JP2019003336A - プログラム、情報処理装置、表示方法、液滴吐出装置、液滴吐出システム - Google Patents

プログラム、情報処理装置、表示方法、液滴吐出装置、液滴吐出システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが液滴吐出装置をどの方向に走査させればよいのか把握できるプログラムを提供すること。【解決手段】液滴吐出装置20の位置を算出する位置算出手段34と、描画対象のデータと位置情報に応じて液滴を吐出する液滴吐出手段25と、を有し、ユーザによって媒体上を走査されることで前記描画対象のデータを媒体に形成する液滴吐出装置と通信する情報処理装置11を、前記液滴吐出装置の走査方向を出力する走査方向出力手段55として機能させるためのプログラムを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置、表示方法、液滴吐出装置、及び、液滴吐出システムに関する。
スマートフォンなどの小型の情報処理装置の普及、及び、ノートPCの小型化等によりプリンタ装置も携帯可能にしてユーザが出先で印刷したいというニーズが高まっている。また、基幹システムと通信するネットワークサービスにおいても、ユーザが出先で基幹システムに入力した内容を顧客との共有のためにその場で印刷したいというニーズがある。
このようなニーズに対し、プリンタ装置から紙搬送システムを削除することで小型化された液滴吐出装置(以下、HHP:ハンドヘルドプリンタという)が知られている。ユーザはHHPを把持してノートなどの紙面上を走査させ(移動させ)、HHPは紙面上における自分の位置を検出して位置に応じて画像を形成するためのインクを吐出する。
このようなHHPではユーザがHHPを走査させるため現在の印字位置をユーザが把握したい場合がある。そこで、印字手段の吐出部の形状が工夫された印字装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、紙と接触する掃引ローラに対してインクジェットヘッドを操作者側に配置することにより、操作者がインクジェットヘッドによる印字位置及びその周辺を確認することが可能な印字装置が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、ユーザがどの方向にHHPを走査させればよいのかが分かりにくいという問題があった。すなわち、印刷媒体はノートなどの白紙であるため二次元の自由度があり、ユーザは左右方向及び上下方向の任意の方向にHHPを走査させることができる。しかし、HHPはHHPの初期位置を原点として描画対象のデータで決まる範囲に画像を形成するため、ユーザがこの範囲にHHPを走査させないと画像を形成できない。偶然、正しい方向にHHPを走査させることがあるとしてもそれまでの走査により位置に誤差が累積し画質が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザが液滴吐出装置をどの方向に走査させればよいのか把握できるプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、液滴吐出装置の位置を算出する位置算出手段と、描画対象のデータと位置情報に応じて液滴を吐出する液滴吐出手段と、を有し、ユーザによって媒体上を走査されることで前記描画対象のデータを媒体に形成する液滴吐出装置と通信する情報処理装置を、前記液滴吐出装置の走査方向を出力する走査方向出力手段として機能させるためのプログラムを提供する。
ユーザが液滴吐出装置をどの方向に走査させればよいのか把握できるプログラムを提供することができる。
本実施形態の画像データ出力器が表示する走査方向の概略を説明する図の一例である。 HHPによる画像形成を模式的に示す図の一例である。 HHPのハードウェア構成図の一例である。 制御部の構成を説明する図の一例である。 画像データ出力器のハードウェア構成図の一例である。 画像データ出力器の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 ナビゲーションセンサのハードウェア構成の構成例を示す図である。 ナビゲーションセンサによる移動量の検出方法を説明する図である。 IJ記録ヘッドにおけるノズル位置等について説明する図の一例である。 HHPの座標系と位置の算出方法を説明する図の一例である。 目標吐出位置とノズルの位置の関係を説明する図の一例である。 画像データ出力器がLCDに表示する画面を説明する図である。 改行の判断を説明する図の一例である。 印刷サイズに対し印刷できるテキストの判断方法を説明する図の一例である。 プレビュー画面の生成を説明する図の一例である。 走査パスの一例を示す図である。 画像データ出力器とHHPの間で送受信される情報を説明する図の一例である。 走査方向モードを説明する図の一例である。 画像データ出力器が表示する走査方向の設定画面の一例を示す図である。 画像データ出力器とHHPの動作手順を説明するフローチャート図の一例である。 走査方向の表示例を説明する図の一例である。 矢印のアニメーション表示を説明する図の一例である。 画像データ出力器が走査方向を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。 位置情報を使ったプレビュー画面の表示例を示す図である。 位置情報を取得した画像データ出力器の走査方向の表示に関する動作を示すフローチャート図の一例である。 走査方向が正しくない場合に表示されるアラート等を説明する図の一例である。 位置情報を取得できない場合にプレビュー生成部が表示するアラート等を説明する図の一例である。 HHPに表示される走査方向を説明する図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、液滴吐出装置、画像データ出力器11が行う表示方法、及び、液滴吐出装置と画像データ出力器11が実行するプログラムとの液滴吐出システム等について、図面を参照しながら説明する。
<走査方向の表示の概略>
図1は本実施形態の画像データ出力器11が表示する走査方向の概略を説明する図の一例である。画像データ出力器11はハンドヘルドプリンタ(以下、HHPという)20と無線で通信して、画像データと走査に関する情報をHHP20に送信する。ユーザは印刷媒体12の左上などにHHP20を配置する。
走査の準備が整うと、画像データ出力器11は画像データのプレビュー画面411に、画像データを形成するためにユーザがHHP20を走査させるべき方向を表示する。走査方向は図では矢印101(第一の矢印)で示されている。したがって、ユーザはプレビュー画面411に表示された走査方向にしたがって適切な方向にHHP20を走査させることができる。
<用語について>
描画対象のデータとは液滴の吐出により視覚的に把握できる態様で形成されるデータを言う。例えば、画像データであるが、設計図のようなデータでもよく画像として認識されていなくてもよい。
走査方向は、ユーザがHHP20を印刷媒体12の上(媒体上)を移動させる方向である。HHP20の向き(姿勢)については含まれないが、姿勢と共に走査方向を表示してよい。本実施形態で説明される走査方向は、主に左右方向又は上下方向であるが、斜め方向が走査方向でもよい。
また、出力には、表示の他、音声による出力も含まれる。
<HHPによる画像形成>
図2は、HHP20による画像形成を模式的に示す図の一例である。HHP20には、例えば画像データ出力器11から画像データと走査に関する情報が送信される。HHP20と画像データ出力器11、又は、HHP20と画像データ出力器11で動作するプログラムを液滴吐出システム100という。ユーザはHHP20を把持して、印刷媒体12(例えば定形用紙やノートなど)からHHP20が浮き上がらないようにフリーハンドで走査させる。
画像データ出力器11は、HHP20と無線又は有線で通信する機能を情報処理装置であればよい。画像データ出力器11は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、ハンディターミナル、ウェアラブルPC(例えば、腕時計型、サングラス型)、携帯型のゲーム機、カーナビゲーション、デジタルカメラ、プロジェクタ、テレビ会議端末、又は、ドローン等が挙げられる。
HHP20は後述するようにナビゲーションセンサとジャイロセンサで位置を検出し、HHP20が目標吐出位置に移動すると、目標吐出位置で吐出すべき色のインクを吐出する。すでにインクを吐出した場所はマスクされるので(インクの吐出の対象とならないので)、ユーザは印刷媒体12上で任意の方向にHHP20を走査させることで画像を形成できる。
印刷媒体12からHHP20が浮き上がらないことが好ましいのは、ナビゲーションセンサが印刷媒体12からの反射光を利用して移動量を検出するためである。印刷媒体12からHHP20が浮き上がると反射光を検出できなくなり移動量を検出できない。したがって、1回の操作で形成可能なN行分などの一まとまりの画像データはある初期位置に基づいて形成される。仮に、一まとまりの画像データの形成の途中でHHP20が位置を検出できない状態になると、ユーザは画像データ出力器11にキャンセル又はリトライを指示する。
HHP20は、印刷媒体12にインクを吐出して画像を形成するためインクジェットプリンタと呼ぶことができる。吐出する流体はインクに限られず、少なくとも吐出時に液状になればよいため液滴吐出装置と称することもできる。また、画像を形成するため画像形成装置又は印刷装置と称してもよいし、画像を処理するため画像処理装置と称してもよい。また、HHP20は、ユーザが手で持て携帯できるという意味からHMP(Handy Mobile Printer)と称される場合がある。
印刷媒体12は平面を一部に有していればよい。平面は曲面であってもよい。例えば、用紙やノートなどが挙げられる。印刷媒体は机や床に水平でも垂直でもよい。また、印刷媒体12はシート状の形状に限られず、壁や天井などにもHHP20は画像を形成できる。例えば、段ボールの側面、底面、上面等にも印刷可能である。また、地面や施設等に固定されている立体物にも印刷可能である。
