JPH08187884A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
- Publication number
- JPH08187884A JPH08187884A JP7002724A JP272495A JPH08187884A JP H08187884 A JPH08187884 A JP H08187884A JP 7002724 A JP7002724 A JP 7002724A JP 272495 A JP272495 A JP 272495A JP H08187884 A JPH08187884 A JP H08187884A
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- JP
- Japan
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- layer
- receiving layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 受像層表面および記録中間体上への滑剤の転
移蓄積がなく、受像層が安定して記録中間体上に形成さ
れ、種々の受像体上に高画質の画像を形成する。 【構成】 受像層転写シート30上の受像層を記録中間体
13上に転写形成し、その上に各種色材層を用いて画像を
記録し、その画像が記録された受像層を受像体20上に熱
転写する熱転写記録装置であり、受像層転写シート30と
してその裏面に形成された耐熱滑性層中に滑剤不添加の
ものを使用するとともに、受像層転写シートの移動方向
における記録ヘッド17の上流側に、受像層転写シート30
の裏面に滑剤を塗布する滑剤塗布機構16を配設する。受
像層を記録中間体13上に熱転写するに先立って、耐熱滑
性層表面に滑剤を塗布する。
移蓄積がなく、受像層が安定して記録中間体上に形成さ
れ、種々の受像体上に高画質の画像を形成する。 【構成】 受像層転写シート30上の受像層を記録中間体
13上に転写形成し、その上に各種色材層を用いて画像を
記録し、その画像が記録された受像層を受像体20上に熱
転写する熱転写記録装置であり、受像層転写シート30と
してその裏面に形成された耐熱滑性層中に滑剤不添加の
ものを使用するとともに、受像層転写シートの移動方向
における記録ヘッド17の上流側に、受像層転写シート30
の裏面に滑剤を塗布する滑剤塗布機構16を配設する。受
像層を記録中間体13上に熱転写するに先立って、耐熱滑
性層表面に滑剤を塗布する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の受像体に画像を
形成する熱転写記録装置に関する。
形成する熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハガキ,上質紙をはじめとする種々の受
像体に画像を形成する熱転写記録装置についてはいくつ
か提案されている(例えば、特開昭58−222877号公報,
米国特許第4923848号,特開平4−156384号公報等参
照)。
像体に画像を形成する熱転写記録装置についてはいくつ
か提案されている(例えば、特開昭58−222877号公報,
米国特許第4923848号,特開平4−156384号公報等参
照)。
【0003】図4は、従来の熱転写記録装置における受
像層転写シートの例を示したものである。基材1上にア
ンカーコート層2と離型層3を介して受像層4が形成さ
れている。また基材1上にアンカーコート層2を介して
イエロー色材層5,マゼンダ色材層6およびシアン色材
層7とがそれぞれ形成されており、受像層と各色の色材
層とがそれぞれ面順次に形成されている。また、裏面に
は受像層転写シートに耐熱性および滑性を付与するため
の耐熱滑性層8が全面に形成されている。耐熱滑性層8
には滑性付与のためのシリコーンオイル等の滑剤9が添
加されているのが一般的である。
像層転写シートの例を示したものである。基材1上にア
ンカーコート層2と離型層3を介して受像層4が形成さ
れている。また基材1上にアンカーコート層2を介して
イエロー色材層5,マゼンダ色材層6およびシアン色材
層7とがそれぞれ形成されており、受像層と各色の色材
