JP2018131535A - 光硬化性インクジェットインク - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光増白剤含有コート紙等への印刷や、インクにカーボンブラック含有でもLED硬化での定着性、耐擦過性、吐出安定性良好な光硬化性インクジェットインクの提供。【解決手段】光硬化性インクジェットインクは、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、ジペンタエリスリトールアクリレート、および官能基数が5以上でガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタン(メタ)アクリレートのうち少なくとも1種である多官能ラジカル重合性化合物、式(3)で表されるラジカル重合性モノマー、光ラジカル重合開始剤、着色剤を含む、光硬化性インクジェットインク。〔R2はH又は1価の有機基〕【選択図】なし

Description

本発明は、光硬化性インクジェットインクに関するものである。
被印刷体の表面に、光硬化性インクジェットインクを用いて、インクジェット印刷法によって文字や図柄等の画像を形成したのち、当該画像を形成した光硬化性インクジェットインクを、紫外線等の光の照射によって光硬化させることで、特にコート紙等の非吸収性の被印刷体の表面に対する画像の定着性や、あるいは耐擦過性等の画像の耐性を向上させる技術が普及している。
光硬化性インクジェットインクは、光硬化反応(重合反応)の機構によって、カチオン重合型とラジカル重合型に大別される(特許文献1、2等)。
そして、一般にカチオン重合型の光硬化性インクジェットインクの方が、ラジカル重合型のものに比べて画像の定着性が高くなる傾向があることが知られている。
しかし反応の速度は、カチオン重合反応よりラジカル重合反応の方が高いため、短時間の光照射でも十分に重合反応を進行させて画像の耐性を向上したり、それによって印刷から光照射の終了までに要する時間を短縮したりすることを考慮すると、ラジカル重合型の光硬化性インクジェットインクが好ましい。
そこで、ラジカル重合型の光硬化性インクジェットインクによって形成される画像の、特に非吸収性の被印刷体に対する定着性を現状よりも向上したり、その他の特性を改善したりすることが種々検討されている。
ラジカル重合型の光硬化性インクジェットインクは通常、ラジカル重合性化合物(モノマー、オリゴマー等)、光ラジカル重合開始剤、および着色剤等を配合して調製される。このうち、特にラジカル重合性化合物の種類や組み合わせ等を選択することで、光硬化性インクジェットインクの各種の特性が調整される。
特開2010−111790号公報 特開2015−120778号公報 特開2013−91788号公報
近時、光硬化性インクジェットインクを光硬化させるために、光源として、従来のUVランプ等に代えてLED(発光ダイオード)を用いて、印刷システム全体での消費エネルギーを低減することが検討されている。
ところがLEDからの光によって光硬化させた場合、硬化速度が不足して光照射直後の画像の定着性が不十分になったり、光照射から1日経過しても完全硬化に至らず画像の耐擦過性が不足したりするといった課題を生じやすい。LEDからの光が、UVランプからの光に比べて波長の分布範囲が狭いことが原因の一つと考えられている。
特に被印刷体として、紫外線を吸収する性質のある蛍光増白剤の入ったコート紙等を用いた場合に、この傾向が顕著である。
また黒色を表現する場合、着色剤としてはカーボンブラックを用いるのが一般的であるが、カーボンブラックも紫外線を吸収する性質を有するため、特に十分な色濃度の黒色を表現するべく多量のカーボンブラックを配合した場合には、やはり上記の傾向が顕著になるという課題がある。
そこで、これらの課題を解消するために、3官能以上の多官能で、かつ分子量の大きいラジカル重合性化合物を用いることが考えられる。
しかし、かかるラジカル重合性化合物を含む光硬化性インクジェットインクは高粘度になりやすく、高粘度になると、インクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性が低下したり、特にカーボンブラック等の顔料の分散性が低下して凝集を生じたりしやすくなるという課題がある。そして凝集を生じると、吐出安定性がさらに低下してノズルの目詰まりを生じたり、画像の色濃度が低下したりする。
本発明の目的は、例えば蛍光増白剤入りのコート紙等の表面に印刷したり、着色剤としてカーボンブラックを含んでいたりしても、特にLEDからの光の照射によって光硬化させた際に、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成でき、しかも低粘度でインクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性や着色剤等の分散性にも優れた光硬化性インクジェットインクを提供することにある。
本発明は、ラジカル重合性化合物、光ラジカル重合開始剤、および着色剤を含み、前記ラジカル重合性化合物は、
(A) 式(1):
Figure 2018131535
