JP2022044481A - 画像形成装置、液体吐出システム及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、液体吐出システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022044481A
JP2022044481A JP2020150116A JP2020150116A JP2022044481A JP 2022044481 A JP2022044481 A JP 2022044481A JP 2020150116 A JP2020150116 A JP 2020150116A JP 2020150116 A JP2020150116 A JP 2020150116A JP 2022044481 A JP2022044481 A JP 2022044481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
forming apparatus
recording medium
unit
hhp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2020150116A
Other languages
English (en)
Inventor
正宏 鈴木
Masahiro Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2020150116A priority Critical patent/JP2022044481A/ja
Publication of JP2022044481A publication Critical patent/JP2022044481A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

Figure 2022044481000001
【課題】時間及び手間をかけずにプレビュー画像を表示させること。
【解決手段】本発明の一態様に係る画像形成装置は、移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置であって、前記液体を吐出する液体吐出部と、移動される前記画像形成装置の位置情報を取得する取得部と、前記位置情報と、印刷データと、に基づいて前記液体吐出部を制御する吐出制御部と、前記画像形成装置に設けられ、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影する撮影部と、前記印刷データと、前記撮影部による撮影画像と、に基づいて、前記記録媒体に形成される前記印刷画像を、形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成する生成部と、前記プレビュー画像を表示させる表示制御部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、液体吐出システム及びプログラムに関する。
昨今、ノートPCの小型化、スマートデバイスの普及により、画像形成装置の小型化及び携帯化のニーズが高まっている。これに対し、紙搬送機構を削除し、記録媒体上で人の手等により移動されながら印刷画像を形成するハンドヘルドプリンタ(以下、HHPという)等の画像形成装置が知られている。
また、HHPの操作性と画像品質を向上させるために、HHPの外部に設けられた撮影部による撮影画像に基づき、HHPと記録媒体の相対的な位置又は姿勢の情報を取得し、この情報と印刷データとに基づいて、記録媒体に形成される印刷画像をHHPが形成する前に確かめるためのプレビュー画像を表示させる構成が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、撮影部がHHPの外部に設けられているため、HHPに対する撮影部の位置及び姿勢が変化して、正確なプレビュー画像を表示できない場合がある。また正確なプレビュー画像を表示させるために、撮影部の位置及び姿勢が変わるたびに撮影部を補正すると、多くの時間及び手間がかかる。
本発明は、時間及び手間をかけずにプレビュー画像を表示させることを課題とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置であって、前記液体を吐出する液体吐出部と、移動される前記画像形成装置の位置情報を取得する取得部と、前記位置情報と、印刷データと、に基づいて前記液体吐出部を制御する吐出制御部と、前記画像形成装置に設けられ、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影する撮影部と、前記印刷データと、前記撮影部による撮影画像と、に基づいて、前記記録媒体に形成される前記印刷画像を形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成する生成部と、前記プレビュー画像を表示させる表示制御部と、を有する。
本発明によれば、時間及び手間をかけずにプレビュー画像を表示させることができる。
実施形態に係る液体吐出システムによる画像形成例を示す図である。 第1実施形態に係る液体吐出システムの全体構成例を示す図である。 第1実施形態に係るHHPのハードウェア構成例のブロック図である。 第1実施形態に係る制御部のハードウェア構成例のブロック図である。 画像出力器のハードウェア構成例のブロック図である。 第1実施形態に係る液体吐出システムの機能構成例のブロック図である。 ナビゲーションセンサの位置算出方法例を示す図である。 カメラによる撮影画像と印刷画像の相対位置情報を示す図である。 第1実施形態に係る液体吐出システムの動作例のフローチャートである。 第1実施形態に係る表示画像と出力画像の合成の第1例を示す図である。 第1実施形態に係る表示画像と出力画像の合成の第2例を示す図である。 第1実施形態に係る表示画像と出力画像の合成の第3例を示す図である。 第1実施形態に係る表示画像と出力画像の合成の第4例を示す図である。 未印刷画像の一例を示す図である。 第1変形例に係る液体吐出システムの機能構成例のブロック図である。 第2実施形態に係る液体吐出システムにおけるカメラの配置例を示す図であり、(a)は比較例に係る配置の図、(b)は第2実施形態に係る配置の図である。 第2実施形態に係るHHPの構成例を示す斜視図である。 第2変形例に係る液体吐出システムの機能構成例のブロック図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
また以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための画像形成装置を例示するものであって、本発明を以下に示す実施形態に限定するものではない。以下に記載されている構成部品の形状、その相対的配置、パラメータの値等は特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。
実施形態に係る画像形成装置は、移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成するハンドヘルドプリンタ等の画像形成装置である。この画像形成装置は、液体を吐出する液体吐出部と、移動される画像形成装置の位置情報を取得する取得部と、位置情報と印刷データとに基づいて液体吐出部を制御する吐出制御部とを有する。また画像形成装置に設けられ、記録媒体の少なくとも一部を撮影する撮影部を有する。実施形態では、印刷データと撮影部による撮影画像とに基づいて、記録媒体に形成される印刷画像を形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成して表示させる。
このプレビュー画像は、換言すると、記録媒体に印刷画像がどのように形成されるかを前もって確かめるために画面に表示する画像を指す。プレビュー画像を表示させ、プレビュー画像を参照させながらユーザに画像形成装置の位置又は姿勢を修正させることで、HHPの操作性と画像品質を向上できるようにする。
また画像形成装置に撮影部を設けることで、HHPに対する撮影部の位置及び姿勢が変化しないようにし、HHPに対する撮影部の位置及び姿勢が変わるたびに行う撮影部の補正を不要にして、時間及び手間をかけずにプレビュー画像を表示可能にする。
なお、実施形態の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷は何れも同義語とする。また記録媒体は、用紙、記録紙、記録用紙、普通紙、光沢紙、フィルム、布等の被記録媒体を含む。記録媒体の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等で、液体が一時的でも付着可能であればよい。また、記録媒体はシート状の形状に限られず、壁や天井等の構造物、或いは段ボールの側面、底面、上面等であってもよい。また、地面や施設等に固定されている立体物の表面を記録媒体としてもよい。
液体は、液体吐出部から吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料等を含む溶液、懸濁液、エマルジョン等である。これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液等の用途で用いることができる。
また液体吐出部は、ノズルから液体を吐出・噴射する機能部品である。液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータ等を使用するものが含まれる。
[実施形態]
以下では、液体吐出システム100を一例として実施形態を説明する。液体吐出システム100は、実施形態に係る画像形成装置の一例としてのハンドヘルドプリンタ(以下、HHPという)20と、HHP20に形成対象の画像情報を送信する画像出力器11とを含む。或いは、液体吐出システム100は、HHP20と、画像出力器11で動作するプログラムとを含む。またインク(液体の一例)を吐出するヘッドをIJ記録ヘッドという。IJ記録ヘッドは液体吐出部の一例に対応する。
<液体吐出システム100による画像形成例>
図1は、液体吐出システム100による画像形成の一例を説明する図である。図1に示すように、液体吐出システム100は、HHP20と画像出力器11とを有する。
画像出力器11は、HHP20と無線又は有線で通信する機能を有する情報処理装置である。画像出力器11は、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、ハンディターミナル、ウェアラブルPC(腕時計型、サングラス型等)、携帯型のゲーム機、カーナビゲーション、デジタルカメラ、プロジェクタ、テレビ会議端末、又はドローン等を含む。
