JP6111179B2 - ダンプトラックの自律走行システム - Google Patents

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Description

本発明はダンプトラックの自律走行システムに関する。
ダンプトラックの自律走行システムでは、ダンプトラックに搭載されたGPSなどの測位装置により得られる自車位置と、ダンプトラックが走行可能な道路の地図をデータ化した地図データに基づいて、ダンプトラックを自律走行させている。
この種の自律走行システムでは、自律走行の実行/停止を状況に応じて切り替えるために、超大型のダンプトラックである鉱山ダンプを自律走行させる場合に選択される自律モードと、当該鉱山ダンプを自律走行させない場合に選択される他のモードとを適宜選択可能にしたものがある(例えば、米国特許第5646843号明細書)。なお、ここにおける「他のモード」の例としては、オペレータが鉱山ダンプに実際に搭乗して操舵、速度制御を行う「搭乗操縦モード」や、オペレータが遠隔から操舵、速度制御を行う「遠隔操縦モード」がある。
米国特許第5646843号明細書
特に、鉱山現場では、鉱物の採掘状況の進展などにともない、鉱山ダンプが走行可能な道路(搬送路)の延長、追加、廃止、一次通行止め等が頻繁に発生する。このような搬送路の変更が頻繁に発生すると、その時点で鉱山ダンプが走行可能な最新の搬送路と、自律走行時に参照される地図データ上の搬送路との間に不整合が発生する可能性が高くなる。したがって、例えば、自律走行時に参照される地図データが古いために、当該地図データには存在しているが実際には存在しない搬送路を鉱山ダンプが走行しようとするおそれがある。
本発明の目的は、ダンプトラックの搬送路が変更されても、実際と異なる搬送路を自律走行することを防止できるダンプトラックの自律走行システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、走行可能な道路地図がデータ化された地図データに基づいて自律走行するダンプトラックと、前記ダンプトラックが自律走行に利用する前記地図データと、前記ダンプトラックが走行可能な最新の道路地図をデータ化したマスター地図データのバージョン情報に応じて、前記ダンプトラックを自律走行させるときに選択される自律モードと、前記ダンプトラックの自律走行を中断するときに選択される他のモードとの切り替え制御を行う制御部とを備えるものとする。
本発明によれば、最新の道路地図に基づいてダンプトラックを自律走行させることができるので、ダンプトラックが古い道路地図に基づいて自律走行することを防止できる。
本発明の各実施の形態における走行モード切り替えに係る状態遷移を示す図。 本発明の概念図。 本発明の第1の実施の形態のシステム構成図。 第1の実施の形態に係る車載端末システムで実行される処理のフローチャート。 第1の実施の形態に係る管制センタシステムで実行される処理のフローチャート。 地図データのバージョンに関する説明図。 自律モードと操縦モードの切替受付のための画面。 自律モードへの切替をオペレータに呈示する画面。 地図が古いことをオペレータに呈示する画面。 操縦モードへの切替をオペレータに呈示する画面。 鉱山ダンプにオペレータ画面を表示する場合の一例。 遠隔操作用端末にオペレータ画面を表示する場合の一例。 本発明の第2の実施の形態のシステム構成図。 第2の実施の形態に係る車載端末システムで実行される処理のフローチャート。 第2の実施の形態に係る管制センタシステムで実行される処理のフローチャート。 地図更新確認画面の一例。 地図更新完了画面の一例。 地図更新用USBメモリの挿入操作の様子を示した図。 本発明の第3の実施の形態のシステム構成図。 第3の実施の形態に係る車載端末システムで実行される処理のフローチャート。 自律モードボタンを不活性化した地図更新確認画面の一例。 自律モードボタンを活性化した地図更新完了画面の一例。 第4の実施の形態に係る車載端末システムで実行される処理のフローチャート。
本発明に係る実施の形態として以下で説明する鉱山ダンプの自律走行システムでは、鉱山ダンプが自律走行時に利用する地図データの鮮度を確認してから、鉱山ダンプに自律走行をさせる際に選択される走行モードである自律モードと、当該自律モードを除く他の走行モードの切り替えを制御している。本実施の形態では、地図データの鮮度を、当該地図データに含まれるバージョン情報に基づいて確認している。具体例については後述するが、ここでいうバージョン情報とは、当該地図データの更新履歴情報のことであり、例えば、当該地図データが記憶装置または記録メディア等に記憶された時刻を示すタイムスタンプや、当該地図データのバージョンを示す文字または記号が利用されることがある。
図1は本発明の各実施の形態における走行モード切り替えに係る状態遷移を示す図である。この図に示すように、本発明の各実施の形態に係る自律走行システムでは、鉱山ダンプの走行モードとして、自律モード300と、操縦モード310を有しており、当該2つのモード300,310が切り替えられるように構成されている。
ここで、操縦モード310とは、オペレータが実際に鉱山ダンプに搭乗してハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作を行うことで当該鉱山ダンプの操舵、加減速を行うものモードである。また、自律モード300とは、管制センタシステムから与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行うモードである。なお、操縦モード310として、上記のようにオペレータが鉱山ダンプに実際に搭乗して操縦を行うモード(搭乗操縦モード)に加えて又はこれに代えて、オペレータが遠隔から当該鉱山ダンプの操縦を行うモード(遠隔操縦モード)を用意してもよい。また、本実施の形態では、自律モード300と操縦モード310を切替可能としたが、鉱山ダンプの自律走行を中断または禁止するときに選択されるモードであれば、操縦モード310以外の他のモードと自律モード300を切り替え可能に構成しても良い。操縦モード310以外の他のモードとしては、たとえば、鉱山ダンプの周囲にいる作業者が当該鉱山ダンプを緊急停止させるときに選択される緊急停止モードがある。この緊急停止モードは、鉱山ダンプの周囲に取り付けられた緊急停止ボタンやリモコンに配置された緊急停止ボタンの押下等による緊急停止指示に基づいて選択される。
図1に示すように、自律モード300の選択時に操縦モード310への切り替え要求(操縦モード要求)があった場合には、矢印330に示すよう自律モード300から操縦モード310への遷移が行われる。一方、操縦モード310の選択時に自律モード300への切り替え要求(自律モード要求)があった場合には、鉱山ダンプが利用する地図データが最新であるときにのみ矢印320のようにモード遷移が行われ、鉱山ダンプが利用する地図データが最新でないときには、自律モード要求が発行されたとしても自律モード300には遷移せず、矢印340が示すように操縦モード310のまま保持される。このように本発明によれば、鉱山ダンプが保有する地図が最新である場合にのみ自律走行が行われるので、地図データで規定された搬送路と実際の搬送路との不整合により発生する不具合を防止できる。
