JP2018153769A - 金属含有ゼオライト - Google Patents

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【課題】 炭化水素の転化・異性化に適した、特定の金属を含有し、表面に酸点が存在しない新規な金属含有ゼオライトを提供する。【解決手段】 周期表6〜10族および12〜13族から選択される少なくとも1種の金属を含有し、下記(i)〜(iv)の特性を有するものであることを特徴とする金属含有ゼオライト。(i)平均粒子径(PD)がPD≦100nmである。(ii)10員環の骨格構造を有する。(iii)表面に酸点が存在しない。(iv)酸量が0.05〜0.85mmol/gである。【選択図】 なし

Description

本発明は、新規な金属含有ゼオライトに関するものであり、さらに詳細には、炭化水素の転化・異性化に適した、特定の金属を含有し、平均粒子径が100nm以下の表面に酸点が存在しない新規な金属含有ゼオライトに関するものである。
中細孔ゼオライトは、芳香族化合物相当のサイズの細孔を利用した高選択性触媒として用いられている。中細孔ゼオライトで代表的なMFI型ゼオライトを触媒として用いた例として、トルエンの不均化(例えば、特許文献1参照。)、キシレンの異性化(例えば、特許文献2参照。)、脂肪族炭化水素の芳香族化(例えば、特許文献3参照。)などが挙げられる。これらの反応は主に、中細孔ゼオライトのミクロ細孔の特徴を利用したものである。中細孔ゼオライトのミクロ細孔は、入口径がおよそ0.5nmであり、この細孔径に近接した分子径を持つ分子の有効な反応場となると考えられる。
なかでも炭化水素の芳香族化においては、ゼオライトへ金属を含有させることでその活性、選択性を向上させる取り組みがなされてきた。例えば、パラフィン、オレフィン、ナフテンを含有する炭化水素を原料とした芳香族化合物製造用触媒として、亜鉛飛散量の抑制された亜鉛担持中間細孔径ゼオライト系触媒を提供している(例えば、特許文献4参照。)。また、パラフィン、オレフィン、アセチレン系炭化水素、環状パラフィン及び環状オレフィンを原料として用いた芳香族化合物製造に用いられる触媒として、L型ゼオライトに白金及びハロゲン成分を同時に担持させてなる触媒を提供している(例えば、特許文献5参照。)。さらには、構造体の大きさが0.1〜100mmであって、構造体表層部に結晶性多孔質アルミノシリケートが存在し、構造体表層部を除く内部の層に無機支持体が存在する構造体に亜鉛および/またはガリウムが担持したことを特徴とする芳香族化反応用触媒を提供している(例えば、特許文献6参照。)。その他、炭化水素を原料とした芳香族化合物製造用触媒が提供されている(例えば、特許文献7、8参照。)
一方で、ゼオライト表面の酸点における非選択的反応は、一般的に望ましいものではない。これらの非選択的反応はしばしば、生成物収量の低下、生成物選択率の低下、コーク析出による触媒の失活を招く。
そこで、ゼオライト表面における望ましくない反応を抑制するために、嵩高い試剤で表面のアルミニウムを抽出する、または表面を被覆することにより表面の酸点を減少または消去する方法が提案されている。
そして、MFI構造を有するゼオライトをシリケートで被覆することで、外表面の酸点を低減したゼオライトの製造と、それによるp−キシレンの選択的な製造法が提案されている(例えば特許文献9参照。)。
また、嵩高いジアルキルアミン試剤でゼオライトの表面酸点を被覆することで、表面酸性度を減少させる方法が提案されている(例えば特許文献10,11参照。)。
特許第4014279号公報 特許第2598127号公報 特許第2905947号公報 特開1998−33987公報 特許第3264447号公報 特許第5447468号公報 特許第3966429号公報 特許第5564769号公報 特許第6029654号公報 米国特許第4520221号 米国特許第4568768号
しかし、特許文献4〜8に提案された触媒反応を用いた芳香族化合物の製造法においては、製造コストの観点から、触媒寿命(反応開始後の触媒が活性な状態から触媒が失活するまでの時間)に課題を有していた。
そして、特許文献10、11に提案されたアミンによる表面酸点の被覆においては、高温でアミンが脱離もしくは分解するという課題を有する。また、特許文献9に提案のゼオライトをシリケートで被覆する方法においては、被覆に複数回の水熱合成が必要となるという課題がある。そして、これらの課題を伴わない比較的容易な酸点の除去方法としては水蒸気によるアルミニウムの脱離が挙げられるが、この方法では一般的にゼオライト表面のアルミニウムのみを選択的に除去することができず、細孔内のアルミニウムまでも除去してしまい、細孔内の酸点の低下をも招くものであった。