HHP20は、画像出力器11から形成対象の印刷データを受信し、印刷データと、HHP20の位置情報とに基づいて取得される目標吐出位置でインクを吐出する。
ユーザがHHP20を把持して記録媒体12の面上をX'軸正方向にフリーハンドで移動させると、HHP20は、目標吐出位置に到達した際にインクを吐出して、形成対象の画像の一部を記録媒体12上に形成する。
HHP20がX'軸正方向における記録媒体12の端部まで移動されて、HHP20のX'軸正方向への移動が終わると、ユーザはHHP20をY'軸正方向に移動させる。Y'軸正方向にずれた位置で、ユーザがHHP20をX'軸正方向に移動させると、HHP20は形成対象の画像の一部を記録媒体12上に形成する。このように、HHP20はX'軸方向及びY'軸方向のそれぞれに複数回移動されることで、形成対象の画像全体を記録媒体12に形成することができる。
但し、図1では、HHP20がX'軸正方向に移動され、その後Y'軸正方向に移動される動作を例示したが、移動方向はこれに限定されるものではない。HHP20はX'軸負方向、又はY'軸負方向に移動されて画像形成を行うこともできる。またHHP20は、X'軸方向への1回目の移動(往路)ではX'軸正方向に移動され、2回目の移動(復路)ではX'軸負方向に移動されてもよい。なお、HHP20が移動されるという表現は、HHP20が走査されるという表現に置き換えることもできる。
HHP20は、記録媒体12にインクを吐出して画像形成を行うためインクジェットプリンタということができる。吐出する液体はインクに限定されるものではなく、少なくとも吐出時に液状になればよいため液体吐出装置ということもできる。また、画像形成を行うため、HHP20を画像形成装置又は印刷装置といってもよいし、画像を処理するため画像処理装置といってもよい。また、HHP20は、ユーザが手で持って携帯できるという意味からHMP(Handy Mobile Printer)という場合がある。
また、HHP20は、シングルパスモード又はマルチパスモードで画像形成を行うことができる。ここで、シングルパスモードとは、HHP20を1回走査して画像形成を行うモードであり、マルチパスモードとは、HHP20を複数回走査して画像形成を行うモードである。
<プレビュー画像の表示>
液体吐出システム100では、ユーザがHHP20を把持してフリーハンドで移動させながら印刷画像を形成するが、実際に記録媒体に印刷画像を形成してみると、想定違いで記録媒体の狙った位置に狙った大きさで印刷画像が形成されない場合がある。
記録媒体に一度画像形成すると、狙い通りに印刷画像が形成されなかったとしてもやり直しが効かない。そのため、液体吐出システム100は、HHP20が記録媒体に印刷画像を形成する前にプレビュー画像を生成し、画面に表示させることで、実際に記録媒体にどのような印刷画像が形成されるかをユーザが前もって確認できる機能を備える。
図2は、液体吐出システム100によるプレビュー画像の表示の一例を説明する図である。図2は、記録媒体の一例としての官製ハガキ12aの郵便番号記入欄に、郵便番号を示す郵便番号画像112を形成する例を示している。
図2に示すように、HHP20は、官製ハガキ12a側の側面部に官製ハガキ12aを撮影するためのカメラ32を備えている。このカメラ32は、HHP20に設けられ、官製ハガキ12aの少なくとも一部を撮影する撮影部の一例である。カメラ32は、HHP20が官製ハガキ12aの近傍に配置された状態で、官製ハガキ12aを撮影することができる。
HHP20は、官製ハガキ12aの撮影画像をカメラ32から取得し、また画像出力器11から郵便番号画像112の印刷データを受信する。HHP20は、この撮影画像及び印刷データに基づいて、官製はがき12aの撮影画像と、郵便番号記入欄に形成された郵便番号画像112とが合成されたプレビュー画像111を生成し、画像出力器11に送信する。
画像出力器11は、HHP20から受信したプレビュー画像111を、画像出力器11が備えるLCD207に表示する。官製ハガキ12aに形成する印刷画像の正しい形成開始位置に対してHHP20がずれて配置されていると、プレビュー画像111は、郵便番号記入欄に対してずれた位置に形成された郵便番号画像112を表示する。また官製ハガキ12aに対してHHP20が正しい姿勢から傾いて配置されていると、プレビュー画像111は、郵便番号記入欄に対して傾いて形成された郵便番号画像112を表示する。
従って、ユーザはLCD207上のプレビュー画像111を視認しながら、HHP20が官製ハガキ12aに対して正しい位置に正しい姿勢で配置されるように、HHP20の位置及び姿勢を修正できる。そして修正完了後に、官製ハガキ12aに対する郵便番号画像112の形成を開始することができる。
このようにして官製ハガキ12aの狙った位置に狙った大きさで郵便番号画像112を形成可能になる。特に記録媒体が高価な場合や替えが効かない記録媒体の場合等には、プレビュー画像111を用いて事前に確認可能にすることが特に好適である。以下、実施形態に係る液体吐出システム100の構成及び動作の詳細を説明する。
[第1実施形態]
<構成例>
(HHP20の構成例)
まず図3を参照して、HHP20のハードウェア構成について説明する。図3は、HHP20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。HHP20が備える制御部25は、HHP20の全体動作を制御する。
図3に示すように、制御部25は、通信I/F27、IJ記録ヘッド駆動回路23、OPU26、ROM28、DRAM29、ナビゲーションセンサ30、ジャイロセンサ31及びカメラ32のそれぞれに電気的に接続している。
またHHP20は電力により駆動されるため、電源22と電源回路21とを有する。電源回路21は、電源22が生成する電力を、通信I/F27、IJ記録ヘッド駆動回路23、OPU26、ROM28、DRAM29、IJ記録ヘッド24、制御部25、ナビゲーションセンサ30、ジャイロセンサ31及びカメラ32のそれぞれに供給する。また電源回路21は、電源22の電圧を各部に適した電圧に降圧又は昇圧できる。
電源22は主に電池(バッテリ)である。電池は、市販の乾電池又は充電池であっても専用の充電池であってもよい。また太陽電池や商用電源(交流電源)、燃料電池等であってもよい。電源22が充電可能な電池である場合、電源回路21は交流電源の接続を検出して電池の充電回路に接続し、電源22の充電を可能にする。
IJ記録ヘッド駆動回路23は駆動電圧波形データを用いて、IJ記録ヘッド24を駆動するための駆動電圧波形を生成する。吐出されたインクの液滴サイズ等に応じた駆動電圧波形を生成できる。
IJ記録ヘッド24は、インクを吐出するためのヘッドである。IJ記録ヘッド24は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色のインクを吐出できる。但し、これに限定されるものではなく、ブラック1色を吐出する構成であってもよいし、5色以上のインクを吐出する構成であってもよい。
OPU(Operation panel Unit)26は、HHP20の状態を表示するLED、ユーザがHHP20に画像形成を指示するためのスイッチ等を有する。但し、これに限定されるものではなく、液晶ディスプレイを備えてもよく、更にタッチパネルを備えてもよい。また、音声入力機能を備えてもよい。OPU26は印字ボタン26aを有する。印字ボタン26aは、印字開始の指示を受け付けるボタンである。
通信I/F27は、スマートフォンやPC(Personal Computer)等の画像出力器11から画像の受信等を行う。通信I/F27は、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、赤外線、4G(携帯電話)、又はLTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した通信装置である。また、このような無線通信の他、有線LAN、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を用いた有線通信に対応した通信装置であってもよい。
ROM(Read Only Memory)28は、HHP20のハードウェア制御を行うファームウェア、IJ記録ヘッド24の駆動電圧波形データ(液体を吐出するための電圧変化を規定するデータ)、又はHHP20の初期設定データ等を格納する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)29は、通信I/F(Interface)27が受信した画像の記憶、又はROM28から展開されたファームウェアを格納する。DRAM29は、制御部25がファームウェアを実行する際のワークメモリとなる。
ナビゲーションセンサ30は、所定のサンプリング周期ごとにHHP20の移動量を検出するセンサである。ナビゲーションセンサ30は、例えば、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)やレーザ等の光源と、記録媒体12を撮像する撮像センサとを有する。HHP20が記録媒体12上で移動されると、ナビゲーションセンサ30は、記録媒体12の微小なエッジを次々に検出する(撮像する)。検出されたエッジ間の距離を解析することで移動量を得ることができる。
実施形態では、HHP20は、HHP20の底面に1つのナビゲーションセンサ30を搭載するが、HHP20は、2つのナビゲーションセンサ30を搭載してもよい。ナビゲーションセンサ30が2つある場合は、HHP20は回転角を検出可能になる。
ジャイロセンサ31は回転角を検出する。なお、ナビゲーションセンサ30として、更に多軸の加速度センサを用いてもよく、HHP20は加速度センサのみでHHP20の移動量を検出してもよい。
ジャイロセンサ31は、記録媒体12の平面に垂直な軸を中心にHHP20が回転した際の角速度を検出するセンサである。制御部25はこの角速度を積分してHHP20の姿勢を算出する。姿勢とは記録媒体12の平面に垂直な軸に対するHHP20の回転角をいう。回転角の基準の一例は印刷の開始時のHHP20の長手方向である。
カメラ32は、撮影用のレンズと、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を有す。カメラ32は、HHP20に設けられ、官製ハガキ12aの少なくとも一部を撮影し、撮影画像のデータを出力する。