次に、図2に本発明の概念図を示す。本発明に係る鉱山ダンプの自律走行システムは、図1に示すように鉱山ダンプ100と管制センタ150を備えている。鉱山ダンプ100は、鉱山において鉱山ダンプが走行可能な道路(搬送路)の地図をデータ化した地図データが記憶・管理された端末地図データベース(DB)105を備えており、管制センタ150は、鉱山における最新の搬送路の地図をデータ化したマスター地図データが記憶・管理されたマスター地図DB155を備えている。なお、ここでいう「最新の搬送路」における“最新”とは、その時点において管制センタ150で利用されている管理上の道路地図と一致しているという点で最新であることを示し、現実の搬送路の変更状況がマスター地図データにリアルタイムで反映されていることまで要求するものではない。そのため、例えば、現実の搬送路の一部が時々刻々と延長されていても、当該延長道路が管制センタ150の地図に反映されていない場合には、地図データが管制センタ150の地図と一致していれば、延長道路が反映されていなくても依然として最新と言える。
図2では、鉱山ダンプ100の起動時などに、端末地図DB105に記憶された地図データが最新か否かを確認するための最新地図確認要求170を鉱山ダンプ100から管制センタ150に送信する。ここで、最新地図確認要求170には、端末地図DB105で管理されている地図データのバージョン情報が含まれており、鉱山ダンプ100の地図データのバージョン情報が確認要求170とともに管制センタ150に送信される。
次に、管制センタ150では、マスター地図DB155で管理されている地図データのバージョン情報と、端末地図DB105で管理されている地図データのバージョンに基づいて、端末地図DB105の地図データが最新であるかどうかを判別し、当該地図データが最新であるか否かの確認結果175を鉱山ダンプ100に返信する。
そして、鉱山ダンプ100に搭載されたモード切替制御部180では、確認結果175に基づいて自律モード300と操縦モード310との切り替え制御が行われる。この制御では、確認結果175が最新地図の場合には自律モードへの遷移が許可され(符号185の場合)、反対に、最新地図ではない場合には自律モードへの遷移が許可されない(符号190の場合)。以下、本発明に係るダンプトラックの自律走行システムについての実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
はじめに、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、鉱山ダンプの自律走行システムにおいて、鉱山ダンプの起動時に、鉱山ダンプが保有する地図データのバージョンが最新であるかどうかを確認してから、自律モードに切り替える例である。第1の実施の形態では、鉱山ダンプが保有する地図データが最新でない場合には、自律モードに遷移しないようにすることで、実際の搬送路と整合がとれていない搬送路を鉱山ダンプが誤って走ることを防ぎ、さらにオペレータに自律走行できない理由が地図データが古いためであるということを提示する。
図3に本発明の第1の実施の形態のシステム構成図を示す。第1の実施の形態に係る自律走行システムは、鉱山ダンプに搭載される車載端末システム200と、鉱山ダンプを管理するため、車載情報端末システム200と無線通信装置を経由して接続される管制センタシステム250を備えている。
車載端末システム200は、GPS、ジャイロおよび加速度センサなどにより自車位置を測位する自車位置測位部209と、自律モード選択時に車載端末システム200が利用する地図データが記憶・管理されている端末地図DB(地図データ記憶部)218と、オペレータのハンドル操作、アクセル操作およびブレーキ操作に基づいて車両の走行制御を行う車載制御部(操縦モード)203と、自車位置測位部209で測位される自車位置、端末地図DB218の地図データおよび管制センタシステム250から与えられる指示等に基づいて、端末地図DB218の地図データに基づいて車両を自律走行させるための制御(自律走行制御)を行う車載制御部(自律モード)206と、端末地図DB218が保有する地図データのバージョン情報を取得する処理を行う地図バージョン取得部212と、端末地図DB218の地図データとマスター地図DB259(後述)のマスター地図データのバージョン情報に応じて自律モードと操縦モードの切り替え制御を行うモード切替制御部221と、管制センタシステム250と通信を行うための通信インターフェースである端末側通信部227と、車載端末システム200において、オペレータからの入力を受け付けるための入力インターフェースである端末側入力部230と、車載端末システム200において、オペレータに情報表示を行うための出力インターフェースである端末側表示部233と、車載端末システム200で実行される各種処理フローの制御を行う端末側制御部215とを備えている。
管制センタシステム250は、鉱山ダンプのための最新の搬送路が反映された地図データであるマスター地図データが記憶・管理されたマスター地図DB(マスター地図記憶部)259と、マスター地図DB259により管理されたマスター地図データのバージョン情報と車載端末システム200が保有する地図データのバージョン情報を比較して、車載端末システム200の地図データが最新であるかどうかを確認する地図鮮度確認部262と、車載端末システム200の端末側通信部227と通信を行う通信インターフェースであるセンタ側通信部256と、管制センタシステム250で実行される各種処理フローの制御を行うセンタ側制御部253と、管制センタシステムの処理開始あるいは処理終了などオペレータからの入力を受け付けるための入力インターフェースであるセンタ側入力部265とを備えている。
図4は第1の実施の形態に係る車載端末システム200で実行される処理のフローチャートであり、図5は第1の実施の形態に係る管制センタシステム250で実行される処理のフローチャートである。
はじめに、図4に示すように、車載端末システム200では、ステップ400において、ユーザからの処理スタート要求の受付や、鉱山ダンプがエンジンONの状態か否かなどを確認する初期設定処理を行う。そして、ユーザから自律走行システムの始動要求が端末側入力部230を介して行われたら、自律走行システムを始動してステップ405に進む。
ステップ405では、地図バージョン取得部212において、端末地図DB218で管理されている地図データのバージョン情報を取得する。
ここで、端末地図DB218およびマスター地図DB259で管理されている地図データの鮮度について図6を用いて説明する。地図データの鮮度とは地図データのバージョンの新しさを示す。図6の例では、地図作成時期が異なる同じ場所についての複数の地図600,610,620,630を示している。
地図600には鉱山ダンプ用の一本道の搬送路650が描かれている、この地図600は、2012年1月1日に作成されたものであり、そのバージョン情報605は、“2012.1.1”という、地図作成年月日を数字列で表した情報によって管理されている。
地図610は、地図600よりも7日新しい2012年1月8日に作成されたものであり、直近の地図600に対して分岐路が追加された搬送路655が描かれている。この地図610のバージョン情報615も地図600と同様に、地図作成年月日を示す数字列(2012.1.8)によって管理されている。
地図620は、地図610より8日新しい2012年1月16日に作成されたものであり、直近の地図610に対してさらに分岐路が追加された搬送路660が描かれている。この地図620のバージョン情報625も、地図作成年月日を示す数字列(2012.1.16)によって管理されている。