で表されるトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、式(2):
Figure 2018131535
〔式中、Rは水素原子、またはアクリロイル基を示す。〕
で表されるジペンタエリスリトールアクリレート、および官能基数が5以上でかつガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタン(メタ)アクリレートからなる群より選ばれた少なくとも1種の多官能ラジカル重合性化合物、ならびに
(B) 式(3):
Figure 2018131535
〔式中、Rは水素原子または1価の有機基を示す。〕
で表されるラジカル重合性モノマー、
を少なくとも含んでいる光硬化性インクジェットインクである。
本発明によれば、上記特定のラジカル重合性化合物を組み合わせることにより、例えば蛍光増白剤入りのコート紙等の表面に印刷したり、着色剤としてカーボンブラックを含んでいたりしても、特にLEDからの光の照射によって光硬化させた際に、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成でき、しかも低粘度でインクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性や着色剤等の分散性にも優れた光硬化性インクジェットインクを提供できる。
特許文献3には、上述した(B)の、基本的に光硬化性インクジェットインクの使用環境温度下、特に室温で液状を呈するラジカル重合性モノマーをラジカル重合性化合物として用いることにより、低粘度でインクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性や、あるいは着色剤等の分散性に優れた光硬化性インクジェットインクを形成できることが記載されている。
そこで発明者は、かかる(B)のラジカル重合性モノマーを他のラジカル重合性化合物と組み合わせて、前述した各特性に優れた光硬化性インクジェットインクを構成することを検討した。
ところが(B)のラジカル重合性モノマーは、組み合わせる他のラジカル重合性化合物との共重合反応の相性に大きなばらつきがあり、例えば特許文献3の実施例で実際に組み合わせて効果を検証しているトリメチロールプロパントリアクリレートとは共重合反応の相性が悪いため、この両者の併用系では、却って光硬化の速度が著しく遅くなってしまうことが判った。
またそのため、例えば蛍光増白剤入りのコート紙の表面に印刷したり、着色剤としてカーボンブラックを含んでいたりすると、特にLEDからの光の照射によって光硬化させた際に、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成できないおそれがあることが判明した。
そこで発明者は、(B)のラジカル重合性モノマーと併用するラジカル重合性化合物について、さらに検討した。
その結果、前述した(A)の3種の多官能ラジカル重合性化合物が、いずれも(B)のラジカル重合性モノマーとの共重合反応の相性に優れており、これら3種の多官能ラジカル重合性化合物のうちの少なくとも1種を(B)のラジカル重合性モノマーと併用すると、現状よりも光硬化の速度を向上できることを見出した。
したがって、上記(A)(B)のラジカル重合性化合物を併用した本発明の光硬化性インクジェットインクによれば、光硬化の速度を現状よりも向上して、例えば蛍光増白剤入りのコート紙の表面に印刷したり、着色剤としてカーボンブラックを含んでいたりしても、特にLEDから光の照射の照射によって光硬化させた際に、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成することが可能となる。
しかも、上記本発明の光硬化性インクジェットインクは、ラジカル重合性化合物として(B)のラジカル重合性モノマーを含んでいるため低粘度であり、インクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性や、着色剤等の分散性にも優れている。
〈A:多官能ラジカル重合性化合物〉
多官能ラジカル重合性化合物としては、上述したように、
(A−1) 式(1)で表されるトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート〔平均官能基数:3、Tg:272℃〕、
(A−2) 式(2)で表されるジペンタエリスリトールアクリレート、および
(A−3) 官能基数が5以上でかつガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタン(メタ)アクリレート
からなる群より選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
このうち(A−1)の、式(1)で表されるトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレートの具体例としては、例えばサートマー(SARTOMER)社製のSR368等が挙げられる。
(A−2)の、式(2)で表されるジペンタエリスリトールアクリレートとしては、式(2)中のRが水素原子である、式(2−1):
