JP2018177560A - 熱遮蔽部材、単結晶引き上げ装置および単結晶シリコンインゴットの製造方法 - Google Patents

熱遮蔽部材、単結晶引き上げ装置および単結晶シリコンインゴットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無欠陥の単結晶シリコンが得られる結晶の引き上げ速度のマージンを拡大することができる熱遮蔽部材、単結晶引き上げ装置および該単結晶引き上げ装置を用いた単結晶シリコンインゴットの製造方法を提案する。【解決手段】石英るつぼの周囲に配置されたヒータにより加熱されて石英るつぼに貯留されたシリコン融液から単結晶シリコンインゴットIを引き上げる単結晶引き上げ装置に設けられる熱遮蔽部材1であって、該熱遮蔽部材1は、単結晶シリコンインゴットの外周面を包囲する円筒状の筒部2と、筒部2の下部にて環状の膨出部3とを備え、膨出部2は、上壁3aと底壁3bと2つの縦壁3c、3dとを有し、それらの壁によって囲まれた空間に環状の断熱材Hを有し、熱遮蔽部材1の開口径Rsと断熱材Hの開口径Rhとの差が15mm以上であることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、熱遮蔽部材、単結晶引き上げ装置および該単結晶引き上げ装置を用いた単結晶シリコンインゴットの製造方法に関する。
一般に、半導体デバイスの基板としては、チョクラルスキー(Czochralski,CZ)法により育成した単結晶シリコンインゴットに対してウェーハ加工処理を施して得られたシリコンウェーハが使用されている。
図1は、CZ法により単結晶シリコンインゴットを育成する一般的な単結晶引き上げ装置の一例を示している。この図に示した単結晶引き上げ装置100は、チャンバ51内に、単結晶シリコンインゴットIの原料物質を収容するためのるつぼ52が設けられており、この図に示したるつぼ52は、石英るつぼ52aと黒鉛るつぼ52bとで構成されている。このるつぼ52の下部には、るつぼ52を円周方向に回転させるとともに、るつぼ52を鉛直方向に昇降させるるつぼ回転昇降軸53が取り付けられている。また、るつぼ52の周囲には、ヒータ54が配置されており、るつぼ52内に収容された原料物質を加熱してシリコン融液Mにする。
チャンバ51の上部には、単結晶シリコンインゴットIを引き上げるための引き上げ軸55が設けられており、この先端に固定された種結晶保持器56に種結晶Sが保持されている。また、チャンバ51の上部および下部には、ガス導入口57およびガス排出口58がそれぞれ設けられており、単結晶シリコンインゴットIの育成中に、ガス導入口57からチャンバ51内に不活性ガスを供給し、インゴットIの外周面に沿って通過させてガス排出口58から排出するように構成されている。
さらに、チャンバ51内には、育成中のインゴットIの外周面を包囲する円筒形の熱遮蔽部材60が設けられている。図2は、従来の熱遮蔽部材60の構成の一例を示している。この図に示した熱遮蔽部材60は、単結晶シリコンインゴットIの外周面を包囲する円筒状の筒部61と、筒部61の下部にて膨出部62とを備える(例えば、特許文献1参照)。ここで、筒部61は内壁61aと外壁61bとを有している。また、膨出部62は上壁62aと底壁62bと2つの縦壁62c、62dとを有している。そして、これらの壁によって囲まれた空間に断熱材(蓄熱部材)Hが設けられている。
このような熱遮蔽部材60は、ヒータ54やシリコン融液M、るつぼ52の側壁からの輻射熱を遮蔽して、引き上げる単結晶シリコンインゴットIの冷却を促進する一方、ヒータ54やシリコン融液Mにより加熱された膨出部62の断熱材HによりインゴットIの外周面を保温し、単結晶シリコンインゴットIの中心部と外周部における結晶軸方向の温度勾配の差が大きくなるのを抑制する。