制御部25は、ナビゲーションセンサ30により検出される移動量及びジャイロセンサ31により検出される角速度を元に、IJ記録ヘッド24に含まれる各ノズルの位置情報、該位置情報に応じて形成する画像の決定、並びに吐出すべきノズルであるか否かの判定等を行う。また制御部25は、カメラ32による記録媒体12の撮影画像、並びにHHP20が記録媒体12に形成する元になる印刷画像の印刷データに基づいて、プレビュー画像を生成、画像出力器11の画面に表示できる。この制御部25の構成については、図4を用いて詳述する。
(制御部25の構成例)
図4は、制御部25のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。図4に示すように、制御部25は、SoC50とASIC(Application Specific Integrated Circuit)/FPGA(Field Programmable Gate Array)40とを備える。
SoC50とASIC/FPGA40はバス46及び47を介して通信する。ASIC/FPGA40は、どちらの実装技術で設計されてもよいことを意味し、ASIC/FPGA40以外の他の実装技術で構成されてよい。また、SoC50とASIC/FPGA40を別のチップにすることなく1つのチップや基板で構成してもよい。或いは、3つ以上のチップや基板で実装してもよい。
SoC50は、バス47を介して接続されたCPU33、位置算出回路34、メモリCTL(コントローラ)35、及びROM CTL(コントローラ)36等の構成を有する。なお、SoC50が有する構成要素はこれらに限られない。
また、ASIC/FPGA40は、バス46を介して接続されたImage RAM37、DMAC38、回転器39、割込みコントローラ41、ナビゲーションセンサI/F42、印字/センサタイミング生成部43、IJ記録ヘッド制御部44、ジャイロセンサI/F45及びカメラI/F48を有する。なお、ASIC/FPGA40が有する構成要素はこれらに限定されるものではない。
CPU33は、ROM28からDRAM29に展開されたファームウェア(プログラム)等を実行し、SoC50内の位置算出回路34、メモリCTL35、及びROM CTL36の動作を制御する。また、ASIC/FPGA40内のImage RAM37、DMAC(Direct Memory Access Controller)38、回転器39、割込みコントローラ41、ナビゲーションセンサI/F42、印字/センサタイミング生成部43、IJ記録ヘッド制御部44、ジャイロセンサI/F45及びカメラI/F48等の動作を制御する。
位置算出回路34は、ナビゲーションセンサ30が検出するサンプリング周期ごとの移動量及びジャイロセンサ31が検出するサンプリング周期ごとの角速度に基づいて、HHP20の位置情報(例えば座標)を算出する。HHP20の位置情報とは、厳密には、IJ記録ヘッド24(図3参照)に含まれる各ノズルの位置情報である。制御部25はナビゲーションセンサ30の位置情報に基づき、各ノズルの位置情報を算出できる。なお、位置算出回路34の機能を、CPU33が所定のプログラムを実行することで実現してもよい。
制御部25は、所定の原点(画像形成が開始される時のHHP20の初期位置)を基準にナビゲーションセンサ30の位置情報を算出する。また、位置算出回路34は、過去の位置情報と最も新しい位置情報との差に基づいて移動方向や加速度を推定し、次回の吐出タイミングにおけるナビゲーションセンサ30の位置情報を予測する。こうすることで、ユーザの走査に対する遅れを抑制してインクを吐出できる。
メモリCTL35は、DRAM29とのインタフェースであり、DRAM29に対しデータを要求し、取得したファームウェアをCPU33に送出したり、取得した画像をASIC/FPGA40に送出したりする。
ROM CTL36は、ROM28とのインタフェースであり、ROM28に対しデータを要求し、取得したデータをCPU33やASIC/FPGA40に送出する。
回転器39は、インクを吐出するIJ記録ヘッド、IJ記録ヘッド内のノズル位置、及び取り付け誤差等によるIJ記録ヘッドの傾きに応じて、DMAC38が取得した画像を回転させる。DMAC38は回転後の画像をIJ記録ヘッド制御部44へ出力する。
Image RAM37はDMAC38が取得した画像を一時的に格納する。すなわち、HHP20は、ある程度の画像をImage RAM37にバッファリングし、HHP20の位置情報に応じてバッファリングした画像を読み出すことができる。
IJ記録ヘッド制御部44は、画像(Tiff形式等)にディザ処理などを施して大きさと密度で画像を表す点の集合に画像を変換する。これにより、画像は吐出位置と点のサイズのデータとなる。IJ記録ヘッド制御部44は点のサイズに応じた制御信号をIJ記録ヘッド駆動回路23に出力する。
IJ記録ヘッド駆動回路23は上記のように制御信号に対応した駆動波電圧形データを用いて、駆動電圧波形を生成する。
ナビゲーションセンサI/F42は、ナビゲーションセンサ30と通信し、ナビゲーションセンサ30からの情報として移動量dX0及びdY0を受信し、その値を内部レジスタに格納する。
印字/センサタイミング生成部43は、ナビゲーションセンサI/F42とジャイロセンサI/F45が情報を読み取るタイミングを通知し、IJ記録ヘッド制御部44に駆動タイミングを通知する。印字/センサタイミングは、印字又はセンサのタイミングを意味する。情報を読み取るタイミングの周期はインクの吐出タイミングの周期よりも長い。IJ記録ヘッド制御部44は吐出ノズル可否判定を行い、インクを吐出すべき目標吐出位置があればインクを吐出し、目標吐出位置がなければ吐出しないと判定する。
ジャイロセンサI/F45は、印字/センサタイミング生成部43により生成されたタイミングになるとジャイロセンサ31が検出する角速度を取得してその値を内部レジスタに格納する。
カメラI/F48は、カメラ32と通信し、カメラ32による撮影画像を受信し、その値を内部レジスタに格納する。
割込みコントローラ41は、ナビゲーションセンサI/F42がナビゲーションセンサ30との通信が完了したことを決定して、SoC50へそれを通知するための割込み信号を出力する。CPU33はこの割込みにより、ナビゲーションセンサI/F42が内部レジスタに記憶するΔX'及びΔY'を取得する。その他、エラー等のステータス通知機能も有する。ジャイロセンサI/F45に関しても同様に、割込みコントローラ41はSoC50に対し、ジャイロセンサ31との通信が終了したことを通知するための割込み信号を出力する。
(画像出力器11の構成例)
次に図5を参照して、画像出力器11の構成について説明する。図5は、画像出力器11のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、画像出力器11は、CPU201、フラッシュROM202、RAM203、無線通信モジュール204、アンテナ205、カメラ206、LCD(Liquid Crystal Display)207、タッチパネル208、外部I/F209、マイク210、及びスピーカー211等を有する。これらはバス212に接続され、データのやり取りが可能である。また、画像出力器11はバッテリ213を有し、上記の各デバイスへ電力を供給する。
CPU201は、フラッシュROM202に記憶されたプログラムに従って、各種データの演算処理等により画像出力器11全体を制御する。フラッシュROM202は、画像出力器11全体を制御するプログラム202pを記憶すると共に、各種データを記憶するストレージとしても機能する。ここで、プログラム202pは、HHP20が適切に動作するように開発されたアプリケーションである。
画像出力器11は、CPU201のワークメモリとしてRAM203を使用する。RAM203はフラッシュROM202に記憶されたプログラム202pを読み込み、CPU201はプログラム202pを実行する。
無線通信モジュール204はBluetooth、無線LAN、NFC、又は、赤外線等によりHHP20と通信する。4GやLTEなどの携帯電話回線を利用した音声通信やデータ通信を行ってもよい。
カメラ206は撮像素子から出力された画像信号をA/D(Analog/Digital)変換する。LCD207は、画像出力器11を操作するためのアイコンや、各種のデータを表示する。またLCD207は、プレビュー画像を表示する表示部の一例である。タッチパネル208はLCD207に重なり合って密着しており、指の接触位置の位置情報を検出する。
外部I/F209は、例えばUSBインタフェースであり、外部機器を接続するためのインタフェースである。マイク210は入力された音声信号をA/D変換する。スピーカー211は音データをD/A(Digital/Analog)変換して可聴信号を出力する。
<機能構成例>
次に、液体吐出システム100の機能構成について、図6を参照して説明する。図6は、液体吐出システム100の機能構成の一例を示すブロック図である。以下では、液体吐出システム100の備える画像出力器11及びHHP20の制御部25のそれぞれの機能構成を説明する。
(画像出力器11)
図6に示すように、画像出力器11は、通信部51と、LCD制御部52と、操作受付部53と、画像形成制御部54と、記憶部55と、印刷画像取得部56とを有する。
画像出力器11は、CPU201がプログラム202pを実行し、図6に示したハードウェアと協働することで、これらの機能を実現する。より具体的には、画像出力器11は、フラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行し、無線通信モジュールを制御すること等で通信部51の機能を実現し、LCD207を制御すること等によりLCD制御部52の機能を実現する。また画像出力器11は、フラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行し、タッチパネル208を制御すること等により操作受付部53の機能を実現する。さらに画像出力器11は、フラッシュROM202からRAM203に展開されたプログラム202pをCPU201が実行すること等により、画像形成制御部54及び印刷画像取得部56の機能を実現する。
なお、プログラム配信用のサーバがプログラム202pを配信してもよい。またHHP20の製造業者が、プログラム202pが記憶されたUSBメモリや光記憶媒体等の可搬性の記憶媒体を配布してもよい。
通信部51は、HHP20との間で各種の情報を送受信する。本実施形態では、印刷画像に関する情報をHHP20に送信する。また通信部51は、プレビュー画像を画像出力器11側で表示させる場合には、HHP20からプレビュー画像を受信する。