一方で、本発明のゼオライトはゼオライト表面のアルミニウムを選択的に除去することにより、実質的に表面に酸点を有さず、細孔内のみに酸点を有するものであり、さらにそこへ特定の金属を含有させることで、例えば炭化水素の転化反応や異性化反応において、高活性、長寿命、高選択性を達成することが可能となり、石油化学において有用性の高いゼオライトを提供できるものである。
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意検討を行った結果、特定の金属を含有し、特定の特性を有する新規な金属含有ゼオライトを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、周期表第6〜10族および12〜13族から選択される少なくとも1種の金属を含有し、下記(i)〜(iv)の特性を有するものであることを特徴とする金属含有ゼオライトに関するものである。
(i)平均粒子径(以下、PDと記す。)がPD≦100nmである。
(ii)骨格構造が10員環構造である。
(iii)表面に酸点を有さない。
(iv)酸量が0.05〜0.85mmol/gである。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明の金属含有ゼオライトは、前記(i)〜(iv)の特性を有し、周期表第6〜10族および12〜13族から選択される少なくとも1種の金属を含有する金属含有ゼオライトである。
この際の周期表第6〜10族および12〜13族から選択される少なくとも1種の金属としては、例えばモリブデン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、パラジウム、白金、亜鉛およびガリウムから選択される少なくとも1種の金属を挙げることができ、特に転化・異性化の際に優れた特性、耐久性を発現するものとなることから、ニッケル、亜鉛、モリブデン、鉄及びガリウムから選択されるものであることが好ましい。そして、その含有量としては、0.05〜5wt%であることが好ましい。
本発明の金属含有ゼオライトは、(i)PD≦100nmのものである。特に熱安定性にも優れるものとなることから、3nm≦PD≦100nmであることが望ましく、更に5nm≦PD≦100nmであることが望ましい。ここで、PDが100nmを越えるものであると、炭化水素の転化反応・異性化反応に用いた場合、反応効率に劣るものとなる。
なお、PDは、例えばゼオライトの外表面積から以下の式(1)を用いて算出して求めることができる。
PD=6/S(1/2.29×10+0.18×10−6) (1)
(ここで、Sは外表面積(m/g)を示すものである。)
また、式(1)における外表面積(S(m/g))は、液体窒素温度における一般的な窒素吸着法を用い、t−plot法から求めることができる。例えば、tを吸着量の厚みとするときに、tについて0.6〜1nmの範囲の測定点を直線近似し、得られた回帰直線の傾きからゼオライトの外表面積を求めるものである。
また、該金属含有ゼオライトは、(ii)骨格構造が10員環構造を有する、ものである。10員環の骨格構造を有するゼオライトとしては、例えばAEL、EUO、FER、HEU、MEU、MEL、MFI、NES型などのゼオライトを挙げることができ、中でも脂肪族炭化水素の転化反応・異性化反応に適したものとなることからMFI、FER、MEL型ゼオライトが好ましく、特にMFI型ゼオライトであることが好ましい。
該金属含有ゼオライトは、(iii)表面に酸点を有さない、ものである。
ここで、ゼオライトの表面酸点とは、その言葉の意味する通り、ゼオライトの表面に存在する酸点を示すものである。通常、ゼオライトは、その表面及び(ミクロ)細孔内に酸点を有するものであり、表面に酸点を有さないとは、(ミクロ)細孔内のみに酸点を有するものと言えるものである。そして、特に耐熱性、耐熱水性、耐久性にも優れるものとなることから、表面をシリケート、ジアルキルアミン試薬等により被覆されていない未修飾表面を有するゼオライトであることが好ましい。
