JP6352841B2 - 車載端末装置及び交通管制システム - Google Patents

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Description

本発明は、車載端末装置及び交通管制システムに係り、特に鉱山内で走行する車両同士が干渉しないように制御するための技術に関する。
露天掘り鉱山等において、掘削した鉱石を搬送するダンプトラック等の無人車両を自律走行させる場合、道路を整備するドーザやグレーダ、埃が立たないようにする散水車、パトロール等をするサービスカー等の有人車両と無人車両が干渉しないように制御する必要がある。
そのための従来技術の1つとして、例えば、自己の車両位置を計測する車両位置計測装置を備えた複数の車両と、これら複数の車両それぞれから送信される位置データを受信し、この受信された位置データに基づき、複数の車両の相互の位置関係を監視しつつこれら複数の車両に対して走行、停止等を指示する指示データを送信する監視局とから構成された車両監視システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2000−339029号公報
上述した特許文献1に開示された従来技術では、監視局が各車両の位置関係を常時把握し、これらの位置関係に応じて、車両同士の干渉を回避すべく予め設定された制御を実行するようにしている。しかしながら、各車両と監視局との間の通信が途絶する等の通信環境に不具合が生じている間は、監視局が各車両の相互の位置関係を把握することができず、適切な制御を実行することが困難になる。そのため、監視局は、実際には車両同士が干渉する可能性が低い場合であっても、作業の安全性を考慮して各車両を停止させる等の処理が必要となるので、通信環境の不具合に伴って作業効率が低下することが問題になっている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、通信環境に不具合が生じても、車両同士の干渉を抑制すると共に、作業効率を向上させることができる車載端末装置及び交通管制システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、鉱山内において自律走行する無人車両を含む車両同士の干渉を回避するための交通管制を行う交通管制サーバに無線通信回線を介して接続され、運転者が搭乗して走行する前記車両に搭載された車載端末装置であって、前記交通管制サーバにより前記車両の走行経路の部分区間が前記車両の走行を許可する区間として割り当てられた走行許可区間に基づいて、前記運転者に対して自車両の走行を指示する処理を行う走行指示処理装置を備え、前記走行指示処理装置は、当該走行指示処理装置に接続された位置取得装置から取得した自車両の現在位置及び前記走行許可区間に基づいて、自車両の現在位置から前記走行許可区間の終端までの前記走行経路に沿う距離を示す走行許可残存距離を算出する残存距離算出部と、前記残存距離算出部によって算出された前記走行許可残存距離に基づいて、前記走行許可区間における自車両の上限速度を算出する上限速度算出部と、自車両の現在速度、前記車載端末装置内に記憶されている前記走行許可区間内での規定速度、前記上限速度算出部によって算出された前記上限速度、及び当該上限速度に対応する所定の警告情報を、前記走行指示処理装置に接続された出力装置から出力させて前記運転者に提示する情報提示部とを含み、前記情報提示部は、速度表示領域及び当該速度表示領域と並べて表示された警告情報表示領域を含み、前記規定速度を示すマーカと、前記上限速度を示すマーカと、前記現在速度を示すポインタとは、前記速度表示領域に配置されており、前記規定速度を示すマーカと前記上限速度を示すマーカは、前記速度表示領域の同一周上に配置され当該周方向に沿って互いに独立して移動し、前記現在速度を示すポインタの先端は、前記周方向に沿って移動し、前記所定の警告情報は、前記警告情報表示領域に表示されることを特徴としている。
また、本発明は、鉱山内において自律走行する無人車両を含む車両同士の干渉を回避するための交通管制を行う交通管制サーバと、この交通管制サーバに無線通信回線を介して接続され、運転者が搭乗して走行する前記車両に搭載された車載端末装置とを備えた交通管制システムであって、前記交通管制サーバは、前記車両の走行経路の部分区間を、前記車両の走行を許可する走行許可区間として設定する走行許可区間設定部を備え、前記車載端末装置は、前記走行許可区間設定部によって設定された前記走行許可区間に基づいて、前記運転者に対して自車両の走行を指示する処理を行う走行指示処理装置を備え、前記走行指示処理装置は、当該走行指示処理装置に接続された位置取得装置から取得した自車両の現在位置及び前記走行許可区間に基づいて、自車両の現在位置から前記走行許可区間の終端までの前記走行経路に沿う距離を示す走行許可残存距離を算出する残存距離算出部と、前記残存距離算出部によって算出された前記走行許可残存距離に基づいて、前記走行許可区間における自車両の上限速度を算出する上限速度算出部と、自車両の現在速度、前記車載端末装置内に記憶されている前記走行許可区間内での規定速度、前記上限速度算出部によって算出された前記上限速度、及び当該上限速度に対応する所定の警告情報を、前記走行指示処理装置に接続された出力装置から出力させて前記運転者に提示する情報提示部とを含み、前記情報提示部は、速度表示領域及び当該速度表示領域と並べて表示された警告情報表示領域を含み、前記規定速度を示すマーカと、前記上限速度を示すマーカと、前記現在速度を示すポインタとは、前記速度表示領域に配置されており、前記規定速度を示すマーカと前記上限速度を示すマーカは、前記速度表示領域の同一周上に配置され当該周方向に沿って互いに独立して移動し、前記現在速度を示すポインタの先端は、前記周方向に沿って移動し、前記所定の警告情報は、前記警告情報表示領域に表示されることを特徴としている。
