JP2018191536A - アブラナ科野菜調味料及びその製造方法 - Google Patents

アブラナ科野菜調味料及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018191536A
JP2018191536A JP2017095879A JP2017095879A JP2018191536A JP 2018191536 A JP2018191536 A JP 2018191536A JP 2017095879 A JP2017095879 A JP 2017095879A JP 2017095879 A JP2017095879 A JP 2017095879A JP 2018191536 A JP2018191536 A JP 2018191536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
vegetable
cruciferous
vegetables
seasoning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017095879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7248377B2 (ja
JP2018191536A5 (ja
Inventor
香代子 奥山
Kayoko OKUYAMA
香代子 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagome Co Ltd
Original Assignee
Kagome Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2017095879A priority Critical patent/JP7248377B2/ja
Application filed by Kagome Co Ltd filed Critical Kagome Co Ltd
Priority to CN201880030678.0A priority patent/CN110753498B/zh
Priority to PCT/JP2018/017928 priority patent/WO2018207818A1/ja
Priority to US16/611,376 priority patent/US11805796B2/en
Priority to EP18798811.8A priority patent/EP3622832A4/en
Publication of JP2018191536A publication Critical patent/JP2018191536A/ja
Publication of JP2018191536A5 publication Critical patent/JP2018191536A5/ja
Priority to JP2022006877A priority patent/JP7406576B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7248377B2 publication Critical patent/JP7248377B2/ja
Priority to JP2023181741A priority patent/JP2024010061A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seasonings (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

【課題】コクが強化されたアブラナ科野菜調味料の製造。【解決手段】本願発明者は、アブラナ科野菜調味料を開発する中で、特定の製造工程を経ることで、コクを強化し、青臭さが抑制された野菜調味料を製造することが可能であることを見出した。本発明に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法を構成するのは、少なくとも、減香加熱及び付香加熱である。この付香加熱が行われるのは、当該減香加熱より後である。更に別の観点で定義すると、本発明に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法を構成するのは、少なくとも、減香加熱及び付香加熱である。この付香加熱が行われるのは、前記減香加熱と同時である。この製造方法を更に構成するのは、分画である。得られる画分は、少なくとも、うま味成分及び香気成分である。これらの成分の由来は、焼かれ又は炒められたアブラナ科野菜である。【選択図】図1

