JP2019030957A - 工作機械、特に多軸旋削加工機 - Google Patents

工作機械、特に多軸旋削加工機 Download PDF

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Abstract

【課題】多軸旋削加工機であって、よりフレキシブルで、正確で、効率的で、かつ確実な加工動作を可能にしコンパクトな機械コンセプトを提供する。【解決手段】多軸旋削加工機械であって、マシンフレーム10と、マシンフレーム10に回転可能に支持されたタレットボディ20と、タレットボディ20に配置された複数の工作物スピンドル30と、タレットボディ20の回転を駆動するためのトルクモータとを備え、工作物スピンドル30のそれぞれは、工作機械の加工スペースに面するタレットボディ20の一方の側に、それぞれの工作物を受容するための工作物受容部を有する。トルクモータは、工作機械の加工スペースに面するタレットボディの側とは反対側のタレットボディの後端部に配置され、タレットボディの回転位置をロックするための位置ロッキング機構が、工作機械の加工スペースに面するタレットボディの側のタレットボディの前端部に配置されている。【選択図】図1

Description

本開示は、工作機械、特に多軸旋削加工機に関する。
先行技術において、回転ドラム(タレット又はタレットボディ)上に支持された複数の工作物スピンドルを含み、回転ドラム/タレットボディが、その長手軸の周りに自身を回転/インデックスするように構成された工作機械、特に多軸旋削加工機が知られている。
例えば、特許文献1には、回転ドラム上に支持された複数の工作物スピンドルを有し、回転ドラムが、その長手軸の周りに自身を回転/インデックスするように構成され、それぞれの工作物スピンドルについて、1つ以上の工具を保持する工具アセンブリが備えられている多軸旋削加工機が記載されている。工作物スピンドルに受容された工作物と工具アセンブリの工具との間の相対的な移動のために、スピンドルは、それぞれのスピンドル軸と共に軸方向に配置されたZ方向に移動可能である。さらに、工具アセンブリのそれぞれは、ドラムの長手方向の回転軸に関して径方向のX方向、及び、ドラムの長手方向の回転軸に関して接線方向のY方向に移動するように構成されている。
トルクモータを用いて多軸旋削加工機のドラム/タレットをインデックスするための駆動機構が、特許文献2に記載されている。しかしながら、特許文献2においては、トルクモータはフルボディタレットの中央部に配置されており、その結果、トルクモータによって生成された熱がタレットボディを通じて容易に散逸すると共に、熱的影響は、加工スペースに面するタレットの面での加工動作における精度の達成可能なレベルに影響を及ぼし得る。さらに、トルクモータは、ドラム/タレットの回転を駆動すると記載されているだけではなく、さらに、工作物の加工の間、ドラムが加工位置に保持された時に、工作物の実際の加工の間、ドラム一を保持するとも記載されている。しかしながら、これは、加工動作の間は通電された状態が維持されるトルクモータによって生成された熱に起因する熱的影響は、実際にさらに増大することにつながる。
欧州特許第2163334号明細書 米国特許出願公開第2013/0025408号明細書
本開示の目的は、以上に鑑みて、特許文献1の多軸旋削加工機のコンセプトをさらに発展させ、特に、多軸旋削加工機の加工オプションを増大させ、よりフレキシブルで、正確で、効率的で、かつ、確実な加工動作を可能にするコンパクトな機械コンセプトを提供し、及び/又は、工作機械の精度及び/又は安定性を向上することである。
上記目的の1つ以上を考慮して、請求項1による工作機械、特に多軸旋削加工機が提案される。従属請求項は、好ましい例示的な実施形態に関する。
幾つかの態様によれば、工作機械、特に多軸旋削加工機械であって、マシンフレームと、マシンフレームに回転可能に支持されたタレットボディと、タレットボディに配置された複数の工作物スピンドルとを備え、工作物スピンドルのそれぞれは、工作機械の加工スペースに面するタレットボディの一方の側に、それぞれの工作物を受容するための工作物受容部を有するものが提供される。
幾つかの例示的な態様において、工作物スピンドルのそれぞれは、好ましくは、例えばタレットボディの長手方向の回転軸に平行な、及び/又は、それぞれのスピンドル軸に平行な長手方向(Z方向)に移動またはスライドし得る。それに応じて、スピンドル軸方向における独立した正確なスピンドル移動を備える有利にコンパクトな設計が提供される。
さらに、幾つかの例示的な態様において、それぞれの工作物スピンドルについて、1つ以上の工具を保持するためのそれぞれの工具ポストアセンブリが設けられ得る。工具ポストアセンブリは、好ましくは、長手方向を横断する又はこれに垂直な1つ以上の方向、好ましくは2つの方向(X及びY方向)に移動可能であり得る。それに応じて、特にそれぞれのスピンドル軸を横断する又はこれに垂直な1つ以上の方向におけるスピンドル軸に対する独立した正確な工具移動を備える有利にコンパクトな設計が提供される。
幾つかの好ましい態様において、工作機械は、タレットボディの回転を駆動するトルクモータを含み得る。それに応じて、タレットボディの回転を駆動するためのコンパクトで、効率的で、正確で、かつ、確実な駆動機構が提供され得る。
幾つかの好ましい態様において、トルクモータは、例えば工作機械の加工スペースに面するタレットボディの面とは反対側の、タレットボディの後端部に配置され得る。有利には、そのような例示的な態様によって、バランスの取れたコンパクトな全体設計が提供され得るよう、工具保持アセンブリ及び他の装備を有する加工スペースエリアの反対側の面にトルクモータを設けることが可能となる。また、熱を発生する可能性のある駆動源(トルクモータ)は加工スペースエリアから少し離れて設けられ、その結果、発熱は、高い加工精度が要求される加工スペースエリアの側の装備及びアセンブリに対して、最小の影響しか及ぼさない、または、殆ど影響を及ぼさない。
幾つかの好ましい態様において、タレットボディの回転位置をロックするための位置ロッキング機構が、工作機械の加工スペースに面するタレットボディの側のタレットボディの前端部に配置され得る。それに応じて、位置ロッキング機構は、高い加工精度が要求される加工スペースエリアに近接して(隣接して)設けられ、したがって、位置ロッキング機構は、非常に正確にかつ精度良く位置をロックすることができ、その結果、加工動作の間、最適化された正確なスピンドルの位置決めが可能となる。
幾つかの好ましい態様において、タレットボディの回転位置を決定するための位置検出機構が、工作機械の加工スペースに面するタレットボディの側のタレットボディの前端部に配置され得る。それに応じて、位置検出機構は、高い加工精度が要求される加工スペースエリアに近接して(隣接して)設けられ、したがって、位置ロッキング機構は、位置検出機構の正確かつ精度の良い出力に基づいて非常に正確にかつ精度良く位置をロックすることができ、その結果、加工動作の間、最適化された正確なスピンドルの位置決めが可能となる。
幾つかの好ましい態様において、位置検出機構はアブソリュートエンコーダを含むことができ、特にアブソリュートエンコーダは好ましくはタレットボディの前端部の全周の周りに配置され得る。それに応じて、非常に正確で精度の良い位置検出が提供される。
幾つかの好ましい態様において、位置ロッキング機構は、1つ以上の油圧式、空気圧式及び/又は電気式のブレーキを含み得る。
幾つかの好ましい態様において、位置ロッキング機構は、例えばブレーキ機構、特に油圧式、空気圧式及び/又は電気式のブレーキを、周方向に配置された位置に配置することによって、タレットボディの前端部の全周の周りに配置され得る。
幾つかの好ましい態様において、マシンフレームはタレットボディの後端部を回転可能に支持する後方フレーム部及び/又はタレットボディの前端部を回転可能に支持する前方フレーム部を含み得る。
幾つかの好ましい態様において、トルクモータのステータはマシンフレームの後方フレーム部によって支持されることができ、及び/又は、トルクモータのロータはタレットボディの後端部に配置され得る。
幾つかの好ましい態様において、位置ロッキング機構及び/又は位置検出機構は、マシンフレームの前方フレーム部に取り付けられ得る。
幾つかの好ましい態様において、後方フレーム部と前端部の間にスペースが設けられ得る。
幾つかの好ましい態様において、タレットボディは、好ましくはそれぞれの工作物スピンドルについて、工作物スピンドルを受容するための長手方向に延びる溝部を有し、溝は、好ましくは、後方フレーム部と前端部の間に設けられたスペースに開口している。
幾つかの好ましい態様において、タレットボディは、好ましくはそれぞれの工作物スピンドルについて、タレットボディに関して長手方向に延びる長手方向スライド上をガイドされる、及び/又は、それぞれの溝部に隣接するタレットボディの外側に配置されたスライドを支持している。
幾つかの好ましい態様において、タレットボディは、好ましくはそれぞれの工作物スピンドルについて、それぞれの工作物スピンドルのそれぞれのスライドの長手方向の直線運動を駆動するための駆動機構を支持し得る。
幾つかの好ましい態様において、駆動機構は、タレットボディの前端部及び/又はタレットボディの後端部に配置されることができ、及び/又は、駆動機構のハウジングは、タレットボディに関して径方向に、後方フレーム部と先端部との間に設けられたスペースの内部へ延び得る。
幾つかの好ましい態様において、タレットボディは2つのベアリングによって回転可能に支持されることができ、一方のベアリングは好ましくはマシンフレームの後方フレーム部に配置され、他方のベアリングは好ましくはマシンフレームの前方フレーム部に配置される。
幾つかの好ましい態様において、安全ブレーキシステムがマシンフレームの後方フレーム部に配置されることができ、例示的に、安全ブレーキシステムは、タレットボディの回転運動を制動するように構成された電気的に、空気圧によって、及び/又は、油圧によって作動される1つ以上のブレーキを含むことができ、特に安全ブレーキシステムは、バイアス機構によって閉位置へバイアスされた1つ以上の常時閉のブレーキを含み得る。
幾つかの好ましい態様において、工作物スピンドルがそれぞれの加工位置に位置付けられた時に複数の工作物スピンドルに受容された1つ以上の工作物の加工を制御するために、コントローラが設けられ得る。
幾つかの好ましい態様において、コントローラは更に、それぞれの加工位置の間で工作物スピンドルをインデックスするためのタレットボディの回転運動を制御するためにトルクモータを制御するように、及び/又は、1つ以上の工作物の加工の間、工作物スピンドルの位置を加工位置にロックするために位置ロッキング機構を制御するように、構成され得る。