本発明の車載端末装置及び交通管制システムによれば、通信環境に不具合が生じても、車両同士の干渉を抑制すると共に、作業効率を向上させることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係る交通管制システムの概略構成を示す図である。 図1に示す搬送路の詳細を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る管制サーバのハードウェア構成、及びダンプ端末装置のハードウェア構成を含むダンプトラックの構成を示す図である。 図3に示すマスタ地図情報DBに格納された地図情報の構成を示す図であり、(a)図はノード情報の構成を示す図、(b)図はリンク情報の構成を示す図である。 図3に示す区間情報DBに格納された区間情報の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る有人車両端末装置のハードウェア構成を含む有人車両の構成を示す図である。 図3に示す管制サーバ及びダンプ端末装置の主な機能を示す機能ブロック図である。 図7に示す走行許可区間設定部による走行許可区間の設定処理を説明する図であり、(a)図は各ダンプトラックに対して設定された走行許可区間を示す図、(b)図は後続のダンプトラックに対して新たに設定された走行許可区間を示す図、(c)図は開放区間を示す図である。 図6に示す有人車両端末装置の主な機能を示す機能ブロック図である。 走行許可区間Sを走行する有人車両の位置Nと上限速度Vmaxとの関係を示す図である。 図9に示す端末側表示装置の表示画面の構成を説明する図であり、(a)図は有人車両が図10の位置Naを走行したときの表示例を示す図、(b)図は有人車両が図10の位置Nbを走行したときの表示例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る有人車両端末装置の処理動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る端末側表示装置の表示画面の構成を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る有人車両端末装置の主な機能を示す機能ブロック図である。
以下、本発明に係る車載端末装置及び交通管制システムを実施するための形態を図に基づいて説明する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一又は関連する符号を付し、その繰返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一又は同様な部分の説明を原則として繰返さない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態は、鉱山においてショベルやホイールローダ等の積込機が積込んだ土砂や鉱石等を搬送し、運転者が搭乗することなく自律走行するダンプトラック(無人車両に相当する)と、ドーザ、グレーダ、散水車、及びサービスカーのような運転者が搭乗して走行する有人車両(無人車両に運転者が搭乗する場合も含む)と、これらのダンプトラック及び有人車両が干渉するのを回避するための交通管制を行う交通管制サーバ(以下、便宜的に「管制サーバ」と略記する)とを無線通信回線で接続した交通管制システムに係り、特に有人車両に搭乗した運転者に対して自車両の走行の指示を与える点に特徴がある。以下、本発明の第1実施形態に係る交通管制システムについて、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1実施形態に係る交通管制システムの概略構成について、図1を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る交通管制システム1は、鉱山等の採石場及び積込場を含む作業場としての積込場61で、土砂や鉱石等の積込作業を行うショベル10と、このショベル10から積み込まれた土砂や鉱石等の積荷を搬送するための自律走行車両からなるダンプトラック20(無人車両に相当する)と、このダンプトラック20と同様の別の車両のうち運転者が搭乗したダンプトラック71、ドーザ(図示せず)、散水車(図示せず)、及びサービスカー72等の有人車両70と、採石場の近傍若しくは遠隔の管制センタ30に設置された管制サーバ31とを、無線通信回線40を介して互いに通信接続して構成される。
ダンプトラック20は、鉱山内で予め設定された搬送路60に沿って積込場61及び放土場62,63(図2参照)の間を往復し、積荷を搬送する。
鉱山内には、複数の無線基地局41−1,41−2,41−3が設置される。そして、これらの無線基地局41−1,41−2,41−3を経由して、無線通信の電波が送受信される。
ショベル10、ダンプトラック20、及び有人車両70は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の少なくとも3つの航法衛星50−1,50−2,50−3から測位電波を受信して自車両の位置を算出するための位置算出装置(図1では図示を省略する)を備える。すなわち、これらの航法衛星50−1,50−2,50−3及び位置算出装置が、車両の現在位置を取得する位置取得装置として機能する。GNSSとして、例えばGPS(Global Positioning System)、GLONASS、GALILEOを用いてもよい。ダンプトラック20や有人車両70は実際には複数存在し、それぞれが管制サーバ31と無線で通信を行う。
ダンプトラック20は、管制サーバ31からの指示に従って自律走行をするための車載端末装置(以下、便宜的に「ダンプ端末装置」と略記する)26を搭載する。
有人車両70は、他の車両20と干渉しないように、管制サーバ31からの指示を受け、運転者に対して自車両の走行の指示を与えるための車載端末装置(以下、便宜的に有人車両端末装置と略記する)76を搭載する。なお、図示を省略するものの、ショベル10にも有人車両端末装置76を搭載してもよい。
管制サーバ31は、無線通信回線40に接続するためのアンテナ32に接続される。そして、管制サーバ31は、アンテナ32、無線基地局41−1,41−2,41−3を経由してダンプ端末装置26及び有人車両端末装置76のそれぞれと通信する。
図2は、図1の搬送路60の詳述を示す図であり、ダンプトラック20や有人車両70が走行する露天掘り鉱山現場の構成例を示す。搬送路60は、積込場61と、放土場62及び放土場63とを連結する。ダンプトラック20は、積込場61で表土や鉱石等を積込み、搬送路60を走行してそれらを放土場62又は放土場63に搬送する。
積込場61は、ショベル10が掘った表土や鉱石等をダンプトラック20に積込む作業場である。
放土場62は、ダンプトラック20が掘削現場から搬送した表土等がこの場所で放土され、層状あるいは放射状に展開する作業場である。
放土場63は、鉱石を破砕処理するクラッシャ(図示せず)等が設置された作業場である。クラッシャが破砕した鉱石は、ベルトコンベア等により貨車による積出し場あるいは処理設備等に搬送される。
上記各作業場では、オペレータがドーザに搭乗して、こぼれた土砂をダンプトラック20の走行の妨げにならない位置によけたり、位置情報を測定する測定車に搭乗して、作業場内を走行して位置情報の計測をしたりする。
搬送路60上には、ダンプトラック20の進行方向が異なる二つの走行経路64が設けられる。各走行経路64は、上り車線及び下り車線を構成する。各走行経路64は、各作業場の入口又は出口を相互に連結する。各作業場の走行経路は、作業場内におけるダンプトラック20の停車位置の移動、例えば、積込点の移動や放土点の移動に伴って、随時生成される。