そして、ゼオライトの表面の酸点(表面に酸点が存在しないこと)の確認としては、その確認を行うことが可能であれば如何なる方法をも用いることが可能であり、例えば酸点に対する吸着性を有する2,4−ジメチルキノリンの吸着により確認することが可能である(Characterization of acid sites on the external surface of zeolites,Reaction Kinetics and Catalysis Letters,vol.67,p.281(1999)参照。)。2,4−ジメチルキノリンは、ゼオライト表面(細孔内表面を含む)に存在する酸点(−OH)と吸着性質を有しているが、ゼオライトの(ミクロ)細孔径が2,4−ジメチルキノリン分子より小さい場合、(ミクロ)細孔内に侵入することができず、(ミクロ)細孔内の酸点と吸着することは出来ない。つまり、ゼオライト表面の酸点のみと吸着するものとなる。よって、ゼオライトの表面に存在する酸点(−OH)への2,4−ジメチルキノリンの吸着が観測されない場合には、ゼオライトの表面に酸点が存在しないと判断することができる。
より具体的な方法としては、ゼオライトの前処理として400℃で2時間の脱気・脱水処理を行ったゼオライトの150℃における赤外吸収スペクトル測定を行う。そして、脱気・脱水処理を行ったゼオライトに2,4−ジメチルキノリンガスを導入して10分間吸着させ、150℃での排気により余剰2,4−ジメチルキノリンを除き、2,4−ジメチルキノリン吸着ゼオライトの調製を行い150℃における赤外吸収スペクトル測定を行う。つまり、2,4−ジメチルキノリン吸着前後の赤外吸収の差スペクトルにおいて、3600〜3650cm−1の範囲で赤外線吸収の差(減少)が確認できない場合に表面に酸点が存在しないと判断することができる。なお、2,4−ジメチルキノリンはゼオライト表面のシラノール部位にも吸着するが、シラノールのO−H伸縮振動に由来する吸収は、3700〜3800cm−1に観測される。一方、ゼオライト表面の酸点のO−H伸縮振動に由来する吸収は、3600〜3650cm−1に観測され、2,4−ジメチルキノリンを吸着して酸点のO−H伸縮振動に由来する吸収3600〜3650cm−1の範囲に赤外吸収スペクトルの減少がみられることは、2,4−ジメチルキノリンがゼオライトの表面酸点に吸着したことを示す。
該金属含有ゼオライトは、(iv)酸量が0.05〜0.85mmol/gであり、好ましくは0.05〜0.55mmol/gのものである。ここで、酸量が0.85mmol/gを越えるゼオライトである場合、炭化水素の転化・異性化反応に用いた際にコーク付着しやすいものとなり、転化・異性化反応の失活が速くなる。酸量が0.05mmol/g未満のゼオライトである場合、炭化水素の転化・異性化反応の際の活性が低いものとなる。なお、本発明でいうゼオライトにおける酸量とは、(iii)表面に酸点を有さない、ものであることから、基本的には(ミクロ)細孔内における酸点の酸量となるものである。
酸量の測定としては、一般的に酸量の測定方法として知られている方法を用い測定することが可能であり、例えばアンモニア−TPD法(アンモニア昇温脱離法による固体酸性質測定,触媒,vol.42,p.218(2000)参照。)に準じた方法により測定することができる。具体的には、室温でゼオライトにアンモニアを飽和吸着させ、100℃に加熱して測定雰囲気中に残存するアンモニアの除去を行った後、昇温速度10℃/分で700℃までの昇温過程で測定されるアンモニアのピークの内、強酸点を示す高温側で脱離するアンモニア量をもって固体酸量とする方法を挙げることができる。
また、該金属含有ゼオライトは、そのSiO/Al比としてはゼオライトと称される範疇に属するものであれば如何なるものであってもよく、中でも、炭化水素の転化・異性化反応に用いた際に、その効率に優れるものとなることから、SiO/Al比=20〜300であるものが好ましく、特に耐熱性、反応選択性、生産性に優れるものとなることから、SiO/Al比=30〜200であることが好ましい。
そして、該金属含有ゼオライトは、下記(v)〜(viii)の特性を有するゼオライトを基材とし、金属を含有するものとすることができ、その際の製造方法としては、例えば下記(v)〜(viii)の特性を有するゼオライトに対し、含浸担持、イオン交換、骨格置換等の方法により金属を導入する方法を挙げることができる。
(v)PD≦100nmである。
(vi)骨格構造が10員環構造である。
(vii)表面に酸点が存在しない。
(viii)酸量が0.1〜1.0mmol/gである。
