JPS6337988A - 検知マ−ク付き被熱転写シ−ト - Google Patents

検知マ−ク付き被熱転写シ−ト

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JPS6337988A
JPS6337988A JP61180904A JP18090486A JPS6337988A JP S6337988 A JPS6337988 A JP S6337988A JP 61180904 A JP61180904 A JP 61180904A JP 18090486 A JP18090486 A JP 18090486A JP S6337988 A JPS6337988 A JP S6337988A
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layer
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resin
thermal transfer
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JP61180904A
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Hitoshi Saito
仁 斉藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は熱転写シートと組合わせて用いられる被熱転写
シートに関し、特に、裁断加工時の基準となる検知マー
クが形成された被熱転写シートに関する。
〔発明の背景〕
被熱転写シートは、熱転写シートと組合わせて用いられ
るシートであって、サーマルヘッド等の接触型点状加熱
手段により画像情報に応じた印字を行なうものである。
このような被熱転写シートの製造工程においては、これ
を所望寸法でかつ所望形状に裁断する必要がある。
しかしながら、従来の被熱転写シートにおいては、裁断
を高精度でしかも効率良く行なうには必ずしも満足のい
くものではなかった。
〔発明の概要〕
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、被熱
転写シートの製造段階において高精度でしかも効率良く
裁断が行なわれるようにした被熱転写シートを提供する
ことを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明に係る被熱転
写シートは、(イ)シート状基材と、(ロ)このシート
状基材上に形成され、加熱された際に前記熱転写シー1
へから移行してくる染料を受容するための受容層、とか
らなる被熱転写シートにおいて、シートの少なくとも一
部に、物理的に検知可能な検知部位が形成されてなるこ
とを特徴とするものである。
そしてこのような検知部位は、裁断部位、シートの向き
、表裏等の情報を表示するものであって、裁断加工時に
これを物理的に検知して^精度かつ能率的な1alli
を可能ならしめるものである。
(発明の実施例) 以下、本発明を、図面に示すその好ましい実施例に基づ
いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の被熱転写シート1の断面図であり、
シート状基材2の一方の面に受容層3が形成され、一方
の面には、検知部位4が形成されている。また、本発明
の被熱転写シート1においては、シート状基材2と受容
13との間に、画像品質の向上を図るために特定の中[
(図示せず)を設けることもできる。
第2図に示す例は、シート状基材2を部分的に切り除く
ことによって検知部位4を設けた場合の例であり、その
他の構成は、第1図の場合と同様である。
以下、本発明の被熱転写シートの各構成について具体的
に説明する。
シート状基材 シート状基材2としては、■合成紙(ポリオレフィン系
、ポリスチレン系など)、■上質紙、アート紙、コート
紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂また
はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合
成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、■ポリオレ
フィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート
、ポリスチレン、メタクリレート、ポリカーボネート等
の各種のプラスチックのフィルムもしくはシートが使用
できる。このうち■の合成紙はその表面に、熱伝導率の
低い(換宮すれば断熱性の高い)ミクロヴオイド層を有
しているので好ましい。また、■〜■の任意の組み合わ
