JP2019034439A - 包装用多層構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物に対する滑り性を向上させる液膜を容器の内面に形成し得ると同時に、該液膜の裏移りや転写の問題が有効に解決しており、チューブ容器や袋状容器、或いは袋状容器の作製に用いる包装用フィルムとして好適に使用される包装用多層構造体を提供する。【解決手段】内面層と外面層との間の中間層として滑剤含有樹脂層1を有する包装用多層構造体10において、最内面層3がオレフィン系樹脂により形成された滑剤フリー層であり、滑剤含有樹脂層1に含まれる滑剤が、融点が0℃以下の液状滑剤であり、外面層5は、液状滑剤の移行遮断性を示すことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物に対する滑り性を向上させる液膜が内面に形成される包装用多層構造体に関するものであり、特にチューブ容器や袋状容器、或いは袋状容器の作製に用いる包装用フィルムとして好適に使用される包装用多層構造体に関する。
プラスチック容器は、成形が容易であり、安価に製造できることなどから、各種の用途に広く使用されている。おり、例えば、容器壁の内面がポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂層で形成されている容器は、ボトル、チューブ或いは袋(パウチ)などの形態として、粘稠なスラリー状或いはペースト状の内容物を収容するための容器として広く使用されている。
ところで、粘稠な内容物を収容するためのプラスチック容器では、該内容物を速やかに排出することが要求される。
このような要求を満足するために、従来は、特許文献1等に記載されているように、容器内面を形成するオレフィン系樹脂層に、脂肪族アミド等の両親媒性化合物からなる常温で固体状の滑剤を配合するという手段が採用されていたのであるが、最近では、特許文献2,3等に開示されているように、流動パラフィンや食用油等による液膜を、内面を形成しているオレフィン系樹脂層の表面に形成するという手段が種々提案されている。
例えば、上記の固体状の滑剤を内面のオレフィン系樹脂層に配合するという手段は、ブリーディングにより容器内面に滑剤の多分子層を形成することにより、容器内に収容されている内容物に対する滑り性向上させるというものであり、容器の形態を問わず、ある程度の効果が認められる。
一方、容器内面に液膜を設けるという手段は、上記のような固体状の滑剤を用いる手段と比較すると、内容物に対する滑り性向上効果が著しく大きいのであるが、容器の形態がボトルに限定され、チューブ容器やパウチなどの袋状容器には適用し難いという問題がある。
即ち、パウチなどの袋状容器は、フィルムをヒートシールに貼り付けて開口部を有する袋状体に成形し、この後、この袋状体に内容物を充填し、最後に袋状体の開口部を熱融着して閉じることにより製造される。この場合、この袋状容器の形成に用いるフィルムの表面に液膜が形成されていると、このフィルムをロールで巻き取る際に、表面の液膜が裏移りしてしまうという問題がある。
また、チューブ容器では、内容物の充填に先立って、容器の外面に印刷を施すという工程が必要である。この印刷工程では、チューブ容器の内部に、チューブ容器の胴部壁を安定に保持するために、所定の治具が挿入され、この状態で印刷作業が行われることとなる。しかるに、このチューブ容器の内面に液膜が形成されていると、印刷のためにチューブ容器の内部に挿入された治具に液膜が転写されてしまうという問題がある。
このように、容器の内面に液膜を形成するという手段は、内容物に対する滑り性を著しく高め、内容物の排出性を顕著に高めることができるのであるが、液膜の裏移りや転写などの問題があるため、実用上、その適用がボトルに限定されてしまい、その改善が求められている。
特開2007−284066号公報 特許第5971337号 特許第5673905号
従って、本発明の目的は、内容物に対する滑り性を向上させる液膜を容器の内面に形成し得ると同時に、該液膜の裏移りや転写の問題が有効に解決しており、チューブ容器や袋状容器、或いは袋状容器の作製に用いる包装用フィルムとして好適に使用される包装用多層構造体を提供することにある。
本発明によれば、内面層と外面層との間の中間層として滑剤含有樹脂層を有する包装用多層構造体において、