走行経路64は、地図上で設定された座標値として与えられる。ダンプトラック20は、位置センサ(GPS)により特定した自己位置と走行経路64の座標値を比較しながら加減速やステアリングを制御することにより、走行経路64に沿って無人で走行する。走行経路64及びノード65の情報は、管制サーバ31の地図データ、及びダンプトラック20の地図データとして同一の情報が格納される。管制サーバ31はノード65間として規定される走行区間毎に走行許可の付与・解除を行い、その情報をダンプトラック20に通知することにより、ダンプトラック20同士の干渉を避けるように走行を制御する。隣接するノード65間はリンク66という。
次に、本発明の第1実施形態に係る管制サーバ31のハードウェア構成、及びダンプ端末装置26のハードウェア構成を含むダンプトラック20の構成について、図3を参照しながら詳細に説明する。
図3に示すように、管制サーバ31は、サーバ側制御装置311、サーバ側入力装置312、サーバ側表示装置313、サーバ側通信装置314、通信バス315、マスタ地図情報データベース(以下、便宜的にデータベースを「DB」と略記する)316、及び走行許可区間情報DB(以下、便宜的に「区間情報DB」と略記する)317を含んで構成される。
サーバ側制御装置311は、管制サーバ31の各構成要素の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等の演算・制御装置の他、管制サーバ31で実行されるプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置、また、CPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)、を含むハードウェアを用いて構成される。管制サーバ31で実行されるプログラムの機能構成は図7を参照して後述する。また、サーバ側制御装置311は、管制サーバ31で実行される機能を実現するための集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)を用いて構成してもよい。
サーバ側入力装置312は、マウス、キーボード等の入力装置により構成され、例えばダンプトラック20の自律走行を制御したり、有人車両70の走行を指示したりするのに必要な情報を入力する操作をオペレータが行う際のユーザインタフェースとして機能する。
サーバ側表示装置313は、液晶モニタ等により構成され、オペレータに対して情報を表示して提供するインターフェースとして機能する。
サーバ側通信装置314は、有線通信回線33や無線通信回線40に通信接続するための装置により構成される。サーバ側通信装置314は、ダンプトラック20及び有人車両70から後述の区間要求情報を受信すると共に、後述の区間応答情報と不許可応答情報をダンプトラック20及び有人車両70へ送信する。
通信バス315は、各構成要素を互いに電気的に接続する。
マスタ地図情報DB316は、情報を固定的に記憶するHDD等の記憶装置を用いて構成され、搬送路60上の各ノード65の位置情報(座標値)と、各ノード65を連結するリンク66とにより定義された地図情報を記憶する。また、鉱山の地形情報や、各ノード65の絶対座標(測位電波を基に算出される3次元実座標)を含んでもよい。各ノード65及びリンク66には、それらのノード65及びリンク66を固有に識別する位置識別情報(以下、便宜的に「ノードID」、「リンクID」と称する)が付与される。
地図情報は、例えば図4(a)に示すように、ノードID401とノード座標402とを関連付けたノード情報400、並びに図4(b)に示すように、リンクID421と、当該リンクの前端部のノード(前方ノードID)422と、後端部のノード(後方ノードID)423と、制限速度424及び搬送路60の曲率425等のリンクの属性情報とを関連付けたリンク情報420とを含んでいる。なお、地図情報には、走行経路64上を走行するダンプトラック20の向きを含んでも良い。
区間情報DB317は、情報を固定的に記憶するHDD等の記憶装置を用いて構成され、ダンプトラック20と有人車両70の現在位置やダンプトラック20と有人車両70に割り当てられた走行許可区間を含む区間情報を記憶する。この区間情報は、例えば図5に示すように、各車両を固有に識別する車両ID501と、当該車両に対して設定された走行許可区間の前方境界点(ノードIDで示す、後方境界点も同様)502と、後方境界点503と、各車両に対して現在設定されている最終目的地座標を示す目的地504と、車両の実際の走行速度505と、車両が前方又は後方のどちらに走行しているかを示す走行向き506と、各車両から定期的又は必要に応じて通知されるその車両の現在位置507とを関連付けて構成されている。
このような構成の各マスタ地図情報DB316及び区間情報DB317は、地図情報や区間情報を記憶する記憶部だけを備え、サーバ側制御装置311がそれらのDBの更新・検索処理を行ってもよいし、各DBに情報の更新・検索処理を行うエンジンを搭載したものでもよい。
一方、ダンプトラック20は、電気駆動ダンプトラックであって、図3に示すようにダンプ端末装置26の他、ダンプ端末装置26の指示を受けて加減速やステアリングを制御する車両制御装置27、センサ装置28、及び位置算出装置29を備える。
ダンプ端末装置26は、端末側制御装置261、端末側入力装置262、端末側表示装置263、端末側通信装置264、通信バス265、及び端末側地図情報DB266を含んで構成される。
端末側制御装置261、端末側入力装置262、端末側表示装置263、端末側通信装置264、通信バス265、及び端末側地図情報DB266のそれぞれは、サーバ側制御装置311、サーバ側入力装置312、サーバ側表示装置313、サーバ側通信装置314、通信バス315、及びマスタ地図情報DB316のそれぞれと同一の構成であるので、重複する説明を省略する。上記端末側地図情報DB266は、マスタ地図情報DB316に格納された地図情報と同じ地図情報を格納する。
車両制御装置27は、回生ブレーキ271、機械ブレーキ272、ステアリング制御装置273、及び加速制御装置274を含む。車両制御装置27は、ダンプ端末装置26に電気的に接続され、管制サーバ31からの指示に従ってダンプトラック20を自律走行させる。
センサ装置28は、例えば、ミリ波レーダや前方カメラ等、ダンプトラック20の走行方向(進行方向)前方の障害物を検知するための外界センサ281と、ダンプトラック20の前輪の近傍に設けられ、前輪の回転速度を検出する車輪速センサ282とを含み、この車輪速センサ282は、ダンプトラック20の従動輪の回転速度を検出するものであることから、車両の速度を検出するものとみなすことができる。
位置算出装置29は、航法衛星50−1,50−2,50−3(図1参照)からの測位電波を基に自車両の現在位置を算出する。算出された自車両の現在位置は、ダンプ端末装置26から管制サーバ31に対して送信される。
