることは、バージョンが整合することを意味する。
一方、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、経路案内システム110が案内している案内経路のバージョンを当該経路案内システム110から入力できない場合、支援経路上において車両50を走行させるための運転支援を中止する。すなわち、制御部20は、経路案内システム110に案内経路のバージョンを問い合わせたにも拘わらず、経路案内システム110から案内経路のバージョンが応答されない場合には、実行中の運転支援を中止する。例えば案内経路のバージョンの問い合わせを行った時刻から予め決められたタイムアウト期間だけ経過しても案内経路のバージョンが応答されない場合に、制御部20は、経路案内システム110から案内経路のバージョンが応答されないと判定してもよい。
走行予定経路入力モジュール21aの機能により制御部20は、経路案内システム110が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンが整合していない場合に、経路案内システム110が案内している案内経路を経路案内システム110から入力する。走行予定経路入力モジュール21aの機能により制御部20は、案内経路と支援経路のバージョンとが整合しない場合に、案内経路の出力要求を経路案内システム110に出力する。そして、制御部20は、案内経路の出力要求に対して応答された案内経路情報GRを経路案内システム110から入力する。そして、案内経路情報GRを経路案内システム110から入力できた場合、制御部20は、案内経路情報GRを支援経路情報SRとして記録媒体30に記録し、当該支援経路情報SRが示す支援経路についての運転支援を開始する。
さらに、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、経路案内システム110が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンが整合しておらず、かつ、経路案内システム110が案内している案内経路を経路案内システム110から入力できない場合、案内経路上において車両50を走行させるための運転支援を中止する。すなわち、制御部20は、経路案内システム110に案内経路の出力要求を出力したにも拘わらず、経路案内システム110から案内経路情報GRが応答されない場合には、実行中の運転支援を中止する。例えば案内経路の出力要求を行った時刻から予め決められたタイムアウト期間だけ経過しても案内経路のバージョンが応答されない場合に、制御部20は、経路案内システム110から案内経路が入力できないと判定してもよい。
以上説明した本実施形態において、運転支援システム10の制御部20は、経路案内システム110が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンが整合していない場合に、案内経路を経路案内システム110から入力するため、経路案内システム100が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンを整合させることができる。分岐地点に接近する際に案内経路と支援経路のバージョンを整合させることができるため、分岐後に経路案内される道路と分岐後に運転支援される道路とが相違するような不整合が生じる可能性を低減できる。
また、リルート前の案内経路情報GRが示す案内経路のバージョンと、リルート後の案内経路情報GRが示す案内経路のバージョンとが異なるように構成されている。これにより、経路案内システム110がリルート後の案内経路を案内しているのに、リルート前に探索された支援経路についての運転支援が行われる可能性を低減できる。
制御部20は、経路案内システム110が案内している案内経路のバージョンを当該経路案内システム110から入力できない場合、支援経路上において車両50を走行させるための運転支援を中止するように構成されている。これにより、経路案内システム110と運転支援システム10とが通信不能となっている状況や、経路案内システム110と運転支援システム10の少なくとも一方が正常に動作していない状況において、運転支援が続行される可能性を低減できる。
制御部20は、案内経路と支援経路のバージョンが整合しておらず、かつ、案内経路を経路案内システム110から入力できない場合、案内経路上において車両50を走行させるための運転支援を中止するように構成されている。これにより、案内経路と支援経路のバージョンが整合していない状況において、整合しない経路についての運転支援が続行される可能性を低減できる。
(2)運転支援処理:
次に、運転支援システム10が実行する運転支援処理について説明する。図2は、運転支援処理のフローチャートである。まず、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、運転支援を開始する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、経路案内システム110から案内経路情報GRを入力し、当該案内経路情報GRを支援経路情報SRとして記録媒体30に記録するとともに、当該支援経路情報SRが示す支援経路についての運転支援を開始する。このとき、経路案内システム110においては、案内経路情報GRが示す案内経路の案内が行われている。
次に、バージョン判定モジュール21cの機能により制御部20は、分岐地点に接近したか否かを判定する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、車両50の現在地から、支援経路情報SRが示す支援経路上の次の分岐地点までの残距離が予め決められた判定距離(例えば300m)以下であるか否かを判定する。