<構成例>
<<HHP>>
図3は、HHP20のハードウェア構成図の一例を示す。HHP20は、制御部25によって全体の動作が制御され、制御部25には通信I/F27、IJ記録ヘッド駆動回路23、OPU26、ROM28、DRAM29、ナビゲーションセンサ30、及びジャイロセンサ31が電気的に接続されている。また、HHP20は電力により駆動されるため、電源22と電源回路21を有している。電源回路21が生成する電力は、点線22aで示す配線などにより、通信I/F27、IJ記録ヘッド駆動回路23、OPU26、ROM28、DRAM29、IJ記録ヘッド24、制御部25、ナビゲーションセンサ30、及び、ジャイロセンサ31に供給されている。
電源22としては主に電池(バッテリ)が利用される。電池は市販の乾電池又は充電池でも専用の充電池でもよい。太陽電池や商用電源(交流電源)、燃料電池等が用いられてもよい。電源回路21は、電源22が供給する電力をHHP20の各部に分配する。また、電源22の電圧を各部に適した電圧に降圧や昇圧する。また、電源22が充電可能な電池である場合、電源回路21は交流電源の接続を検出して電池の充電回路に接続し、電源22の充電を可能にする。
通信I/F27は、スマートフォンやPC(Personal Computer)等の画像データ出力器11から画像データの受信等を行う。通信I/F27は例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、赤外線、3G(携帯電話)、又は、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した通信装置である。また、このような無線通信の他、有線LAN、USBケーブルなどを用いた有線通信に対応した通信装置であってもよい。
ROM28は、HHP20のハードウェア制御を行うファームウェアや、IJ記録ヘッド24の駆動波形データ(液滴を吐出するための電圧変化を規定するデータ)や、HHP20の初期設定データ等を格納している。
DRAM29は通信I/F27が受信した画像データの記憶、又は、ROM28から展開されたファームウェアの格納のために使用される。したがって、CPU33がファームウェアを実行する際のワークメモリとして使用される。
ナビゲーションセンサ30は、所定のサイクル時間ごとにHHP20の移動量を検出するセンサである。ナビゲーションセンサ30は、例えば、発光ダイオード(LED)やレーザ等の光源と、印刷媒体12を撮像する撮像センサを有している。HHP20が印刷媒体12上を走査されると、印刷媒体12の微小なエッジが次々に検出され(撮像され)エッジ間の距離を解析することで移動量が得られる。本実施形態では、ナビゲーションセンサ30は、HHP20の底面に1つだけ搭載されている。従来は2つであったため、ナビゲーションセンサ30が2つあってもよい。ナビゲーションセンサ30が1つでよいのはジャイロセンサ31が搭載されたためである。なお、ナビゲーションセンサ30として、更に多軸の加速度センサを用いてもよく、HHP20は加速度センサのみでHHP20の移動量を検出してもよい。
ジャイロセンサ31は、印刷媒体12に垂直な軸を中心にHHP20が回転した際の角速度を検出するセンサである。制御部25はこの角速度を積分してHHP20の姿勢を算出する。姿勢とは印刷媒体12に垂直な軸に対するHHP20の回転角である。回転角の基準の一例は印刷の開始時のHHP20の長手方向である。
OPU(Operation panel Unit)26は、HHP20の状態を表示するLED、ユーザがHHP20に画像形成を指示するためのスイッチ等を有している。ただし、これに限定するものではなく、液晶ディスプレイを有していてよく、更にタッチパネルを有していてもよい。また、音声入力機能を有していてもよい。
IJ記録ヘッド駆動回路23は上記の駆動波形データを用いて、IJ記録ヘッド24を駆動するための駆動波形(電圧)を生成する。インクの液滴のサイズなどに応じた駆動波形を生成できる。
IJ記録ヘッド24は、インクを吐出するためのヘッドである。図ではCMYKの4色のインクを吐出可能になっているが、単色でもよく5色以上の吐出が可能でもよい。各色ごとに一列(二列以上でもよい)に列状に並んだ複数のインク吐出用のノズル61(吐出部)が配置されている。また、インクの吐出方式はピエゾ方式でもサーマル方式でもよく、この他の方式でもよい。IJ記録ヘッド24は、ノズル61から液体を吐出・噴射する機能部品である。吐出される液体は、IJ記録ヘッド24から吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、又は加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
制御部25はCPU33を有しHHP20の全体を制御する。制御部25は、ナビゲーションセンサ30により検出される移動量及びジャイロセンサ31により検出される角速度を元に、IJ記録ヘッド24の各ノズルの位置、該位置に応じて形成する画像の決定、後述する吐出ノズル可否判定等を行う。制御部25について詳細は次述する。
図4は、制御部25の構成を説明する図の一例である。制御部25はSoC50とASIC/FPGA40を有している。SoC50とASIC/FPGA40はバス46,47を介して通信する。ASIC/FPGA40はどちらの実装技術で設計されてもよいことを意味し、ASIC/FPGA40以外の他の実装技術で構成されてよい。また、SoC50とASIC/FPGA40を別のチップにすることなく1つのチップや基板で構成してもよい。あるいは、3つ以上のチップや基板で実装してもよい。
SoC50は、バス47を介して接続されたCPU33、位置算出回路34、メモリCTL(コントローラ)35、及び、ROM CTL(コントローラ)36等の機能を有している。なお、SoC50が有する構成要素はこれらに限られない。
また、ASIC/FPGA40は、バス46を介して接続されたImage RAM37、DMAC38、回転器39、割込みコントローラ41、ナビゲーションセンサI/F42、印字/センサタイミング生成部43、IJ記録ヘッド制御部44及びジャイロセンサI/F45を有している。なお、ASIC/FPGA40が有する構成要素はこれらに限られない。
CPU33は、ROM28からDRAM29に展開されたファームウェア(プログラム)などを実行し、SoC50内の位置算出回路34、メモリCTL35、及び、ROM CTL36の動作を制御する。また、ASIC/FPGA40内のImage RAM37、DMAC38、回転器39、割込みコントローラ41、ナビゲーションセンサI/F42、印字/センサタイミング生成部43、IJ記録ヘッド制御部44及びジャイロセンサI/F45等の動作を制御する。
位置算出回路34は、ナビゲーションセンサ30が検出するサンプリング周期ごとの移動量及びジャイロセンサ31が検出するサンプリング周期ごとの角速度に基づいてHHP20の位置(座標情報)を算出する。HHP20の位置とは、厳密にはノズル61の位置であるが、ナビゲーションセンサ30のある位置が分かればノズル61の位置を算出できる。本実施例では、特に断らない限りナビゲーションセンサ30の位置とはナビゲーションセンサ30の位置である。なお、位置算出回路34をCPU33がソフト的に実現してもよい。
ナビゲーションセンサ30の位置は、後述するように例えば所定の原点(画像形成が開始される時のHHP20の初期位置)を基準に算出されている。また、位置算出回路34は、過去の位置と最も新しい位置の差に基づいて移動方向や加速度を推定し、例えば次回の吐出タイミングにおけるナビゲーションセンサ30の位置を予測する。こうすることで、ユーザの走査に対する遅れを抑制してインクを吐出できる。
メモリCTL35は、DRAM29とのインタフェースであり、DRAM29に対しデータを要求し、取得したファームウェアをCPU33に送出したり、取得した画像データをASIC/FPGA40に送出したりする。
ROM CTL36は、ROM28とのインタフェースであり、ROM28に対しデータを要求し、取得したデータをCPU33やASIC/FPGA40に送出する。
回転器39は、DMAC38が取得した画像データを、インクを吐出するヘッド、ヘッド内のノズル位置、及び、取り付け誤差などによるヘッド傾きに応じて回転させる。DMAC38は回転後の画像データをIJ記録ヘッド制御部44へ出力する。
Image RAM37はDMAC38が取得した画像データを一時的に格納する。すなわち、ある程度の画像データがバッファリングされ、HHP20の位置に応じて読み出される。
IJ記録ヘッド制御部44は、画像データ(例えばTiff形式のデータ)にディザ処理などを施して大きさと密度で画像を表す点の集合に画像データを変換する。これにより、画像データは吐出位置と点のサイズのデータとなる。IJ記録ヘッド制御部44は点のサイズに応じた制御信号をIJ記録ヘッド駆動回路23に出力する。
IJ記録ヘッド駆動回路23は上記のように制御信号に対応した駆動波形データを用いて、駆動波形(電圧)を生成する。
ナビゲーションセンサI/F42は、ナビゲーションセンサ30と通信し、ナビゲーションセンサ30からの情報として移動量ΔX´、ΔY´(これらについては後述する)を受信し、その値を内部レジスタに格納する。
印字/センサタイミング生成部43は、ナビゲーションセンサI/F42とジャイロセンサI/F45が情報を読み取るタイミングを通知し、IJ記録ヘッド制御部44に駆動タイミングを通知する。情報を読み取るタイミングの周期はインクの吐出タイミングの周期よりも長い。IJ記録ヘッド制御部44は吐出ノズル可否判定を行い、インクを吐出すべき目標吐出位置があればインクを吐出し、目標吐出位置がなければ吐出しないと判定する。
ジャイロセンサI/F45は印字/センサタイミング生成部43により生成されたタイミングになるとジャイロセンサ31が検出する角速度を取得してその値をレジスタに格納する。