幾つかの好ましい態様において、コントローラは、それぞれの加工位置の間でのタレットボディの駆動された回転の後にトルクモータへの制御信号の制御電流を遮断し、1つ以上の工作物の加工を制御する前に位置ロッキング機構を作動させるように構成されることができ、及び/又は、コントローラは、現在の加工位置における1つ以上の工作物の加工の後に、固定位置ロッキング機構を緩めると共にタレットボディの次のそれぞれの加工位置への回転を駆動するためにトルクモータへの制御信号の制御電流を活性化するように構成されることができる。
上記に加えて又は上記に代えて、独立して又は別個に、本発明は、さらに、バーローダ(または、1軸、2軸または多軸の旋盤または旋削加工機である工作機械のバーローダとの組み合わせ)を提案する。バーローダは、細長い工作物、例えばバーを、工作機械の後側から工作機械の1つ以上の工作物スピンドルのうちそれぞれの工作物スピンドルの内部へ供給するように構成され得る。そのようなバーローダの主要な態様は、固定ガイド部、スライド可能な中央ガイド部及びスライド可能な端ガイド部を含む3つの部位を含むバーローダガイドシステムが設けられることであり得る。スライド可能な部位は、関連するスピンドルのそれぞれについて個々のガイドを有するように配置され、それらのガイドは、それぞれ関連する工作物スピンドルのスピン同軸の方向へそれぞれスライドし得る。そのような態様は、1軸、2軸または多軸の旋盤または旋削加工機、回転タレットボディを有する又は有しない多軸の機械が具備することができる。
例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 図1の多軸旋削加工機の工具ポストアセンブリの概略的な透視図を例示している。 図1の多軸旋削加工機の工具ポストアセンブリの概略的な透視図を例示している。 図1の多軸旋削加工機の工具ポストの概略的な透視図を例示している。 図1の多軸旋削加工機の工具ポストの概略的な透視図を例示している。 図1の多軸旋削加工機の工具ポストシステムの概略的な透視図を例示している。 図1の多軸旋削加工機の工具ポストシステムの概略的な透視図を例示している。 図1の多軸旋削加工機での使用のためのチップコンベヤの概略的な透視図を例示している。 他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 図1、6A及び6Bの多軸旋削加工機のドラムの概略的な透視図を例示している。 図1、6A及び6Bの多軸旋削加工機のドラムの概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 図10A〜10Dの多軸旋削加工機のカウンタースピンドルアセンブリの概略的な透視図を例示している。 図10A〜10Dの多軸旋削加工機のカウンタースピンドルアセンブリの概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の概略的な透視図を例示している。 多軸旋削加工機での使用のためのバーローダ及びその部品の概略的な透視図を例示している。 多軸旋削加工機での使用のためのバーローダ及びその部品の概略的な透視図を例示している。 多軸旋削加工機での使用のためのバーローダ及びその部品の概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機での使用のためのマシンフレームの概略的な透視図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機での使用のためのマシンフレームの概略的な透視図を例示している。 図14A及び14Bの多軸旋削加工機のドラムの概略的な透視図を例示している。 図14A及び14Bの多軸旋削加工機のドラムの概略的な透視図を例示している。 多軸旋削加工機のマシンフレームのドラムの概略図、及び、その駆動機構を示すための詳細図を例示している。 多軸旋削加工機のマシンフレームのドラムの概略図、及び、その駆動機構を示すための詳細図を例示している。 多軸旋削加工機のマシンフレームのドラムの概略図、及び、その駆動機構を示すための詳細図を例示している。 さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の非常ブレーキシステムの概略的な透視図を例示している。
以下において、好ましい態様及び実施形態が、添付図面を参照してより詳細に説明される。異なる図面及び実施形態における同一または類似の特徴は、類似の参照番号によって参照される。様々な好ましい態様及び好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明は、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことが理解されるべきである。
図1は、例示的な実施形態による多軸旋削加工機100の概略的な透視図を例示している。
図1の多軸旋削加工機100は、マシンベッド11、第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)及び第2のマシンフレーム直立部13(後方フレーム部)を含むマシンフレーム10を備えており、第1のマシンフレーム直立部12及び第2のマシンフレーム直立部13は、マシンベッド11上に配置されている。
タレットボディ20(スピンドルドラム)が、多軸旋削加工機100のマシンフレーム10の第1のマシンフレーム直立部12及び第2のマシンフレーム直立部13によって、回転可能に支持されている。タレットボディ20は、複数の工作物スピンドル30を支持しており、それらは、例示的には工作物スピンドル30のそれぞれのスピンドル軸がタレットボディ20の回転軸(長手軸)と平行に配置されるように、配置されている。具体的に、工作物スピンドル30は、例示的にはタレットボディ20の回転軸(長手軸)の周りに、例示的には等角度間隔で配置されている。
タレットボディ20は、第1及び第2のマシンフレーム直立部12及び13によって回転可能に支持されており、例示的にはタレットボディ20が2つのマシンフレーム直立部12及び13のみによって支持されるよう、第1及び第2のマシンフレーム直立部12及び13の間に自由空間が設けられている。具体的に、例示的にはタレットボディ20の前端部が第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)によって回転可能に支持され、タレットボディ20の後端部が第2のマシンフレーム直立部13(後方フレーム部)によって回転可能に支持されている。
図1において、タレットボディ20は例示的には6つの工作物スピンドル30を担持しているが、本発明は、タレットボディ20上に配置された6つの工作物スピンドル30を備える構成に限定されず、スピンドルの数は6より少なくても多くてもよく、例えば、タレットボディは4つ、5つ、7つ、8つ、またはそれより多くの工作物スピンドルを支持する。例示的には、6つの工作物スピンドル30の場合、隣り合うそれぞれの工作物スピンドルの間の等角度間隔は、360°の1/6、すなわち例示的には60°である。
さらに、例示的には第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)は、各工作物スピンドル30についてそれぞれ1つの工具ポストアセンブリ40を支持しており、当該工具ポストアセンブリ40は、それぞれの工作物スピンドル30に受容される工作物を処理/加工するための工具を担持している。このように、本例においては、第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)が、6つの工具ポストアセンブリ40を、例示的には隣り合う工作物スピンドル30の間の等角度間隔と同様の隣り合う工具ポストアセンブリの間の等角度間隔をもって支持している。
そのような構成により、タレットボディのある加工位置において、各工具ポストアセンブリ40は、その時点で関連付けられている工作物スピンドル30によって保持された工作物を処理することができるように位置決めされ、タレットボディ20をインデキシング(回転)することにより、各工作物スピンドル30は隣の工具ポストアセンブリ40である次の位置へと移動され得る。このように、タレットボディ20は、それぞれの工具ポストアセンブリ40の複数の加工位置の間で工作物スピンドル30をインデックス/回転するように構成されている。タレットボディ20のそのような回転(インデキシング)は、時計方向及び/又は反時計方向に為され得る。
多軸旋削加工機100の運動キネマティクスに関して、例示的には、各工具ポストアセンブリ40によって保持された1つまたはそれより多くの工具は、例示的には、それぞれの工作物スピンドル30に受容された工作物に対して、3つの並進方向(3つの線形自由度)に移動され得る。例示的には、これは、各工作物スピンドル30が、それぞれのスピンドル軸(「Z方向」と称する;Z軸)に関して軸方向に配置された長手方向において移動可能であり、かつ、各工具ポストアセンブリ40が、例示的には互いに垂直かつ長手方向(Z方向)に垂直な2つの直線方向に独立して移動され得ることによって達成される。そのような方向は、例示的には「X方向」(X軸)及び「Y方向」(Y軸)と称される。
例示的には、各工具ポストアセンブリ40について、それぞれのX方向は、タレットボディ20の回転軸に関して径方向に配置され(すなわち、それぞれの工具ポストアセンブリ40は、タレットボディ20の回転軸に関して垂直かつ径方向であるX方向に移動されることができ)、例示的には、それぞれの工作物スピンドル30のZ方向に垂直に配置されている。
例示的には、各工具ポストアセンブリ40について、それぞれのY方向は、タレットボディ20の回転軸に関して接線方向に配置され(すなわち、それぞれの工具ポストアセンブリ40は、タレットボディ20の回転軸に関して垂直かつ接線方向であるY方向に移動されることができ)、例示的に好ましくは、それぞれの工作物スピンドル30のZ方向に垂直、かつ、それぞれの工具ポストアセンブリ40のそれぞれのX方向に垂直に配置されている。
第2のマシンフレーム直立部13(後方フレーム部)とは反対側の第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)の側(がわ)には加工スペースが提供され、この側(がわ)において第1のマシンフレーム直立部12に工具ポストアセンブリ40が提供される。
工具ポストアセンブリ40の下には、例示的にはマシンフレーム10のマシンベッド11にチップ落下開口が設けられ、マシンフレーム10のマシンベッド11の前側にはコンベヤ開口11Aが設けられている。コンベヤ開口11Aはチップコンベヤ(以下の例示的な実施形態を参照)を差し込むために設けられている。利点は、工作物スピンドル30に受容された工作物を工具ポストアセンブリ40に保持された工具によって加工する加工プロセスによって生成されるチップが、スピンドル位置から下方へ自由落下し、チップ落下開口を通じて、コンベヤ開口11Aを経て差し込まれたチップコンベヤのチップコレクタ部の中へと落ち得ることである。
図2A及び2Bは、図1の多軸旋削加工機の工具ポストアセンブリ40の概略的な透視図を例示している。