LCD制御部52は、LCD207に表示される各種の画面の表示に関する制御を行う。またLCD制御部52は、プレビュー画像を画像出力器11側で表示させる場合には、プレビュー画像を表示させる表示制御部の一例として機能する。操作受付部53は、ユーザの画像出力器11に対する各種の操作を受け付ける。
画像形成制御部54は、画像の形成に関する制御を行う。すなわち、HHP20との通信、画像の生成、及び画像形成の中断又は再開等に関する制御を行う。
記憶部55は、画像551を記憶する。画像551はどのようなファイルフォーマットでもよいが、例えばTiff、JPEG又はBMP等の画像ファイルである。或いは、PDL(Page Description Language)で記述された印刷データ(ポストスクリプト、PDF等)であってもよい。
印刷画像取得部56は、記憶部55を参照して、印刷画像の元となる印刷データを取得し、取得した印刷データを、通信部51を介してHHP20に送信する。
(制御部25)
また、図6に示すように、制御部25は、情報取得制御部61と、位置管理部62と、起動処理部63と、通信部64と、画像記憶部65と、吐出制御部66と、生成部67と、格納部68と、OPU制御部69とを有する。制御部25は、図4に示したCPU33がROM28に記憶されたプログラムを実行すること等により、情報取得制御部61、位置管理部62、起動処理部63、通信部64、吐出制御部66、生成部67及びOPU制御部69の各機能を実現できる。また図4に示したメモリCTL35等が画像記憶部65及び格納部68の各機能を実現できる。
情報取得制御部61は、移動されるHHP20の位置情報を取得する取得部の一例である。情報取得制御部61は、ナビゲーションセンサ30、又はジャイロセンサ31等の各種のセンサからセンサが検出した情報を取得するタイミングであるか否かを判断し、情報を取得するタイミングであれば各センサから情報を取得できる。
位置管理部62は、HHP20の画像形成動作を制御するために、HHP20の位置情報を管理する。すなわち、ユーザによる画像形成開始の操作に応じて原点を確定し、初期位置と記録媒体に置かれる向きに基づき、位置算出回路34が算出した各ノズルの位置情報を初期位置と記録媒体に置かれる向きに適した位置情報に変換する。一部の変換において、位置管理部62はHHP20の座標系を画像の座標系に変換する。
起動処理部63は、HHP20の電源がONになった場合、ハードウェアの初期化や各ハードの状態検出等、起動時に必要な処理を行う。OPU制御部69は、OPU26が表示する情報を生成し、OPU26に表示する。OPU制御部69は、プレビュー画像をHHP20側で表示させる場合には、プレビュー画像を表示させる表示制御部の一例として機能する。
通信部64は、画像出力器11と通信して各種の情報を送受信する。本実施形態では、印刷画像に関する情報を画像出力器11から受信する。また通信部64は、プレビュー画像を画像出力器11側で表示させる場合には、画像出力器11にプレビュー画像を送信する。
画像記憶部65はImage RAM37等に構築された画像を記憶する。画像記憶部65は、通信部64が受信した画像を記憶できる。
吐出制御部66は、ユーザがHHP20を移動させると、位置管理部62により変換した各ノズルのそれぞれの位置情報と、印刷データとに基づいて、IJ記録ヘッド駆動回路23を介したIJ記録ヘッド24の制御を行う。例えば吐出制御部66は、各ノズルのうち、画像形成のために吐出すべきノズルに吐出させ、吐出すべきではないノズルには吐出させないように、IJ記録ヘッド駆動回路23を介してIJ記録ヘッド24を制御する。
生成部67は、画像出力器11から通信部64を介して受信した印刷データと、カメラ32による撮影画像とに基づいてプレビュー画像を生成する。例えば、生成部67は、格納部68を参照して、撮影画像と印刷画像との相対位置情報を取得し、相対位置情報に基づいて、印刷データに基づく出力画像(第1の画像の一例)と、撮影画像に基づく表示画像(第2の画像の一例)とを合成してプレビュー画像を生成する。
生成部67は、画像形成を開始する前には、HHP20が配置されている位置から画像形成を開始した場合に、印刷画像がどのように形成されるかを示すプレビュー画像を生成する。この場合には、HHP20の位置及び姿勢に応じて、プレビュー画像における記録媒体に対する印刷データの位置及び姿勢が変化する。
また生成部67は、画像形成中には、情報取得制御部61からの位置情報に基づいて画像形成中に取得される、印刷データのうちの画像形成されていない未印刷データに基づく未出力画像と、表示画像とを合成してプレビュー画像を生成する。この場合には、プレビュー画像における記録媒体に対する印刷データの位置及び姿勢は、HHP20の位置及び姿勢を変化させても変わらず、画像形成が進むに連れてプレビュー画像における未印刷画像の領域が減少するように変化する。
また生成部67は、補正部671を有する。補正部671は、カメラ32の撮影レンズによる画像の歪曲等を補正することができる。
なお、カメラ32による撮影画像は、静止画であっても動画であってもよい。生成部67は、静止画を入力した場合はプレビュー画像の静止画を出力し、動画を入力した場合はプレビュー画像の動画を出力する。本実施形態では、カメラ32は動画を撮影し、生成部67は、プレビュー画像の動画を出力するものとする。
生成部67は、画像出力器11にプレビュー画像を表示させる場合には、画像記憶部65及び通信部64を介して画像出力器11にプレビュー画像を送信する。またHHP20にプレビュー画像を表示させる場合には、OPU制御部69を介してOPU26に表示させる。
<ナビゲーションセンサ30の位置算出方法例>
次に図7を参照して、HHP20の移動中におけるナビゲーションセンサ30の位置算出方法について説明する。
図7は、ナビゲーションセンサ30の位置算出方法の一例を説明する図である。図7は、IJ記録ヘッド24と、IJ記録ヘッド24に設けられたナビゲーションセンサ30の移動前後の様子を示している。
図7において、IJ記録ヘッド24及びナビゲーションセンサ30は移動前を示し、IJ記録ヘッド24'及びナビゲーションセンサ30'は移動後を示す。座標(X0,Y0)は移動前のナビゲーションセンサ30の位置の座標を示し、座標(X0',Y0')は移動後のナビゲーションセンサ30の位置の座標を示す。移動前のナビゲーションセンサ30の位置は、原点に対応する。
また、θは移動前のIJ記録ヘッド24の角度を示し、dθはサンプリング周期ごとの回転角を示す。Lは、各ノズルが配列する方向におけるIJ記録ヘッド24の長さを示す。dX0はX方向への移動量、dY0はX方向への移動量をそれぞれ示している。
ジャイロセンサ31の出力である角速度ωは、次の(1)式で表すことができ、回転角dθは次の(2)式で算出される。
Figure 2022044481000002
Figure 2022044481000003
現在(時間t=0~N)の角度θは、次の(3)式で算出される。
Figure 2022044481000004
算出された角度θ及び回転角dθを、以下の(4)乃至(7)式に代入することで、座標(X0',Y0')を算出できる。
Figure 2022044481000005
Figure 2022044481000006
Figure 2022044481000007
Figure 2022044481000008
HHP20は、ナビゲーションセンサ30の座標、並びに予め定められたナビゲーションセンサ30とIJ記録ヘッド24の各ノズルとの位置関係の情報に基づき、各ノズルの座標を算出できる。
<相対位置情報について>
次に図8を参照して、カメラによる撮影画像と印刷画像との相対位置情報について説明する。図8は、撮影画像と印刷画像の相対位置情報の一例を説明する図である。
図8に示すように、HHP20はカメラ32と、記録媒体12にインクを吐出するIJ記録ヘッド24とを有する。HHP20は、底面部から高さaの位置にカメラ32を設け、カメラ32が備える撮影レンズの直下位置201からX'軸負方向に距離bだけ離れた位置にIJ記録ヘッド24を設けている。
図8は、HHP20が記録媒体12の近傍に配置され、記録媒体12上におけるこれから印刷画像が形成されるべき領域を、HHP20に設けられたカメラ32が撮影する様子を表している。
HHP20は、カメラ32が備える撮影レンズの向き、画角及び高さ等の既知の情報に基づいて、カメラ32による撮影画像をカメラ32のカメラ座標系から平面座標系に変換する。なお、カメラ座標系は撮影座標系に対応する。
カメラ32は、記録媒体12の平面部に略直交する軸に対し、傾いた斜め方向から記録媒体12を撮影する。斜め方向から撮影することで、撮影画像は台形歪み又は歪曲等を含むため、HHP20はカメラ座標系から平面座標系に変換する際にこれらの台形歪みや歪曲等を補正する。
この変換処理には、例えば記録媒体12の平面部内で、縦横に等しい幅Cを有する格子を配置した格子配列を用いて座標変換する方法等を適用できる。例えばHHP20は、直下位置201を起点にX'軸正方向に沿って、幅Cの格子を配置する。またHHP20は、記録媒体12の平面部内でX'軸方向に直交する方向にも同様に幅Cの格子を配置する。つまり、X'軸方向及びX'軸に直交する方向のそれぞれで幅Cを有する格子を記録媒体12の平面部内に行列状に配置する。
カメラ座標系における各格子の位置と、平面座標系における各格子の位置との関係を、撮影レンズの向き、画角及び高さ等の既知の情報に基づいて予め定めておき、HHP20はこの関係を相対位置情報681として格納部68(図6参照)に格納する。なお、相対位置情報は、HHP20におけるIJ記録ヘッド24の高さaと距離bの情報等を含むこともできる。
HHP20は、相対位置情報681に基づいて、撮影画像をカメラ座標系から平面座標系に変換した表示画像と、平面座標系の印刷データに基づく出力画像とを合成し、プレビュー画像を生成できる。
画像形成を開始する前には、HHP20は、HHP20が配置されている位置から画像形成を開始した場合(印字ボタンを押した場合)に、印刷画像がどのように形成されるかを示すプレビュー画像を画像出力器11のLCD207等に表示する。
画像形成中には、HHP20は、ナビゲーションセンサ30で取得される印刷画像の形成開始位置からのHHP20の移動情報に基づき、画像形成済みの印刷データをプレビュー画像から削除する等してプレビュー画像を更新する。そしてまだ形成されていない印刷画像を表すプレビュー画像を表示する。
このようにすることで、ユーザは、記録媒体12に形成される印刷画像を形成される前に確かめ、プレビュー画像に基づきHHP20が正しい位置又は姿勢からずれていることが確認された場合には、修正してから画像形成を開始できる。