割込みコントローラ41は、ナビゲーションセンサI/F42がナビゲーションセンサ30との通信が完了したことを検知して、SoC50へそれを通知するための割込み信号を出力する。CPU33はこの割込みにより、ナビゲーションセンサI/F42が内部レジスタに記憶するΔX´、ΔY´を取得する。その他、エラー等のステータス通知機能も有する。ジャイロセンサI/F45に関しても同様に、割込みコントローラ41はSoC50に対し、ジャイロセンサ31との通信が終了したことを通知するための割込み信号を出力する。
<<画像データ出力器11>>
図5は、画像データ出力器11のハードウェア構成図の一例である。図示する画像データ出力器11は、CPU201、フラッシュROM202、RAM203、無線通信モジュール204、アンテナ205、カメラ206、LCD207、タッチパネル208、外部I/F209、マイク210、及び、スピーカー211を備えている。これらはバス212に接続され、データのやり取りが可能である。また、画像データ出力器11はバッテリ213を備えており、上記の各デバイスへ電力を供給している。
CPU201は、フラッシュROM202に記憶されたプログラムにしたがって、各種データの演算処理などにより画像データ出力器11全体を制御するものである。フラッシュROM202は画像データ出力器11全体を制御するプログラム202pを記憶すると共に、各種データを記憶するストレージとしても機能する。
RAM203は、CPU201のワークメモリとして使用される。フラッシュROM202に記憶されたプログラム202pはRAM203に読み込まれて、CPU201により実行される。
無線通信モジュール204はBluetooth(登録商標)、無線LAN、NFC、又は、赤外線等によりHHP20と通信する。3GやLTEなどの携帯電話回線を利用した音声通信やデータ通信をおこなってもよい。
カメラ206は撮像素子から出力された画像信号をA/D変換する。LCD207は、画像データ出力器11を操作するためのアイコンや、各種のデータを表示する。タッチパネル208はLCD207に重ね合わせて密着しており、指が接触した位置を検出する。
外部I/F209は、例えばUSBインタフェースであり、外部機器を接続するためのインタフェースである。マイク210は入力された音声信号をA(Analog)/D(Digital)変換する。スピーカー211は音データをD/A変換して可聴信号を出力する。
<画像データ出力器11の機能について>
図6は、画像データ出力器11の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。画像データ出力器11は、通信部51、表示制御部52、操作受付部53、印刷制御部54、プレビュー生成部55、及び、記憶部59の各機能を有する。これら画像データ出力器11の機能部は、CPU201がプログラム202pを実行し図5に示したハードウェアと協働することで実現される機能又は手段である。なお、プログラム202pは、プログラム配信用のサーバから配信されてもよいし、USBメモリや光記憶媒体などの可搬性の記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよい。
通信部51は、HHP20と各種の情報を送受信する。本実施形態では画像データ及び走査に関する情報をHHP20に送信し、走査の開始及び走査の終了をHHP20から受信する。通信部51は、フラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行し無線通信モジュールを制御すること等により実現される。
表示制御部52は、LCD207に表示される各種の画面の表示に関する制御を行う。本実施形態ではプレビュー画面411にユーザがHHP20を走査すべき方向を表示する。表示制御部52は、フラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行しLCD207を制御すること等により実現される。
操作受付部53は、ユーザの画像データ出力器11に対する各種の操作を受け付ける。操作受付部53はフラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行しタッチパネル208を制御すること等により実現される。
印刷制御部54は、画像データの印刷に関する制御を行う。すなわち、HHP20との通信、画像データの生成、及び、印刷中断・再開等に関する制御を行う。印刷制御部54は、フラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行すること等により実現される。
プレビュー生成部55は、プレビュー画面を生成すると共に走査方向を生成する。実際の表示は表示制御部52が行うが、プレビュー生成部55は走査方向を示す矢印の位置、向き、形状、色等を決定する。プレビュー生成部55は、フラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行すること等により実現される。
記憶部59は、画像データ591を記憶する。画像データ591はどのようなファイルフォーマットでもよいが、例えばTIFF、JPEG、BMPなどの画像ファイルである。あるいは、PDL(Page Description Language)で記述された印刷データ(ポストスクリプト、PDF等)でもよい。画像データ591は、例えばユーザが画像データ出力器11に入力した1行以上のテキストデータが変換されたものである。あるいは、クラウドなどのサーバからダウンロードされてもよい。また、テキストデータは音声認識により生成されてもよい。記憶部59は、フラッシュROM202及びRAM203の少なくとも一方により実現される。
<ナビゲーションセンサについて>
図7は、ナビゲーションセンサのハードウェア構成の構成例を示す図である。ナビゲーションセンサ30は、ホストI/F301、イメージプロセッサ302、LEDドライバ303、2つのレンズ304、306及び、イメージアレイ305を有する。LEDドライバ303は、LEDと制御回路が一体となっておりイメージプロセッサ302からの命令によりLED光を照射する。イメージアレイ305は、印刷媒体12からのLED光の反射光を、レンズ304を介して受光する。2つのレンズ304,306は、印刷媒体12の表面に対して光学的に焦点が合うように設置されている。
イメージアレイ305は、LED光の波長に感度を有するフォトダイオードなどを有し、受光したLED光からイメージデータを生成する。イメージプロセッサ302はイメージデータを取得して、イメージデータからナビゲーションセンサの移動距離(上記のΔX´、ΔY´)を算出する。イメージプロセッサ302は、算出した移動距離を、ホストI/F301を介して制御部25へ出力する。
光源として使用される発光ダイオード(LED)は、表面が粗い印刷媒体12、例えば紙を使用する場合に有用である。これは、表面が粗い場合、影が発生するため、その影を特徴部分として、X軸方向及びY軸方向の移動距離を正確に算出することが可能になるからである。一方、表面が滑らか、あるいは透明な印刷媒体12に対しては、光源としてレーザ光を発生させる半導体レーザ(LD)を使用することができる。半導体レーザで、印刷媒体12上に例えば縞模様等を形成することで特徴部分を作ることができ、それを基に正確に移動距離を算出することができるからである。
次に、図8を用いて、ナビゲーションセンサ30の動作について説明する。図8はナビゲーションセンサ30による移動量の検出方法を説明する図である。LEDドライバ303が照射した光は、レンズ306を介して印刷媒体12の表面に照射される。印刷媒体12の表面は、図8(a)に示すように様々な形状の微小な凹凸を有している。このため、様々な形の影が発生する。
イメージプロセッサ302は、予め決められたサンプリングタイミング毎に、レンズ304及びイメージアレイ305を介して反射光を受光し、イメージデータ310を取得する。図8(b)に示すように生成したイメージデータ310を、イメージプロセッサ302は規定の分解能単位でマトリクス化する。すなわち、イメージデータ310を複数の矩形領域に分割する。そして、イメージプロセッサ302は、前回のサンプリングタイミングで得られたイメージデータ310と、今回のサンプリングタイミングで得られたイメージデータ310とを比較してイメージデータ310が移動した矩形領域の数を検出し、それを移動距離として算出する。図8(b)で図示するΔX方向にHHP20が移動したとする。t=0とt=1のイメージデータ310を比較すると、右端にある形状が中央の形状と一致する。したがって、形状は−X方向に移動しているので、HHP20がX方向に一マス分移動したことが分かる。時刻t=1とt=2についても同様である。
<IJ記録ヘッドにおけるノズル位置について>
次に、図9を用いて、IJ記録ヘッド24におけるノズル位置等について説明する。図9(a)は、HHP20の平面図の一例である。図9(b)はIJ記録ヘッド24のみを説明する図の一例である。図示されている面が印刷媒体12に対向する面である。
本実施形態のHHP20は、1つのナビゲーションセンサ30を有している。ナビゲーションセンサ30からIJ記録ヘッド24までの距離はaである。距離aはゼロでもよい(IJ記録ヘッド24に接している)。本実施形態ではナビゲーションセンサ30は1つだけなので、ナビゲーションセンサ30はIJ記録ヘッド24の周囲の任意の場所に配置されてよい。したがって、図示するナビゲーションセンサ30の位置は一例である。ただし、IJ記録ヘッド24とナビゲーションセンサ30の距離が短いことでHHP20の底面のサイズを削減しやすくなる。
図9(b)に示すように、IJ記録ヘッド24の端から最初のノズル61までの距離は距離d、隣接するノズル間の距離は距離eである。a〜eの値はROM28などに予め記憶されている。
位置算出回路34などがナビゲーションセンサ30の位置を算出すれば、距離a、距離d及び距離eを用いて、位置算出回路34はノズル61の位置を算出できる。
<印刷媒体におけるHHP20の位置について>