内容物が接触する最内面層がオレフィン系樹脂により形成された滑剤フリー層であり、
前記滑剤含有樹脂層に含まれる滑剤が、融点が0℃以下の液状滑剤であり、
前記外面層は、前記液状滑剤の移行遮断性を示すことを特徴とする包装用多層構造体が提供される。
本発明の多層構造体においては、
(1)前記最内面層である滑剤フリー層の厚みが1μm以上、特に100μm以下であること、
或いは
(2)前記滑剤フリー層を形成するオレフィン系樹脂のガラス転移点が30℃以下であること、
(3)前記滑剤フリー層中には、滑剤移行速度を調節するための粒径が20μm以下の微粒子が分散されていること、
が好ましい。
特に上記のような微粒子が滑剤フリー層に分散されている態様では、
(4)前記滑剤フリー層の厚みが1〜100μmの範囲にあること、
が好適である。
また、本発明においては、
(5)前記滑剤含有樹脂層は、オレフィン系樹脂に前記滑剤を分散させた層であること、
(6)前記外面層は、密度が1.00g/cm以上で且つガラス転移点が35℃以上の樹脂、或いは結晶化度が0.5以上の樹脂で形成されている滑剤移行遮断層を含んでいること、
(7)前記包装用多層構造体は、フィルムあるいはチューブの形態を有していること、
が好適である。
さらに、本発明においては、
(8)前記包装用多層構造体は、フィルムあるいはチューブの形態を有しており、前記面層は、無機材料からなる滑剤移行遮断層を有していること、
という態様も採り得る。
本発明の包装用構造体は、内容物と接触する側に位置する最内面層が、滑剤フリーの層、即ち滑剤が配合されていない層であり、内容物とは接触しない側に位置する外面層と該最内面層との間の中間層として滑剤含有樹脂層が設けられている多層構造を有するものであるが、特に重要な特徴は、滑剤含有樹脂層に含まれている滑剤が融点が0℃以下の低融点のもの、具体的には室温で液状の滑剤であると共に、最内面層を形成する滑剤フリー層が滑剤移行性を示し且つ外面層が滑剤の移行遮断性を示す層であるという点にある。
即ち、上記のような構造では、滑剤含有樹脂層中の滑剤が経時と共に最内層表面に移行し、液膜を形成するため、この液膜により内容物に対する滑り性を発現するのであるが、滑剤含有樹脂層が中間層として設けられているため、液膜を形成する滑剤の最内面層の表面への移行速度を滑剤フリー層の厚み調整(或いは滑剤フリー層中への微粒子の配合)により容易に調節できるという点にある。これにより、内容物が最内層の表面と接触する前の段階における工程での液膜形成を抑制することができる。
このため、本発明の包装用多層構造体は、種々の形態の容器として使用することができるが、特に、袋状容器を形成するための包装用フィルム或いはチューブ容器として使用したときに最大の効果を発揮する。
例えば、袋状容器を形成するためのフィルムとして使用する場合、この内面に室温で液状の低融点滑剤がブリーディングして液膜が形成されるまでの時間が長時間(例えば14日以上)となるように調節しておくことにより、成形後、袋状容器を作製するまでの間、このフィルムをロールで巻き取って保管することができるし、また、フィルムを重ね合わせて保管しておくこともできる。即ち、フィルム同士が重ね合わされたときに、表面に液膜が表面に形成されていないため、液膜の裏移りなどの問題を生じることがない。
同様に、チューブ容器として用いた場合にも、液膜が形成されるまでの時間を長期間に設定しておくことにより、該容器に印刷を施す際の液膜の転写、具体的には印刷時にチューブ容器内に挿入される治具への液膜の転写が確実に防止され、転写による液膜の損失や治具の汚れなどを有効に回避することができる。
本発明の包装用構造体の層構造を示す断面図。
図1を参照して、全体として10で示す本発明の包装用構造体は、中間層として滑剤含有樹脂層1を有しており、滑剤含有樹脂層1の内面側には最内面層3が形成されており、外面側には、最外面層を含む外層5が形成されている。
尚、最内面層3は、この構造体を容器として使用したとき、容器内に収容される内容物が接触する側となる。
<滑剤含有樹脂層1>
かかる包装用構造体10において、滑剤含有樹脂層1に配合される滑剤は、経時と共に最内面層1の表面に移行して液膜7を形成するものである。即ち、この滑剤は、0℃以下の低融点材料であり、少なくとも室温(25℃)で液状であり、例えば沸点が200℃以上の高沸点液体である。