次に、本発明の第1実施形態に係る有人車両端末装置76のハードウェア構成を含む有人車両70の構成について、図6を参照しながら詳細に説明する。
図6に示すように、有人車両70は、ダンプトラック20と同様に、有人車両端末装置76の他、運転者の操作により加減速やステアリングを制御する車両制御装置77、センサ装置78、及び位置算出装置79を備えている。
有人車両端末装置76もダンプ端末装置26と同様、端末側制御装置761、端末側入力装置762、端末側表示装置(出力装置)763、端末側通信装置764、通信バス765、及び端末側地図情報DB766を含んでいる。これらの各構成要素はダンプ端末装置26の構成と同様であるので、重複する説明を省略する。
車両制御装置77は、回生ブレーキ771、機械ブレーキ772、ステアリング制御装置773、及び加速制御装置774を含む。車両制御装置77は、有人車両70を加速させるアクセルペダルや有人車両70を減速させるブレーキペダル等の運転操作装置77Aに電気的に接続され、運転者が端末側表示装置763の表示画面を適宜確認しながら運転操作装置77Aを操作することにより、車両制御装置77を介して自車両を走行させる。
センサ装置78は、外界センサ781及び車輪速センサ782を含む。センサ装置78及び位置算出装置79の各構成要素は、ダンプトラック20と同様であるので、重複する説明を省略する。
次に、本発明の第1実施形態に係る管制サーバ31及びダンプ端末装置26の機能を示す具体的な構成について、図7及び図8を参照しながら詳細に説明する。
図7に示すように、管制サーバ31のサーバ側制御装置311は、配車管理部311a、走行許可区間設定部311b、走行管制部311c、及びサーバ側通信制御部311dを備える。
配車管理部311aは、ダンプトラック20及び有人車両70の目的地を設定し、マスタ地図情報DB316に格納された地図情報を参照して現在位置から目的地に至る走行経路64を決定する。
走行許可区間設定部311bは、ダンプトラック20及び有人車両70に対し、マスタ地図情報DB316に格納された地図情報を参照し、搬送路60上の走行経路64の部分区間を、ダンプトラック20の走行を許可する走行許可区間として設定し、当該走行許可区間の位置を示す区間情報を生成する。
走行許可区間設定部311bは、区間情報DB317に格納された区間情報に対し、新たに生成した区間情報を上書きして更新する。区間情報には、上述したように、走行許可区間の最前端のノードである前方境界点502のノードID、及び最後端のノードである後方境界点503のノードIDが含まれる。区間情報には、ダンプトラック20及び有人車両70に対して設定された走行許可区間が含まれるので、区間情報を参照すると、ダンプトラック20及び有人車両70がどの走行許可区間に存在するか、また地図情報を参照することでそのダンプトラック20及び有人車両70の走行方向が把握される。
走行許可区間設定部311bは、ダンプ端末装置26から新たな走行許可区間の設定を要求する情報(以下、便宜的に「区間要求情報」と称する)を受信すると、これに応じて走行許可区間の設定処理を行う。走行許可区間設定部311bは、新たな走行許可区間を設定した際にはその走行許可区間を示す区間応答情報を生成し、区間応答情報を生成できなかった場合には走行不許可を示す不許可応答情報を生成する。
走行管制部311cは、ダンプトラック20及び有人車両70の走行速度、ダンプトラック20及び有人車両70の走行又は発進許可、表示停止、及び給油時期等を示す管制情報を生成する。
サーバ側通信制御部311dは、ダンプ端末装置26及び有人車両端末装置76との間の無線通信の制御を行う。ダンプ端末装置26及び有人車両端末装置76との間で区間要求情報、区間応答情報、不許可応答情報、及び管制情報を送受信するための制御を行う。
次に、ダンプ端末装置26について説明する。ダンプ端末装置26の端末側制御装置261は、自律走行制御部261a、端末側通信制御部261b、及び要求情報処理部261cを備える。
自律走行制御部261aは、位置算出装置29から自車両の現在位置を取得し、端末側地図情報DB266の地図情報を参照して、区間情報に含まれる走行許可区間に従って自車両を走行させるための制御を車両制御装置27に対して行う。また、自律走行制御部261aは、センサ装置28の検知結果に基づいて前方障害物の有無を判定し、障害物との干渉、衝突の回避動作の有無も判定し、必要があれば制動動作のための制御を行う。
端末側通信制御部261bは、管制サーバ31との間で行う無線通信の制御を行う。端末側通信制御部261bは、区間要求情報の送信と、区間応答情報、不許可応答情報、及び管制情報の受信と、を行う。
要求情報処理部261cは、端末側地図情報DB266に格納された地図情報及び位置算出装置29が算出した現在位置を基に、ダンプトラック20が区間要求情報を送信する地点に到達したかどうかを判断し、要求地点に到達すると区間要求情報を生成して端末側通信制御部261bを介して管制サーバ31に対して区間要求情報を送信する。
上述のように構成された管制サーバ31における配車管理部311a、走行許可区間設定部311b、走行管制部311c、及びサーバ側通信制御部311dは、これらの機能を実現するプログラムが図3に示すサーバ側制御装置311(ハードウェア)により実行されることにより実現する。
同様に、上述のように構成されたダンプ端末装置26における自律走行制御部261a、端末側通信制御部261b、及び要求情報処理部261cは、これらの機能を実現するプログラムが図3に示す端末側制御装置261(ハードウェア)により実行されることにより実現する。
ここで、管制サーバ31における走行許可区間設定部311bよる走行許可区間の設定処理について、図8を参照しながら詳細に説明する。
図8(a)に示すダンプトラック20−1,20−2は、矢印A方向に向かって走行中のダンプトラックである。区間Saはダンプトラック20−1に対して設定された走行許可区間である。区間Sbはダンプトラック20−2に対して設定された走行許可区間である。距離Dは、ダンプトラック20の現在位置から走行許可区間Saの前方境界点(終端)までの走行経路64に沿う距離を示す走行許可残存距離である。距離Daは、区間要求情報の送信を開始する走行許可要求開始距離である。以下の説明において、ダンプトラック20−1,20−2を区別しない場合は、ダンプトラック20と記載する。
走行許可要求開始距離Daは、ダンプトラック20が停止可能な距離(以下「停止可能距離」といい、UVSLで表す)よりも長い距離であり、例えば、UVSLに所定のオフセット距離mを加えた距離として定義される。この場合、走行許可要求開始距離Daは下式(1)で表せる。また、UVSLは、ダンプトラック20の現在速度から停止できる距離を基に算出され、例えば下式(2)により表せる。