図10は、HHP20の座標系と位置の算出方法を説明する図の一例である。本実施形態では、印刷媒体12に水平な方向をX軸、垂直な方向をY軸に設定する。原点は印刷開始時のナビゲーションセンサ30の位置である。この座標を印刷媒体座標と称することにする。これに対し、ナビゲーションセンサ30は図10の座標軸(X´軸、Y´軸)で移動量を出力する。すなわち、ノズル61の配列方向をY´軸、Y´軸に直交する方向をX´軸として移動量を出力する。
図10(a)に示したように、印刷媒体12に対しHHP20が時計回りにθ回転している場合を例にして説明する。ユーザがHHP20を印刷媒体座標に対し全く傾けることなく走査させることは困難であるためゼロでないθが生じると考えられる。全く回転していなければ、X=X´、Y=Y´である。しかし、HHP20が印刷媒体12に対し回転角θ、回転した場合、ナビゲーションセンサ30の出力とHHP20の印刷媒体12における実際の位置が一致しなくなる。回転角θは時計回りが正、X、X´は右方向が正、Y、Y´は上方向が正である。
図10(a)はHHP20のX座標を説明する図の一例である。図10(a)では回転角θのHHP20がX方向にのみ同じ回転角θのまま移動した場合のナビゲーションセンサ30が検出する移動量ΔX´、ΔY´とX,Yの対応を示している。なお、ナビゲーションセンサ30が2つある場合、相対位置は固定なので2つのナビゲーションセンサ30の出力(移動量)は同じである。ナビゲーションセンサ30のX座標はX1+X2であり、X1+X2はΔX´、ΔY´及び回転角θから求められる。
図10(b)は回転角θのHHP20がY方向にのみ同じ回転角θのまま移動した場合のナビゲーションセンサ30が検出する移動量ΔX´、ΔY´とX,Yの対応を示している。ナビゲーションセンサ30のY座標はY1+Y2であり、Y1+Y2は−ΔX´、ΔY´及び回転角θから求められる。
したがって、HHP20がX方向及びY方向に回転角θのまま移動した場合、ナビゲーションセンサ30が出力するΔX´、ΔY´は印刷媒体座標のX,Yに以下のように変換できる。
X=ΔX´cosθ+ΔY´sinθ …(1)
Y=−ΔX´sinθ+ΔY´cosθ …(2)
<回転角θ>
続いて、ジャイロセンサ31の出力を用いた回転角θの算出方法を説明する。ジャイロセンサ31の出力は角速度ωである。
ω=dθ/dt
であるから、dtをサンプリング周期とすると回転角dθは以下で表せる。
dθ=ω×dt
したがって、現在(時間t=0〜N)の回転角θは以下のようになる。
このように、ジャイロセンサ31により回転角θを求めることができる。式(1)(2)に示すように、回転角θを用いて位置を算出できる。ナビゲーションセンサ30の位置を算出できれば、図9(b)に示したa〜eの値により、位置算出回路34は各ノズル61の座標を算出することができる。なお、式(1)のX、式(2)のYはそれぞれサンプリング周期における変化量なのでこのX,Yを累積することで現在の位置が求められる。
<目標吐出位置>
続いて、図11を用いて目標吐出位置について説明する。図11は、目標吐出位置とノズル61の位置の関係を説明する図の一例である。目標吐出位置G1〜G9は、HHP20がノズル61からインクを着弾させる目標位置(画素の形成先)である。目標吐出位置G1〜G9は、HHP20の初期位置とHHP20のX軸/Y軸方向の解像度(Xdpi,Ydpi)から求めることができる。
例えば、解像度が300dpiの場合、HHP20の初期位置を基準にIJ記録ヘッド24の長手方向及びこれに対し垂直な方向に約0.084[mm]ごとに目標吐出位置が設定される。この目標吐出位置G1〜G9に吐出される画素があれば、HHP20はインクを吐出する。
しかし、実際には、ノズル61と目標吐出位置が完全に一致するタイミングを捉えることは困難なので、HHP20は目標吐出位置とノズル61の現在位置との間に許容誤差62を設けている。そして、ノズル61の現在位置が目標吐出位置から許容誤差62の範囲内にある場合に、ノズル61からインクを吐出する(このような許容範囲を設けることを「吐出ノズル可否判定」という。)。
また、矢印63に示すように、HHP20はノズル61の移動方向と加速度を監視しており、次回の吐出タイミングのノズル61の位置を予測している。したがって、予測された位置と許容誤差62の範囲内を比較してインクの吐出を準備することが可能になる。
表1は目標吐出位置に対するインクの吐出の有無と吐出済みが記録された吐出制御テーブルを模式的に示す。吐出制御テーブルには上記の目標吐出位置に対し、画像データに基づくインクの吐出の有無が対応付けられている。目標吐出位置に画素(ドット)がある場合、「インクの吐出」の項目には"1"が対応付けられる。また、「吐出済み」の項目には画素がある目標吐出位置に対しインクが吐出されたか否かが登録される。
IJ記録ヘッド制御部44(CPUなど他の機能でもよい)は画像データに基づいて吐出制御テーブルを生成し、位置算出回路34が算出したノズル61の位置に対し、「インクの吐出」が"1"かつ「吐出済み」が"0"の目標吐出位置に対し吐出ノズル可否判定を行い、インクを吐出すると「吐出済み」に"1"を設定する。
<画像データの生成例>
次に、図12を用いて画像データの生成例を説明する。図12は画像データ出力器11がLCD207に表示する画面を説明する図である。
図12(a)はテキストが入力されていない状態のテキスト入力画面401の一例を示す。テキスト入力画面401は、幅設定欄402、高さ設定欄403、音声入力アイコン404、消しゴムアイコン405、テキスト設定アイコン406、テキスト表示欄407、及び、プレビューボタン408を有する。
幅設定欄402は、印刷媒体12の幅をユーザが設定するための設定欄であり、高さ設定欄403は印刷媒体12高さをユーザが設定するための設定欄である。HHP20は用紙搬送機構を有さないのでユーザが使用する印刷媒体12の幅と高さに関する情報を取得できない。このため、ユーザは印刷媒体12の幅と高さ(例えば[mm]単位)を設定する。高さ設定欄403についても同様である。
音声入力アイコン404はユーザがテキストを音声で入力するためのボタンであり、消しゴムアイコン405はテキスト表示欄407のテキストをユーザが1文字削除するためのボタンである。
テキスト設定アイコン406は、ボールド体、斜体、下線、取消線、及び、文字サイズをユーザが設定するためのボタンである。文字サイズはポイント数で設定されることが一般的であるが文字サイズの単位を制限する意図でない。
ユーザはテキスト表示欄407に任意のテキストを入力する。操作受付部53はこの操作を受け付け、図12(b)に示すように表示制御部52がテキスト表示欄407にテキストを表示する。
ユーザがプレビューボタン408を押下すると、操作受付部53がこの操作を受け付け、プレビュー生成部55がプレビュー画面411を生成し表示制御部52がプレビュー画面411を表示する。図12(c)はプレビュー画面411の一例を示す。プレビュー画面411の生成方法については図15にて詳述する。プレビュー画面411では、それぞれの走査パス412が区別された状態でテキストが表示される。図12(c)では走査パス412の数が4個である。したがって、ユーザは何回の走査が必要か一目で把握できる。
プレビュー画面411は繰り返し印刷ボタン413、閉じるボタン414、及び、開始ボタン415を有する。繰り返し印刷ボタン413は同じテキストを繰り返し印刷することをユーザが設定するためのボタンである。画像データ出力器11は同じ画像データを再度、HHP20に送信する必要がない。閉じるボタン414はプレビュー画面411を閉じるためのボタンである。開始ボタン415はユーザが印刷を開始するためのボタンである。具体的には開始ボタン415の押下により画像データ及び走査に関する情報がHHP20に送信される。
<印刷サイズの判断>
テキスト表示欄407のテキストは印刷媒体12の1ページに収められることが好ましい。このため、プレビュー生成部55は文字サイズ、幅設定欄402及び高さ設定欄403で設定された値に基づいて、テキストの全体が印刷媒体12に印刷可能かどうかを判断する。
テキスト表示欄407で改行されていない一連の文字は印刷媒体12の幅の制約により自動的に改行されるので、まず、改行の判断について説明する。
図13は改行の判断を説明する図の一例である。図13(a)は改行なしと判断されるテキスト例を示し、図13(b)は改行有りと判断されるテキスト例を示す。印刷制御部54は「文字サイズ×文字数」と「幅入力欄の値」を比較して改行があるか否かを判断する。
例えば、文字サイズが16ポイントで10文字の場合は、テキストの長さは「16×0.35[mm]×10=56[mm]」であり、この値が幅入力欄の値(印刷媒体12の幅)以下の場合、改行なしと判断される。この"0.35"は1ポイントのmmへの換算値である。文字サイズが36ポイントで10文字の場合は、テキストの長さは「36×0.35[mm]×10=126[mm]」であり、この値が幅入力欄の値より大きい場合、改行有りと判断される。なお、実際には文字と文字の文字間隔が自動で設定される場合があり、その場合は一連の文字の長さがその分長くなるため、文字間隔が考慮される。
プレビュー生成部55は、高さについても同様に判断する。図13(a)(b)で説明した改行の判断を行った上で、行数をカウントし高さ設定欄403で設定された値に基づいて、テキストの全体が印刷媒体12に印刷可能かどうかを判断する。各行の文字が重ならないように、十分な行間がユーザにより又は自動で設定されている。したがって、高さの判断は行間も考慮される。
図14は印刷サイズに対し印刷できるテキストの判断方法を説明する図の一例である。図14(a)は印刷可能と判断されるテキスト例を示し、図14(b)は印刷不可と判断されるテキスト例を示す。印刷制御部54は「文字サイズ×行数 + 行数−1×行間」と「高さ入力欄の値」を比較して改行があるか否かを判断する。例えば行間を5[mm]とする