このような低融点滑剤としては、種々のものを挙げることができるが、特に水や水を含む親水性の内容物に対して優れた滑り性を発揮させるという観点から、フッ素系界面活性剤、流動パラフィンや合成パラフィンなどの炭化水素系液体、シリコーンオイル、グリセリン脂肪酸エステル、食用油などを挙げることができる。特に内容物が食品類である場合には、グリセリン脂肪酸エステル及び食用油が最も好適である。
食用油の具体例としては、大豆油、菜種油、オリーブオイル、米油、コーン油、べに花油、ごま油、パーム油、ひまし油、アボガド油、ココナッツ油、アーモンド油、クルミ油、はしばみ油、サラダ油などを例示することができる。
また、かかる滑剤含有樹脂層1の形成に使用される樹脂としては、上記のような液状の滑剤を均一に分散させ且つ該滑剤をブリードし得るような熱可塑性樹脂であれば特に制限なく使用することができるが、一般的には、成形性などの観点から、オレフィン系樹脂、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、中或いは高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンなどを挙げることができる。勿論、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同志のランダムあるいはブロック共重合体等であってもよいし、また、特開2007−284066号等に開示されている環状オレフィン共重合体を使用することもできる。
本発明においては、特に滑剤のブリード性などの観点から、上記のオレフィン系樹脂の中でもガラス転移点(Tg)が30℃以下のもの、好ましくは0℃以下のもの、具体的には低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、中或いは高密度ポリエチレン、或いはエチレンと他のα−オレフィンとの共重合体の如き、エチレン系樹脂であることが好ましい。即ち、ガラス転移点(Tg)が高い樹脂を用いると、容器の保存環境下で滑剤含有樹脂層1がガラス状となってしまい、滑剤のブリーディング性が大きく損なわれ、液膜7を形成することが困難となってしまうおそれがあるからである。
また、滑剤のブリーディング性が損なわれない限りにおいて、上記のようなオレフィン系樹脂(特にエチレン系樹脂)をバージン樹脂とし、この構造体を成形する際に発生するバリ等のスクラップ樹脂を配合したものを滑剤含有樹脂層1のベース樹脂として使用することも可能である。
このような滑剤含有樹脂層1において、前述した低融点滑剤の含有量は、経時によるブリーディングにより、少なくとも内容物を容器から排出する時点で、一定の滑り性が発現する程度の量で表面にブリードして液膜7が形成され得るような量、例えば、0.1〜100g/m2の量の液膜7が形成されるように配合されていればよい。具体的な配合量は、後述する最内面層3の厚み等によっても異なるが、一般的には、樹脂100質量部当り1〜200質量部程度の範囲とする。
尚、上記の滑剤含有樹脂層1の厚みは、これに含まれる滑剤量や包装用多層構造体10の大きさ等に応じて適宜の範囲に設定されるが、一般的には、構造体10の厚みが必要以上に厚肉とならないように、1〜100μm程度の厚みとすることが望ましい。
<最内面層3>
本発明において、上記の滑剤含有樹脂層1の内面側には、内容物が接触する最内面層3が設けられるが、この最内面層3は、滑剤が配合されていない滑剤フリー層でなければならない。即ち、この最内面層1に前述した低融点滑剤が配合されていると、成形後、直ちに液膜7が形成されてしまい、この結果、この構造体10の形態が、液膜7の転写や裏移りが問題とならないような形態、具体的にはボトルに限定されてしまい、袋状容器やチューブ容器にも適用するという本発明の目的が損なわれてしまうからである。
また、前述した滑剤含有樹脂層1中の滑剤は、この最内面層3を通って表面にブリーディングして液膜7を形成する。従って、この最内面層3は、滑剤移行性を示し且つブリーディングにより形成された液膜7が流れ落ちずに安定に保持されるようなものでなければならない。
このような観点から、この最内面層3は、オレフィン系樹脂で形成される。かかるオレフィン系樹脂としては、滑剤含有樹脂層1の形成に使用し得るオレフィン系樹脂と同様のものを例示することができる。