Description

本発明が関係するのは、アブラナ科野菜調味料及びその製造方法である。
アブラナ科野菜の用途開発において、本発明者が着目したのは、アブラナ科野菜のコクである。ここで、「コク」を説明すると、香味の持続性であり、より好ましくは、香味の複雑さも加味される。「コク」に寄与する成分を例示すると、水溶性成分、脂溶性成分等である。
「コク」が重要視されるのは、飲食品の分野でも、とりわけ、調味料の分野である。「コク」が左右するのは、飲食品の美味しさだからである。調味料において重要な成分は、アミノ酸である。そのような観点から、調味料で用いられるのは、動物性原料であり、例えば、肉類や魚類などである。他方で、市場で求められるのは、動物性原料の不使用である。そのような需要を受けて、動物性原料に代わるのは、タンパク質の豊富な植物性原料であり、例示すると、豆類である。
そのような背景の下、本発明者が着想したのは、アブラナ科野菜調味料である。アブラナ科野菜調味料とは、調味料であって、その原料の全部又は一部がアブラナ科野菜であるものをいう。これに関連して、既知なのは、ソフリットである。ソフリットとは、香味野菜(タマネギやニンニク等)を炒めたものをいう。香味野菜の欠点の一つは、コクの弱さである。この欠点を解決できる一つの手段は、アブラナ科野菜である。アブラナ科野菜のアミノ酸含量は、他の野菜に比して高いからである。
アブラナ科野菜が有するのは、青臭さである。この青臭さは、忌避される。青臭さを低減する方法は、種々検討されてきた。特許文献1に記載されているのは、アブラナ科野菜の処理方法であり、具体的には、細断前に特定条件で蒸して、搾汁液を陰イオン交換している。特許文献2に記載されているのは、アブラナ科野菜の搾汁液の製造方法であり、具体的には、アブラナ科野菜の香り成分を吸着している。
特許第3676178号公報 特開平10−313834号公報
本発明が解決しようとする課題は、アブラナ科野菜調味料におけるコクの強化である。より詳しくは、アブラナ科野菜調味料におけるコクの強化及び青臭さの抑制である。前述のとおり、アブラナ科野菜に内在するのは、トレードオフの関係である。すなわち、コクも強いが、青臭さも強い。アブラナ科野菜調味料の製造方法に求められるのは、コクをより強くしながらも、青臭さを抑制することである。
本願発明者が検討していたのは、如何に、アブラナ科野菜調味料のコクに寄与する成分を増加させ、青臭さ成分を除去するかである。その結果、本願発明者が見出したのは、(1)加熱により、コクに寄与する香気が増加すること、(2)青臭さが強いと、コクを感じにくくなること、(3)青臭さに寄与する成分は揮発性が高く、気化を伴う工程によりその含有量が減少しやすいこと、さらには、(4)加熱により、青臭さに寄与する成分を発生させる酵素を失活できること、である。上記機序を応用して、本発明を定義すると、以下のとおりである。
本発明に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法を構成するのは、少なくとも、減香加熱及び付香加熱である。この付香加熱が行われるのは、当該減香加熱より後である。ここで、アブラナ科野菜調味料とは、調味料であって、その原料の全部又は一部がアブラナ科野菜であるものをいう(以下、本欄では同じ。)。また、減香加熱とは、加熱であって、その目的が香りを減ずるものをいう(以下、本欄では同じ。)。減香加熱を例示すると、茹でること(ブランチング)等である。また、付香加熱とは、加熱であって、その目的が香りを付加するものをいう(以下、本欄では同じ。)。付香加熱を例示すると、加熱濃縮などである。アブラナ科野菜が減香加熱されることで、アブラナ科野菜の内在酵素が失活する。アブラナ科野菜の液は、付香加熱されることで、加熱香が付加される。アブラナ科野菜の液とは、液体であって、その由来が減香加熱されたアブラナ科野菜であるものをいう。
更に別の観点で定義すると、本発明に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法を構成するのは、少なくとも、減香加熱及び付香加熱である。この付香加熱が行われるのは、前記減香加熱と同時である。アブラナ科野菜が減香加熱されることで、このアブラナ科野菜に含まれる香気成分が気化する。同時に、アブラナ科野菜は、付香加熱されることで、加熱香が付加される。これらの加熱を例示すると、焼くことや炒めること等である。この製造方法を更に構成するのは、分画である。得られる画分は、少なくとも、うま味成分及び香気成分である。これらの成分の由来は、付香加熱(例えば、焼くことや炒めること)されたアブラナ科野菜である。分画を例示すると、溶媒抽出や搾汁等である。
本発明が可能にするのは、コクが強化されたアブラナ科野菜調味料の提供である。
第1の実施の形態に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法の流れ図 第2の実施の形態に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法の流れ図 第3の実施の形態に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法の流れ図
<アブラナ科野菜調味料>
本発明に係るアブラナ科野菜調味料(以下、「本野菜調味料」という。)とは、調味料であって、その原料の全部又は一部がアブラナ科野菜であるものをいう。ここで、調味料とは、調味用途の材料をいう。アブラナ科以外の原料は、好ましくは、後述する野菜である。
<本野菜調味料の系統及び性状>