例えば、文字サイズが16ポイントで4行の場合は、テキストの高さは「16×0.35[mm]×4+3×5=37.4[mm]」であり、この値が高さ入力欄の値以下の場合、印刷可能と判断される。行数が20行の場合は、テキストの高さは「16×0.35[mm]×20+19×5=207[mm]」であり、この値が高さ入力欄の値より大きい場合、印刷不可と判断される。
印刷不可と判断されると表示制御部52は「高さが印刷サイズを超えています」のようなメッセージをテキスト入力画面401に表示する。ユーザはこのメッセージを見て文字数を減らしたり文字サイズを小さくしたりすることができる。
<プレビュー画面の生成>
図15はプレビュー画面411の生成を説明する図の一例である。印刷制御部54はテキスト入力画面401で入力されたテキストを画像データ(例えばTIFFデータ)591に変換する。画像データ591はHHP20による描画対象となる。まず、画像データ591を生成するための仮想的な平面を用意する。画像データ591の幅方向と高さ方向の画素数は、ユーザがテキスト入力画面401で入力した印刷媒体12の幅と高さ及びHHP20の解像度によって定まる。例えば幅が50[mm]で解像度が300dpiの場合、ドット間の距離は0.084[mm]なので、50÷0.084=約595から、幅方向の画素数は約595画素である。縦方向の画素数も同様に算出できる。
ユーザが印刷媒体12のどの位置から走査を開始するかは不明なので、プレビュー生成部55は予め決まった基準位置250から1文字ずつ文字コードを文字サイズに応じて視覚化する。これにより文字が点で表される。基準位置250は適切な余白などが考慮されるが例えば上端及び左端から5〜10[mm]位の位置である。プレビュー生成部55は1行分を描画するごとに、行間105を空けて、次の行を描画する。行間は上記のように予め定められている。
次に、プレビュー生成部55は、画像データ591の縦横比を維持したままプレビュー画面411の大きさに印刷媒体を縮小する。まず、画像データ591の高さH1と幅W1のうち大きい方を決定する。図15ではH1>W1とする。次に、プレビュー画面411の画素数で表した高さH2とH1の比(=H2/H1)を算出する。この比を、画像データ591の高さH1と幅W1に乗じることで、画像データ591を元の縦横比のままプレビュー画面411に収めることができる。
同様に画像データ591の任意の点P(X,Y)のプレビュー画面411における点P´(X´,Y´)は以下のように求められる。
X´=(H2/H1)×X
Y´=(H2/H1)×Y
これにより、プレビュー画面411における各テキストの位置を算出でき、走査方向を示す矢印をプレビュー生成部55が表示できる。
次に、プレビュー生成部55は走査パス数を算出する。走査パス数とは、ユーザがテキストの全てを印刷するために何回の走査が必要かを示す。1回の走査で印刷可能な高さは仕様として決まっているIJ記録ヘッド24の長さ以下になる。この長さをh[mm]とする。1文字のサイズ(ポイント)は予めこのh以下に制限されているため、1行のテキストの走査に複数の走査パスが必要となることはない。これにより、文字の画質が低下することを抑制できる。
プレビュー生成部55は1行ずつ行数を大きくしていき、その行数の高さがh以下か否かを判断する。すなわち、文字のサイズを考慮して2行分の高さを算出し、IJ記録ヘッド24の高さhと比較する。2行分の高さがIJ記録ヘッド24の高さh以下の場合、文字のサイズを考慮して3行分の高さを算出し、IJ記録ヘッド24の高さhと比較する。この比較をn行分の高さがIJ記録ヘッド24の高さhより大きくなるまで繰り返す。n−1行が1回の走査で印刷できる最大の行数である。
テキストの最期の行まで1回の走査で印刷できる行数を決定すると、テキストの全てを印刷するために必要なパス数も決定できる。例えば、テキストに4つの行があるが、2行分の高さがIJ記録ヘッド24の高さhより大きい場合、走査パス数は4である。
図16は走査パスの一例を示す図である。図16に示すように、プレビュー生成部55は1回の走査で印刷される走査パス412をプレビュー画面411で区別して明示する。図16(a)はテキストの1行が1つの走査パス412で印刷されることが示されており、図16(b)ではテキストの2行が1つの走査パス412で印刷されることが示されている。具体的には、1つの走査パス412は同じ背景色で表示される。ある走査パス412の背景色と他の走査パス412の背景色は同じであるが、各走査パス412の間は背景色とは別の色で表示される。したがって、ユーザは一目で1つの走査パス412を判断できる。なお、このような配色は一例であり、各走査パス412が区別されていればよい。例えば、単に走査パス412を矩形枠で囲んでもよいし、同じ走査パスの文字色を他の走査パスの文字色と異ならせてもよい。
<画像データ出力器11とHHPで送受信される情報>
図17は、画像データ出力器11とHHPの間で送受信される情報を説明する図の一例である。画像データ出力器11からHHP20に送信される情報には、主に、画像データと走査に関する情報がある。画像データはユーザが入力した全てのテキストが画像化された画像データである。走査パス数が複数でもまとめて送信される。走査パス412ごとに送信されてもよい。
なお、HHP20の走査ボタン65を有している。走査ボタン65は、印刷の開始と終了をHHP20が画像データ出力器11に通知するためのボタンである。ユーザは1つの走査パスの走査中、走査ボタン65を押下し続ける。ユーザが画像を形成する目的がない状況で、単にHHP20を移動しても液滴を吐出することがない。
走査に関する情報は、例えば、走査方向モード(双方向、片方向)、走査パス数、印刷ジョブのキャンセル、又は、印刷ジョブのリトライなどである。
図18は走査方向モードを説明する図の一例である。図18(a)は双方向と呼ばれる走査方向モードを示し、図18(b)は片方向と呼ばれる走査方向モードを示す。双方向の走査方向モードはユーザが左から右方向への走査と、右から左方向への走査を交互に行う走査方向モードである。ユーザの走査量が少ないというメリットがある。片方向の走査方向モードはユーザが左から右方向へのみ(又は右から左方向へのみ)走査を行う走査方向モードである。ユーザの走査方向が一定なので走査しやすいというメリットがある。
1行目の走査パス412の走査方向は予め決まっていてもよいし、ユーザが設定可能でもよい。図18では、双方向も片方向も左から右方向になっている。このように、各走査パス412の走査方向は予め決まっているか又はユーザが設定できる。更に、ユーザが各走査パスごとに任意の走査方向を設定できてもよい。
図19に示すように、ユーザは画像データ出力器11を操作して走査方向モードを設定することができる。図19は画像データ出力器11が表示する走査方向の設定画面421の一例を示す。走査方向の設定画面421は、「走査方向を設定して下さい」というメッセージ422、及び、「片方向」と「双方向」に対応付けられたラジオボタン423,424を有する。ユーザは2つのラジオボタン423,424のいずれかを選択する。なお、ユーザが走査方向を選択しない場合でもデフォルト値が決まっている。
設定された走査方向モードがHHP20に送信される。図18の1本の矢印が1つの走査パス412を示す。画像データ出力器11は各走査パス412の走査方向を保持しており、HHP20は走査方向モードから各走査パス412の走査方向を判断できる。
ユーザは走査の開始時にHHP20の走査ボタン65を押下し、走査中はこの走査ボタン65を押下し続ける。1つの走査パス412の走査が終了するとユーザは走査ボタン65を離す。これにより、HHP20及び画像データ出力器11は1つの走査パス412の開始と終了を検出する。
走査に関する情報のうち、走査パス数は上記のように算出される。印刷ジョブのキャンセルとは、ユーザが画像データ出力器11を操作して印刷ジョブをキャンセルした場合に送信される。印刷ジョブのリトライは、ユーザが画像データ出力器11を操作して印刷ジョブをリトライした場合に送信される。リトライは印刷中にHHP20が印刷できなくなった場合に走査パス412の印刷を最初から再開することを言う。
HHP20から画像データ出力器11に送信される情報には、主に、1つの走査パス412の走査開始、及び、1つの走査パス412の走査終了がある。1つの走査パス412の走査開始は、ユーザが走査ボタン65を押下したことをいい、1つの走査パス412の走査終了は、ユーザが走査ボタン65を離したことをいう。つまり、印刷の開始と終了が画像データ出力器11に通知される。
<全体的な動作>
図20は、画像データ出力器11とHHP20の動作手順を説明するフローチャート図の一例である。まず、ユーザは画像データ出力器11の電源ボタンを押下する(U101)。画像データ出力器11はそれを受け付け、電池等から電源が供給されて起動する。
ユーザは画像データ出力器11のテキスト入力画面401で印刷したいテキストを入力する(U102)。画像データ出力器11の操作受付部53はテキストの入力を受け付ける。ユーザは仕上がりを確認するためプレビューボタン408を押下するので、操作受付部53が操作を受け付け、表示制御部52がプレビュー画面411を表示する。
ユーザは入力したテキストを印刷ジョブとして実行する操作を行う(U103)。すなわち、プレビュー画面411の開始ボタン415を押下する。HHP20の操作受付部53は印刷ジョブの実行の要求を受け付ける。印刷ジョブの要求により画像データ及び走査に関する情報がHHP20へ送信される。また、印刷制御部54はユーザに走査方向を知らせるため、プレビュー画面411において走査方向の表示を開始する。詳細を図23で説明する。
ユーザは、HHP20を持ち、印刷媒体12(例えばノート)の上で初期位置を決定する(U104)。
そして、ユーザはHHP20の走査ボタン65を押下し続ける(U105)。HHP20は走査ボタン65の押下を受け付ける。
ユーザはHHP20を印刷媒体12の上で滑らせるように自由に走査する(U106)。
続いて、HHP20の動作を説明する。以下の動作はCPU33がファームウェアを実行することで行われる。