層とがそれぞれ面順次に形成されている。また、裏面に
は受像層転写シートに耐熱性および滑性を付与するため
の耐熱滑性層8が全面に形成されている。耐熱滑性層8
には滑性付与のためのシリコーンオイル等の滑剤9が添
加されているのが一般的である。
【0004】図5は、図4の受像層転写シート10を用い
て記録する従来の熱転写記録装置を模式的に示したもの
である。記録中間体13として、図3に示したようなポリ
イミドのシームレスベルト14上にフッ素ゴムからなる機
能層15を形成したものが使用されている。最初に、記録
ヘッド17をプラテン18側に押圧させ、その中を、記録中
間体13と受像層転写シート10とを重ねて同一方向に走行
させながら記録ヘッド17を発熱させることにより、受像
層転写シート10上の受像層4を記録中間体13上に熱転写
して形成する。
て記録する従来の熱転写記録装置を模式的に示したもの
である。記録中間体13として、図3に示したようなポリ
イミドのシームレスベルト14上にフッ素ゴムからなる機
能層15を形成したものが使用されている。最初に、記録
ヘッド17をプラテン18側に押圧させ、その中を、記録中
間体13と受像層転写シート10とを重ねて同一方向に走行
させながら記録ヘッド17を発熱させることにより、受像
層転写シート10上の受像層4を記録中間体13上に熱転写
して形成する。
【0005】次に、記録中間体13上に転写した受像層に
イエロー色材層5を重ね合わせ、記録ヘッド17を発熱さ
せ、染着層にイエロー画像を熱転写記録する。以下、同
様にして染着層にマゼンダ画像,シアン画像をそれぞれ
記録する。最後に、記録中間体13上の染着層に受像体20
を重ね合わせ、押圧させた加熱ローラ21とゴムローラ22
の間を通過させることにより染着層が受像体20に熱転写
され、受像体20上に画像が形成される。この記録方式を
用いることにより、受像体を限定せず、ハガキ,上質紙
をはじめとする種々の受像体上に染料画像を形成するこ
とができる。
イエロー色材層5を重ね合わせ、記録ヘッド17を発熱さ
せ、染着層にイエロー画像を熱転写記録する。以下、同
様にして染着層にマゼンダ画像,シアン画像をそれぞれ
記録する。最後に、記録中間体13上の染着層に受像体20
を重ね合わせ、押圧させた加熱ローラ21とゴムローラ22
の間を通過させることにより染着層が受像体20に熱転写
され、受像体20上に画像が形成される。この記録方式を
用いることにより、受像体を限定せず、ハガキ,上質紙
をはじめとする種々の受像体上に染料画像を形成するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受像層
を有する受像層転写シート10を用いて、種々の受像体20
上に染料画像を形成する際には次のような問題が存在す
る。即ち、受像層転写シート10を巻回保管している際
に、裏面の耐熱滑性層8中のシリコーンオイル等の滑剤
9が、接触する表面の受像層4上に転移蓄積される。受
像層4表面上に滑剤9が転移蓄積された受像層転写シー
ト10を使用し、染料画像形成を繰り返し行った場合、前
記滑剤9の記録中間体13上への転移蓄積が起こり、記録
中間体13表面に離型性が付与され、受像層4と記録中間
体13間の付着力が低下する。
を有する受像層転写シート10を用いて、種々の受像体20
上に染料画像を形成する際には次のような問題が存在す
る。即ち、受像層転写シート10を巻回保管している際
に、裏面の耐熱滑性層8中のシリコーンオイル等の滑剤
9が、接触する表面の受像層4上に転移蓄積される。受
像層4表面上に滑剤9が転移蓄積された受像層転写シー
ト10を使用し、染料画像形成を繰り返し行った場合、前
記滑剤9の記録中間体13上への転移蓄積が起こり、記録
中間体13表面に離型性が付与され、受像層4と記録中間
体13間の付着力が低下する。
【0007】このため、染料画像形成の第1段階である
受像層転写シート10上の受像層4の記録中間体13上への
転写形成ができなくなる。この場合、記録中間体13上に
直接染料画像が記録されることになり、これを受像体20
に転写した際に得られる画像は劣悪なものとなる。
受像層転写シート10上の受像層4の記録中間体13上への
転写形成ができなくなる。この場合、記録中間体13上に
直接染料画像が記録されることになり、これを受像体20
