JP2018039671A - スプール、巻き取り機械、スプールを巻き取るための方法およびソフトウェア製品 - Google Patents

スプール、巻き取り機械、スプールを巻き取るための方法およびソフトウェア製品 Download PDF

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Abstract

【課題】巻き取り材料の末端の代替的または改善された固定を有するテープ状の巻き取り材料の巻を備えるスプールを提案すること。【解決手段】本発明はテープ状の巻き取り材料(3)の巻(10)を有するスプール(2)に関する。巻(10)の外周面(11)上に巻き取り材料(3)により2つの環(13、14)が巻かれる。環(13、14)はテープ状の巻き取り材料(3)の幅B(18)より小さい軸方向の間隔(15)を有する。巻き取り材料(3)の末端(17)はスプール(2)にこれが2つの環(13、14)の間の間隙(16)に挿入されることによって固定される。そこでこの末端(17)がその後摩擦結合および/または形状結合によって脱出に対して固定される。接着剤、溶接などの巻き取り材料(3)の解かれた末端(17)の固定のための追加の固定手段はそれにより不要となる。【選択図】図1

Description

本発明はテープ状の巻き取り材料の巻を有するスプールに関する。さらに本発明はこのようなスプールの巻き取り方法に関する。本発明のさらなる観点は巻き取り機械に関する。最終的に本発明はスプールの巻き取り方法の実施または巻き取り機械の制御ユニットに適応する制御ロジックを有するソフトウェア製品に関する。
スプール、巻き取り機械、方法およびソフトウェア製品は特にスプールと関連して使用される。そのスプールの場合、
− テープ状の巻き取り材料が1本の、または複数の糸から成るテープ材料、特に(例えばPP、PETおよび/またはPEから成る)合成樹脂テープとして、および/またはフィラメント数または「糸数」が4本またはそれ以下で形成され、
− テープ状の巻き取り材料が少なくとも10000m、好ましくは少なくとも20000mまたは50000mの長さを有し、
− テープ状の巻き取り材料が、幅が1mm〜8mmの範囲にあるとき0.01mm〜0.20mmの太さを(好ましくは幅が2mm〜6mmの範囲にあるとき0.02mm〜0.12mmの太さを)有し、
− 巻の最大直径が少なくとも200mm、250mm、280mmまたは320mmであり、
− スプールが1kgまたは2kgまたは5kg以上または1kg〜10kgの範囲の全質量を有し、および/または
− スプールの巻き取りが少なくとも50m/min(好ましくは少なくとも100m/minまたは200m/min)の速度での巻き取り材料の供給で行われること、
が、本発明がこの課題に制約されることなく実現される。
「テープ状の巻き取り材料」はここでは巻き取り材料が円形断面を有さず、少なくとも2つの向かい合う面の上に平坦面を備えると理解される。好ましくはテープ状の巻き取り材料は(少なくとも第一近似で)長方形の断面を備える。
特許文献1はスプールの連続した巻き取りが2つのそれぞれ駆動されるスプールスピンドル上で行われる巻き取り機械を開示する。ここではスプールスピンドルがスプールスピンドルの回転軸に平行して回転可能なタレットに保持される。スプールスピンドルはタレットの回転位置によって巻き取り位置および交換位置に移動されることができる。巻き取り位置においてスプールスピンドル上でスプールが巻き取られる。交換位置で巻き取り終わったスプールがスプールスピンドルから取り外される。スプールスピンドル上でのスプールが完全に巻き取った後にも取り外しの前に、交換位置で糸が切断されることもできる。ここでは切断によって成形された先に送り出された糸の末端がなおも満巻のスプールの周囲に巻きつけられることとなる。それに対し、このように成形された糸の新しい先端は、巻き取り位置にある別のスプールスピンドル上にある空のスプールスリーブの捕獲領域によって捕獲されそこに係留される。するとこれに続いて新しいスプールスリーブ上で新しい巻き取り工程が行われる。糸の切断は糸張力の上昇の結果生じる、および/または切断装置を使った断裂によって行われることができる。捕獲領域は敷設幅内または敷設幅外のそれぞれのスプールスリーブに配置されることができる。捕獲領域はここで例えば1つのまたは複数のスプールスリーブの周囲に渡って分配配置される切り込み、しかしまたは鉤テープ片を使っても形成されることができる。捕獲領域をスプールスピンドルおよびそれとは関連なくスプールスリーブによって形成することも可能である。特許文献1は固定巻を使った糸のスプールスリーブ上での固定も記載する。固定巻は、糸の隆起状の巻と理解される。そこでは、糸の先端をスプールスリーブに固定するため、糸の層がスプールスリーブの狭く画定された軸領域に、それもスプールスリーブに間隔を空けて、つまり敷設幅の外に、または敷設幅の領域内に密接に近接しおよび/または重なり合って巻かれる。このような固定巻がスプールスリーブ上の敷設幅外に配置されるとき、本来の巻き取り工程の前に糸が軸方向に敷設幅領域に移送されなければならない。これはいわゆる予備巻を使って行われる。予備巻は、スプールスリーブ上での糸の巻き取りと理解され、それは敷設幅の外に配置される固定巻と敷設幅の間の間隔を掛け渡し、その中には糸がねじ状にスプールスリーブ上に巻き付けられる。特許文献1は、トラバースユニットのトラバース糸ガイドの空間位置を検出する巻き取り機械の作動方法を提案する。検出された空間位置は随時巻き取り機械の制御ユニットに供給されるか、または制御ユニット内で算定される。トラバース糸ガイドの位置についての知見からその後(例えば逆ねじ軸の回転数が減少したとき)合目的的にトラバース糸ガイドのそれぞれの位置が目標とされる。それによってスプールスピンドルの駆動および目下スプールスリーブに巻き取られている糸の周速との関係において必要な措置が講じられ、特に固定巻および場合によりそれに続いて予備巻が制作される。トラバースユニットの可能な構造形態として特許文献1は駆動される逆ねじ軸および従来の敷設溝を有するトラバースユニットまたは回転可能な翼を有するトラバース装置をも挙げている。ここでは、トラバース糸ガイドが固定巻の制作のために必要な相対位置をスプールスピンドルの敷設幅に対して間隔を空けて占めるとき、固定巻の制作のため逆ねじ軸の回転数をゼロに制動することも提案されている。このように従来の逆ねじ軸は敷設溝とともに使用されることができ、それによって勾配のない溝部分の追加の配置、転轍機の使用および場合により逆ねじ軸の駆動の回転方向を逆転させることも不要になり得る。逆ねじ軸の敷設溝の延在と相関した敷設幅の外のトラバース糸ガイドの位置に到達するため(ここでは空気圧作動ピストンシリンダユニットを有する)制御可能な駆動機を介してトラバースユニットが軸方向に移動されることができる。ここでは駆動によってそのハウジングを含むトラバースユニット全体が機械枠に向かって移動されるか、または逆ねじ軸のみがハウジング内でスプールスピンドルの長手方向軸に同軸的に移動されることができる。
