JP2019025894A - 熱転写受像シート、熱転写受像シートのロール及び熱転写システム - Google Patents

熱転写受像シート、熱転写受像シートのロール及び熱転写システム Download PDF

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Abstract

【課題】紫外線又は赤外線を用いて情報を読み取ることができる熱転写受像シートを提供する。【解決手段】基材の表面側に受容層が設けられ、裏面側に情報表示マークが設けられた熱転写受像シートにおいて、前記情報表示マークは不可視光線吸収材料を含有することを特徴とする熱転写受像シート。不可視光線吸収材料は、例えば、紫外線又は赤外線励起により可視光を発光する波長変換材料、もしくは紫外線又は赤外線吸収剤を含む。紫外線波長変換材料としては蛍光増白剤が好適である。情報表示マークは線状のものや、図形よりなるものであってもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写受像シート、熱転写受像シートのロール及び熱転写システムに関する。
従来より、熱転写方式を用いて被転写体に文字や画像を形成することが行われている。熱転写方式としては、昇華型転写方式と溶融型転写方式が広く用いられている。このうち、昇華型転写方式は、染料を色材とし、それを画像情報に応じて発熱制御されたサーマルヘッド等の加熱デバイスを用いて、熱転写シート上の染料層中の染料を熱転写受像シート等の被転写体に移行させて画像を形成させる方式である。この昇華型転写方式は、極めて短時間の加熱によって染料の移行量を制御できる。このように形成された画像は、使用する色材が染料であることから非常に鮮明であり、且つ透明性に優れているため、得られる画像は中間調の再現性や階調性に優れ、極めて高精細な画像を得ることができる。このため、フルカラー銀塩写真に匹敵する高品質の画像を得ることができる。
特許文献1〜3に記載されている通り、熱転写シートの情報をインクリボン側のRFIDから検知することは一般的であるが、受像シートに、品種等の各種情報を付与することについては十分な検討、実用化が進んでいないというのが現状である。特許文献4には、熱転写受像シートに貫通穴を形成し、この貫通穴を検知マークとして利用することが記載されている。しかし、熱転写受像シートを表から裏まで打ち抜く加工が必要になり、製造コストが嵩む。
特開2007−283683号公報 特開2017−52155号公報 特開2009−241447号公報 特開平9−323484号公報
本発明は、その一態様において、紫外線又は赤外線を用いて情報を読み取ることができる熱転写受像シートを提供することを目的とする。また、本発明は、その一態様において、種々の情報を表示することが可能な熱転写受像シート及び熱転写受像シートのロールを提供することを目的とする。また、本発明は、その一態様において、熱転写受像シートから情報を読み取る熱転写システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の熱転写受像シートは、基材の表面側に受容層が設けられ、裏面側に情報表示マークが設けられた熱転写受像シートにおいて、前記情報表示マークは不可視光線吸収材料を含有することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記不可視光線吸収材料は、紫外線又は赤外線励起により可視光を発光する波長変換材料、もしくは紫外線又は赤外線吸収剤を含む。
本発明の一態様では、前記情報表示マークは、線状である。
本発明の一態様では、前記情報表示マークは、線の長さ、線の本数、線の間隔及び線の太さの少なくとも一つによって情報を表示するものである。
本発明の一態様では、前記情報表示マークは、文字、図形及び記号の少なくとも一つよりなる。
本発明の一態様の熱転写受像シートは、基材の表面側に受容層が設けられ、裏面側に情報表示マークが設けられた熱転写受像シートにおいて、前記情報表示マークは、色調、明度及び形状の少なくとも一つによって情報を表示するものであることを特徴とする。
本発明の一態様の熱転写受像シートは、基材の表面側に受容層が設けられた熱転写受像シートにおいて、前記熱転写受像シートの側端面に情報表示マークが設けられていることを特徴とする。