分岐地点に接近したと判定しなかった場合(ステップS105:N)、制御部20は、ステップS105に戻り、分岐地点に接近するまでステップS105を繰り返して実行する。一方、分岐地点に接近したと判定した場合(ステップS105:Y)、バージョン判定モジュール21cの機能により制御部20は、案内経路のバージョンを問い合わせる(ステップS110)。すなわち、制御部20は、経路案内システム110が案内している案内経路のバージョンを出力するように、経路案内システム110に対して要求する。
次に、バージョン判定モジュール21cの機能により制御部20は、案内経路のバージョンを正常に入力できたか否かを判定する(ステップS115)。すなわち、制御部20は、案内経路のバージョンを問い合わせに経路案内システム110が正常に応答し、なおかつ、正常に運転支援システム10が正常に案内経路のバージョンを受信できたか否かを判定する。
案内経路のバージョンを正常に入力できたと判定した場合(ステップS115:Y)、バージョン判定モジュール21cの機能により制御部20は、支援経路と案内経路のバージョンが整合するか否かを判定する(ステップS120)。すなわち、制御部20は、経路案内システム110から正常に入力された案内経路のバージョンと、記録媒体30に記録されている支援経路情報SRが示す支援経路のバージョンとが同じであるか否かを判定する。
支援経路と案内経路のバージョンが整合すると判定した場合(ステップS120:Y)、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、運転支援を継続する(ステップS125)。すなわち、もともと記録媒体30に記録されている支援経路情報SRが示す支援経路についての運転支援を継続する。
次に、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、運転支援が終了したか否かを判定する(ステップS130)。運転支援が終了することには、運転支援計画DPに規定された最後の目標位置に車両50が到達することや、運転者によって手動運転に切り替えられたことや、車両50の位置を高精度に特定できなくなった等の理由により運転支援の続行が不能となること等が含まれる。
運転支援が終了したと判定した場合(ステップS130:Y)、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、運転支援処理を終了する。一方、運転支援が終了したと判定しなかった場合(ステップS130:N)、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、ステップS105に戻る。すなわち、制御部20は、記録媒体30に記録されている支援経路情報SRが示す支援経路についての運転支援を継続しつつ、次の分岐地点に接近するまで待機する。
ここで、ステップS115において、案内経路のバージョンを正常に入力できたと判定しなかった場合(ステップS115:N)、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、支援経路を破棄する(ステップS135)。すなわち、制御部20は、記録媒体30に記録されている支援経路情報SRを削除する。そして、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、運転支援を中止する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、自動運転を終了し、手動運転へと切り替える。制御部20は、運転者に手動運転に切り替わることを報知してもよい。
また、ステップS120において、支援経路と案内経路のバージョンが整合すると判定しなかった場合(ステップS120:N)、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、支援経路を破棄する(ステップS145)。
次に、走行予定経路入力モジュール21aの機能により制御部20は、案内経路の出力要求を行う(ステップS150)。すなわち、制御部20は、案内経路と支援経路のバージョンとが整合しない場合に、案内経路の出力要求を経路案内システム110に出力する。
次に、走行予定経路入力モジュール21aの機能により制御部20は、案内経路を正常に入力できたか否かを判定する(ステップS155)。すなわち、制御部20は、案内経路の出力要求の応答として、案内経路情報GRを経路案内システム110から正常に入力できたか否かを判定する。
案内経路を正常に入力できたと判定した場合(ステップS155:Y)、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、入力した案内経路を支援経路として運転支援を開始する(ステップS160)。すなわち、案内経路情報GRを経路案内システム110から正常に入力できた場合、制御部20は、案内経路情報GRを支援経路情報SRとして記録媒体30に記録し、当該支援経路情報SRが示す支援経路についての運転支援を開始する。なお、車両50が分岐地点に到達するよりも、ステップS160を実行するタイミングが早くなるように、ステップS105において接近を判定する判定距離が設定されている。一方、案内経路を正常に入力できたと判定しなかった場合(ステップS155:N)、運転支援モジュール21bの機能により制御部20は、運転支援を中止する(ステップS140)。
(3)他の実施形態:
図1において破線で示すように、経路案内システム110の制御部120は、走行予定経路を運転支援システムに出力する走行予定経路出力部と、車両が走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、経路案内システム110が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定モジュール121cを実行してもよい。すなわち、案内経路と支援経路のバージョンが整合するか否かの判定が経路案内システム110にて行われてもよい。この場合、経路案内システム110の制御部120は、運転支援システム10に対して支援経路のバージョンを問い合わせればよい。このように構成された経路案内システム110によっても、経路案内システム110が案内している案内経路と運転支援システム10が運転支援をしている支援経路のバージョンを整合させることができる。