せによる積層体も使用できる。代表的な積層体の例とし
て、セルロース繊維紙と合成紙、あるいは、セルロース
繊維紙とプラスチックフィルムもしはくシートとの積層
体が挙げられる。このうちセルロースm雑紙と合成紙と
の積層体は、合成紙が有する熱的な不安定さく伸縮など
)をセルロースmN紙が補ない、合成紙が有する低熱伝
導率による印字熱感度の高さを発揮できてよい、また、
この組み合わせにおいて積層体表裏のバランスをとるた
め、合成紙〜セルロース繊維紙〜合成紙の三liI積層
体を用いるのがよく、印字によるカールを少なくできる
上記のような積層体に用いる合成紙としては、通常被熱
転写シートの合成紙基材として用いうる合成紙であれば
いかなるものをも使用できるが、特に微細空孔を含有す
る紙状層を設けた合成紙(例えば、市販品の合成紙ユボ
:王子油化合成紙yJ)が望ましい。上記紙状層におけ
る微細空孔は、例えば、合成樹脂を微細充填剤含有状態
で延伸することにより形成することができる。上記微細
空孔を含有する紙状層を設けた合成紙を用いて構成した
被熱転写シートは、熱転写により画像を形成した」1合
、画像濃度が高く、画像のバラツキも生ビないという効
果がある。これは、微細空孔により断熱効果があり、熱
エネルギー効率が良いことと、微細空孔によるクツショ
ン性の良さが、上記合成紙上に設けられ、画像が形成さ
れる受容層に寄与するものと思われる。また、上記微細
空孔を含有する紙状層を直接、セルロース紙vanなど
の芯材の表面に設けることも可能である。
上記積層体におけるセルロースIIII紙以外にプラス
チックフィルムを使用することもでき、更に、上記セル
ロース[11紙とプラスチックフィルムとをラミネート
したものも使用することができる。
合成紙とセルロースmN紙との貼着方法としては、例え
ば、従来公知の接着剤を用いた貼る、押出ラミネート法
を用いた貼着、熱接着による貼着等が挙げられ、また合
成紙とプラスチックフィルムとの貼着方法としてはプラ
スチックフィルムの形成を同時に兼ねたラミネート法、
カレンダー法等による貼着等が挙げられる。上記貼着手
段は合成紙と貼着するものの材質等に応じて適宜選択さ
れる。上記接着剤の具体例としては、エヂレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ酢酸ビニル等のエマルジョン接着剤
、カルボキシル基を含むポリエステル等の水溶性接着剤
等が挙げられ、またラミネート用の接着剤としては、ポ
リウレタン系・アクリル系等の有機溶剤溶液タイプ等の
接着剤が挙げられる。
1且1 受容層3を構成する材質は、熱転写シートから移行する
染料、例えば昇華性の分散染料を受容し、受容により形
成された画像を維持するためのものである。例えば、下
記(イ)〜(ホ)の合成樹脂が単独もしくは2種以上の
混合により使用できる。
(イ)エステル結合を有するもの。
ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等。
(ロ)ウレタン結合を有するもの。
ポリウレタン樹脂等。
(ハ)アミド結合を有するもの。
ポリアミド樹脂(ナイロン)。
(ニ)尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(ホ)その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂等。
あるいは受容I!!13は飽和ポリエステルと塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体との混合樹脂により構成される
。飽和ポリエステルとしては例えばバイロン200、バ
イロン290、バイロン600等(以上、東洋結盟)、
KA−10380(洗用化学製)、TP220、TP2
35 (以上、日本合成製)等が用いられる。塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体は塩化ビニル成分含有率85〜
97w【%で、重合度200〜800程度のものが好ま
しい。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は必ずしも塩化ビニル
成分と酢酸ビニル成分のみの共重合体である場合に限ら
ず、本発明の目的を妨げない範囲のビニルアルコール成
分、マレイン酸成分等を含むものであっても良い。
受容層はまた、ポリスチレン系の樹脂により構成されて
もよく、例えば、スチレン系モノマー、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンの単独もしく
は共重合体からなるポリスチレン系樹脂、或いは、前記