本発明の熱転写受像シートのロールは、熱転写受像シートの巻回体よりなる熱転写受像シートのロールにおいて、前記ロールの端面に情報表示マークが設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様の熱転写受像シートにおいて、前記情報表示マークは紫外線吸収剤を含有し、前記基材の裏面側の、少なくとも前記情報表示マークが設けられていない部分に、紫外線により可視光を発光する波長変換材料を含有する層が設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様の熱転写受像シートにおいて、前記情報表示マークは紫外線により可視光を発光する波長変換材料を含有し、前記基材の裏面側の、少なくとも前記情報表示マークが設けられていない部分に、紫外線吸収剤を含有する層が設けられていることを特徴とする。
本発明の熱転写システムは、本発明の熱転写受像シートに対し紫外線を照射し、紫外線の吸収光量、又は前記熱転写受像シートからの可視光線の光量に基づいて、情報を検知するものである。
本発明の一態様によると、紫外線又は赤外線を用いて情報を読み取ることができる。また、本発明の一態様によると、種々の情報を表示できる。また、本発明の一態様によると、熱転写受像シートのロールの端面に情報を表示できる。また、本発明の一態様によると、熱転写受像シートから情報を読み取ることができる。
実施の形態に係る熱転写受像シートの模式的な断面図である。 実施の形態に係る熱転写受像シートの一部の裏面の平面図である。 実施の形態に係る熱転写受像シートの側端面を示す斜視図である。 実施の形態に係る熱転写受像シートのロールの斜視図である。 実施の形態に係る熱転写受像シートの一部の裏面の平面図である。 変形例による熱転写受像シートの模式的な断面図である。 変形例による熱転写受像シートの模式的な断面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す熱転写受像シート1の幅方向(送り方向と直交方向)の模式的な断面図である。この熱転写受像シート1は、基材2の表面(一方の面)側に受容層3を設け、基材2の裏面(他方の面)側に、情報表示マーク4が形成された構成である。この情報表示マーク4は、情報表示マーク印刷用インキ組成物を用いた印刷により形成されている。情報表示マーク4は、熱転写受像シート1の最裏面に設けられてもよく、最裏面以外に設けられてもよい。すなわち、情報表示マーク4を覆う層があってもよく、情報表示マーク4と基材2との間に任意の層が1層以上あってもよい。
[情報表示マーク印刷用インキ組成物]
この実施の形態の情報表示マーク印刷用インキ組成物は、バインダーと、不可視光線吸収材料から構成されたものである。不可視光線吸収材料としては、紫外線又は赤外線吸収剤又は波長変換材料を挙げることができる。ここで、紫外線とは、極大吸収波長(λmax)領域が280nm以上400nm以下であるものをいい、赤外線とは、極大吸収波長(λmax)領域が750nm以上1mm以下であるものいう。なお、さらに、着色剤(黒ならばカーボンブラックなど)、シリコーンオイル等のオイル、有機フィラー、無機フィラーなどを含有することがある。このインキ組成物は、例えば、以下の(1)又は(2)のようにして情報表示マークの形成に用いられるが、情報表示マーク形成方法は何ら以下のものに限定されない。
(1) バインダーと、不可視光線吸収材料とを主成分とする組成物を溶媒に溶解あるいは分散させた塗工液を調製し、これをオフセット印刷、シルク印刷、活版印刷、グラビア印刷等で基材の裏面に印刷、乾燥して、情報表示マークを形成する。
(2) 情報表示マーク印刷用インキ組成物を加熱、溶融させて、基材の裏面にホットメルト印刷して情報表示マークを形成する。
なお、不可視光線吸収材料に、可視光線吸収材料を混合して使用しても良く、極大吸収波長の異なる複数の不可視光線吸収材料を混合して使用しても良い。
本発明の一態様では、紫外線又は赤外線吸収剤を含む組成物よりなる情報表示マークに対し紫外線又は赤外線を照射し、紫外線又は赤外線の反射光量又は吸収光量に基づいて情報表示マークを検知する。
この紫外線又は赤外線吸収剤の代わりに、紫外線又は赤外線が照射されることにより励起され、可視光を発光する波長変換材料(紫外線励起波長変換材料、赤外線励起波長変換材料)を用いてもよい。紫外線励起波長変換材料としては、蛍光染料を用いることが好ましく、特に蛍光増白剤が好適である。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリシレート系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、およびベンゾエート系紫外線吸収剤からなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましく、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を用いることがより好ましい。
