JP2018507832A - 巻き取り機 - Google Patents

巻き取り機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018507832A
JP2018507832A JP2017547102A JP2017547102A JP2018507832A JP 2018507832 A JP2018507832 A JP 2018507832A JP 2017547102 A JP2017547102 A JP 2017547102A JP 2017547102 A JP2017547102 A JP 2017547102A JP 2018507832 A JP2018507832 A JP 2018507832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traverse
spindle
sleeve
movement
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017547102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6701222B2 (ja
Inventor
ツァウン ヨッヘン
ツァウン ヨッヘン
Original Assignee
ゲオルク・ザーム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゲオルク・ザーム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト filed Critical ゲオルク・ザーム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト
Publication of JP2018507832A publication Critical patent/JP2018507832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6701222B2 publication Critical patent/JP6701222B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2818Traversing devices driven by rod
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2803Traversing devices; Package-shaping arrangements with a traversely moving package
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2806Traversing devices driven by cam
    • B65H54/2809Traversing devices driven by cam rotating grooved cam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2821Traversing devices driven by belts or chains
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/40Arrangements for rotating packages
    • B65H54/54Arrangements for supporting cores or formers at winding stations; Securing cores or formers to driving members
    • B65H54/543Securing cores or holders to supporting or driving members, e.g. collapsible mandrels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/18Constructional details
    • B65H75/24Constructional details adjustable in configuration, e.g. expansible
    • B65H75/242Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages
    • B65H75/245Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages by deformation of an elastic or flexible material
    • B65H75/2455Expansible spindles, mandrels or chucks, e.g. for securing or releasing cores, holders or packages by deformation of an elastic or flexible material deformation resulting from axial compression of elastic or flexible material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

本発明は巻き取り機(1)に関する。本発明では特に回転するスピンドル(8)上にトラバース運動(18)の実施のために軸方向にスピンドル(8)に相関して運動可能なトラバースキャリッジ(20)が軸支される。トラバースキャリッジ(20)はトラバースキャリッジ(20)のトラバース運動(18)がスプールスリーブ(27)に伝達可能であるようにスプールスリーブ(27)と結合される。このような方法で繊細な巻き取り材料のためにスプール(12)の運動によりトラバース糸ガイドの領域での方向転換なしで巻(28)が生成されることができる。ここでは全スピンドル(8)をトラバース運動の生成のために動かすことが必要ではない。むしろトラバースキャリッジ(20)の縮小された質量の動きがトラバース運動の生成には十分である。【選択図】図1

Description

本発明は巻き取り材料をスプールに巻き取るための巻き取り機に関する。好適には巻き取られるべき巻き取り材料が方向転換に敏感であり、これによって生じた横方向への力に反応する巻き取り材料である。例えば方向転換の結果としての横方向への力は巻き取り材料の縁の損傷、巻き取り材料の変形または巻き取り材料の繊維などの破損に繋がる。巻き取り材料は特に工業糸または糸状またはテープ状の巻き取り材料である。好適には巻き取り材料は曲がりやすく柔軟に形成される。巻き取り材料は単一フィラメントまたは(例えば12000以上の単一フィラメントから300000までの単一フィラメントを有する)マルチフィラメントでありうる。例えば巻き取り材料は、任意の断面を有するテープ、特に5×20mmまでの長方形の断面及び/または幅と厚さの関係が4.0または5.0より大きいかまたは等しい断面を有するテープでありうる。巻き取り材料が未硬化樹脂マトリックス中の炭素またはガラス繊維テープのようなプリプレグ材料であることも同様に可能である。本発明の巻き取り機が炭素繊維テープまたは(銅製の)鎖から成る巻き取り材料のために使用されることも可能である。そのとき好適には1500m/分までの巻き取り速度が使用される。
スプールスリーブにスプールを巻きつけるためには、一方で巻き取り材料をスプールスリーブ及び形成される巻の外周面で増加する巻き角とともに巻くために、スプールスリーブが回転運動によって回転されることが必要である。もう一方で、巻き取り材料を敷設の間にトラバース運動をしながらスプールスリーブの異なる軸方向領域及びその上に形成される巻に供給するためにトラバース運動が必要である。スプールスリーブの回転運動とトラバース運動の調整によって異なるスプールパターン(DIN ISO5238も参照)が生成されることができる。
スプールスリーブ及びその上に形成される巻の流れの上流にトラバース装置が配置され、それが巻き取り材料をやはり上流に配置されるローラから供給する巻き取り機の実施形態が公知である。トラバース装置は、スプールスリーブがその上に形成された巻とともに配置されるスピンドルの回転軸に平行にトラバース方式で往復運動をするトラバース糸ガイドを備える。トラバース糸ガイドから巻き取り材料はトラバース糸ガイドの位置によって異なるスプールスリーブ及び形成される巻の軸領域に到達する。ここで問題となり得るのは、トラバース糸ガイド(及びトラバース糸ガイドの上に配置されたローラ)の領域で巻き取り材料を長手方向延在に垂直に方向転換させることであり、それは繊細な巻き取り材料、細いテープ状の巻き取り材料または例えば長方形または平坦な、丸くない断面を有する巻き取り材料にとって問題となることがあり、最悪の場合、巻き取り材料の方向転換は巻き取り材料の損傷に繋がることもある。またはトラバース糸ガイドの位置によってローラからトラバース糸ガイドを介しスプールスリーブ及び形成される巻に至る巻き取り材料の敷設場所への道の長さが変化し、それによって、巻き取り移動中の巻き取り材料の中の張力が所定の張力範囲にあるべきであり、及び/または巻き取り材料の減少速度が形成される巻によってトラバース糸ガイドの位置及び運動に関連しない場合、追加措置が必要になる。