本野菜調味料の系統は、不問であり、例示すると、だし系、ソース系、砂糖系、塩系、酢系、醤油系、味噌系、酒系、油系、香辛料系などである。だしの呼び名は、多岐にわたっており、例えば、だし(出汁)、スープストック、ブイヨン、フォン・ド・ヴォー、湯(タン)等である。また、本野菜調味料の性状は、不問であり、例示すると、液状(抽出物、搾汁液、及びそれらの濃縮物等を含む)、ペースト状、固形状、粉状等である。
<アブラナ科野菜>
アブラナ科野菜とは、野菜であって、その学術上の分類がアブラナ科であるものをいう。アブラナ科野菜を例示すると、キャベツ、ブロッコリー、ケール、クレソン、コマツナ、チンゲンサイ、カイワレダイコン、カリフラワー、ハクサイ、ナバナ、タカナ、コールラビ等である。本野菜調味料で採用するのは、アブラナ科野菜の部位(花、葉や茎など)の全部又は一部である。本野菜調味料で採用するのは、これらのアブラナ科野菜のうち一又は複数であるが、好ましくは、ブロッコリー、又はキャベツである。
<アブラナ科野菜以外の野菜>
本野菜調味料で使用できるのは、アブラナ科野菜以外の野菜である。この野菜の種類は、不問であるが、例示すると、ニンジン、タマネギ、カブ、大根、セロリ、ホウレンソウ、ピーマン、アスパラガス、大麦若葉、春菊、カラシ菜、サラダ菜、小松菜、明日葉、甘藷、馬鈴薯、トマト、モロヘイヤ、パプリカ、パセリ、セロリ、三つ葉、レタス、ラディッシュ、紫蘇、茄子、インゲン、カボチャ、牛蒡、ネギ、生姜、大蒜、ニラ、トウモロコシ、さやえんどう、オクラ、かぶ、きゅうり、ウリ、ズッキーニ、へちま、もやし等である。アブラナ科野菜以外の野菜は、好ましくは、ニンジン、タマネギ、セロリである。なぜなら、全体的な味のバランスが良くなるからである。
<本野菜調味料の製造方法の概念的構成>
本野菜調味料の製造方法(以下、この欄では、「本製法」ということもある。)を概念的に構成するのは、少なくとも、減香加熱及び付香加熱である。減香加熱とは、加熱であって、その目的が香りを減ずるものをいう。具体的には、青臭さが減ぜられる。付香加熱とは、加熱であって、その目的が香りを付加するものをいう。具体的には、加熱香が付加される。当該付香加熱の実施時期は、減香加熱と同時又はそれより後である。本製法を更に構成するのは、分画である。得られる画分は、少なくとも、うま味成分及び香気成分である。これらの成分の由来は、付香加熱されたアブラナ科野菜である。本製法のうちを具現化するのは、以下の第1〜第3の実施の形態である。
<第1の実施の形態>
図1が示すのは、第1の実施の形態に係る製造方法の流れである。この製法を構成するのは、切断(S10)、焼き又は炒め(S20)、水出し(S30)、固液分離(S40)、濃縮(S50)、並びに、殺菌及び充填(S60)である。本実施の形態で、減香加熱及び付香加熱の双方を具現化したものは、少なくとも、焼き又は炒め(S20)である。また、分画を具現化したものは、少なくとも、水出し(S30)である。当該第1の実施の形態では、比較的粘度が低い性状の調味料を製造することができ、種々の飲食品に適用しやすいことが特徴である。
<切断(S10)>
アブラナ科野菜及びその他の野菜(以下、単に「野菜」ということもある。)を切断する目的は、加熱時間の短縮である。他の目的は、抽出時間の短縮である。野菜の一部(例えば、花部や虫食われた葉など)は、捨てても良い。切断された野菜の大きさは、任意であるが、好ましくは、5mm〜5cm程度である。
<焼き又は炒め(S20)>
切断された野菜を焼き又は炒める目的は、青臭さの抑制である。すなわち、アブラナ科野菜を焼き又は炒めすることで気化されるのは、アブラナ科野菜の青臭さ成分(香気成分)である。もう一つの目的は、コクの強化である。すなわち、野菜を焼き又は炒めることで生成されるのは、加熱香であり、それにより感じられるのは香味の持続感である。加熱香は、人をしてコクを感じさせる。本発明者は特に、フェニルアセトアルデヒド(Phenylacetaldehyde)が加熱により増加する成分であり、コクに寄与していることを見出した。これはアミノ酸の一種であるフェニルアラニンが加熱により分解され、生成したものと推測される。青臭さに寄与する成分は、加熱香に寄与する成分よりも沸点が低く、比較的揮発性が高い。焼き又は炒めるのが不十分であると、青臭さが抑制されない。焼き又は炒めるのが過剰であると、コゲ臭が強くなる。強いコゲ臭は、忌避される。そのような観点から、野菜を焼き又は炒める温度は、45℃〜200℃であり、好ましくは、75℃〜180℃である。また、焼き又は炒める時間は、10〜120分であり、好ましくは、15分〜90分である。これらの方法は、公知の方法で良く、例示すると、ニーダーや焙焼釜等である。熱源は、火に限らず、IH等でもよい。
<水出し(S30)>
水出しの目的は、焼き又は炒められた野菜からその含有成分を抽出することである。焼き又は炒められた野菜が浴することで、その含有成分が溶け出す。当該成分が溶け出す先は、水である。水(溶媒)の温度が低すぎると、抽出時間が長くなる。他方で、水(溶媒)の温度が高すぎると、野菜由来の成分が劣化してしまう。そのような観点から、水(溶媒)の温度は、好ましくは、85〜98℃である。
<固液分離(S40)>
固液分離の目的は、青臭さの抑制である。野菜の青臭さが多く残留しているのは、野菜の固形部分である。当該固形部分を取り除くことで、青臭さが低下する。他の目的は、後工程の効率化である。固形を取り除くことで、後工程の濃縮を行う際に、濃縮度が上がる。また、固形部分を取り除くことで、液体の粘度が低下し、種々の飲食品への適用が容易となる。固液分離の方法は、公知の方法で良く、例えば、ふるい式、遠心分離式等である。遠心分離の原理は連続式、バッチ式のいずれの方法でもよいが、遠心分離装置を例示すると、デカンターがある。本工程の実施要否は、最終的な素材の用途を考慮して判断することができる。