特許文献2は同様に、タレットに保持される、巻き取り位置と交換位置の間を交互に行き来することのできる2つのスプールスピンドルを有する巻き取り機械を開示する。継ぎ足される糸は実質的に中断なくスプールに巻き取られる。巻き取り工程の終わりにスプールスピンドルは巻き取り終わったスプールとともに交換位置に移動され、それによって一方で糸の巻き取り位置に案内された新しいスプールスピンドルの上への受け渡しを行うことができ、もう一方で巻き終わったスプールの交換位置に保持されたスプールスピンドルからの除去を可能にする。糸の受け渡しのときに生成された糸の末端は従来通り交換位置に保持された巻き取り終わったスプールの周囲に着接される。糸の解れた末端は巻き取り材料のスプールからの取り外しのときおよびスプールの移送のときに問題となり得ることがここで説明されている。その理由として糸の解れた末端が装置の一部に引っかかることがあり、それによってスプールが糸を望ましくないあり方で引っ張る可能性があることが挙げられている。公知のこととして、特許文献2は糸の解れた末端の固定手段として液体を使用することを説明している。液体により巻の外側の巻きが糸の解れた末端の固定目的のために湿らせられる。液体が近接する糸の層に染み込み、それによって糸の物理的性質が損なわれることがここでは不利と見られている。さらに巻が湿る結果比較的短時間のみの固定効果がもたらされ得ることも示された。その原因は比較的長期の保管時間が液体の蒸発および固定効果の減退に繋がることである。特許文献2はこの背景を元に、糸の解れた末端をスプールの巻に箔テープを介して固定することを提案している。箔テープは糸とともにスプールの最後の巻きの中に巻き込まれる。これによって箔テープ自体が糸の末端を覆い包んだ後に剥がれることを防止する。糸の末端の固定のために箔テープの重ねられた箔層の間に作用する接着力が使用される。
特許文献3も、基本的に望ましくない、巻き終わったスプールの糸の解れた末端がまだ交換位置で回転しているスプール中で半径方向外側に巻き込まれるという問題に専念する。最悪の場合、交換位置にある満巻のスプールの糸の解れた末端が巻き取り位置の空のスプールスリーブによって、または任意の捕獲装置によって捕獲されることがあり、それによってこれは巻き取り位置にある次のスプールの巻き取り工程の開始を妨げる。特許文献3は、巻き取り位置と交換位置の間の領域に配置されるスプール間に分離壁を提供する分離装置の使用を提案する。分離装置の分離壁は糸の解れた末端が交換位置の領域のスプールから巻き取り位置の領域のスプールに移動することを妨げる。
特許文献4は、スプールに巻き取られるべき工業用糸の自由端の固定に取り組み、この場合スプールが撚り糸、リールまたは繭として形成され、それらは刺繍機を使った刺繍の制作またはキルティング機を使ったキルティングの制作に使用される。このような撚り糸の場合、工業用糸の先端は巻の内部から繰り出される。工業用糸巻は刺繍機またはキルティング機のシャトルに挿入され、その後工業用糸の飛び出して伸びる先端はシャトルの様々な小穴に貫通される。工業用糸の自由な外に出た末端は通常工業用糸の先出の巻の中に包み込まれ(「巻き込まれ」)その後短く切断される。特許文献4はこれとは逆に、工業用糸の自由端を、特に接着または溶解可能な工業用糸の場合には溶接によって素材結合し、工業用糸巻の外周面外側に固定することを提案する。このような刺繍機またはキルティング機の場合、工業用糸は内部にある工業用糸から始まり工業用糸巻から引き抜かれる。それによって工業用糸は、工業用糸巻の外周面内側の増加する外への移動とともに、半径方向内側から半径方向外側にスプールから取り除かれる。
特許文献5はそれに対して、糸の自由端を巻の外周面外側にスクライバーを使って固定することを提案する。
糸巻き工程中の糸の案内のためにトラバースユニットの様々な形態が公知である。
特許文献6はトラバース糸ガイドの運動が電動リニアモータによって起因されるトラバースユニットを開示する。トラバースユニットはそこでスプールが移動電磁場を生成する、ガイドレールを有する固定子を備える。移動されるトラバースユニットのトラバース糸ガイドは永久磁石を備えるため、これはリニアモータの回転子を成形する。トラバース糸ガイドは固定子のガイドレール上のローラを介して案内される。
特許文献7もここでメータのように回転するトラバース糸ガイドが電動リニアモータを介して駆動されるトラバースユニットを開示する。
特許文献8はトラバース糸ガイドがベルトドライブを介して軸方向に往復運動をすることができるトラバースユニットを開示する。
特許文献9はトラバースユニットの中に逆ねじ軸が導入される巻き取り機械を開示する。逆ねじ軸の軸方向位置はシリンダを使って固定されたハブに渡って変更可能である。逆ねじ軸は回転数が制御可能で回転方向が逆転可能なモータによって駆動される。逆ねじ軸は通常の敷設溝の近傍に勾配のない溝部分を備え、その中でトラバース糸ガイドが逆ねじ軸の回転方向の変更により馴染み運転をする。勾配のない溝部分中の転轍機によって、トラバース糸ガイドが新たな逆ねじ軸の回転方向の変更と結び付き、スプールスリーブ上にスプールを構築する目的のために敷設溝に達することが可能となる。ここでは捕獲領域を備えたスプールスリーブが使用される。自動スプール交換の際、まず逆ねじ軸の回転数が予備糸の成形のために有利な数値に低減され、糸がスプール上の減退した速度で引き続き巻き取られる。続いて導入される回転方向の変更によりトラバース糸ガイドが勾配のない溝部分中に移行される。続いて逆ねじ軸がシリンダによって固定されたハブの周りを軸方向に移動されるため、糸が空スリーブの捕獲領域に到達することができる。糸が空スリーブの捕獲領域で捕獲された後、逆ねじ軸をシリンダの作動により再び開始位置に返送するためにスプール開始−検出器が作動される。
特許文献10はその上で巻き取り材料の末端に指定されたテープ状の巻き取り材料の部分が複数の巻に僅かに横方向にずれながら巻き取られるスプールを開示する。すると末端は駆動伝動体棒を介して巻き取り材料の末端に指定された部分の最下層の巻の下に引き込まれるため、末端は最下層の巻の下に交差する。末端の固定は巻き取り材料の末端がスプールの外周面と最下層の巻の間で捕獲されることによって行われる。
国際公開第2003/099695(A1)号 独国特許出願公開第10 2012 018 491(A1)号 独国特許出願公告第10 2008 062 161(B3)号 欧州特許出願公開第1 627 840(A1)号 英国特許第454 555(B)号 国際公開第2009/103095(A1)号 国際公開第2000/24663(A1)号 欧州特許出願公開第0 453 622(A1)号 独国特許第26 43 421号 特開昭62−105871(A)号
「スプール技術ハンドブック(Handbuch der Spultechnik)」第1刷、ゲオルグ・ザーム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト・マシーネンファブリック(D−37257 エシュヴェーゲ、私書箱1740号)
本発明は巻き取り材料の末端の代替的または改善された固定を有するテープ状の巻き取り材料の巻を有するスプールを提案するという課題に基づく。さらに本発明の課題はそれを使ってまたはそれに相応して変更または改善されたスプールを制作できる巻き取り機械またはスプールの巻き取り方法を提案することである。本発明は最終的に相応に改善された方法の実施のため、および/または巻き取り機械の制御ユニットのための制御ロジックを備えたソフトウェア製品を提案するという課題に基づいている。
本発明の課題は、本発明により独立請求項の特徴によって解決される。本発明のその他の有利な実施形態は、従属請求項から明らかになる。
<発明の説明>
本発明によるスプールはテープ状の巻き取り材料の巻(「スプールパッケージ」とも呼ばれる)を有する。ここで本発明は任意のタイプのスプール、特に、
− スプールスリーブがないか、またはあるスプール、
− 任意の長さおよび/または任意の内径および/または外径のスプール、
− 任意の形状の外周面外側、特に円筒型の外周面または円錐型の外周面を有するスプール、
− DIN ISO 5238に準拠した任意のスプール形を有するスプール、および/または
− 任意の巻型を有するスプール、
を含む。
いくつかの制限されない例のみを挙げるとスプールは、円筒型十字スプール、太陽スプール、傾斜端面を有する円筒型十字スプール、樽型スプール、円錐型十字スプール、平端面を有する円錐型十字スプール、円錐型左右対称十字スプール、円錐型左右非対称十字スプール、円板スプール、キングスプール、ミシン糸スプール、ボビンまたはロービングとして形成されることができる(これについては非特許文献1を参照)。
本発明では、
− 特許文献2の液体を使用した材料結合による、
− 特許文献4の接着剤または溶接、および
− 特許文献5のスクライバーまたは箔テープを使う、
従来技術による巻き取り材料の末端の固定は手間がかかることが認識された。なぜなら追加の消耗品、つまり液体、箔テープ、接着剤またはスクライバーが巻き取り工程にもたらされなければならないからである。さらにこのような固定手段のために巻き取り材料の末端およびスプールの巻に近接する層への機械的干渉および汚染が生じる。最終的にこの固定措置は巻き取り材料の取り出しの際、消費者に固定手段の除去および廃棄を要求する。
本発明により、驚くべきことに、追加の固定手段を完全に排除できる巻き取り材料の末端の固定が提案される(もちろん追加で次の本発明の措置に累積的にも追加の固定手段が導入されることは除外されない)。
本発明により巻き取り材料の末端は摩擦結合および/または形状結合で巻き取り材料の末端に指定された部分領域に固定される。それにより固定は一方の巻き取り材料の末端ともう一方の巻き取り材料の末端に指定された部分領域の間で直接行われる。これは追加の固定部材なしで行われる。むしろこれは巻き取り材料の末端と巻き取り材料の指定された部分領域の間にもたらされた、これらの間の巻き取り材料に成形されたアンダーカットの領域の摩擦力および/または形状結合によって行われる。摩擦力および/または形状結合はここでは好ましくは巻き取り材料の末端を特に軸方向外への、つまり巻き取り材料の末端を巻から遠ざける運動のための取り出す力に逆行する固定力を生成する。本発明では巻き取り材料の末端が下に巻き込まれたり、下に重なったり、もつれたりすることがない。巻き取り材料の末端は好ましくは最後にスプールに供給され消費者の元で最初にスプールから取り出されるスプールの巻き取り材料の末端領域である。
本発明により巻き取り材料はスプールの巻の外周面外側で巻かれた環を成形する。この環は唯一の(巻き取り材料の巻によって成形された)層、しかし好ましくは巻き取り材料の少なくとも2つまたはそれ以上の層とともに成形されることができる。このような環はそれに巻き取り材料の末端が摩擦結合および/または形状結合によって支持される軸方向前面を形成する。好ましくは巻き取り材料の末端は軸方向前面を使って軸方向に弾性的に圧縮されるかまたは挟み込まれる。ここではこのような弾性圧縮または挟み込みがテープ状の巻き取り材料の断面の撓みによって行われることも可能である。それによって弾性圧縮またはテープ状の巻き取り材料の弾性的抵抗による軸方向前面への押圧がこのような撓みに対して引き起こされることができる。このような環の軸方向前面への嵌め込み、圧縮または挟み込みを可能にするために、テープ状の巻き取り材料を別の面で補助的に支持することができる。この補助的な支持は例えばスプールの側方の画定円板、端面の皿などで行うことができる。
本発明の代替的解決法では、巻き取り材料が巻の外周面外側に互いに向き合う軸方向前面を備える2つの巻かれた環を成形する。これらの間に巻き取り材料の末端が摩擦結合および/または形状結合によって支持される。好ましくは巻き取り材料の末端がこれらの軸方向前面の間に捕獲され、挟み込まれ、弾性的に張設され、弾性圧縮され、および/または弾性的に断面で屈曲される。
本発明のさらなる実施形態では、環の軸方向前面が(少なくとも部分領域で)テープ状の巻き取り材料の幅より小さい軸方向の間隔を備える。これはスプールの部分周に渡ってのみ可能である。しかし好ましくはこれはスプールの全周に渡って有効である。環の軸方向前面の間隔のそのような寸法のために巻き取り材料が軸方向前面の間の間隙に運び入れられる(特に「引き込まれる」)とき、特に巻き取り材料の弾性変形および/または断面の撓みの中に生じ得るテープ状の巻き取り材料の幅の縮小が必要となる。
基本的に環の任意の実施形態が可能である。本発明の提案により環または複数の環がテープ状の巻き取り材料の少なくとも2つの(巻き取り材料の巻によって成形される)層を備える。それによって特に環の軸方向前面が円環状に形成されることができ、円環の厚さがテープ状の巻き取り材料の厚さおよび環の重ねて巻き取られる層の数から成る製品に相応する。
少なくとも1つの環の軸方向延在の形成にも多様な可能性がある。すると環が特定の一面的なまたは往復する軸方向の送りまたは「環敷設幅」で巻かれることが全く可能である。しかしここでは何れにせよ環敷設幅がスプールの巻の敷設幅の(特に10分の1、20分の1、50分の1または100分の1より小さい)一部分に相当する。
本発明の特別な提案では、環(または複数の環)がテープ状の巻き取り材料の幅の2倍より小さい軸方向延在を有する。これは巻き取り材料が何れにせよ互いに近接する巻とともに敷設されず、むしろ環の領域に巻き取り材料が常にその前に巻き取られた巻の上に直接巻き取られることを意味する。理論的な最小限の重複のため環の軸方向延在が(境界の重複で)テープ状の巻き取り材料の幅の2倍に相応する。全く好ましい実施形態であり得る他の極端な場合には、巻が完全な重複で互いに重ねて巻き取られるため、環の軸方向延在がテープ状の巻き取り材料の幅に丁度相応する。この2つの極端の間で環は任意の軸方向延在を備えることができる。
このような環の近接した層が部分重複のみで互いに重ねて巻かれるとき、環(または複数の環)は軸方向にずれ(Versatz)Vとともに互いに対して配置される2つの部分環を備えることができる。ここでは2つの部分環がそれぞれ唯一の層または複数の重なり合って配置される層とともにずれなしかまたはずれありで形成されることができる。ずれVの結果として巻き取り材料の末端の固定のために使われる環の軸方向前面が段差付きで形成される。段差のある軸方向前面により、軸方向前面によって画定された巻き取り材料の末端の敷設のための(好ましくは2つの環の間の間隙である)間隙が一種のアンダーカットとともに形成されることが可能になり、その中に(軸方向の張設ありまたはなしで)巻き取り材料の末端が敷設されることができ、それによって形状結合による固定が保証される。巻き取り材料の末端をそのようにアンダーカットに敷設された状態でスプールから引き出すために、巻き取り材料の末端はアンダーカットに案内されなければならず、そのためにこれを合目的的に方向付けるか、または巻き取り材料の変形ももたらされなければならず、それによって最後には改善された固定効果が生じる。
ずれVの大きさの選択には本発明の範囲で多様な可能性がある。基本的にずれVの拡大によってアンダーカットの大きさが拡大されることができるため、ここでは固定効果が拡大されることができる。しかしまた、ずれVの大きさの拡大は、巻き取り材料の末端の導入を困難にする不利を生じさせ得る。これは場合により利害の対立となる。ずれVがテープ状の巻き取り材料の幅Bの0.1倍〜0.4倍の範囲(好ましくは0.2倍〜0.3倍の範囲)にあるとき本発明の実施形態にとって有利であることが判明した。
環および部分環は同じまたは異なる厚さを有することができる。好ましくは直接巻に巻かれる2つの環の中にある部分環が異なる厚さを有する。この場合2つの環が中にある部分環から外にある部分環への移行部にアンダーカットを成形しても、異なる厚さのために場合により巻き取り材料の末端の2つの環の間の間隙への案内は簡易化されることができる。
環の軸方向前面の間隔のためにも多様な可能性がある。本発明の実施形態では環の軸方向前面が(少なくとも例えば部分環によって成形されることのできる部分領域において)互いからの間隔を有し、それがテープ状の巻き取り材料の幅Bと因数との積に相応する。ここで因数は0.50〜0.98の範囲、好ましくは0.60〜0.95または0.70〜0.90の範囲にある。
本発明の課題の解決のための方法では、まずテープ状の巻き取り材料の巻の巻き取りが行われる。これに続いて巻き取り材料から巻上への2つの環の巻き取りが行われる。ここで2つの環の巻き取りがテープ状の巻き取り材料の幅Bより小さい環の軸方向前面の間隔とともに行われる。最後にこの方法では巻き取り材料が軸方向前面の間に成形された間隙の中に運び込まれ、それによって形状結合および/または摩擦結合による巻き取り材料の末端の固定が保証される。
方法のさらなる実施形態では、少なくとも1つの環が2つの部分環とともに巻き取られ、部分環は軸方向のずれVとともに巻き取られ、それを使って先に説明されたアンダーカットが提供されることができる。
2つの環を間隔を置いて巻くためおよび/または2つの部分環を有する1つの環を軸方向のずれVとともに巻き取るために好ましくは本発明の方法でトラバースユニットが相応に制御され、つまりトラバースユニットが2つの間隔を空けた環を巻き取るためにまず第1環の調整領域内に入り、その後環の間隔の橋架の元で第2環の調整領域内に入る。相応に部分環を軸方向のずれとともに巻き取るためにトラバースユニットの制御は、まず第1部分環がトラバースユニットの第1調整位置内で巻き取られるように行われ、それに対してその後トラバースユニットがずれVの周りをそれに繋がる第2部分環の巻とともに運動する。
まず巻き取り材料の切断が行われ、その後巻き取り材料の自由端が軸方向前面の間に成形された間隙の中に案内されることが可能である。しかし本発明の方法の好ましい実施形態ではまずまだ切断されていない状態で巻き取り材料が環の間の既述の間隙に運び込まれ、するとそれにより形状結合および/または摩擦結合による巻き取り材料の末端の固定が保証される。それに続いて初めて、その後に巻き取り材料の切断が行われる。
基本的に本発明の方法の使用およびそれに伴う本発明のスプールの制作は任意の巻き取り機械で行われることができる。そのため方法は巻き取り機械のスプールヘッドに1つだけのスプールスピンドルとともに使用できる。しかし本発明の方法ではタレットに2つのスプールスピンドルが保持され、それらがその後交代でスプールの巻き取りに使用されることができる巻き取り機械のスプールヘッドが使用される。そのような方法の場合、タレットに保持されるスプールスピンドルの巻き取り位置で、まず巻および環が巻かれる。これに続いてこのスプールスピンドルがタレットの回転によって巻き取り位置から特に交換位置の方向または交換位置に移動する。これに続いてその後スプールスピンドルの巻き取り位置の外で巻き取り材料の末端の環の軸方向前面の間に成形された間隙の中への挿入および/または巻き取り材料の切断が行われる。
本発明の特別な提案によると、巻き取り材料を環間の軸方向前面の間に成形された間隙の中に挿入した後、巻き取り材料は補助的に保持装置および/またはガイド装置に保持される。これは特に、
− スプールスピンドルを保持するタレットの回転の間および/または
− 巻き取り材料−トラバースガイドの巻き取り材料をもう1つのスプールスピンドルの領域で捕獲するための運動中、および/または
− 別のスプールスピンドルでの固定巻および/または予備巻の制作中、
の場合であり得る。このような保持装置および/またはガイド装置を使って、例えば巻き取り材料の末端が(タレットの可能な回転を考慮せず、および/または巻き取り材料−トラバースガイドの可能な運動を考慮せず)環の間隙からの脱出を防止することができる。巻き取り材料が保持装置および/またはガイド装置の保持部材または収容部に、巻き取り材料の保持部材または収容部との接触箇所がタレットの可能な回転および/または巻き取り材料−トラバースガイドの可能な運動にも関わらず変化しないように支持されるとき、ここでは有利であり得る。
保持装置および/またはガイド装置の形成には多くの異なる可能性がある。例えば保持装置および/またはガイド装置は保持棒および/または保持鉤として形成されることができる。保持装置および/またはガイド装置に巻き取り材料の切断のための分離装置を統合し、これが別個に切断のために作動されることができるか、または巻き取り材料中の張力の増強により自動的切断が行われることも可能である。
本発明の課題のさらなる解決法は、基本的に従来技術から公知の設計に相応して形成されることのできる巻き取り機械の形で提案されることができる。例えばこの巻き取り機械は少なくとも1つのスプールスピンドル、タレット、加圧ローラおよび/またはトラバースユニットを備えることができる。本発明では巻き取り機械に制御ユニットが設けられる。制御ユニットはそれによって先に説明された種類の方法が実施されることができる制御ロジックを有する。
従来の巻き取り機械は、制御ユニットの再プログラミング、特に
− 環、部分環、ずれを制作し、巻き取り材料を環の軸方向前面の間の間隙に敷設するための制御ユニットおよびスプールスピンドルの駆動機および/または
− タレット
の変更された制御により改造されることが可能である。
巻き取り機械が同じ構造設計の場合、または僅かな構造的変更のみを有するとき、
− 本発明の巻き取り材料の末端の固定が行われない設計で販売され、並びに
− 本発明の巻き取り材料の末端の固定が可能な変更された設計で販売される、
ことも可能である。
これを可能にするため、本発明の課題のさらなる解決法のために、先に説明された種類の方法の実施に適応した、および/または巻き取り機械の制御ユニットのために定められた制御ロジックを備えたソフトウェア製品が提案される。このようなソフトウェア製品により、巻き取り機械は本発明の方法の実施のための状態に移行され、および/または既存の巻き取り機械の追加装備または「再プログラミング」が行われることができる。
本発明の有利な発展形態は、特許請求の範囲、明細書、および図面から明らかになる。明細書中に挙げられた特徴、および複数の特徴の組み合わせの利点は単に例示的なものであり、代替的または累積的に効果を表してもよく、その際、これらの利点が本発明による実施形態によって必ずしも達成される必要はない。これによって、添付の請求項の主題が変更されることなく、出願時の出願書類および特許の開示内容に関しては次のとおりである。さらなる特徴は、図面、特に複数の構造要素の図示された形状および相対寸法、並びにそれらの相対配置および作用結合から読み取れる。本発明の異なる実施形態の特徴、または異なる請求項の特徴の組み合わせが同様に、請求項の選択された引用との逸脱も可能であり、当該組み合わせによって示唆される。このことは、別個の図面に示されているか、またはこれらの図面の説明に挙げられた特徴にも関する。これらの特徴は、異なる請求項の特徴と組み合わせることもできる。同様に、特許請求の範囲に記載された本発明の他の実施形態に係る特徴が省略されてもよい。
請求項および明細書に挙げられた特徴は、その数に関して、まさにその数または挙げられた数よりも大きい数が存在することと解されるべきである。その際に「少なくとも」という副詞の明示的な使用は必要でない。すなわち、例えば部分環のことが問題である場合、これは正確に1つの部分環、2つの部分環、またはそれ以上の部分環が存在し得ると解されるべきである。これらの特徴に別の特徴が補足されてもよいし、それぞれの成果物をなす特徴だけであってもよい。
請求項に含まれる参照符号は、請求項により保護される対象の範囲を限定するものではない。これらの参照符号は、請求項を容易に理解する目的で用いられるにすぎない。
スプールを有する巻き取り機械の構成要素を概略的に上面図で示す。 図1のスプールのII詳細図を示す。 スプールの巻き取りのための巻き取り工程の終わりにおけるスプールを有する巻き取り機械を概略的に示す。 図3の巻き取り機械を立体図で示す。 巻および環を有するスプール並びにここに固定された巻き取り材料の末端の詳細を概略的に示す。 巻および環を有するスプール並びにここに固定された巻き取り材料の末端の詳細を概略的に示す。 スプールを巻き取るための方法のフローチャートを示す。 制御ユニットによる巻き取り機械の制御を概略的に示す。
以下に本発明が図示された好ましい実施形態例を元にさらに解説され説明される。
<図の説明>
図1は巻き取り機械1を概略的に示す。ここでは巻き取り装置のスプールヘッドのみをも取り上げることができ、巻き取り装置は複数のスプールヘッドで並行して複数のスプールを巻き取ることができる。スプール2の巻き取りのためにテープ状の巻き取り材料である巻き取り材料3の非連続的または好ましくは連続的な提供が行われる。巻き取り材料3は、巻き取り材料3の張力の影響または維持のための装置(特に割り当てられたダンサーアーム6を備えたリターンプーリ5)およびスプール2のトラバースユニット7を介して供給される。巻き取り機械1はここではその上にスプールスリーブ9が押し上げられ、その上で巻き取り材料3の巻10が巻き取られるスプールスピンドル8を備える。しかしスプールがスプールスリーブ9を使用せずに巻き取られることも可能である。スプール2はここではスプールスリーブ9および巻10とともに成形される。スプール2の駆動がスプールスピンドル8の駆動を介して行われることができる。同様にスプール2の駆動が巻の外周面11に対して押圧され、摩擦結合により巻10およびそれとともにスプール2を回転させる駆動ローラを介して行われることが可能である。
トラバースユニット7は、トラバースユニット7の制御駆動によってスプールスピンドル8の長手方向軸に平行に動かされる巻き取り材料−トラバースガイド12を備える。巻き取り材料−トラバースガイド12によって巻き取り材料3が動かされ、巻き取り材料−トラバースガイド12の駆動およびこれによってもたらされる巻き取り材料−トラバースガイド12の軸方向位置を介して、スプールスピンドル8および巻10のどの軸方向領域に巻き取り材料3が巻10の外周面11に着接されるかが設定されることができる。
図1は、巻き取り工程の終わりのスプール2を有する巻き取り機械1を示す。これは巻10が完全に巻き取られ、これがその所定の直径に達し、巻き取り材料3の所定の長さが巻10に巻き取られたことを意味する。そのことから巻10の外周面11上に巻き取り材料3の環13、14による巻き取りが間隔15によって行われる。環13、14の間の間隙16中にその後巻き取り材料3の末端17が敷設される。巻き取り材料3の末端17は間隙16中に、環13、14と、つまりあらかじめ末端17に指定された巻き取り材料3の部分との相互作用のみによって固定される。図1に示される状態では終わりのない巻き取り材料3がまだ切断されていないため、環13、14の間の間隙16中に敷設された巻き取り材料3の末端17がまだ自由であり、まださらに補給される巻き取り材料3から分離されていない。
図2はスプール2のII詳細図を示す。ここでは特に環13、14の間隔15が巻き取り材料3の幅B18より僅かに小さいことがわかる。
図3および図4は2つのスプールスピンドル8a、8bがタレット19に支持される巻き取り機械1を示す。タレット19はスプールスピンドル8a、8bの長手方向軸および回転軸に平行に方向付けられた中央回転軸の周りを回転可能である。スプールスピンドル8a、8bはタレット19の回転によりそれぞれ
− スプールの巻き取りが行われる巻き取り位置に移行され、
− 巻き取り終わったスプールがスプールスピンドルから除去されることができ、場合により新しいスプールスリーブがスプールスピンドル上に差し込まれることができる交換位置にもたらされる。
交換位置でまたは巻き取り位置と交換位置の間での回転運動中にも、巻き取り材料3はスプールスピンドル8a、8bまたは空のスプールスリーブ9a、9bの捕獲装置23を使って捕獲されることが可能である。この目的のために巻き取り材料−トラバースガイド12は、巻き取り材料3が合目的的に捕獲装置23に供給されるトラバース位置に移動されることができる。ここではこの位置が通常の敷設幅の外、つまり軸方向に巻10の前または後ろにあることが可能である。ここでは巻き取り材料−トラバースガイド12のこの運動が巻き取り材料3を巻き取り材料の捕獲のためだけに空のスプールスピンドルに移動するのではなく、巻き取り材料3を巻き取り終わったスプール2の環13、14の間の末端17の領域で軸方向にずらし、および/または方向転換させることにも繋がることを回避しなければならない。この回避は巻き取り材料3が巻き取り終わったスプール2から空のスプールスピンドル8bへの途上で保持装置および/またはガイド装置20a、20bによって案内されることにより保証される。図示された実施形態例ではそれぞれガイド棒21a、21bとして形成される2つの保持装置および/またはガイド装置20a、20bが設けられる。ガイド棒21a、21bはその中に巻き取り材料3の解けた末端17が巻き取り終わったスプール2の環13、14の間の間隙16中に敷設された軸方向領域に収容部22a、22bを備える。収容部22a、22bは例えば弓形金具、凸部、凹部、保持ウェブなどであり得る。特に図4でわかるように、収容部22a、22bはL字型弓形金具としても形成されることができ、L字の1つの脚はガイド棒21a、21bから半径方向外に延在し、L字のもう1つの脚はガイド棒21a、21bの長手方向軸に平行に延在する(つまり空のスピンドルスリープにある巻き取り材料3の捕獲のための捕獲装置23とは逆方向に延在する)。スプール2のスプールスピンドル8a上での巻き取りは図3とは異なる位置、例えばスプールスピンドル8aのタレット19での12時の位置(巻き取り位置)で行われる。この巻き取り位置に保持装置および/またはガイド装置20a、20bが巻き取り材料3と相互作用をしないため、巻き取り材料3は直接巻き取り材料−トラバースガイド12から巻10の外周面11に到達する。図3および図4はタレット19が時計回りに巻き取り位置から交換位置に回転中の巻き取り機械1を示す。この回転は、巻き取り材料3が保持装置および/またはガイド装置20a、20bと相互作用をすることに繋がり、つまりガイド棒21a、21bの外周面に着接させ、巻き取り材料3のガイド棒21a、21bの外周面での着接の周囲角度はタレット19の回転の増幅とともに拡大する。タレット19の回転の終わりにスプールスピンドル8bが巻き取り位置にあるのに対して、スプールスピンドル8aがその上に配置されたスプール2とともに交換位置にあるとき、巻き取り材料3は図示された実施形態例でスプールスピンドル8bまたはスプールスリーブ9bの、タレット19とは逆側の敷設幅の前および巻10の前の側に配置された軸方向領域に配置された捕獲装置23bと相互作用しなければならない。それによって巻き取り材料−トラバースガイド12は敷設幅外の軸方向領域に侵入する。巻き取り材料−トラバースガイド12のこの運動は、巻き取り材料−トラバースガイド12と保持装置および/またはガイド装置20bの収容部22bとの間の巻き取り材料の角度が変化する一方、収容部22aとスプール2の間の巻き取り材料3の位置と方向付けが変化しないことに繋がる。このような方法で(巻き取り材料−トラバースガイド12の運動にも関わらず)巻き取り材料3の解けた末端17が環13、14の間の間隙16から「抜き出され」ないことを保証することができる。説明したように収容部22がL字型弓形金具で成形されるとき、巻き取り材料−トラバースガイド12の軸方向の運動は、巻き取り材料3が半径方向に方向付けられたL字の脚の領域に方向転換させる。その後巻き取り材料3が捕獲装置23bによって空のスプールスピンドル8bの領域で捕獲されるとき、巻き取り工程はこのスプールスピンドル8bで始まることができる。
巻き取り材料3の切断は別個の分離装置によって行われる。巻き取り材料3の切断が保持装置および/またはガイド装置20の領域で行われることも可能であり、そのためにここでは別個の分離装置が設けられることができる。巻き取り材料3の張力を強化することにより保持装置および/またはガイド装置20の領域、場合によってはそれらの相応なカッターで切断をもたらすことも可能である。
巻き取り材料3の切断後、切り離された巻き取り材料3の大部分は満巻の巻き取り終わったスプール2の巻10に巻き取られる。巻10に繋がる巻き取り材料3の部分は環13を成形し、巻き取り材料3のさらなる続く部分は環14を成形する。ここにさらなる部分としてその後巻き取り材料3の末端17が続き、それは環13、14の間の間隙16に引き込まれ、ここに固定され、解れて環13、14の間の間隙16から延びる残り部分を有する。
図5は巻き取り材料3の末端17のスプール2における固定の詳細を示す。
巻き取り材料3は間隔15を備える環13、14に巻き取られる。環13はここでは互いの上に巻き取られる2つの部分環24、25を備える。部分環24は厚さD24を有し、部分環25は厚さD25を有する。好ましくは厚さD24は厚さD25より大きい。部分環25はずれV26とともに別の環14の方向に部分環24に対してずれる。部分環24、25は直接相互に繋がり相互の上に巻き取られる巻き取り材料3の部分によって作成される。部分環24、25には複数の層、特に2層、5層、10層、20層または50層以上もの巻き取り材料3が相互に重なって巻き取られる。図5の実施形態例では環14が異なる相互にずれた部分環で成形されない。むしろここで環14の全層はずれなしで直接重なって巻き取られる。好ましくは環14の厚さD14が環13の部分環24の厚さD24より僅かに小さい。環13、14の間の間隙16は軸方向に環14の軸方向前面27並びに環13の軸方向前面28によって画定される。環14の軸方向前面27は同様に円環面の形状で形成され、それは半径方向内側にあり巻10の外周面11に画定される。それに対して軸方向前面28はずれ26の結果として周囲を巡る段29とともに形成される。段29の領域で前面28はアンダーカット54を成形する。段29は軸方向前面28中で部分環25に画定される第1部分環面を、ここで半径方向内側に続く、第2部分環24によって成形される、それに半径方向内側で巻10の外周面11が続く、部分環面から分離する。環13、14、部分環24、25および言及された環面或いは部分環面は周囲方向にスプール2の長手方向軸の周りに延在する。
図5で示された部分断面では間隙16が第1近似でU字型の半径方向外に開いた断面を有し、U字の台脚が巻10の外周面11によって成形される一方、U字の側脚が環13、14の前面28、27によって成形される。環13の2つの部分環24、25による形成の結果、ここではU字の側脚が段差を持って形成される。そのことからこの側脚は環14の前面27によって成形されたU字の直線状の側脚より長い。
間隙16中に巻き取り材料3の末端17が挿入され、敷設されまたは引き込まれる。環14の前面27の、環13の軸方向前面28の部分環24によって成形される円環面からの間隔15が巻き取り材料3の幅Bより小さいため、巻き取り材料3はその前面とともに環13、14の前面27、28に支持される。巻き取り材料3の末端17がここで弾性的に前面27、28の間に張架され、それによって巻き取り材料3の末端17と前面27、28の間に軸方向の押圧力が発生する。軸方向の押圧力は巻き取り材料3の末端17と前面27、28の間に摩擦力をもたらす。この摩擦力は巻き取り材料3の末端17が間隙16から脱出することに対する抵抗を生成する。
付加的に前面28の段29は巻き取り材料3の末端17が間隙16から脱出することに対する形状結合的な障害となる。それによって巻き取り材料3の末端17がこの実施形態例で形状結合および摩擦結合でスプール2の環13、14対して固定される。
図6は環13だけが部分環24、25とともに成形されるのではなく、むしろ環14も部分環30、31とともに成形される代替的実施形態を示す。ここでも外側にある部分環31もずれV32とともに別の環13の方向に内側にある部分環30に向き合って配置されるため、このとき前面27も周囲を巡る段33を備える。この実施形態では巻き取り材料3の末端17が2つの前面27、28に軸方向の押圧によって摩擦結合でおよび段29、33の結果として形状結合で間隙16からの脱出に対する保証をする。
以下に本発明の範囲で可能な、しかしそれによって本発明の制約は生じない環13、14の寸法の例を挙げる。
− 環13、14が部分環なしで成形されるとき、これは好ましくは巻き取り材料3の幅B18に相応する幅を有する。
− 環13、14が部分環24、25、或いは部分環30、31とともに成形されるとき、部分環はそれぞれ巻き取り材料3の幅B18を有する。
− 環13、14の間隔15が少なくとも1つの部分領域、好ましくは半径方向内側にある部分領域で、部分環24、30を使用する場合、巻き取り材料3の幅B18より因数x分小さい。好ましくは因数xは0.8±10%である。
− 環或いは部分環の厚さD13、D24、D25、D30およびD31は少なくとも巻き取り材料3の厚さの2倍であるため、環或いは部分環の中に巻き取り材料3の少なくとも2層が重なり合って巻き取られる。
− 好ましくは厚さD13、D24、D25、D30、D31は0.5mmより大きく、1.0mmまたは2mmよりも大きくもある。
− 特に巻き取り材料3が3mmより小さい幅B18を有する場合、ずれV26、32として部分環24、25の間、或いは30、31の間に巻き取り材料3の幅B18の4分の1(±10%)に相当するずれVが適用される。
− 好ましくは図5の実施形態は3mmより小さい幅Bを有する巻き取り材料3のために使用される。
− それに対して少なくとも3mmの幅Bを有する巻き取り材料3のために好ましくは図6の実施形態が使用される。しかしここではずれV26、32の寸法は特に同様にこれが巻き取り材料3の幅B18の約4分の1(±10%)であることが有効である。
− 図5の実施形態例では特に3mmより小さい幅Bを有する巻き取り材料3のために、部分環24の厚さD24が環13の厚さD13より大きい。それに対して図6の実施形態では特に少なくとも3mmの幅Bを有する巻き取り材料3のために、部分環24の厚さD24が部分環30の厚さD30より大きい。
巻き取り材料3の末端17を前面27、28によって画定された間隙16に挿入するために、特に巻き取り材料3の断面の巻き取り材料の縦方向に方向付けられた曲げ軸を中心とした曲げ弾性が利用される。これは一方で巻き取り材料3の断面の一種の折りまたは曲げが上述の曲げ軸を中心に生成されることによって利用され、それによって末端17の狭まれた間隙16への挿入が初めて可能になる。巻き取り材料3の弾性回復、つまり図5、図6に示された断面の巻き取り材料3の屈曲または屈折の減少による巻き取り材料の「再付勢」は環13、14の前面27、28への前面での末端17の押圧を生じさせる。段29および場合によりさらなる段32は、巻き取り材料3の末端17の間隙16中での形状結合による固定を保証する間隙16のアンダーカット54、55を成形する。ここでは図示されたように形状結合による固定が若干の半径方向の遊びとともに行われることができる。しかし間隙16に敷設された状態で巻き取り材料3の末端17が遊びなしでまたは弾性予圧の元ででも段29、33に着接することも可能である。
図7に基づきここではスプール3の巻き取りのための可能な方法を例示的に説明する。