地図630は、地図620より6日新しい2012年1月22日に作成されたものであり、直近の地図620中の分岐路部分が延長された搬送路665が描かれている。この地図630のバージョン情報635も、地図作成年月日を示す数字列(2012.1.22)によって管理されている。
なお、ここでは、地図のバージョンが最新に近づくごとに搬送路が追加される場合のみを紹介したが、バージョンが上がったときに直近のバージョンの地図の搬送路の一部が削除される場合もある。また、ここでは、鉱山中で鉱山ダンプが走行可能な全ての搬送路を地図データに含めたが、当該全ての搬送路から鉱山ダンプの走行ルートに係る搬送路のみを抽出してこれを地図データとしても良い。またさらに、バージョン情報として、上記で紹介した地図作成年月日だけでなく、作成年月日に作成時刻を含めたり、作成年月日に代えて地図データのバージョンを示す文字および/または記号を利用したりしても良く、各地図データのバージョンの識別および比較が可能であれば、どのような態様でバージョンを規定しても良い。
図4に戻り、ステップ410では、ステップ405において地図バージョン取得部212で取得した車載端末システム200の地図データのバージョンを、端末側通信部227を介して管制センタシステム250のセンタ側通信部256に送信する。
次に管制センタシステム250では、図5に示すように、ステップ500において、ユーザからの処理スタート要求の受付など初期設定処理を行いステップ505に進む。そして、ユーザからの処理スタート要求はセンタ側入力部265を介して行われる。
ステップ505では、地図鮮度確認部262において、マスター地図DB259が管理するマスター地図データのバージョン、すなわち最新の地図データのバージョンを取得し、ステップ510に進む。
ステップ510では、ステップ410において、端末側通信部227から送信された車載端末システム200の地図データのバージョンを、センタ側通信部256で受信し、ステップ515に進む。
ステップ515では、地図鮮度確認部262において、ステップ505で取得したマスター地図データのバージョンと、ステップ510で受信した車載端末システム200が持つ地図データのバージョンを比較し、車載端末システム200が持つ地図データのバージョンとマスター地図データのバージョンが同じである場合、すなわち最新の地図データの場合には、ステップ520に進む。一方、車載端末システム200が持つ地図データのバージョンがマスター地図データのバージョンより古い場合、すなわち最新の地図データでない場合には、ステップ525に進む。
ステップ520では、センタ側通信部256から車載端末システム250の端末側通信部227に、車載端末システム200が保有する地図データが最新であるという鮮度情報を送信しステップ505に戻る。
ステップ525では、センタ側通信部256から車載端末システム250の端末側通信部227に、車載端末システム200が保有する地図データが古いという鮮度情報を送信しステップ505に戻る。
図4に戻り、ステップ415では、車載端末システム200において、管制センタシステム250からステップ520で送信された鮮度情報(車載端末システム200が保有する地図データが最新であるという鮮度情報)、またはステップ525で送信された鮮度情報(車載端末システム200が保有する地図データが古いという鮮度情報)を端末側通信部227で受信し、ステップ420に進む。
ステップ420では、端末側入力部230において、オペレータからの自律モードあるいは操縦モードの切替要求を受け付け、ステップ425に進む。ここで、ステップ420でのオペレータからのモード切替要求の受付について、図7を用いて説明する。
図7は、端末側表示部233に表示される画面であって、自律モードと操縦モードの切替受付のための画面700を示している。画面700には、自律モードを選択するための自律モードボタン705と、操縦モードを選択するための操縦モードボタン710と、モード切替に関する情報を表示するためのモード切替情報ウィンドウ715が設定されている。ここでは、端末側表示部233はタッチパネルであり、画面上のボタン705,710へのタッチ操作によりモード切替ができ、自律モードボタン705または操縦モードボタン710の押下状態を端末側入力部230で取得することで、オペレータによってどのモードが選択されたかを判別しているものとする。
図4に戻り、ステップ425では、端末側制御部215において、自律モードへの切替要求の受付の有無を判断し、自律モードへの切替要求がある場合にはステップ430に進み、自律モードへの切替要求がない場合にはステップ445に進む。
ステップ430では、モード切替制御部221において、ステップ415で受信した地図データの鮮度情報が最新であるか否かを確認する。ここで、ステップ415で受信した地図データの鮮度情報が最新であることが確認できた場合には、モード切替制御部221において、自律モードへの切替を許可し、ステップ435に進む。一方、ステップ415で受信した地図データの鮮度情報が最新の地図ではなく古い地図である場合には、自律モードへの切替を許可せずステップ440に進む。
ステップ435では、モード切替制御部221において、操縦モードから自律モードへの切替処理を行う。ここでは、オペレータの操作に合わせて車両制御を行う車両制御部(操縦モード)203による制御から、管制センタシステムから与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行う車両制御部(自律モード)206の制御に切替を行い、ステップ445に進む。ここで、ステップ435で自律モードに切替を行ったことをオペレータに呈示するための画面を図8に示す。
図8は、自律モードへ切替を行ったことをオペレータに呈示する画面800を示しており、当該画面800は端末側表示部233に表示される。画面800には、“自律モードに切り替えました”というコメントがモード切替情報ウィンドウ815に表示される。これにより、オペレータは自律モードに切り替えが行われたことを把握することができる。
図4に戻り、ステップ440では、端末側表示部233において、車載端末システム200が保有する地図が古いことをオペレータに呈示するため表示し、ステップ445に進む。ここで、ステップ440で地図が古いことをオペレータに呈示するための画面を図9に示す。
図9は、地図が古いことをオペレータに呈示する画面900を示しており、当該画面900は端末側表示部233に表示される。画面900には、“地図が最新ではありません。 自律モードに切替できません。”というコメントがモード切替情報ウィンドウ915に表示される。これにより、オペレータは車載端末システムが保有する地図が古く、自律モードに切り替えられない状態であることを把握することができる。
図4に戻り、ステップ445では、端末側制御部215において、操縦モードへの切替要求の受付の有無を判断する。ステップ445で操縦モードへの切替要求がある場合にはステップ450に進み、操縦モードへの切替要求がない場合にはステップ420に戻る。
ステップ450では、モード切替制御部221において、自律モードから操縦モードへの切替処理を行う。ここでは、管制センタシステム250から与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行う車両制御部(自律モード)206の制御から、オペレータの操作に合わせて車両制御を行う車両制御部(操縦モード)203による制御に切替を行い、ステップ420に戻る。ここで、ステップ450で操縦モードに切替を行ったことをオペレータに呈示するための画面を図10に示す。