<濃縮(S50)>
固液分離で得られた液体部分(液体)を濃縮する目的は、素材のハンドリングの向上である。液体を濃縮することで、液体の容積が減る。つまり、液体の保管コストが下がる。濃縮方法は、公知の方法で良く、例えば、真空濃縮、膜濃縮、凍結濃縮等である。
<殺菌及び充填(S60)>
以上に加えて、本製法が適宜採用するのは、殺菌及び充填である。これらの方法は、公知の方法で良く、例えば、プレート式殺菌、チューブラー式殺菌方法等がある。
<第2の実施の形態>
図2が示すのは、実施の形態2に係る製造方法の流れである。この製法を構成するのは、切断(S10)、焼き又は炒め(S20)、搾り(S31)、固液分離(S40)、濃縮(S50)、並びに、殺菌及び充填(S60)である。本実施の形態で、減香加熱及び付香加熱の双方を具現化したものは、少なくとも、焼き又は炒め(S20)である。また、分画を具現化したものは、少なくとも、搾り(S31)である。本実施の形態2に係る製法の特徴のみである。その他の説明は、前述の実施の形態1での説明に同旨である。当該第2の実施の形態では、比較的粘度が高く、Brixも高い調味料を製造することができることが特徴である。
<搾り(S31)>
切断された野菜を搾って得られるのは、搾汁及び粕である。つまり、野菜を搾る方法は、公知の方法で良く、例えば、圧搾式、遠心分離式等である。搾汁装置を例示すると、エクストルーダー、フィルタープレス、デカンター、ギナー等である。
<第3の実施の形態>
図3が示すのは、第3の実施の形態に係る製造方法の流れである。この製法を構成するのは、切断(S10)、ブランチ(S21)、搾り(S31)、固液分離(S40)、加熱濃縮(S51)、並びに、殺菌及び充填(S60)である。本実施の形態で、減香加熱を具現化したものは、少なくとも、ブランチ(S10)である。また、付香加熱を具現化したものは、少なくとも、加熱濃縮(S51)である。さらに、分画を具現化したものは、少なくとも、搾り(S31)である。以下で説明するのは、本実施の形態3に係る製法の特徴のみである。その他の説明は、前述の実施の形態1及び2での説明に同旨である。当該第3の実施の形態では、ブランチ工程を含むことで、硝酸、シュウ酸等のえぐみ、渋味に関わる成分が低減された調味料を製造することができることが特徴である。
<ブランチ(S21)>
切断された野菜をブランチする目的は、酵素の失活である。
他の目的は、アク除去である。切断された野菜をブランチする方法は、不問であり、具体的には、蒸気や温水等である。切断された野菜をブランチする温度は、50度乃至100度である。ブランチングの具体的な説明のために本願明細書が取り込むのは、特許第3771919号公報の内容である。
<加熱濃縮(S51)>
搾汁又は固液分離で得られた野菜の液を加熱濃縮する目的は、素材のハンドリングの向上である。素材を濃縮することで、容積を減らすことができ、保管コストを低減することができる。他の目的は、コクの強化である。搾汁又は固液分離で得られた野菜の液が加熱濃縮することで、加熱香が付与され、コクが強くなる。この場合、加熱温度は、45℃〜100℃であることが好ましい。
<コク>
本発明における「コク」とは、官能特性の一つである。コクの判断の主たる要素は、香味の持続性であり、より好ましくは、香味の複雑さも加味される。
<青臭さ>
本発明における「青臭さ」は、アブラナ科野菜が有する青臭さである。
<糖度(Brix)>
本実施の形態に係るアブラナ科野菜を含む野菜調味料において、Brixは、特に限定されないが、好ましくは、1.0以上60.0以下である。Brixの測定方法は、公知の方法でよい。測定手段を例示すると、光学屈折率計(NAR−3T ATAGO社製)である。
<pH>
本実施の形態に係るアブラナ科野菜を含む野菜調味料のpHは、特に限定されないが、好ましくは、4.0〜7.0である。pHが低くなりすぎて酸味が強くなると、酸味が強調されることでコクが感じにくくなる。また、pHが高すぎると、衛生管理上の観点から強い殺菌が必要となり、香味への影響等の観点からも好ましくない。より好ましくは、当該pHは、5.0〜7.0である。
<遠心沈殿量>
遠心沈殿量とは、試料を一定条件で遠心処理した際の沈殿量を体積割合で表したものである。本実施の形態で採用する測定方法は、次のとおりである。すなわち、10ml容の沈殿管(目盛付きスピッチグラス)にアブラナ科野菜を含む野菜調味料を10ml入れ、3,000rpm(1,600×g)で10分間遠心後の沈殿物の体積を測定する。遠心沈殿量は特に限定されないが、好ましくは、Brix2.9における遠心沈殿量が、30%未満である。より好ましくは、Brix2.9における遠心沈殿量が、5%未満である。さらに、より好ましくは、Brix2.9における遠心沈殿量が、1%未満である。遠心沈殿量が少ないことで、粘度を低下させることができ、種々の商品に適用しやすくなる。遠心沈殿量を少なくする方法は、公知の方法で良いが、具体的には、ふるいによるパルプ分の除去、及び遠心分離によるパルプの除去等が挙げられる。
<累積%粒子径>
粒子径とは、粒子の長径を測定した値である。ここで「累積a%粒子径」とは、測定で得られた粒度分布において、粒子集団の全体積を100%として累積頻度を求めたとき、累積頻度がa%に達する粒子径をいう。すなわち、累積50%粒子径(D50)とは、累積頻度が50%となる点の粒子径をいう。また、累積90%径(D90)とは、累積頻度が90%となる点の粒子径をいう。粒子径を測定する手段は、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置である。