スチレン系モノマーと他のモノマー、例えば、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル
、メタクリロニトリル等のアクリルもしくはメタクリル
爪上ツマ−もしくは無水マレイン酸との共重合体である
スチL/ン系共重合体樹脂が挙げられる。
上記いずれの態様においても、受容層3の白色度を向上
して転写画像の鮮明度を更に高めるとともに被熱転写シ
ート表面に筆記性を付与し、かつ転写された画像の再転
写を防止する目的で受容113中に白色顔料を添加する
ことができる。白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜
鉛、カオリンクレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等
が用いられ、これらは2種以上混合して用いることがで
きることは前述した通りである。また転写画像の耐光性
を更に高めるために、受像層中に紫外線吸収剤および(
または)光安定化剤を添加することかできる。これら紫
外線吸収剤、光安定化剤の添加8は受像1!i3を構成
する樹脂100重量部に対しそれぞれ0.05〜10重
通部、0.5〜3重ω部が好ましい。
本発明の被熱転写シートは、熱転写シートとの離型性を
向上せしめるために受容層中に離型剤を含有せしめるこ
とができる。離型剤としてはポリエチレンワックス、ア
ミドワックス、テフロンパウダー等の固型ワックス類二
弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤;シリコーンオイ
ル等が挙げられるがシリコーンオイルが好ましい。
上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いること
ができるが、硬化型のものが好ましい。
硬化型のシリコーンオイルとしては、反応硬化型、光硬
化型、触媒硬化型等が挙げられるが、反応硬化型のシリ
コーンオイルが特に好ましい。反応硬化型シリコーンオ
イルとしては、アミノ変性シリコーンオイルとエポキシ
変性シリコーンオイルとを反応硬化させたものが好まし
く、アミノ変性シリコーンオイルとしてはKF−393
、KF−857、KF−858、X−22−3680,
X−22−38010(以上、信越化学工業(株)製)
等が挙げられ、エポキシ変性シリコーンオイルとしては
KF−100T、KF−101、KF−60−164、
KF−103(以上、信越化学工業(株)製)等が挙げ
られる。また触媒硬化型あるいは光硬化型シリコーンオ
イルとしてはKS−705F、KS−770(12上、
触ill lit’ 化型シリコーンオイル:信越化学
工業(株)製)、KS−720、KS−774(以上、
光硬化型シリコーンオイル:信越化学工業(株)製)等
が挙げられる。これら硬化型シリコーンオイルの添加量
は受像層を構成する樹脂の0.5〜30重G%が好まし
い。また受容13の表面の一部に、上記離型剤を適当な
溶媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾燥させる
等によって離型剤層を設けることもできる。離型剤層を
構成する離型剤としては前記したアミノ変性シリコーン
オイルとエポキシ変性シリコーンオイルとの反応硬化物
が特に好ましい。離型剤層の厚さは0.01〜5μm、
特に、0.05〜2μmが好ましい。
なお、受容層を形成する際にシリコーンオイルを添加し
て形成すると、塗布後、シリコーンオイルが表面にブリ
ードしてくるので、ブリードさせた優に硬化させても離
型剤層を形成することができる。
以上の白色顔料、紫外線吸収剤、光安定化剤、離型剤は
必要に応じ、一方の面もしくは両方の面の受容層に含ま
せるか適用することができる。
受容層3の形成は、シート状基材2上に、受容層を形成
する材料を溶解ないし分散して得られる受像層形成用組
成物を使用して、公知の塗布もしくは印一方法により行
なう他に、カード基材2とは別の一時的キャリャー上に
一旦形成した後に、改めて、シート状基材2上に転写す
る方法により行なってもよい。
一時的キャリャー上としては、表面が離型性のシートを
用いる。例えば、■セルロース!lH紙や合成紙などの
表面にアンダーコート層を施した後に離型用シリコーン
層を施したもの、■セルロース繊維紙の表面にポリオレ
フィン系樹脂もしくはポリエステル樹脂をエクストルー
ジョンコーティングしたもの、または、■ポリエステル
フィルムなどのプラスチックフィルムの表面に離型用シ
リコーン層を施したもの、等である。
一時的キヤリV−上には、シート状基材2上に行なうの
と同様にして受像層を形成した後、必要により、接着剤
層を形成する。この接着剤層は、シート状基材2上に受
像層を転写させるときに、シート状基材2と受容1i!