図10は操縦モードへ切替を行ったことをオペレータに呈示する画面1000を示しており、当該画面1000は端末側表示部233に表示される。画面1000には、“操縦モードに切り替えました”というコメントがモード切替情報ウィンドウ1015に表示される。これにより、オペレータは操縦モードに切り替えが行われたことを把握することができる。
なお、上記に示した図7、図8、図9、図10のオペレータへの情報呈示画面またはオペレータの入力画面は、端末側表示部233に代えて、鉱山ダンプのコックピット内に搭載された車載モニタや、オペレータの携帯端末に表示しても良い。この場合の一例について図11および図12を用いて説明する。図11は、鉱山ダンプ1100のコックピット1110に装着された車載モニタ1130上に画面1140を表示する場合の一例であり、図12は、遠隔操作において、鉱山ダンプ1100から離れた場所でオペレータ1230が操作するオペレータ端末1210上に画面1220を表示する場合の一例である。図11のようなコックピット内の例では、メンテナンス中あるいは機械故障中に、オペレータが鉱山ダンプに乗りこんで自律モードあるいは操縦モードの切り替え操作をでき、図12のような遠隔操作の例では、鉱山ダンプを自律走行させるときに遠隔から的確に操作することができる。
上記のように構成された第1の実施の形態によれば、端末地図DB218の地図データとマスター地図DB259のマスター地図データのバージョン情報が一致する場合(鉱山ダンプが保有する地図データが最新の場合)にのみ操縦モードから自律モードへの遷移が許可される。そして、端末地図DB218の地図データとマスター地図DB259のマスター地図データのバージョン情報が一致しない場合(鉱山ダンプが保有する地図データが最新でない場合)には、操縦モードから自律モードへの遷移が禁止されるので、最新の搬送路と整合がとれていない古い搬送路を誤って走ることを防ぐことができ、事故防止に寄与できる。さらに、オペレータには、自律走行モードが実行できない理由が地図データが古いためであるということが呈示されるので、自律走行を行うための地図更新をオペレータに促すことができる。
<第2の実施の形態>
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、鉱山ダンプの自律走行システムにおいて、自律モードへの切替要求時に、地図データの鮮度を確認するとともに、地図データが最新ではない場合には、地図を更新してから自律モードに切り替える例である。第2の実施の形態では、鉱山ダンプの地図データが最新でない場合には、地図更新をオペレータに促して、実際の搬送路と地図の整合がとれるように地図更新を行ってから自律モードにする。
図13に本発明の第2の実施の形態のシステム構成図を示す。第2の実施の形態に係る自律走行システムは、第1の実施の形態のシステムと同様に、鉱山ダンプに搭載される車載端末システム1300と、鉱山ダンプを管理するため、車載情報端末システム1300と無線通信装置を経由して接続される管制センタシステム1350とを備えている。車載情報端末システム1300は、第1の実施の形態における車載端末システム200に対して地図更新部1310を追加したものに相当し、管制センタシステム1350は、第1の実施の形態における管制センタシステム250に対して更新データ作成部1360を追加したものに相当する。なお、図3に示した部分と同じ部分には、同じ符号を付して説明を省略することがある。
管制センタシステム1350における更新データ作成部1360は、端末地図DB218が保有する地図データを、マスター地図DB259が保有する最新の地図データと同じバージョンにするための更新データの作成処理を行う部分である。また、車載端末システム1300における地図更新部1310は、管制センタシステム1350における更新データ作成部1360が作成し、管制センタシステム1350から提供される更新データを用いて、端末地図DB218の地図データを最新の状態に更新する処理を実行する部分である。
図14は第2の実施の形態に係る車載端末システム1300で実行される処理のフローチャートであり、図15は第2の実施の形態に係る管制センタシステム1350で実行される処理のフローチャートである。
はじめに、図14に示すように、車載端末システム1300では、ステップ1400において、ユーザからの処理スタート要求の受付や、鉱山ダンプのエンジンONの状態か否かなどを確認する初期設定処理を行う。そして、ユーザからの処理スタート要求は端末側入力部230を介して行われる。
ステップ1405では、端末側入力部230において、オペレータからの自律モードまたは操縦モードの切替要求を受け付け、ステップ1410に進む。オペレータからのモード切替要求の受付は第1の実施の形態と同様に、図7の画面700を用いて行われる。
ステップ1410では、端末側制御部215において、自律モードへの切替要求の受付の有無を判断し、自律モードへの切替要求がある場合にはステップ1415に進み、自律モードへの切替要求が無い場合にはステップ1465に進む。
ステップ1415では、地図バージョン取得部212において、端末地図DB218で管理する地図データのバージョンを取得しステップ1420に進む。
ステップ1420では、ステップ1415において地図バージョン取得部212で取得した車載端末システム1300が持つ地図データのバージョンを端末側通信部227から、管制センタシステム1350のセンタ側通信部256に送信する。
次に管制センタシステム1350では、図15に示すように、ステップ1500において、ユーザからの処理スタート要求の受付など初期設定処理を行いステップ1505に進む。そして、ユーザからの処理スタート要求はセンタ側入力部265を介して行われる。
ステップ1505では、地図鮮度確認部262において、マスター地図DB259が管理するマスター地図データのバージョン、すなわち最新の地図データのバージョンを取得し、ステップ1510に進む。
ステップ1510では、ステップ1420において端末側通信部227から送信された車載端末システム1300の地図データのバージョンをセンタ側通信部256で受信し、ステップ1515に進む。
ステップ1515では、地図鮮度確認部262において、ステップ1505で取得したマスター地図データのバージョンと、ステップ1510で受信した車載端末システムが持つ地図データのバージョンを比較し、車載端末システム1300が持つ地図データのバージョンとマスター地図データのバージョンが同じである場合、すなわち最新の地図データの場合には、ステップ1520に進む。一方、車載端末システム1300が持つ地図データのバージョンがマスター地図データのバージョンより古い場合、すなわち最新の地図データでない場合には、ステップ1525に進む。
ステップ1520では、センタ側通信部256から車載端末システム1300の端末側通信部227に、車載端末システム1300が保有する地図データが最新であるという鮮度情報を送信しステップ1530に進む。
ステップ1525では、センタ側通信部256から車載端末システム1300の端末側通信部227に、車載端末システム1300が保有する地図データが古いという鮮度情報を送信しステップ1530に進む。