但し m:マージン
但し cu:無人ダンプの停止可能距離を求めるために定められた係数
Mu:無人ダンプの積荷を含めた質量
Vu:無人ダンプの現在速度
fu:無人ダンプの制動力
所定のオフセット距離mの値は、例えば、無線通信にかかる時間や無線通信の障害の発生度合い等を考慮して設定される。ダンプトラック20の速度Vuは、ダンプトラック20の現在速度を車輪の回転数等から測定したもの、すなわち車輪速センサ282の検出値であってもよく、また、ダンプトラック20の現在の走行位置に対してマスタ地図情報DB316及び端末側地図情報DB266に格納された地図情報に設定されている最大許容速度を用いてもよい。
ダンプトラック20の走行許可残存距離Dが走行許可要求開始距離Da以下となったとき、ダンプトラック20は、管制サーバ31に対して区間要求情報を送信する。区間要求情報はダンプトラック20の現在位置の情報を含む。
走行許可区間設定部311bは、ダンプトラック20−1から区間要求情報を受信すると、送られてきた区間要求情報に含まれる現在位置の情報に基づいて、ダンプトラック20−1の存在する区間(隣接するノード65間の走行経路64に相当する)を特定する。そして、ダンプトラック20−1の進行方向前方に向かって、ダンプトラック20−1の存在する区間の終端から走行許可付与長さ以上となる区間について走行許可を与える。但し、他の車両に許可が与えられている区間がある場合には、その手前までについて走行許可区間を与える。
図8(b)に示す例では、ダンプトラック20−1の存在する区間はS0であり、その終端から走行許可付与長さLに含まれる区間は、区間S1,S2,S3,S4となる。但し、区間S3,S4は、既にダンプトラック20−2に走行許可区間Sbとして与えられている。そこで、ダンプトラック20−1に対して新たに設定できる走行許可区間の候補は、区間S1,S2となるが、区間S1は既にダンプトラック20−1に対して設定されている走行許可区間Saに含まれている。従って、走行許可区間設定部311bは、区間S2のみを新たな走行許可区間として設定する。
走行許可区間設定部311bは、走行許可が与えられた区間のうちダンプトラック20が通過した区間を所定のタイミングで解除する。具体的には、図8(c)に示すように、走行許可区間設定部311bは、解除対象となる区間S3の終端からダンプトラック20−2の位置までの距離Dcが予め定められた走行許可解除距離Db以上となったときに、区間S3を走行許可区間Sbから解除する。解除された区間S3は、後続のダンプトラック20−1の走行許可区間Saとして設定可能になる。
ダンプトラック20−1,20−2同士は、以上のような走行許可区間Sa,Sbの割り当てによって相互に干渉することを防止することができる。このように、走行経路64を走行する車両が無人車両としてのダンプトラック20−1,20−2である場合には、端末側制御装置261によって走行許可区間Sa,Sb内の的確な走行が可能となるが、車両が有人車両70である場合には、運転者による表示や指示の見落とし等によって、他の車両の走行許可区間に誤って侵入してしまう可能性があるので、それに対する対策が必要である。
そこで、本発明の第1実施形態に係る有人車両端末装置76の端末側制御装置761は、管制サーバ31により割り当てられた走行許可区間に基づいて、運転者に対して自車両の走行を指示する処理を行う走行指示処理装置としての機能を備えている。なお、有人車両70の運転者に対しては、自車両に割り当てられた走行許可区間の範囲内を走行する限り、基本的に自由な走行が認められるが、自車両が走行許可区間の終端に接近した際に走行許可区間内で確実に停止することが求められる。これに対し、有人車両70の運転者に走行許可区間の終端までの距離を提示することも考えられるが、一般に、運転者が目標物を見ながら自車両を停止させるのに比べて、距離の数値だけから自車両を目標位置に停止させるのは困難である。そのため、本発明の第1実施形態は、運転者に対して自車両を走行許可区間内で停止させるための指標となる上限速度を提示する例を示す。
以下、本発明の第1実施形態に係る有人車両端末装置76の機能を示す具体的な構成について、図9〜図11を参照しながら詳細に説明する。
図9に示すように、端末側制御装置761は、残存距離算出部761a、上限速度算出部761b、表示制御部761c、要求情報処理部761d、及び端末側通信制御部761eを備える。これらの要求情報処理部761d及び端末側通信制御部761eは、ダンプ端末装置26の構成と同様であるので、重複する説明を省略する。なお、有人車両70に搭載される位置算出装置79が算出した自車両の現在位置を示す位置情報は、端末側通信制御部761eを介して管制サーバ31に送信される。また、有人車両70が無人車両としてのダンプトラック20に運転者が搭乗したダンプトラック71である場合には、端末側制御装置761は、上述した構成要素の他、ダンプ端末装置26と同様の自律走行制御部261aも備える。
残存距離算出部761aは、端末側制御装置761に接続された位置算出装置79が算出した自車両の現在位置、及び管制サーバ31によって自車両に割り当てられた走行許可区間に基づいて、走行許可残存距離Dを算出する。
上限速度算出部761bは、残存距離算出部761aによって算出された走行許可残存距離Dに基づいて、走行許可区間における自車両の上限速度を算出する。具体的には、上限速度算出部761bは、例えば図10に示すように、自車両が現在位置Nから走行して走行許可区間Sの終端から所定のマージン距離dだけ手前の目標位置(以下、便宜的に停止目標位置と称する)で停止可能な速度として上限速度Vmaxを算出する。この上限速度Vmaxは、下式(3)を用いて求めることができる。
但し fh:有人車両の制動力
Mh:有人車両の積荷を含めた質量
従って、マージン距離dが0の値に予め設定されていれば、上限速度Vmaxは、走行許可区間Sの終端で停止可能な速度として求められる。なお、上限速度算出部761bは、自車両の制動距離に影響を与えるパラメータを加味して上限速度Vmaxを算出してもよい。このようなパラメータとしては、例えば、上り坂や下り坂等の走行経路64の勾配や路面の滑り易さ等が挙げられる。走行経路64の勾配は、地図情報から得られる走行経路64の高低情報を基に算出可能であり、路面の滑り易さは、運転者が端末側入力装置762を用いて入力した天候や路面状態の情報を基に算出可能である。また、有人車両70の制動力fhとしては、例えば、運転者がアクセルペダルから足を外すことによって作動する回生ブレーキ771による制動力に基づくものであってもよい。このように、上限速度算出部761bによる自車両の上限速度Vmaxの算出において、自車両の制動距離に影響を与えるパラメータを考慮することにより、精度の高い上限速度Vmaxの算出結果を得ることができる。