特許文献1は特に長方形または平坦な断面を有する細いテープ状または細長い形状の巻き取り材料の巻き取り工程に適した、巻き取り材料に作用する小さい力及び加速を保証する巻き取り機を開示する。ここで巻き取り機は繊細な巻き取り材料のための十字形スプールのスプールパターンを有するスプールの巻き取りを可能にするという。この特許文献はトラバース方式により往復運動をするトラバース糸ガイドを使用しないことを提案する。むしろスプールに巻き取り材料がローラを介して供給され、それはスピンドルの回転軸に平行にトラバース方式で動かない。その代わりに、回転するスピンドルがスピンドルの駆動のための伝動装置及びモータとともにさらなるモータを介してスピンドルの回転軸に平行にトラバース方式でローラに相関して往復運動をすることによりトラバース運動がもたらされる。ここでスピンドルにあらかじめ取り付けられたローラの構築される巻からの間隔が巻き取り移動中一定に保たれる。構築される巻の拡大する直径とともに、ローラが、ローラを保持するダンサー板(及び場合によりさらなるローラ)とともにスピンドルの回転軸から離れるように移動されることにより、それは行われることができる。構築される巻の直径の増加する拡大によりスピンドル、伝動装置及びモータによって成形されたユニットがスピンドルの回転軸を横断するトラバース運動との衝突に付加してローラから離れるように移動されることが代替的に提案される。
同様に回転するスピンドルが巻き取り材料(ここではPP、PE、及びPETの細いテープ、アルミニウム複合フィルム、コーティングされたテープ、ゴムバンド、テフロン(登録商標)テープ、一面及び二面の粘着テープ、紙テープ、不織布製テープまたはプリプレグテープの形の巻き取り材料)の敷設のための敷設ローラに相対的にトラバース運動を実施するさらなる巻き取り機が「SAHM 460XE」という名称で出願人によって販売され、ここでは円筒形、双円錐のスプール型、平型スプールまたはフランジスプールが製造可能である。
特許文献2は、一種のスプラインとともに形成される軸方向に固定され、駆動装置を介して回転されるスピンドル上に軸方向に押動して回転を伝達されながら巻き取りホルダが軸支される第1実施形態を提案する。巻き取りホルダはスピンドル上にトラバース運動をもたらすためにアクチュエータを介して駆動伝導体によって軸方向に往復運動をさせられる。第2実施形態ではモータ軸自体が(それに回転不能に軸方向に固定された巻き取りホルダとともに)軸方向に往復運動し、回転もする。この目的のためにモータ軸は回転不能にスピンドルと結合され、その雌ねじは第1駆動装置により回転されるもう1つのスピンドルと相互作用をする。最初に言及されたスピンドルの外歯は第2アクチュエータによって回転されるスピンドルナットと係合する。同じ回転数の2つのアクチュエータの駆動装置はモータ軸を巻き取りホルダとともに純粋な回転に導く。それに対して第1アクチュエータのみが駆動されるとモータ軸と巻き取りホルダとの純粋な軸方向の運動が行われる。アクチュエータの異なる回転数が重複する際、巻き取りホルダを有するモータ軸は回転運動も、また重複したトラバース運動をも実施する。
特許文献3では巻き取りが巻き取り体上及び軸方向に固定されたスピンドル上で行われる。ここでは逆ねじ軸を介して往復運動する従来のトラバース装置が使用される。そのようにこの実施形態例では巻き取り体がトラバース運動をせずにスピンドルに向かって移動される。他の実施形態ではスピンドルドライブを介してそれにモータ及びスピンドルが支持される枠が移動される。そのためこの実施形態例ではスピンドルの軸方向位置が変化する。
特許文献4ではスピンドルが軸方向に押動され軸受に軸支される。スピンドルの駆動装置が軸方向の移動自由度を保持しながらスピンドルの縦溝中に案内された駆動ギアに駆動される駆動伝導体留めを介して行われる。スピンドルの往復運動は、その中に軸受に固定されたスリーブを介して支持される駆動伝導体に係合するスピンドルの逆ねじナットによってもたらされる。スピンドルの重複する回転及びトラバース運動は最終的に摩擦クラッチを介して巻き取りドラムに伝達される。
さらなる従来技術は特許文献5、6、7から公知である。
独国特許出願公開第103 24 179(A1)号 国際公開第2007/113045(A1)号 特開昭62−88779号 独国特許発明第455 581(C)号 米国特許第3,356,307(A)号 実公昭48−42032号 特開2002−241054号 独国特許出願公開第10 2010 044 107(A1)号 独国特許出願公開第37 44 600(A1)号
本発明は特に繊細な巻き取り材料によって行われる巻き取り工程にも適した、トラバース運動の導入のための代替的可能性を有する巻き取り機を提案するという課題に基づく。
本発明の課題は本発明により独立請求項の特徴によって解決される。本発明のその他の有利な態様は従属請求項から明らかになる。
<発明の説明>
本発明はその軸方向位置が巻き取り材料のスプールスリーブ及びスプールスリーブ上に成形される巻へのトラバース方式による敷設の間に変化しないスピンドルを備える巻き取り機に関する。従来技術によるこのような設計ではトラバース運動の生成がこれと結びつく冒頭で説明された不利を有するトラバース糸ガイドを備えたトラバース装置の使用が不可避であったのに対して、本発明では、トラバース装置の使用が不必要な解決法が提案される(本発明の枠内で付加的にトラバース装置が使用されることも全く可能である)。
本発明ではスピンドル上にトラバースキャリッジが軸支される。トラバースキャリッジは軸方向にスピンドルに相関して可動であるため、トラバースキャリッジは適合する駆動装置に誘導されトラバース運動をスピンドルに相関して実施できる。トラバースキャリッジはスプールスリーブと、トラバースキャリッジのトラバース運動がスプールスリーブに伝達されるように連結されるか、または少なくとも一時的に(例えば摩擦結合及び/または形状結合によって)連結されることができる。
本発明の解決法は特に従来技術から公知のトラバース運動生成の基本原則が不利であるという認識に基づいている。つまりトラバース装置の使用は巻き取り材料の望まれない方向転換をもたらす。それに対して例えば特許文献1の、または出願人の製品「SAHM 460XE」による、場合によってはスピンドルの駆動のために割り当てられた伝動装置及びモータをも備えたスピンドル全体がトラバース運動の生成のために動くとき、トラバース運動生成のための駆動装置が比較的大きな質量を動かさなければならず、それは特に運動方向の速い逆戻りを含むトラバース運動にとって問題となり得る。そのことから、スピンドルの軸支が、これが回転運動もトラバース運動も実施できるように行わなければならないとき、場合により軸支の複雑さ及び取り付けスペースが大きくなる。
公知の基本原則のこの不利を避けるため、本発明は新しい原則を提案する。そこではスピンドルは軸方向に動かなくてもよく、トラバースキャリッジのみがトラバース運動を実施し、それによってトラバース運動のために動くべき質量は削減されることができ、それでもトラバース装置を介する方向転換は必要ない。
本発明では適応する駆動装置を介して駆動される回転するスピンドルが使用される。この場合トラバースキャリッジはスピンドルと、スピンドルの回転運動がトラバースキャリッジに伝達されることができるように結合されるか、または少なくとも一時的に(例えば摩擦結合及び/または形状結合によって)結合可能である。するとトラバースキャリッジはスプールスリーブと(トラバースキャリッジのトラバース運動のスプールスリーブへの伝達に付加して)トラバースキャリッジの回転運動がスプールスリーブに伝達されることができるように結合されるか、または少なくとも一時的に結合可能である。するとスプールスリーブ上にスプールスリーブの回転運動及びトラバース運動の重複の元で巻が生成される。
本発明の巻き取り機ではスピンドルが、その中にトラバース運動を実施する例えば作動ロッドである作動機構が延在する内孔を備える。スピンドルの内孔中に延在する作動機構がトラバースキャリッジと結合するため、作動機構のトラバース運動は、場合により加速及び/または減速をも使い、トラバースキャリッジまたはトラバーススリーブに伝達されることができる。
トラバースキャリッジとスピンドルの結合を継手、摩擦結合などの任意の結合方法で行うことが基本的に可能であるのに対して、本発明は巻き取り機の実施形態で、トラバースキャリッジが形状結合を介して周囲方向でスピンドルと結合することを提案する。このような形状結合はトラバースキャリッジの回転運動の生成のための駆動モーメントの伝達の特に信頼できる可能性を示す。また、場合によりこのような形状結合を使って周囲方向に、それでも非常に簡単な方法でスピンドルに対するトラバースキャリッジの軸方向の自由度が保証されることができる。いくつかの制限されない例のみを挙げると、周囲方向での形状結合はトラバースキャリッジの突出部のスピンドルの縦溝(またはスピンドルの半径方向突出部のトラバースキャリッジの縦溝)への係合によって保証されることができる。それに対して、縦溝に沿った突出部の運動とともに軸方向の自由度が保証されることができ、同時に一種のガイドが突出部の縦溝への係合によって提供されることができる。