その際の基材であるゼオライトは、(v)PD≦100nmのものである。特に熱安定性にも優れる金属含有ゼオライトとなることから、3nm≦PD≦100nmであることが望ましく、更に5nm≦PD≦100nmであることが望ましい。なお、PDは、上記した方法、つまり上記の式(1)を用いて算出して求めることができる。
また、基材ゼオライトは、(vi)骨格構造が10員環構造を有する、ものである。10員環の骨格構造を有するゼオライトとしては、例えばAEL、EUO、FER、HEU、MEU、MEL、MFI、NES型などのゼオライトを挙げることができ、中でも炭化水素の転化反応・異性化反応に適したものとなることからMFI、FER、MEL型ゼオライトが好ましく、特にMFI型ゼオライトであることが好ましい。
また、基材ゼオライトは、(vii)表面に酸点を有さない、ものである。そして、ゼオライトの表面の酸点(表面に酸点が存在しないこと)の確認としては、上記した方法を挙げることができる。
該基材ゼオライトは、(viii)酸量が0.1〜1.0mmol/gであり、好ましくは0.1〜0.6mmol/gのものである。なお、基材であるゼオライトにおける酸量とは、(vii)表面に酸点を有さない、ものであることから、基本的には(ミクロ)細孔内における酸点の酸量となるものである。なお、酸量の測定としては、上記した方法を挙げることができる。
基材ゼオライトの製造方法としては、上記(v)〜(vi)に記載の特性を有するゼオライトの製造が可能であれば如何なる方法をも用いることは可能である。そして、表面に酸点を有さないゼオライト、つまり、ゼオライト表面の酸点の選択的な除去方法としては、(v)〜(vi)の特性を有するゼオライトを製造する際の焼成(熱処理)工程の一部又は全部を水熱(スチーム)処理工程とし、該焼成工程の前後にイオン交換工程を付加する方法を挙げることができる。
そして、(v)〜(vi)の特性を満足するゼオライトの合成方法としては、一般的な公知の方法を用いることにより、PD≦100nmであり、10員環の骨格構造を有するゼオライトとすることができ、具体的にはカチオンとしてアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属を含む化合物、有機構造指向剤とアルミノシリケートゲルとを混合し、得られた結晶物を焼成することにより製造することができる。その際のアルカリ金属、アルカリ土類金属を含む化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等を挙げることでき、中でも水酸化ナトリウムが好ましい。有機構造指向剤としては、例えばテトラプロピルアンモニウム水酸化物、テトラブチルアンモニウム水酸化物、テトラエチルアンモニウム水酸化物等を挙げることができる。また、アルミノシリケートゲルとしては、例えば不定形アルミノシリケートゲルを挙げることができる。
さらに、(v)〜(viii)の特性を有するゼオライトとする際には、上記により得られた結晶物を焼成する前にイオン交換を行い、焼成の際の一部又は全部を水熱処理工程とし、その後、更にイオン交換を行う方法により製造を行うことが可能となる。
その際の焼成条件としては、処理温度としては300〜900℃が好ましく、特に400〜700℃であることが好ましい。処理時間は、工業的には好ましくは10分〜40時間である。雰囲気としては、例えば窒素、空気、酸素、アルゴン、その他不活性ガスのうち一つもしくは二つ以上の組み合わせのガスをも挙げることができる。そして、該焼成工程の一部又は全部を水熱(スチーム)処理を行うことにより、プロトン酸点のアルミニウムが脱離される。水熱処理の処理温度としては400〜750℃が好ましく、特に500〜650℃が好ましい。また、水蒸気濃度は10〜100%が好ましく、特に40〜90%であることが好ましい。
また、イオン交換は、焼成工程の前後に行うものであり、複数回のイオン交換に分割して行ってもよい。また、イオン交換は、塩化アンモニウム、塩酸、硝酸等の酸を用いたイオン交換が挙げられ、塩酸、硝酸によるものが好ましい。また、イオン交換は水での洗浄で代用することもできる。