図14に戻り、ステップ1425では、車載端末システム1300において、管制センタシステム1350からステップ1520で送信された鮮度情報(車載端末システム1300が保有する地図データが最新であるという鮮度情報)、またはステップ1525で送信された鮮度情報(車載端末システム1300が保有する地図データが古いという鮮度情報)を端末側通信部227で受信し、ステップ1430に進む。
ステップ1430では、モード切替制御部221において、ステップ1425で受信した地図データの鮮度情報が最新である場合には、自律モードへの切替を許可しステップ1460に進む。一方、ステップ1425で受信した地図データの鮮度情報が最新の地図ではなく古い地図である場合には、自律モードへの切替を許可せずステップ1435に進む。
ステップ1435では、端末表示部233において、オペレータに地図更新を促すための地図更新確認画面を表示する。図16にステップ1435に係る地図更新確認画面の一例を示す。図16に示した地図更新確認画面1600には、“地図が最新ではありません。地図を更新します。”というオペレータに地図更新を促すためのウィンドウ1605と、地図更新確認ボタン1610が表示されている。地図更新確認ボタン1610は、オペレータが地図更新の開始を確認するためのボタンであり、オペレータが地図更新確認ボタン1610を押下することで地図更新は開始される。
図14に戻り、ステップ1440では、最新の地図データにするための更新データを要求する地図更新要求を、端末通信部227から、管制センタシステム1350のセンタ側通信部256に送信する。
図15に示すように、管制センタシステム1350では、ステップ1530において、車載端末システム1300の端末側通信部227からステップ1440で送信された地図更新要求をセンタ側通信部256で受信する処理を行う。センタ側通信部256において地図更新要求を受信した場合にはステップ1535に進み、地図更新要求を受信しなかった場合にはステップ1505に戻る。
ステップ1535では、更新データ作成部1360において、端末地図DB218の地図データのバージョンを、マスター地図DB259の地図のバージョンと同じにするための地図更新データを作成し、ステップ1540に進む。なお、この地図更新データは、マスター地図DB259が管理する全地図データとしても良いし、マスター地図DB259と端末地図DB218の地図データの差分としても良い。前者の場合には、端末地図DB218の全データを地図更新データで上書きすれば良く、後者の場合には、差分データの分だけ端末地図DB218のデータを地図更新データで上書きすれば良い。
ステップ1540では、更新データ作成部1360で作成した地図更新データをセンタ側通信部256から、車載端末システム1300の端末側通信部227に送信し、ステップ1505に戻る。
次に車載端末システム1300では、図14に示すように、ステップ1445において、ステップ1540で管制センタシステム1350により送信された地図更新データを端末側通信部227で受信し、ステップ1450に進む。
ステップ1450では、地図更新部1310において、ステップ1445で受信した地図更新データを用いて、端末地図DB218で管理する地図データをマスター地図データと同じ最新の状態に更新し、ステップ1455に進む。
ステップ1455では、端末表示部233において、地図更新完了画面を表示する。図17にステップ1455に係る地図更新完了画面の一例を示す。図17に示した地図更新完了画面1700には、“地図更新が完了しました”というメッセージを表示するウィンドウ1705が表示される。
ステップ1460では、モード切替制御部221において、操縦モードから自律モードへの切替処理を行う。ここでは、オペレータの操作に合わせて車両制御を行う車両制御部(操縦モード)203による制御から、管制センタシステムから与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行う車両制御部(自律モード)206の制御に切替を行い、ステップ1465に進む。
また、ステップ1460では、第1の実施の形態と同様に、自律モードに切替を行ったことをオペレータに呈示する図8の画面800を端末側表示部233に表示する。これにより、オペレータは自律モードに切り替えが行われたことを把握することができる。
ステップ1465では、端末側制御部215において、操縦モードへの切替要求の受付の有無を判断し、操縦モードへの切替要求がある場合にはステップ1470に進み、操縦モードへの切替要求がない場合にはステップ1405に戻る。
ステップ1470では、モード切替制御部221において、自律モードから操縦モードへの切替処理を行う。ここでは、管制センタシステム1350から与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行う車両制御部(自律モード)206の制御から、オペレータの操作に合わせて車両制御を行う車両制御部(操縦モード)203による制御に切替を行い、ステップ1405に戻る。
また、ステップ1470では、第1の実施の形態と同様に、操縦モードに切替を行ったことをオペレータに呈示する図10の画面1000を端末側表示部233表示する。これにより、オペレータは操縦モードに切り替えが行われたことを把握することができる。
上記のように構成された第2の実施の形態によれば、自律モードへの切替要求時に、地図データの鮮度の確認が行われ、地図データが最新ではない場合には、地図を更新してから自律モードに切り替わることになるので、最新の搬送路と整合がとれていない古い搬送路を誤って走ることを防ぐことができ、事故防止に寄与できる。さらに、確認ボタン1610(図16参照)を押せば、地図データを最新のものに更新する作業が自動的に実行されるので、操縦モードから自律モードへの切替をスムーズに行うことができる。
<第3の実施の形態>
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、鉱山ダンプの自律走行システムにおいて、鉱山ダンプの起動時に、鉱山ダンプが保有する地図データのバージョンが最新であるかどうかを確認し、地図データが最新でない場合には、自律モードを選択するためのボタンを選択不可能(不活性化)にし、操縦モードから自律モードに遷移できないようにすることで、実際の搬送路と整合がとれていない搬送路を誤って走ることを防ぐ。さらに、地図データが最新でない場合には地図更新を促す画面を表示する。そして、地図更新完了後に自律モードを選択するためのボタンを選択可能(活性化)にし、地図データが最新である場合にのみ自律モードに遷移できるようにすることで、実際の搬送路と整合がとれていない搬送路を誤って走ることを防ぐ。
また、第3の実施の形態では、地図更新の鮮度確認および地図更新データの取得は、持ち運びが容易な記憶媒体を介して行われる。ここでは、当該記憶媒体としてUSBメモリを利用した場合について説明する。本実施の形態に係るUSBメモリには、管制センタより提供される最新の地図データ(マスター地図データ)でバージョン情報を含むものと、その地図更新データ(すなわち、第2の実施の形態の更新データ作成部1360で作成されるものと同類のもの)が格納されているものとする。
ここで第3の実施の形態における地図更新用USBメモリの挿入操作の様子について図18を用いて説明する。図18に示した鉱山ダンプ1100のコックピット1110には、USBメモリ1820からデータを取得するためのインターフェース(USB端子)1810が装備されている。USBメモリ1820をインターフェース1810に挿入することで、鉱山ダンプ1100の車載端末システムにおいて、地図更新データや、最新地図データのバージョン情報を読み込むことができる。