に転写した際に得られる画像は劣悪なものとなる。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
信頼性の高い記録プロセスを与え、良好な記録画像が得
られる熱転写記録装置を提供することを目的とする。
信頼性の高い記録プロセスを与え、良好な記録画像が得
られる熱転写記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱転写記録装置は、第1に耐熱滑性層中に
滑剤を添加していない受像層転写シートを使用し、第2
に受像層転写シートの移動方向における記録ヘッドの上
流側に滑剤塗布機構を設け、受像層を記録中間体上に熱
転写するに先立って、前記耐熱滑性層表面に滑剤を塗布
して受像層転写シート裏面に滑性を付与するようにした
ものである。
に、本発明の熱転写記録装置は、第1に耐熱滑性層中に
滑剤を添加していない受像層転写シートを使用し、第2
に受像層転写シートの移動方向における記録ヘッドの上
流側に滑剤塗布機構を設け、受像層を記録中間体上に熱
転写するに先立って、前記耐熱滑性層表面に滑剤を塗布
して受像層転写シート裏面に滑性を付与するようにした
ものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、受像層転写シートが記録中
間体と共に記録ヘッドとプラテン間を通過する直前に、
滑剤塗布機構を用いて耐熱滑性層表面にシリコーンオイ
ル成分等の滑剤を塗布するので、受像層表面への滑剤の
転移蓄積がなくなり、このため、記録中間体上に滑剤が
転移蓄積することもない。そして、受像層が安定して記
録中間体上に形成されるため、常に、種々の受像体上に
高画質の画像を形成することが可能となる。
間体と共に記録ヘッドとプラテン間を通過する直前に、
滑剤塗布機構を用いて耐熱滑性層表面にシリコーンオイ
ル成分等の滑剤を塗布するので、受像層表面への滑剤の
転移蓄積がなくなり、このため、記録中間体上に滑剤が
転移蓄積することもない。そして、受像層が安定して記
録中間体上に形成されるため、常に、種々の受像体上に
高画質の画像を形成することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の熱転写記録装置を
模式的に示したものである。30は受像層転写シートであ
り、図2に示したように、基材1上にアンカーコート層
2と離型層3を介して受像層4が形成されており、また
基材1上にアンカーコート層2を介してイエロー色材層
5,マゼンダ色材層6およびシアン色材層7がそれぞれ
面順次に形成されている。また基材1の裏面には、耐熱
滑性層8が全面に形成されている。
明する。図1は、本発明の一実施例の熱転写記録装置を
模式的に示したものである。30は受像層転写シートであ
り、図2に示したように、基材1上にアンカーコート層
2と離型層3を介して受像層4が形成されており、また
基材1上にアンカーコート層2を介してイエロー色材層
5,マゼンダ色材層6およびシアン色材層7がそれぞれ
面順次に形成されている。また基材1の裏面には、耐熱
滑性層8が全面に形成されている。
【0012】基材1は特に限定されない。例えば、各種
高分子フイルム、あるいは塗工等により表面処理された
高分子フイルム、あるいは各種導電性フイルム等があ
る。離型層3は特に限定されない。熱硬化性のシリコー
ン等が有用である。受像層4は特に限定されない。各種
高分子材料等が利用できる。無色透明あるいは無色透明
に近い受像層は、基材上に直接形成されていても、基材
と受像層間にアンカーコート層,離型層など各種の層が
形成されていてもよい。
高分子フイルム、あるいは塗工等により表面処理された
高分子フイルム、あるいは各種導電性フイルム等があ
る。離型層3は特に限定されない。熱硬化性のシリコー
ン等が有用である。受像層4は特に限定されない。各種
高分子材料等が利用できる。無色透明あるいは無色透明
に近い受像層は、基材上に直接形成されていても、基材
と受像層間にアンカーコート層,離型層など各種の層が
形成されていてもよい。
【0013】イエロー色材層5,マゼンダ色材層6およ
びシアン色材層7は、少なくとも色材と結着材とから構
成されている。色材としては、特に限定されない。例え
ば分散染料,塩基性染料,顔料,カラーフォーマー等が