本発明におけるアブラナ科野菜を含む野菜調味料の粒子径は、特に限定されないが、好ましくは、D50が250μm以下である。また、好ましくは、D90が700μm以下である。より好ましくは、D50が100μm以下である。また、より好ましくは、D90が400μm以下である。粒子径を小さくすることで、性状が滑らかなものとなり、種々の商品に適用しやすくなる。粒子径を小さくする方法は、公知の方法で良いが、具体的には、微細処理機による微細化、ふるいによるパルプ分の除去、及び遠心分離によるパルプの除去等が挙げられる。
[野菜調味料におけるコクの評価]
<比較例1>
ブロッコリーを5mm程度に細断し、細断したブロッコリーの2倍量の水で95℃、1h抽出した。0.5mmメッシュのふるいで固形部と液部に分離し、液部を試料とした。
<実施例1>
ブロッコリーを5mm程度に細断し、140℃で焙炒した。その後、細断したブロッコリーの2倍量の水で95℃、1h抽出した。0.5mmメッシュのふるいで固形部と液部に分離し、液部を試料とした。
<比較例2>
ブロッコリーを5mm程度に細断し、搾汁機で搾汁した後、ホットパック充填を行った。
<実施例2>
ブロッコリーを5mm程度に細断し、140℃で焙炒した。その後、搾汁機で搾汁した後、ホットパック充填を行った。
<比較例3>
キャベツを2cm程度に切断し、切断したキャベツの2倍量の水で95℃、1h抽出した。0.5mmメッシュのふるいで固形部と液部に分離し、液部を試料とした。
<実施例3>
キャベツを2cm程度に切断し、140℃で焙炒した。その後、切断したキャベツの2倍量の水で95℃、1h抽出した。0.5mmメッシュのふるいで固形部と液部に分離し、液部を試料とした。
<比較例4>
ブロッコリー、タマネギ、セロリ、ニンジンを2cm程度に切断し、切断した野菜の2倍量の水で95℃、1h熱水抽出した。固形分を除去後、抽出液を真空濃縮により、Brix20まで濃縮した。濃縮試料を水でBrix5.0まで希釈した。
<実施例4>
ブロッコリー、タマネギ、セロリ、ニンジンを2cm程度に切断し、切断した野菜を140℃で焙炒後、切断した野菜の2倍量の水で95℃、1h熱水抽出した。固形分を除去後、抽出液を真空濃縮により、Brix20まで濃縮した。濃縮試料を水でBrix5.0まで希釈した。
<糖度(Brix)の測定>
本測定で採用した糖度(Brix)の測定器は、屈折計(NAR−3T ATAGO社製)である。測定時の品温は、20℃であった。
<pHの測定>
本測定で採用したpHの測定器は、pH計(pH METER F−52 HORIBA社製)である。測定時の品温は、20℃であった。
<遠心沈殿量>
10ml容の沈殿管(目盛付きスピッチグラス)にアブラナ科野菜を含む野菜調味料(Brix2.9)を10ml入れ、3,000rpm(1,600×g)で10分間遠心後の沈殿物の体積を測定した。
<粒子径の測定>
レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(HORIBA製「LA−960」を用い、体積換算で頻度の累積が50%になる粒子径(D50)、及び90%になる粒子径(D90)を測定した。屈折率を「1.60−0.00i」、循環速度を「3」、撹拌速度を「1」とした。
<官能評価>
香味評価に鋭敏な感覚を持つ官能評価者(パネル)を選定した。(比較例1及び実施例1を併せて区分1と呼び、区分2〜4についても、以下同様とする。)官能評価は、区分1及び区分2に関しては、蒸留水でBrixを2.9に合わせ、区分3に関してはBrixを1.9に合わせて行った。区分1〜区分4に関して、比較例、及び実施例に関する識別性評価を、9名のパネルによる3点識別法により行った。
さらに、各区分それぞれに関して、比較例と実施例を比較し、香味における「コクの強化、及び青臭さの抑制」の評価を、11名のパネルによる2点比較法により行った。コクの定義は、香味の「持続性」、及び「複雑さ」とし、「複雑さ」については、定義を以下のとおりとした。
「複雑さ」を感じる・・・香味を多く感じられるが、特定の香味が際立ってなく、かつ、明確に香味を分解できない状態。
<官能評価基準>
識別性の判断は、各パネリストの評価を基にして、個別項の2項分布確率(BINOMDIST関数)により、危険率(P値)5%にて判断した。2点比較法による官能評価は、同区分内において、比較例を対照として、実施例のコクが強化されているか、及び青臭さが抑制されているかをパネルが評価した。
「コクの強化、及び青臭さの抑制」の有無(○又は×)に関する評価は、各パネリストの評価を基にして、個別項の2項分布確率(BINOMDIST関数)により、危険率(P値)5%にて判断した。
<結果>
区分1〜4それぞれに関して、比較例と実施例は有意に異なり、識別可能であるという結果であった。また、区分1〜4それぞれに関して、実施例は比較例と比較してコクが強化され、かつ青臭さが抑制されているという結果であった。
Figure 2018191536
<まとめ>
以上の試験結果より、焼き又は炒め工程を経たアブラナ科野菜を水出して、固液分離することにより、コクが強化されたエキス(抽出液)を製造することが可能であった。また、焼き又は炒め工程を経たアブラナ科野菜を搾汁することにより、コクが強化された搾汁液を製造することが可能であった。さらに、アブラナ科野菜に加えて他の野菜を併用した場合にも、本発明の効果を確認することができた。上記結果をまとめると、本発明に係るアブラナ科野菜調味料の製造方法を構成するのは、少なくとも、減香加熱及び付香加熱であることがわかった。この付香加熱が行われるのは、当該減香加熱より後、又は同時である。
本発明が有用な分野は、野菜調味料の製造及び販売である。