表示制御部761cは、上限速度算出部761bによって算出された上限速度Vmax、及び当該上限速度Vmaxに対応する所定の警告情報を、端末側制御装置761に接続された端末側表示装置763から出力させて運転者に提示する情報提示部として機能する。
次に、表示制御部761cによる端末側表示装置763への上限速度Vmax及び警告情報の表示制御の処理について、図11を参照しながら詳細に説明する。
図11(a)、(b)に示すように、上限速度Vmaxに関する端末側表示装置763の表示画面には、自車両の現在速度を示す現在速度インジケータ763a、自車両が走行許可区間S内を走行するのに適した速度、すなわち適正速度を示す適正速度インジケータ763b、及び走行許可区間Sにおける自車両の現在位置Nに対する上限速度Vmaxを示す上限速度インジケータ763cが映し出される。本発明の第1実施形態では、現在速度インジケータ763aは長針状に形成されており、内側の半円状の円弧C1に沿って移動する。適正速度インジケータ763bは白塗りの短針状に形成され、上限速度インジケータ763cは黒塗りの短針状に形成されており、これらの適正速度インジケータ763b及び上限速度インジケータ763cは外側の半円状の円弧C2に沿って移動する。また、上限速度Vmaxに関する端末側表示装置763の表示画面には、各インジケータ763a〜763cが指す位置に対応する速度を運転者が数値として把握するための目盛りが付してあってもよい。
警告情報に関する端末側表示装置763の表示画面には、自車両の速度が上限速度Vmaxに接近したときに、運転者に対して減速を促すDECELERATEライト763d、自車両の速度が上限速度Vmaxを超過したときに、運転者に対して機械ブレーキ772等の制動手段を用いた積極的な減速を促すBRAKEライト763e、及び自車両が走行許可区間Sの終端に接近し、新たな走行許可区間Sを取得していないとき、運転者に対して自車両を停止させて待機した状態を継続させることを促すSTOPライト763fが映し出される。
表示制御部761cは、図11(a)に示すように、車輪速センサ782によって検出された自車両の速度が高くなると、現在速度インジケータ763aを時計周りに回動させ、図11(b)に示すように、車輪速センサ782によって検出された自車両の速度が低くなると、現在速度インジケータ763aを反時計周りに回動させる制御を行う。また、表示制御部761cは、自車両の適正速度として、例えば、走行許可区間Sの最大許容速度を用い、この最大許容速度に対応する位置まで適正速度インジケータ763bを回動させる制御を行う。
さらに、表示制御部761cは、図11(a)に示すように、上限速度算出部761bによって算出された上限速度Vmaxが高くなると、上限速度インジケータ763cを時計周りに回動させ、図11(b)に示すように、上限速度算出部761bによって算出された上限速度Vmaxが低くなると、上限速度インジケータ763cを反時計周りに回動させる制御を行う。なお、上限速度算出部761bによって算出された上限速度Vmaxがそのまま低くなると、自車両の適正速度が上限速度Vmaxと一致するので、適正速度インジケータ763bと上限速度インジケータ763cが重なりながら上限速度Vmaxの低下に伴って共に反時計周りに回動する。
表示制御部761cは、車輪速センサ782によって検出された自車両の速度が所定の警告速度Va以上であるとき、DECELERATEライト763dを点灯させ、車輪速センサ782によって検出された自車両の速度が警告速度Va未満であるとき、DECELERATEライト763dを消灯させる制御を行う。上述の警告速度Vaは、例えば、上限速度Vmaxから所定のマージン速度Vmを引いた値に設定されている(Va=Vmax−Vm)。
表示制御部761cは、車輪速センサ782によって検出された自車両の速度が上限速度Vmax以上であるとき、BRAKEライト763eを点灯させ、車輪速センサ782によって検出された自車両の速度が上限速度Vmax未満であるとき、BRAKEライト763eを消灯させる制御を行う。
また、表示制御部761cは、残存距離算出部761aによって算出された走行許可残存距離Dが所定の閾値Ds(図10参照)以下であるとき、STOPライト763fを点灯させ、残存距離算出部761aによって算出された走行許可残存距離Dが閾値Dsより大きいとき、STOPライト763fを消灯させる制御を行う。すなわち、表示制御部761cは、STOPライト763fを点灯させることにより、自車両の停止を促す停止情報の提示を行う。上述の閾値Dsは、例えば図10に示すように、走行許可区間Sの終端から停止目標位置よりも手前に設定された位置までの距離(以下、便宜的に目標到達判定距離と称する)に予め定められており、走行許可残存距離Dがこの目標到達判定距離Ds以下になった時点で、有人車両70が停止目標位置の付近に到達したことになる。
このように構成された有人車両端末装置76に備えられる残存距離算出部761a、上限速度算出部761b、表示制御部761c、要求情報処理部761d、及び端末側通信制御部761eは、これらの機能を実現するプログラムが図6に示す端末側制御装置761(ハードウェア)により実行されることにより実現する。
次に、本発明の第1実施形態に係る有人車両端末装置76の処理動作について、図12のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
まず、有人車両端末装置76における端末側制御装置761の要求情報処理部761dは、端末側制御装置761の残存距離算出部761aの算出結果を入力し、残存距離算出部761aによって算出された走行許可残存距離Dが走行許可要求開始距離Da以下であるかどうかを判断する((ステップ(以下、Sと記す)1201))。このとき、要求情報処理部761dは、走行許可残存距離Dが走行許可要求開始距離Daよりも大きいと判断すると(S1201/NO)、走行許可を更新しないで後述のS1203の処理へ進む。
S1201において、要求情報処理部761dは、走行許可残存距離Dが走行許可要求開始距離Da以下であると判断すると(S1201/YES)、端末側通信制御部761e及び端末側通信装置764を介して区間要求情報を管制サーバ31へ送信することにより、管制サーバ31から新たな走行許可区間Sを取得して更新する(S1202)。
次に、端末側制御装置761の上限速度算出部761bは、残存距離算出部761aの算出結果を入力し、残存距離算出部761aによって算出された走行許可残存距離Dが目標到達判定距離Dsよりも大きいかどうかを判定する(S1203)。このとき、上限速度算出部761bは、走行許可残存距離Dが目標到達判定距離Dsよりも大きいと判定すると(S1203/YES)、走行許可残存距離Dに基づいて、走行許可区間Sにおける自車両の上限速度Vmaxを算出し(S1204)、その算出結果を端末側制御装置761の表示制御部761cへ出力する。