上記装置100を用いて、単結晶シリコンインゴットIの育成は以下のように行う。まず、チャンバ51内を減圧下のArガス等の不活性ガス雰囲気に維持した状態で、ヒータ54によってるつぼ52内に収容された多結晶シリコン等の原料物質を加熱して溶融し、シリコン融液Mとする。次いで、引き上げ軸55を下降させて種結晶Sをシリコン融液Mに浸漬し、るつぼ52および引き上げ軸55を所定の方向に回転させながら、引き上げ軸55を上方に引き上げる。こうして、種結晶Sの下方に単結晶シリコンインゴットIを育成することができる。
上記装置100を用いて育成された単結晶シリコンインゴットIには、デバイス形成工程で問題となる様々の種類のGrown−in欠陥が形成される。このGrown−in欠陥のインゴットIの径方向面内の分布は、2つの要因、すなわち、結晶の引き上げ速度Vおよび固液界面における単結晶内の引き上げ方向の温度勾配Gに依存することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
図3は、固液界面における温度勾配Gに対する引き上げ速度Vの比V/Gと単結晶シリコンインゴットIを構成する結晶領域との関係を示す図である。この図に示すように、単結晶シリコンインゴットは、V/Gの値が大きい場合には、空孔が形成されて結晶に起因したパーティクル(Crystal Originated Particles,COP)が検出される結晶領域であるCOP発生領域71に支配される。
V/Gの値を小さくすると、特定の酸化熱処理を施すと、酸化誘起積層欠陥(OSF:Oxidation Induced Stacking Fault)と呼ばれるリング状に分布するOSF潜在核領域72が形成され、このOSF領域72にはCOPは検出されない。
さらにV/Gの値を小さくすると、酸素析出物が存在しCOPが検出されない結晶領域である酸素析出促進領域(以下、「Pv領域」ともいう)73が、次いで酸素の析出が起きにくくCOPが検出されない結晶領域である酸素析出抑制領域(以下、「Pi領域」ともいう)74が形成され、転位クラスターが検出される結晶領域である転位クラスター領域75が形成される。
V/Gに応じてこのような欠陥分布を示す単結晶シリコンインゴットIから採取されるシリコンウェーハにおいて、COP発生領域71および転位クラスター領域75以外の結晶領域は、一般的には欠陥のない無欠陥領域と見なされる結晶領域であり、一般に、これらの結晶領域から採取されるシリコンウェーハは、無欠陥のシリコンウェーハとされる。
特開2004−107132号公報
"The Mechanism of Swirl Defects Formation in Silicon", Journal of Crystal Growth, Vol. 59, 1982, pp.625-643
上記COP発生領域71に対するV/Gの値と、転位クラスター領域75に対するV/Gの値の差は極めて小さいため、無欠陥の単結晶シリコンインゴットIを育成するためには、引き上げ速度Vの厳密な管理が必要となる。しかしながら、こうした引き上げ速度Vの管理は極めて困難であり、無欠陥の単結晶シリコンインゴットIが得られる結晶の引き上げ速度Vの範囲(マージン)を拡大することができる方途の提案が望まれている。
そこで、本発明の目的は、無欠陥の単結晶シリコンが得られる結晶の引き上げ速度のマージンを拡大することができる熱遮蔽部材、単結晶引き上げ装置および該単結晶引き上げ装置を用いた単結晶シリコンインゴットの製造方法を提案することにある。
上記課題を解決する本発明の要旨構成は以下の通りである。
[1]石英るつぼの周囲に配置されたヒータにより加熱されて前記石英るつぼに貯留されたシリコン融液から単結晶シリコンインゴットを引き上げる単結晶引き上げ装置に設けられる熱遮蔽部材であって、該熱遮蔽部材は、前記単結晶シリコンインゴットの外周面を包囲する円筒状の筒部と、前記筒部の下部にて環状の膨出部とを備える、熱遮蔽部材において、
前記膨出部は、上壁と底壁と2つの縦壁とを有し、それらの壁によって囲まれた空間に環状の断熱材を有し、
前記熱遮蔽部材の開口径と前記断熱材の開口径との差が15mm以上であることを特徴とする熱遮蔽部材。
[2]前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁と前記断熱材との間に空隙を有する、前記[1]に記載の熱遮蔽部材。
[3]前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁の前記断熱材側の表面と前記断熱材とが接触している、前記[1]に記載の熱遮蔽部材。
[4]前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁と前記底壁とが一体に形成されている、前記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の熱遮蔽部材。
[5]前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁が炭素材料を有する、前記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の熱遮蔽部材。
[6]前記[1]〜[5]のいずれかに記載の熱遮蔽部材を備える単結晶引き上げ装置。
[7]前記[6]に記載の単結晶引き上げ装置を用いて製造することを特徴とする単結晶シリコンインゴットの製造方法。
本発明によれば、無欠陥の単結晶シリコンインゴットが得られる結晶の引き上げ速度のマージンを拡大することができる。
一般的な単結晶引き上げ装置の一例を示す図である。 熱遮蔽部材の一例を示す図である。 固液界面における温度勾配に対する引き上げ速度の比と単結晶シリコンインゴットを構成する結晶領域との関係を示す図である。 (a)は単結晶シリコンインゴット内の応力分布の一例を示す図であり、(b)は、理想温度勾配Gidealの一例を示す図である。 本発明による熱遮蔽部材の一例を示す図である。 本発明による熱遮蔽部材の別の例を示す図である。 縦壁と底壁とが一体に形成された熱遮蔽部材を示す図である。 図5に示した熱遮蔽部材を備える単結晶引き上げ装置を用いて育成した場合の単結晶シリコンインゴットの温度勾配を示す図である。 図6に示した熱遮蔽部材を備える単結晶引き上げ装置を用いて育成した場合の単結晶シリコンインゴットの温度勾配を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明による熱遮蔽部材は、石英るつぼの周囲に配置されたヒータにより加熱されて前記石英るつぼに貯留されたシリコン融液から単結晶シリコンインゴットを引き上げる単結晶引き上げ装置に設けられる熱遮蔽部材であって、該熱遮蔽部材は、単結晶シリコンインゴットの外周面を包囲する円筒状の筒部と、筒部の下部にて環状の膨出部とを備える。ここで、上記膨出部は、上壁と底壁と2つの縦壁とを有し、それらの壁によって囲まれた空間に環状の断熱材を有し、熱遮蔽部材の開口径と断熱材の開口径との差が15mm以上であることを特徴とする。
上述のように、単結晶シリコンインゴットI内の結晶欠陥の径方向分布は、温度勾配Gに対する引き上げ速度Vの比V/Gに依存する。ここで、引き上げ速度Vは、インゴットIへの格子間シリコンと空孔の導入量を決定する。これに対して、温度勾配Gは、格子間シリコンと空孔の拡散速度を決定する。
無欠陥の単結晶シリコンインゴットIが得られる結晶の引き上げ速度Vのマージン(以下、単に「引き上げ速度マージン」とも言う。)は、インゴットI内の結晶欠陥の径方向分布をフラット(平坦)にすることによって拡大することができる。この結晶欠陥の径方向分布の平坦化を実現する臨界(V/G)criは、空孔の濃度と格子間シリコンの濃度とが等しくなる条件から理論的に求めることができ、以下の式(1)で与えられる(例えば、K. Nakamura, R. Suewaka and B. Ko, ECS Solid State Letters, 3 (3) N5-N7 (2014)参照)。
ここで、σmeanは結晶内の任意の位置の応力である。
式(1)から明らかなように、格子間シリコン濃度と空孔濃度とが等しくなる(V/G)criは、結晶内の応力に依存する。上記(V/G)criは、伝熱計算等により結晶内の応力分布を求めて得ることができる。また、結晶欠陥の径方向分布の平坦化を実現する理想的な温度勾配(以下、「理想温度勾配Gideal」とも言う。)についても、引き上げ速度VはインゴットIの径方向で一定であるため、上記式(1)から、
と求めることができる。
図4(a)は、結晶内の応力分布の一例を示しており、図4(b)は、理想温度勾配の一例を示している。図4(b)に示したような理想温度勾配Gidealを実現することができれば、対応する引き上げ速度Vで単結晶シリコンインゴットIを引き上げることによって、インゴットI内の結晶欠陥の径方向分布をフラットにして、引き上げ速度マージンを最大化することができる。
単結晶シリコンインゴットIの温度勾配Gは、熱遮蔽部材60の構成に依存する。本発明者らは、上記理想の温度勾配Gidealを実現すべく、熱遮蔽部材60の構成と温度勾配Gとの関係を詳細に調査した。その結果、熱遮蔽部材60における、インゴットIが挿通されている開口部Oの径(以下、「開口径」とも言う。)Rを大きくすることにより、温度勾配GはGidealに近づくことが判明した。なお、上記開口径Rは、膨出部62での開口径である。
そして、開口径Rが従来のものよりも大きな熱遮蔽部材を用いて単結晶シリコンインゴットIを育成すると、結晶欠陥の径方向分布がよりフラットになり、引き上げ速度マージンが拡大することを見出したのである。
こうして、開口径Rを大きくすることにより、引き上げ速度マージンを拡大することはできたが、今度は結晶のくねりや結晶変形等の問題が新たに生じた。これは、開口径Rを大きくすると、シリコン融液Mから見える単結晶引き上げ装置100内の冷温部分が多くなり、シリコン融液Mが冷却されてシリコン融液Mの温度が不安定になったためと考えられる。こうしたシリコン融液Mの温度の安定化には、開口径Rを小さくすることが有効である。
このように、引き上げ速度マージンを拡大するためには、熱遮蔽部材60の膨出部62での開口径Rを大きくすることが有効であるのに対して、結晶のくねりや結晶の変形を抑制する点では、開口径Rを小さくすることが有効であり、引き上げ速度マージンの拡大と、結晶のくねりや結晶変形の抑制とはトレードオフの関係にあることが判明したのである。
そこで、本発明者らは、結晶のくねりや結晶変形を生じさせることなく、引き上げ速度マージンを拡大する方途について鋭意検討した。その結果、熱遮蔽部材60の開口径Rは変更せずに、断熱材Hの開口径Rを大きくすることに想到したのである。
上述のように、単結晶シリコンインゴットIの温度勾配Gは、熱遮蔽部材60の構成に依存するが、温度勾配Gを決定するのは、単結晶シリコンインゴットI表面への入熱を制御する断熱材Hである。これに対して、シリコン融液Mの温度の安定化のためには、単結晶シリコンインゴットIと熱遮蔽部材60との間を流れるArガス等の不活性ガスの流速が高めることが有効であり、不活性ガスの流速は、熱遮蔽部材60の外形に依存する。
こうしたことから、本発明者らは、熱遮蔽部材60の開口径Rを変更せずに、断熱材Hの開口径Rを大きくすることによって、結晶のくねりや結晶変形の抑制しつつ、温度勾配Gを理想温度勾配Gidealに近づけて引き上げ速度マージンを拡大できることを見出し、本発明を完成させたのである。
図5は、本発明による熱遮蔽部材の一例を示している。この図に示した熱遮蔽部材1は、単結晶シリコンインゴットIの外周面を包囲する円筒状の筒部2と、筒部2の下部にて膨出部3とを備える。ここで、筒部2は、内壁2aと外壁2bとを有し、これらの間には、断熱材Hが設けられている。また、膨出部3は、上壁3aと底壁3bと2つの縦壁3c、3dとを有しており、それらの壁で囲まれた空間に環状の断熱材Hが設けられている。なお、上記熱遮蔽部材1は、縦壁3cがインゴットIに隣接するように構成されている。
図5に示した熱遮蔽部材1においては、縦壁3cと断熱材Hとの間に、空隙(空間)Vが設けられている。これにより、断熱材Hの開口径Rを大きくして結晶Iの温度勾配Gを理想温度勾配Gidealに近づけて、引き上げ速度マージンを拡大することができる。また、熱遮蔽部材1の開口径Rは従来のものと同じにすることにより、インゴットIと熱遮蔽部材1との間を流れる不活性ガスの流速を維持することにより、結晶のくねりや結晶変形を抑制できる。
従来の熱遮蔽部材60においては、断熱材Hを覆う壁は、断熱材Hの一部がシリコン融液Mに落下するのを防ぐための単なるカバー部材であり、熱遮蔽部材60の開口径Rは変更せずに、断熱材Hの開口径Rを大きくして、上記開口径に差を設けるという本発明の思想はこれまでにないものである。
なお、図5に示すように、熱遮蔽部材1の開口径Rは、インゴットIの中心軸A(すなわち、引き上げ装置の引き上げ軸)から縦壁3cのインゴットI側の表面までの距離であり、断熱材Hの開口径Rは、インゴットIの中心軸Aから断熱材Hの内壁面までの距離である。
本発明による熱遮蔽部材1において、熱遮蔽部材1の開口径Rと、断熱材Hの開口径Rとの差Rは15mm以上とする。上述のように、図2に例示した従来の熱遮蔽部材60において、壁62a〜62dは、断熱材Hの一部がシリコン融液M中に落下するのを防止するための単なるカバー部材に過ぎず、これらの壁で囲まれた空間には断熱材が隙間なく充填されていた。そして、これらの壁のそれぞれは、概ね10mm程度の厚みで構成されていた。
本発明においては、こうした従来の熱遮蔽部材60における断熱材Hの開口径よりも大きくして、結晶欠陥の径方向分布をフラットにして、引き上げ速度マージンを拡大する。上記開口径の差Rは、引き上げ速度マージンをより拡大する点で、25mm以上であることが好ましく、70mm以上であることがより好ましい。また、断熱材を抜くことによる石英ルツボの熱負荷の増加、それに伴う引上げ結晶の有転位化防止の点で、開口径の差Rは、200mm以下であることが好ましく、
150mm以下であることがより好ましい。
熱遮蔽部材1の外形を構成する壁のうち、少なくとも縦壁3cは、シリコン融液Mからの輻射熱を単結晶シリコンインゴットIの外周面に良好に伝達するために、熱伝導率が高い材料で構成することが好ましい。また、底壁3bについても、熱伝導率が高い材料で構成することがより好ましい。
上記熱伝導率が高い材料としては、グラファイト等の炭素材料やモリブデン(Mo)等の金属を挙げることができる。これらの中でも、汚染が少ないことから、上記炭素材料で壁を構成することが好ましい。
熱遮蔽部材1の膨出部での開口径は、340mm以上460mm以下とすることが好ましい。これにより、単結晶シリコンインゴットIと熱遮蔽部材との間を流れるArガス等の不活性ガスの流速を高めて、シリコン融液Mの温度の安定性を高めることができる。より好ましくは350mm以上450mm以下である。
また、断熱材Hの開口径は、355mm以上475mm以下とすることが好ましい。これにより、単結晶シリコンインゴットIと熱遮蔽部材との間を流れるArガス等の不活性ガスの流速を高めて、シリコン融液Mの温度の安定性を高めることができる。より好ましくは365mm以上465mm以下である。
図6は、本発明による熱遮蔽部材の別の例を示している。なお、図5に示した熱遮蔽部材1と同じ構成には同じ符号が付されている。この図に示した熱遮蔽部材10においては、図5に示した熱遮蔽部材1とは異なり、縦壁3cと断熱材Hとの間に空隙(空間)Vが設けられていない。その代わりに、縦壁3cの厚みを従来のものよりも大きく構成されており、縦壁3cと断熱材Hとが接触するように構成されている。これにより、熱遮蔽部材1と同様に、断熱材Hの開口径Rを従来よりも大きくして、結晶のくねりや結晶欠陥を抑制しつつ、無欠陥の結晶シリコンが得られる引き上げ速度のマージンを拡大することができる。
なお、図7に示した熱遮蔽部材20のように、単結晶シリコンインゴットIに隣接する側の縦壁3cと底壁3bとが一体に形成されていることが好ましい。これにより、底壁3bからの輻射熱をインゴットIにさらに伝達しやすくすることができ、温度勾配Gを理想温度勾配Gidealにより近づけることができる。これは、図5に示した熱遮蔽部材1についても同様である。
また、図5〜7に示した熱遮蔽部材1、10および20においては、膨出部3は筒内に膨出しているが、膨出部3が筒外に膨出する熱遮蔽部材も本発明に含まれる。
(単結晶引き上げ装置)
本発明による単結晶引き上げ装置は、上述した本発明による熱遮蔽部材を備えることを特徴としている。よって、熱遮蔽部材以外の構成については限定されず、所望の単結晶シリコンインゴットを育成できるように適切に構成することができる。
例えば、図1に示した単結晶引き上げ装置100において、熱遮蔽部材60に代えて、図5〜図7に例示した本発明による熱遮蔽部材1、10および20を適用することにより、本発明による単結晶引き上げ装置とすることができる。そして、本発明による単結晶引き上げ装置を用いることにより、結晶の変形を抑制しつつ無欠陥の単結晶シリコンインゴットを育成することができる。
(単結晶シリコンの製造方法)
また、本発明による単結晶シリコンの製造方法は、上述した本発明による単結晶引き上げ装置を用いてシリコン結晶を製造することを特徴としている。よって、上述した本発明による単結晶引き上げ装置を用いること以外については限定されず、所望の単結晶シリコンインゴットを育成できるように適切に構成することができる。
例えば、図1に示した単結晶引き上げ装置100において、熱遮蔽部材60に代えて、図5に例示した本発明による熱遮蔽部材1や、図6に例示した本発明による熱遮蔽部材10を適用した装置を用いて、以下のように単結晶シリコンインゴットを製造することができる。まず、チャンバ51内を減圧下のArガス等の不活性ガス雰囲気に維持した状態で、ヒータ54によってるつぼ52内に収容された多結晶シリコン等の原料物質を加熱して溶融し、シリコン融液Mとする。次いで、引き上げ軸55を下降させて種結晶Sをシリコン融液Mに浸漬し、るつぼ52および引き上げ軸55を所定の方向に回転させながら、引き上げ軸55を上方に引き上げる。こうして、結晶のくねりや結晶変形を抑制して無欠陥の単結晶シリコンインゴットを育成することができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
<単結晶シリコンインゴットの育成>
(発明例1)
本発明による単結晶シリコンの製造方法により、単結晶シリコンの製造を行った。具体的には、単結晶引き上げ装置として、図1に示した単結晶引き上げ装置100において、熱遮蔽部材60に代えて、図5に示した熱遮蔽部材1を適用した装置を用いた。この熱遮蔽部材1の上壁3a、底壁3bおよび縦壁3d、3dとして、表面にSiCコートを施したグラファイト材を用い、上壁3aの厚みを7mm、底壁3bの厚みを5mm、縦壁3cの厚みを5mm、3dの厚みを7mmとした。また、縦壁3cと断熱材Hとの間の空隙の径方向の幅を100mmとした。
(発明例2)
発明例1と同様に、単結晶シリコンの製造を行った。ただし、単結晶引き上げ装置として、図1に示した単結晶引き上げ装置100において、熱遮蔽部材60に代えて、図6に示した熱遮蔽部材10を適用した装置を用いた。そして、縦壁3cの厚みは50mmとした。その他の条件は、発明例1と全て同じである。
(比較例)
図1に示した単結晶引き上げ装置100を用いて単結晶シリコンを製造した。その他の条件は、発明例と全て同じである。
<温度勾配の評価>
図8は、図5に示した熱遮蔽部材1を備える単結晶引き上げ装置を用いて育成した場合の単結晶シリコンインゴットの温度勾配Gと理想温度勾配Gidealとの関係を示している。比較のために、図1に示した装置を用いて育成した場合についても示している。理想温度勾配Gidealからの温度勾配Gのずれを評価するために、図8に示した温度勾配プロファイルの41のサンプル点について、温度勾配Gと理想温度勾配Gidealとの差を求め、それらの平均値および標準偏差を求めた。
図9は、図6に示した熱遮蔽部材10を備える単結晶引き上げ装置を用いて育成した場合の単結晶シリコンインゴットの温度勾配Gと理想温度勾配Gidealとの関係を示している。比較のために、図1に示した装置を用いて育成した場合についても示している。上記図5に示した熱遮蔽部材1の場合と同様の評価を、図6に示した熱遮蔽部材10の場合についても行った。得られた結果を表1に示す。
表1から明らかなように、図5に示した熱遮蔽部材1および図6に示した熱遮蔽部材10の双方について、標準偏差の値が比較例よりも小さく、比較例に比べて温度勾配Gが理想温度勾配Gidealに近いことが分かる。
<結晶変形の評価>
発明例1、2および比較例のいずれにおいても、無欠陥の単結晶シリコンインゴットを育成することができた。具体的には、発明例および比較例により得られた単結晶シリコンインゴットの変形の度合いを示す指標である変形率を用いて変形について評価を行った(例えば、特開平09−87083号公報参照)。変形率は、単結晶シリコンインゴットの直径について、((最大直径−最小直径)/最小直径)×100(%)で定義される値であり、発明例1については0.10〜0.13%、発明例2については0.11〜0.15%、比較例については0.09〜0.16%となり、品質基準を満たしていた。
<引き上げ速度マージンの評価>
発明例1、2および比較例について、無欠陥の結晶シリコンが得られる引き上げ速度Vのマージンを測定した。その結果、発明例1については0.019mm/分、発明例2については0.018mm/分、比較例については0.016mm/分であった。このように、本発明により、無欠陥の結晶シリコンが得られる引き上げ速度のマージンが拡大できることが分かる。
本発明によれば、無欠陥の単結晶シリコンが得られる結晶の引き上げ速度のマージンを拡大できるため、半導体産業において有用である。
1,10,20,60 熱遮蔽部材
2,61 筒部
2a,61a 内壁
2b,61b 外壁
3,62 膨出部
3a,62a 上壁
3b,62b 底壁
3c,3d,62c,62d 縦壁
51 チャンバ
52 るつぼ
52a 石英るつぼ
52b 黒鉛るつぼ
53 るつぼ回転昇降軸
54 ヒータ
55 引き上げ軸
56 種結晶保持器
57 ガス導入口
58 ガス導出口
71 COP発生領域
72 OSF潜在核領域
73 酸素析出促進領域(Pv領域)
74 酸素析出抑制領域(Pi領域)
75 転位クラスター領域
100 単結晶引き上げ装置
A インゴットの中心軸
H 断熱材
I 単結晶シリコンインゴット
M シリコン融液
O 開口部
熱遮蔽部材の開口径
断熱材の開口径
S 種結晶

Claims (7)

  1. 石英るつぼの周囲に配置されたヒータにより加熱されて前記石英るつぼに貯留されたシリコン融液から単結晶シリコンインゴットを引き上げる単結晶引き上げ装置に設けられる熱遮蔽部材であって、該熱遮蔽部材は、前記単結晶シリコンインゴットの外周面を包囲する円筒状の筒部と、前記筒部の下部にて環状の膨出部とを備える、熱遮蔽部材において、
    前記膨出部は、上壁と底壁と2つの縦壁とを有し、それらの壁によって囲まれた空間に環状の断熱材を有し、
    前記熱遮蔽部材の開口径と前記断熱材の開口径との差が15mm以上であることを特徴とする熱遮蔽部材。
  2. 前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁と前記断熱材との間に空隙を有する、請求項1に記載の熱遮蔽部材。
  3. 前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁の前記断熱材側の表面と前記断熱材とが接触している、請求項1に記載の熱遮蔽部材。
  4. 前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁と前記底壁とが一体に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱遮蔽部材。
  5. 前記単結晶シリコンインゴットに隣接する側の縦壁が炭素材料を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱遮蔽部材。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の熱遮蔽部材を備える単結晶引き上げ装置。
  7. 請求項6に記載の単結晶引き上げ装置を用いて製造することを特徴とする単結晶シリコンインゴットの製造方法。
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