ところで、本発明においては、このようなオレフィン系樹脂からなる最内面層1の厚み調整により液膜7が形成されるまでの時間が調節される。即ち、この最内面層1の厚みを厚くするほど、液膜7が形成されるまで(最内面層3の表面に低融点滑剤がブリーディングしはじめるまで)の時間を長くすることができ、この間に、液膜7が形成されている場合に液膜7の裏移りや転写などの不都合が生じてしまうような作業、例えばフィルムの場合のロール巻取りやロールに巻き取った状態での保管などを行うことができる。
例えば、この最内面層3の厚みを1μm以上に設定することにより、成形後、1日間程度の時間、液膜7の形成を抑止することができる。この場合、最内面層3の厚みが過度に厚いと、液膜7が形成されるまでに必要以上に長期間を要し、例えば一般の消費者が内容物を容器から排出するときに、液膜7が形成していないという事態を招く恐れがある。従って、このような事態を回避するために、この最内面層3の厚みは100μm以下に設定しておくことが望ましい。
また、本発明においては、厚みを上記のように厚くせずに一定期間、液膜7の形成を抑止することもできる。
この場合には、最内面層7を形成するオレフィン系樹脂としては、ガラス転移点が0〜30℃であることが好ましく、例えばプロピレン系樹脂を用いることが好ましい。これにより、滑剤移行性を低下させ、液膜7の形成を遅延させることができる。
さらに、同時に、滑剤移行速度を制御するために、粒径(メッシュ粒径)が20μm以下の微粒子を配合しておくことができる。このような微粒子は、オレフィン系樹脂の分子の自由度の高い非晶部の間隙に充填され、これにより、このような非晶部を通る液状滑剤の通過を制限することができる。このような微粒子としては、シリカ、炭酸カルシウム、或いはMg、Zn、Fe、Al、Ti、Zr等の金属の酸化物や炭酸塩、架橋(メタ)アクリレート樹脂、シクロデキストリンなどを用いることができる。
通常、このような微粒子は、オレフィン系樹脂100質量部当り1〜60質量部、特に1〜10質量部の量で配合するのがよい。
本発明においては、上記のように高ガラス転移点のオレフィン系樹脂を使用し且つ微粒子の配合により、最内面層3の厚みを薄くし、例えば1〜10μm程度の厚みとして、上記と同様、液膜7が形成されるまでの時間を遅延させることができる。
<外面層5>
本発明の多層構造体10において、滑剤含有樹脂層3の外面側に設けられる外面層5は、滑剤移行遮断性を有するものでなければならない。即ち、この外面層5が滑剤移行性を示す場合には、滑剤含有樹脂層1中の液状滑剤が外面側にブリードしてしまい、この結果、最内面層3の表面への液膜7の形成性が損なわれてしまうからである。
このような滑剤移行遮断性は、外面層5自体を滑剤遮断性層とするか、或いは滑剤遮断性層を含む多層構造とすることにより付与することができる。
上記の滑剤移行遮断層として代表的なものは、密度が1.00g/cm以上且つガラス転移点(Tg)が35℃以上の樹脂により形成される。即ち、このような樹脂により形成される層は緻密な層となり、これにより滑剤移行遮断性が発揮され、上記の滑剤含有樹脂層1からの滑剤の外面側への移行が有効に防止され、滑剤を内面側に選択して移行させることができる。
例えば、密度且つガラス転移点(Tg)が上記範囲よりも低い樹脂を用いた場合には、ルーズな層となってしまい、滑剤移行遮断層としての機能が発現しない。
上記のような密度及びガラス転移点(Tg)が上記範囲内にある樹脂としては、成形可能である限り、種々の熱可塑性樹脂を用いることができ、例えば、エチレンビニルアルコール共重合体(エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物)及び芳香族ポリアミドに代表されるガスバリア性樹脂や、ポリエチレンテレフタレートや液晶ポリマーなどのポリエステル、ポリカーボネート等を例示することができる。特に、ガスバリア性樹脂を用いることが好ましく、エチレンビニルアルコール共重合体を用いることが最も好適である。即ち、このようなガスバリア性樹脂を用いることにより、滑剤移行遮断性と共に酸素バリア性を付与することができ、特にエチレンビニルアルコール共重合体は、特に優れた酸素バリア性を示すため、酸素透過による内容物の酸化劣化をも有効に抑制することができ、内容物に対する優れた潤滑性を維持せしめると同時に、優れた内容物保存性をも確保することができる。