図19に本発明の第3の実施の形態のシステム構成図を示す。この図に示す自律走行システムは、鉱山ダンプ1100に搭載された車載端末システム1900を備えている。車載搭載システム1900は、第2の実施の形態の車載端末システム1300に対して、端末側通信部227を省略し、記憶媒体アクセス部1910および地図鮮度確認部1920を追加したものに相当する。なお、図19において、図3および図13と同じ部分は、同じ符号を付して説明を省略することがある。
記憶媒体アクセス部1910は、図18に示したインターフェース1810に挿入されたUSBメモリ1820から、地図更新データや、最新地図データのバージョン情報を取得する部分である。また、地図鮮度確認部1920は、USBメモリ1820に格納された最新地図データと端末地図DB218が保有する地図データのバージョンを比較し、当該地図データが最新であるかどうかを確認する部分である。
図20は第3の実施の形態に係る車載端末システム1900で実行される処理のフローチャートを示す。
はじめに、車載端末システム1900では、ステップ2000において、ユーザからの処理スタート要求の受付や、鉱山ダンプのエンジンONの状態か否かなどを確認する初期設定処理を行う。そして、ユーザからの処理スタート要求は端末側入力部230を介して行われる。
ステップ2005では、地図バージョン取得部212において、端末地図DB218で管理する地図データのバージョン情報を取得しステップ2010に進む。
ステップ2010では、記憶媒体アクセス部1910において、USBメモリ1820に格納された最新地図データのバージョン情報を取得し、ステップ2015に進む。
ステップ2015では、地図鮮度確認部1920において、ステップ2010で取得し最新地図データのバージョン情報と、ステップ2005で取得した端末地図DB218で管理する地図データのバージョン情報を比較し、端末地図DB218で管理する地図データとマスター地図データのバージョンが同じである場合、すなわち最新の地図データの場合には、ステップ2030に進む。一方、端末地図DB218で管理する地図データのバージョンが最新地図データのバージョンより古い場合には、ステップ2020に進む。
ステップ2020では、モード切替制御部221において、端末側表示部233に表示される地図更新確認画面上の自律モードボタン(後述)を不活性化しステップ2025に進む。ステップ2025では、自律モードボタンを不活性化した地図更新確認画面を端末側表示部233に表示する。図21に、ステップ2025に係る地図更新確認画面の一例を示す。
図21に示した地図更新確認画面2100には、オペレータが押下できないように不活性化された自律モードボタン2105と、操縦モードボタン2110と、“地図が最新ではありません。地図を更新します”というメッセージが表示されるウィンドウ2115と、地図更新確認ボタン2120が表示されている。ここでは、自律モードボタンの状態が活性と不活性のいずれであるかを容易に判別するために、不活性のときは黒塗りのボタン2105(図21参照)で示し、活性のときは白塗りのボタン2205(図22参照)で示している。この図に示すように、車載端末DB218で管理する地図データのバージョンが最新地図データのバージョンより古い場合には、端末側表示部233を介した自律モードの選択が不可能になる。地図更新確認ボタン2120は、ステップ2025においてオペレータが地図更新の開始を確認するためのボタンであり、オペレータが地図更新確認ボタン2120を押下することで地図更新が開始される。
ステップ2030では、端末側入力部230において、図21の画面2100における地図更新確認ボタン2120が押下された場合、すなわち地図更新要求を受け付けた場合に、ステップ2035に進む。一方、地図更新確認ボタン2020の押下がない場合、すなわち地図更新要求がない場合には、ステップ2050に進む。
ステップ2035では、記憶媒体アクセス部1910において、USBメモリ1820に格納された地図更新データを取得し、ステップ2040に進む。
ステップ2040では、地図更新部1310において、ステップ2035で取得した地図更新データを用いて、端末地図DB218の地図データを更新し、ステップ2045に進む。
ステップ2045では、モード切替制御部221において、自律モードボタンを活性化し、端末表示部233に自律モードボタンを活性化した地図更新完了画面を表示する。図22に、ステップ2045に係る地図更新完了画面の一例を示す。図22に示した地図更新完了画面2200にはオペレータが押下できるように活性化された自律モードボタン2205と、操縦モードボタン2110と、“地図更新が完了しました。”というメッセージを表示するウィンドウ2215が表示される。ステップ2045で地図更新完了画面を表示したら、ステップ2050に進む。
ステップ2050では、端末側入力部230において、オペレータからの自律モードまたは操縦モードの切替要求を受け付け、ステップ2055に進む。オペレータからのモード切替要求の受付は第1の実施の形態同様に、図7の画面700を用いて行われる。
ステップ2055では、端末側制御部215において、ステップ2050での自律モードへの切替要求の受付の有無を判断し、自律モードへの切替要求がある場合にはステップ2060に進み、自律モードへの切替要求がない場合にはステップ2065に進む。
ステップ2060では、モード切替制御部221において、操縦モードから自律モードへの切替処理を行う。ここでは、オペレータの操作に合わせて車両制御を行う車両制御部(操縦モード)203による制御から、管制センタシステム(図示せず)から与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行う車両制御部(自律モード)206の制御に切替を行い、ステップ2065に進む。
また、ステップ2060では、第1の実施の形態と同様に、図8のような自律モードに切替を行ったことをオペレータに呈示する画面800を端末側表示部233表示する。これにより、オペレータは自律モードに切り替えが行われたことを把握することができる。
ステップ2065では、端末側制御部215において、ステップ2050での操縦モードへの切替要求の受付の有無を判断し、操縦モードへの切替要求がある場合にはステップ2070に進み、操縦モードへの切替要求がない場合にはステップ2030に戻る。
ステップ2070では、モード切替制御部221において、自律モードから操縦モードへの切替処理を行う。ここでは、管制センタシステム(図示せず)から与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行う車両制御部(自律モード)206の制御から、オペレータの操作に合わせて車両制御を行う車両制御部(操縦モード)203による制御に切替を行い、ステップ2030に戻る。
また、ステップ2070では、第1の実施の形態と同様に、図10のような操縦モードに切替を行ったことをオペレータに呈示する画面1000を端末側表示部233表示する。これにより、オペレータは操縦モードに切り替えが行われたことを把握することができる。