次に、表示制御部761cは、上限速度算出部761bの算出結果を入力し、上限速度算出部761bによって算出された上限速度Vmaxからマージン速度Vmを減算して警告速度Vaを算出する(S1205)。そして、表示制御部761cは、車輪速センサ782の検出結果を入力し、車輪速センサ782によって検出された自車両の速度Vが警告速度Va未満であるかどうかを判断する(S1206)。このとき、表示制御部761cは、自車両の速度Vが警告速度Va未満であると判断すると(S1206/YES)、DECELERATEライト763d、BRAKEライト763e、及びSTOPライト763fを消灯させた後、S1201からの処理が繰返される。
一方、S1206において、表示制御部761cは、自車両の速度Vが警告速度Va以上であると判断すると(S1206/NO)、自車両の速度Vが上限速度Vmax未満であるかどうかを判断する(S1207)。このとき、表示制御部761cは、自車両の速度Vが上限速度Vmax未満であると判断すると(S1207/YES)、DECELERATEライト763dを点灯させ(S1208)、S1201からの処理が繰返される。これにより、有人車両70の運転者は、端末側表示装置763の表示画面を確認し、DECELERATEライト763dの点灯の有無に応じて、自車両を加速させたり、あるいは減速させることにより、自車両を走行許可区間S内からはみ出すことなく停止させることができる。
S1207において、表示制御部761cは、自車両の速度Vが上限速度Vmax以上であると判断すると(S1207/NO)、BRAKEライト763eを点灯させ(S1209)、S1201からの処理が繰返される。また、S1203において、上限速度算出部761bは、走行許可残存距離Dが目標到達判定距離Ds以下であると判定すると(S1203/NO)、STOPライト763fを点灯させ(S1210)、S1201からの処理が繰返される。
従って、有人車両の70の運転者が走行許可区間Sの終端よりも著しく手前の位置で自車両を停止させた場合には、STOPライト763fが消灯しているので、運転者は、端末側表示装置763の表示画面に映し出された各インジケータ763a〜763cを確認しながら自車両を加速させたり、あるいは減速させることにより、自車両を走行許可区間S内で効率良く走行させることができる。また、運転者は、STOPライト763fが点灯した時点で自車両を停止させることにより、新たな走行許可区間Sを取得するまで自車両を適切な位置で待機させることができる。そして、自車両が新たな走行許可区間Sを取得すると、STOPライト763fが再び消灯するので、運転者は自車両の走行を円滑に開始することができる。
このように構成した本発明の第1実施形態に係る交通管制システム1及び有人車両端末装置76によれば、管制サーバ31から新たな走行許可区間Sを取得した後、運転者に対して自車両の走行を指示する処理は有人車両端末装置76で行われる。そのため、ダンプトラック20及び有人車両70と管制サーバ31との間の通信が途絶する等の通信環境に不具合が生じても、有人車両70の運転者は、端末側表示装置763の表示画面の各インジケータ763a〜763c及びライト763d〜763fを確認することにより、自車両を走行許可区間Sの端部まで安定して走行させることができる。このように、通信環境に不具合が生じても、ダンプトラック20及び有人車両70同士の干渉を抑制すると共に、作業効率を向上させることができる。
また、本発明の第1実施形態では、端末側表示装置763の表示画面に映し出された上限速度インジケータ763cが表す上限速度Vmaxは、自車両が現在位置Nから走行して走行許可区間Sの終端からマージン距離dだけ手前の停止目標位置で停止可能な速度を示しているので、運転者は、現在速度インジケータ763aが上限速度インジケータ763cを超えないように自車両の速度を調整することにより、自車両が走行許可区間S内からはみ出すのを未然に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る有人車両端末装置76Aの構成について、図13、図14を参照しながら詳細に説明する。
本発明の第2実施形態に係る有人車両端末装置76Aは、上述した第1実施形態の構成に加え、図13に示すように、上限速度Vmaxに関する端末側表示装置763の表示画面において、現在速度インジケータ763a、適正速度インジケータ763b、及び上限速度インジケータ763cの少なくとも1つが示す速度を数値により表示する速度表示部763gが映し出される。
この場合、本発明の第2実施形態に係る表示制御部761c1は、有人車両70の運転者による端末側入力装置762の操作に応じて、速度表示部763gの表示を自車両の現在速度、適正速度、及び上限速度Vmaxのうち運転者が選択した速度に切換える制御を行う。なお、図13に示す例では、上限速度Vmaxが50km/hである旨が速度表示部763gに表示されている。その他の第2実施形態の構成は第1実施形態と同じであり、第1実施形態と重複又は対応する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略している。
本発明の第2実施形態に係る有人車両端末装置76Aによれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果が得られる他、有人車両70の運転者は、自車両の速度に関する情報を端末側表示装置763の表示画面における各インジケータ763a〜763cから感覚的に把握できるだけでなく、端末側入力装置762を用いて選択した速度の情報を端末側表示装置763の表示画面における速度表示部763gから正確に把握することができる。これにより、運転者による精度の高い自車両の走行を実現することができる。
なお、上述した本実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
また、本実施形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。また、本実施形態に含まれる構成要素(処理動作等を含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須ではなく、適宜省略できる場合がある。
さらに、本実施形態に係る有人車両端末装置76,76Aは、端末側表示装置763の表示画面に映し出された各インジケータ763a〜763c及び各ライト763d〜763fを用いて、運転者に対して自車両の上限速度Vmaxと警告情報を提示した場合について説明したが、この場合に限らず、例えば、これらの上限速度Vmaxと警告情報を区別して把握可能な音声を出力したり、あるいはこのような音声と各インジケータ763a〜763c及びライト763d〜763fとを組み合わせてもよい。