HHP20も電源のONにより起動する。HHP20のCPU33は、HHP20に内蔵されている図3,4のハードウェア要素を初期化する(S101)。例えば、ナビゲーションセンサI/F42やジャイロセンサI/F45のレジスタを初期化したり、印字/センサタイミング生成部43にタイミング値を設定したりする。また、HHP20と画像データ出力器11との間の通信を確立する。例えば、Bluetooth(登録商標)で通信する場合、ユーザは予め画像データ出力器11とHHP20のペアリングを行っている。
HHP20のCPU33は初期化が完了したかどうかを判定し、完了していない場合はこの判定を繰り返す(S102)。
初期化が完了すると(S102のYes)、HHP20のCPU33は、OPU26の例えばLED点灯によりユーザに印刷可能な状態であることを報知する(S103)。これにより、ユーザは印刷可能な状態であることを把握し、上記のように印刷ジョブの実行を要求する。
印刷ジョブの実行の要求により、HHP20の通信I/F27は画像データ出力器11から画像データの入力を受け付け、画像が入力された旨をOPU26のLEDを点滅させる等によりユーザに対し報知する(S104)。
ユーザが印刷媒体12上でHHP20の初期位置を決め、走査ボタン65を押下すると、HHP20のOPU26はこの操作を受け付け、CPU33がナビゲーションセンサI/F42に位置を読み取らせる(S105)。これにより、ナビゲーションセンサI/F42はナビゲーションセンサ30と通信し、ナビゲーションセンサ30が検出した移動量を取得しレジスタなどに格納しておく(S1001)。CPU33はナビゲーションセンサI/F42から移動量を読み出す。
ユーザが走査ボタン65を押下した直後に取得された移動量はゼロであるがゼロでないとしても、CPU33は例えば座標(0,0)の初期位置としてDRAM29やCPU33のレジスタなどに格納する(S106)。
また、初期位置を取得すると印字/センサタイミング生成部43がタイミングの生成を開始する(S107)。印字/センサタイミング生成部43は、初期化で設定されたナビゲーションセンサ30の移動量の取得タイミングに達するとナビゲーションセンサI/F42にタイミングとジャイロセンサI/F45にタイミングを指示する。これが周期的に行われ上記のサンプリング周期となる。
HHP20のCPU33は、移動量と角速度情報を取得するタイミングであるか否かを判定する(S108)。この判定は、割込みコントローラ41からの通知により行うが、印字/センサタイミング生成部43と同じタイミングをCPU33がカウントすることで判定してもよい。
移動量と角速度情報を取得するタイミングになると、HHP20のCPU33はナビゲーションセンサI/F42から移動量を取得し、ジャイロセンサI/F45から角速度情報を取得する(S109)。上記のように、ジャイロセンサI/F45は印字/センサタイミング生成部43が生成するタイミングでジャイロセンサ31から角速度情報を取得しており、ナビゲーションセンサI/F42は印字/センサタイミング生成部43が生成するタイミングでナビゲーションセンサ30から移動量を取得している。
次に、位置算出回路34は角速度情報と移動量を用いてナビゲーションセンサ30の現在の位置を算出する(S110)。具体的には、位置算出回路34は、前回のサイクルで算出した位置(X,Y)と、今回取得した移動量(ΔX´、ΔY´)及び角速度情報から算出した移動距離を加えて、現在のナビゲーションセンサ30の位置を算出する。初期位置のみで、前回算出した位置がない場合は、初期位置に今回取得した移動量(ΔX´、ΔY´) 及び角速度情報から算出した移動距離を加えて、現在のナビゲーションセンサ30の位置を算出する。
次に、位置算出回路34はナビゲーションセンサ30の現在の位置を用いて各ノズル61の現在の位置を算出する(S111)。
このように、印字/センサタイミング生成部43により角速度情報と移動量が同時に又はほぼ同時に取得されるので、回転角と回転角が検出されたタイミングで取得された移動量でノズル61の位置を算出できる。したがって、種類が異なるセンサの情報でノズル61の位置が算出されても、ノズル61の位置の精度が低下しにくい。
次に、CPU33はDMAC38を制御して、算出した各ノズル61の位置を基に、各ノズル61の周辺画像の画像データをDRAM29からImage RAM37へ送信する(S112)。なお、回転器39は、ユーザにより指定されたヘッド位置(HHP20の持ち方など)及びIJ記録ヘッド24の傾きに応じて、画像を回転させる。
次に、IJ記録ヘッド制御部44は周辺画像を構成する各画像要素の位置座標と、各ノズル61の位置座標とを比較する(S113)。位置算出回路34は、ノズル61の過去の位置と現在の位置を用いてノズル61の加速度を算出している。これにより、位置算出回路34は、ナビゲーションセンサI/F42が移動量を取得しジャイロセンサI/F45が角速度情報を取得する周期よりも短いIJ記録ヘッド24のインク吐出周期ごとにノズル61の位置を算出している。IJ記録ヘッド制御部44は、位置算出回路34が算出するノズル61の位置から所定範囲内に画像要素の位置座標が含まれるか否かを判定する。
吐出条件を満たさない場合(S114のNo)、処理はステップS108に戻る。吐出条件を満たす場合(S114のYes)、IJ記録ヘッド制御部44はノズル61ごとに画像要素のデータをIJ記録ヘッド駆動回路23に出力する(S115)。これにより、印刷媒体12にはインクが吐出される。IJ記録ヘッド制御部44は吐出制御テーブルを更新する。
次に、CPU33は全画像データを出力したか又は走査ボタン65が離されたかを判定する(S116)。ステップS116の判定がNoの場合、ステップS108からS115までの処理を繰り返す。
ステップS116の判定がYesの場合、CPU33は、例えばOPU26のLEDを点灯させユーザに印刷が終了したことを報知する(S117)。
1つの走査パス412の走査終了が画像データ出力器11に通知されるので、画像データ出力器11の印刷制御部54は走査方向の表示を終了する。そして、改行方向の表示、及び、次の走査パス412の走査方向の表示を行う。詳細は図23のフローチャート図で説明される。
<走査方向の表示>
図21は、走査方向の表示例を説明する図の一例である。図21(a)はプレビュー画面411を示し、図21(b)は走査方向を示す矢印101の表示例を示す。図21(c)は1つの走査パス412の印刷が終了した際の改行方向を示す矢印102(第二の矢印)の表示例を示す。
プレビュー生成部55は、プレビュー画面411の1つの走査パス412に重ねて(重畳して)走査方向を示す矢印101を表示する。プレビュー画面411における1つの走査パス412の位置は、プレビュー画面411の生成方法で説明したように、画像データ591の各行の座標から比率H2/H1により算出される。
図21(b)では走査方向を示す矢印101は静的であるが、実際には矢印101が少しずつ移動するアニメーション(動画)として表示される。図22はアニメーション表示を説明する図の一例である。図22(a)〜(c)は時間的に異なるプレビュー画面411を示す。このように、プレビュー生成部55は走査方向を示す矢印101を周期的に横方向に移動させることで、走査方向を示す矢印101を動いているように表示できる。走査方向を示す矢印101が徐々に右方向に移動しているため、ユーザは走査方向を把握しやすくなる。なお、矢印101は同時に1つである必要はなく、プレビュー生成部55は複数の矢印101を同時に表示してよい。
図21(b)に示すように、プレビュー生成部55は走査中の走査パス412については矢印101を動的に表示し、残りの走査パス412について走査方向を示す背面矢印103を静的に表示する。矢印101が静的に表示され、背面矢印103が動的に表示されてもよい。しかしながら、走査方向モードが双方向の場合、背面矢印103は矢印101と逆向きになるので、矢印101よりも目立たない態様で表示されることが好適である。背面矢印103は、例えば薄い半透明で表示される。
したがって、ユーザは走査中の走査パス412の次の走査パス412の走査方向を予め把握できるので、1つの走査パス412の印刷が終了した後、次の走査パス412の走査方向を迷うことがない。プレビュー生成部55は「走査方向モード」が片方向の場合、背面矢印103として全て「→」を表示し、「走査方向モード」が双方向の場合、「→」と「←」を交互に表示する。
更に、プレビュー生成部55は、図21(c)に示すように、印刷が終了した走査パス412をグレーアウト表示する。グレーアウト表示とは、輝度やコントラストを低下させる処理を行い目立たなくする表示態様を言う。プレビュー生成部55は印刷が終了した走査パス412をグレーアウト表示することで、印刷が終了した走査パス412をユーザに知らせることができる。
図21(c)のプレビュー画面411の改行方向の矢印102は、ユーザが走査ボタン65を離すと表示される。プレビュー画面411の走査パス412の右端から走査方向に対し垂直下方向にプレビュー生成部55が矢印102を表示する。走査パス412もアニメーション表示することが好適である。矢印102のアニメーション表示は、矢印101とは矢印の向き、移動方向、及び、移動量が異なるが、同様に表示できる。なお、走査パス412の端部の位置(座標)は画像データ591の行の端部の座標と比率H2/H1に基づき算出される。図21(c)では左から右方向に走査されているが、右から左方向に走査された場合、プレビュー画面411の走査パス412の左端から走査方向に対し垂直下方向にプレビュー生成部55が矢印を表示する。
また、図22(d)は「走査方向モード」が双方向の場合の改行方向を示す矢印102の表示例であるが、「走査方向モード」が片方向の場合の改行方向を示す矢印102の表示例は図22(d)のようになる。すなわち、走査パス412の末尾から次の走査パス412の先頭を結ぶように改行方向を示す矢印102が表示される。
<走査方向の表示に関する動作手順>
図23は、画像データ出力器11が走査方向を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。図23の処理はユーザがプレビュー画面411の開始ボタン415を押下することでスタートする。