本発明の金属含有ゼオライトは、炭化水素の転化反応や異性化反応において、高活性、高選択性、長寿命を発現する触媒として適したものとなる。例えば当該金属含有ゼオライトを芳香族化合物製造用触媒とすることにより、反応選択性、生産性等の効率に優れる触媒となるものであり、例えば脂肪族炭化水素、特に炭素数10以下の脂肪族炭化水素、さらには炭素数2〜6の脂肪族炭化水素と接触することにより、効率よく芳香族化合物を製造することを可能とするものである。その際の脂肪族炭化水素とは、例えばパラフィン系、オレフィン系、アセチレン系、脂環系の炭化水素を包含するものを挙げることができ、具体的にはエタン、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン等のパラフィン系;エチレン、プロピレン、ブテン、イソブテン、ペンテン、ヘキセン等のオレフィン系;アセチレン等のアセチレン系;シクロプロパン、シクロブタン、シクロヘキサン等の脂環系及びそれらの混合物等を挙げることができる。
本発明は、表面酸点を除去した微結晶中細孔ゼオライトを有し、特定の金属を含有する新規な金属含有ゼオライトに関するものである。このような特異な性質をもつ金属含有ゼオライトは、たとえば炭化水素の転化反応や異性化反応において、高活性、長寿命、高選択性を有する触媒として期待できるものとなる。
以下、本発明の具体的例示を実施例として説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
〜ゼオライトの外表面積の測定〜
ゼオライトの外表面積は、窒素吸着測定により測定した。
窒素吸着測定としては、窒素吸着装置((商品名)Belsorp−max,マイクロトラック・ベル社製)を用い、吸脱着とも40torr/stepの条件で測定した。外表面積は、t−plot法により、吸着層の厚み(t=0.6〜1.0nm)の範囲を直線近似して求めた。
〜平均粒子径の測定〜
ゼオライトの外表面積から前記式(1)を用いて平均粒子径を算出した。式(1)中、Sは外表面積(m/g)であり、PDは平均粒子径(m)である。
〜SiO/Al比、金属含有量の測定〜
ゼオライトのSiO/Alモル比、および金属含有量は、ゼオライトをフッ酸と硝酸の混合水溶液で溶解し、これを一般的なICP装置((商品名)OPTIMA3300DV,PerkinElmer社製)による誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP−AES)で測定し、求めた。
〜2,4−ジメチルキノリン吸着赤外吸収分光測定〜
赤外吸収分光の測定は一般的なFT−IR測定装置((商品名)Varian 660−IR,アジレント・テクノロジー株式会社製)に真空下でのIR測定装置用部品((商品名)マルチモードセル,エス・ティ・ジャパン社製)を組み合わせて用いた。試料はディスク成型した後、セルに入れ、真空排気下、10℃/分で400℃まで昇温し、2時間保持した。150℃に冷却後、2,4−ジメチルキノリン吸着前の赤外吸収スペクトルを測定した。2,4−ジメチルキノリンガスを導入し、10分間吸着させ、150℃で1時間真空排気した後、2,4−ジメチルキノリン吸着後の赤外吸収スペクトルを測定した。2,4−ジメチルキノリン吸着後の赤外吸収スペクトルと吸着前のスペクトルの差をとり、吸着による赤外吸収の変化を測定した。
〜酸量の測定方法〜
酸量の測定は一般的なNH−TPD装置((商品名)BELCATII、マイクロトラック・ベル株式会社製)とガス分析装置((商品名)BELMass、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いた。試料は顆粒状にしたのち、セルに入れ、ヘリウム雰囲気下で10℃/分で500℃まで昇温し、1時間保持した。その後100℃まで降温し、0.2%アンモニアガスを30分間導入した。10℃/分で600℃まで昇温し、脱離するアンモニアをガス分析装置で分析した。弱酸由来の脱離量を除いた残りの脱離量から試料の酸量を算出した。
〜芳香族化合物製造装置及びその製造方法〜
反応装置はステンレス製反応管(内径16mm、長さ300mm)による固定床気相流通式反応装置を用いた。ステンレス製反応管のそれぞれの中段に、芳香族化合物製造用触媒を充填し、乾燥空気流通下での加熱前処理を行ったのち、原料ガスをフィードした。なお、反応器の装置条件および運転条件は、本実施例記載の条件に限定されるものではなく、適宜選択可能である。そして、加熱はセラミック製管状炉を用い、触媒層の温度を制御した。反応出口ガスおよび反応液を採取し、ガスクロマトグラフを用い、ガス成分および液成分を個別に分析した。ガス成分は、TCD検出器を備えたガスクロマトグラフ(島津製作所製、(商品名)GC−1700)を用いて分析した。充填剤は、Waters社製PorapakQ(商品名)またはGLサイエンス社製MS−5A(商品名)を用いた。液成分は、FID検出器を備えたガスクロマトグラフ(島津製作所製、(商品名)GC−2015)を用いて分析した。分離カラムは、キャピラリーカラム(GLサイエンス社製、(商品名)TC−1)を用いた。