Claims (8)

  1. アブラナ科野菜調味料の製造方法であって、それを構成するのは、少なくとも、以下の工程:
    減香加熱:減香加熱されるのは、アブラナ科野菜であること、及び
    付香加熱:付香加熱されるのは、前記アブラナ科野菜の液であり、それによって付加されるのは、加熱香であり、この付香加熱が行われるのは、前記減香加熱より後であること、
    である。
  2. 請求項1の製造方法であって、
    アブラナ科野菜が減香加熱されることで、アブラナ科野菜の内在酵素が失活する。
  3. 請求項1又は2の製造方法であって、
    前記減香加熱は、茹でることである。
  4. 請求項1乃至3の何れかの製造方法であって、
    前記付香加熱は、加熱濃縮である。
  5. アブラナ科野菜調味料の製造方法であって、それを構成するのは、少なくとも、以下の工程:
    減香加熱:減香加熱されるのは、アブラナ科野菜であること、及び
    付香加熱:付香加熱されるのは、前記アブラナ科野菜であり、それによって付加されるのは、加熱香であり、この付香加熱が行われるのは、前記減香加熱と同時であること、
    である。
  6. 請求項5の製造方法であって、
    アブラナ科野菜が減香加熱されることで、このアブラナ科野菜に含まれる香気成分が気化する。
  7. 請求項5又は6の製造方法であって、
    前記減香加熱及び前記付香加熱は、何れも、焼くこと又は炒めることである。
  8. 請求項1乃至7の何れかの製造方法であって、それを更に構成するのは、次の工程:
    分画:ここで得られるのは、少なくとも、うま味成分及び香気成分であり、これらの成分の由来は、付香加熱されたアブラナ科野菜であること、
    である。
JP2017095879A 2017-05-12 2017-05-12 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法 Active JP7248377B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017095879A JP7248377B2 (ja) 2017-05-12 2017-05-12 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法
PCT/JP2018/017928 WO2018207818A1 (ja) 2017-05-12 2018-05-09 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法、並びにアブラナ科野菜含有飲食品、及びアブラナ科野菜含有飲食品のコクを強化する方法
US16/611,376 US11805796B2 (en) 2017-05-12 2018-05-09 Cruciferous vegetable seasoning and method for manufacturing same, food or beverage containing cruciferous vegetable, and method for enhancing rich taste of food or beverage containing cruciferous vegetable
EP18798811.8A EP3622832A4 (en) 2017-05-12 2018-05-09 CROSS FLAVORED VEGETABLES AND METHODS OF MANUFACTURING THEREOF, FOODS OR BEVERAGES CONTAINING CROSS FLOWERED VEGETABLES, AND METHODS FOR IMPROVING THE RICH TASTE OF FOODS OR BEVERAGES CONTAINING CROSS FLOWERED VEGETABLES
CN201880030678.0A CN110753498B (zh) 2017-05-12 2018-05-09 含有十字花科蔬菜的饮食品及其醇厚感增强方法
JP2022006877A JP7406576B2 (ja) 2017-05-12 2022-01-20 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法
JP2023181741A JP2024010061A (ja) 2017-05-12 2023-10-23 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017095879A JP7248377B2 (ja) 2017-05-12 2017-05-12 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022006877A Division JP7406576B2 (ja) 2017-05-12 2022-01-20 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018191536A true JP2018191536A (ja) 2018-12-06
JP2018191536A5 JP2018191536A5 (ja) 2020-05-14
JP7248377B2 JP7248377B2 (ja) 2023-03-29

Family

ID=64568683

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017095879A Active JP7248377B2 (ja) 2017-05-12 2017-05-12 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法
JP2022006877A Active JP7406576B2 (ja) 2017-05-12 2022-01-20 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法
JP2023181741A Pending JP2024010061A (ja) 2017-05-12 2023-10-23 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022006877A Active JP7406576B2 (ja) 2017-05-12 2022-01-20 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法
JP2023181741A Pending JP2024010061A (ja) 2017-05-12 2023-10-23 アブラナ科野菜調味料及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP7248377B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020022420A (ja) * 2018-07-25 2020-02-13 日本水産株式会社 コク味増強用組成物、コク味組成物、及びそれらの製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57174068A (en) * 1981-04-16 1982-10-26 Ajinomoto Co Inc Preparation of oil having taste and flavor
JPS6070046A (ja) * 1983-09-28 1985-04-20 Ajinomoto Co Inc 野菜エキスの製造法
JPS6244144A (ja) * 1985-08-20 1987-02-26 Ajinomoto Co Inc ロ−スト野菜の製造方法
JPH08112073A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Kagome Co Ltd クロロフィル含有野菜の搾汁液製造方法
JPH1042841A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Kagome Co Ltd 野菜ジュースの製造方法
JPH11127775A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Takara Shuzo Co Ltd 焙炒野菜類
JP2007068457A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Q P Corp 混ぜご飯の素及びそれを用いた混ぜご飯
JP2012085607A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Kirin Kyowa Foods Co Ltd 調理感付与剤およびその製造方法
JP2014030381A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 S & B Foods Inc チューブ入り半練り状調味料

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5182761A (ja) * 1975-01-16 1976-07-20 Kitsukoo Shokuhin Kogyo Kk
JP3153853B2 (ja) * 1997-06-30 2001-04-09 ハウス食品株式会社 野菜ブイヨン
AU2004224492B2 (en) * 2003-03-26 2008-10-09 Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo Method of powdering nonsugar component and powdering base
JP6070046B2 (ja) 2012-10-16 2017-02-01 トヨタ自動車株式会社 車両用電池搭載構造
CN102919813B (zh) * 2012-10-31 2014-03-26 吉林农业大学 低糖高膳食纤维复合果蔬酱及其制备方法
JP2014161319A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Ito En Ltd 悪臭の発生が抑制されたダイコンジュース
JP6244144B2 (ja) 2013-09-11 2017-12-06 株式会社やまびこ ブーム式散布装置
KR101706724B1 (ko) * 2014-07-01 2017-02-14 최일남 육수의 제조방법과 이를 이용한 순대국의 조리방법

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57174068A (en) * 1981-04-16 1982-10-26 Ajinomoto Co Inc Preparation of oil having taste and flavor
JPS6070046A (ja) * 1983-09-28 1985-04-20 Ajinomoto Co Inc 野菜エキスの製造法
JPS6244144A (ja) * 1985-08-20 1987-02-26 Ajinomoto Co Inc ロ−スト野菜の製造方法
JPH08112073A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Kagome Co Ltd クロロフィル含有野菜の搾汁液製造方法
JPH1042841A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Kagome Co Ltd 野菜ジュースの製造方法
JPH11127775A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Takara Shuzo Co Ltd 焙炒野菜類
JP2007068457A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Q P Corp 混ぜご飯の素及びそれを用いた混ぜご飯
JP2012085607A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Kirin Kyowa Foods Co Ltd 調理感付与剤およびその製造方法
JP2014030381A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 S & B Foods Inc チューブ入り半練り状調味料

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"「充実野菜」と「1日分の野菜」を使ったアイデアレシピをパッケージで紹介", 伊藤園ニュースリリース, JPN6021045383, 30 September 2010 (2010-09-30), ISSN: 0004703708 *
"イカのバジルソテー[野菜ジュースで旨みをプラス]", おうちで楽しむ簡単レシピ, JPN6021045384, 26 May 2014 (2014-05-26), ISSN: 0004703710 *
"伊藤園 野菜飲料を使った簡単ヘルシーレシピコンテスト", レシピブログ - 料理ブログのレシピ満載!, JPN6021045385, 14 July 2014 (2014-07-14), ISSN: 0004703709 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020022420A (ja) * 2018-07-25 2020-02-13 日本水産株式会社 コク味増強用組成物、コク味組成物、及びそれらの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024010061A (ja) 2024-01-23
JP7248377B2 (ja) 2023-03-29
JP7406576B2 (ja) 2023-12-27
JP2022058675A (ja) 2022-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5916179B1 (ja) だしの抽出方法および当該だしを用いた液状調味料
Balakrishnan Postharvest and industrial processing of ginger
JP5817094B2 (ja) トマト加工品及びその製造方法
JP2024010061A (ja) アブラナ科野菜調味料及びその製造方法
Lamas et al. Flavoured and fortified olive oils-pros and cons
JP2019176816A (ja) 山椒オイル及び山椒オイルの製造方法。
JP7070881B2 (ja) トマト加熱処理物及びトマトベース飲食品、ならびにその製造方法
JPWO2016148151A1 (ja) 柑橘の果皮精油を含む液状組成物
KR101591082B1 (ko) 해장국 및 그의 제조방법
JP2021023283A (ja) 野菜含有調味料、及び野菜含有調味料の製造方法
JP6819008B2 (ja) シークヮーサー乳化組成物の製造方法
JP4878951B2 (ja) 液体調味料
KR101974885B1 (ko) 황칠나무를 이용한 소스 조성물의 제조방법 및 그 방법에 의한 소스 조성물
JP3262756B2 (ja) 蒸し焼き料理用ペースト状調味ソース
JP2769644B2 (ja) 生ハーブを使用したカレールー及びカレーソース
WO2018207818A1 (ja) アブラナ科野菜調味料及びその製造方法、並びにアブラナ科野菜含有飲食品、及びアブラナ科野菜含有飲食品のコクを強化する方法
JP6218442B2 (ja) 飲食品の呈味増強方法及び呈味増強用香味料組成物
JP2014045766A (ja) 飲食品の呈味増強方法及び呈味増強用香味料組成物
JP2022019105A (ja) 野菜含有調味料、及び野菜含有調味料の製造方法
JP7321083B2 (ja) タマネギ含有調味料、タマネギ含有調味料の製造方法、タマネギ含有調味料を配合した食品、タマネギ含有調味料を配合した食品の製造方法
JP6793071B2 (ja) 酸性液状調味料
Sinsawasdi et al. Chemical and Functional Properties of Notable Ingredients
KR102085421B1 (ko) 브로콜리를 함유한 생선용 소스 및 이의 제조방법
JP6618811B2 (ja) セロリの風味低減方法、切断されたセロリ及びその製造方法、並びにセロリ含有飲食品並びにその製造方法
JP2015149896A (ja) ネギ属植物ペーストおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220120

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220120

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220126

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220201

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20220210

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20220215

C876 Explanation why request for accelerated appeal examination is justified

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C876

Effective date: 20221101

C305 Report on accelerated appeal examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C305

Effective date: 20221110

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20221115

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20221129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230119

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20230214

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20230314

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7248377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150