Figure 2018131535
で表されるジペンタエリスリトールペンタアクリレート〔平均官能基数:5、Tg:90℃、サートマー社製のSR399等〕、および式(2)中のRがアクリロイル基である、式(2−2):
Figure 2018131535
で表されるジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔平均官能基数:6、サートマー社製のDPHA等〕のうちの少なくとも一方が挙げられる。
さらに(A−3)の、官能基数が5以上でかつガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタン(メタ)アクリレートの具体例としては、例えばサートマー社製のCN968〔平均官能基数:6、脂肪族ウレタンアクリレート、Tg:145℃〕、CN9006〔平均官能基数:6、脂肪族ウレタンアクリレート、Tg:83℃〕、CN9010〔平均官能基数:6、脂肪族ウレタンアクリレート、Tg:103℃〕、CN975〔平均官能基数:6、芳香族ウレタンアクリレート、Tg:112℃〕等の1種または2種以上が挙げられる。
なおウレタンアクリレートの官能基数が5以上で、かつガラス転移温度Tgが80℃以上とされるのは、下記の理由による。
すなわち官能基数が5未満のウレタンアクリレートでは、画像の光硬化後の架橋密度が不足する傾向があり、またガラス転移温度Tgが80℃未満のウレタンアクリレートは相対的に分子量が小さいため、画像の光硬化後の強度が不足する傾向がある。
そのため、たとえ(B)のラジカル重合性モノマーとの共重合反応の相性の良いウレタンアクリレートであっても、その官能基数が5未満であったり、ガラス転移温度Tgが80℃未満であったりした場合には、例えば蛍光増白剤入りのコート紙の表面に印刷したり、着色剤としてカーボンブラックを含んでいたりすると、特にLEDからの光の照射によって光硬化させた際に、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成できないおそれがある。
これに対し、基本的に(B)のラジカル重合性モノマーとの共重合反応の相性が良い上、官能基数が5以上で、かつガラス転移温度Tgが80℃以上であるウレタンアクリレートによれば、光硬化後の架橋密度や強度の高い画像を形成できる。
したがって、例えば蛍光増白剤入りのコート紙の表面に印刷したり、着色剤としてカーボンブラックを含んでいたりしても、特にLEDから光の照射の照射によって光硬化させた際に、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成できる。
なお、かかる効果をより一層向上することを考慮すると、ウレタンアクリレートの官能基数は、上記の範囲でも6以上であるのが好ましく、8以下、特に7以下であるのが好ましい。またガラス転移温度Tgは、上記の範囲でも100℃以上であるのが好ましく、150℃以下であるのが好ましい。
これら多官能ラジカル重合性化合物の1種または2種以上が挙げられる。
なお多官能ラジカル重合性化合物としては、特に光照射から1日経過後の耐擦過性を向上する効果の点で、上記3種のうち(A−1)の、式(1)で表されるトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、および/または(A−3)の、官能基数が5以上で、かつガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタンアクリレートが好ましい。
また光照射直後の定着性を向上する効果の点では、上記2種のうち(A−1)のトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレートが特に好ましい。
ちなみに特許文献3の、(B)のラジカル重合性モノマーと併用してもよいラジカル重合性化合物の例示の中には、上記(A)の3種の多官能ラジカル重合性化合物も含まれている。しかし、それは単なる例示の一つに過ぎず、特許文献3の実施例において実際に効果を検証している訳ではない。また特許文献3には、かかる3種の多官能ラジカル重合性化合物を(B)のラジカル重合性モノマーと併用すると、前述した本発明に特有の効果が得られることについても一切記載されていない。
〈B:ラジカル重合性モノマー〉
(B)のラジカル重合性モノマーとしては、式(3)中のRが水素原子または任意の1価の有機基である種々の化合物が挙げられる。
に該当する1価の有機基は炭化水素で構成され、エーテル基を有していてもよく、炭化水素の水素原子は置換基で置換されていてもよい。また有機基は直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、環状構造を含んでいてもよい。
炭化水素基としては、例えば炭素数1以上の鎖状飽和炭化水素基、炭素数3以上の鎖状不飽和炭化水素基、炭素数3以上の脂環式炭化水素基、炭素数6以上の芳香族炭化水素基等が挙げられる。
中でも炭素数1〜30の鎖状飽和炭化水素基、炭素数3〜30の鎖状不飽和炭化水素基、炭素数4〜30の脂環式炭化水素基、炭素数6〜30の芳香族炭化水素基等が好ましく、特に炭素数1〜30の鎖状飽和炭化水素基が好ましい。