3との闇の接着力を確保するためのものである。この方
法では、更に他の層、例えばクツション性等を付与する
ために後述する中間層を一時的キャリャー上に形成して
おき、シート状基材2上に中間層と受容層とを一度に転
写するようにしてもよい。中間層が接着剤を兼ねている
ときは接着剤層を一時的キャリャー上に形成しなくても
よい。なお、いずれの場合においても、接着剤層はシー
ト状基材と、一時的キャリヤー上の最上層との間に介在
すればよいから、接着剤層をシート状基材2上に形成し
ておき、一時的キャリヤー上には受容層のみ、あるいは
受像層と中間層を順に形成しておいて転写してもよい。
受容層3を、一時的キャリヤー上に一旦形成して転写法
により、シート状基材2上に形成する方法を採用すると
、シート状基材2上に形成された受容層の表面は、一時
的キャリヤーの表面の状態が転写されているために平滑
性が非常にすぐれており、シート状基材2上に直接に形
成した受@層は、転写法によるものとくらべると平滑性
が劣っており、より鮮明で精緻なiiM像を19たいと
きtよ、転写法を採用するのがよい。
接着剤としては受容層と基材とを接着できるものであれ
ば良く、ポリエステル系、ポリアクリル酸エステル系、
ポリウレタン系、ポリ塩化ビニル系、ポリオレフィン系
、エチレン−酢ビ共重合体、合成ゴム系等の有機溶剤溶
液又は、エマルジ]ンが使用できる。接着剤は熱接着タ
イプでも、常温粘着タイプでもよい。熱接着タイプの場
合には、ワックス、エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂
、ポリオレフィン、石油系樹脂などのホットメルトタイ
プの接着剤による熱接着、或はポリオレフィンフィルム
等エクストルージョンフィルムによるサンドイッチラミ
ネーションでもよい。
後述する中間層を兼ねる接着剤として両面テープを用い
てもよい。両面テープはレーヨンベーパーにアクリル系
粘着剤などを含浸乾燥したもので、乾燥後の両面テープ
には微細空孔が出来ており発泡層と等価の役割を果すも
のと思われる。
匹里1 中間層は、構成する材質により、クツション性層、多孔
層のいずれかであり、或いは場合によっては接着剤の役
目を兼ねている。
クツション性層はJ Is−に−6301に規定される
100%モジュラスが100υ/ci以下である樹脂を
主とするものであり、ここで前記100%モジュラスが
100υ/−を超えると、剛性が高すぎるためにこのよ
うな樹脂を用いて中間層を形成しても熱転写シートと被
熱転写層の印字の際の充分な密着性は保たれない。また
、前記100%モジュラスの下限は実際上、0.5N9
/d程度である。
上記の条件に合致する樹脂としては次のようなものが挙
げられる。
ポリウレタン樹脂 ポリエステル樹脂 ポリブタジェン樹脂 ポリアクリル酸エステル樹脂 エポキシ樹脂 ポリアミド樹脂 ロジン変性フェノール樹脂 テルペンフェノール樹脂 エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂 上記の樹脂は、1種もしくは2種以上混合して使用する
ことができるが、上記の樹脂は比較的、粘着性を有して
いるので、加工中に支障があるときは無機質の添加剤、
例えば、シリカ、アルミナ、クレー、炭酸カルシウムな
ど、或いは、ステアリン酸アミド等のアミド系物質を添
加してモヨイ・クツション性層は上記したような樹脂を
必要に応じて他の添加剤と共に溶剤・希釈剤等と混練し
て塗料もしくはインキとし、公知の塗布方法もしくは印
刷方法により塗膜として乾燥させることにより形成でき
、その厚みは0.5〜50μm1より好ましくは2〜2
0μm程度である。厚みが0.5μmでは設けたシート
状基材の表面の粗さを吸収しきれず、従って効果がなく
、逆に50μmを超えると、効果の向上が見られないば
かりか、受容層部が厚くなりすぎて突出し、巻き取った
り、重ねたりする際の支障となるし、又、経済的でない
このような中間層を形成すると熱転写シートと被熱転写
シートとの密着性が向上するのは、中間層自体が剛性が
低いために印字の際の圧力により変形するためと考えら
れるが、更に、前記したような樹脂は通常ガラス転移点
や軟下点が低く、印字の際に与えられる熱エネルギーに
より、常温におけるよりも更に剛性が低下して変形しゃ
すくなることも寄与しているものと推定される。
多孔層は1)ポリウレタン等の合成樹脂エマルジョン、