なお、本実施形態では、カメラ座標系と平面座標系における各格子の位置関係を相対位置情報681として格納部68に格納する構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えばカメラ座標系を平面座標系に変換するための座標計算式とその係数を相対位置情報として格納部68に格納してもよい。
<液体吐出システム100の動作例>
次に図9を参照して、液体吐出システム100の動作について説明する。図9は、液体吐出システム100の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図3乃至図5の構成図も適宜参照して説明する。
まず、ステップU101において、画像出力器11は、ユーザが電源ボタンを押下することによる電源オンの指示を受け付ける。HHP20は、指示に応答して電源をオンし、HHP20が有する電源は、HHP20への電力供給を開始する。
続いて、ステップS101において、HHP20は各構成部(デバイス)の初期化を実行し、各構成部を立ち上げる。
続いて、ステップS102において、HHP20は初期化が完了したか否かを判定する。
ステップS102で初期化が完了していないと判定された場合には(ステップS102、No)HHP20はステップS102の動作を再度行う。一方、ステップS102で初期化が完了したと判定された場合には(ステップS102、Yes)、ステップS103において、HHP20は、例えばLEDを点灯させ、ユーザに画像形成が可能な状態であることを通知する。ユーザはこれに応じてHHP20を記録媒体12の近傍で印刷画像の形成を開始する位置に配置する。
続いて、ステップU102において、画像出力器11はユーザの操作に応じて画像形成したい対象の画像を選択する。
続いて、ステップU103において、画像出力器11は画像出力器11が搭載するアプリケーションソフトウェア又はプリンタドライバを用いて印字JOBを実行する。但しTiffやJPEG等の印刷データを無線等により直接HHP20に出力することで印字JOBを実行してもよい。
続いて、ステップS104において、HHP20は画像出力器11から印刷データを入力し、例えばLEDを点滅させて、印刷データを入力したことをユーザに通知する。
続いて、ステップU104において、画像出力器11はユーザの操作に応答して、記録媒体12に対してHHP20で画像形成する初期位置を決定する。
続いて、ステップS105において、HHP20は、カメラ32による記録媒体12の撮影を開始する。
続いて、ステップS106において、HHP20は、カメラ32による撮影画像と、印刷データとに基づいてプレビュー画像を生成し、生成したプレビュー画像を画像出力器11に送信する。
続いて、ステップU105において、画像出力器11は、HHP20から受信したプレビュー画像をLCD207に表示させる。ユーザはこのプレビュー画像を視認しながら、HHP20の位置及び姿勢を修正できる。
続いて、ステップU106において、HHP20の位置及び姿勢の修正後にユーザが印字開始ボタンを押下することによる画像形成開始の指示を受け付ける。
続いて、ステップU107において、ユーザはフリーハンドでHHP20を記録媒体12上で移動させ、HHP20は移動されながら記録媒体12に画像形成を行う。HHP20は画像形成の指示に応答して、ナビゲーションセンサ30の位置算出に必要な情報を取得するように、各センサのインタフェース部に通知する。
続いて、ステップS1001において、HHP20はナビゲーションセンサ30、ジャイロセンサ31による検出を開始し、検出信号に基づいて取得される情報をDRAM29等のメモリに格納する。
続いて、ステップS109において、ナビゲーションセンサI/F48は、ナビゲーションセンサ30と通信して移動量情報を取得し、またジャイロセンサI/F45はジャイロセンサ31と通信して角速度情報を取得する。
続いて、ステップS110において、HHP20はナビゲーションセンサ30及びジャイロセンサ31による検出信号に基づき取得された位置情報を初期位置とし、例えば座標(0,0)を内部レジスタに格納する。
続いて、ステップS111において、HHP20はASIC/FPGA40の印字/センサタイミング生成部43によって時間計測する。
続いて、ステップS112において、HHP20は位置情報を取得するタイミングであるか否かを判定する。
ステップS112で、位置情報を取得するタイミングであると判定された場合には(ステップS112、Yes)、ステップS113において、ジャイロセンサ31は角速度情報を取得し、ナビゲーションセンサ30は移動量情報を取得する。この際、ナビゲーションセンサ30で検出される移動量情報と、ジャイロセンサ31で検出される角速度情報は、原点に対する現在の位置情報を算出するために必要であるため、両者の検出タイミングは同時であることが望ましい。
一方、ステップS112で位置情報を取得するタイミングでないと判定された場合には(ステップS112、No)、HHP20はステップS112の動作を再度行う。
続いて、ステップS113において、HHP20はナビゲーションセンサI/F42から移動量を取得し、ジャイロセンサI/F45から角速度情報を取得する。
続いて、ステップS114において、HHP20はナビゲーションセンサ30の前回算出した位置情報と、今回取得した移動量情報、及びジャイロセンサ31による角速度情報から各ノズルの現在の位置を算出し、内部レジスタに格納する。
続いて、ステップS115において、HHP20は現在のナビゲーションセンサ30の位置情報と、ナビゲーションセンサ30と各ノズルとの既知の配置情報とに基づき、各ノズルの位置座標を算出する。
続いて、ステップS116において、HHP20は位置情報に基づいてDRAM29から読み出した各ノズル周辺の印刷データを、DMAC38及び回転器39によりIJ記録ヘッド24の位置及び傾きに応じて回転させる。
続いて、ステップS117において、HHP20は印刷データの座標と各ノズルの座標情報とを比較する。
続いて、ステップS118において、HHP20は予め定めた吐出条件を満たすか否かを判定する。
ステップS118で吐出条件を満たすと判定された場合には(ステップS118、Yes)、ステップS119において、HHP20はIJ記録ヘッド制御部44へ印刷データを出力し、インクを吐出して画像形成を行う。また、ステップS118で満たさないと判定された場合には(ステップS118、No)、HHP20はステップS112以降の動作を再度行う。
その後、ステップS120において、HHP20は全データの吐出を完了したか否かを判定する。
ステップS120で完了したと判定された場合には(ステップS120、Yes)、ステップS121において、HHP20はLEDを点灯させ、ユーザに画像形成の完了を通知する。一方、完了していないと判定された場合には(ステップS120、No)、HHP20はステップS112以降の動作を再度行う。
このようにして、HHP20は記録媒体12に印刷画像を形成することができる。なお、全データを吐出しなくてもよいとユーザが判断した場合には、ユーザが印字完了ボタンを押下する操作に応答して画像形成を終了させてもよい。また図9に示したHHP20の動作は、SoC50とASIC/FPGA40との間で適宜役割を分担して行ってもよい。
<プレビュー画像の生成結果例>
次に図10乃至図14を参照して、HHP20によるプレビュー画像の生成結果について説明する。図10は、HHP20によるプレビュー画像の生成結果の第1例を示す図、図11は第2例を示す図、図12は第3例を示す図、図13は第4例を示す図である。また図14は未印刷画像の一例を示す図である。図10乃至図14は、それぞれ官製ハガキ12aに印刷画像を形成する場合を例示している。なお、図10乃至図13に示した太矢印は、処理の流れを表している。
図10において、撮影画像101は、カメラ32(図2参照)が撮影した官製ハガキ12aの郵便番号記入欄12bの周辺の画像を示している。カメラ32は官製ハガキ12aの平面部に略直交する軸に対して傾いた斜め方向から撮影するため、官製ハガキ12aの撮影画像101は台形歪み等を含むカメラ座標系の画像である。
表示画像102は、撮影画像101をカメラ座標系から平面座標系に変換し、また台形歪み又は歪曲等が補正した後の画像を示している。このような表示画像102は、平面変換画像の一例である。出力画像103は、郵便番号画像112の印刷データに基づき生成された平面座標系の画像である。
プレビュー画像111は、表示画像102と出力画像103とが合成されて生成された画像である。換言すると、プレビュー画像111は、表示画像102と出力画像103とが合成された合成画像を含んでいる。画像出力器11のLCD207は、このようなプレビュー画像111を表示する。プレビュー画像111は、郵便番号記入欄の正しい位置に郵便番号画像112を表示しているため、この状態で画像形成を行うと、ユーザは狙い通りの位置に狙い通りの大きさで印刷画像を形成できる。
一方、図11では、官製ハガキ12aに対するHHP20の位置がY'軸負方向に対応する方向にずれていることにより、表示画像102aの郵便番号記入欄12bは、Y'軸正方向側にずれている。表示画像102aと出力画像103とを合成すると、プレビュー画像111aは、郵便番号画像112の位置が郵便番号記入欄12bに対してずれた画像になる。
従って、ユーザはプレビュー画像111aを視認することで、このままでは正しい印刷画像が得られないことを認識し、HHP20の位置をY'軸正方向に対応する方向側に移動させる等の修正を行うことができる。プレビュー画像111aは動画で表示されるため、ユーザは郵便番号記入欄12bの矩形枠内に郵便番号画像112が収まるようにHHP20の位置を修正できる。
また、図12では、官製ハガキ12aに対してHHP20が傾き、且つY'軸負方向にずれていることにより、表示画像102bにおいて、郵便番号記入欄12bが回転し、且つY'軸正方向側にずれている。この表示画像102bと出力画像103を合成すると、プレビュー画像111bは、郵便番号画像112の位置及び傾きが郵便番号記入欄12bに対してずれた画像になる。
従って、ユーザはプレビュー画像111bを視認することで、このままでは正しい印刷画像が得られないことを認識し、HHP20の位置をY'軸正方向に対応する方向側に移動させ、またHHP20を官製ハガキ12aの平面部と略平行な平面内で回転させる等の修正を行うことができる。プレビュー画像111bは動画で表示されるため、ユーザは郵便番号記入欄12bの矩形枠内に郵便番号画像112が収まるようにHHP20の位置及び傾きを修正できる。