上記のようなエチレンビニルアルコール共重合体としては、一般に、エチレン含有量が20乃至60モル%、特に25乃至50モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上となるようにケン化して得られる共重合体ケン化物が好適であり、これらの中から、密度及びガラス転移点(Tg)が前述した範囲にあるものが選択的に使用される。
また、上記のような樹脂から形成される滑剤移行遮断層は、一般に1乃至50μmの範囲にあることが好ましい。この厚みが過度に薄いと、滑剤移行遮断性が低下してしまい、滑剤の外面側への移行を効果的に防止することが困難となるおそれがあり、また、厚みが過度に厚いと、滑剤移行遮断性のさらなる向上は得られず、かえって容器壁の厚みが必要以上に厚くなったり、或いはコストの増大などの点で不都合を生じてしまうからである。
また、上記のようなガスバリア性樹脂を用いる場合には、滑剤含有樹脂層1及び必要に応じてさらに外面側に設けられる層との接着性を高め、デラミネーションを防止するために、間に接着剤樹脂層を設けることが好ましい。これにより、このガスバリア性樹脂からなる滑剤移行遮断層をしっかりと接着固定することができる。このような接着樹脂層の形成に用いる接着剤樹脂はそれ自体公知であり、例えば、カルボニル基(>C=O)を主鎖若しくは側鎖に1乃至100meq/100g樹脂、特に10乃至100meq/100g樹脂の量で含有する樹脂、具体的には、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸などのカルボン酸もしくはその無水物、アミド、エステルなどでグラフト変性されたオレフィン樹脂;エチレン−アクリル酸共重合体;イオン架橋オレフィン系共重合体;エチレン−酢酸ビニル共重合体;などが接着性樹脂として使用される。このような接着剤樹脂層の厚みは、適宜の接着力が得られる程度でよく、一般的には、1乃至20μm程度の厚みでよい。尚、このような接着剤樹脂層も、前述した密度及びガラス転移点の条件を満足すれば、滑剤遮断層として機能し得る。
また、先にも述べたように、上述したガスバリア性樹脂からなる滑剤移行遮断層のさらに外面側に、オレフィン系樹脂により最外面層を形成することもできる。
さらに、本発明においては、前述した密度及びガラス転移点を有する樹脂を用いず、各種の無機材、例えば、アルミ箔等の金属箔、金属若しくは金属酸化物蒸着膜、ダイヤモンドライクカーボン蒸着膜、セラミックス類などにより滑剤移行遮断層を形成することもできる。
ただし、このような無機材により滑剤移行遮断層が形成されている場合、成形手段が制限されるため、多層構造体10の形態はフィルムに限定される。また、このような無機材からなる滑剤遮断層は、ウレタン系接着剤等のドライラミネート接着剤を用いて、前述した滑剤含有樹脂層1に接着固定することができる。
<層構造>
上述したように、本発明の包装用多層構造体は、外面層を多層構造とすることにより、種々の層構成を取り得るが、その好適な例として、以下の層構造を例示することができる。尚、以下の例において、接着剤樹脂層をADとして示している。また、RG層は、リグラインドとバージンのポリオレフィン系樹脂とを層形成用樹脂として用いた層である。
最内面層(滑剤フリー)/滑剤含有樹脂層/AD/滑剤遮断層/AD/最外面層
最内面層(滑剤フリー)/RG層(滑剤含有)/AD/滑剤遮断層/AD/最外面層
最内面層(滑剤フリー)/滑剤含有樹脂層/AD/最外面層(無機材滑剤遮断層)
尚、前述した各層には、各層に要求される特性を損なわない範囲において、それ自体公知の各種の配合剤、例えば、顔料、紫外線吸収剤等が必要により配合されていてよい。
<包装用多層構造体10の形態>
本発明の包装用多層構造体10は、フィルム或いは容器の形態を有する。
フィルムは、袋状容器の作成に用いるものであり、各層に応じた数の押出機を用いての共押出成形により製造することができる。また、滑剤遮断層が無機材料から成る場合には、このような無機滑剤遮断層が設けられたフィルム乃至シートを用い、ドライラミネート接着剤を用い、この無機滑剤遮断層面を、成形後のフィルムに貼り付けることにより製造することができる。
かかるフィルムは、適宜、最外面層の表面に適宜印刷を施した後、適当な大きさに裁断し、ヒートシールにより製袋し、内容物を充填した後、密封して販売される。
本発明では、滑剤含有樹脂層1中の液状滑剤がブリーディングして液膜7が形成されるまでの時間調整により、フィルム成形後のロール巻取りやロール保持、印刷或いは製袋までの工程では、液膜7が形成されていないため、これらの工程で液膜7の裏移りや液膜同士の密着による破損が有効に防止されている。