例示的に、図1の多軸旋削加工機の工具ポストアセンブリ40のそれぞれは、例えば、それぞれのX及びY軸によって定まる平面がタレットボディ20の長手方向軸に垂直に配置されるように(すなわち、それぞれのX及びY軸のそれぞれがタレットボディ20の長手方向軸に垂直に配置されるように)、及び、それぞれのX軸がタレットボディ20の長手方向軸(回転軸)に関して径方向に配置されるように、例示的に互いに垂直に配置されたそれぞれのX及びY軸がタレットボディの長手方向軸に依存して配置されるような態様で、加工スペースに面する側において第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)に取り付けられているという点のみにおいて、同様に構成されている。
X及びY軸を規定するために、工具ポストアセンブリ40は、例示的には、X方向において移動可能な第1のスライド45(Xスライド)及びY方向において移動可能な第2のスライド47(Yスライド)を含むクロススライドアセンブリを備え、図2A及び2Bに例示されるように、第1のスライド45(Xスライド)は第2のスライド47(Yスライド)の上に配置されている。
工具ポストアセンブリ40は、さらに、例示的には、それぞれの駆動部46及び48を備え、駆動部46(例えば駆動モータ)は第1のスライド45(Xスライド)のX方向への直線運動を駆動するように構成されており、駆動部48(例えば駆動モータ)は第2のスライド47(Yスライド)のY方向への直線運動を駆動するように構成されている。
X及びY方向の運動は独立して駆動されることができ、X及びY方向の運動を同時に駆動することにより、工具ポストは、タレットボディ20の長手軸に垂直、かつ、それぞれの工作物スピンドル30のそれぞれのスピンドル軸に垂直な、X及びY方向の平面内における如何なる方向にも移動され得る。
案内要素49を、例えば図1に示されたそれぞれの位置において第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)に取り付けることが可能であり、当該案内要素49に沿って第2のスライド47(Yスライド)のガイドが案内される。
例示的には、図1の多軸旋削加工機の各工具ポストアセンブリ40は、図2A及び2Bに例示されているように、工具を受容するための複数の(例示的には3つの)工具受容開口41A,41B及び41Cを有する工具ポスト41を備えている。例示的には、工具受容開口41A,41B及び41Cは、互いに隣接して配置され、かつ、Y方向に沿って配置されている。
これによって、工具ポスト41をY方向に移動させることにより、それぞれの工作物スピンドルに受容された工作物に実際に関与するそれぞれの工具は、工具受容開口41A,41B及び41Cに受容された工具の間で交換され得るという利点が得られる。このようにして、工具ポスト41に新たな工具を実際に挿入することなく、それぞれの工作物スピンドル30における加工動作に関与する工具は、工具ポスト41をY方向に移動させるだけで、迅速、効率的かつ確実に交換され得る。
また、工具ポストアセンブリ40は、工具受容開口41A,41B及び41Cに受容された工具(いわゆるライブツール)を、駆動部43(例えば駆動ハウジング内の駆動モータ)及びギアボックス42を含む任意選択の駆動機構によって駆動するように構成されている。具体的には、ギアボックス42は、異なるギア比のために1つまたはそれより多くのギアチェンジを可能とするように構成され得るギア機構を含むことができ、ギア機構は、工具受容開口41A,41B及び41Cに受容された1つまたはそれより多くの工具を駆動するよう駆動部43によって駆動され得る。
例えば、ギアボックスは、1つのギア設定にセット、または、複数のギア設定の間で切り替えることができるギア機構を含むように構成されることができる。当該ギア機構は、工具受容開口41A,41B及び41Cに受容された1つまたはそれより多くの工具を、例えば意図される加工条件により、及び/又は、使用されているライブツールにより、高速で、及び/又は、高トルクで駆動するために設けられ得る。
図3A及び3Bは、図1の多軸旋削加工機の工具ポストの概略的な透視図を例示している。
例示的には、図3Aは、その上に駆動部43(例示的には、ハウジングと、当該ハウジング内に配置された駆動モータを含む)及びギアボックス42が取り付けられる搭載部44を備える工具ポスト41を示している。また、図3Bは、駆動部43及びギアボックス42が取り外された搭載部44を備える工具ポスト41を示している。
すなわち、駆動部43(例えば駆動モータ)及びギアボックス42は、工具ポストアセンブリ40が、駆動部43及びギアボックス42を含む駆動ユニットを、工具ポスト41に、例えば例示的に第1のスライド45(Xスライド)上に配置され例示的に工具ポスト41を支持する搭載部44に、着脱可能に取り付けるように構成され得るという意味で、任意のものであり得る。このように、ライブツールを使用することが意図されておらず、または、要求されていない場合、駆動部43及びギアボックス42を含む駆動ユニットは、例えば固定工具(例えば固定カッター刃)のみが工具受容開口41A,41B及び41Cに挿入されている場合、工具ポスト41から取り外され得る。
例示的には、図3A及び3Bにおいて、駆動部43及びギアボックス42は、例えばスクリューまたは同様のものによって、搭載部44に機械的に固定され得る。他の例示的な実施形態において、駆動部43及びギアボックス42は、直接的に、搭載部44に機械的に固定され得る。さらに他の例示的な実施形態において、駆動部43及びギアボックス42は、搭載部44及び/又は工具ポスト41に取り付けられ、機械的に、及び/又は、電気的な、空気による、及び/又は、油圧によるロック機構によってロックされ得る。
図4A及び4Bは、図1の多軸旋削加工機の工具ポストシステムの概略的な透視図を例示している。例示的には、図4A及び4Bによれば、工具ポストシステムは、工具ポスト41の工具受容開口41A,41B及び41Cが、それぞれの工具を保持するように構成され、着脱、交換及び相互交換が可能な工具ホルダーカートリッジTCを受容するのに適合しているような形態を有している。
例えば、図4Aは、複数の相互交換可能な工具ホルダーカートリッジTCを例示しており、各工具ホルダーカートリッジTCは、工具ポスト41の工具受容開口41A,41B及び41Cに挿入されることができる。工具ポスト41には、意図される加工動作及び使用される工具に応じて、例示的に上述したように、搭載部44(及び/又は工具ポスト41)に着脱可能に取り付けられる、任意に追加された駆動部43及びギアボックス42を増設することができる。
適合する(カートリッジ受容開口としての)工具受容開口41A,41B及び41Cに収まる相互交換可能なカートリッジデザインを有する複数の工具ホルダーカートリッジTCは、図4Aにおける固定工具FT(例えば、固定刃、固定カッターなど)のような様々な異なる工具、または、穿孔工具、フライス工具、ドリルビットなどのようなライブツール(すなわち、駆動可能な工具)を保持するのに適合している。そのようなライブツールについて、カートリッジTCの幾つかは、それぞれのカートリッジTCの長手軸に関して軸方向に配置された工具軸の周りに回転駆動される軸方向配置ライブツールALTを保持するのに適合している。ここで、それぞれのカートリッジTCの長手軸は、(カートリッジ受容開口としての)工具受容開口41A,41B及び41Cへの挿入方向の軸である。
例示的には、カートリッジTCの幾つかは、それぞれのカートリッジTCの長手軸に関して垂直に配置された工具軸の周りに回転駆動される、鉛直/垂直配置ライブツールPLTを保持するのに適合している。さらに例示的には、カートリッジTCの1つは、それぞれのカートリッジTCの長手軸に関して垂直に配置された工具軸の周りに回転駆動される2つの工具を有する、鉛直/垂直配置ダブルライブツールDPLTを保持するのに適合している。
このように、複数の工具カートリッジTCのそれぞれは、(カートリッジ受容開口としての)工具受容開口41A,41B及び41Cに収まる同一のインターフェース適合端部を有している一方、複数の工具カートリッジTCの前部は、異なるタイプの工具に従って、例えば1つ以上の固定工具FTを受容/保持するように、軸方向に駆動可能な工具ALTを受容/保持するように、垂直方向に駆動可能な工具PLT(垂直ライブツール)を受容/保持するように、または、軸方向に駆動可能なダブル工具及び垂直方向に駆動可能なダブル工具などのような1つ以上の駆動可能な工具をさえ受容/保持するように、適合され得る。
工具ポスト41において少なくとも1つのライブツール(駆動可能な工具)を使用することが意図されているときはいつでも、ギアボックス42及び駆動部43を含む任意に利用可能な駆動ユニットが、図4Aに例示したように着脱可能に取り付けられ得る。
例示的には、図4Bは、軸方向に駆動可能な工具ALT(軸方向ライブツール)を保持している工具カートリッジTCが例示的には工具ポスト41の工具受容開口41Bに挿入され、軸方向に駆動可能な工具ALTを駆動するためにギアボックス42及び駆動部43が例示的には搭載部44に(及び/又は工具ポスト41に)取り付けられている状況を示している。
(カートリッジ受容開口としての)工具受容開口41A,41B及び41Cに工具カートリッジを固定して保持するために、工具ポスト41は、機械的な固定、または、受容されたカートリッジTCを例えばスクリュー及び/又はクランプ、または、例えばクイック作動ファスナまたはクイッククランプをも含む他の機械的なロック機構によってロックすることを可能とするように構成され得る。
さらなる例示的な実施形態において、代替的に又は追加的に、工具ポスト41は、工具ポスト41の(カートリッジ受容開口としての)工具受容開口41A,41B及び41Cに受容された工具カートリッジTCを自動的にロック/ロック解除するための自動作動ロック/ロック解除機構を備え得る。具体的には、そのような自動作動ロック/ロック解除機構は、機械的な、空気による、油圧による又は電気的なロック/ロック解除機構を含み得る。このように、工具ポスト41の(カートリッジ受容開口としての)工具受容開口41A,41B及び41Cに受容された工具カートリッジTCのロック/ロック解除は、機械的な、空気による、油圧による及び/又は電気的なアクチュエータによって自動的に作動され得る。
これによって、例示的には、有利には、自動工具交換機能の可能性が、多軸旋削加工機に提供され得る。自動工具交換機構は、フライス盤またはフライス加工マシニングセンタのような工具担持軸を備える工作機械の分野において周知であるが、効率的で信頼性の高い自動工具交換機構は、旋削加工機/旋盤の分野においては、特に多軸旋削加工機については未だ実現されておらず、したがって、多軸旋削加工機のような旋削加工機において、そのような自動工具交換システムは非常に有益であり、それぞれの旋削加工機の汎用性を著しく向上させる。