また、図13では、官製ハガキ12aの郵便番号記入欄12bに対して文字のフォント設定が大きすぎるために、出力画像103cにおける郵便番号画像112cが、図10等における郵便番号画像112と比較して大きくなっている。この出力画像103cと表示画像102を合成すると、プレビュー画像111cは、郵便番号画像112cが郵便番号記入欄12bの矩形枠に対してはみ出した画像になる。
従って、ユーザはプレビュー画像111cを視認することで、このままでは正しい印刷画像が得られないことを認識し、印刷データにおける文字のフォント設定を小さくする等の修正を行うことができる。プレビュー画像111cは動画で表示されるため、ユーザは郵便番号記入欄12bの矩形枠内に郵便番号画像112が収まるように印刷データにおける文字のフォント設定を修正できる。なお、文字のフォント設定の情報は、記録媒体に対する印刷画像の相対的な大きさを示す情報の一例に対応する。
また、図14に示すプレビュー画像111dに含まれる未印刷画像113は、印刷データのうち、官製ハガキ12aにまだ形成されていない未印刷データに対応する画像である。未印刷画像113は、郵便番号画像112のうち、官製ハガキ12aに形成済みの領域が消えた画像になっている。画像形成が進むに連れて、プレビュー画像111dにおける未印刷画像113の領域は減少していく。
<HHP20の作用効果>
以上説明したように、本実施形態に係るHHPは、移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置であって、インクを吐出するJI記録ヘッド(液体吐出部)と、移動されるHHPの位置情報を取得する情報取得制御部(取得部)と、位置情報と印刷データとに基づいて液体吐出部を制御する吐出制御部とを有する。また、HHPに設けられ、記録媒体の少なくとも一部を撮影するカメラ(撮影部)を有し、印刷データとカメラによる撮影画像とに基づいて、記録媒体に形成される印刷画像を形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成して表示させる。
プレビュー画像を表示させ、画像形成装置の位置又は姿勢をユーザに修正させることで、HHPの操作性と画像品質を向上させることができる。また記録媒体への画像形成の失敗を防ぐことができる。高価な記録媒体や替えの効かない記録媒体に画像形成する場合等には特に好適である。
また、従来のようにHHPの外部にカメラを設けると、HHP又はカメラが移動するたびにHHPに対するカメラの位置及び姿勢が変化する。これにより、HHP又はカメラが移動するたびに記録媒体に形成される印刷画像とカメラとの相対位置情報が変わるため、現実に即した正しいプレビュー画像を生成できなくなる。また正しいプレビュー画像を生成するために、HHP又はカメラが移動するたびに相対位置情報を取得し直してカメラを補正すると、多くの時間と手間がかかる。
これに対し、本実施形態では、HHPにカメラを設けているため、HHPに対するカメラの位置及び姿勢が変化しない。そのため、HHPに対するカメラの位置及び姿勢が変わるたびに行うカメラの補正を不要にして、時間及び手間をかけずにプレビュー画像を表示することができる。
また本実施形態では、カメラによる撮影画像は、記録媒体の少なくとも一部を撮影する動画を含み、この動画と印刷データに基づく出力画像とを合成してプレビュー画像を生成する。これにより、ユーザは、HHPの位置又は姿勢の修正が反映されたプレビュー画像の動画を視認しながら、HHPの位置又は姿勢の修正を行えるため、利便性をさらに高めることができる。
また本実施形態では、印刷データは印刷画像の大きさを示す情報を含み、記録媒体に対する印刷画像の相対的な大きさを示す情報を含むプレビュー画像を生成する。印刷画像の大きさを示す情報は、例えば文字のフォント設定情報である。この構成により、印刷データにおける印刷画像の大きさを示す情報の修正を行うことができる。
また本実施形態では、印刷画像の濃度を示す情報を含むプレビュー画像を生成することもできる。例えば、印字JOB等に含まれる印刷画像の濃度情報に基づき、印刷画像の濃度が所定の濃度に対して濃い場合には、プレビュー画像における出力画像の濃度を所定の濃度に対応する濃度に対して濃くする。また印刷画像の濃度が所定の濃度に対して薄い場合には、プレビュー画像における出力画像の濃度を所定の濃度に対応する濃度に対して薄くする。これにより、印刷データにおける印刷画像の濃度を示す情報の修正が可能になる。
なお、本実施形態では、カメラ座標系(撮影座標系)の撮影画像を平面座標系に変換した平面変換画像を含む表示画像を用いてプレビュー画像を生成する例を示したが、これに限定されるものではない。平面座標系の印刷データをカメラ座標系に変換した撮影変換画像を含む出力画像を用いてプレビュー画像を生成することもできる。この場合は、カメラ座標系に合わせて台形歪み等を有する印刷データの出力画像を用いてプレビュー画像を生成する。カメラ座標系と平面座標系のうち、ユーザが視認しやすいものを選択することができる。
また本実施形態では、LCD制御部(表示制御部の一例)がLCD(出力機器側の表示部)にプレビュー画像を表示する例を示したが、これに限定されるものではない。OPU制御部(表示制御部の一例)がOPU(HHP側の表示部)にプレビュー画像を表示することもできる。またLCD及びOPUの両方にプレビュー画像を表示することもできる。
また本実施形態では、プレビュー画像の生成部をHHPが備える構成を示したが、画像出力器11が生成部を備える構成にしてもよい。ここで、図15は、画像出力器11が生成部を備える場合(第1変形例)の液体吐出システム100aの機能構成の一例を示すブロック図である。
図15に示すように、液体吐出システム100aは、画像出力器11aと、制御部25aとを有する。また画像出力器11aは出力器側生成部57を有し、出力器側生成部57は補正部571を有する。
出力器側生成部57は、カメラ32による撮影画像と、制御部25aの格納部68が格納する相対位置情報681とを、通信部64及び通信部51を介して受信する。そして、撮影画像に基づく表示画像と、印刷データに基づく出力画像とを、相対位置情報681に基づいて合成してプレビュー画像を生成する。補正部571は、プレビュー画像を生成する際に撮影画像の歪曲等を補正することができる。
出力器側生成部57は生成したプレビュー画像を、LCD制御部52を介してLCD207に表示できる。或いは生成したプレビュー画像を、通信部51を介してHHP20に送信できる。このような構成でも、上述した液体吐出システム100と同様の作用効果を得ることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る液体吐出システム100bについて説明する。
本実施形態では、撮影部は、第1のフォーカス範囲を撮影する第1のカメラと、第2のフォーカス範囲を撮影する第2のカメラとを含み、記録媒体の平面部に略直交する軸に対して傾いた方向から記録媒体を撮影する。また表示画像は、第1のカメラで撮影された第1の撮影画像のうちの一部の画像領域と、第2のカメラで撮影された第2の撮影画像のうちの一部の画像領域とを結合した結合画像を含む。
例えば第1の撮影画像のうちの一部の画像領域は、第1の画像内で焦点がほぼ合っている画像領域であり、第2の撮影画像のうちの一部の画像領域は、第2の画像内で焦点がほぼ合っている画像領域である。
このようにすることで、撮影部が記録媒体の平面部に略直交する軸に対して傾いた方向から記録媒体を撮影する場合にも、焦点が合った所定の解像度の表示画像を用いてプレビュー画像を生成可能にする。
なお、フォーカスはカメラの焦点が合っていることを意味し、フォーカス範囲はカメラの焦点が合っている被写体距離の範囲を意味する。また解像度は、撮影画像で被写体を分解可能な大きさを意味し、換言すると撮影部による被写体の最小空間分解能を意味する。実施形態における被写体は、例えば記録媒体である。
ここで、図16及び図17を参照して、液体吐出システム100bについて説明する。図16は、液体吐出システム100bにおけるカメラの配置例を説明する図である。(a)は比較例に係るカメラ32Yの配置を示す図、(b)は本実施形態に係るカメラ32bの配置を示す図である。また図17は、HHP100bの斜視図である。
図16(a)に示すように、液体吐出システム100Yは、HHP20Yと、カメラ32Yとを有する。液体吐出システム100Yは、HHP20YからX'軸正方向に距離xだけ離れ、記録媒体12からZ'軸方向に距離2xだけ離れた位置に、カメラスタンド等を用いてカメラ32Yを設けている。カメラ32Yは、記録媒体12の平面部に略直交する軸と平行な方向から記録媒体12を撮影する。
この場合には、記録媒体12のX'正方向における端部からカメラ32Yまでの距離、及び記録媒体12のX'軸負方向における端部からカメラ32Yまでの距離は、それぞれ2.236xになる。従って、焦点が合った表示画像を所定の解像度で得るには、カメラ32Yは、距離2x乃至2.236xの範囲の被写界深度を備える必要がある。
一方、図16(b)及び図17に示すように、液体吐出システム100bは、HHP20bと、カメラ32bとを有する。液体吐出システム100bは、HHP20bにおける記録媒体12からZ'軸方向に距離xだけ離れた位置にカメラ32bを設けている。カメラ32bは、記録媒体12の平面部に略直交する軸に対して傾いた方向から記録媒体12を撮影する。
この場合には、記録媒体12のX'軸正方向における端部からカメラ32bまでの距離は2.236xであり、記録媒体12のX'負方向における端部からカメラ32bまでの距離はxになる。従って、焦点があった表示画像を所定の解像度で得るには、カメラ32bは距離x乃至2.236xの範囲の被写界深度を備える必要がある。しかしこの範囲は、カメラ32Yと比較して被写界深度が深いため、焦点があった表示画像を所定の解像度で得られない場合がある。
これに対し、本実施形態に係るカメラ32bは、第1のカメラ32baと、第2のカメラ32bbとを有する。第1のカメラ32baは、距離1.414x乃至2.236xの範囲で焦点が合うようにして所定の解像度で撮影し、第2のカメラ32bbは、距離x乃至1.414xの範囲で焦点が合うようにして所定の解像度で撮影する。ここで、距離1.414x乃至2.236xの範囲は、第1のフォーカス範囲の一例であり、距離x乃至1.414xの範囲は第2のフォーカス範囲の一例である。
例えば、第1のカメラ32baでは、距離1.414x乃至2.236xの範囲に対応する画像領域ではほぼ焦点が合い、この範囲以外の被写体距離の範囲に対応する画像領域では焦点が合っていない第1の撮影画像が得られる。一方、第2のカメラ32bbでは、距離x乃至1.414xの範囲に対応する画像領域ではほぼ焦点が合い、この範囲以外の被写体距離の範囲に対応する画像領域では焦点が合っていない第2の撮影画像が得られる。