メチルメタクリレート−ブタジェン系等の合成ゴムラテ
ックスを機械的撹拌により気泡させた液を基材2上に塗
布し乾燥させた層、2)上記合成樹脂エマルジョン、上
記合成ゴムラテックスに発泡剤を混合させた液を基材2
上に塗布し乾燥させた層、3)塩ビプラスチゾル、ポリ
ウレタン等の合成樹脂又はスチレン−ブタジェン系等の
合成ゴムに発泡剤を混合した液を基材2上に塗布し加熱
することにより発泡させた層、4)熱可塑性樹脂又は合
成ゴムを有機溶媒に溶解した溶液と、該有機溶媒に比べ
蒸発しにくく該有機溶媒に対し相溶性を有し且つ熱可塑
性樹脂又は合成ゴムに対して溶解性を有しない非溶媒(
水を主成分とするものも含む)との8合液を、基材2上
に塗布し乾燥させることによりミクロ状に凝集した膜を
形成してなるミクロポーラス層等が用いられる。上記1
)〜3)の層は気泡の大きさが大きいため、該層上に受
容層3の形成用溶液を塗布し乾燥させた場合、乾燥させ
て形成された受像層3の表面に凹凸が生じる虞れがある
。そのため上記凹凸が小さくまた均一性の高い画像を転
写せしめることが可能な受容層3の表面を得るためには
、多孔層として、上記4)のミクロポーラス層を設ける
ことが好ましい。
上記ミクロポーラス層の形成に当たって用いられる熱可
塑性樹脂としては、飽和ポリエステル、ポリウレタン、
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、セルロースアセトプロ
ピオネート等が挙げられ、また同様に用いられる上記合
成ゴムとしては、スチレン−ブタジェン系、イソプレン
系、ウレタン系等が挙げられる。また該ミクロポーラス
層の形成に当たって用いられる有機溶媒及び非溶媒とし
ては種々のものが可能であるが、通常、有機溶媒として
メチルエチルケトン、アルコール等の親水性溶媒が用い
られ、また、非溶媒として水が用いられる。
本発明における多孔層の厚みは、3μm以上のものが好
ましく、特に5〜20μm厚のものが好ましい。多孔層
の厚みが3μm未満のものは、クツション性、断熱性の
効果が発揮されない。
説明が前後したが、中間層が接着剤を兼ねる場合もある
ことは受容層の形成法の説明において述べた通りである
上記の中間層は被熱転写シートの両面に設けてもよいし
、一方の面のみに設けてもよい。
被熱転写シートの加工工程中またはプリンター内での走
行時に静電気の発生を抑えるために、少なくとも一方の
面の受容層中又は受容層の表面に帯電防止剤を含有させ
ることもできる。帯電防止剤としては界面活性剤たとえ
ば陽イオン型界面活性剤(たとえば第4級アンモニウム
塩、ポリアミン誘導体等)、陰イオン型界面活性剤(た
とえばアルキルホスフェート等)、両性イオン型界面活
性剤もしくは非イオン型界面活性剤が挙げられる。
帯電防止剤は、グラビアコーティング、バーコーティン
グ等により受容層表面に塗布形成してもよく、受容層樹
脂中に練り込んで受容!!i塗工・乾燥時に受容層表面
に移行させてもよい。受容層樹脂と混合する帯電防止剤
として、カチオン型のアクリルポリマーを用いることも
できる。
本発明の被熱転写シートは両面に熱転写シートを用いて
印字することが可能であるが、いずれか一方の面もしく
は両方の面に、少なくとも一部に他の方法で記録できる
ようにしてもよい。代表的なものは水性ペンや鉛筆等に
よる筆記性層を設けることである。筆記性層は、受容層
を部分的に設けないことによりシート状基材表面をその
まま利用してもよいが、体質顔料を含有する樹It層を
受容層とならべるか、受容層の上に設けることにより形
成してもよい。
炙延星進 検知部位としては種々の形状、態様のものがあり得る。
第3図の平面図に示す例は、被熱転写シート1の1!断
線30に沿って、凹形状の検知部位(検知マーク)4が
形成された場合の例であり、第4図および第5図は、三
角形状ならびにカギ形状のマークを検知部位4として形
成した場合の例である。
この他にも様々な形状、たとえば、台形、円、正方形等
が検知マークとして設けられ得る。なお、第5図に示す
ような場合は、裁断されるべき線上に検知マークの不連
袂な線が重なるため、裁断後の外観を良好にするために
は該不連続線に沿って正確に位置合わせして裁断する必
要があり、それ故地の形状(例えば第4図)に比べて、
位置合せに要する繁雑さが増大する上で不利である。
以上の例からも理解されるように、本発明の被熱転写シ