反応条件は下記のように設定した。
(芳香族化合物製造条件)
触媒温度:550℃
流通ガス:原料炭化水素50mol%+窒素50mol%の混合ガス、60ml/分。
原料炭化水素:1−ブテン
触媒体積に対する原料炭化水素の体積の比:1000/時間。
触媒重量:0.9g。
触媒形状:金属含有ゼオライト粉末を400kgf/cmで1分間成型した後に粉砕し、約1mmのペレット形状とした。
反応圧力:0.1MPa。
調製例1
テトラプロピルアンモニウム(以降、TPAと略記する場合がある。)水酸化物と水酸化ナトリウムの水溶液に不定形アルミノシリケートゲルを添加して懸濁させた。得られた懸濁液にMFI型ゼオライトを種晶として加え原料組成物とした。その際の種晶の添加量は、原料組成物中のAlとSiOの重量に対して、0.7重量%とした。また、副生したエタノールは蒸発させて除いた。
該原料組成物の組成は以下のとおりである。
SiO/Alモル比=44、TPA/Siモル比=0.05、Na/Siモル比=0.16、OH/Siモル比=0.21、HO/Siモル比=10
得られた原料組成物をステンレス製オートクレーブに密閉し、115℃で攪拌しながら4日間結晶化させ、スラリー状混合液を得た。結晶化後のスラリー状混合液を遠心沈降機で固液分離した後、十分量の純水で固体粒子を洗浄し、110℃で乾燥して乾燥粉末を得た。
得られた乾燥粉末を1mol/Lの塩酸中に分散し、ろ過、乾燥させた。空気下、550℃で1時間焼成後、600℃、80%の水蒸気で2時間処理した。
得られた粉末を1mol/Lの塩酸中に分散し、ろ過、乾燥させ、MFI型ゼオライトを得た。
得られたMFI型ゼオライトは、10員環骨格構造を有し、平均粒子径40nm、SiO/Alモル比は68、酸量は0.23mmol/gであった。
得られたMFI型ゼオライトに2,4−ジメチルキノリンを吸着させた前後の赤外吸収の差スペクトルを図1に示す。3605cm−1のゼオライト酸点のOHに由来するピークは減少せず、3700〜3800cm−1のシラノールのOHに由来するピークが大幅に減少した。したがって、2,4−ジメチルキノリンはゼオライト表面のシラノールのみに吸着しており、ゼオライトの表面には酸点が存在しないことを確認した。
実施例1
調製例1で得られたMFI型ゼオライトに対して、イオン交換法で金属担持を行った。硝酸ガリウム五水和物0.32g(0.31mmol)を蒸留水300mlに溶解させ、その水溶液100mに上記で得られたMFI型ゼオライト3gを加えスラリー溶液とし、45℃の水浴で2時間撹拌した。ブフナー漏斗で濾過したのち、再び硝酸ガリウム五水和物水溶液100mlを加え、同様の操作で撹拌した。3回繰り返したのち、濾過したゼオライトを110℃で一晩乾燥させ、550℃で4時間焼成し、ガリウム含有MFI型ゼオライトを得た。
得られたガリウム含有MFI型ゼオライトは、ガリウム0.62wt%を含有し。10員環骨格構造であり、平均粒子径40nm、SiO/Alモル比68、表面に酸点が存在せず、酸量0.20mmol/gであった。
実施例2
硝酸ガリウム五水和物0.32gの代わりに、硝酸亜鉛六水和物0.04g(0.12mmol)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、亜鉛含有MFI型ゼオライトを得た。
得られた亜鉛含有MFI型ゼオライトは、亜鉛0.93wt%を含有し、10員環骨格構造であり、平均粒子径40nm、SiO/Alモル比68、表面に酸点が存在せず、酸量0.24mmol/gであった。
実施例3
硝酸カリウム五水和物0.32gの代わりに、硝酸ニッケル六水和物0.20g(0.68mmol)を用いた以外は、実施例1と同様により、ニッケル含有MFI型ゼオライトを得た。
得られたニッケル含有MFI型ゼオライトは、ニッケル0.80wt%を含有し、10員環骨格構造であり、平均粒子径40nm、SiO/Alモル比68、表面に酸点が存在せず、酸量0.25mmol/gであった。
実施例4
調製例1で得られたMFI型ゼオライトに対して、含浸法で金属担持を行った。乳鉢に上記で得られたMFI型ゼオライト3gを入れた。そこで、七モリブデン酸六アンモニウム四水和物0.52g(0.41mmol)を蒸留水1.2mlに溶解させた水溶液を10分間かけて滴下しながら混練した。その後、110℃で一晩乾燥させ、550℃で4時間焼成し、モリブデン含有MFI型ゼオライトを得た。
