JPH06328870A - 受像層転写シートおよびこれを用いた画像形成方法 - Google Patents

受像層転写シートおよびこれを用いた画像形成方法

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JPH06328870A
JPH06328870A JP5122752A JP12275293A JPH06328870A JP H06328870 A JPH06328870 A JP H06328870A JP 5122752 A JP5122752 A JP 5122752A JP 12275293 A JP12275293 A JP 12275293A JP H06328870 A JPH06328870 A JP H06328870A
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Application number
JP5122752A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Oga
隆義 大賀
Tadao Matsuzaki
直生 松崎
Yasuo Fukui
康雄 福井
Akihiro Imai
章博 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性の高い画像形成プロセスによって良好
な記録画像が得られる受像層転写シートおよびこれを用
いた画像形成方法を提供する。 【構成】 受像層転写シート10上の受像層4に認識部
6を設け、受像層転写シート10上の受像層4の存在の
確認および/又は記録中間体11への受像層4の転写確
認を、受像層4に設けた認識部6をセンサー17、18
にて検知して行ない、その後記録中間体11上の受像層
4に画像を記録した後、記録画像を有する受像層4を受
像体22に転写し、これにより画像形成プロセスにおい
て記録中間体11上に染料画像を直接記録することを無
くし、種々の受像体22上に高い信頼性をもって高画質
の画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の受像体に画像を
形成しようとする際に使用する受像層転写シート、及び
この受像層転写シートを使用して種々の受像体上に画像
を形成する画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハガキ、上質紙をはじめとする種々の受
像体に画像を形成する方法、及びそれに使用される受像
層転写シートについてはいくつか提案されている(例え
ば、特開昭58−222877号公報、米国特許第49
23848号明細書、特開平4−156384号公報、
特開昭64−87390号公報、特開平1−16068
2号公報)。
【0003】その画像形成方法は、受像層転写シート上
の受像層を記録中間体上に転写形成し、次に記録中間体
上の受像層に、例えば色材に染料を用いた色材転写シー
トにより染料画像を記録し、さらに記録中間体上から受
像体上に受像層をもう一度転写することにより、受像体
上に画像を形成する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像形成方法においては次のような問題が存在す
る。即ち、基材上に受像層が存在しない受像層転写シー
トが使用された場合、もしくは受像層転写シートから記
録中間体上への受像層の転写形成が出来なかった場合、
記録中間体上に直接染料画像が記録されることになり、
これを受像体に転写した際に得られる画像は劣悪なもの
となるという問題がある。また、その際一部の染料が記
録中間体上に残されたままとなり、以後の記録時にこの
残留染料が受像層転写シートから転写形成された受像層
に移行し、最終的に画像に潜像として現われるという問
題もある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、信頼性
の高い画像形成プロセスによって良好な記録画像が得ら
れる受像層転写シートおよびこれを用いた画像形成方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明の受像層
転写シートは、受像層に認識部を設けたことを特徴とす
る。
【0007】又、本願の第2発明の画像形成方法は、受
像層転写シート上の受像層の存在の確認及び/又は記録