例えば、多軸旋削加工機にハンドリングロボットを装備する場合、そのようなロボットは、(例えば加工プロセスの後の工作物の取り外しのために)工作物スピンドルにおいて工作物を操作するために、及び/又は、工具ポストアセンブリ40のうち1つの工具ポスト41から取り外されるべき、または、そこへ挿入されるべき工具を操作するために利用され得る。
自動作動ロック/ロック解除機構がない場合であっても、工具ポスト41の工具受容開口41A,41B及び41Cに適合された複数の相互交換可能な工具保持カートリッジを備える高度にフレキシブルで効率的に利用可能な工具カートリッジシステムによって、有利には、多軸旋削加工機のような旋削加工機において、手動、自動又は半自動で、効率的に、より迅速かつ正確に工具を交換することができるようになる。
図5は、図1の多軸旋削加工機100で使用するためのチップコンベヤ200の概略的な透視図を例示している。
例示的には、チップコンベヤ200(チップコンベヤ装置)は、上面が開口したチップコレクタ部210を含んでいる。チップコレクタ部210は、例えば図1に示されているように、多軸旋削加工機のマシンフレーム10のマシンベッド11のチップコンベヤ開口11Aの中に挿入され得る。それによって、コンベヤ開口11Aの中に挿入された場合、工作物スピンドル30に受容され、工具ポストアセンブリ40の工具によって加工される工作物の加工動作によって生成されたチップは、有利には、チップコンベヤ200のチップコレクタ部210の中へ真っすぐに落ちることが可能となる。
チップコンベヤ200は、例示的にはさらに、チップコレクタ部210の中に収集されたチップをチップ出力部240へ向けて上方へ搬送するためのコンベヤシステムを内部に有する傾斜搬送部230を含んでいる。チップ出力部240は、例えば当該チップ出力部240の下に設置され得る収集コンテナの中へと搬送されたチップを出力するための下向きの開口を有している。コンベヤシステムを駆動するために、チップコンベヤ200は、さらに、コンベヤ駆動部220を含んでいる。
図6A及び6Bは、他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機100の概略的な透視図を例示している。
図6A及び6Bの多軸旋削加工機100の主要な構成は、図1に関連して上述した例示的な実施形態と同様である。しかしながら、チップコンベヤ200は、例示的にはマシンフレーム10のマシンベッド11のチップコンベヤ開口11Aの中に挿入されている。
さらに例示的には、図6A及び6Bの多軸旋削加工機100には、例示的には2つの自動的に制御されるロボット301及び302(例示的には6軸ロボット)が装備されている。例えば、第1のロボット301は、マシンフレーム10の第1のマシンフレーム直立部12(前方フレーム部)の加工スペースに面する側の上部に取り付けられている。第2のロボット302は、例示的にはマシンフレーム10のマシンベッド11の加工スペースに関して第1のマシンフレーム直立部12とは反対側の部位(すなわち、マシンフレーム10のマシンベッド11に形成されたチップ落下開口の上方の領域)に取り付けられている。
例示的には、両方のロボット301及び302は、(例えば加工プロセスの完了後に工作物を取り外すために)工作物スピンドル30から工作物を取り上げるように適合された、及び/又は、例えば自動化された工具交換のために工具ポストアセンブリ40の工具ポスト41において工具カートリッジTCを取り上げる(及び/又は挿入する)ように適合された把持部Gを含んでいる。例示的な実施形態は、2つのロボットを有する構成に限定されず、ロボット301及び302のうち1つのみが備えられていてもよく、あるいは、さらなる例示的な実施形態においては、追加のロボットが設けられていてもよい。
図7A及び7Bは、図1,6A及び6Bの多軸旋削加工機100のドラム(タレットボディ20)の概略的な透視図を例示している。
例えば、それぞれの工作物スピンドル30の例示的なスピンドルスライド機構を備えるタレットボディ20のみが示されており、スピンドルスライド機構は、スピンドルボディ32を支持するスピンドルスライド31を含んでいる。スピンドルボディ32は、受容されロックされた工作物をスピンドル駆動部によって回転駆動するために、一体化されたスピンドル駆動部(内蔵スピンドルモータ)と、受容された(例えばバーのような)工作物をスピンドル内で自動的にロックするための作動ロック機構(例えば、機械的に、油圧によって、空気によって、及び/又は、電気的に作動されるロック機構)とを含んでいる。
タレットボディ20は、例示的に前端部22及び後端部21を含み、これらは、それぞれマシンフレーム10の前方フレーム部12及び後方フレーム部13によって回転可能に支持されている部位である。タレットボディ20の前端部22は、工作物スピンドル30(具体的にはその前部)を受容するための開口25を含んでいる。タレットボディ20の後端部21は、開口26を含んでおり、当該開口26を通じて、各スピンドル30に(例えばバーのような)工作物が多軸旋削加工機100の後側から供給される。これにより、例えば長いバーのような工作物は、工作物側から挿入される必要はなく、より多くのスペースが利用可能である場合、機械の後側からバーローダまたはバーフィーダによって供給/挿入され得るという利点が得られる。その際、工作物が、例えば、外部ハンドリングロボット又は例えば図6A及び6Bのような付加的に一体化されたロボットによって自動的に、より操作し易い場合には、加工の後、工作物が加工スペースの前側から取り外されるだけでよい。
しかしながら、図7A及び7Bから分かるように、例示的に、タレットボディ20は、公知の多軸旋削加工機から通常知られているように、各スピンドル30について前側から後側へ至る貫通孔を有していない。しかし、タレットボディ20は、各工作物スピンドル30について、タレットボディ20の前端部22からタレットボディ20の後端部21まで長手方向に(Z方向/タレットボディ20の長手方向)に延びるそれぞれの長手方向溝23を有している。長手方向溝23は、例示的に、マシンフレーム10の前方フレーム部12と後方フレーム部13の間のスペースに開放するように、タレットボディ20の外周側に開放している。
例示的に、タレットボディ20は、隣り合う溝23のそれぞれの対の間に、タレットボディ20の前端部22からタレットボディ20の後端部21まで長手方向に(Z方向/タレットボディ20の長手方向)に延びるそれぞれの棚部24を有している。例示的に、溝23の個数は、長手方向の棚部24の個数と同一である。
工作物スピンドル30のスピンドルボディ32は、例示的に、それぞれの長手方向の溝23の内部でガイドされ、タレットボディ20の外周側に配置されたスピンドルスライド31によって支持されている。具体的には、各スピンドルスライド31は、例示的に、それぞれの溝23の両側に形成された長手方向の棚部24の上をガイド要素35によってガイドされる。
そのような構成によって、スライド31及びそれらの駆動機構がタレットボディ20の外周面の外側に設けられることができ、その結果、溝・棚配置を有するタレットボディ20の放射状に広がる輪郭が、棚の厚さが比較的小さい場合にも非常に高い安定性と剛性を与えるために、タレットボディ20を効率的にコンパクトかつ軽量にすることができ、スピンドルスライド及びそれらの駆動機構が前方及び後方フレーム部12及び13の間のスペースを効率的に用いてタレットボディ20の外周側に配置され得るために、スピンドルがよりコンパクトに配置されることができ、かつ、タレットボディ20が非常にコンパクトな場合にもスライド及びそれらの駆動機構の大きさをコンパクトにする必要がない、という利点が得られる。
例示的に、スライド駆動機構は、駆動部33(駆動モータ)によって駆動されるネジ軸34を含んでいる。図7A及び7Bにおいて、駆動部33はスピンドルスライド31に取り付けられていないが、それ自体、タレットボディ20の後部のマウント構造に搭載され得る(または取り付けられ得る)。
駆動部33によってネジ軸34を回転駆動する場合、それぞれの工作物スピンドル30のスピンドルボディ32をZ方向に(例えば、加工スペースに向かって又は加工スペースから遠ざかるように)それぞれの長手方向溝23の内部で移動させるように、それぞれのスピンドルスライド31は案内棚部24に沿って長手方向(Z方向、それぞれのスピンドル軸に関して軸方向)に駆動される。
図8A〜8Cは、さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機100の概略的な透視図を例示している。図8A〜8Cの多軸旋削加工機100の主要な構成は、図1、6A及び6Bに関連して上述した実施形態と同様である。
例示的に、図8Aは、多軸旋削加工機100の機械ハウジング110を概略的に示している。図8B及び8Cは、ハウジング110の無い多軸旋削加工機100を示している。そのようなハウジングは、以上及び以下において説明された他の実施形態についても設けられ得る。
さらに、図8B〜8Cの軸旋削加工機100は、例示的に、図6A及び6Bの工作機械と同様に、図5に例示したようなチップコンベヤ200を装備している。
さらに、図8Aには、多軸旋削加工機100の後側にマシンフレーム10の後方フレーム部13と対向して配置されたバーローダ300が例示されており、当該バーローダ300は、細長い工作物、例えばバー(例えば、丸い又は円形の断面を有するバー、あるいは、例えば六角形の断面のような角のある断面を有するバー)を、後側からタレットボディ20の後端部21に形成された孔26を通じてそれぞれの工作物スピンドル30へ供給するように構成されている。そのようなバーローダは、以上及び以下において説明された他の実施形態においても用いられ得る。 さらに、既に説明された例示的な実施形態とは異なり、図8B〜8Cの軸旋削加工機100は、例示的に、マシンフレーム10のビーム部14に取り付けられたピックアップスピンドル機構50を含んでいる。当該ビーム部14は、例示的に前方フレーム部12の上側に配置されており、例示的に前方フレーム部12の上側から加工スペースへ延びている。
ピックアップスピンドル51を備えるピックアップスピンドル機構50は、例示的に、マシンフレーム10のビーム部14に下方から取り付けられ、マシンフレーム10のビーム部14から垂れ下がる吊り下げ位置に配置されている。これによって、ピックアップスピンドル機構が、スピンドル(ピックアップスピンドルを含む)の下方におけるチップの落下のための空きスペースを遮ることがないという利点が得られる。
ピックアップスピンドル機構50は、支持部53を含んでいる。支持部53は、例えばビーム部14の底部に配置されたガイド内を長手方向(Z方向)に沿ってガイドされるガイド要素54によって、マシンフレーム10のビーム部14の底部に吊り下げ位置において取り付けられている。ピックアップスピンドル機構50は、例示的に、さらに、支持部53(ピックアップスピンドルスライド)の、対向する工作物スピンドル30に向かっての及びそれから遠ざかるような長手方向(Z方向)における移動を駆動する駆動部56(駆動モータ)を含んでいる。