トラバースキャリッジの基本的な形成には多様な可能性がある。本発明の提案として一種のトラバーススリーブを備えたトラバースキャリッジが成形される。トラバーススリーブはその中に、またはそれを通してスピンドルが延在する(好適には貫通した)孔または凹部を備える。ここで孔または凹部を通してすでにトラバース運動のためのスピンドルの外周面に対するトラバーススリーブの案内が行われることができる。また、トラバーススリーブの半径方向外方に、その上に巻が巻き取られるべきスプールスリーブが配置されることができる。場合によりスプールスリーブの半径方向に入れ子式に形成されたスプールスリーブ、トラバーススリーブ及びスピンドルのデザインは非常にコンパクトな半径方向に小さく構築されたデザインを生じさせる。
特別な実施形態ではトラバーススリーブとともに駆動伝導体が取り付けられ、それは形状結合式に周囲方向にスピンドルをトラバーススリーブと結合する。トラバーススリーブ及び駆動伝導体を備えたトラバースキャリッジのこのような形成は場合によりトラバースキャリッジの製造及び/または取り付けを簡単にする。
作動機構が例えば機械枠から、またはスピンドルとは逆側の機械枠の側から内孔領域中のスピンドルの一部のみを通って延在することも基本的に可能である。その場合作動機構はスピンドル中に配置された端部領域に適合する結合手段を介してスピンドルの凹部または縦穴を通してトラバースキャリッジと結合されることができる。制限されない一例のみを挙げると、結合手段は作動ロッドのスピンドルの縦穴を通して延在する半径方向のピボットとともに成形され、ピボットの外方末端領域が滑動して、または転がり軸受の介在の元でトラバースキャリッジの内周溝に収容される。この場合スピンドルの内孔は機械枠に向けられたスピンドルの部分領域中にのみ延在することができ、それに対してスピンドルの自由な片持ち末端部は内孔を有さず、またはここでは内孔が適応した閉鎖手段で閉鎖される。
本発明の別の提案では、トラバース運動を実施する作動機構がスピンドルの内孔を通して延在する作動ロッドとともにスピンドルの自由な末端領域まで延在するため、作動ロッドはスピンドルの全長に沿って延在する。スピンドルの自由な末端領域には作動ロッドが結合装置を介してトラバースキャリッジと結合する。先に説明された実施形態ではトラバースキャリッジが機械枠側から駆動された(これはスピンドルから半径方向外方に行われることができるか、またはスピンドルの内孔を通して行われることができる)のに対し、本発明のこの提案では、トラバース運動がまず完全に作動ロッドを通し、スピンドルを通して導かれ、その後結合装置を介してスピンドルの自由な末端領域に半径方向外方に案内され、そこでその後駆動運動の逆送が再び機関枠のトラバースキャリッジへの方向に行われる。
この実施形態でトラバース運動を実施する作動ロッドをトラバースキャリッジとともに回転させることも全く可能である。この場合トラバース運動を生成する駆動装置が相応の回転運動を受容できなければならない。またはトラバース運動を生成するための駆動装置と作動ロッドの間に、トラバース運動を生成するための軸力を伝達するが、作動ロッドの回転運動をアクチュエータの回転しない作動タペットと補償する相応のスラスト軸受部材が配置されなければならない。
本発明の特別な提案ではスピンドルの自由末端領域に配置された結合装置がトラバース運動を作動ロッドからトラバースキャリッジに伝達するが、同時にトラバースキャリッジの作動ロッドに対する相関的回転運動を可能にするスラスト軸受を備える。この場合、場合により作動ロッド自体は回転運動を実施せず、これはトラバース運動のみ、つまりスピンドルの長手方向軸に同軸の軸方向運動を行う。
スピンドルの内孔及び同箇所または結合装置の領域に配置された軸受などの封止は特に重要でありうる。例えば巻き取り材料の巻き取り工程は埃または汚れの発生または繊維断片の分離に結びつくことがあり、それらは軸受またはガイド部材の機能を妨害することがある。それを本発明では、結合装置がスピンドルの内孔を前面で閉鎖する巻き取り機の発展形態で顧慮することができる。
トラバースキャリッジのスプールスリーブとの結合のために多様なそれ自体公知の結合装置を使用することができる。1つの制限されない例のみを挙げると、トラバースキャリッジとスプールスリーブ間の結合装置として特許文献8または特許文献9に記載された結合装置を使用することができる。本発明の特別な提案ではトラバースキャリッジがスプールスリーブ引張装置を介してスプールスリーブと結合できる。
ここではスプールスリーブ引張装置の作動のため相応のアクチュエータが引張顎をスプールスリーブの内部と張設することが可能である。特別な提案ではスプールスリーブ引張装置が作動なしでその締め位置につき、そこではトラバースキャリッジの回転運動及び/またはトラバースキャリッジのトラバース運動がスプールスリーブに伝達されることができる。それに対してスプールスリーブ引張装置は駆動により解除位置につき、そこではスプールスリーブ(及びその上に生成された巻)がトラバースキャリッジから取り外し可能であり、トラバースキャリッジ上に新しいスプールスリーブを押動することができる。この実施形態は、いずれの場合も駆動なしで巻き取り移動に必要な結合作用をトラバースキャリッジとスプールスリーブの間に保障するとき有利であるという知見に基づいている。場合によりスピンドル上でのスプールスリーブ交換が比較的短時間の工程で行われるときのみ、場合により駆動時間を短縮する別の駆動が必要となる。さらにこの実施形態ではスプールスリーブ引張装置の故障の際にも、巻き取り機の障害及び危険な作業状態が生じることなく巻き取り工程の作業安全性が保証されることができる。それに対して場合によってありうるスプールスリーブ引張装置の故障はスプールスリーブの交換にとっての影響のみを展開する。
本発明の特別な提案ではスプールスリーブ引張装置が柔軟に半径方向に変形できるクランプスリーブとともに成形される。締め位置で柔軟に半径方向に変形できるクランプスリーブの外周面はスプールスリーブ引張装置の作動なしでスプールスリーブの内面との相互作用に導かれ、それは好適には形状結合及び/または摩擦結合の形で行われる。必要な半径方向の変形をもたらすことができるようにクランプスリーブの材料及び/または形状の選択は相応に適合されることができる。このように例えばクランプスリーブは少なくとも1つの軸方向に延びる正面または中央の、クランプスリーブの半径方向の剛性をクランプスリーブのこの軸領域で低減する切欠きとともに形成されることができる。切欠きが低減された半径方向の剛性によって良好に柔軟に変形されることができる部分周囲領域を解放するように、切欠きが軸方向にも部分周囲方向にも延在することも可能である。一方でトラバースキャリッジが、もう一方でスプールスリーブが互いに別々に形成されることも可能である。しかし好適な実施形態ではトラバースキャリッジがスプールスリーブを統合して形成され、それによって製造の手間がさらに削減され、非常にコンパクトなデザインがもたらされることができる。
スプールスリーブ引張装置の作動の導入及び特にクランプスリーブの柔軟な半径方向の変形のためには基本的に多様な可能性があり、任意のアクチュエータ及び作動機構を使用することができる。スプールスリーブ引張装置の作動のために付加的なアクチュエータが省略されなければならない場合、本発明は、スプールスリーブ引張装置をトラバースキャリッジの運動によって運動制御して作動し、及び/または解除することを提案する。この実施形態ではそのようにトラバースキャリッジのトラバース運動を引き受けるアクチュエータは、(特にトラバース運動の末端領域または正常なトラバース運動のための軌道外の位置領域のような特別な位置領域において)スプールスリーブ引張装置の作動も引き受けることができる。
基本的にスプールスリーブ引張装置をトラバースキャリッジの運動によって運動制御して作動させるためには多様な可能性がある。本発明の巻き取り機ではスプールスリーブが例えば円錐斜面として形成されることのできる斜面を有する。つまりトラバースキャリッジの運動生成のためのアクチュエータの作動に関連したトラバースキャリッジの運動による運動制御によって、斜面は特に機械枠に固定された、好適には円錐作動面である作動面に対して押圧されることができる。作動面から斜面に加えられた接触力がクランプスリーブの半径方向への柔軟な変形をもたらすことができ、それはその後クランプスリーブとスプールスリーブ間の結合の導入または解除を引き受ける。
トラバースキャリッジの運動生成のためのアクチュエータとして任意の伝動装置または外部から駆動運動を有する任意のアクチュエータが使用されることができる。本発明の提案では巻き取り機の中でスピンドルドライブが使用される。スピンドルドライブの1つのスピンドルは電気駆動によって回転される。それに対してもう1つは回転不能に固定されるが、スピンドルドライブの軸方向に押動されるスピンドルナットがトラバース運動の生成及び/または伝達のためにトラバースキャリッジと結合される。電気駆動によってスピンドルドライブの軸方向に固定されたスピンドルナットが回転されることが代替的に可能である。回転不能な、しかしスピンドルドライブの軸方向に押動されるスピンドルはトラバース運動の生成及び/または伝達のためにトラバースキャリッジと結合される。
トラバース運動の生成のために電動リニア駆動装置をトラバースキャリッジと結合することも同様に可能である。ここで例えば軸ステッピングモータが使用される。しかし例えば回転する電動駆動装置を使ってリニア駆動装置に並進的に導入されたラックまたは循環ベルトのような結合部材を往復運動させることも可能である。