第3の実施の形態では、USBメモリ1820を介して地図鮮度確認や地図更新データの入手を行った例を説明したが、USBメモリ1820のほかにCD,DVDなどの外部記憶媒体を用いても構わない。また、第1および第2の実施の形態と同様、管理センタシステム250,1350から地図鮮度確認や地図更新データを入手してもよい。この場合、管理センタシステム250,1350から、定期的に最新の地図データを配布し、車載端末側で受け取った最新の地図データの更新判断する形が一例で挙げられる。
上記のように構成された第3の実施の形態によれば、鉱山ダンプが保有する地図データが最新でない場合には、自律モードを選択するためのボタンが不活性化されて自律モードへの遷移が禁止されるので、最新の搬送路と整合がとれていない古い搬送路を誤って走ることを防ぐことができ、事故防止に寄与できる。さらに、図21に示した地図更新確認画面2100に表示される確認ボタン2120を押せば、地図データを最新のものに更新する処理が自動的に実行されるため、自律モードを選択するためのボタンをスムーズに活性化できる。また、USBメモリ等の記憶媒体により地図データの更新や地図鮮度確認を行うことで、管制センタシステムと無線で接続されていない環境でも、最新の搬送路と整合がとれていない古い搬送路を誤って走ることを防ぐことができる。
なお、上記の実施の形態では、地図データが最新でない場合、自律モードの選択ボタンを不活性化することでオペレータによる自律モードへの遷移を禁止したが、これに代えて、自律モードの選択ボタンを非表示にしたり、画面上ではボタンが押せても自律モードへの遷移が行われないように構成したりしても良い。
<第4の実施の形態>
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、鉱山ダンプの自律走行システムにおいて、自律モードが選択されている鉱山ダンプが保有する地図データのバージョンが最新であるかどうかを一定時間ごとに管制センタに確認し、地図データが最新でない場合には自律モードから操縦モードに強制的に切り替える例である。これにより、第4の実施の形態では、鉱山ダンプが保有する地図データが最新でない場合には、自律モードから操縦モードに自動的に遷移することや、最新の搬送路と整合がとれていない古い搬送路を誤って走ることを防止できる。
第4の実施の形態に係る自律走行システムは、第1の実施の形態と同じ車載端末システム200と、管制センタシステム250を備えており、ここではシステム構成の説明は省略する。図23は第4の実施の形態に係る車載端末システム200で実行される処理のフローチャートである。なお、第4の実施の形態に係る管制センタシステム250のフローチャートは、第1の実施の形態のもの、すなわち図5と同じである。
はじめに、図23に示すように、車載端末システム200では、ステップ2300において、ユーザからの処理スタート要求の受付や、鉱山ダンプがエンジンONの状態か否かなどを確認する初期設定処理を行う。そして、ユーザからの処理スタート要求が端末側入力部230を介して行われたら、ステップ2305に進む。
ステップ2305では、地図バージョン取得部212において、端末地図DB218で管理されている地図データのバージョンを取得し、ステップ2310に進む。なお、ステップ2305は、一定時間ごとに実行されるものとし、その実行間隔は適宜変更可能とする。これにより、鉱山ダンプが保有する地図データのバージョンが最新であるかどうかを管制センタに確認する処理(後述)が一定間隔で実行されることになる。
ステップ2310では、ステップ2305において地図バージョン取得部212で取得した車載端末システム200の地図データのバージョンを、端末側通信部227を介して管制センタシステム250のセンタ側通信部256に送信する。
次に管制センタシステム250では、図5に示すように、ステップ500において、ユーザからの処理スタート要求の受付など初期設定処理を行いステップ505に進む。そして、ユーザからの処理スタート要求はセンタ側入力部265を介して行われる。
ステップ505では、地図鮮度確認部262において、マスター地図DB259が管理するマスター地図データのバージョン、すなわち最新の地図データのバージョンを取得し、ステップ510に進む。
ステップ510では、ステップ410において、車載端末システム200の端末側通信部227から送信された地図データのバージョンを、センタ側通信部256で受信し、ステップ515に進む。
ステップ515では、地図鮮度確認部262において、ステップ505で取得したマスター地図データのバージョンと、ステップ510で受信した車載端末システム200が持つ地図データのバージョンを比較し、車載端末システム200が持つ地図データのバージョンとマスター地図データのバージョンが同じである場合、すなわち最新の地図データの場合には、ステップ520に進む。一方、車載端末システム200が持つ地図データのバージョンがマスター地図データのバージョンより古い場合、すなわち最新の地図データでない場合には、ステップ525に進む。
ステップ520では、センタ側通信部256から車載端末システム250の端末側通信部227に、車載端末システム200が保有する地図データが最新であるという鮮度情報を送信しステップ505に戻る。
ステップ525では、センタ側通信部256から車載端末システム250の端末側通信部227に、車載端末システム200が保有する地図データが古いという鮮度情報を送信しステップ505に戻る。
図23に戻り、ステップ2315では、車載端末システム200において、管制センタシステム250からステップ520で送信された鮮度情報(車載端末システム200が保有する地図データが最新であるという鮮度情報)、またはステップ525により送信された鮮度情報(車載端末システム200が保有する地図データが古いという鮮度情報)を端末側通信部227で受信し、ステップ2320に進む。
ステップ2320では、モード切替制御部221において、ステップ2315で受信した地図データの鮮度情報が最新である場合には、ステップ2305に戻る。一方、ステップ2315で受信した地図データの鮮度情報が最新の地図ではなく古い地図である場合には、2325に進む。
ステップ2325では、端末側制御部215において、鉱山ダンプで自律モードが選択されている場合にはステップ2330に進み、操縦モードが選択されている場合にはステップ2305に戻る。
ステップ2330では、モード切替制御部221において、自律モードから操縦モードへの切替処理を強制的に行う。ここでは、管制センタシステム250から与えられた指示に従って自律的に車両を操舵したり加減速したりする自律走行制御を行う車両制御部(自律モード)206の制御から、オペレータの操作に合わせて車両制御を行う車両制御部(操縦モード)203による制御に切替を行い、ステップ2305に戻る。
また、ステップ2330では、操縦モードに切替を行ったことをオペレータに呈示するための画面(図10参照)を端末側表示部233に表示する。これにより、“操縦モードに切り替えました”というコメントが端末側表示部233の画面1000中のモード切替情報ウィンドウ1015に表示されるので、オペレータは操縦モードに切り替えが行われたことを把握することができる。
上記のように構成された第4の実施の形態によれば、自律モードが選択されている鉱山ダンプの保有する地図データのバージョンが最新であるかどうかが一定時間ごとに管制センタで確認され、地図データが最新でない場合には自律モードから操縦モードに自動的に切り替えられる。これにより、最新の搬送路と整合がとれていない古い搬送路を誤って走ることを防ぐことができ、事故防止に寄与できる。