1…交通管制システム、20,20−1,20−2…ダンプトラック(無人車両)、30…管制センタ、31…管制サーバ(交通管制サーバ)、40…無線通信回線、50−1,50−2,50−3…航法衛星(位置取得装置)、64…走行経路
70…有人車両、71…ダンプトラック、72…サービスカー、76,76A…有人車両端末装置(車載端末装置)、77…車両制御装置、78…センサ装置、79…位置算出装置(位置取得装置)
311…サーバ側制御装置、311a…配車管理部、311b…走行許可区間設定部、311c…走行管制部、311d…サーバ側通信制御部、
761…端末側制御装置(走行指示処理装置)、761a…残存距離算出部、761b…上限速度算出部、761c,761c1…表示制御部(情報提示部)、761d…要求情報処理部、761e…端末側通信制御部、762…端末側入力装置、763…端末側表示装置(出力装置)、763a…現在速度インジケータ、763b…適正速度インジケータ、763c…上限速度インジケータ、763d…DECELERATEライト、763e…BRAKEライト、763f…STOPライト、763g…速度表示部、764…端末側通信装置、765…通信バス、766…端末側地図情報DB、771…回生ブレーキ、772…機械ブレーキ、773…ステアリング制御装置、774…加速制御装置、781…外界センサ、782…車輪速センサ

Claims (7)

  1. 鉱山内において自律走行する無人車両を含む車両同士の干渉を回避するための交通管制を行う交通管制サーバに無線通信回線を介して接続され、運転者が搭乗して走行する前記車両に搭載された車載端末装置であって、
    前記交通管制サーバにより前記車両の走行経路の部分区間が前記車両の走行を許可する区間として割り当てられた走行許可区間に基づいて、前記運転者に対して自車両の走行を指示する処理を行う走行指示処理装置を備え、
    前記走行指示処理装置は、
    当該走行指示処理装置に接続された位置取得装置から取得した自車両の現在位置及び前記走行許可区間に基づいて、自車両の現在位置から前記走行許可区間の終端までの前記走行経路に沿う距離を示す走行許可残存距離を算出する残存距離算出部と、
    前記残存距離算出部によって算出された前記走行許可残存距離に基づいて、前記走行許可区間における自車両の上限速度を算出する上限速度算出部と、
    自車両の現在速度、前記車載端末装置内に記憶されている前記走行許可区間内での規定速度、前記上限速度算出部によって算出された前記上限速度、及び当該上限速度に対応する所定の警告情報を、前記走行指示処理装置に接続された出力装置から出力させて前記運転者に提示する情報提示部とを含み、
    前記情報提示部は、速度表示領域及び当該速度表示領域と並べて表示された警告情報表示領域を含み、前記規定速度を示すマーカと、前記上限速度を示すマーカと、前記現在速度を示すポインタとは、前記速度表示領域に配置されており、前記規定速度を示すマーカと前記上限速度を示すマーカは、前記速度表示領域の同一周上に配置され当該周方向に沿って互いに独立して移動し、前記現在速度を示すポインタの先端は、前記周方向に沿って移動し、
    前記所定の警告情報は、前記警告情報表示領域に表示される、
    ことを特徴とする車載端末装置。
  2. 請求項1に記載の車載端末装置において、
    前記現在速度を示すポインタの先端は、前記規定速度を示すマーカの先端及び前記上限速度を示すマーカの先端の移動軌跡上を移動することを特徴とする車載端末装置。
  3. 請求項1に記載の車載端末装置において、
    前記情報提示部は、前記残存距離算出部によって算出された前記走行許可残存距離が所定の閾値以下であるとき、自車両の停止を促す情報を前記警告情報表示領域に表示することを特徴とする車載端末装置。
  4. 請求項1に記載の車載端末装置において、
    前記上限速度算出部は、自車両が現在位置から走行して前記走行許可区間の終端から所定の距離だけ手前の目標位置で停止可能な速度として前記上限速度を算出することを特徴とする車載端末装置。
  5. 請求項1に記載の車載端末装置において、
    前記上限速度算出部は、自車両の制動距離に影響を与えるパラメータに基づいて前記上限速度を算出することを特徴とする車載端末装置。
  6. 請求項1に記載の車載端末装置において、
    前記情報提示部は、自車両の現在速度が前記上限速度に近接または前記上限速度を超過したときに、減速を促す情報を前記警告情報表示領域に表示し、さらに、前記終端に近接したときに、停止を促す情報を前記警告情報表示領域に表示することを特徴とする車載端末装置。
  7. 鉱山内において自律走行する無人車両を含む車両同士の干渉を回避するための交通管制を行う交通管制サーバと、この交通管制サーバに無線通信回線を介して接続され、運転者が搭乗して走行する前記車両に搭載された車載端末装置とを備えた交通管制システムであって、
    前記交通管制サーバは、前記車両の走行経路の部分区間を、前記車両の走行を許可する走行許可区間として設定する走行許可区間設定部を備え、
    前記車載端末装置は、前記走行許可区間設定部によって設定された前記走行許可区間に基づいて、前記運転者に対して自車両の走行を指示する処理を行う走行指示処理装置を備え、
    前記走行指示処理装置は、
    当該走行指示処理装置に接続された位置取得装置から取得した自車両の現在位置及び前記走行許可区間に基づいて、自車両の現在位置から前記走行許可区間の終端までの前記走行経路に沿う距離を示す走行許可残存距離を算出する残存距離算出部と、
    前記残存距離算出部によって算出された前記走行許可残存距離に基づいて、前記走行許可区間における自車両の上限速度を算出する上限速度算出部と、
    自車両の現在速度、前記車載端末装置内に記憶されている前記走行許可区間内での規定速度、前記上限速度算出部によって算出された前記上限速度、及び当該上限速度に対応する所定の警告情報を、前記走行指示処理装置に接続された出力装置から出力させて前記運転者に提示する情報提示部とを含み、
    前記情報提示部は、速度表示領域及び当該速度表示領域と並べて表示された警告情報表示領域を含み、前記規定速度を示すマーカと、前記上限速度を示すマーカと、前記現在速度を示すポインタとは、前記速度表示領域に配置されており、前記規定速度を示すマーカと前記上限速度を示すマーカは、前記速度表示領域の同一周上に配置され当該周方向に沿って互いに独立して移動し、前記現在速度を示すポインタの先端は、前記周方向に沿って移動し、
    前記所定の警告情報は、前記警告情報表示領域に表示される、
    ことを特徴とする交通管制システム。
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