本発明は代替的な実施形態において巻き取り機の中に逆ねじドライブを設けることを提案する。逆ねじドライブの逆ねじ軸は電動駆動装置によって駆動される。逆ねじ軸の逆ねじ中に回転不能に固定されるが、軸方向に押動、軸支され、トラバースキャリッジと結合された駆動伝導体が案内される。
本発明の有利な発展形態は、特許請求の範囲、明細書、及び図面から明らかになる。明細書中に挙げられた特徴、及び複数の特徴の組合せの利点は単に例示的なものであり、代替的または累積的に効果を表してもよく、その際、これらの利点が本発明による実施形態によって必ずしも達成される必要はない。これによって、添付の請求項の主題が変更されることなく、出願時の出願書類及び特許の開示内容に関しては次のとおりである。さらなる特徴は、図面、特に複数の構造要素の図示された形状及び相対寸法、ならびにそれらの相対配置及び作用結合から読み取れる。本発明の異なる実施形態の特徴、または異なる請求項の特徴の組合せが同様に、請求項の選択された引用との逸脱も可能であり、当該組み合わせによって示唆される。このことは、別個の図面に示されているか、またはこれらの図面の説明に挙げられた特徴にも関する。これらの特徴は、異なる請求項の特徴と組み合わせることもできる。同様に、特許請求の範囲に記載された本発明の他の実施形態に係る特徴が省略されてもよい。
請求項及び明細書に挙げられた特徴は、その数に関して、まさにその数または挙げられた数よりも大きい数が存在することと解されるべきである。その際に「少なくとも」という副詞の明示的な使用は必要でない。すなわち、例えば要素のことが問題である場合、これは正確に1つの要素、2つの要素、またはそれ以上の要素が存在し得ると解されるべきである。これらの特徴に別の特徴が補足されてもよいし、それぞれの成果物をなす特徴だけであってもよい。
請求項に含まれる参照符号は、請求項により保護される対象の範囲を限定するものではない。これらの参照符号は、請求項を容易に理解する目的で用いられるにすぎない。
トラバースキャリッジが後部位置にある巻き取り機の部分領域を垂直断面で示す。 図1の巻き取り機のIIの細部を示す。 図1の巻き取り機のIIIの細部を示す。 図1の巻き取り機のIVの細部を示す。 図1の巻き取り機のVの細部を示す。 ここではトラバースキャリッジが前部位置にある図1〜図5の巻き取り機の部分領域を垂直断面で示す。 図1、図5及び図6の駆動装置とは別に形成された、トラバースキャリッジのトラバース運動の生成のための駆動装置を備えた巻き取り機の部分領域を示す。 図1、図5及び図6の及び図7の駆動装置とは別に形成された、トラバースキャリッジのトラバース運動の生成のための駆動装置を備えた巻き取り機の部分領域を示す。 柔軟に半径方向に変形したクランプスリーブとともに成形されたトラバースキャリッジのスプールスリーブとの結合のためのスプールスリーブ引張装置を示す。 巻き取り機の部分領域を図9のスプールスリーブ引張装置とともに垂直断面で示す。
以下に本発明が図示された好適な実施形態例を元にさらに解説され説明される。
図1は巻き取り機1を示す。巻き取り機1は巻き取り機1の機械枠3に保持される電動駆動装置2を備える。駆動装置2に駆動される駆動ギア4は歯付きベルトまたはチェーンのような牽引手段5を介して出力ギア6と駆動接続する。出力ギア6は回転不能に、ここではキー7を介してスピンドル8と結合する。駆動装置2の駆動により駆動ギア4と出力ギア6間の歯車比によって加速または減速とともにスピンドル8の回転運動9がもたらされることができる。
スピンドル8はスピンドル軸受10を介して回転可能に機械枠3の長手軸及び回転軸11の周りに軸支される。ここではスピンドル軸受10がいわゆるオーバーハングを成形する。スピンドル軸受10は機械枠3の一つの側に配置されるのに対し、その中にスプール12が巻かれたスピンドル8の自由な片持ち部分領域が機械枠3のもう一つの側に配置される。
スピンドル8は中空軸13として、貫通した内孔14とともに形成される。スピンドル8の内孔14を通して作動ロッド15が延在する。スピンドル軸受10から片持ちする作動ロッド15の末端領域はここではリニア駆動装置17であるアクチュエータ16と接続する。スピンドル8から片持ちする別の末端領域に作動ロッド15が結合装置19を介してトラバースキャリッジ20と結合する。アクチュエータ16を使って作動ロッド15は回転軸11に対して同軸で往復運動することができ、それによって作動ロッド15がトラバース運動18を実施する。
ここではトラバースキャリッジ20が、図示された実施形態ではクランプスリーブ22と統合されて形成されるトラバーススリーブ21とともに形成される。結合装置19が軸力の伝達を可能にするため、結合装置19を介してトラバース運動18が作動ロッド15からトラバースキャリッジ20に伝達される。それに対して結合装置19は図示された実施形態例でトラバースキャリッジ20の作動ロッド15に対する相対的回転を可能にする。以下により詳しく説明するように、それによってトラバースキャリッジ20は駆動装置2によって生成される回転運動9をスピンドル8とともに実施し、その間作動ロッド15は回転運動9を行わず、それは作動ロッド15のアクチュエータ16との結合を容易にする。(しかし結合装置19がそのような相対的回転自由度を有さずに形成されることも全く可能である。その場合作動ロッド15はトラバースキャリッジ20とともに回転し、その間回転自由度は別の位置、特に作動ロッド15のアクチュエータ16との結合領域中に設けられることができる。)
トラバースキャリッジ20は軸方向に押動され、しかし回転不能にスピンドル8に案内される。図示された実施形態例では、それによってトラバースキャリッジ20が成形されるトラバーススリーブ21が、この目的のために凹部を備える。その中には駆動伝導体23が固定され、これは図示された実施形態例では末端側のねじ締めによって行われる。駆動伝導体23及びトラバーススリーブ21は(ねじ締めも含めて)同一平面上の円筒形の外周面を成形する。駆動伝導体23はトラバーススリーブ21の内面に対して突出するリブまたは、スピンドル8の外周面の凹部25またはナットに係合する突起部24を成形する。駆動伝導体23の突起部24がスピンドル8の凹部25に係合することにより形状結合が周囲方向に生成されるため、回転運動9はスピンドル8から凹部25の側方の境界、突起部24、駆動伝導体23を介してトラバーススリーブ21及びそれによってトラバースキャリッジ20に伝達される。凹部25は比較的大きな軸方向の延在とともに長溝または長孔の形で形成されるため、突起部24は形状結合が周囲方向で排除されることなく軸方向に凹部25中で動くことができる。この凹部25中の突起部24の運動自由度は少なくとも、突起部24及びそれとともにトラバーススリーブ21及びトラバースキャリッジ20が、スピンドル8によって同時にトラバースキャリッジ20を回転運動9によって駆動するとき、スピンドル8に対してトラバース運動18を実施できる大きさに設定される。
結合装置またはスプールスリーブ引張装置26を介してここではトラバーススリーブ21であるトラバースキャリッジ20上にあるスプールスリーブ27が、
− アクチュエータ16から生成され作動ロッド15及び結合装置19を介して伝達されたトラバースキャリッジ20のトラバース運動18を実施するとともに、
− 駆動装置2によって生成されスピンドル8から駆動伝導体23を介してトラバースキャリッジ20に伝達される回転運動9を実施する、
ように、保持される。
スプールスリーブ27上にそれ自体公知の方法で回転運動9及びトラバース運動18の重複の元でスプール12の巻28が作成される。トラバースキャリッジ20のトラバース運動18はトラバースキャリッジ20とスピンドル8間の軸方向の相対運動をもたらし、それらはガイドユニット29a、29b、特に滑り軸受によって案内され、それはトラバーススリーブ21の内面とスピンドル8の外周面間に挟まれて配置される。図示された実施形態例ではガイドユニット29a、29bが駆動伝導体23の両側に配置される。アクチュエータ16とトラバースキャリッジ20間に、トラバース運動18をトラバースキャリッジ20に伝達し、またはこれを生成する作動機構30が介在する。図示された実施形態例では作動機構30が作動ロッド15及び結合装置19とともに成形される。この作動機構30のために作動ロッド15を使ってトラバース運動18が完全に中空軸13によって形成されるスピンドル8を通して導入され、結合装置19の領域で半径方向外方に案内され、その後半径方向外方にありながらスピンドル8の外周面から再び返送される。このようにして半断面図で横になったUの字のような力の流れが生じ、結合装置がU字の台脚を成形するのに対し、作動ロッドはU字の半径方向内側の側脚を成形し、他の並行する半径方向外方にあるU字の側脚はトラバースキャリッジ20によって成形される。このU字の力の流れは2つの側脚により中空軸13として形成されるスピンドルの自由片持ちの末端領域をこの半断面図で取り巻く。
巻き取り機1は制御ユニット31を備える。これによって接続された電線32〜35は図1に一点鎖線で示される。電線32を介して制御ユニット31は駆動装置2を回転運動9の所望の推移をもたらすために制御する。調整を保証するために制御ユニット31に電線33を介して駆動装置2の回転数信号が供給される。さらに制御ユニット31を介し、電線34を介してリニア駆動装置17の電力供給及び制御が行われ、その間ここでは制御ユニット31の調整を可能にするために電線35を介して回転数信号が供給されることができる。