また、容器としては、上記のようなフィルムから形成される袋状容器以外に、ボトル、カップ、チューブ容器などを挙げることができる。
これらの容器も、公知の方法により製造することができる。
例えば、ボトルでは、共押出成形によりパイプ状のパリソンを作製し、このパリソンの一端部をピンチオフして閉じた後、ブロー流体を供給してのダイレクトブロー成形により製造される。
また、カップ状の容器は、シート状のプリフォームを成形し、真空成形或いはプラグアシスト成形することにより製造される。
さらに、チューブ容器は、押出機を用いて筒状のプリフォームを溶融押出し、次いで圧縮成形によりネジ部などを含む頭部及び肩部を圧縮成形等により形成し、頭部にキャップを装着した状態で他方側の開口部から内容物を充填し、最後に開口部を融着して閉じることとなる。
このような容器において、ボトルやカップ状容器の場合には、印刷時における液膜7の形成の有無は全く問題はないが、チューブ容器では、内容物を充填する前の段階(開口部が形成されている状態)で容器内に所定の治具を挿入して外面が安定に保持された状態で印刷が行われる。このため、治具への液膜7の転写による液膜7の破損や治具の汚れが問題となるが、本発明では、前述したフィルムと同様、この段階では液膜7が形成されていないため、かかる問題を生じることが無い。
このように、本発明の包装用多層構造体10は、各種の容器として使用されるが、包装用フィルムとして袋状容器の製造に使用すること或いはチューブ容器として用いることが、この構造体10の特性を活かす上で最適である。
また、最終的に内容物が充填された容器として使用される本発明の多層構造体10においては、内容物が接触する内面に液膜7が形成され、この液膜7により内容物に対する滑り性、即ち排出性が著しく高められている。従って、このような容器は、ボトル、袋状容器(パウチ)或いはチューブ容器として、特に粘稠な内容物、例えば、マヨネーズ、ケチャップ、水性糊、蜂蜜、各種ソース類、マスタード、ドレッシング、ジャム、チョコレートシロップ、カレー、とろみをつけたペースト状食品、乳液乃至化粧クレーム等の化粧品、ペースト状医薬品、液体洗剤、シャンプー、コンデショナー、リンス等の収容に好適に使用される。
1:滑剤含有樹脂層
3:最内面層(滑剤フリー層)
5:外面層
7:液膜
10:包装用多層構造体

Claims (10)

  1. 内面層と外面層との間の中間層として滑剤含有樹脂層を有する包装用多層構造体において、
    内容物が接触する最内面層がオレフィン系樹脂により形成された滑剤フリー層であり、
    前記滑剤含有樹脂層に含まれる滑剤が、融点が0℃以下の液状滑剤であり、
    前記外面層は、前記液状滑剤の移行遮断性を示すことを特徴とする包装用多層構造体。
  2. 前記最内面層である滑剤フリー層の厚みが1μm以上の範囲にある請求項1に記載の包装用多層構造体。
  3. 前記滑剤フリー層の厚みが100μm以下である請求項2に記載の包装用多層構造体。
  4. 前記滑剤フリー層を形成するオレフィン系樹脂のガラス転移点が30℃以下である請求項1に記載の包装用多層構造体。
  5. 前記滑剤フリー層中には、滑剤移行速度を調節するための粒径が20μm以下の微粒子が分散されている請求項1に記載の包装用多層構造体。
  6. 前記滑剤フリー層の厚みが1〜100μmの範囲にある請求項4に記載の包装用多層構造体。
  7. 前記滑剤含有樹脂層は、オレフィン系樹脂に前記滑剤を分散させた層である請求項1〜6の何れかに記載の包装用多層構造体。
  8. 前記外面層は、密度が1.00g/cm以上で且つガラス転移点が35℃以上の樹脂、或いは結晶化度が0.5以上の樹脂で形成されている滑剤移行遮断層を有している請求項1〜5の何れかに記載の包装用多層構造体。
  9. 前記包装用多層構造体は、フィルムあるいはチューブの形態を有している請求項1〜7の何れかに記載の包装用多層構造体。
  10. 前記包装用多層構造体は、フィルムあるいはチューブの形態を有しており、前記外面層は、無機材料からなる滑剤移行遮断層を有している請求項1〜6の何れかに記載の包装用多層構造体。
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