有用である。結着材は、各種高分子材料等が利用でき
る。各色色材層はそれぞれ、基材上に直接形成されて
も、基材と色材層間にアンカーコート層など各種の層が
形成されていてもよい。
びシアン色材層7は、少なくとも色材と結着材とから構
成されている。色材としては、特に限定されない。例え
ば分散染料,塩基性染料,顔料,カラーフォーマー等が
有用である。結着材は、各種高分子材料等が利用でき
る。各色色材層はそれぞれ、基材上に直接形成されて
も、基材と色材層間にアンカーコート層など各種の層が
形成されていてもよい。
【0014】耐熱滑性層8は特に限定されない。紫外線
硬化型エポキシアクリレート樹脂等が有用である。本発
明の受像層転写シート30の耐熱滑性層8には滑剤である
シリコーンオイル成分等は添加されていない。
硬化型エポキシアクリレート樹脂等が有用である。本発
明の受像層転写シート30の耐熱滑性層8には滑剤である
シリコーンオイル成分等は添加されていない。
【0015】図1において、11は受像層転写シート30の
巻出ロール、12は巻取ロール、16は滑剤塗布機構、17は
記録ヘッドである。また、13は記録中間体であり、図3
に示したポリイミドのシームレスベルト14上にフッ素ゴ
ムよりなる機能層15が形成されたものが使用されるが、
特にこれに限定されるものではない。18はプラテン、20
は最終的に画像が形成される受像体、19は受像体20の供
給ローラ、21は加熱ローラ、22はゴムローラ、23,24は
ローラ、26は加熱ローラ、27はシリコーンゴムローラ、
25は排紙トレイである。
巻出ロール、12は巻取ロール、16は滑剤塗布機構、17は
記録ヘッドである。また、13は記録中間体であり、図3
に示したポリイミドのシームレスベルト14上にフッ素ゴ
ムよりなる機能層15が形成されたものが使用されるが、
特にこれに限定されるものではない。18はプラテン、20
は最終的に画像が形成される受像体、19は受像体20の供
給ローラ、21は加熱ローラ、22はゴムローラ、23,24は
ローラ、26は加熱ローラ、27はシリコーンゴムローラ、
25は排紙トレイである。
【0016】受像層転写シート30は、基材1上に設けら
れた受像層4および色材層5,6,7が記録中間体13と
重なる側に設けられている。受像層転写シート30は巻出
ロール11,巻取ロール12、およびその他必要とされるガ
イドローラと共にカセットに内蔵されている構成になっ
ていてもよい。
れた受像層4および色材層5,6,7が記録中間体13と
重なる側に設けられている。受像層転写シート30は巻出
ロール11,巻取ロール12、およびその他必要とされるガ
イドローラと共にカセットに内蔵されている構成になっ
ていてもよい。
【0017】滑剤塗布機構16は、滑剤を含浸させたフエ
ルト製のパッドからなっており、受像層転写シート裏面
に押し当てることが可能な機構になっている。滑剤塗布
機構16は、図1に示したように受像層転写シート30の移
動方向における記録ヘッド17の上流側に位置し、記録ヘ
ッド17と一体型になっていてもよいし、あるいは一体型
でなくてもよい。滑剤塗布機構16が記録ヘッド17近傍に
あること、および受像層転写シート裏面の耐熱滑性層8
に塗布された滑剤が記録ヘッド17により加熱されること
から、滑剤には高沸点かつ高耐熱性を示すシリコーンオ
イルを使用することが望ましい。
ルト製のパッドからなっており、受像層転写シート裏面
に押し当てることが可能な機構になっている。滑剤塗布
機構16は、図1に示したように受像層転写シート30の移
動方向における記録ヘッド17の上流側に位置し、記録ヘ
ッド17と一体型になっていてもよいし、あるいは一体型
でなくてもよい。滑剤塗布機構16が記録ヘッド17近傍に
あること、および受像層転写シート裏面の耐熱滑性層8
に塗布された滑剤が記録ヘッド17により加熱されること
から、滑剤には高沸点かつ高耐熱性を示すシリコーンオ
イルを使用することが望ましい。
【0018】次に、本実施例の動作を説明する。最初に
受像層転写シート30を、受像層4が滑剤塗布機構16の手
前の位置にくるまで巻き取る。記録ヘッド17(例えば、
サーマルヘッド)および滑剤塗布機構16をプラテン18側
に押圧させ、受像層転写シート30の裏面に滑剤塗布機構