図2の細部IIではスピンドル軸受10が機械枠3に支持されるスリーブ状の軸受体36とともに成形される。スリーブ状の軸受体36の側に軸受ユニット37a、37bが支持され、それらを介してそれ自体公知の方法でスピンドル8が軸受体36に対して軸支される。
スプール12に向けられた側の上で機械枠3に回転軸11に対して傾斜する作動面39または円錐作動面70を形成する作動体38が保持される。作動面39または円錐作動面70は以下でさらに詳しく説明される方法で、機械枠3に向けられたその末端領域に配置される、相応に回転軸11に対して傾斜するトラバースキャリッジ20、トラバーススリーブ21及びクランプスリーブ22の斜面40または円錐斜面69と相互作用する。
図2ではさらに、トラバースキャリッジ20が機械枠3に向けられた末端領域にスピンドル8に対してシールユニット68を介して封止されることがわかる。
図4は結合装置19を有する細部IVを示す。結合装置19は蓋41を有する。蓋41は2つの平行なスリーブ状の突出部42、43を備える。外側の突出部42は雄ねじでトラバースキャリッジ20あるいはトラバーススリーブ21またはクランプスリーブ22の末端側の雌ねじと螺合される。突出部42はここでスピンドル8の外径より大きい内径を有する。スリーブ状の突出部43はその内面44とともに軸受ユニット45a、45bのための軸受面を形成する。軸受ユニット45a、45bに作動ロッド15の割り当てられた末端領域が半径方向内側に支持される。軸受ユニット45a、45bはそれ自体公知の方法でここでは段差、ロックナット及び止め輪を介して軸方向に一方で蓋41に対して、及びもう一方で作動ロッド15に対して保持される。軸受ユニット45a、45bはここで、それを使ってトラバース運動18が作動ロッド15からトラバースキャリッジ20に伝導される軸受46を成形する。スリーブ状の突出部42、43の間に成形される環状空間の中に図4に示された位置でスピンドル8のここでは段付きで形成された末端領域が配置されることができる。図示された実施形態例では蓋41が貫通孔とともに形成され、それを介して組み立て及び軸ナットを締めることが可能である。図示されない方法で結合装置19及び蓋41は蓋41の貫通孔を閉鎖する閉鎖部材によって閉鎖されるため、総じてトラバースキャリッジ20及び結合装置19は図4に示された末端領域に閉鎖され封じられ、そのため巻き取り工程の間に生成される不純物は、この例えば軸受ユニット45a、45bの機能が損なわれる可能性のある内部に侵入することはない。
図5ではリニア駆動装置17として形成されたアクチュエータ16が比較的大きな細部Vに示される。ここでは駆動装置がベルト伝動装置47の滑車を往復して駆動する。ベルト伝動装置47のベルトに駆動伝導体48が固定され、それはまたもや作動ロッド15の末端領域に固定される。それによってベルト伝動装置47の往復運動を有するアクチュエータ16の駆動はトラバース運動18を有する作動ロッド15の運動に導く。
巻き取り機の機能方法は図1〜図6に従い次のとおりである。
空のスピンドル8及び空のトラバースキャリッジ20上にまずスプールスリーブ27が、これがストッパ49に正面で衝合するまで押動される。ストッパ49はここではトラバースキャリッジ20、トラバーススリーブ21またはクランプスリーブ22の周囲を巡るフランジまたは襟部50によって形成され、襟部50は機械枠3に向けられた側の上に斜面40または円錐斜面69も形成する。
これに続いてスプールスリーブ引張装置26が作動され、それによって回転不能かつ軸方向に保持されたスプールスリーブ27の固定がトラバースキャリッジ20上で行われる。
次に巻き取り材料51は巻が作成されるようにスプールスリーブ27に送られる。ここでそれ自体公知の方法で知られる巻き取り材料51のためのキャッチ装置が巻き取り機1またはスプールスリーブ27の領域に設けられることができる。その後導入される巻き取り移動の間、制御ユニット31が駆動装置2及びアクチュエータ16を協調的な方法で、巻28の生成のときトラバース運動18及び回転運動9の重複の元で所望のスプールパターンが生成されるように駆動する。図1及び図6はトラバースキャリッジ20及びその上に配置されたスプール12をトラバース運動18の2つの終点を示し、つまり図1は機械枠3からの最短距離である後方の終点を示し、図6は機械枠3からの最長距離である前方の終点を示す。これらの終点の間にトラバース運動18によってトラバースキャリッジ20の運動がその上に配置されたスプール12とともに、巻き取り材料51が常に同じ位置からトラバース糸ガイドを有するトラバース装置の使用の必要なく供給されるように行われ、理想的な場合には、巻き取り材料51の供給が常に回転軸11に対して垂直に行われる。
巻28の完成によってスプールスリーブ引張装置26が解除されるため、巻き取りが終わったスプール12のトラバースキャリッジ20からの取り外しが可能になる。それ自体公知の方法によってその前に巻き取り材料の切断が行われることができる。制御ユニット31を、それを使って合目的的に巻き取り材料の供給をトラバースキャリッジ20のキャッチ装置及び/または切断装置への相応な運動によって行う制御ロジックによって形成することが可能である。これは好適には、トラバース運動18の通常のストロークの中にではなくその外にあるアクチュエータ16の運動範囲で行われる。
図示された実施形態例では制御ユニット31が制御ロジックによってスプールスリーブ引張装置26の作動がアクチュエータ16の駆動を介する運動制御によって行われるように形成され、そのためにアクチュエータ16がトラバース運動18のための通常の作動ストロークの外にある位置に制御される。この作動位置でアクチュエータ16による作動力の生成のためにトラバースキャリッジ20の斜面40は機械枠3に対して固定された作動面39に押圧される。作動力の生成によりスプールスリーブ引張装置26が使用不可である間、この作動力の生成なしでスプールスリーブ引張装置26はスプールスリーブ27がトラバースキャリッジ20に固定保持されるように作動されるため、スプールスリーブ27は滑動してトラバースキャリッジ20上に移動され、またはこれから引き抜かれることができる。
トラバース運動18の生成のために(巻き取り機1のその他の相応な形態で)任意のアクチュエータ16を使用することができる。図7に示された実施形態例では電動駆動装置52が使用され、その駆動ギア53は牽引手段54を介して出力ギア55を駆動し、それは回転可能に、しかし軸方向に軸受体36に固定軸支される。出力ギア55はスピンドル57とスピンドルドライブ58を成形するスピンドルナット56を成形する。ここでは図示された実施形態例でスピンドル57が作動ロッド15の割り当てられた末端領域とともに成形され、それはこの目的のために雄ねじとともに形成され、それによってスピンドルナット56と螺合する。駆動装置52に起因するスピンドルナット56の運動はそれによってスピンドル57及びそれとともに作動ロッド15の軸方向運動を結果として生じさせるため、駆動装置52の駆動を介してトラバース運動18が生成されることができる。
図8はアクチュエータ16の形態のための別の可能性を示す。ここでは電動駆動装置59が逆ねじ軸60を駆動し、逆ねじ軸60の逆ねじ61は駆動伝導体48によって担持される滑動部材に係合し、それによってトラバース運動18を導入するための逆ねじドライブ62を成形する。
本発明の枠内で任意のスプールスリーブ引張装置26が使用可能である。典型的な前述の図で使用されたスプールスリーブ引張装置26はトラバースキャリッジ20、ここでは図9に単一部分として示されたクランプスリーブ22として形成されたトラバーススリーブ21である。クランプスリーブ22は末端領域で斜面40または円錐斜面69及びストッパ49を成形する襟部50を形成する。簡略化のために駆動伝導体24のための凹部、駆動伝導体23のクランプスリーブ22とのねじ締めのための固定孔などのクランプスリーブ22のさらなる詳細は図示されない。
図9ではクランプスリーブ22が切欠き63とともに形成されることがわかる。切欠き63が基本的にクランプスリーブ22の任意の軸領域に、この軸領域がその中にスプールスリーブ27が張架されるべき領域に重複を有し、及び切欠き63が一定または変化する幅及び任意の延長方向を有する任意の形状を備えることができる限り、配置されることができるのに対し、図9ではクランプスリーブ22が機械枠3側から正面に導入された切欠き63が使用される。切欠き63は縦軸または回転軸11に平行に方向付けられた第1部分64及び、内部にある部分64の末端領域から周囲方向に延在する第2部分65を備え、両部分64、65は巻の中でL字状に配置される。ここで切欠き63は部分64、65の領域で一定の同じ幅を有する。切欠き63によりクランプスリーブ22の材料の弱体化がもたらされるため、クランプスリーブ22は切欠き63の周囲領域に変形領域74を形成する。これはクランプスリーブ22の別の軸部分でそうであるかのような、小さな作動力で変形可能である。上記で説明したようにスプールスリーブ引張装置26の作動のために斜面40が作動体38の作動面39に来ると、クランプスリーブ22の斜面40に襟部50を半径方向に内部に向かって押圧する作動力が生成される。これによってクランプスリーブ22の柔軟な変形が外周面66の直径の縮小とともに実現される。アクチュエータ16によってもたらされた作動力の生成により、クランプスリーブ22は柔軟に変形された状態に移行され、その状態でクランプスリーブ22の外周面66の直径はスプールスリーブ27の内面67の直径よりわずかに小さいため、この作動された状態でスプールスリーブ27はクランプスリーブ22上に押動されることができ、あるいは(完全に巻き取られたスプール12とともに)ここから引き抜かれることができる。それに対してアクチュエータ16が襟部50が作動体38から離れるように作動されるとき、作動力が消失し、クランプスリーブの柔軟な拡大がなされ、それによってクランプスリーブ22の外周面66が内部からスプールスリーブ27の内面67に対して押圧され、回転運動9及びトラバース運動18の伝達が行われることができる。好適には作動面39及び斜面40が円錐作動面70及び円錐斜面69として形成され、好適には円錐の開角がセルフロック角度よりも大きい。