まず、画像データ出力器11の通信部51は画像データ及び走査に関する情報をHHP20に送信する(S10)。
次に、プレビュー生成部55は走査方向モードに応じて各走査パス412に背面矢印103を表示する(S20)。
プレビュー生成部55は、通信部51が走査パス412の走査開始の情報をHHP20から受信したか否かを判定する(S30)。この情報を受信するまでプレビュー生成部55は待機する。
ステップS30の判定がYesになると、プレビュー生成部55は1行目の走査パス412の走査方向を示す矢印101をアニメーション表示する(S40)。
ユーザが走査ボタン65を押下している場合、プレビュー生成部55は走査方向を示す矢印101の動的な表示を繰り返す(S50)。
ユーザが走査ボタン65を離した場合、プレビュー生成部55は印刷が終了した走査パス412をグレーアウト表示する(S60)。
プレビュー生成部55は印刷が終了した走査パス412が最終の走査パス412か否かを判断する(S70)。プレビュー生成部55は、1つの走査パス412の走査開始と1つの走査パス412の走査終了で1つの走査パス412が終了したと判断して印刷が終了した走査パス412の数をカウントする。この数が走査パス数と同じになると最終の走査パス412の印刷が終了したと判断できる。
ステップS70の判断がNoの場合、プレビュー生成部55は改行方向を示す矢印102を表示する(S80)。この後、処理はステップS30に戻り、プレビュー生成部55はステップS30〜S60の処理を繰り返す。
このように、ユーザの走査に対しHHP20は走査方向を示す矢印101や改行方向を示す矢印102をリアルタイムに表示するので、ユーザは迷うことなく走査方向を決定できる。
HHP20はユーザのフリーハンド走査に追従してHHP20の位置に応じて画像を印刷することが可能であるが、理想的な走査経路から大きく外れた経路の場合、ナビゲーションセンサ30の検出誤差が蓄積し、理想的な経路であった場合と比べ画質が劣化するおそれがある。例えば、印刷の開始時にユーザが走査方向を逆に間違うと位置の誤差が蓄積するおそれがある。本実施形態では走査方向が表示されるので、画質の低下を抑制できる。
<HHPから画像データ出力器に対し位置情報が送信される場合>
HHP20は常にHHP20のノズル61の位置を算出しているので、位置情報を定期的に画像データ出力器11に送信することも可能である。
画像データ出力器11はHHP20の位置情報を使って、印刷ジョブの実行状況(どこまで印刷したか)を把握できる。したがって、走査方向の矢印101、及び、走査パス412のグレーアウトを位置情報に応じて制御できる。
図24は、位置情報を使ったプレビュー画面411の表示例を示す図である。プレビュー生成部55は走査パス412の先頭から現在地(位置情報で得られる)までは印刷ジョブの実行が終了したとして、走査パス412の一部をグレーアウト表示する。また、走査方向を示す矢印101は位置情報よりも後方にのみ表示する。この場合も、徐々に矢印が移動したように見えるアニメーション効果を施すことが好ましい。
したがって、ユーザはHHP20がどこまで印刷したかという情報も把握できる。また、走査パス412におけるグレーアウトの終端にHHP20が存在するはずなので、ユーザはHHP20の現在地を画像データ出力器11により把握できる。
なお、同様の表示は、HHP20が位置情報でなく表1の吐出制御テーブルの全体又は吐出制御テーブルで吐出済みが"1"になった最新のX座標を送信することでも可能である。このような情報により、画像データ出力器11は印刷ジョブの実行状況(どこまで印刷したか)を把握できるので、図24と同様の表示が可能である。補足すると吐出制御テーブルには目標吐出位置が含まれているのでこの座標をプレビュー画面411の座標に変換すればよい。
また、画像データ出力器11が位置情報を取得できる場合、
・印刷ジョブとして走査すべき方向と、実際の走査方向が異なっていた場合に、アラート(警告)を表示する。
・改行時、改行方向に加え改行量を通知する。
という表示も可能になる。
図25は、位置情報を取得した画像データ出力器11の走査方向の表示に関する動作を示すフローチャート図の一例である。まず、ステップS10〜S30の手順は図23と同様である。
ステップS40で画像データ出力器11の通信部51はHHP20から位置情報を受信する(S40)。位置情報は、画像データ出力器11からHHP20に要求してもよいし、HHP20から定期的に送信されてもよい。
まず、プレビュー生成部55はユーザによるHHP20の走査方向が正しいか否かを判定する(S50)。プレビュー生成部55は走査パス412ごとに走査方向を保持しているので、位置情報の変化が走査方向と同じか否かを判定できる。あるいは、走査パス412と位置情報の差(最短距離)が閾値以上の場合、走査方向が正しくないと判断できる。
走査方向が正しくない場合、表示制御部52はプレビュー画面411にポップアップウィンドウなどでアラートを表示する(S60)。図26(a)に一例を示す。
次に、プレビュー生成部55は位置情報より先頭側の走査パス412をグレーアウト表示する(S70)。また、位置情報より後方に矢印101を移動させながら表示するアニメーション表示を行う(S80)。
次に、プレビュー生成部55は1つの走査パス412の走査が終了したか否かを判定する(S90)。1つの走査パス412の走査が終了するまではステップS40〜S80の処理を繰り返す。
1つの走査パス412の走査が終了するとプレビュー生成部55は、通信部51を介して位置情報を受信する(S100)。実際には、位置情報は適宜、送信される。
そして、プレビュー生成部55は改行方向を示す矢印102を表示する(S110)。
次に、プレビュー生成部55は改行量の残りを表示する(S120)。改行量は、行間の長さとして決まっている。プレビュー生成部55は走査終了時(走査ボタン65を離す)から現在までの高さ方向への移動量を累積して、行間の長さと累積した移動量の差分を改行量として表示する。これにより、ユーザはあとどのくらい改行方向に移動すればよいかを把握できる。図26(b)に改行量の表示の一例を示す。
走査方向モードが片方向の場合は幅方向と高さ方向の両方の改行量を表示することが好ましい。幅方向の改行量は、走査終了時(走査ボタン65を離す)から次の走査パス412の先頭までの幅方向の移動量である。これにより、ユーザは適切な行間を空けて各走査パス412の先頭位置を揃えて印刷できる。
プレビュー生成部55は改行方向の移動量が改行量より大きいか否かを判定する(S130)。ステップS130の判定がNoの場合、プレビュー生成部55はステップS100〜S120の処理を繰り返す。
ステップS130の判定がYesの場合、プレビュー生成部55は走査ボタン65が押下されると、次の走査パス412の表示に関する処理を行う。
図26(a)は走査方向が正しくない場合に表示されるアラートを説明する図の一例である。図26(a)では「走査方向が間違っています。」というアラート110が表示されている。ユーザはアラートを見て走査方向を早期に修正できるので、位置の誤差が累積することを抑制でき画質低下を抑制できる。
図26(b)は改行量の表示例を示す図の一例である。図26(b)では「下方向に5mm移動して下さい」というメッセージ111が表示されている。この「5mm」は、ユーザがHHP20を改行方向に移動させることでリアルタイムに更新されるので、ユーザは適切な改行量で改行してから次の走査パス412を印刷できる。例えば、複数の行の行間を揃えることができる。
<その他の表示例>
HHP20をユーザが走査中、画像データ出力器11は以下のような場合に位置情報を取得できない。
・HHP20が印刷媒体から外れた場合(HHP20が位置情報を喪失)
・HHP20をユーザが速く走査しすぎた場合(HHP20が位置情報を喪失)
・HHP20と画像データ出力器11の通信が切断される(HHP20が位置情報を保持)
これらの場合、画像データ出力器11は位置情報の代わりに位置情報を取得できない旨をHHP20から取得する。したがって、プレビュー生成部55はプレビュー画面411にアラートを表示し、印刷ジョブのリトライ又はキャンセルの選択を促す画面を表示することができる。
図27(a)は位置情報を取得できない場合にプレビュー生成部55が表示するアラート112を説明する図の一例である。図27(a)では「位置情報を取得できません。」というアラート112と共にキャンセルボタン113及びリトライボタン114が表示されている。キャンセルボタン113は印刷の強制的な終了、リトライボタン114は走査パス412の最初から印刷を再度行うことを意味する。
ユーザがリトライボタン114を選択した場合、画像データ出力器11は走査方向を示す矢印101の表示及び先頭から位置情報までの走査パス412のグレーアウト表示を中止する。HHP20の走査ボタン65の押下を検出後、印刷が中断された走査パス412に対し走査方向を示す矢印101の表示を開始する。
ユーザがキャンセルボタン113を選択した場合、画像データ出力器11は走査方向を示す矢印101の表示、背面矢印103の表示、及び、走査パス412のグレーアウト表示を中止する。HHP20はキャンセルボタン113の押下を受信して、画像データと走査に関する情報をDRAM29からクリア(消去)する。
また、本実施形態ではテキストデータの印刷について説明したが、バーコード又は2次元バーコードなどをHHP20が印刷することが可能である。図27(b)はバーコード121及び2次元バーコード122のプレビュー画面411を示す。ただし、バーコード121及び2次元バーコード122の高さは、HHP20のノズル61の長さより短いことが好ましい。
また、本実施形態では横書きされたテキストデータの印刷について説明したが、テキストデータは縦書きでもよい。図27(c)は縦書きの場合のプレビュー画面411の一例を示す。HHP20のIJ記録ヘッド24のノズル列が印刷媒体12の幅方向に並行になるようにHHP20をユーザが保持する。この状態でユーザは上下方向にHHP20を走査させる。図27(c)では縦書きの走査パス412に走査方向を示す矢印101が表示されている。また、背面矢印103も表示されている。したがって、ユーザは縦書きの場合も走査方向を容易に把握できる。
<HHPによる走査方向の表示>
画像データ出力器11だけでなくHHP20も走査方向の矢印を表示することができる。図28はHHP20に表示される走査方向を説明する図の一例である。図28のHHP20はLCD又は有機ELなどの表示装置140を有している。HHP20のOPU26は走査方向モードにより走査方向を判断し、走査方向を示す矢印130を表示装置140に表示する。改行時には改行方向を示す矢印を表示する。
したがって、ユーザが印刷媒体12を見ながら走査する場合、少ない視線移動で走査方向を確認できる。
この他、走査方向が正しくない場合、HHP20は表示装置140にその旨を表示してもよい。また、HHP20が振動子を有する場合は、走査方向が正しくない場合、振動子を振動させることでユーザに走査方向が正しくない旨を通知し、正しい走査方向に誘導してもよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の画像データ出力器11は、画像データを形成するための走査方向を表示するので、ユーザは適切な走査方向を把握してHHP20を走査できる。間違って、逆方向に走査することを抑制できるので、画質の低下を抑制できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図21等の矢印101,102、及び、背面矢印103の形状は一例に過ぎず、方向を指し示す形状の図形であればどのような図形で走査方向を示してもよい。例えば、単なる三角形、→、凸部を有する各種の図形などでもよい。
また、画像データ出力器11は音声により走査方向をユーザに知らせてもよい。この場合、ユーザが走査ボタン65を押下すると、画像データ出力器11は「左から右方向に走査して下さい。」などの音声メッセージを出力する。
また、本実施形態では1回の走査で印刷可能なテキストやバーコードの印刷を説明したが、印刷に2回以上の走査が必要な画像データの走査についても、画像データ出力器11は走査方向を表示できる。位置情報誤差の累積により画質が低下するとしても、別の方策により低減できるためである。
画像データ出力器11は単体で走査方向の表示が可能であるが、画像データ出力器11がサーバと通信することで走査方向を表示してもよい。例えば、プレビュー画面の生成をサーバが行うことが考えられる。
また、ユーザが入力したテキストをサーバに送信してユーザID等に対応付けて記録させ、HHP20がユーザIDとテキストを印刷することが考えられる。これにより、ユーザが保持する印刷物とサーバの情報が対応付けられる。訪問介護やお薬手帳などに利用できる。
また、印刷対象のテキストをユーザが音声で入力する際、音声データを画像データ出力器11がサーバに送信し、サーバが音声認識処理を行ってもよい。
また、以上の実施例で示した図6などの構成例は、画像データ出力器11の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。しかし、各処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。画像データ出力器11は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
なお、位置算出回路34は位置算出手段の一例であり、制御部25は液滴吐出手段の一例であり、プレビュー生成部55又は表示装置140は走査方向出力手段の一例であり、操作受付部53は受付手段の一例である。
11 画像データ出力器
12 印刷媒体
30 ナビゲーションセンサ
31 ジャイロセンサ
52 表示制御部
55 プレビュー生成部
65 走査ボタン
100 液滴吐出システム
101、102 矢印
103 背面矢印
特開平9−156162号公報

Claims (18)

  1. 液滴吐出装置の位置を算出する位置算出手段と、
    描画対象のデータと位置情報に応じて液滴を吐出する液滴吐出手段と、を有し、
    ユーザによって媒体上を走査されることで前記描画対象のデータを媒体に形成する液滴吐出装置と通信する情報処理装置を、
    前記液滴吐出装置の走査方向を出力する走査方向出力手段として機能させるためのプログラム。
  2. 更に前記情報処理装置を、前記走査方向に関する設定を受け付ける受付手段として機能させ、
    前記走査方向出力手段は、前記受付手段が受け付けた前記走査方向に関する設定に応じて前記走査方向を出力する請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記走査方向出力手段は、前記描画対象のデータが媒体に形成された際のプレビューを表示し、
    前記プレビューに重畳して前記走査方向を出力する請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記描画対象のデータは1行以上のテキストデータが画像データに変換されたものであり、
    前記走査方向出力手段は、プレビューとして表示されたテキストデータの行に重ねて前記走査方向を出力する請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記走査方向出力手段は、前記液滴吐出装置の1回の走査で媒体に形成できる走査パスごとに前記描画対象のデータを区別して、前記走査パスごとに前記走査方向を出力する請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記走査方向出力手段は、前記液滴吐出装置の1回の走査で媒体に形成できる前記テキストデータの行数を前記液滴吐出装置の仕様に基づいて決定し、前記行数の前記テキストデータを1つの前記走査パスに決定する請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記走査方向出力手段は、前記走査方向を示す第一の矢印を定期的に前記走査方向に移動させながら、前記液滴吐出装置が走査中の前記走査パスに重ねて表示する請求項5又は6に記載のプログラム。
  8. 前記走査方向出力手段は、各走査パスに走査方向を示す第二の矢印を表示する請求項5〜7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記走査方向出力手段は、前記液滴吐出装置との通信により1つの走査パスの走査の終了を検知し、走査が終了した前記走査パスを走査が終了していない前記走査パスとは異なる態様で表示する請求項5〜8のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 前記走査方向出力手段は、前記液滴吐出装置との通信により1つの走査パスの走査の終了を検知し、走査が終了していない前記走査パスが残っている場合、現在の走査パスと次の走査パスの間に改行方向を表示する請求項5〜9のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記情報処理装置は前記液滴吐出装置が1つの前記走査パスのうちどこまでを媒体に形成したかに関する情報を前記液滴吐出装置から取得し、
    前記走査方向出力手段は、前記走査パスのうち媒体に形成されていない前記走査パスの一部に前記第一の矢印を表示する請求項7に記載のプログラム。
  12. 前記走査方向出力手段は、前記走査パスのうち媒体に形成された前記走査パスの一部を媒体に形成されていない前記走査パスの残りとは異なる態様で表示する請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記走査方向出力手段は、1つの前記走査パスのうちどこまでを媒体に形成したかに関する情報に基づいて判断される走査方向が、設定されている走査方向と異なる場合、走査方向が異なる旨を出力する請求項11又は12に記載のプログラム。
  14. 前記情報処理装置は1つの前記走査パスのうちどこまでを媒体に形成したかに関する情報として前記位置情報を取得し、
    前記走査方向出力手段は、前記位置情報に基づき予め定められた改行量に必要な改行方向への移動量を表示する請求項11〜13のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. 液滴吐出装置の位置を算出する位置算出手段と、
    描画対象のデータと位置情報に応じて液滴を吐出する液滴吐出手段と、を有し、
    ユーザによって媒体上を走査されることで前記描画対象のデータを媒体に形成する液滴吐出装置と通信する情報処理装置であって、
    前記液滴吐出装置の走査方向を出力する走査方向出力手段を有する情報処理装置。
  16. 液滴吐出装置の位置を算出する位置算出手段と、
    描画対象のデータと位置情報に応じて液滴を吐出する液滴吐出手段と、を有し、
    ユーザによって媒体上を走査されることで前記描画対象のデータを媒体に形成する液滴吐出装置と通信する情報処理装置が行う表示方法であって、
    前記液滴吐出装置の走査方向を出力するステップを有する表示方法。
  17. 液滴吐出装置の位置を算出する位置算出手段と、
    描画対象のデータと位置情報に応じて液滴を吐出する液滴吐出手段と、
    前記液滴吐出装置の走査方向を出力する走査方向出力手段と、を有し、
    ユーザによって媒体上を走査されることで前記描画対象のデータを媒体に形成する、
    ことを特徴とする液滴吐出装置。
  18. 液滴吐出装置の位置を算出する位置算出手段と、
    描画対象のデータと位置情報に応じて液滴を吐出する液滴吐出手段と、を有し、
    ユーザによって媒体上を走査されることで前記描画対象のデータを媒体に形成する液滴吐出装置と、
    前記液滴吐出装置と通信する情報処理装置を、
    前記液滴吐出装置の走査方向を出力する走査方向出力手段として機能させるためのプログラムと、
    を有する液滴吐出システム。
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