16のフエルト製パッドを押し当てる。記録中間体13と受
像層転写シート30とを同一方向(例えば、記録中間体13
の時計回転方向)に走行させながら、受像層転写シート3
0の裏面に滑剤が塗布された部分が記録ヘッド17とプラ
テン18の間を通過してから記録ヘッド17を発熱させるこ
とにより受像層転写シート30上の受像層4を記録中間体
13上に熱転写させ、記録中間体13上に受像層を形成す
る。
受像層転写シート30を、受像層4が滑剤塗布機構16の手
前の位置にくるまで巻き取る。記録ヘッド17(例えば、
サーマルヘッド)および滑剤塗布機構16をプラテン18側
に押圧させ、受像層転写シート30の裏面に滑剤塗布機構
16のフエルト製パッドを押し当てる。記録中間体13と受
像層転写シート30とを同一方向(例えば、記録中間体13
の時計回転方向)に走行させながら、受像層転写シート3
0の裏面に滑剤が塗布された部分が記録ヘッド17とプラ
テン18の間を通過してから記録ヘッド17を発熱させるこ
とにより受像層転写シート30上の受像層4を記録中間体
13上に熱転写させ、記録中間体13上に受像層を形成す
る。
【0019】次に、記録中間体13を時計の回転方向にさ
らに回転させ、記録中間体13上の受像層がプラテン18位
置に戻ってきた後、次に記録中間体13上の染着層上に受
像層転写シート30上のイエロー色材層5を重ね合わせ、
記録ヘッド17を用いて染着層上にイエロー染料画像を記
録する。以下、同様にして染着層上にマゼンダ画像,シ
アン画像を記録する。なお、記録中間体13は受像層が熱
転写された後、および各色記録の後に1回転してプラテ
ン18部分に戻るのではなく、反時計方向に回転してプラ
テン18部分に戻ってもよい。
らに回転させ、記録中間体13上の受像層がプラテン18位
置に戻ってきた後、次に記録中間体13上の染着層上に受
像層転写シート30上のイエロー色材層5を重ね合わせ、
記録ヘッド17を用いて染着層上にイエロー染料画像を記
録する。以下、同様にして染着層上にマゼンダ画像,シ
アン画像を記録する。なお、記録中間体13は受像層が熱
転写された後、および各色記録の後に1回転してプラテ
ン18部分に戻るのではなく、反時計方向に回転してプラ
テン18部分に戻ってもよい。
【0020】次に記録中間体13上の受像層に供給ローラ
19より供給された受像体20を重ね合わせ、加熱ローラ21
をゴムローラ22に押圧させた後、この両ローラ間を記録
中間体13と受像体とを通過させる。さらにローラ23とロ
ーラ24の間を通過後、受像体20と記録中間体13とが分離
して、受像層が記録中間体13から受像体20上に転写され
て、画像が記録された受像層を有する受像体20が排紙ト
レイ25に排出される。もちろん、ローラ23とローラ24の
間を通過後に受像層が記録中間体13から受像体20上に転
写されるようにしてもよい。あるいは、受像層が転写さ
れた受像体20をもう一度加熱ローラ26とシリコーンゴム
ローラ27の間を、受像層をシリコーンゴムローラ側にし
て通過させ、受像体20上に転写された受像層の定着を行
ってもよい。
19より供給された受像体20を重ね合わせ、加熱ローラ21
をゴムローラ22に押圧させた後、この両ローラ間を記録
中間体13と受像体とを通過させる。さらにローラ23とロ
ーラ24の間を通過後、受像体20と記録中間体13とが分離
して、受像層が記録中間体13から受像体20上に転写され
て、画像が記録された受像層を有する受像体20が排紙ト
レイ25に排出される。もちろん、ローラ23とローラ24の
間を通過後に受像層が記録中間体13から受像体20上に転
写されるようにしてもよい。あるいは、受像層が転写さ
れた受像体20をもう一度加熱ローラ26とシリコーンゴム
ローラ27の間を、受像層をシリコーンゴムローラ側にし
て通過させ、受像体20上に転写された受像層の定着を行
ってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱転写記
録装置によれば、耐熱滑性層に滑剤を添加していない受
像層転写シートを使用し、その受像層転写シートの移動
方向における記録ヘッドの上流側に配置された滑剤塗布
部により耐熱滑性層表面に滑剤を塗布するようにしたの
で、受像層が安定して記録中間体上に形成され、常に、
種々の受像体上に高画質の画像を得ることができる。