支持部53は、例えば駆動ベルト55を介して他の駆動部52(駆動モータ)によって駆動されるピックアップスピンドル51を支持(保持)している。ピックアップスピンドル51及び駆動部52は支持部53に配置されて(取り付けられて)おり、支持部53を長手方向(Z方向)に移動させることにより、ピックアップスピンドル51は、工作物スピンドル30のうちの1つに受容された工作物をその後部の加工の目的のために取り上げるため、対向する工作物スピンドル30に向かって及びそれから遠ざかるように移動することができる。
そのような後部の加工プロセスのために、ピックアップスピンドルは取り上げられた工作物を回転駆動することができる。これにより、それまで工作物スピンドル30に受容されていた工作物の後部をその加工のために加工スペースに直面させることができる。当該工作物の後部は、ピックアップスピンドル51の反対側の工作物スピンドル30の工具ポスト40の工具を用いることによって、あるいは、支持部53又は支持部53に取り付けられ若しくは配置された工具ポストアセンブリに取り付けられ若しくは配置された付加的な工具(固定工具又は被駆動工具すなわちライブツール)によって、加工され得る。
当該構成によって、有利には、チップの落下条件が最適化された状態で、工作物の付加的な後部の加工を可能にする、非常に効率的でコンパクトな構成が可能となる。
図9は、図8A〜8Cの例示的な実施形態と同様のさらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機100の概略的な透視図を例示している。
さらに、図6A及び6Bと同様に、図9の多軸旋削加工機100は、例示的にロボット302(例示的には6軸ロボット)を装備している。ロボット302は、例示的には、マシンフレーム10のマシンベッド11のうち加工スペースに関して第1のマシンフレーム直立部12と反対側の部位(すなわち、マシンフレーム10のマシンベッド11に形成されたチップ落下開口の上方の領域)に取り付けられている。
例示的には、ロボット302は、(例えば加工プロセスの完了後に工作物を取り外すために)工作物スピンドル30から工作物を取り上げ、(図9に例示されているように)ピックアップスピンドル53から工作物を取り上げるように適合され、及び/又は、例えば自動化された工具交換のために工具ポストアセンブリ40の工具ポスト41において工具カートリッジTCを取り上げる(及び/又は挿入する)ように適合された把持部Gを含んでいる。例示的な実施形態は、1つのロボットを有する構成に限定されず、さらに他の例示的な実施形態においては、2つ又はそれより多くのロボットが設けられ得る。
図10A〜10Dは、さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機100の概略的な透視図を例示している。
さらに、図10A〜10Dの多軸旋削加工機100は、例示的に図6A及び6B並びに図8A〜9の工作機械と同様に、図5に例示したようなチップコンベヤ200を装備している。
さらに、図10Aには(図8Aと同様に)、多軸旋削加工機100の後側にマシンフレーム10の後方フレーム部13と対向して配置されたバーローダ300が例示されており、当該バーローダ300は、細長い工作物、例えばバーを、後側からタレットボディ20の後端部21に形成された孔26を通じてそれぞれの工作物スピンドル30へ供給するように構成されている。そのようなバーローダ300は、以上及び以下において説明された他の実施形態においても用いられ得る。
さらに、既に説明された例示的な実施形態とは異なり、図10A〜10Dの軸旋削加工機100は、例示的に、マシンフレーム10のビーム部14に取り付けられたカウンタースピンドル機構60を含んでおり、ビーム部14は、例示的に、前方フレーム部12の上側と、加工スペースに関して前方フレーム部12と反対側(工作物スピンドル30の反対側)に配置された他の(第3の)マシンフレーム直立部15(第3のマシンフレーム部)の上側との間に配置されており、例示的に、前方フレーム部12の上側から加工スペース内へ延びている。
カウンタースピンドル機構60は、例示的に2つのカウンタースピンドル61を備えているが、さらに他の例示的な実施形態においては、1つ又は2つより多くのカウンタースピンドルを備える他の例示的な実施形態も可能である。
カウンタースピンドル61を備えるカウンタースピンドル機構60は、例示的に、マシンフレーム10のビーム部14に下方から取り付けられ、マシンフレーム10のビーム部14から垂れ下がる吊り下げ位置に配置されている。これによって、カウンタースピンドル機構が、スピンドル(カウンタースピンドルを含む)の下方におけるチップの落下のための空きスペースを遮ることがないという利点が得られる。2つのカウンタースピンドルを備える実施形態によれば、ダブルサイクル加工動作及びダブル後部加工動作が可能になるという利点が得られる(ダブルサイクル加工作業及びダブル後部加工動作については、例えば特許文献1参照)。
さらに、図10Aに例示されているように、例えばカウンタースピンドル61に受容された工作物に対して行われる(ダブル)後部加工動作のために、多軸旋削加工機100は例示的にさらに2つの付加的な工具ポスト71及び72を備えている。これらは、例示的に、カウンタースピンドル機構60のカウンタースピンドル61と工作物スピンドル30の間のビーム部14の底部に取り付けられ、吊り下げ位置に配置されている。工具ポスト71及び72のそれぞれは、1つ以上の工具(固定工具及び/又は駆動可能な工具、例えばライブツール)を保持するのに適合している。
例示的な実施形態は、例示的に、カウンタースピンドル61に受容された工作物の後部加工作業のために2つの付加的な工具ポスト71及び72を備えているが、さらに他の例示的な実施形態においては、1つ又は2つより多くの付加的な工具ポストを備える他の例示的な実施形態も可能である。
図11A及び11Bは、図10A〜10Dによる多軸旋削加工機のカウンタースピンドル機構60のカウンタースピンドルアセンブリの概略的な透視図を例示している。
各カウンタースピンドル61について、カウンタースピンドル機構60は、第1スライド63及び第2スライド62を含むクロススライドアセンブリによってスライド可能に支持されたスピンドルスライド64によって支持されたそれぞれのカウンタースピンドル61を含むそれぞれのカウンタースピンドルアセンブリを含んでいる。第1スライド63は第2スライド62上にスライド可能に支持されており、第2スライド62はビーム部14の底部上にスライド可能に支持されている。
例示的に、長手方向(Z方向)に延びるようにビーム部14の底部に配置されたガイド67に沿って、駆動部65(駆動モータ)によって、それぞれの第2スライド62をビーム部14に対して移動させることにより、それぞれのカウンタースピンドル61は、例示的にそれぞれのカウンタースピンドル61のスピンドル軸及び工作物スピンドル30のスピンドル軸に対して平行に配置された長手方向(Z方向)へ移動され得る。すなわち、そのような、Z方向における、すなわち対向する工作物スピンドル30に向かっての又はそれらから遠ざかるような移動によって、工作物スピンドル30のうちの1つに受容されたそれぞれの工作物は、後部加工作業のためにそれぞれのカウンタースピンドル61によって取り上げられ得る。
さらに、長手方向(Z方向)に垂直な水平方向(X方向)に延びるように第2スライド62の底部に配置されたガイド68に沿って、他の駆動部(駆動モータ;不図示)によって、それぞれの第1スライド63を第2スライド62に対して移動させることにより、それぞれのカウンタースピンドル61は、それぞれのカウンタースピンドル61のスピンドル軸及び工作物スピンドル30のスピンドル軸に垂直に水平方向(X方向)へ移動され得る。
さらに、例示的に長手方向(Z方向)に垂直な鉛直方向(Y方向)に延びるように第1スライド63に配置されたガイド(不図示)に沿って、他の駆動部66(駆動モータ)によって、それぞれのスピンドルスライド64を第1スライド63に対して移動させることにより、それぞれのカウンタースピンドル61は、それぞれのカウンタースピンドル61のスピンドル軸及び工作物スピンドル30のスピンドル軸に対して垂直に鉛直方向(Y方向)へ移動され得る。
カウンタースピンドル機構60の上記カウンタースピンドルアセンブリによって、各カウンタースピンドルは、3つの全ての方向X、Y及びZへ移動されることができ、高度にフレキシブルで正確な後部加工動作が可能となる。
後部加工プロセスのために、それぞれのカウンタースピンドル61(他のカウンタースピンドルと同時に又は他のカウンタースピンドルと非同期的に)は、取り上げられた工作物を回転駆動することができる。これにより、それまで工作物スピンドル30に受容されていた工作物の後部をその加工のために加工スペースに直面させることができる。当該工作物の後部は、工具ポスト71及び72によって保持され得る付加的な工具(固定工具又は被駆動工具すなわちライブツール)によって、加工され得る。
当該構成によって、有利には、チップの落下条件が最適化された状態で、工作物の付加的な後部の加工を可能にする、非常に効率的でコンパクトな構成が可能となる。というのは、具体的には、チップは、カウンタースピンドル機構60又は工具ポスト71及び72によって遮られることなく、マシンフレームのマシンベッド11に形成されたチップ開口11Bを経て下方へ落下し得るからである。
さらに、それぞれ前方フレーム部12の上部及び外部フレーム部15によって両側で支持されたビーム部14を有する構成によって、マシンフレームの高い安定性及び有利な剛性が達成され得るという利点が得られる。
図12は、図10A〜10Dの例示的な実施形態と同様のさらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機100の概略的な透視図を例示している。
さらに、図6A及び6B並びに9と同様に、図12の多軸旋削加工機100は、例示的にロボット302(例示的には6軸ロボット)を装備している。ロボット302は、例示的には、マシンフレーム10のマシンベッド11のうち加工スペースに関して第1のマシンフレーム直立部12と反対側の部位(すなわち、マシンフレーム10のマシンベッド11に形成されたチップ落下開口11Bの上方の領域)に取り付けられている。
例示的には、ロボット302は、(例えば加工プロセスの完了後に工作物を取り外すために)工作物スピンドル30から工作物を取り上げるように、カウンタースピンドル61から工作物を取り上げるように適合された、及び/又は、例えば自動化された工具交換のために工具ポストアセンブリ40の工具ポスト41において工具カートリッジTCを取り上げる(及び/又は挿入する)ように、及び/又は、ビーム部14(図12には示されていない)から垂れ下がっている工具ポスト71及び72において工具カートリッジTCを取り上げる(及び/又は挿入する)ようにも適合された把持部Gを含んでいる。例示的な実施形態は、1つのロボットを有する構成に限定されず、さらに他の例示的な実施形態においては、2つ又はそれより多くのロボットが設けられ得る。