クランプスリーブ22は軸部分71を有し、その中で外周面66が、スプールスリーブ27の内面67に遊びまたは隙間調整を生じさせるように外径を有する。斜面40及び/または襟部50に直接隣接して配置される少なくとも1つのさらなる軸部分72の中に、クランプスリーブ22の外周面66が負担のない状態でスプールスリーブ27の内面67の内径よりわずかに大きい外径を有するため、斜面40の領域に作動力の影響なくスプールスリーブ27のクランプスリーブ22上での張設が生じる。この軸部分72の中にクランプスリーブ22の外周面66がスプールスリーブ27に内面67でクランプ位置に押圧される接触面73を形成する。ここで接触面73は軸部分72の中に
− 周囲方向に周囲を巡りながら形成され、全周に渡ってスプールスリーブの内面67に押圧されるか、または
− 例えば切欠き63によって境界付けることのできる部分周囲領域でのみ成形されることができ、(場合によっては複数の切欠き63とともに)複数の接触面73が周囲方向に配分されて配置される、
ことができる。
図示された実施形態例では切欠き63が碗状またはウェブ状の周囲方向に方向付けられたクランプスリーブ22の部分領域を係脱する。この部分領域は湾曲した周囲方向に方向付けられた曲がりバーのように作動力の生成とともに斜面40で縦軸11に平行に方向付けられた軸の周りを半径方向に内側に曲げられることができ、その中に湾曲が生じる変形領域74が優先的に係脱された碗状の部分領域の結合領域または「締め付け領域」に配置され、それに対して接触面73は優先的に切欠き63の部分64に向けられた係脱された碗状の部分領域の末端領域に形成される。多様に可能な代替実施形態では複数の周囲に渡って配分された切欠き63が軸部分64のみと(つまり部分65なしで)形成される。隣接する切欠き63の間にその後クランプスリーブ22から縦軸11に平行に延在するばねアームが成形され、それは1つの末端領域で軸部分71に繋がれ、その間これは別の末端領域でそれぞれの斜面40を有する襟部50を形成する。この場合斜面40での作動力の生成はばねアームが周囲方向に方向付けられる軸の周りに曲げられることを促す。半径方向の引張力の生成またはその除去のために軸部分72のクランプスリーブ11を任意のそれ以外の方法で付加することもまた可能である。
図10はクランプスリーブ22のスプールスリーブ27との相互作用を示す。クランプスリーブ22は作動なしでスプールスリーブ27の内面67に対して押圧される外周面66を形成する。
巻き取り材料51は例えば糸、工業用糸、テープ、ワイヤ、鎖、単一フィラメント、マルチフィラメントなどである。トラバースキャリッジ20がトラバース運動18の通常のハブの外の取り外し位置に移動されることで巻き上がったスプール2の取り出し及び新しいスプールスリーブ27の押動を可能にするように、制御ユニット31が制御ロジックとともに形成されることが可能である。
本巻き取り機1はさらなる観点から通常の巻き取り機に相応して形成されることができる。そのため例えば、2つまたはそれ以上のスピンドルユニットを有し、それらが例えばリボルバーに保持され、他のスピンドルユニットが1つの巻き取り位置にある間、交互に1つのスピンドルユニットが交換位置に送られる巻き取り機のための本発明の措置の使用が行われることができる。1つのスピンドル及び1つの共有のトラバースキャリッジまたは複数のトラバースキャリッジ上に複数のスプールが前後に配置され同時に巻き取られる巻き取り機による本発明の使用も同様に可能である。それぞれの複数の同軸に配置されたスプールが2つのスピンドル上で生成されることも同様に可能である。
図示された実施形態例ではトラバースキャリッジ20の作動がスピンドルの自由末端領域から行われ、そのためにスピンドルによるトラバース運動の遂行が作動ロッドを使って行われる。作動ロッドが、その中にスプール12が配置されるべき軸方向領域までのみ延在し半径方向に方向付けられた、スピンドルの縦長の切欠きを通して延びるインローとともにトラバースキャリッジの周囲ナットに係合することが代替的に可能である。トラバースキャリッジ20の作動が機械枠3に向く側及び半径方向外側にスピンドルから行われることも最終的に可能である。
任意及び同様のまたは異なる形の複数の切欠き63がクランプスリーブ22に設けられることも可能である。
クランプスリーブ22の外周面66のスプールスリーブ27の内面67との半径方向の張架により、スプールスリーブ27の場合によってその上に形成された巻28とのクランプスリーブ22に対する軸方向相関運動を回避する摩擦結合が行われることが可能である。さらにこの摩擦結合を使ってクランプスリーブ22からスプールスリーブ27への駆動運動の伝達も行われることができる。最終的にスプールスリーブ27の、場合によってはその上に形成された巻28もいっしょに、クランプスリーブ22に対する位置固定もクランプスリーブ22上のスプールスリーブ27の同軸の方向付け及びセンタリングとともに行われることができる。
別の実施形態ではクランプスリーブ22とスプールスリーブ27間の摩擦結合に補完して周囲方向に形状結合も、駆動運動をクランプスリーブ22からスプールスリーブ27に伝達するために使用されることができる。一例のみを挙げると、スプールスリーブ27は機械枠3に向けられた末端領域に少なくとも1つの軸方向の切欠き、凹部またはナットを備えることができ、その中にクランプスリーブ22のリブ、突起または半径方向に方向付けられたピンがスプールスリーブ27のクランプスリーブ22上での押動によって係合する。切欠き、凹部またはナットと突起、リブまたはピンの間の接続を介してクランプスリーブ22からスプールスリーブ27に駆動運動が伝導されることができる。逆にスプールスリーブ27も半径方向内側に位置付けられる突起、リブまたはピンを有することができ、それはクランプスリーブ22の凹部、ナットまたは切欠きに嵌入する。両方の言及された場合にクランプスリーブ22とスプールスリーブ27間の摩擦結合は占有的あるいは優先的にスプールスリーブ27のクランプスリーブ22上の軸方向固定及び/またはスプールスリーブ27のクランプスリーブ22上の軸方向位置のセンタリング及び同軸配置を担当する。回転モーメントの伝達のために形状結合及び摩擦結合も補完することができることは自明である。場合により回転モーメントの伝達のため、形状結合を介し、クランプスリーブ22に相関したスプールスリーブ27の設定された周調整のために、スプールスリーブ27がクランプスリーブ22の上に置かれる。
クランプスリーブ22の直径、壁厚、材料及び剛性は好適にはクランプスリーブ22の作動とともに半径方向の変形が発生するように選択され、それは接触面73の領域でのクランプスリーブ22の半径の変化において0.2mm〜35.0mm、特に0.5mm〜20.0mm、または0.5mm〜15.0mmの領域で生じる。ここでは接触面73の領域の外周面66が作動状態で好適に(場合により隙間遊びの形成の元にある)スプールスリーブ27の内面67の半径の公称寸法に相応する半径を有し、それに対し、その上に配置されたスプールスリーブ27がない、作動していない状態で、クランプスリーブ22の外周面66はスプールスリーブ27の公称寸法に対し0.5mm〜20mmの過剰を有する。摩擦結合によってクランプスリーブ22を介して伝達された回転モーメントは決定的にクランプスリーブ22及びスプールスリーブ27の材料及び材料の厚さにより決定される。スプールスリーブ27とクランプスリーブ22間の摩擦関係が適合した摩擦を上昇させる外周面66及び/または内面67のコーティング、例えば少なくとも接触面73の領域でのゴムによるコーティングによって影響されることがある。スプールスリーブ27を紙、合成樹脂、アルミニウム、またはスチールで製造することが可能である。クランプスリーブ22は好適にはスチール、アルミニウムまたは合成樹脂で製造される。摩擦結合でクランプスリーブ22からスプールスリーブ27に伝達される回転モーメントは好適に100Nmより大きい。
1 巻き取り機
2 電動駆動装置
3 機械枠
4 駆動ギア
5 牽引手段
6 出力ギア
7 キー
8 スピンドル
9 回転運動
10 スピンドル軸受
11 回転軸
12 スプール
13 中空軸
14 内孔
15 作動ロッド
16 アクチュエータ
17 リニア駆動装置
18 トラバース運動
19 結合装置
20 トラバースキャリッジ
21 トラバーススリーブ