液体吐出システム100bは、第1の撮影画像内で焦点がほぼ合った画像領域と、第2の撮影画像内で焦点がほぼ合った画像領域とをそれぞれ抽出して結合することで結合画像を取得する。そして、結合画像を含む表示画像を所定の解像度で得ることができる。結合画像を含む表示画像は、画像全体で焦点が合った画像であってもよいし、所定の一部の画像領域で焦点が合った画像であってもよい。
このようにして、本実施形態は、カメラ(撮影部)が記録媒体の平面部に略直交する軸に対して傾いた方向から記録媒体を撮影する場合にも、焦点が合った表示画像及びプレビュー画像を所定の解像度で得ることができる。
なお、本実施形態では、カメラ32bが2つのカメラを備える構成を例示したが、カメラ32bは3つ以上のカメラを備えてもよい。3つ以上のカメラを備える場合には、3つ以上のカメラのうちの1つが第1のカメラに対応し、3つ以上のカメラのうちの他の1つが第2のカメラに対応する。
また本実施形態の変形例として、カメラ(撮影部)は焦点調節機構を含み、表示画像は焦点調節機構によりフォーカス位置を変化させながら撮影した複数の撮影画像のそれぞれにおける一部の画像領域を結合した結合画像を含んでもよい。
なお、焦点調節機構はフォーカス位置を調節する機構を意味する。またフォーカス位置は焦点が合った被写体の位置を意味する。焦点調節機構は、手動で調節する手動フォーカス機構であってもよいし、電動で調節する電動フォーカス機構であってもよいし、自動で調節するオートフォーカス機構であってもよい。
液体吐出システムは、この構成により取得される複数の撮影画像のそれぞれで、焦点が合った画像領域を抽出して結合することで結合画像を取得する。そして、結合画像を含む表示画像を所定の解像度で取得し、上述した第2実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、焦点調節機構を含むカメラは、1個であってもよいし、複数個であってもよい。
一方で、プレビュー画像の生成のために結合画像を用いることが好適でない場合もある。例えば、ユーザがHHPを速い速度で移動させて画像形成する際にプレビュー画像を表示する場合には、画像の結合処理が間に合わない結果、ユーザが視認しやすいプレビュー画像を表示できなくなる場合がある。この場合には、結合画像を用いずにプレビュー画像を生成する方が好適である。
そのため、表示画像が結合画像を含むか否かのユーザによる選択情報を受け付けることができるように、液体吐出システムを構成してもよい。図18は、このような第2変形例に係る液体吐出システム100cの機能構成の一例を示すブロック図である。
図18に示すように、液体吐出システム100cは画像出力器11cと、制御部25cとを有する。また制御部25cは速度検出部70と、生成部67cとを有する。速度検出部70の機能は、図4のCPU33がROM28に記憶されたプログラムを実行すること等によって実現できる。
受付部の一例としての操作受付部53は、タッチパネル208に対するタッチ操作等によってユーザが選択した表示画像が結合画像を含むか否かの選択情報を受け付け、通信部51を介して選択情報を制御部25に送信する。
速度検出部70は、ナビゲーションセンサ30により検出されるHHPの移動量情報に基づき、HHPの移動速度を検出し、検出結果を生成部67cに提供する。
生成部67cは、通信部64を介して受信した選択情報に応じてプレビュー画像を生成する。例えば、結合画像を含むとユーザが選択した場合には、生成部67は結合画像を含む表示画像と、印刷データに基づく出力画像とを合成してプレビュー画像を生成する。一方、結合画像を含まないとユーザが選択した場合には、生成部67は結合画像を含まない表示画像と、印刷データに基づく出力画像とを合成してプレビュー画像を生成する。
例えば、ユーザが速い速度でHHPを移動させる場合には、結合画像を含まないことを示すユーザの選択情報に応じてプレビュー画像を生成することで、ユーザが速い速度でHHPを移動させる場合にも、ユーザが視認しやすいプレビュー画像を表示可能になる。
また生成部67cは、HHPの移動速度が所定の閾値以下である場合には、結合画像を含む表示画像と出力画像とに基づきプレビュー画像を生成する。一方、HHPの移動速度が所定の閾値以下でない場合には、結合画像を含まない表示画像と出力画像とに基づきプレビュー画像を生成する。
例えば、ユーザが無意識のうちに閾値より速い速度でHHPを移動させた場合には、液体吐出システム100cは、結合画像を用いずにプレビュー画像を生成する。これによりユーザが意識せずにHHPが速い速度で移動する場合にも、ユーザが視認しやすいプレビュー画像を表示可能になる。
このようにして、液体吐出システム100cは、ユーザが視認しやすいプレビュー画像を生成し、表示することができる。
以上、本発明の実施形態の例について記述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、実施形態の説明で用いた序数、数量等の数字は、全て本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。また、構成要素間の接続関係は、本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。
また、機能ブロック図におけるブロックの分割は一例であり、複数のブロックを一つのブロックとして実現する、一つのブロックを複数に分割する、及び/又は、一部の機能を他のブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数のブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また実施形態は、プログラムも含む。例えば、プログラムは、移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置で動作するプログラムであって、移動される前記画像形成装置の位置情報を取得し、前記位置情報と、印刷データと、に基づいて、前記液体の吐出を制御し、前記画像形成装置に設けられた撮影部により、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影し、前記印刷データと、前記撮影部による撮影画像と、に基づき、記記録媒体に形成される前記印刷画像を形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成し、前記プレユー画像を表示させる処理をコンピュータに実行させる。
或いは、プログラムは、移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置に、印刷データを出力する画像出力器で動作するプログラムであって、前記画像形成装置に設けられた撮影部により、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影した撮影画像と、前記印刷データと、に基づき、前記記録媒体に形成される前記印刷画像を形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成し、前記プレビュー画像を表示する処理をコンピュータに実行させる。
このようなプログラムにより、上述した画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
11 画像出力器
12 記録媒体
12a 官製ハガキ(記録媒体の一例)
20 HHP(画像形成装置の一例)
24 IJ記録ヘッド(液体吐出部の一例)
25 制御部
26 OPU(表示部の一例)
30 ナビゲーションセンサ
31 ジャイロセンサ
32 カメラ(撮影部の一例)
51 通信部
52 LCD制御部(表示制御部の一例)
53 操作受付部(受付部の一例)
54 画像形成制御部
55 記憶部
551 画像
56 印刷画像取得部
57 出力器側生成部
571 補正部
61 情報取得制御部(取得部の一例)
62 位置管理部
63 起動処理部
64 通信部
65 画像記憶部
66 吐出制御部
67 生成部
671 補正部
68 格納部
681 相対位置情報
69 OPU制御部(表示制御部の一例)
70 速度検出部
100 液体吐出システム
101 撮影画像
102 表示画像(第2の画像の一例、平面変換画像の一例)
103 出力画像(第1の画像の一例)
111 プレビュー画像
112 郵便番号画像
113 未印刷画像
207 LCD(表示部の一例)
特許6330531号公報

Claims (17)

  1. 移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置であって、
    前記液体を吐出する液体吐出部と、
    移動される前記画像形成装置の位置情報を取得する取得部と、
    前記位置情報と、印刷データと、に基づいて前記液体吐出部を制御する吐出制御部と、
    前記画像形成装置に設けられ、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影する撮影部と、
    前記印刷データと、前記撮影部による撮影画像と、に基づいて、前記記録媒体に形成される前記印刷画像を、形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成する生成部と、
    前記プレビュー画像を表示させる表示制御部と、を有する
    画像形成装置。
  2. 前記生成部は、前記印刷データに基づく第1の画像と、前記撮影画像に基づく第2の画像と、を合成して前記プレビュー画像を生成する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記撮影画像と前記印刷画像との相対位置情報を格納する格納部を有し、
    前記生成部は、前記相対位置情報に基づいて、前記印刷データに基づく第1の画像と、前記撮影画像に基づく第2の画像と、を合成して前記プレビュー画像を生成する
    請求項1、又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記撮影画像は、前記記録媒体の少なくとも一部の動画を含み、
    前記生成部は、前記印刷データに基づく第1の画像と、前記動画と、を合成して前記プレビュー画像を生成する
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷データは、前記印刷画像の大きさを示す情報を含み、