図13A〜13Cは、多軸旋削加工機100での使用のためのバーローダ300及びその部品の概略的な透視図を例示している。そのようなバーローダ300は、例示的に、以上又は以下の例示的な実施形態の如何なる工作機械においても用いられ得る。
図13Aは、ハウジング310及びスタンド320を備えるバーローダ300を例示している。ハウジング310の側の開口を通じて、バーローダは、未加工のバー又は多軸旋削加工機100で加工されるべき他の細長い工作物を受容する(供給される)ためのバー受容部330を含んでいる。そのような細長い工作物は、様々な幅を有する丸い断面形状または他の断面形状を有し得る。
バーローダ300の一方の側において、タレット固定ボディ340が、バーローダ300から横方向に延びている。タレット固定ボディ340は、多軸旋削加工機100のタレットボディ20の回転長手軸と同軸に配置されるよう、長手軸の周りに回転可能に支持されている。タレット固定ボディ340は、タレットボディ20と共に軸方向に配置されたその長手軸の周りを回転するよう、多軸旋削加工機100の後側から後方フレーム部13の貫通孔(例えば図8C参照)を通じて(例えば複数の固定ロッドによって)タレットボディ20に固定されるように構成されている。
具体的には、タレットボディ20とタレット固定ボディ340は、例示的に、共通の長手軸の周りを共に回転するよう、互いに堅固に固定されるように構成されている。このように、例示的に、タレット固定ボディ340によって支持されたバーローダのガイドシステムの駆動された回転は、機械の後方フランジの外径に作用する(例えば複数の固定ロッドによる)複数の機械的な連結を通じたタレット固定ボディ340のタレットボディ20の後側との機械的な連結によって実現される。タレット固定ボディ340のタレットボディ20の後側とのこの機械的な連結によって、タレットボディ20自体の内部のスピンドルとの適切な角度同期が保証される。このように、バーローダガイドシステム及びバーローダ300のタレット固定ボディ340の回転は、例示的に、以下で説明されるトルクモータ80によって実現される。
図13Bは、図13Cに例示されている内部ガイドシステムを有するハウジング310の無い状態の図13Aのバーローダ300を例示している。
バーローダガイドシステム全体は、タレット固定ボディ340と共に、タレット固定ボディ340の長手軸(ガイドシステムの長手軸)の周りを回転可能に支持されており、ガイドシステムは、固定ガイド部360、スライド可能な中央ガイド部350及びスライド可能な端ガイド部370を含み、固定ガイド部360、スライド可能な中央ガイド部350及びスライド可能な端ガイド部370のそれぞれは、共に、タレット固定ボディ340の長手軸(ガイドシステムの長手軸)の周りを回転可能に支持されている。
このように、多軸旋削加工機100のタレットボディ20が回転/インデックスされると、多軸旋削加工機100のタレットボディ20に固定されたバーローダ300のタレット固定ボディ340は、多軸旋削加工機100のタレットボディ20と同期した態様で回転し、固定ガイド部360、スライド可能な中央ガイド部350及びスライド可能な端ガイド部370を含むガイドシステムは、バーローダ300のタレット固定ボディ340及びタレットボディ20と共に共通の長手軸の周りを回転すべく駆動される。
好ましくは、ガイドシステムの駆動された回転の制御は、多軸旋削加工機100の数値制御装置(NC)及び/又はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)からの制御によってタレット20の回転を駆動することによって実現される。これによって、タレットボディ20の回転及びバーローダ300のガイドシステムの回転の制御が、同期して制御されるという利点が得られる。
また、好ましくは、多軸旋削加工機100の数値制御システム(NC及び/又はPLCを含む)は、バーローダの制御システムと、マスター/スレーブの関係に従って通信可能に接続され得る。これによって、機械の数値制御装置(NC)及び/又はPLCは、バーローダの複数の又は全ての機能を直接的に管理することが可能となる(例えば、機械が「マスター」、バーローダが「スレーブ」)。バーローダシステムの機能は、以下の少なくとも1つを含み得る。
・バー貯蔵エリアから新しいバーを選択し、バーローダのガイドシステムへと持ち上げる。
・新しいバーをガイドシステムのバーローダチャネル内へ導入する。
・(例えば、例示的にはスピンドルコレットが開かれたことを示す特定の信号を受信した後に)加工プロセスのための新しい原材料を供給するためにバーを押す。
・バー要素を操作する。
バーローダ300の固定ガイド部360は、例示的に、長手軸の周りに配置された複数の固定バーガイド部361を有している。各固定バーガイド部361は、多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30のそれぞれ1つのためのバー/細長い工作物を受容するために設けられており、その結果、タレットボディ20上に配置された多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30の角距離に対応する同一の角距離において、固定バーガイド部361の個数は、多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30の個数と同一である。
スライド可能な中央ガイド部350は、長手軸の周りに配置された複数のスライド可能なバーガイド部351を有している。スライド可能なバーガイド部351のそれぞれは、多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30のそれぞれ1つのためのバー/細長い工作物を受容するために設けられており、その結果、タレットボディ20上に配置された多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30の角距離に対応する同一の角距離において、スライド可能なバーガイド部351の個数は、多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30の個数と同一である。
スライド可能な中央ガイド部350のスライド可能なバーガイド部351のそれぞれは、固定ガイド部360の固定バーガイド部361のそれぞれと関連しており、スライド可能なバーガイド部351のそれぞれは、長手方向に平行な関連する固定バーガイド部361と軸方向に配列されている。その結果、スライド可能なバーガイド部351のそれぞれは、関連する固定バーガイド部361と共に、バー受容部330を通じて供給されるバー/細長い工作物を同時に受容するように構成されている。
それに応じて、スライド可能なバーガイド部351及び関連する固定バーガイド部361の両方が、バー受容部330を通じて供給される同一のバー/細長い工作物を横方向から受容するために横方向に開かれるように作動され、その後、バーを包囲し、受容されたバーのそれぞれのための長手方向に延びるガイドチャネルを提供するために、横方向に閉じられるように作動され得る。
固定ガイド部360の供給機構は、スライド可能なバーガイド部351及び関連する固定バーガイド部361に受容されたバー/細長い工作物を、長手方向にスライド可能な端ガイド部370及びタレット固定ボディ340に向かって供給するように構成されている。
スライド可能な端ガイド部370は、長手軸の周りに配置された複数のスライド可能なバーガイド部371を有している。スライド可能なバーガイド部371のそれぞれは、多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30のそれぞれ1つのためのバー/細長い工作物を受容するために設けられており、その結果、タレットボディ20上に配置された多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30の角距離に対応する同一の角距離において、スライド可能なバーガイド部371の個数は、多軸旋削加工機100の工作物スピンドル30の個数と同一である。
スライド可能な端ガイド部370のスライド可能なバーガイド部371のそれぞれは、スライド可能な中央ガイド部370のスライド可能なバーガイド部351のそれぞれと関連しており、スライド可能なバーガイド部371のそれぞれは、長手方向に平行な関連するスライド可能なバーガイド部351と軸方向に配列されている。その結果、それぞれのバー/細長い工作物が固定ガイド部360からスライド可能な端ガイド部370及びタレット固定ボディ340へ向かって供給されると、スライド可能なバーガイド部371のそれぞれは、関連するスライド可能なバーガイド部351と共に、バー/細長い工作物を同時に受容するように構成されている。
また、スライド可能な端ガイド部370のスライド可能なバーガイド部371のそれぞれは、多軸旋削加工機100のタレットボディ20の後端部21の開口26を通じて延びるよう、多軸旋削加工機100のタレットボディ20に固定されたバーローダ300のタレット固定ボディ340を通じて長手方向に延びている。その結果、スライド可能なバーガイド部371のそれぞれは、1つ以上の、好ましくは図13A及び13B(連結要素380)に例示されているようにスピンドル毎に1つ以上の連結要素(例えば連結ロッド又は同様のもの)によって、それぞれの工作物スピンドル30のそれぞれのスピンドルボディ32に連結又は固定され得る。
それぞれのバー/細長い工作物が、それぞれのスライド可能なバーガイド部371を通じて供給され、それぞれの工作物スピンドル30の連結されたスピンドルボディ32の内部へ延びる場合、それぞれの工作物スピンドル30のスピンドルボディ32の内部に、別の任意の供給機構が設けられえる。その結果、スライド可能なバーガイド部351及び371は、別の供給機構なしに設けられることができ、かつ、スライド可能なバーガイド部351及び371は、好ましくは、長いバー又は他の細長い工作物のためのガイドサポートを提供するガイドチャネルを提供し得る。
例示的に、固定ガイド部360の固定バーガイド部361とは対照的に、スライド可能なバーガイド部371は、関連するスライド可能なバーガイド部351のそれぞれと共に、例示的に、それぞれの工作物スピンドル30の長手Z方向における長手方向の移動と共に長手方向にスライドするように構成されている。
具体的には、工作物スピンドル30は、長手Z方向に互いに独立して駆動されるように構成されているので、スライド可能なバーガイド部371のそれぞれは、関連するスライド可能なバーガイド部351のそれぞれと共に、他のスライド可能なバーガイド部371及び関連するスライド可能なバーガイド部351のそれぞれから独立して長手方向にスライドするように構成されている。