22 クランプスリーブ
23 駆動伝導体
24 突起部
25 凹部
26 結合装置またはスプールスリーブ引張装置
27 スプールスリーブ
28 巻
29 ガイドユニット
30 作動機構
31 制御ユニット
32 電線
33 電線
34 電線
35 電線
36 軸受体
37 軸受ユニット
38 作動体
39 作動面
40 斜面
41 蓋
42 突出部
43 突出部
44 内面
45 軸受ユニット
46 軸受
47 ベルト伝動装置
48 駆動伝導体
49 ストッパ
50 襟部
51 巻き取り材料
52 電動駆動装置
53 駆動ギア
54 牽引手段
55 出力ギア
56 スピンドルナット
57 スピンドル
58 スピンドルドライブ
59 電動駆動装置
60 逆ねじ軸
61 逆ねじ
62 逆ねじドライブ
63 切欠き
64 部分
65 部分
66 外周面
67 内面
68 シールユニット
69 円錐斜面
70 円錐作動面
71 軸部分
72 軸部分
73 接触面
74 変形領域

Claims (13)

  1. その軸方向位置が巻き取り材料(51)のスプールスリーブ(27)及び/または前記スプールスリーブ(27)上に成形される巻(28)へのトラバース方式での敷設の間変化しないスピンドル(8)を備え、
    a)前記スピンドル(8)上にトラバースキャリッジ(20)が軸支され、それが軸方向にトラバース運動(18)により前記スピンドル(8)と相関して運動可能であり、前記スプールスリーブ(27)と前記トラバースキャリッジ(20)の前記トラバース運動(18)が前記スプールスリーブ(27)に伝達可能であるように結合されるかまたは結合可能であり、
    b)前記スピンドル(8)が回転し、前記トラバースキャリッジ(20)が前記スピンドル(8)と、前記スピンドル(8)の回転運動(9)が前記トラバースキャリッジ(20)に伝達可能であるように結合されるかまたは結合可能であり、
    c)前記トラバースキャリッジ(20)が前記スプールスリーブ(27)と、前記トラバースキャリッジ(20)の回転運動(9)が前記スプールスリーブ(27)に伝達可能であるように結合されるかまたは結合可能である、
    巻き取り機(1)であって、
    d)前記スピンドル(8)が内孔(14)を備え、その中に前記トラバース運動(18)を実施する作動機構(30)が延在し、それが前記トラバースキャリッジ(20)と前記トラバース運動(18)の伝達のために結合される、
    ことを特徴とする巻き取り機(1)。
  2. 前記トラバースキャリッジ(20)が形状結合を介して周囲方向で前記スピンドル(8)と結合することを特徴とする請求項1に記載の巻き取り機(1)。
  3. 前記トラバースキャリッジ(20)がトラバーススリーブ(21)とともに成形され、それを通して前記スピンドル(8)が延在することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の巻き取り機(1)。
  4. 前記トラバーススリーブ(21)により、形状結合式に周囲方向で前記スピンドル(8)を前記トラバーススリーブ(21)と結合する駆動伝導体(23)が組み立てられることを特徴とする請求項3に記載の巻き取り機(1)。
  5. 前記トラバース運動(18)を実施する前記作動機構(30)が前記スピンドル(8)の前記内孔(14)を通して延在する作動ロッド(15)とともに前記スピンドル(8)の自由末端領域まで延在し、そこで前記作動ロッド(15)が結合装置(19)を介して前記トラバースキャリッジ(20)と結合されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の巻き取り機(1)。
  6. 前記結合装置(19)が前記トラバース運動(18)を前記作動ロッド(15)から前記トラバースキャリッジ(20)に伝達し、前記トラバースキャリッジ(20)の前記作動ロッド(15)に対する相対的回転運動を可能にする軸受(46)を備えることを特徴とする請求項5に記載の巻き取り機(1)。
  7. 前記結合装置(19)が前記スピンドル(8)の前記内孔(14)を正面で閉鎖することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の巻き取り機(1)。
  8. 前記トラバースキャリッジ(20)がスプールスリーブ引張装置(26)を介して前記スプールスリーブ(27)と結合可能であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の巻き取り機(1)。
  9. 前記スプールスリーブ引張装置(26)が、
    a)その中で前記トラバースキャリッジ(20)の前記回転運動(9)及び前記トラバースキャリッジ(20)の前記トラバース運動(18)が前記スプールスリーブ(27)上に伝達されることができるクランプ位置に作動なしで着き、
    b)その中で前記スプールスリーブ(27)が前記トラバースキャリッジ(20)から取り外しできる解除位置に作動とともに着く、
    ことを特徴とする請求項8に記載の巻き取り機(1)。
  10. 前記スプールスリーブ引張装置(26)が柔軟に半径方向に変形できるクランプスリーブ(22)とともに成形され、それが前記スプールスリーブ引張装置(26)の作動なしでクランプ位置に着き、その中で外周面(66)が前記スプールスリーブ(27)の内面(67)と相互作用することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の巻き取り機(1)。
  11. 前記スプールスリーブ引張装置(26)が運動制御され前記トラバースキャリッジ(20)の運動によって作動され、及び/または解除されることを特徴とする請求項8〜10の何れか一項に記載の巻き取り機(1)。
  12. 前記クランプスリーブ(22)が斜面(40)を備え、それが運動制御され前記トラバースキャリッジ(20)の運動によって作動面(39)に押圧され、前記作動面(39)から前記斜面(40)に行使される作動力が前記クランプスリーブ(22)の半径方向に柔軟な変形をもたらすことを特徴とする請求項11に記載の巻き取り機(1)。
  13. 前記トラバース運動(18)の生成のために、
    a)スピンドルドライブ(58)が設けられ、
    − 前記スピンドルドライブの軸方向に固定されたスピンドルが電動駆動装置によって回転され、回転不能に固定されるが、軸方向に押動される前記スピンドルドライブのスピンドルナットが前記トラバース運動の生成及び/または伝達のために前記トラバースキャリッジと結合されるか、または
    − 前記スピンドルドライブ(58)の軸方向に固定されたスピンドルナット(56)が電動駆動装置(52)によって回転され、前記スピンドルドライブ(58)の回転不能に固定されるが、軸方向に押動されるスピンドル(57)が前記トラバース運動(18)の生成及び/または伝達のために前記トラバースキャリッジ(20)と結合され、
    b)電気リニア駆動装置(17)が前記トラバースキャリッジ(20)と結合されるか、または
    c)逆ねじドライブ(62)が設けられ、前記逆ねじドライブ(62)の逆ねじ軸(60)が電動駆動装置(59)によって駆動され、前記逆ねじ軸(60)の逆ねじ(61)に回転不能に固定されるが、軸方向に押動されるように軸支され前記トラバースキャリッジ(20)と結合された駆動伝導体(48)が案内される、
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の巻き取り機(1)。
JP2017547102A 2015-03-09 2016-02-17 巻き取り機 Expired - Fee Related JP6701222B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP15158293.9 2015-03-09
EP15158293.9A EP3067304B1 (de) 2015-03-09 2015-03-09 Spulmaschine
PCT/EP2016/053365 WO2016142140A1 (de) 2015-03-09 2016-02-17 Spulmaschine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018507832A true JP2018507832A (ja) 2018-03-22
JP6701222B2 JP6701222B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=52627135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017547102A Expired - Fee Related JP6701222B2 (ja) 2015-03-09 2016-02-17 巻き取り機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10457518B2 (ja)
EP (1) EP3067304B1 (ja)
JP (1) JP6701222B2 (ja)
KR (1) KR102406876B1 (ja)
CN (1) CN107428487B (ja)