得られたモリブデン含有MFI型ゼオライトは、モリブデン1.05wt%を含有し、10員環骨格構造であり、平均粒子径40nm、SiO/Alモル比68、表面に酸点が存在せず、酸量0.23mmol/gであった。
実施例5
硝酸カリウム五水和物0.32gの代わりに、硝酸鉄九水和物0.30g(0.73mmol)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、鉄含有MFI型ゼオライトを得た。
得られた鉄含有MFI型ゼオライトは、鉄0.97wt%を含有し、10員環骨格構造であり、平均粒子径40nm、SiO/Alモル比68、表面に酸点が存在せず、酸量0.26mmol/gであった。
実施例6
実施例1で得られたガリウム含有ゼオライトを用いて、1−ブテンを原料とした上記に従い芳香族化反応を行った。反応結果を表1に示す。480分後の収率の低下は僅かであり、不飽和脂肪族炭化水素から高収率かつ安定的に芳香族化合物を製造可能であった。
芳香族化反応の際の反応効率、耐久性に優れることを確認した。
Figure 2018153769
比較例1
調製例1で得られた金属を含有しないMFI型ゼオライトを用い、1−ブテンを原料として芳香族化反応を行った。結果を表3に示す。
転化率、芳香族収率ともに低いものであった。
Figure 2018153769
調製例2
オートクレーブによるゼオライトの結晶化、洗浄、乾燥操作まで調製例1と同様に行った。
得られた乾燥粉末を、空気下、550℃で焼成後、得られた粉末を1mol/Lの塩酸中に分散し、ろ過、乾燥させ、ゼオライトを得た。
得られたゼオライトは、10員環骨格構造を有し、平均粒子径41nm、SiO/Alモル比は46、酸量は0.22mmol/gであった。
得られたゼオライトに2,4−ジメチルキノリンを吸着させた前後の赤外吸収の差スペクトルを図1に示す。3605cm−1のゼオライト酸点のOHに由来するピークと、3700〜3800cm−1のシラノールのOHに由来するピークが減少した。したがって、2,4−ジメチルキノリンはゼオライト表面の酸点とシラノールに吸着しており、ゼオライトの表面には酸点が存在することを確認した。
本発明は、表面に酸点が存在しない新規な金属含有ゼオライトを提供するものであり、当該金属含有ゼオライトは、例えば脂肪族炭化水素の転化反応や異性化反応の際に特異的な安定性・効率を発現するため、その産業的価値は極めて高いものである。
;調製例1及び調製例2で得られたゼオライト(2,4−ジメチルキノリン吸着前後)の赤外吸収スペクトルを示す図である。

Claims (6)

  1. 周期表第6〜10族および12〜13族から選択される少なくとも1種の金属を含有し、下記(i)〜(iv)の特性を有するものであることを特徴とする金属含有ゼオライト。
    (i)平均粒子径(PD)がPD≦100nmである。
    (ii)骨格構造が10員環構造である。
    (iii)表面に酸点が存在しない。
    (iv)酸量が0.05〜0.85mmol/gである。
  2. 金属が、モリブデン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、パラジウム、白金、亜鉛およびガリウムから選択される少なくとも1種の金属であることを特徴とする請求項1に記載の金属含有ゼオライト。
  3. 金属0.05〜5wt%を含有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属含有ゼオライト。
  4. SiO/Al比が20〜300のものであることを特徴する請求項1〜3のいずれかに記載の金属含有ゼオライト。
  5. MFI型ゼオライト、MEL型ゼオライト及びFER型ゼオライトよりなる群より選択されるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の金属含有ゼオライト。
  6. 下記(v)〜(viii)の特性を有するゼオライトを基材とし、周期表第6〜10族および12〜13族から選択される少なくとも1種の金属を含有するものであることを特徴とする金属含有ゼオライト。
    (i)PD≦100nmである。
    (ii)骨格構造が10員環構造である。
    (iii)表面に酸点が存在しない。
    (iv)酸量が0.1〜1.0mmol/gである。
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