これによって、バーローダ300が、長いバー又は他の細長い工作物のための信頼性の高い正確なガイドサポートを付加的に提供するという利点が得られ、それによって、工作物スピンドル30がZ方向に駆動される場合にも一定のガイドサポートが得られる。
図14A及び14Bは、さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機100での使用のためのマシンフレーム10の概略的な透視図を例示している。
以上の例示的な実施形態とは異なり、マシンフレーム10は、前方フレーム部12の上側と後方フレーム部13の上側が上方ルーフフレーム部16によって連結されている。これによって、例えば任意のビーム部14及び前方フレーム部12の反対側の加工スペースの他方の側のフレーム部15に加えて、マシンフレーム10の安定性及び剛性がさらに増大及び向上している。
また、以下で図15A及び15Bについて例示的に説明されるように、図14A及び14Bの構成は、変更されたタレットの構成及びスピンドル側の駆動機構を有している。
図15A及び15Bは、図14A及び14Bの多軸旋削加工機のマシンフレーム10のドラム/タレットボディ20の概略的な透視図を例示している。
タレットボディ20には、例示的に前端部22及び後端部21が取り付けられ、これらは、それぞれマシンフレーム10の前方フレーム部12及び後方フレーム部13によって回転可能に支持されている部位である。タレットボディ20に取り付けられた後端部21は開口部26を含み、当該開口部26を通じて、各スピンドル30に多軸旋削加工機100の後側から(例えばバーのような)工作物が供給され得る。
タレットボディ20は、各工作物スピンドル30に対して、前端部22から後端部21まで長手方向に(Z方向/タレットボディ20の長手方向)に延びる、それぞれ1つの長手方向溝23を有している。長手方向溝23は、例示的に、マシンフレーム10の前方フレーム部12と後方フレーム部13の間のスペースに開放するように、タレットボディ20の外周側に開放している。
例示的に、タレットボディ20は、隣り合う溝23のそれぞれの対の間に、前端部22から後端部21まで長手方向に(Z方向/タレットボディ20の長手方向)に延びるそれぞれの棚部24を有している。例示的に、溝23の個数は、長手方向の棚部24の個数と同一である。
工作物スピンドル30のスピンドルボディ32は、例示的に、それぞれの長手方向の溝23の内部でガイドされ、タレットボディ20の外周側に配置されたそれぞれのスピンドルスライド31によって支持されている。具体的には、各スピンドルスライド31は、例示的に、それぞれの溝23の両側に形成された長手方向の棚部24の上をガイド要素35によってガイドされる。
例示的に、スライド駆動機構は、駆動部33(駆動モータ)によって駆動されるネジ軸34を含んでいる。図15A及び15Bにおいて、駆動部33は、スピンドルスライド31に取り付けられていないが、前端部22またはタレットボディ20の前方の部位に取り付けられている。
駆動部33によってネジ軸34を回転駆動する場合、それぞれの工作物スピンドル30のスピンドルボディ32をZ方向に(例えば、加工スペースに向かって又は加工スペースから遠ざかるように)それぞれの長手方向溝23の内部で移動させるように、それぞれのスピンドルスライド31は案内棚部24に沿って長手方向(Z方向、それぞれのスピンドル軸に関して軸方向)に駆動される。
図16A〜16Cは、多軸旋削加工機のマシンフレーム10のドラム(タレットボディ20)の概略図、及び、その駆動機構を示すための詳細図を例示している。
上述したように、タレットボディ20は、タレットボディ20の後側端部21(例えば、タレットボディ20と一体にされ、あるいは、タレットボディ20の後側に取り付けられている)がマシンフレーム10の後方フレーム部13において回転可能に支持され、タレットボディ20の前側端部22(例えば、タレットボディ20と一体にされ、あるいは、タレットボディ20の工作物と対向する前側に取り付けられている)がマシンフレーム10の前方フレーム部12において回転可能に支持されるような態様で、長手回転軸の周りを回転可能に支持されている。
タレットボディ20の回転運動を駆動するために、例示的に、マシンフレームの後方フレーム部13にトルクモータ80が設けられている(例えば図16A参照)。トルクモータの使用によって、工作物スピンドル30の加工位置の間の回転が、タレットボディ20の回転運動のための駆動部としてのトルクモータ80を制御する工作機械の数値制御部によって、効率的に、確実に、正確に及び迅速な応答時間で制御され得るという利点が得られる。
図16B及び16Cに例示されているように、トルクモータはロータ82及びステータ81を含み、ロータ82はタレットボディ20の後側端部21の外周部に取り付けられており、ステータ81はマシンフレーム10の後方フレーム部13に取り付けられている。トルクモータ80は、工作物スピンドル30の複数の加工位置の間の工作物スピンドル30の移動のために、タレットボディ20の回転運動を駆動するように構成されている。
トルクモータ80をタレットボディ20の端部の回転可能な支持部に含めることにより、有利には、コンパクトかつ効率的で省力化された駆動機構が提供され得る。
さらに、駆動機構によって潜在的に生成される潜在的な熱は、トルクモータ80がフレーム部12及び13の間のエアスペースによって分離されており、かつ、工作物に対向するタレットボディ20の後端部22に関してタレットボディ20の反対側の端部に位置付けられているという点において、有利には、前方フレーム部12及び前端部22から遠くに位置しており、分離されている。
それに応じて、工作物側における加工動作の正確さ及び精度が向上され得る。なぜなら、熱的効果によって正確さに影響を及ぼし得る潜在的な熱源としてのトルクモータ80が、タレットボディ20の反対側の端部に位置しており、その結果、工作物スピンドル30の工作物受容部及び工具ポストアセンブリ40の近くの加工スペースに面した側における熱的効果は、トルクモータ80によって提供される効率的かつ正確で直接的な駆動機構を同時に有しつつ、有利には最小化される。
加工動作及びタレットボディ20の移動制御の正確さをさらに高めるために、例示的に、位置決めシステム90が、前方フレーム部12の回転可能な支持部の位置の工作物に対向するタレットボディ20の前端部の周りに周方向に配置されている。
位置決めシステム90は、例示的に、タレットボディ20の回転位置を決定するための、周方向に配置されたアブソリュートエンコーダ91を含んでいる。
アブソリュートエンコーダからの位置信号によってタレットボディ20の回転位置を検出することによって、工作物スピンドル30の位置をそれぞれの工具ポストアセンブリ40と整列させるために、トルクモータ80の駆動制御は、意図される加工位置に従う回転位置へタレットボディ20を正確に駆動するための正確なフィードバック制御に基づくことができる。
位置決めシステムは、加工スペースに直接的に面し工具ポストアセンブリ40に近接したる前方フレーム部12のタレットボディ20の前側に設けられているので、位置決めシステムの正確さ及び精度は有利には向上される。
アブソリュートエンコーダ91を用いることは非常に好ましい例示的な実施形態ではあるが、本発明は、位置決め検出デバイスとしてのアブソリュートエンコーダの使用に限定されず、例えばインクリメンタルエンコーダのような、例えば絶対位置ではなく加工位置の間の距離を計測するような、他の位置決め検出デバイスも用いられ得る。
さらに、位置決めシステム90は、例示的に、前方フレーム部12の回転可能な支持部の位置の工作物に面するタレットボディ20の前端部に関して周方向に配置された複数のブレーキ機構92(例えば油圧式、空気圧式及び/又は電気式のブレーキ)を含んでいる。
それに応じて、タレットボディ20の回転位置が、アブソリュートエンコーダからの位置信号によって、意図された加工位置に正確に精度良く位置付けられていることが検出された場合、ブレーキ機構92(位置ロッキングシステム)は、タレットボディ20の回転位置を加工フェーズの間、意図された加工位置に固定及びロックするために作動される。
幾つかの好ましい態様では、工作物スピンドル30がそれぞれの加工位置に位置付けられた時に複数の工作物スピンドル30に受容された1つ以上の工作物の加工を制御するために、コントローラが設けられ得る。
幾つかの好ましい態様では、コントローラは更に、それぞれの加工位置の間で工作物スピンドル30をインデックスするためのタレットボディ20の回転運動を制御するためにトルクモータ80を制御するように、及び/又は、1つ以上の工作物の加工の間、工作物スピンドルの回転位置を加工位置にロックするために位置ロッキング機構(ブレーキ機構92)を制御するように、構成され得る。
幾つかの好ましい態様では、コントローラは、それぞれの加工位置の間でのタレットボディ20の駆動された回転の後にトルクモータ80への制御信号の制御電流を遮断し、1つ以上の工作物の加工を制御する前に位置ロッキング機構(ブレーキ機構92)を作動させるように構成され、及び/又は、コントローラは、現在の加工位置における1つ以上の工作物の加工の後に、固定位置ロッキング機構(ブレーキ機構92)を緩めると共にタレットボディ20の次のそれぞれの加工位置への回転を駆動するためにトルクモータ80への制御信号の制御電流を活性化するように構成され得る。
その時、加工フェーズ中に、工作物が、加工位置において、工作物スピンドル30の駆動された回転及び工具ポストアセンブリ40の工具を関与させることにより加工されると、タレットボディ20の回転位置がブレーキ機構92によって固定されロックされると、トルクモータへの駆動信号は遮断されることができ、トルクモータの電源は遮断される。
それに応じて、電力が節約されることができ、トルクモータ80による熱生成及び正確さ及び精度への潜在的な負の熱的影響はさらに一層低減され得る。
さらに、図16B及び16Cに例示されているように、タレットボディ20は、周方向に配置されたベアリングB2及びB1のそれぞれによって、前方及び後方フレーム部12及び13に回転可能に支持されている。
図16B及び16Cにさらに示されているように、そして、上述したように、それぞれの工作物スピンドル30のスピンドルボディ32は、それぞれの工作物スピンドル30の回転運動を駆動するために、一体化された駆動部38(ビルトインスピンドルモータ)を有している。
さらに、それぞれの工作物スピンドル30のスピンドルボディ32は、それぞれの工作物スピンドル30に受容されたバー又は細長い工作物を固定してクランプするように構成されたクラピングユニット38をさらに含んでおり、クラピングユニット38は、例示的に、バー又は細長い工作物のクランプ及びアンクランプを作動させるための油圧アクチュエータを含んでいる。他の例示的な実施形態において、クラピングユニットは、油圧式、空気圧式、機械式及び/又は電気式のアクチュエータによって作動され得る。
図17は、さらに他の例示的な実施形態による多軸旋削加工機の非常ブレーキシステムの概略的な透視図を例示している。