なお、制御部20は、経路案内システム110が案内している案内経路のバージョンを当該経路案内システム110から入力できない場合、支援経路上において車両50を走行させるための運転支援を必ずしも中止しなくてもよい。また、制御部20は、案内経路と支援経路のバージョンが整合しておらず、かつ、案内経路を経路案内システム110から入力できない場合、案内経路上において車両50を走行させるための運転支援を必ずしも中止しなくてもよい。例えば、これらの場合に、制御部20は、運転支援を中止するのではなく、運転者に手動運転への切替を促す案内を行うようにしてもよい。
本発明において、運転支援システムと経路案内システムとは互いに通信可能であればよく、これらの間の通信手段は有線通信であってもよいし無線通信であってもよい。また、経路案内システムは、通信可能な複数の装置によって実現されてもよく、サーバが経路探索を行い、車両に搭載された装置が経路の案内を行ってもよい。走行予定経路入力部は、通信によって経路案内システムから走行予定経路を入力する。走行予定経路は、運転支援対象の車両が走行する予定の経路である。走行予定経路は、出発地から目的地までを接続する経路であり、例えば出発地から目的地までを接続する一連の道路区間(リンク)によって特定されてもよい。
運転支援とは、経路案内以外の運転支援であればよく、自動運転を行うことであってもよい。また、運転支援とは、走行予定経路上にて注意喚起を行うことであってもよいし、燃料や電力等のエネルギー消費を低減するためのアドバイスを行うこと等であってもよい。自動運転とは、加速や減速を支援することであってもよいし、操舵を支援することであってもよい。
分岐地点とは、退出可能な道路区間が2個以上接続している地点であり、交差点であってもよい。分岐地点に接近するとは、分岐地点までの距離が閾値以下となることであってもよいし、分岐地点までの所要期間が閾値以下となることであってもよい。なお、走行予定経路再入力部が、走行予定経路を経路案内システムから再度入力するタイミングは、分岐地点を通過するよりも前であることが望ましい。
走行予定経路のバージョンが整合しているとは、経路案内システムが案内している走行予定経路のバージョンと、運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンとが実質的に同じであることであってもよい。例えば、走行予定経路のバージョンが整合しているとは、走行予定経路に付されたバージョンが同じであることであってもよいし、走行予定経路そのものが同じであることであってもよい。例えば、バージョン判定部は、走行予定経路を表すデータのデータ量が同じであることをもって、走行予定経路のバージョンが整合していると見なしてもよい。むろん、走行予定経路の探索時刻等のタイムスタンプが同じであることをもって、走行予定経路のバージョンが整合していると見なしてもよい。
さらに、バージョン判定部は、経路案内システムが案内している走行予定経路のバージョンと、運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンの差が微差である場合に、これらが整合すると判定してもよい。例えば、バージョンが異なっているが運転支援に影響のない程度の微差しかない場合に、バージョン判定部は、経路案内システムが案内している走行予定経路のバージョンと、運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンとが整合すると判定してもよい。
また、リルート前の走行予定経路のバージョンと、リルート後の走行予定経路のバージョンとが異なるように構成されてもよい。これにより、経路案内システムがリルート後の走行予定経路を案内しているのに、リルート前の走行予定経路についての運転支援が行われる可能性を低減できる。リルートとは、目的地を変更することなく走行予定経路を探索し直すことであり、出発地が変更されてもよいし、距離優先や時間優先等の探索条件が変更されてもよい。また、リルートとは、ユーザの操作に応じて行われることであってもよいし、走行予定経路から現在地が逸脱した場合等に当該逸脱した現在地を出発地として再度走行予定経路を探索するオートリルートであってもよい。
また、運転支援部は、経路案内システムが案内している走行予定経路のバージョンを当該経路案内システムから入力できない場合、走行予定経路上における車両の運転支援を中止してもよい。これにより、経路案内システムと運転支援システムとが通信不能となっている状況や、経路案内システムと運転支援システムの少なくとも一方が正常に動作していない状況において、運転支援が続行される可能性を低減できる。
さらに、運転支援部は、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援部が運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合しておらず、かつ、経路案内システムが案内している走行予定経路を経路案内システムから入力できない場合、走行予定経路上における車両の運転支援を中止してもよい。これにより、経路案内システムが案内している走行予定経路と運転支援システムが運転支援をしている走行予定経路のバージョンが整合していない状況において、整合しない走行予定経路についての運転支援が続行される可能性を低減できる。