録装置によれば、耐熱滑性層に滑剤を添加していない受
像層転写シートを使用し、その受像層転写シートの移動
方向における記録ヘッドの上流側に配置された滑剤塗布
部により耐熱滑性層表面に滑剤を塗布するようにしたの
で、受像層が安定して記録中間体上に形成され、常に、
種々の受像体上に高画質の画像を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例における熱転写記録装置の構
成を模式的に示す図である。
成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施例において使用する受像層転写シ
ートの構成を示す図である。
ートの構成を示す図である。
【図3】記録中間体の構成を示す図である。
【図4】従来例の受像層転写シートの構成を示す図であ
る。
る。
【図5】従来例の熱転写記録装置の構成を模式的に示す
図である。
図である。
1…基材、 4…受像層、 5…イエロー色材層、 6
…マゼンダ色材層、 7…シアン色材層、 8…耐熱滑
性層、 13…記録中間体、 16…滑剤塗布機構、17…記
録ヘッド、 18…プラテン、 20…受像体、 21…加熱
ローラ、 30…受像層転写シート。
…マゼンダ色材層、 7…シアン色材層、 8…耐熱滑
性層、 13…記録中間体、 16…滑剤塗布機構、17…記
録ヘッド、 18…プラテン、 20…受像体、 21…加熱
ローラ、 30…受像層転写シート。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7416−2H 101 G
Claims (1)
- 【請求項1】 基材上に受像層と色材層とを有する移動
可能な受像層転写シートと、移動可能な記録中間体と、
前記受像層転写シートを前記記録中間体に重ねて加熱お
よび/または加圧し、前記記録中間体上に前記受像層を
転写形成するとともに色材層を用いて記録中間体上の受
像層に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録中間体上
の記録画像が形成された受像層を受像体上に熱転写する
転写手段とを備えた熱転写記録装置において、前記受像
層転写シートとしてその裏面に形成された耐熱滑性層中
に滑剤不添加のものを使用し、かつ前記受像層転写シー
トの移動方向における前記記録ヘッドの上流側に、前記
受像層転写シートの裏面に滑剤を塗布する滑剤塗布機構
を配設したことを特徴とする熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002724A JPH08187884A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002724A JPH08187884A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08187884A true JPH08187884A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11537267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7002724A Pending JPH08187884A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08187884A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017177746A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社シード | 印刷機 |
JP2020513354A (ja) * | 2016-11-30 | 2020-05-14 | ランダ ラブズ (2012) リミテッド | 熱伝導転写印刷 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP7002724A patent/JPH08187884A/ja active Pending
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