そのような非常ブレーキシステム(安全ブレーキシステム)は、多軸旋削加工機の上述した実施形態のいずれにおいても例示的に設けられ得ることに注意されたい。
図17は、マシンフレーム10の後方フレーム部13によって支持されたタレットボディ20の後側を例示している。タレットボディ20の後側部21を回転可能に支持するための回転支持システムは、マシンフレーム10の後方フレーム部13に取り付けられた固定サポートリング構造13aを含み、かつ、タレットボディ20の後側部21に取り付けられた回転可能なサポートリング構造21aを回転可能に支持している。回転支持システムは、さらに、例示的に上述したトルクモータをさらに含み得る。
例示的に、ブレーキディスク900が回転可能なサポートリング構造21aに取り付けられ、例示的に、3つの電気ブレーキ901,902及び903が固定サポートリング構造13aに取り付けられ、電気ブレーキ901,902及び903のそれぞれが、回転可能なサポートリング構造21aに取り付けられたブレーキディスク900と係合するように構成されたそれぞれのブレーキクランプ900aを含んでいる。本発明は、しかしながら、3つのブレーキ901,902及び903に限定されず、1つ以上のブレーキを含み得る。また、本発明は、電気ブレーキに限定されず、油圧によって、電気的に、及び/又は、空気圧によって作動されるブレーキをも含み得る。
好ましい実施形態において、ブレーキ901,902及び903は、通常はバイアス機構によって(例えばそれぞれのバネ機構によって)閉方向へ付勢されている通常閉のブレーキのように、ブレーキディスク900を閉状態に固定して保持するようにブレーキディスク900と係合するよう構成されている。電気的な(及び/又は空気圧による、及び/又は、油圧による)作動によって、ブレーキ901,902及び903は、ブレーキディスク900及びタレットボディ20が(例えば加工動作中に)長手軸の周りを回転し得るように開かれ、ブレーキディスク900との係合が移動可能に解除され得る。
有利には、例えば故障、衝突または電源供給の落下の際、必要であれば、通常閉のブレーキは、バイアス機構の通常は閉じる方向のバイアス力によって、それぞれのブレーキクランプ900aを閉じることでブレーキディスク900との係合を再び固定することができる。
それに応じて、電源供給不具合または他の緊急事態の場合に、例示的にはタレットボディ20の後部に設けられている安全(緊急)ブレーキシステムは、回転している可能性のあるタレットボディ20の緊急停止を開始するように動作し得る。
上述したような例示的な実施形態によれば、多軸旋削加工機の加工オプションを増大させ、よりフレキシブルで、正確で、効率的で、かつ、確実な加工動作を可能にするコンパクトな機械コンセプトを提供し、及び/又は、工作機械の精度及び/又は安定性を向上する有益な態様及び特徴が提案される。
特定の例示的な実施形態が記述され添付図面に示されてきたが、そのような実施形態は広義の発明の理解を助けるものにすぎず、これを制限するものではなく、また、発明の実施形態は、以上の段落で示されたものに加えて様々な他の変更、組み合わせ、省略、改良及び置換が可能であるから、記述され図示された特定の構造及び配置に限定されないことが、理解されるべきである。
当業者は、上述した実施形態の様々な適合、改良及び/又は組み合わせが、本発明の開示の範囲から逸脱することなく構成され得ることを、正しく理解するであろう。当業者は、この開示を考慮して、ここに記載された発明の様々な実施形態が、発明の他の実施形態を形成するために組み合わされ得ることをも、正しく理解するであろう。したがって、本発明が、ここに具体的に記載された以外の態様で実施され得ることが、理解されるべきである。

Claims (15)

  1. 工作機械、特に多軸旋削加工機であって、
    マシンフレーム(10)と、
    前記マシンフレーム(10)によって回転可能に支持されたタレットボディ(20)と、
    前記タレットボディ(20)に配置された複数の工作物スピンドル(30)であって、それぞれの前記工作物スピンドル(30)は、前記工作機械(100)の加工スペースに面する前記タレットボディ(20)の一方の側に、それぞれの工作物を受容するための工作物受容部を有する工作物スピンドル(30)と、
    前記タレットボディ(20)の回転を駆動するためのトルクモータ(80)と、を備え、
    前記トルクモータ(80)は、前記工作機械の前記加工スペースに面する前記タレットボディ(20)の側とは反対側の前記タレットボディ(20)の後端部(21)に配置され、
    前記タレットボディ(20)の回転位置をロックするための位置ロッキング機構(92)が、前記工作機械の前記加工スペースに面する前記タレットボディ(20)の側の前記タレットボディ(20)の前端部(22)に配置されていることを特徴とする工作機械。
  2. 前記タレットボディ(20)の前記回転位置を決定するための位置検出機構(91)が、前記工作機械の前記加工スペースに面する前記タレットボディ(20)の側の前記タレットボディ(20)の前端部(22)に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記位置検出機構(91)はアブソリュートエンコーダを含み、特に前記アブソリュートエンコーダは前記タレットボディ(20)の前記前端部の外周の周りに配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記位置ロッキング機構(92)は、1つ以上の油圧式、空気圧式及び/又は電気式のブレーキを含んでいる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工作機械。
  5. 前記位置検出機構(92)は、前記タレットボディ(20)の前記前端部の外周の周りに配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載の工作機械。
  6. 前記マシンフレーム(10)は前記タレットボディ(20)の前記後端部(21)を回転可能に支持する後方フレーム部(13)及び前記タレットボディ(20)の前記前端部(22)を回転可能に支持する前方フレーム部(12)を含み、特に前記タレットボディ(20)は2つのベアリング(B1,B2)によって回転可能に支持され、一方のベアリング(B1)は前記マシンフレーム(10)の前記後方フレーム部(13)に配置され、他方のベアリング(B2)は前記マシンフレーム(10)の前記前方フレーム部(12)に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の工作機械。
  7. 前記トルクモータ(80)のステータ(81)は前記マシンフレーム(10)の前記後方フレーム部(13)によって支持され、前記トルクモータ(80)のロータ(82)は前記タレットボディ(20)の前記後端部(21)に配置されている、ことを特徴とする請求項6に記載の工作機械。
  8. 前記位置ロッキング機構(92)及び/又は位置検出機構(91)は、前記マシンフレーム(10)の前記前方フレーム部(12)に取り付けられている、ことを特徴とする請求項6または7に記載の工作機械。
  9. 前記マシンフレーム(10)の前記後方フレーム部(13)と前記前方フレーム部(12)の間にスペースが設けられている、ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の工作機械。
  10. 前記タレットボディ(20)は、それぞれの工作物スピンドル(30)について、前記工作物スピンドル(30)を受容するための長手方向に延びる溝部(23)を有し、前記溝は、前記後方フレーム部(13)と前記前方フレーム部(12)の間に設けられた前記スペースに開口し、前記タレットボディ(20)は、それぞれの工作物スピンドル(30)について、前記タレットボディ(20)に関して長手方向に延びる長手方向スライド上をガイドされると共に、それぞれの前記溝部(23)に隣接する前記タレットボディ(20)の外側(24)に配置されたスライド(31)を支持している、ことを特徴とする請求項9に記載の工作機械。
  11. 前記タレットボディ(20)は、それぞれの工作物スピンドル(30)について、それぞれの工作物スピンドル(30)のそれぞれの前記スライド(31)の長手方向の直線運動を駆動するための駆動機構(33)を支持している、ことを特徴とする請求項10に記載の工作機械。
  12. 前記駆動機構(33)は、前記タレットボディの前端部及び/又は前記タレットボディの後端部に配置されており、及び/又は、前記駆動機構のハウジングは、前記タレットボディに関して径方向に、前記後方フレーム部と前記先端部との間に設けられた前記スペースの内部へ延びている、ことを特徴とする請求項11に記載の工作機械。
  13. 安全ブレーキシステム(900,900a,901,902,903)が前記マシンフレーム(10)の前記後方フレーム部(13)に配置されており、前記安全ブレーキシステムは、前記タレットボディ(20)の回転運動を制動するように構成された電気的に、空気圧によって、及び/又は、油圧によって作動される1つ以上のブレーキを含んでおり、特に前記安全ブレーキシステム(900,900a,901,902,903)は、バイアス機構によって閉位置へバイアスされた1つ以上の常時閉のブレーキを含んでいる、ことを特徴とする請求項6〜12のいずれか1項に記載の工作機械。
  14. 前記工作物スピンドル(30)がそれぞれの加工位置に位置付けられた時に、複数の前記工作物スピンドル(30)に受容された1つ以上の工作物の加工を制御するためのコントローラを有し、
    前記コントローラは、さらに、それぞれの加工位置の間で前記工作物スピンドル(30)をインデックスするための前記タレットボディ(20)の回転運動を制御するために前記トルクモータ(80)を制御するように、及び、1つ以上の工作物の加工の間、前記工作物スピンドル(30)の前記回転位置を前記加工位置にロックするために前記位置ロッキング機構(92)を制御するように構成されている、ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の工作機械。
  15. 前記コントローラは、それぞれの前記加工位置の間での前記タレットボディ(20)の駆動された回転の後に前記トルクモータ(80)への制御信号の制御電流を遮断し、1つ以上の工作物の前記加工を制御する前に前記固定位置ロッキング機構(92)を作動させるように構成され、及び/又は、
    現在の前記加工位置における1つ以上の工作物の加工の後に、前記固定位置ロッキング機構(92)を緩めると共に、前記タレットボディ(20)の次のそれぞれの前記加工位置への回転を駆動するために前記トルクモータ(80)への制御信号の制御電流を活性化するように構成されている、ことを特徴とする請求項14に記載の工作機械。
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