さらに、本発明のように、経路案内システムと運転支援システムとの間で走行予定経路のバージョンを整合させる手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステム、運転支援システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…運転支援システム、20…制御部、21…運転支援プログラム、21a…走行予定経路入力モジュール、21b…運転支援モジュール、21c…バージョン判定モジュール、30…記録媒体、40…通信部、50…車両、51…ナビゲーションI/F部、52…運転I/F部、53…センサ、54…車両ECU、55…車両制御系、100…経路案内システム、110…経路案内システム、120…制御部、121…経路案内プログラム、121a…経路案内モジュール、121b…走行予定経路出力モジュール、121c…バージョン判定モジュール、130…記録媒体、140…通信部、210…地図プロバイダ、C…車両、DP…運転支援計画、GR…案内経路情報、MD1…運転支援用地図データ、MD2…経路案内用地図データ、SR…支援経路情報

Claims (7)

  1. 車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内システムと通信可能な運転支援システムであって、
    前記経路案内システムから前記走行予定経路を入力する走行予定経路入力部と、
    前記走行予定経路上における前記車両の運転支援を実行する運転支援部と、
    前記車両が前記走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定部と、
    前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路を前記経路案内システムから入力する走行予定経路再入力部と、
    を備える運転支援システム。
  2. リルート前の前記走行予定経路のバージョンと、リルート後の前記走行予定経路のバージョンのバージョンとが異なる、
    請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記運転支援部は、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路のバージョンを当該経路案内システムから入力できない場合、前記走行予定経路上における前記車両の運転支援を中止する、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の運転支援システム。
  4. 前記運転支援部は、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合しておらず、かつ、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路を前記経路案内システムから入力できない場合、前記走行予定経路上における前記車両の運転支援を中止する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の運転支援システム。
  5. 走行予定経路上における車両の運転支援計画を作成する運転支援システムと通信可能な経路案内システムであって、
    前記車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内部と、
    前記走行予定経路を前記運転支援システムに出力する走行予定経路出力部と、
    前記車両が前記走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、前記経路案内部が案内している前記走行予定経路と前記運転支援システムが運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定部と、
    前記経路案内部が案内している前記走行予定経路と前記運転支援システムが運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路を前記運転支援システムに出力する走行予定経路再出力部と、
    を備える経路案内システム。
  6. 車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内システムと通信可能な運転支援システムが行う運転支援方法であって、
    走行予定経路入力部が、前記経路案内システムから前記走行予定経路を入力する走行予定経路入力工程と、
    運転支援部が、前記走行予定経路上における前記車両の運転支援を実行する運転支援工程と、
    バージョン判定部が、前記車両が前記走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定工程と、
    走行予定経路再入力部が、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路を前記経路案内システムから入力する走行予定経路再入力工程と、
    を含む運転支援方法。
  7. 車両の走行予定経路を探索して案内する経路案内システムと通信可能な運転支援システムとして、コンピュータを機能させる運転支援プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記経路案内システムから前記走行予定経路を入力する走行予定経路入力部、
    前記走行予定経路上における前記車両の運転支援を実行する運転支援部、
    前記車両が前記走行予定経路上の分岐地点に接近するごとに、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合しているか否かを判定するバージョン判定部、
    前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路と前記運転支援部が運転支援をしている前記走行予定経路のバージョンが整合していない場合に、前記経路案内システムが案内している前記走行予定経路を前記経路案内システムから入力する走行予定経路再入力部、
    として機能させる運転支援プログラム。
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