WO (1) WO2016142140A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107555259A (zh) * 2017-07-18 2018-01-09 响水文昊纺织品有限公司 一种防脱纺织纱管
DE102017007242A1 (de) * 2017-07-29 2019-01-31 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Aufwickeln eines Fadens zu Spulen
CN108569591B (zh) * 2018-05-16 2023-07-21 安徽埃克森科技集团有限公司 一种可精确控制的电缆收卷装置
DK3626657T3 (da) * 2018-09-19 2021-04-19 Sahm Georg Fa Spolemaskine
CN109928270B (zh) * 2018-12-05 2024-03-01 钟祥市合兴绳缆科技有限公司 一种全自动打轴机
CN110371776A (zh) * 2019-08-16 2019-10-25 赛奥机械(广州)有限公司 一种精密交错卷绕机
CN111332863B (zh) * 2020-03-09 2022-02-01 深圳市明懿达电子有限公司 用于加工线缆屏蔽线层的缠绕机
CN112499380B (zh) * 2020-12-16 2023-04-07 西格码电气股份有限公司 一种电力工程用自动化收线装置
CN112607514A (zh) * 2020-12-17 2021-04-06 深圳市成天泰电缆实业发展有限公司 一种电线电缆生产用绕线收卷装置
CN112707238A (zh) * 2020-12-29 2021-04-27 成都美数科技有限公司 一种天线用线圈设备的生产设备
CN112723012B (zh) * 2020-12-30 2022-09-06 江西新吉电缆有限公司 一种交联聚乙烯绝缘本质安全系统仪表电缆的绕线方法
CN113602896B (zh) * 2021-08-20 2023-04-07 深圳市成天泰电缆实业发展有限公司 一种电线电缆制造用线缆收卷存放设备
EP4253293B1 (en) * 2022-03-28 2024-06-19 Beta S.r.l. Device for grabbing and rotating a roll core
CN115744469B (zh) * 2022-11-02 2023-07-14 山东长勺电力工程有限公司 电力开关柜接地线加工装置
CN116986420B (zh) * 2023-09-28 2024-01-02 美华建安工程集团有限公司 一种电缆收放装置
CN118651720B (zh) * 2024-08-19 2024-10-29 国网山东省电力公司高青县供电公司 一种电力电网管廊用电缆线铺设辅助设备

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE455581C (de) * 1926-09-10 1928-02-03 Walter Daub Aufwickelvorrichtung fuer Baender, Litzen, Spitzen u. dgl. mit senkrecht zur Auflaufrichtung des Bands verschiebbarer Wickeltrommel
US2947489A (en) * 1953-12-29 1960-08-02 Owens Corning Fiberglass Corp High speed winding collet
US3356307A (en) * 1966-10-14 1967-12-05 Nat Engineering Inc Doffing mechanism
JPS4842032Y1 (ja) * 1970-06-20 1973-12-07
JPH0822716B2 (ja) * 1985-10-11 1996-03-06 株式会社寺岡製作所 テープの巻取方法
DE3744600A1 (de) 1987-12-31 1989-07-20 Niehoff Kg Maschf Vorrichtung zum spannen und loesen einer spule
DE60119163T2 (de) * 2001-01-04 2007-02-08 Nishimura Seisakusho Co. Ltd. Wickelvorrichtung
JP2002241054A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Murata Mach Ltd ボビンホルダ
KR200322273Y1 (ko) * 2003-05-21 2003-08-06 최영호 섬유사 권취용 스핀들장치
DE10324179A1 (de) 2003-05-26 2004-12-16 Adolf Müller GmbH + Co. KG Spulmaschine
KR20070081808A (ko) * 2006-02-14 2007-08-20 권영호 와인더의 트래버스 권취장치
DE102006015030B3 (de) * 2006-03-31 2007-10-25 Siemens Ag Wickelmaschine zum Wickeln von fadenförmigem Wickelgut
CN201634270U (zh) * 2009-11-05 2010-11-17 上海世纤新材料科技有限公司 一种恒张力半自动交叉卷绕机
JP5441635B2 (ja) 2009-11-19 2014-03-12 Tmtマシナリー株式会社 ボビンホルダ
CN201545551U (zh) * 2009-12-01 2010-08-11 北京和利时电机技术有限公司 数控卷绕控制单元

Also Published As

Publication number Publication date
US10457518B2 (en) 2019-10-29
KR102406876B1 (ko) 2022-06-08
WO2016142140A1 (de) 2016-09-15
KR20170129127A (ko) 2017-11-24
CN107428487B (zh) 2019-07-16
EP3067304B1 (de) 2017-05-24
EP3067304A1 (de) 2016-09-14
CN107428487A (zh) 2017-12-01
JP6701222B2 (ja) 2020-05-27
US20170334676A1 (en) 2017-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018507832A (ja) 巻き取り機
KR200466686Y1 (ko) 필름 권취 및 권출 장치
JP2018039671A (ja) スプール、巻き取り機械、スプールを巻き取るための方法およびソフトウェア製品
CN1935614B (zh) 纤维机械用卷取装置
CN108290700B (zh) 在转塔式自动络纱机中精确定位锭子的方法
JPS63256753A (ja) 編み機用糸供給装置
JPS61238663A (ja) 糸の巻取りの切換を行う方法とその巻取機
WO2008152673A1 (en) Spindle for winding yarns on winding tubes or tubular winding cores
CN101379683B (zh) 缠绕设备
JP3681819B2 (ja) フランジ付ボビンの巻糸装置
CA2002128C (en) Retaining system
CN101778789A (zh) 丝线铺放装置
JPH063530A (ja) 光ファイバの巻取装置
JP2001039626A (ja) 糸条巻取機並びに糸条パッケージの製造装置および糸条パッケージの製造方法。
FI105600B (fi) Menetelmä ja sovitelma optisen kuidun päällystyksen yhteydessä
WO2005077802A1 (en) Bobbin brake
US20220396040A1 (en) Fiber placement machine with composite tape film removal
JP2005089901A (ja) ブレイディングキャリア
JP4523960B2 (ja) 柄経糸用部分整経機
JPH0314633A (ja) リング精紡機用のスピンドル駆動装置
JP2006188333A (ja) 繊維束の巻取装置
JP2022069097A (ja) 糸巻取機
JP2004189438A (ja) 巻線巻回装置、回転電機の電機子及び回転電機の電機子製造方法
JP3235394B2 (ja) 糸条巻取機
JPH0342470A (ja) 巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171002

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20171002

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6701222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees