JP2005089901A - ブレイディングキャリア - Google Patents

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Abstract

【課題】 含浸している樹脂の含有率が大きいスリットヤーンを用いて組物組成することを可能とする、前記スリットヤーンを保持してブレイダーに供給するブレイディングキャリアを提供することである。
【解決手段】 多数のスリットヤーンSYをブレイディングして筒状の組物を組成するブレイダーBRに搭載されるブレイディングキャリアであって、前記スリットヤーンSYが巻かれたボビン1を保持するブレイディングキャリアBCが、前記スリットヤーンSYに添付されている剥離シートSYaを当該スリットヤーンから分離して巻き取る巻取ローラ3を備える構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数本の糸条或いは繊維束(以下、単に糸条と称する)をマンドレルの周囲に巻き付けて種々の組成体を組成するブレイダーに係り、特に剥離シートが添付されている幅広のスリットヤーンを供給するのに好適なブレイディングキャリアに関するものである。
最近では、ガラス繊維や炭素繊維、あるいはナイロン繊維等の高強力糸条よりなる繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics:以下、FRPという。)でパイプやシャフト等の種々の繊維強化複合材料を製造している。また、これらの繊維強化複合材料を、樹脂を含浸した糸状(プリプレグヤーン)を自動的に組物構成して製造するブレイダーが知られている。
前記ブレイダーは、円筒型、T字型、I字型、テトラポット型等の種々の形状を有するマンドレルの周囲に複数本の糸条を交錯させて組物構成の組成体を組成するものであって、糸条が巻かれたボビンを載置しているボビンキャリアを、軌道に沿って走行させることにより組成体を組成する構成とされている。
さらには、中糸用糸条と補強用糸条とを兼用する糸条が巻かれたボビンを保持するボビンキャリアを備えるブレイダーも既に公開されている。(例えば、特許文献1参照)
また、幅広のテープを用いて組物組成するテープ用ブレイダーも公開されている。(例えば、特許文献2参照)
特開平6−272143号公報(第1−10頁、第5図) 特開平7−279017号公報(第1−4頁、第3図)
予め樹脂が含浸された幅広のスリットヤーン(プリプレグスリットヤーンともいう)を用いて組物組成する際には、スリットヤーンに添付された剥離シートを除去してブレイディングする必要がある。
そのために、従来のテープ用ブレイダーにより、前記スリットヤーンを用いて組物組成する際には、先ず、スリットヤーンから剥離シートを除去した状態にボビンに巻き返してブレイダーに供給する必要があった。
しかし、含浸している樹脂の含有率が大きいスリットヤーンの場合では、剥離シートを除去した状態でボビンに巻き取ると、ヤーン同士が付着してしまい、解除不良や表面剥がれを起こすという問題がある。
本発明の目的は、上記問題点を解消するために、含浸している樹脂の含有率が大きいスリットヤーンを用いて組物組成することを可能とする、前記スリットヤーンを保持してブレイダーに供給するブレイディングキャリアを提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、多数のスリットヤーンをブレイディングして筒状の組物を組成するブレイダーに搭載されるブレイディングキャリアであって、前記スリットヤーンが巻かれたボビンを保持するブレイディングキャリアが、前記スリットヤーンに添付されている剥離シートを当該スリットヤーンから分離して巻き取る巻取ローラを備えていることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、剥離シートを添付したままのスリットヤーンを保持した状態のブレイディングキャリアから、剥離シートを分離し除去した状態のスリットヤーンとしてブレイダーに供給することができる。
請求項2に係る発明は、前記ボビンの両側にギヤ付き鍔部を配設して、前記ボビンの回転に伴い一体回転する前記ギヤ付き鍔部により前記巻取ローラの巻取を駆動する構成としたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、スリットヤーンが引き出される際のボビンの回転により剥離シートを巻き取る動力を得ることができ、簡単な構成とすることができる。
請求項3に係る発明は、前記ボビンに前記ギヤ付き鍔部とは別にラチェットギヤを設け、該ラチェットギヤに係合するラチェットフックを配設すると共に、前記スリットヤーンが引き出される際の引張張力が所定の張力に達すると前記ラチェットフックが引っ張られてラチェットギヤとの係合を解除して前記ボビンが回転される構成としていることを特徴とする。
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、スリットヤーンの引き出し張力を所定の値に維持することができる。
請求項4に係る発明は、前記巻取ローラが、前記ボビンのギヤ付き鍔部により回転駆動される伝達ギヤの側部に接離自在であって、押圧ばねにより前記伝達ギヤに当接する方向に付勢されている構成であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、巻取ローラに剥離シートが巻かれていって径が増大した際に、巻取長さが増加しようとしても、押圧ばねの付勢力よりも剥離シートの張力が大きくなって、巻取を停止する作用が働き、巻取動作を自動的に制御することができる。
請求項5に係る発明は、前記巻取ローラの巻き始めの巻取速度を、引き出されるスリットヤーンの引き出し速度より僅かに速くしていることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項5に係る発明によれば、分離される剥離シートを弛ませることなく確実に巻き取ることができる。
請求項6に係る発明は、前記ブレイディングキャリアが、前記ブレイダーに設置される軌道を走行する基部と、前記ボビンを保持しスリットヤーンを送り出すローラ群を備えるキャリア本体とから構成されていると共に、前記基部と前記キャリア本体とを一軸にて軸支する構成とすることで自在な組付角度にて固定可能としていることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項6に係る発明によれば、任意の大きさのマンドレルの外周に無理なくスリットヤーンを案内して組物組成することができる。
本発明によれば、剥離シートを添付した状態のスリットヤーンを保持したブレイディングキャリアから、剥離シートを分離して除去しながらスリットヤーンのみを組成点に供給することができるブレイディングキャリアを得ることができる。
含浸している樹脂の含有率が大きいスリットヤーンを用いて組物組成することを可能とするために、前記スリットヤーンを剥離シートを添付した状態で保持してブレイダーに供給するブレイディングキャリアを得るという目的を、スリットヤーンに添付されている剥離シートを分離して巻き取る巻取ローラを備えたブレイディングキャリアとすることで実現した。
以下、本発明に係るブレイディングキャリアの実施例について、図1から図6に基づいて説明する。
先ず、図5および図6にもとづき、複数本の強化繊維糸条を交錯させて組成体を組成する自動機であるブレイダーの一構成例について説明する。図5はブレイダーの一例を示す概略正面図であり、図6は前記ブレイダーの概略側断面図である。ブレイダーBRは、ブレイダー本体Bbとマンドレル装置Bmから構成されている。この発明の適用例において、前記マンドレル装置Bmは、マンドレルmの位置を制御するための装置であり、マンドレルmを把持して水平移動および回転動作を行うものである。
前記ブレイダー本体Bbは、軸線が水平で一側に開口eを有するほぼ円筒状の機台Fb内に配置された曲率半径Rの曲面状の上板Uと、上板Uの周方向に穿設された軌道に沿って走行するボビンキャリアCと、ボビンキャリアCを軌道に沿って走行させるための駆動装置Dと、糸条案内装置Gを有している。
そして、ボビンキャリアCに載置されたボビンからボビンの軸線方向に引き出される糸条Yが上板Uのほぼ中心に集合し、また、マンドレル装置Bmに取り付けられたマンドレルmの位置は、マンドレルm上に形成される組物の組成点Pが上板Uの中心に位置するようになっている。マンドレル装置Bmは、マンドレルmを一次元、二次元あるいは三次元的に位置制御することができる。
こうして、ボビンキャリアCが駆動装置Dによって軌道に沿って走行させられるとともに、マンドレルmの位置がマンドレル装置Bmによって制御され、その結果、多数の糸条Yが交錯し、また、必要に応じて、機台FbのフレームFb'にほぼ水平に配置されたボビンキャリアCから中糸用糸条yが、軌道に沿って走行するボビンキャリアCから巻き戻され組み上げられる糸条Yに交絡することにより、ブレイディング(組物)が行われて種々の形状のマンドレルm上に組物が組み上げられる。
ブレイディングによる組物作製が完了した後、適当な切断装置によって糸条Yおよびyが切断され、完成した組物組成を備えたマンドレルmは、マンドレル装置Bmから取り外される。
ここで、糸条Yとして予め樹脂が含浸されている幅広のスリットヤーンSYを用いてブレイディングする際に、スリットヤーンSYが巻かれているボビン1を保持するブレイディングキャリアBCについて図1から図3により詳細に説明する。
本発明に係るブレイディングキャリアBCは、ただ糸条Yが巻かれたボビンを支持する前記のボビンキャリアCとは違い、幅広のスリットヤーンSYが巻かれているボビン1を支持すると共に、スリットヤーンSYに添付されている剥離シートSYaを分離して巻き取る巻取ローラを備えているものであるので、ボビンキャリアではなくブレイディングキャリアと称する。
図1にはブレイディングキャリアBCの全体側面図を、図2には全体正面図を示している。また、図3には本発明に係る巻取ローラを示しており、(a)は断面図であり、(b)は剥離シ−トが分離される際の概略説明図である。ブレイディングキャリアBCは、基部10にキャリア本体11を一個のネジ13にて軸支して固定する構成とし、前記基部10と前記キャリア本体11とが任意の角度θ傾いた状態で固定されるように設定している。さらに、該キャリア本体11に、ボビン1、ガイドローラ2、巻取ローラ3、固定ローラ4、をそれぞれ回転自在に装着し、さらに、スプリング9を介して移動自在に装着した移動ローラ5と、送り出しローラ6,7とを配設している。つまり、前記キャリア本体11は、ボビン1を保持すると共にスリットヤーンSYを送り出すローラ群を備えている構成である。
前記ボビン1に巻かれているスリットヤーンSYは、ガイドローラ2に周接しながら上方に引っ張り出されて、その位置を固定されていて回転ローラである固定ローラ4に巻回されて下向きに転向し、移動ローラ5を介して上方に向かい、送り出しローラ6または7にガイドされて組物の組成点Pへ送り込まれている。
前記移動ローラ5はスプリング9を介して上下方向(図中の矢印A1方向)に摺動自在な支持部材5Aに支持された回転ローラであって、引っ張り出されるスリットヤーンSYの張力に応じて上へ引き上げられる構成である。
前記支持部材5Aはガイド12の外面を摺動自在であると共に、ガイド12内に装着されるスプリング9により下方に押下げられた構成である。そのために、支持部材5Aを上方に押し上げる力が作用すると、前記スプリング9の付勢力に抗して上方に移動することができる。
また、ボビン1の両側の鍔をギヤ付き鍔部G1とし、さらにラチェットギヤGRを配設する構成とし、前記ラチェットギヤGRにラチェットフック8を係合自在な構成とした。さらに、前記ラチェットフック8は支軸8aを回転中心として回動自在とすると共に、押さえばね8bの付勢力により前記ラチェットギヤGRに係合させる構成としている。さらに、前記支持部材5Aの上昇移動に連動するワイヤーやアーム等の部材(不図示)を設けて前記ラチェットフック8を持ち上げる構成として、前記移動ローラ5が上昇すると、前記押さえばね8bの付勢力に抗してワイヤーやアーム等の部材が前記ラチェットフック8を図中の矢印A2方向に回動するように構成することができる。
つまり、スリットヤーンSYが引っ張られていない状態では移動ローラ5も引き上げられておらず、ラチェットフック8も引き上げられない。この時にはラチェットフック8は押さえばね8bにより下向きに押圧された状態であり、前記ラチェットギヤGRに係合している構成である。
組物組成が開始されてスリットヤーンSYが引っ張り出されると、スリットヤーンSYに張力が付加されて、スプリング9の付勢力に抗して支持部材5Aと共に移動ローラ5が引き上げられる。そうすると、前記ラチェットフック8も図示しない前記腕部材等により押さえばね8bの付勢力に抗して支軸8a回りに矢印A2方向に回動させられて、ラチェットギヤGRとの係合が解除される構成とされている。
ラチェットフック8が持ち上げられて回動されラチェットギヤGRとの係合が解除されると、前記ボビン1は回転自在となり、スリットヤーンSYの引張張力によって回転する。また、組物組成が停止されてスリットヤーンSYの張力が減少すると、スプリング9の付勢力により移動ローラ5が下方に下げられると共に、ラチェットフック8も押さえばね8bの付勢力により押圧されて再度ラチェットギヤGRと係合して、ボビン1の回転を停止する構成である。
ボビン1は、一端をキャリア本体11に固着したピン14に挿通して着脱自在であり、スリットヤーンSYが巻かれた満玉状態のボビン1を前記ピン14に挿通した後で、フック15を係止して抜け止め構成としている。ボビン1の中空状内径はピン14の外径よりも僅かに大きく設定されていて、ボビン1がピン14を回転中心として軽く回転するように構成されている。
ボビン1に巻かれているスリットヤーンSYは図3(b)に示すように、剥離シートSYaが添付された二層構成とされており、樹脂が含有されたスリットヤーンを重ね合わせた時に、スリットヤーン同士が付着しないように構成されている。
そのために、スリットヤーンSYをブレイディングの組成点に送り込む時には前記剥離シートSYaを分離し除去して送り出すことが必要となる。本実施例では、図に示すように巻取ローラ3に分離した剥離シートSYaを巻き取りながら、スリットヤーンSYのみを組成点へ送り出すように構成している。
巻取ローラ3は剥離シートSYaを巻き取るローラであり、伝達ギヤG3の側面にばね付勢により押圧されて当接する構成とされている。図3(a)に示すように、一端に伝達ギヤG3を備えるギヤボスGBがキャリア本体11に配設されている固定軸16に差し込まれていると共に、前記ギヤボスGBの外周にブッシュ3a、3bを介して前記巻取ローラ3が装着されている。また、該巻取ローラ3はワッシャ17A、17B間にて圧縮される圧縮ばねSpを介してギヤG3の側面に押圧されて当接している。ここで、18Aはワッシャ17BがギヤボスGBから抜け出すのを阻止するスナップリングであり、18BはギヤボスGBが固定軸16から抜け出すのを阻止するスナップリングである。
上記のように、圧縮ばねSpの付勢力により巻取ローラ3を押圧して、伝達ギヤG3の側面に押し付ける際に、ブッシュ3a、3bを介して前記巻取ローラ3が前記伝達ギヤG3に圧接する構成としているので、伝達ギヤG3が回転させられると、押圧される摩擦力により伝達ギヤG3の回転に同調して巻取ローラ3も一体的に回転する。ただし、回転する巻取ローラ3が巻き取る剥離シートSYaの巻取張力が大きくなって、前記圧縮ばねSpの付勢力による摩擦力よりも強くなると、ブッシュ3a、3b部にて空回りを生じて前記巻取ローラ3の回転が阻止されて、伝達ギヤG3の回転に同調しなくなるような構成である。
前記伝達ギヤG3はボビン1のギヤ付き鍔部G1と中間ギヤG2を介して連結されており、ボビン1が回転すると、該回転に同期して回転するものであり、引っ張り出されるスリットヤーンSYに同期して剥離シートSYaを巻き取ることができる。
また、前記巻取ローラ3の巻き始めの巻取速度が、引き出されるスリットヤーンSYの引き出し速度より僅かに速くなるように、ギヤ付き鍔部G1と伝達ギヤG3の歯数とローラ径を設定している。そのために、引き出されるスリットヤーンSYの引き出し速度よりも速く剥離シートSYaを巻き取るように動作することになり、剥離シートSYaを引っ張り気味にスリットヤーンSYから引き離すように作用するので、確実に剥離シートSYaを分離して巻き取ることができる。
勿論、前記圧縮ばねSpの付勢力の大きさにより、前記ブッシュ3a、3b部にて空回りが生じ伝達ギヤG3の回転に同調しなくなるタイミングがずれるので、前記剥離シートSYaが破断しない程度の張力で前記空回りが生じるような付勢力を備える圧縮ばねSpを選択することが必要となる。
上記のような構成とすることで、所定の張力でスリットヤーンSYが引き出されようとすると、支持部材5Aが引き上げられて、ラチェットフック8がラチェットギヤGRから離反し、ボビン1が回転し始める。同時にギヤ付き鍔部G1が回転するので、中間ギヤG2を介して伝達ギヤG3が回転されて、巻取ローラ3が剥離シートSYaを巻き取る方向に回転する。この時に、巻取ローラ3の巻取速度をスリットヤーンSYの引き出し速度よりも僅かに速く設定しているので、剥離シートSYaを引張ぎみにスリットヤーンSYから引き離すことになり、剥離シートSYaを確実に分離して巻き取ることができる。
図4には本発明に係るブレイディングキャリアBCを大きな径のマンドレルM回りに周回させているところを示しているが、多数の左回転キャリアBCAと右回転キャリアBCBを軌道Xに沿ってそれぞれ左方向、右方向に周回移動して組物組成する構成である。
この時に、各キャリアからマンドレルMへ向かうスリットヤーンSYは、前記マンドレルMの外周に真っ直ぐ向かう接線方向に引き出されている。そのために、樹脂が含浸された幅広のテープであるスリットヤーンSYに異常な負荷が掛からず、無理なく引き出して組物組成することができる。
スリットヤーンSYの引き出し方向を図に示すように角度θ傾けるために、ブレイディングキャリアBCの基部10の突設アーム10Aとキャリア本体11の固定アーム11Aとを一個のネジ13にて軸支して固定する構成とし、前記基部10と前記キャリア本体11とが任意の角度傾いた状態で固定可能な構成としている。そのために、スリットヤーンSYの引き出し方向を、マンドレルMの径に合わせて、図に示すように角度θ傾けて、マンドレルMの接線方向に正しく案内することができる。
前記のように、スリットヤーンSYを組物組成するマンドレルMの外周面に向けて、正しく案内する構成としているので、種々の径のマンドレルに対応したスリットヤーンSYの引き出し方向に容易に設定することができ、種々の大きさの組成物を無理なく組成することができる。
本発明に係るブレイディングキャリアの全体側面図である。 ブレイディングキャリアの全体正面図である。 本発明に係る巻取ローラを示しており、(a)は断面図であり、(b)は剥離シ−トが分離される際の概略説明図である。 ブレイディングキャリアをマンドレル回りに周回させているところを示す概略正面図である。 ブレイダーの一例を示す概略正面図である。 前記ブレイダーの概略側断面図である。
符号の説明
1 ボビン
3 巻取ローラ
4 固定ローラ
5 移動ローラ
6、7 送り出しローラ
8 ラチェットフック
10 基部
11 キャリア本体
SY スリットヤーン
SYa 剥離シート
Sp 圧縮ばね(押圧ばね)
θ 角度
G1 ギヤ付き鍔部
G3 伝達ギヤ
BC ブレイディングキャリア
BR ブレイダー

Claims (6)

  1. 多数のスリットヤーンをブレイディングして筒状の組物を組成するブレイダーに搭載されるブレイディングキャリアであって、前記スリットヤーンが巻かれたボビンを保持するブレイディングキャリアが、前記スリットヤーンに添付されている剥離シートを当該スリットヤーンから分離して巻き取る巻取ローラを備えていることを特徴とするブレイディングキャリア。
  2. 前記ボビンの両側にギヤ付き鍔部を配設して、前記ボビンの回転に伴い一体回転する前記ギヤ付き鍔部により前記巻取ローラの巻取を駆動する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のブレイディングキャリア。
  3. 前記ボビンに前記ギヤ付き鍔部とは別にラチェットギヤを設け、該ラチェットギヤに係合するラチェットフックを配設すると共に、前記スリットヤーンが引き出される際の引張張力が所定の張力に達すると前記ラチェットフックが引っ張られてラチェットギヤとの係合を解除して前記ボビンが回転される構成としていることを特徴とする請求項1または2に記載のブレイディングキャリア。
  4. 前記巻取ローラが、前記ボビンのギヤ付き鍔部により回転駆動される伝達ギヤの側部に接離自在であって、押圧ばねにより前記伝達ギヤに当接する方向に付勢されている構成であることを特徴とする請求項2または3に記載のブレイディングキャリア。
  5. 前記巻取ローラの巻き始めの巻取速度を、引き出されるスリットヤーンの引き出し速度より僅かに速くしていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のブレイディングキャリア。
  6. 前記ブレイディングキャリアが、前記ブレイダーに設置される軌道を走行する基部と、前記ボビンを保持しスリットヤーンを送り出すローラ群を備えるキャリア本体とから構成されていると共に、前記基部と前記キャリア本体とを一軸にて軸支する構成とすることで自在な組付角度にて固定可能としていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のブレイディングキャリア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102022100620A1 (de) 2022-01-12 2023-07-13 Hahn-Schickard-Gesellschaft für angewandte Forschung e.V. Sensorischer klöppel zur drahtlosen adaptiven spannungsregelung für die materialspezifische prozessauslegung

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