    前記生成部は、前記記録媒体に対する前記印刷画像の相対的な大きさを示す情報を含む前記プレビュー画像を生成する
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記生成部は、前記印刷画像の濃度を示す情報を含む前記プレビュー画像を生成する
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記撮影画像に基づく第2の画像は、前記撮影画像を平面座標系に変換した平面変換画像を含む
    請求項2乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記印刷データに基づく第1の画像は、前記印刷データを前記撮影部の撮影座標系に変換した撮影変換画像を含む
    請求項2乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記撮影部は、第1のフォーカス範囲を撮影する第1のカメラと、第2のフォーカス範囲を撮影する第2のカメラと、を含み、前記記録媒体の平面に直交する軸に対して傾いた方向から前記記録媒体を撮影し、
    前記撮影画像に基づく第2の画像は、前記第1のカメラで撮影された第1の撮影画像のうちの一部の画像領域と、前記第2のカメラで撮影された第2の撮影画像のうちの一部の画像領域と、を結合した結合画像を含む
    請求項2乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記撮影部は、焦点調節機構を含み、
    前記撮影画像に基づく第2の画像は、前記撮影部が前記焦点調節機構によりフォーカス位置を変化させながら撮影した複数の撮影画像のそれぞれにおける一部の画像領域を結合した結合画像を含む
    請求項2乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の画像が前記結合画像を含むか否かをユーザが選択した選択情報を受け付ける受付部を有する
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置の移動速度を検出する検出部を有し、
    前記第2の画像は、前記移動速度が所定の閾値以下の場合には前記結合画像を含む
    請求項10、又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記プレビュー画像は、画像形成中に前記位置情報に基づいて取得される、前記印刷データのうちの画像形成されていない未印刷データに基づく未出力画像を含む
    請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記プレビュー画像を表示する表示部を有する
    請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置に印刷データを出力する画像出力器と、を有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置に設けられ、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影する撮影部による撮影画像と、前記印刷データと、に基づき、前記記録媒体に形成される前記印刷画像を、形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成する生成部を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記液体を吐出する液体吐出部と、
    移動される前記画像形成装置の位置情報を取得する取得部と、
    前記位置情報と、前記印刷データと、に基づいて前記液体吐出部を制御する吐出制御部と、
    前記撮影部と、を有し、
    前記画像出力器は、
    前記プレビュー画像を表示する表示部を有する
    液体吐出システム。
  16. 移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置で動作するプログラムであって、
    移動される前記画像形成装置の位置情報を取得し、
    前記位置情報と、印刷データと、に基づいて、前記液体の吐出を制御し、
    前記画像形成装置に設けられた撮影部により、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影し、
    前記印刷データと、前記撮影部による撮影画像と、に基づき、記記録媒体に形成される前記印刷画像を、形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成し、
    前記プレビュー画像を表示させる
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  17. 移動されながら液体を吐出し、記録媒体に印刷画像を形成する画像形成装置に印刷データを出力する画像出力器で動作するプログラムであって、
    前記画像形成装置に設けられた撮影部により、前記記録媒体の少なくとも一部を撮影した撮影画像と、前記印刷データと、に基づき、前記記録媒体に形成される前記印刷画像を、形成される前に確かめるためのプレビュー画像を生成し、
    前記プレビュー画像を表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2020150116A 2020-09-07 2020-09-07 画像形成装置、液体吐出システム及びプログラム Withdrawn JP2022044481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020150116A JP2022044481A (ja) 2020-09-07 2020-09-07 画像形成装置、液体吐出システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020150116A JP2022044481A (ja) 2020-09-07 2020-09-07 画像形成装置、液体吐出システム及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022044481A true JP2022044481A (ja) 2022-03-17

Family

ID=80679166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020150116A Withdrawn JP2022044481A (ja) 2020-09-07 2020-09-07 画像形成装置、液体吐出システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022044481A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6953815B2 (ja) プログラム、情報処理装置、表示方法、液滴吐出装置、液滴吐出システム
JP6897167B2 (ja) 液滴吐出装置、液滴吐出方法、プログラム
EP3369576B1 (en) Liquid droplet discharging apparatus, liquid droplet discharging method, and non-transitory computer readable medium
USRE49057E1 (en) Position detection apparatus, droplet discharging apparatus, method for detecting position, and medium
JP7120348B2 (ja) 画像形成装置
JP2016215472A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム
JP2020040382A (ja) 画像形成装置、制御方法及び制御プログラム
JP2017170634A (ja) 位置検出装置、液滴吐出装置、プログラム
JP7206997B2 (ja) 画像形成装置、状態制御方法、プログラム
JP7298344B2 (ja) 画像形成装置、情報処理装置、画像形成方法、プログラム
US11102373B2 (en) Image forming apparatus, state control method, and non-transitory computer-readable storage medium
US11006016B2 (en) Image forming apparatus, image forming method, and storage medium
US10596813B2 (en) Liquid discharge apparatus and liquid discharge method
JP2022044481A (ja) 画像形成装置、液体吐出システム及びプログラム
CN110877487B (zh) 图像形成装置、图像形成方法、信息处理装置及存储介质
JP6844145B2 (ja) 位置検出装置、液滴吐出装置、プログラム、位置検出方法
JP2022085753A (ja) 画像形成装置、移動案内部材及びプログラム
JP2022061300A (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
JP2021074955A (ja) 画像形成装置、及びプログラム
JP2023005120A (ja) プログラム及び画像形成方法
JP7127564B2 (ja) 位置情報調整装置、該位置情報調整装置を含むハンディ型液滴吐出装置、ハンディ装置における位置情報調整方法、及びハンディ装置における位置情報調整プログラム
JP7206974B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、及びプログラム
JP2019010778A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2022056896A (ja) ハンドヘルドプリンタ及び印刷ガイド出力プログラム
JP7218598B2 (ja) 画像記録装置、画像記録方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230714

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20231004