ートが有する、物理的に検知可能なマークとしては、様
々な材質から成るもの、種々の形状のものがありうる。
例えば電気的に検知可能なマークとしては、導電性イン
キ、金属箔などを使用して4ffi層として形成したも
のがあるし、磁性体を含む磁性インキ、磁性金屑の蒸着
膜等により磁気層として形成したものは磁気的に検知可
能なマークであるし、染料もしくは顔料、又は螢光染料
を含むインキを用いて形成したものは光学的に検知可能
なマークである。
上記以外にb例えば機械的に検知可能なマークを有して
いるものも他のマークを有しているものと同様に使用で
きる。
この他、透明導電性物質を含む透明1ffi性インキで
マークを設けたり、基材の一部に凹凸を施して光の反射
率を部分的に変化させたマークを設けてもよい。さらに
、その部分を打抜いて検知マークとしてもよい。
これらの検知部位(マーク)を設ける位置としては種々
の部分が考えられるが、受容層は画像が形成されるべき
ものであるため、出来れば基材の受容層を設けていない
側、即ち裏面側に設けるのがよい。しかし、表面側であ
っても受容層の縁や隅に設けたり、或いは受容層を基材
の周縁を残して設けることにより生じた基材の余白に設
けてもよい。
また、マークを設ける位置は表面側では、マークが見え
ないものであれば画像形成に支障のない限り、画像を形
成する位置であってもよい。
更にマークの配置のしかたとしては様々なものがありう
る。たとえば、マークは各裁断部位に各1偏設ければ足
りるが、複数個設けることによって他の情報、たとえば
シートの向きや裏面等を表示することができ、裁断操作
をより能率的に行なうことができる。
〔発明の効果〕
本発明の被熱転写シートは、シートの製造工程において
裁断される粉に沿って、物理的に検知可能な検知部位が
設けられているので、裁断操作を正確かつ能率的に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、各々本発明の被熱転写シートの
断面図、第3図ないし第5図は、各々本発明の被熱転写
シートの平面図である。 1・・・被熱転写シート、2・・・シート状塁材、3・
・・受容層、4・・・検知部位。 出願人代理人  佐  藤  −雄 第10      − 第2図 ム 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱転写シートと組合わせて用いられるシートであつて、
    (イ)シート状基材と、(ロ)このシート状基材上に形
    成され、加熱された際に前記熱転写シートから移行して
    くる染料を受容するための受容層、とからなる被熱転写
    シートにおいて、シートの少なくとも一部に、物理的に
    検知可能な検知部位が形成されてなることを特徴とする
    、被熱転写シート。
JP61180904A 1986-07-31 1986-07-31 検知マ−ク付き被熱転写シ−ト Pending JPS6337988A (ja)

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JPS6337988A true JPS6337988A (ja) 1988-02-18

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JP61180904A Pending JPS6337988A (ja) 1986-07-31 1986-07-31 検知マ−ク付き被熱転写シ−ト

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JP (1) JPS6337988A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0335587A2 (en) * 1988-03-30 1989-10-04 Carrs Paper Limited Coated paper or other materials for use in carbon-less copying and other reprographic systems and method of manufacturing such materials
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