トリアジン系紫外線吸収剤としては、ヒドロキシフェニルトリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル]−6−(2,4−ジブトキシフェニル)−1,3−5−トリアジン、およびヒドロキシフェニルトリアジン系水分散体からなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその三水塩、およびヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、および2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(1−メチル−1−フェニルエチル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノールからなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。
サリシレート系紫外線吸収剤としては、サリチル酸フェニル、4−メチルフェニルサリシレート、4−t−ブチルフェニルサリシレート、および2−エチルヘキシルサリシレートからなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。
ベンゾエート系紫外線吸収剤としては、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートが挙げられる。
蛍光増白剤としては、ジアミノスチルベン系蛍光増白剤、ビススチニルビフェニル系蛍光増白剤、ベンゾオキサゾリルチオフェン系蛍光増白剤からなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。ジアミノスチルベン系蛍光増白剤としては、例えばFWA−1(Disodium 4,4’−bis[(4−anilino−6−morpholino−1,3,5−triazin−2−yl)amino]stilbene−2,2’−disulphonate:CAS No.16090−02−1)が挙げられる。ビススチリルビフェニル系蛍光増白剤としては、例えばFWA−5(Benzenesulfonic acid,2,2’−([1,1’−biphenyl]−4,4’−diyldi−2,1−ethenediyl)bis−,disodiumsalt;CAS No.27344−41−8)が挙げられる。ベンゾオキサゾリルチオフェン系蛍光増白剤としては、例えば(2,5ビス(5−ter−ブチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェノンが挙げられる。
赤外線吸収剤としては、赤外線、特に近赤外領域の波長の光を効果的に吸収する性質を有するものであればよく、特に制限されず、無機系及び有機系のいずれも用いることができる。
無機系赤外線吸収剤としては、例えばカーボンブラック、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化インジウム、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、酸化錫(TO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)及び硫化亜鉛の中から選ばれる少なくとも1種を挙げることができる。
また、有機系赤外線吸収剤としては、例えばシアニン系化合物、スクワリリウム系化合物、チオールニッケル錯塩系化合物、ナフタロシアニン系化合物、フタロシアニン系化合物、トリアリルメタン系化合物、ナフトキノン系化合物、アントラキノン系化合物、更にはN,N,N',N'−テトラキス(p−ジ−n−ブチルアミノフェニル)−p−フェニレンジアミニウムの過塩素酸塩、フェニレンジアミニウムの塩素塩、フェニレンジアミニウムのヘキサフルオロアンチモン酸塩、フェニレンジアミニウムのフッ化ホウ素酸塩、フェニレンジアミニウムのフッ素塩、フェニレンジアミニウムの過塩素酸塩等のアミノ化合物、銅化合物とビスチオウレア化合物、リン化合物と銅化合物、リン酸エステル化合物と銅化合物との反応により得られるリン酸エステル銅化合物等が挙げられる。
赤外線励起波長変換材料としては、YF:Er,Yb、YS:Yb、YF:Yb,Tm、BaFCl:Yb,Erなどが使用可能である。
また、その他の蛍光染料タイプの波長変換材料もある。可視光において無色の当該タイプの市販品には、EB−501(三井東圧染料(株)製、発光色:青色)、EG−302(三井東圧染料(株)製、発光色:黄緑色)、EG−307(三井東圧染料(株)製、発光色:緑色)、ER−120(三井東圧染料(株)製、発光色:赤色)、ER−122(三井東圧染料(株)製、発光色:赤色)、TINOPAL OB(BASFジャパン(株)製、発光色:青色)、ユウロピウム−テノイルトリフルオロアセトンキレート(シンロイヒ(株)製、発光色:赤橙色)等を挙げることができる。
情報表示マーク印刷用インキ組成物におけるバインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル系共重合体、ポリエステル、塩素化ポリプロピレン、変性ポリオレフィン、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート、アイオノマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。特に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル系共重合体が、ジメチルポリシロキサンのシリコーンオイルとの組み合わせで、インキ組成物の安定性が高く、また基材裏面側に設ける情報表示マークの印刷不良を防止しやすく、好ましく用いられる。
情報表示マーク印刷用インキ組成物における溶媒としては、アルコール系溶剤として、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等、ケトン系溶剤として、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等、芳香族系溶剤として、トルエン、キシレン等や、水等が挙げられる。溶媒としては、バインダー樹脂の溶解性が高く、またインキ粘度の安定性をもたせるために、メチルエチルケトンとトルエンを混合した溶剤が好ましく用いられる。また情報表示マーク印刷用インキ組成物は、印刷適性、保存安定性等を向上させるために、従来公知の各種の添加剤を、インキ組成物が発揮する効果を阻害しない範囲で加えることができる。
[基材]
基材2としては、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリカーボネート等の各種のプラスチックのフィルム又はシート等が使用出来、又、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム或いは、上記合成樹脂のベース樹脂と非相溶な樹脂や、充填剤等のボイド作製開始剤として用いて、これらの混合物を延伸、成膜して、微細な空隙を有するプラスチックシート等も使用出来、特に限定されない。
また、上記基材の任意の組み合わせによる積層体も使用出来る。代表的な積層体の例として、セルロース繊維紙と合成紙或いはセルロース繊維紙とプラスチックフィルム又はプラスチックフィルムと合成紙の組み合わせが挙げられる。これらの基材の厚みは任意でよく、例えば、10μm以上300μm以下程度の厚みが一般的である。上記の如き基材に応じて用いられる中間層や受容層、情報表示マークとの密着力が乏しい場合には、その表面にプライマー処理やコロナ放電処理を施すことが好ましい。
[中間層]
基材の受容層側、あるいは裏面側に、または両側に、必要に応じて中間層を設けることができる。例えば、上記の基材と、基材に隣接した層との間の密着性を向上させる目的で、中間層を設けても良い。また、基材の中間層を形成する側の面に予めコロナ放電処理、オゾン処理などの中間層を設けるための前処理を施しても良い。
中間層は、熱可塑性樹脂、或いは熱硬化性樹脂、及びそれらの樹脂を、各種の硬化剤その他の手法を用いて硬化させたものを使用して形成できる。具体的には、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノ−ル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酸変性ポリオレフィン系樹脂、エチレンと酢酸ビニル或いはアクリル酸などとの共重合体、(メタ)アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ゴム系化合物、石油系樹脂、アルキルチタネ−ト系化合物、ポリエチレンイミン系化合物、イソシアネ−ト系化合物、澱粉、カゼイン、アラビアゴム、セルロ−ス誘導体、ワックス類などを使用できる。これらの樹脂には、必要に応じて白色性や隠蔽性等の機能を付与するために、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、その他公知の無機顔料や有機フィラー、蛍光増白剤等の添加剤を加えることができる。さらに、帯電防止剤等を必要に応じて添加できる。これらの材料を適切な溶剤に溶解、もしくは分散し、公知のグラビアコーター、ロールコーター、バーコーターなど従来公知のコーティング方法にて塗布、乾燥することで、中間層を形成できる。中間層の塗工厚みは、乾燥後の厚みで0.5μm以上30μm以下程度が好ましい。
[受容層]
熱転写受像シート1の受容層3は、色材を染着し易い樹脂を主成分とするワニスに、離型剤とその他必要に応じて、各種添加剤を加えて構成される。染着し易い樹脂は、代表的なものとしては、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、及びその共重合体(塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等)、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モノマーとの共重合体、ポリウレタン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アイオノマー、セルロース誘導体等の単体、又は混合物を用いることができ、これらの中でもポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が好ましい。
受容層には、画像形成時に熱転写シートとの熱融着を防止するために、各種の離型剤を配合してもよい。離型剤としては、リン酸エステル系可塑剤、フッ素系化合物、シリコーンオイルを用いることができるが、この中でもシリコーンオイルが好ましい。シリコーンオイルとしては、ジメチルポリシロキサン(ジメチルシリコーン)をはじめ、各種の変性シリコーンを用いることができる。具体的には、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等を用いることができ、これらの離型剤を各種の反応で重合させて用いることもできる。離型剤は1種若しくは2種以上が使用できる。また、離型剤の添加量は受容層形成用樹脂100質量部に対し、0.5質量部以上30質量部以下が好ましい。この添加量の範囲を満たす場合、昇華型熱転写シートと熱転写受像シートの受容層との融着若しくは印画感度の低下等の問題の発生を防止できる。このような離型剤を受容層に添加することによって、転写後の受容層の表面に離型剤がブリードアウトして離型層が形成される。また、これらの離型剤は受容層に添加せず、受容層上に別途離型層として塗工してもよい。
上記受容層の形成に際しては、受容層の白色度を向上させて転写画像の鮮明度を更に高める目的で、白色顔料や蛍光増白剤等を添加できる。受容層の塗工は、ロールコート法、バーコート法、グラビアコート法、グラビアリバースコート法、そしてエクストリュージョンコート法等の一般的な方法で行なわれる。その塗工厚みは乾燥時で0.5μm以上15μm以下程度が好ましい。また、このような受容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エマルジョン若しくは水溶性樹脂や樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成してもよい。
更に、熱転写プリンタの搬送安定化を図るために、熱転写受像シートの受容層面もしくは裏面、または両面の最表面に帯電防止層を設けてもよい。帯電防止層は、帯電防止剤である、脂肪酸エステル、硫酸エステル、リン酸エステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイド付加物等を溶剤に溶解又は分散させたものを塗工して、形成できる。形成手段は、上記の受容層の場合と同様のものが挙げられる。帯電防止層の厚みは、乾燥時0.001μm以上0.1μm以下が好ましい。
[裏面層]
熱転写受像シートの裏面に裏面層を設けてもよい。裏面層を構成するバインダー樹脂としては、各種公知の熱可塑性樹脂を使用できるが、染料などによる裏面の耐汚染性、筆記性、成膜性等の観点から、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アクリル酸エステル系樹脂、ポリビニルピロリドン、あるいはそれらの混合樹脂等を用いることが好ましい。
裏面層には、所望により公知の各種有機あるいは無機のフィラーを含ませてもよい。フィラーを添加する場合は、ナイロンフィラー、アクリルフィラー等の有機フィラーを使用することが好ましい。以上のような裏面層は、その性能を充分に発揮させるために、乾燥時の厚みを0.1μm以上5.0μm以下とすることが好ましい。
また、裏面層には、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリカーボネート等の各種のプラスチックのフィルム又はシート等を使用することもできる。
裏面層に不可視光線吸収材料を含有させてもよい。裏面層に不可視光線吸収材料を含有させる構成及びその効果については後述する。
[情報表示マーク]
情報表示マーク4の形状は、検知器によって検知可能であればよく、限定されるものではない。情報表示マークは文字、図形、記号等のいずれでもよく、形状としては、例えば、四角形でも、その他、丸形や直線、バーコード等の形状でもよい。また、情報表示マークは、図1のように熱転写受像シートの両端に設けたり、あるいは一端に設けたり、また受像シートの幅全体にわたって、形成してもよい。図形の情報表示マーク12を有した熱転写受像シート11の一例を図5に示す。なお、図形は図5のものに限定されない。情報表示マークは、前述の情報表示マーク印刷用インキ組成物を用いて、グラビア印刷、活版印刷、シルクスクリーン印刷などの方式で、形成できる。
本発明の一態様では、情報表示マークは、前述の紫外線又は赤外線吸収剤や波長変換材料によって形成された情報表示マークと、それ以外の可視光線吸収材料や、パール顔料などの特殊顔料によって形成された可視の情報表示マークとを含んだものとされる。
本発明のさらに別の一態様では、情報表示マークは前述の紫外線又は赤外線吸収剤や波長変換材料以外の、可視光線吸収材料や、パール顔料などの特殊顔料によって形成される。そして、この態様の一例においては、色の色調すなわち種類(例えば吸収ピーク波長)によって情報を表示する。他の例においては、色の濃さ(例えば吸収ピーク強度)によって情報を表示する。さらに他の例においては、パターン模様(ロゴマーク、バーコード、二次元コードあるいは線を含む。)によって情報を表示する。
情報表示マークが線状である場合、図2の熱転写受像シート5のように、情報表示マーク6の本数、太さ、間隔及び長さの少なくとも1つを変えることにより情報を表示してもよい。
本発明の別の実施の形態にあっては、図3の熱転写受像シート7のように、熱転写受像シートの側端面に間隔をおいて情報表示マーク8を設ける。この情報表示マーク8は、上述した不可視光線吸収材料(紫外線又は赤外線吸収剤、波長変換材料)で形成された不可視マークであってもよく、可視光線吸収材料にて形成された可視マークであってもよい。
本発明のさらに別の実施の形態にあっては、図4の熱転写受像シートのロール9の端面に情報表示マーク10を設ける。この情報表示マーク10は、上述した不可視光線吸収材料(紫外線又は赤外線吸収剤、波長変換材料)で形成された不可視マークであってもよく、可視光線吸収材料にて形成された可視マークであってもよい。可視マークの場合、色調、濃さ、又はパターン模様によって情報を表示してもよい。
なお、上記情報としては、熱転写受像シートへの転写に使用される熱転写シートの種類、適切な印加エネルギー量、適切な印画速度や印圧などのほか、熱転写受像シートの製造日、製造工場等が例示されるが、これに限定されるものではない。情報表示マークは位置表示用であってもよい。
本発明の熱転写受像シートを用いてプリンタを含む熱転写システムで印画を行う場合、プリンタ側で、光源及び検知センサ(受光部)を用いて、紫外線等の不可視光線を照射し、不可視光線の反射光量や吸収光量、或いは発光強度等に基づいて熱転写受像シートの裏面から情報(品種/サイズ/製造日等)を検知し(インクリボン側の情報を読み取ってもよい。)、熱転写受像シートが当該プリンタに適用可能か否かを認識する。
適用不可のものである場合には、印画を中止し、エラーメッセージ等を出力する。適用可能な熱転写受像シートである場合には、最適な印画条件(印画速度、エネルギー、デカール条件など)を決定し、熱転写受像シートの搬送を開始し、印画を行う。裏面情報で変化させる印画パラメーターとしては、印画エネルギー、印画速度、印圧(品種によって紙の厚みが異なるため)、保護層(OP層)印画条件(転写可能エネルギー範囲が異なるため、光沢を最適化するため)などが例示される。具体的には、例えば、製造年月日を検知して、カール制御、色制御、エネルギー制御等を行う。巻き位置を検知して、カール制御、エネルギー制御等を行う。
図6に示すように、情報表示マーク4と基材2との間に、情報表示マーク4とは異なる種類の不可視光線吸収材料を含有する層(裏面層14)を設けてもよい。裏面層14は、図7に示すように、基材2の裏面のうち、情報表示マーク4が設けられていない部分にのみ設ける構成となっていてもよい。
例えば、情報表示マーク4が紫外線吸収剤を含有する場合、裏面層14は紫外線により可視光を発光する波長変換材料を含有する。また、情報表示マーク4が紫外線により可視光を発光する波長変換材料を含有する場合は、裏面層14は紫外線吸収剤を含有する。
このように、基材2の裏面のうち、少なくとも情報表示マーク4が設けられていない部分に、紫外線を照射した際の反応が情報表示マーク4に含有される不可視光線吸収材料とは異なる不可視光線吸収材料を含有する裏面層14を設けることで、情報表示マーク4の検出性を向上させることができる。
このような構成にすることで、例えば、情報表示マーク4を検知するためにプリンタに設けられる光源や検知センサが劣化したり、プリンタ内へ入り込む外乱光や粉塵が影響したりする場合でも、情報表示マーク4を容易に検知でき、読み取り不良の発生を防止できる。
上記説明は本発明の好適な一例を示すものであり、本発明は上記以外の種々の態様とされてもよい。本発明では、熱転写受像シートの裏面の粗さや摩擦力を検知し、この検知結果に基づいて情報を検知するようにしてもよい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
上質紙(日本製紙(株)製、商品名:しらおい(180μm、坪量157.0g/m)の一方の面に、下記組成からなる接着層用塗工液をグラビアコート法により、乾燥時の厚みが3.0μmとなるように、塗布、乾燥した後、厚さ35μmの多孔質ポリプロピレンフィルム(三井化学東セロ(株)製、商品名:エコネージュ(登録商標))を積層した。
<接着層用塗工液組成>
・ウレタン樹脂 30部
(三井化学(株)製、商品名:タケラック(登録商標)A−969V)
・イソシアネート 10部
(三井化学(株)製、商品名:タケネート(登録商標)A−5)
・酢酸エチル 120部
次いで、上質紙の他方の面上に低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン(株)製、商品名:ノバテックLD・LC600A)を厚さ25μmとなるように溶融押し出しして樹脂層を積層し、多孔質ポリプロピレンフィルム、上質紙、樹脂層がこの順で積層してなる基材を作成した。
次いで、基材の、多孔質ポリプロピレンフィルム面上に、下記組成からなる受容層用塗工液をグラビアコート法により、乾燥時の厚みが4.0μmとなるように、塗布、乾燥し、受容層を形成した。
<受容層用塗工液組成>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 60部
(日信化学工業(株)製、商品名:ソルバイン(登録商標)C)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(信越化学工業(株)製、商品名:X−22−3000T)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(信越化学工業(株)製、商品名:X−24−510)
・メチルエチルケトン 20部
・トルエン 20部
さらに、基材の樹脂層側の面上に、下記組成からなる情報表示マーク用塗工液をグラビアコート法により、乾燥時の厚みが1.0μmとなるように、塗布、乾燥し、情報表示マークを設け、実施例1の熱転写受像シートを作成した。
<情報表示マーク用塗工液組成>
・アクリル系樹脂 18部
(三菱ケミカル(株)製、商品名:ダイヤナール(登録商標)BR−87)
・紫外線吸収剤 2部
(BASFジャパン(株)製、商品名:TINUVIN(登録商標)928)
・メチルエチルケトン 80部
[実施例2]
情報表示マーク用塗工液の組成を下記組成に変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱転写受像シートを作成した。
<情報表示マーク用塗工液組成>
・アクリル系樹脂 18部
(三菱ケミカル(株)製、商品名:ダイヤナール(登録商標)BR−87)
・蛍光増白剤 2部
(BASFジャパン(株)製、商品名:TINOPAL(登録商標)OB)
・メチルエチルケトン 80部
[実施例3]
基材と情報表示マークの間に、下記組成からなる裏面層用塗工液をグラビアコート法により乾燥時の厚みが1.0μmとなるように、塗布、乾燥し、裏面層を設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例3の熱転写受像シートを作成した。
<裏面層用塗工液組成>
・アクリル系樹脂 18部
(三菱ケミカル(株)製、商品名:ダイヤナール(登録商標)BR−87)
・蛍光増白剤 2部
(BASFジャパン(株)製、商品名:TINOPAL(登録商標)OB)
・メチルエチルケトン 80部
[実施例4]
基材と情報表示マークの間に、下記組成からなる裏面層用塗工液をグラビアコート法により乾燥時の厚みが1.0μmとなるように、塗布、乾燥し、裏面層を設けたこと以外は、実施例2と同様にして実施例4の熱転写受像シートを作成した。
<裏面層用塗工液組成>
・アクリル系樹脂 18部
(三菱ケミカル(株)製、商品名:ダイヤナール(登録商標)BR−87)
・紫外線吸収剤 2部
(BASFジャパン(株)製、商品名:TINUVIN(登録商標)928)
・メチルエチルケトン 80部
(情報検出性評価)
作成した各実施例の熱転写受像シートを、紫外線蛍光イメージスキャナ(アイメジャー(株)製、商品名:FLSCAN)にセットし、情報表示マークの設けられた裏面側について、以下の条件でスキャンした。
(スキャン条件)
光源:紫外線LEDアレー(λpeak=375nm)
光源フィルタ:紫外線透過フィルタ
センサ:CCDラインセンサ(可視光センサ)
センサフィルタ:紫外線カットフィルタ
得られたスキャン画像を、従来公知の方法で8ビットグレースケール(256階調)に変換し、情報表示マークの設けられた部分と、情報表示マークが設けられていない部分の諧調値を算出した。算出値から両者の差分(情報表示部の諧調値差)を計算し、以下の基準で評価を行った。結果を表1に示す。
(評価基準)
A:情報表示部の諧調値差が40以上であり、検出性が極めて高い
B:情報表示部の諧調値差が20以上であり、検出性が高い
Figure 2019025894
1,5,7 熱転写受像シート
2 基材
3 受容層
4,6,8,10 情報表示マーク
9 熱転写受像シートのロール

Claims (11)

  1. 基材の表面側に受容層が設けられ、裏面側に情報表示マークが設けられた熱転写受像シートにおいて、前記情報表示マークは不可視光線吸収材料を含有することを特徴とする熱転写受像シート。
  2. 前記不可視光線吸収材料は、紫外線又は赤外線励起により可視光を発光する波長変換材料、もしくは紫外線又は赤外線吸収剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱転写受像シート。
  3. 前記情報表示マークは、線状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
  4. 前記情報表示マークは、線の長さ、線の本数、線の間隔及び線の太さの少なくとも一つによって情報を表示するものであることを特徴とする請求項3に記載の熱転写受像シート。
  5. 前記情報表示マークは、文字、図形及び記号の少なくとも一つよりなることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
  6. 基材の表面側に受容層が設けられ、裏面側に情報表示マークが設けられた熱転写受像シートにおいて、前記情報表示マークは、色調、明度及び形状の少なくとも一つによって情報を表示するものであることを特徴とする熱転写受像シート。
  7. 基材の表面側に受容層が設けられた熱転写受像シートにおいて、前記熱転写受像シートの側端面に情報表示マークが設けられていることを特徴とする熱転写受像シート。
  8. 熱転写受像シートの巻回体よりなる熱転写受像シートのロールにおいて、
    前記ロールの端面に情報表示マークが設けられていることを特徴とする熱転写受像シートのロール。
  9. 前記情報表示マークは紫外線吸収剤を含有し、
    前記基材の裏面側の、少なくとも前記マークが設けられていない部分に、紫外線により可視光を発光する波長変換材料を含有する層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
  10. 前記情報表示マークは紫外線により可視光を発光する波長変換材料を含有し、
    前記基材の裏面側の、少なくとも前記情報表示マークが設けられていない部分に、紫外線吸収剤を含有する層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
  11. 請求項1乃至5、請求項9及び請求項10のいずれか一項に記載の熱転写受像シートに対し紫外線を照射し、紫外線の吸収光量、又は前記熱転写受像シートからの可視光線の光量に基づいて、情報を検知する熱転写システム。
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