なお、第4の実施の形態では、自律モードが選択されている鉱山ダンプの地図データが古いことが確認できたら自動的に操縦モードに切り替える場合について説明したが、操縦モードが選択されている鉱山ダンプの地図データが最新のものか否かを一定時間ごと確認し、当該地図データが古いことが確認できた場合には自律モードへの切替を禁止する処理を自動的に行っても良い。また、地図更新部1310を追加し、第2および第3の実施の形態と同様に、地図データが古いことが確認できた場合には地図更新部1310で最新の地図データに更新する旨オペレータに確認する処理を行っても良い。
ところで、上記の各実施の形態では、自律走行システムを構成する各部を、鉱山ダンプと管制センタの2箇所に分けて適宜配置したが、各部の配置の構成は上記で説明したものに限らない。また、各部を3箇所以上に分けて配置しても良い。
また、上記では鉱山ダンプ、すなわち、ダンプトラックを自律走行させる場合について説明したが、他の作業機械(例えば、油圧ショベルやホイールローダ)を自律走行させる場合にも本発明は適用可能である。
さらに、本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例が含まれる。例えば、本発明は、上記の各実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、ある実施の形態に係る構成の一部を、他の実施の形態に係る構成に追加又は置換することが可能である。例えば、第1および第2の実施の形態において、地図鮮度確認のための情報や、地図更新データなどをUSBメモリなどの外部記憶媒体を用いても構わない。この場合、車載端末が持つ地図データのバージョンが、USBメモリなどの外部媒体にある地図データのバージョンより古い場合に、自律モードから操縦モードに切替が行われる。
また、上記の自律走行システムに係る各構成や当該各構成の機能及び実行処理等は、それらの一部又は全部をハードウェア(例えば各機能を実行するロジックを集積回路で設計する等)で実現しても良い。また、上記の制御装置に係る構成は、演算処理装置(例えばCPU)によって読み出し・実行されることで当該制御装置の構成に係る各機能が実現されるプログラム(ソフトウェア)としてもよい。当該プログラムに係る情報は、例えば、半導体メモリ(フラッシュメモリ、SSD等)、磁気記憶装置(ハードディスクドライブ等)及び記録媒体(磁気ディスク、光ディスク等)等に記憶することができる。
また、上記の各実施の形態の説明では、制御線や情報線は、当該実施の形態の説明に必要であると解されるものを示したが、必ずしも製品に係る全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
100…鉱山ダンプ、150…管制センタ、180…モード切替制御部、200…車載端末システム(第1の実施の形態)、203…車両制御部(操縦モード)、206…車両制御部(自律モード)、209…自車位置測位部、212…地図バージョン取得部、215…端末側制御部、218…端末地図DB、221…モード切替制御部、227…端末側通信部、230…端末側入力部、233…端末側表示部、250…管制センタシステム(第1の実施の形態)、253…センタ側制御部、256…センタ側通信部、259…マスター地図DB、262…地図鮮度確認部、265…センタ側入力部、300…自律モード、310…操縦モード、320…最新地図である場合の自律モード要求の遷移、330…操縦モード要求の遷移、340…最新地図でない場合の自律モード要求の遷移、600…2012年1月1日に作成された地図、605…2012年1月1日に作成された地図のバージョン、610…2012年1月8日に作成された地図、615…2012年1月8日に作成された地図のバージョン、620…2012年1月16日に作成された地図、625…2012年1月16日に作成された地図のバージョン、630…2012年1月22日に作成された地図、635…2012年1月22日に作成された地図のバージョン、700…自律モード・操縦モード切替受付のための画面、705…自律モードボタン、710…操縦モードボタン、715…モード切替情報ウィンドウ、800…自律モードへ切替を行ったことをオペレータに呈示する画面、900…地図が古いことをオペレータに呈示する画面、1000…操縦モードに切替を行ったことをオペレータに呈示する画面、1210…オペレータ端末、1310…地図更新部、1360…更新データ作成部、1600…地図更新確認画面、1700…地図更新完了画面、1810…USBメモリインターフェース、1820…USBメモリ、1910…記憶媒体アクセス部、1920…地図鮮度管理部、2100…自律モードボタンを不活性化した地図更新確認画面、2200…自律モードボタンを活性化した地図更新完了画面

Claims (6)

  1. 走行可能な道路地図がデータ化された地図データに基づいて自律走行するダンプトラックと、
    前記ダンプトラックが自律走行に利用する前記地図データと、前記ダンプトラックが走行可能な最新の道路地図をデータ化したマスター地図データのバージョン情報に応じて、前記ダンプトラックを自律走行させるときに選択される自律モードと、前記ダンプトラックの自律走行を中断するときに選択される他のモードとの切り替え制御を行う制御部とを備えることを特徴とするダンプトラックの自律走行システム。
  2. 請求項1に記載のダンプトラックの自律走行システムにおいて、
    前記制御部は、前記地図データと前記マスター地図データのバージョン情報が一致する場合にのみ、前記他のモードから前記自律モードへの切り替えを許可することを特徴とするダンプトラックの自律走行システム。
  3. 請求項1に記載のダンプトラックの自律走行システムにおいて、
    前記制御部は、前記自律走行システムの始動時に前記地図データと前記マスター地図データのバージョン情報を確認し、前記地図データと前記マスター地図データのバージョン情報が一致する場合にのみ、前記自律モードへの切り替えを許可することを特徴とするダンプトラックの自律走行システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のダンプトラックの自律走行システムにおいて、
    前記制御部は、前記自律モードが選択されている場合に前記地図データと前記マスター地図データのバージョン情報が一致しないとき、前記自律モードから前記他のモードに切り替えることを特徴とするダンプトラックの自律走行システム。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のダンプトラックの自律走行システムにおいて、
    前記自律モードと前記他のモードのいずれかがオペレータによって選択される入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記地図データと前記マスター地図データのバージョン情報が一致しない場合、前記入力部を介した前記自律モードの選択を不可能にすることを特徴とするダンプトラックの自律走行システム。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載のダンプトラックの自律走行システムにおいて、
    前記地図データと前記マスター地図データのバージョン情報が一致しない場合、前記地図データを最新のものに更新する地図更新部をさらに備えることを特徴とするダンプトラックの自律走行システム。
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