工程段階34ではタレット19の回転によってスプールスピンドル8aが巻き取り位置に移行される。続く工程段階35では場合によりトラバースユニット7の方法により巻き取り材料3がスプールスピンドル8aのまたはその上に配置されたスプールスリーブ9aの捕獲装置23aと相互作用に持ち込まれ、それによって巻き取り材料3がスプールスピンドル8aまたはスプールスリーブ9aに固定される。工程段階36ではトラバースユニット7の巻き取り材料−トラバースガイド12のトラバースの実施の元、敷設幅内で巻10の巻き取りが行われる。ここでは一方で巻10の(スプールスピンドル8aまたは駆動押圧ローラの適当な駆動回転数による)回転運動の制御によって、およびもう一方で巻き取り材料−トラバースガイド12の運動の制御によって所望の巻型がもたらされることができる。巻10が完成すると、工程段階37では好ましくはその領域で巻10が終わるスプール7の前面に近接して配置される環である環13の巻き取りが行われる。ここで工程段階37では巻き取り材料−トラバースガイド12の運動がトラバースユニット7で環13の位置に相応する軸方向位置に向かって行われる。環13が2つの部分環24、25とともに制作されるべきとき、部分環24の製造後、巻き取り材料−トラバースガイド12がずれV26の周りを上述のスプール2の前面から離れるように動く。環13の巻き取りの間、厚さD13或いはD24、D25は供給される巻き取り材料の長さに渡って或いはスプールスピンドル8或いはスプール2の回転数に渡って制御される。環13が完全に巻き取り終わると、工程段階38で巻き取り材料−トラバースガイド12が間隔15が生じるように軸方向に上述のスプール2の前面から離れるように動く。これに続いて工程段階39ではその後環14が巻き取られ、2つの部分環30、31が巻き取られるべき場合は、内側の部分環30が完成した後、すると巻き取り材料−トラバースガイド12が再びずれV32だけ逆動される。環14が完成した後、すると工程段階40では巻き取り材料−トラバースガイド12が2つの環13、14の間の中心で運動し、それは巻き取り材料3の張力に際して巻き取り材料が両環13、14の上側の縁上に着接し、巻き取り材料3が断面で半径方向内側に撓み、巻き取り材料3が環13、14の前面27、28の間の間隙16に侵入することができ、そこではこれが巻き取り材料3の弾性の結果再び押し広げられることをもたらす。ここで巻き取り材料3の末端17が環13、14を介してスプール2に固定される。遅くともこのとき、場合によってはすでにより早い時点でも工程段階41でスプール2を巻き取り位置から交換位置に移行し、もう1つのスプールスピンドル8bおよび場合によってあり得るこの上に配置されたスプールスリーブ9b上での巻き取りを実現するために、タレット19の回転が行われる。ここで工程段階42では巻き取り材料3が保持装置および/またはガイド装置20aの収容部22aの領域に到達する。保持装置および/またはガイド装置20aの収容部22a中で巻き取り材料3およびその端部17は軸方向位置で、端部17が環13、14の間の間隙16から側方にまたは上方に抜き取られないように保持される。工程段階43における同時に巻き取り材料−トラバースガイド12の運動を伴うタレット19のさらなる回転は、収容部22aの上流に向かって巻き取り材料3がスプールスピンドル8bまたはスプールスリーブ9bの捕獲装置23bと相互作用をすることを結果としてもたらす。工程段階44ではその後巻き取り材料3の切断が、例えば保持装置および/またはガイド装置20の領域で行われ、それに続いてさらなるスプールの巻き取りがスプールスピンドル8b上で行われる。この方法は、これが先にスプールスピンドル8a上でのスプール2の巻き取りその他のために解説されたように、その後スプールスピンドル8b上でのスプールの巻き取りのために相応に繰り返される。
ずれVの結果として、図5の環14および図6の環13、14は巻き取り材料3の幅Bより大きい軸方向の延在を有し、つまりずれVの大きさだけこれよりも大きい。
図8は巻き取り機械1の制御ユニット45を概略的に示す。制御ユニット45には、
− 少なくとも1つのスプールスピンドル8の回転角度、
− スプールスピンドル8の角速度および/または円周、
− 巻き取り材料−トラバースガイド12の位置および/または速度および/または
− タレット19の回転角度および/または角速度、
が公知であり、それはセンサから信号線46、47、48を介する相応の測定信号の供給により達成されることができる。
この基礎に基づき制御ユニット45は、
− スピンドル駆動49、
− トラバースユニット7、および
− タレット駆動50、
を先に説明された方法の実施のために駆動する。同時にスプールスピンドル8の回転運動がスピンドル駆動49を介する適応した駆動により制御される一方、環13、14を次々に制作し、続いて巻き取り材料3の末端17を間隙16に導入するために、そのように例えば制御ユニット45は巻き取り材料−トラバースガイド12の必要な軸方向の調整運動を生成する。この目的のため制御ユニット45は制御線51、52、53を介してスピンドル駆動49、トラバースユニット7およびタレット駆動50と連絡する(これについては規則も含まれるべきである)。
図示された実施形態例は本発明を制約するものではない。そのため環13、14或いは部分環24、25、30、31が図よりも大きな幅を有することが全く可能であるため、環13、14の巻き取りがトラバースユニット7の往復運動により行われることが全く可能である。巻き取り材料3の末端17の複数の巻が間隙16に導入されることもできる。環13、14の形成も図示された実施形態例から逸脱できる。そのため2つ以上の部分環が互いに重なって1つの環13、14中に設けられることも全く可能であり得る。図示された部分断面中で間隙16が、任意に形成された前面27、28を有する任意の輪郭を有することも可能である。そのため、1つの例のみを挙げると、巻き取り材料−トラバースガイド12の僅かな運動の場合、環13、14の巻き取りの間一種の円錐状の前面27、28が製作されることができる。図では最終的に、ずれVの導入のためのおよび/または間隔15の導入のための巻き取り材料の移行が示されない単純化された図が選択された。実際ずれVおよび/または間隔15の提供のために、巻き取り材料3は螺旋状または渦巻き状に巻10の外周面11或いは内側にある部分環の外周面の周りに延在するが、それによって実質的に本発明で説明された実施形態および技術的作用方法の何かが変更されることはない。
先に説明された方法から逸脱して、巻き取り材料3の末端17の環13、14の間の間隙16への導入が、タレット19が回転し、およびスプールスピンドル8aが巻き取り終わったスプールとともに交換位置に移行された後初めて行われることも可能である。
好ましくは保持装置および/またはガイド装置20が、これが巻き取り材料3が巻き取り終わったスプール2の上で軸方向に捕獲装置23の方向のみに軸方向に移動することを防ぐように形成される。好ましくは保持装置および/またはガイド装置20または保持棒および/またはガイド棒21に、設けられた保持装置を保持鉤として形成する。
巻き取り機械1がスプールの駆動のための押圧ローラおよび/または、それを介して巻き取り材料3が巻10の外周面11に着接する着接ローラを備える場合、好ましくは環13、14の巻き取りの前に押圧ローラまたは着接ローラが巻10の外周面11から離れるように動かされる。
巻き取り材料3の末端17の間隙16での敷設が巻10のスプールスピンドル8の回転軸または長手方向軸の周りでの回転によってもたらされることができる。しかし末端17の導入は少なくとも部分的にタレット19のトラバースユニット7に相関する回転によってももたらされることができる。
トラバースユニット7として本発明の範囲では任意のそれ自体公知のトラバースユニットが使用されることができる。例えば冒頭で挙げられた従来技術によるリニアモータを有するトラバースユニットが使用されることができる。そこでは環13、14、部分環24、25、30、31、ずれ26、32および間隔15の設置がリニアモータの適応する電気的印加、およびそれによってもたらされた巻き取り材料−トラバースガイドの運動によって生成される。例えば、特に冒頭で挙げられた従来技術の逆ねじ軸を有するトラバースユニットの使用も可能である。そこでは環13、14、部分環24、25、30、31の設置が逆ねじ軸の敷設溝の領域で逆ねじ軸の速度ゼロ上での制動によって行われ、ずれ26、32および間隔15が逆ねじ軸の回転によって生成される。しかし環13、14、部分環24、25、30、31、ずれ26、32および間隔15の設置のために駆動機(特にピストン・シリンダユニット)によってトラバースユニット全体が逆ねじ軸とともにまたは逆ねじ軸のみでも軸方向に移送されることも可能である。
好ましくはその厚さが0.3mmより小さいテープ状の巻き取り材料のために、環13、14がそれぞれずれなしで巻き取られる実施形態が使用される。このようなテープ状の巻き取り材料のためには巻き取り材料の末端がその2つの縁の領域で2つの環13、14に「挟み込まれ」、それによって摩擦結合的に保持される。それに対して厚さが0.3mmまたはそれ以上であるテープ状の巻き取り材料のために環の領域にずれを有するか、または2つの環にそれぞれ1つのずれを有する環の形態が使用される。
1 巻き取り機械
2 スプール
3 巻き取り材料
5 リターンプーリ
6 ダンサーアーム
7 トラバースユニット
8 スプールスピンドル
9 スプールスリーブ
10 巻
11 外周面
12 巻き取り材料−トラバースガイド
13 環
14 環
15 間隔
16 間隙
17 末端
18 幅B
19 タレット
20 保持装置および/またはガイド装置
21 保持棒および/またはガイド棒
22 収容部
23 捕獲装置
24 部分環
25 部分環
26 ずれ
27 軸方向前面
28 軸方向前面
29 段
30 部分環
31 部分環
32 ずれV
33 段
34 工程段階
35 工程段階
36 工程段階
37 工程段階
38 工程段階
39 工程段階
40 工程段階
41 工程段階
42 工程段階
43 工程段階
44 工程段階
45 制御ユニット
46 信号線
47 信号線
48 信号線
49 スピンドル駆動
50 タレット駆動
51 制御線
52 制御線
53 制御線
54 アンダーカット
55 アンダーカット

Claims (15)

  1. テープ状の巻き取り材料(3)の巻(10)を有するスプール(2)であって、
    a)前記巻き取り材料(3)の末端(17)が、
    − 摩擦結合的におよび/または
    − 形状結合的にアンダーカット(54;55)の領域で
    前記末端(17)に指定された前記巻き取り材料(3)の部分に固定され、
    b)前記巻(10)の外周面(11)外側の上に前記巻き取り材料(3)が、
    ba)巻き取られた環(13;14)を成形し、その軸方向前面(27;28)に前記巻き取り材料(3)の前記末端(17)が、
    − 摩擦結合でおよび/または
    − 形状結合的に前記アンダーカット(54;55)の領域で
    支持され、または
    bb)2つの巻かれた環(13、14)を成形し、それらの間で向かい合う軸方向前面(27、28)の間に前記巻き取り材料(3)の前記末端(17)が摩擦結合、および/または形状結合的に支持される、
    ことを特徴とするスプール(2)。
  2. 前記環(13、14)の前記軸方向前面(27、28)が前記テープ状の巻き取り材料(3)の幅B(18)より小さい軸方向の間隔(15)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のスプール(2)。
  3. 前記環または少なくとも1つの環(13;14)が前記テープ状の巻き取り材料(3)の少なくとも2つの層を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のスプール(2)。
  4. 前記環または少なくとも1つの環(13、14)が前記テープ状の巻き取り材料(3)の前記幅B(18)の2倍より小さい軸方向延在を有することを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載のスプール(2)。
  5. 前記環または少なくとも1つの環(13;14)が軸方向にずれV(26;32)とともに配置される少なくとも2つの部分環(24、25;30、31)を備えるため、前記環または少なくとも1つの環(13;14)が段差のある軸方向前面(27;28)を有することを特徴とする、請求項3または4に記載のスプール(2)。
  6. 前記ずれV(26;32)が前記テープ状の巻き取り材料(3)の幅B(18)の0.1倍〜0.4倍の範囲にあることを特徴とする、請求項5に記載のスプール(2)。
  7. 前記2つの環(14、13)の前記内側にある部分環(24、30)が異なる厚さD24、D30を有することを特徴とする、請求項5または6に記載のスプール(2)。
  8. 前記環(13、14)の軸方向前面(27、28)が少なくとも1つの部分領域に互いから間隔(15)を有し、それが前記テープ状の巻き取り材料(3)の前記幅B(18)と因数との積に相応し、前記因数が0.50〜0.98の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載のスプール(2)。
  9. 次の工程段階、
    a)テープ状の巻き取り材料(3)の巻(10)の巻き取り、
    b)前記巻き取り材料(3)から成る2つの環(13、14)の前記巻(10)の外周面(11)上での前記環(13、14)の軸方向前面(27、28)の、前記テープ状の巻き取り材料(3)の前記幅B(18)より小さい間隔(15)による巻き取り、
    c)前記巻き取り材料(3)の前記末端(17)の前記軸方向前面(27、28)の間に成形された間隙(16)への前記巻き取り材料(3)の末端(17)の導入による形状結合および/または摩擦結合による固定、
    を有するスプール(2)の、特に請求項1〜8の何れか一項に記載されたスプール(2)の巻き取りのための方法。
  10. 1つの環(13;14)が2つの部分環(30、31;24、25)とともに巻き取られ、部分環(30、31;24、25)が軸方向のずれV(32;26)とともに巻き取られることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 前記巻き取り材料(3)の末端(17)を形状結合および/または摩擦結合によって固定するための、前記巻き取り材料(3)の前記軸方向前面(27、28)の間に成形された前記間隙(16)への導入が、前記巻き取り材料(3)の分離の前に行われることを特徴とする、請求項9または10に記載の方法。
  12. a)最初に前記巻(10)および前記環(13;14)がタレット(19)に保持されたスプールスピンドル(8a)の巻き取り位置で巻き取られ、
    b)その後前記スプールスピンドル(8a)が前記タレット(19)の回転により巻き取り位置から移動され、
    c)それに続いて前記スプールスピンドル(8a)の巻き取り位置の外で前記巻き取り材料(3)の前記末端(17)の、前記環(13、14)の前記軸方向前面(27、28)の間に成形された前記間隙(16)への導入、および/または前記巻き取り材料(3)の切断が行われる、
    ことを特徴とする、請求項9〜11の何れか一項に記載の方法。
  13. 前記巻き取り材料(3)の末端(17)を前記軸方向前面(27、28)の間に成形された前記間隙(16)に導入した後、前記巻き取り材料(3)が保持装置および/またはガイド装置(20)に支持されることを特徴とする、請求項9〜12の何れか一項に記載の方法。
  14. 少なくとも1つのスプールスピンドル(8)、タレット(19)、押圧ローラおよび/またはトラバースユニット(7)を有する、請求項9〜13の何れか一項に記載の方法の実施のための制御ロジックを有する制御ユニット(45)が設けられることを特徴とする巻き取り機械(1)。
  15. 請求項9〜13の何れか一項に記載の方法の実施のためのおよび/または請求項14に記載の巻き取り機械(1)の制御ユニット(45)のための制御ロジックを有する、ソフトウェア製品。
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