中間体への受像層転写の確認を、受像層に設けた認識部
をセンサーにて検知して行ない、その後記録中間体上の
受像層に画像を記録した後、記録画像を有する受像層を
受像体に転写することを特徴とする。また、受像層転写
シートから受像体上に受像層を転写してその上に画像を
記録する場合に、その受像層の転写の確認を、受像層に
設けた認識部をセンサーにて検知して行なうことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、受像層転写シート上の受像層
に認識部を設けているので、この認識部を検知すること
によって受像層転写シート上の受像層の存在や受像層の
記録中間体への転写の確認を行なうことができ、そのた
め画像形成プロセスにおいて記録中間体上に染料画像を
直接記録することがなくなり、種々の受像体上に高い信
頼性をもって高画質の画像を形成することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の受像転写シートの実施例につ
いて図1、図2を参照しながら説明する。
【0010】図1には基材上のそれぞれ異なる位置に受
像層と色材層を有している受像層転写シートの一実施例
を示している。図1において、基材1上にアンカーコー
ト層2と離型層3を介して受像層4、高分子物質層5が
形成されており、受像層4の一部に認識部6が設けられ
ている。また基材1上にアンカーコート層2を介してイ
エロー色材層7、マゼンダ色材層8およびシアン色材層
9とが形成されており、受像層4と各色の色材層7、
8、9とがそれぞれ面順次に形成されている。
【0011】図2には基材上に受像層だけを有している
受像層転写シートの一実施例を示している。基材1上に
アンカーコート層2と離型層3を介して受像層4、高分
子物質層5が形成されており、受像層の一部に認識部6
が設けられている。
【0012】基材1の素材や構成は特に限定されない
が、例えば各種高分子フイルム、あるいは塗工等により
表面処理された高分子フイルム、あるいは各種導電性フ
イルム等が用いられる。基材1の少なくとも片面に耐熱
層、滑性層、滑性導電層、滑性耐熱層、あるいは滑性耐
熱導電層等を有する場合は、基材の耐熱性向上あるいは
記録ヘッドとの走行安定性が良好であるため特に望まし
い。
【0013】受像層4は特に限定されないが、各種高分
子材料等が利用できる。受像層は基材上に直接形成され
ていても、基材と受像層間にアンカーコート層、離型層
など各種の層が形成されていてもよい。
【0014】高分子物質層5は特に限定されないが、各
種高分子材料等が利用できる。高分子物質層5は受像体
上に転写されるため透明性の高い高分子物質が望まし
い。なお、この高分子物質層5は受像層4上に形成され
ても、受像層4と基材1との間、若しくは受像層4と離
型層3との間などの各種の層との間に形成されても、ま
た、特に形成されていなくても良い。
【0015】認識部6は少なくとも受像層4の一部に設
けられる。ここにおいて受像層4の一部とは、高分子物
質層5の一部に設けられている場合も含まれるものであ
る。
【0016】即ち、例えば、受像層4の少なくとも一部
に着色物質、蛍光性物質、磁気物質、紫外線あるいは赤
外線吸収物質が含有され、若しくは受像層4の表面ある
いは下面に配設されている。あるいは受像層4の一部を
粗面化して表面光沢を変化させた場合も認識部6として
取り扱われる。
【0017】認識部6に用いる着色物質は特に限定され
ない。認識部6は受像層4と共に最終の受像体に熱転写
されるが、受像体は白色であることが多いので、白色で
あるほうが好ましい。認識部6に用いる蛍光物質も特に
限定されることはない。日本チバガイギー(株) 製、U
VITEX OB等が利用できる。認識部6に用いる磁
気物質も特に限定されないが、鉄、コバルト、ニッケル
等の金属あるいは合金あるいは酸化物等が有用である。
認識部6に用いる紫外線吸収物質も特に限定されない
が、例えばベンゾトリアゾール系(日本チバガイギー
(株)製、TINUVIN 900、日本サイアナミッ
ド(株)製、CYASORB UV5411)、ベンゾ
フェノン系(BASF社製、UVINUL D−5
0)、ヒンダードアミン系(日本チバガイギー(株)
製、TINUVIN 622LD)等の紫外線吸収剤が
有用である。
【0018】イエロー色材層7、マゼンダ色材層8およ
びシアン色材層9は、少なくとも色材と結着材とから構
成されている。色材としては、特に限定されない。例え
ば分散染料、塩基性染料、顔料、カラ−フォ−マ−等が
有用である。結着材は、各種高分子材料等が利用でき
る。各色色材層7、8、9はそれぞれ基材1上に直接形
成されても、基材1と色材層7、8、9間にアンカーコ
ート層2など各種の層が形成されていてもよい。
【0019】次に、上記受像層転写シートを用いた画像
形成方法の実施例について図3〜図5を参照しながら説
明する。
【0020】図3に本発明の画像形成方法の第1実施例
の模式図を示す。図3において、受像層転写シート10
は基材1上にアンカーコート層2と離型層3を介して受
像層4が形成されており、受像層の一部に認識部6が設
けられている。この実施例の認識部6は受像層4の一部
に紫外線吸収剤を含有させて構成されている。又、基材
1上にアンカーコート層2を介してイエロー色材層7、
マゼンダ色材層8及びシアン色材層9が形成されてお
り、受像層4と各色の色材層7、8、9がそれぞれ面順
次に形成されている。受像層転写シート10における受
像層4および色材層7、8、9は基材1上の記録中間体
11と重なる向きに設置されている。受像層転写シート
10は巻出しロール15、巻取りロール16およびその
他必要とされるガイドロールと共にカセットに内蔵した
構成になっていても良い。
【0021】記録中間体11は特に限定されないが、本
実施例ではポリイミドのエンドレスフィルム12上にア
ンカーコート層13を介してポリエステルアクリレート
樹脂の紫外線硬化膜14が形成されている。
【0022】17、18はそれぞれ受像層転写シート1
0及び記録中間体11における認識部6を検出するセン
サーであり、認識部6の種類に応じて検知可能なものが
用いられ、特には限定されない。本実施例では認識部6
が紫外線吸収剤を含むため、紫外線吸収の検知が可能な
光センサーを用いている。
【0023】次に、受像体22上への画像形成動作を説
明する。最初に受像層転写シート10を、認識部6がセ
ンサー17の位置にくるまで巻取る。紫外線吸収剤を含
有する認識部6をセンサー17にて検知し、受像層転写
シート10上に受像層4が形成されていることを確認す
る。
【0024】次に、記録ヘッド19(例えばサーマルヘ
ッド)をプラテン20側に押圧させ、その状態で記録中
間体11と受像層転写シート10とを同一方向(例え
ば、時計回転方向)に走行させながら記録ヘッド19を
発熱させることにより受像層転写シート10上の受像層
4を記録中間体11上に熱転写させ、記録中間体上11
に受像層4を形成する。
【0025】次に、記録中間体11上に形成された受像
層4中の認識部6がセンサー18の位置にくるまで記録
中間体11を時計回転方向にさらに回転させる。そし
て、センサー18にて認識部6を検知し、受像層4が記
録中間体11に熱転写されていることを確認する。
【0026】認識部6を検知出来ない場合、即ち、受像
層4が記録中間体11上に熱転写されていない場合、記
録ヘッド19のプラテン20側への押圧を中止し、受像
層転写シート10を受像層4中の認識部6がセンサー1
7の位置にくるまで巻戻す。
【0027】なお、記録ヘッド19をプラテン20側に
押圧させたままであってもよい。また、受像層転写シー
ト11は次の受像層4に設けられた認識部6がセンサー
17の位置にくるまで巻取ってもよい。
【0028】その後、再度記録ヘッド19をプラテン2
0側に押圧させ、記録中間体11と受像層転写シート1
0とを同一方向に走行させながら記録ヘッド19を発熱
させることにより受像層転写シート10上の受像層4を
記録中間体11上に熱転写させ、記録中間体上11に受
像層4を形成する。記録中間体11上に形成された受像
層4中の認識部6がセンサー18の位置にくるまで記録
中間体11を時計の回転方向にさらに回転させる。認識
部6をセンサー18にて検知し、受像層4が記録中間体
11に熱転写されていることが確認されるまでこれを繰
り返す。
【0029】続いて、記録中間体11を時計回転方向に
さらに回転させ、記録中間体11上の受像層4がプラテ
ン20位置に戻ってきた後、次に記録中間体11上の受
像層4上に受像層転写シート10上のイエロー色材層7
を重ね合わせ、記録ヘッド19を用いて受像層4上にイ
エロー画像を熱転写する。以下、同様にして受像層4上
にマゼンダ画像、シアン画像を記録する。なお、記録中
間体11は受像層4が熱転写された後および各色記録の
後に、1回転してプラテン20部分に戻さなくても反時
計方向に回転してプラテン20部分に戻してもよい。
【0030】次に記録中間体11上の受像層4に供給ロ
ール21より供給された受像体22を重ね合わせ、シリ
コーンゴムロール23を加熱ロール24に押圧させた
後、この両ロール23、24間に記録中間体11と受像
体22とを通過させる。さらにロール25とロール26
の間を通過後、受像体22と記録中間体11とが分離し
て、受像層4が記録中間体11から受像体22上に転写
され、画像記録された受像層4を有する受像体22がト
レイ27に排出される。もちろん、ロール23とロール
24の間を通過後に受像層4が記録中間体11から受像
体22上に転写されていてもよい。あるいは、受像層4
を転写された受像体22をもう一度加熱ロール28とシ
リコーンゴムロール29の間を、受像層4をシリコーン
ゴムロール29側にして通過させて、受像体22上に転
写された受像層4の定着を行ってもよい。
【0031】次に、本発明の画像形成方法の第2実施例
を図4を参照して説明する。
【0032】図4において、本実施例では受像層転写シ
ート41と色材転写シート42という2種類の転写シー
トを用いている。受像層転写シート41は、基材1上に
アンカーコート層2と離型層3を介して受像層4が形成
されており、受像層の一部に認識部6が設けられてい
る。認識部6は図3の実施例と同一の材料からなってい
る。色材転写シート42は基材1上にアンカーコート層
2を介してイエロー色材層7、マゼンダ色材層8および
シアン色材層9とがそれぞれ面順次に形成されている。
受像層転写シート41および色材転写シート42は、基
材1上に設けられた受像層4および色材層7、8、9が
記録中間体11と重なる向きに設置されている。又、2
種類の転写シート41、42に対応してそれぞれの記録
ヘッド43、44が配設されている。なお、記録ヘッド
については、例えば記録ヘッド43だけを用い、受像層
転写シート41と色材転写シート42とを記録ヘッド4
3の周囲に配置し、各転写シート41、42を記録ヘッ
ド43に供給することにより単一の記録ヘッドを用いる
ことが出来る。記録中間体11は図3の実施例と同一の
材料からなっている。また、センサー17、18も図3
の実施例と同一のものを用いた。
【0033】次に、画像形成動作を説明する。最初に受
像層転写シート41を、受像層4中の認識部6がセンサ
ー17の位置にくるまで巻取り、認識部6をセンサー1
7にて検知し、受像層転写シート41上に受像層4が形
成されていることを確認する。次に、記録ヘッド43
(例えばサーマルヘッド)をプラテン45側に押圧さ
せ、記録中間体11と受像層転写シート41とを同一方
向(例えば、時計回転方向)に走行させながら記録ヘッ
ド43を発熱させることにより受像層転写シート41上
の受像層4を記録中間体11上に熱転写させ、記録中間
体上11に受像層4を形成する。
【0034】次に、記録中間体11上に形成された受像
層4中の認識部6がセンサー18の位置にくるまで記録
中間体11を時計の回転方向にさらに回転させる。認識
部6をセンサー18にて検知し、受像層4が記録中間体
11に熱転写されていることを確認する。認識部6が検
知出来ない場合、即ち、受像層4が記録中間体11上に
熱転写されていない場合には、例えば図3での説明と同
様に受像層4の熱転写が確認されるまで転写を繰り返
す。
【0035】続いて、記録中間体11を(例えば時計の
回転方向に)回転させ、記録中間体11上の受像層4が
プラテン46の位置にきた後、受像層4と色材転写シー
ト42上のイエロー色材層7を重ね合わせ、記録ヘッド
44により図3での説明と同様に受像層4上にイエロー
画像を熱転写する。以下、同様にして受像層4上にマゼ
ンダ画像、シアン画像を記録する。
【0036】次に、記録中間体11上の受像層4に供給
ロール21より供給された受像体22を重ね合わせ、シ
リコーンゴムロール23を加熱ロール24に押圧させた
後、この両ロール間を記録中間体11と受像体22とを
通過させる。さらにロール25とロール26間を通過
後、受像体22と記録中間体11とが分離して受像層4
が記録中間体11から受像体22上に転写されて画像記
録された受像層4を有する受像体22がトレイ27に排
出される。
【0037】次に、本発明の画像形成方法の第3実施例
を図5を参照して説明する。
【0038】図5において、本実施例では図4で説明し
たのと同様に、受像層転写シート41と色材転写シート
42という2種類の転写シートを用いている。受像層転
写シート41は基材1上にアンカーコート層2と離型層
3を介して受像層4が形成されており、受像層の一部に
認識部6が設けられている。認識部6は図3と同一の材
料からなっている。また、色材転写シート42は基材1
上にアンカーコート層2を介してイエロー色材層7、マ
ゼンダ色材層8およびシアン色材層9とが形成されてお
り、各色の色材層7、8、9がそれぞれ面順次に形成さ
れている。受像層転写シート41および色材転写シート
42は、基材1上に設けられた受像層4および色材層
7、8、9が受像体22と重なる向きに設置されてい
る。
【0039】本実施例においては、各転写シート41、
42に対応させて2つの記録ヘッド43、44を配設し
ているが、例えば記録ヘッド43だけを用い、受像層転
写シート41と色材転写シート42とを記録ヘッド43
の周囲に配置し、各転写シート41、42を記録ヘッド
43に供給することにより単一の記録ヘッドを用いるこ
とが出来る。又、センサー17、18は図3と同一のも
のを用いている。
【0040】次に、画像形成動作について説明する。最
初に受像層転写シート41を認識部6がセンサー17の
位置にくるまで巻取り、認識部6をセンサー17にて検
知して受像層転写シート41上に受像層4が形成されて
いることを確認する。次に、供給ロール21より供給さ
れた受像体22を受像層転写開始位置がプラテン46の
位置にくるまで移動させる。続いて、記録ヘッド43
(例えばサーマルヘッド)をプラテン46側に押圧させ
受像体22と受像層転写シート41とを同一方向に走行
させながら、記録ヘッド43を発熱させることにより受
像層転写シート41上の受像層4を受像体上に直接熱転
写させ、受像体上22に受像層4を形成する。
【0041】次に、受像体22上に形成された受像層4
中の認識部6がセンサー18の位置にくるまで受像体2
2を移動させ、認識部6をセンサー18にて検知し、受
像層4が受像体22に熱転写されていることを確認す
る。認識部6を検知出来ない場合、即ち受像層4が受像
体22上に熱転写されていない場合には、例えば図3で
の説明と同様に受像層4の熱転写が確認されるまで転写
を繰り返す。
【0042】続いて、受像体22上の受像層4がプラテ
ン46の位置にくるまで受像体22を移動させた後、受
像層4と色材転写シート42上のイエロー色材層7を重
ね合わせる。記録ヘッド44により受像体22の受像層
4上にイエロー画像を熱転写する。以下、同様にして受
像層4上にマゼンダ画像、シアン画像を記録する。
【0043】次に、画像記録された受像層4を有する受
像体22はロール48とロール49の間を通過し、トレ
イ27に排出される。
【0044】また、図示はしていないが、受像層転写シ
ート上41の受像層4の存在を受像層4中の認識部6を
センサーにより検知して行い、続いて受像層転写シート
41上の受像層4に直接イエロー、マゼンダおよびシア
ンの画像記録を行った後、この画像記録された受像層4
を受像体22に熱転写して、受像体22上に画像形成を
行ってもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように受像層転
写シート上の受像層に認識部を設けているので、この認
識部を検知することによって受像層転写シート上の受像
層の存在や受像層の記録中間体への転写の確認を行なう
ことができ、そのため画像形成プロセスにおいて記録中
間体上に染料画像を直接記録することがなくなり、種々
の受像体上に高い信頼性をもって高画質の画像を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受像層転写シートの一実施例の模式断
面図である。
【図2】本発明の受像層転写シートの他の実施例の模式
断面図である。
【図3】本発明の画像形成方法の第1実施例を示す模式
図である。
【図4】本発明の画像形成方法の第2実施例を示す模式
図である。
【図5】本発明の画像形成方法の第3実施例を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 基材 4 受像層 6 認識部 7 イエロー色材層 8 マゼンダ色材層 9 シアン色材層 10 受像層転写シート 11 記録中間体 17 センサー 18 センサー 22 受像体 41 受像層転写シート 42 色材転写シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 章博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に受像層を有する受像層転写シー
    トにおいて、受像層に認識部を設けたことを特徴とする
    受像層転写シート。
  2. 【請求項2】 認識部が着色部であることを特徴とする
    請求項1記載の受像層転写シート。
  3. 【請求項3】 認識部が蛍光性物質であることを特徴と
    する請求項1記載の受像層転写シート。
  4. 【請求項4】 認識部が磁気物質であることを特徴とす
    る請求項1記載の受像層転写シート。
  5. 【請求項5】 認識部が紫外線あるいは赤外線吸収物質
    であることを特徴とする請求項1記載の受像層転写シー
    ト。
  6. 【請求項6】 同一基材上に受像層と色材層とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の受像層転写シート。
  7. 【請求項7】 基材上に受像層を有する受像層転写シー
    トを記録中間体に重ねて記録中間体上に受像層を転写
    し、次に色材層を基材上に有する転写シートを用いて記
    録中間体上の受像層に画像を記録し、その後記録画像を
    有する受像層を受像体上に転写する画像形成方法におい
    て、受像層転写シートから記録中間体への受像層転写の
    確認を、受像層に設けられた認識部をセンサーを用いて
    検出することにより行うことを特徴とする画像形成方
    法。
  8. 【請求項8】 基材上に受像層を有する受像層転写シー
    トを記録中間体に重ねて記録中間体上に受像層を転写
    し、次に色材層を基材上に有する転写シートを用いて記
    録中間体上の受像層に画像を記録し、その後記録画像を
    有する受像層を受像体上に転写する画像形成方法におい
    て、受像層転写シートから記録中間体への受像層転写の
    確認を、受像層に設けられた認識部が転写形成後に記録
    中間体上に存在することをセンサーを用いて検出するこ
    とにより行うことを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 基材上に受像層を有する受像層転写シー
    トを記録中間体に重ねて記録中間体上に受像層を転写
    し、次に色材層を基材上に有する転写シートを用いて記
    録中間体上の受像層に画像を記録し、その後記録画像を
    有する受像層を受像体上に転写する画像形成方法におい
    て、受像層転写シート上の受像層の存在を受像層に設け
    られた認識部をセンサーを用いて検出することにより確
    認した後、記録中間体上に受像層を転写形成することを
    特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 基材上に受像層を有する受像層転写シ
    ートを記録中間体に重ねて記録中間体上に受像層を転写
    し、次に色材層を基材上に有する転写シートを用いて記
    録中間体上の受像層に画像を記録し、その後記録画像を
    有する受像層を受像体上に転写する画像形成方法におい
    て、受像層転写シートから記録中間体への受像層転写の
    確認を、受像層転写後の受像層転写シート上の受像層の
    有無を受像層に設けられた認識部をセンサーを用いて検
    出することにより行うことを特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 基材上に受像層を有する受像層転写シ
    ートを受像体に重ねて受像体上に受像層を転写し、次に
    色材層を基材上に有する転写シートを用いて受像体上の
    受像層に画像を記録する画像形成方法において、受像層
    転写シートから受像体への受像層転写の確認を、受像層
    に設けられた認識部をセンサーを用いて検出することに
    より行うことを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】 受像層と色材層が同一基材上に形成さ
    れた受像層転写シートを用いることを特徴とする請求項
    7、8、9、10又は11記載の画像形成方法。
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