炭素数1〜30の鎖状飽和炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−アミル基、sec−アミル基、tert−アミル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、sec−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、sec−オクチル基、tert−オクチル基、2−エチルヘキシル基、カプリル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、ペンタデシル基、セチル基、ヘプタデシル基、ステアリル基、ノナデシル基、エイコシル基、セリル基、メリシル基等が挙げられる。
また置換基としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、シアノ基、トリメチルシリル基などが挙げられる。
特に(B)のラジカル重合性モノマーとしては、光硬化性インクジェットインクを低粘度化して、インクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性や、着色剤等の分散性を向上する効果の点で、式(3)中のRがメチル基である、式(3−1):
Figure 2018131535
で表される2−アリルオキシメチルアクリル酸メチルが好ましく、かかる2−アリルオキシメチルアクリル酸メチルを、(A)の多官能ラジカル重合性化合物のうち(A−1)の、式(1)のトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレートと組み合わせるのがさらに好ましい。
〈その他のラジカル重合性化合物〉
ラジカル重合性化合物としては、上記(A)(B)の2種のみ〔(A)(B)それぞれについて2種以上を併用する場合を含む。以下同様。〕を併用してもよいし、光硬化性インクジェットインクにさらに他の特性を付与するために、上記2種以外の他のラジカル重合性化合物をさらに併用してもよい。
かかる他のラジカル重合性化合物としては、上記(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物と共重合反応し得る種々の単官能、2官能ないし3官能以上の多官能のラジカル重合性化合物いずれも使用可能である。
中でもアミン変性アクリレートオリゴマーが好ましい。アミン変性アクリレートオリゴマーは、光ラジカル重合開始剤の増感剤として、光硬化性インクジェットインクの光感度を高めるべく機能するため、前述した(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物を併用して光硬化の速度を高めることによる効果をより一層向上できる。
アミン変性アクリレートオリゴマーの具体例としては、例えばサートマー社製のCN371〔反応性アミン共開始剤、アミン価:136mgKOH/g〕、CN373〔反応性アミン共開始剤、アミン価:235mgKOH/g〕、CN383〔反応性アミン共開始剤、平均官能基数:1、アミン価:150mgKOH/g〕、CN386〔反応性アミン共開始剤、平均官能基数:2、アミン価:200mgKOH/g〕、CN501〔アミン変性ポリエステルアクリレートオリゴマー、平均官能基数:4、ガラス転移温度Tg:63℃〕、CN550〔アミン変性ポリエステルアクリレートオリゴマー、平均官能基数:4、ガラス転移温度Tg:3℃〕、CN551〔アミン変性ポリエステルアクリレートオリゴマー、平均官能基数:4、ガラス転移温度Tg:23℃〕等の1種または2種以上が挙げられる。
また他のラジカル重合性化合物としては、基本的に光硬化性インクジェットインクの使用環境温度下、特に室温で低粘度の液状を呈するラジカル重合性モノマーをさらに併用することもできる。
かかる液状のラジカル重合性モノマーは、(B)のラジカル重合性モノマーとともに、顔料等の着色剤の分散性を向上したり、光硬化性インクジェットインクを低粘度化して、インクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性を向上したりする反応性希釈剤として機能する。
液状のラジカル重合性モノマーとしては、例えば式(4):
Figure 2018131535
〔式中、nは2〜3の数を示し、mは1〜2の数を示す。〕
で表されるアルコキシエチレングリコールアクリレート等が挙げられる。
またアルコキシエチレングリコールアクリレートの具体例としては、例えば式(4)中のnが2、mが2である、式(4−1):
Figure 2018131535
で表されるエトキシジエチレングリコールアクリレート(以下「EC−A」と略記する場合がある。)、および式(4)中のnが3、mが1である、式(4−2):
Figure 2018131535
で表されるメトキシトリエチレングリコールアクリレート(以下「MTG−A」と略記する場合がある。)等の少なくとも1種が挙げられる。
特に式(4−1)のEC−Aが、MTG−Aに比べて粘度が低く流動性が高いため、反応性希釈剤として好適に使用できる。
〈質量比、配合割合等〉
上述した各ラジカル重合性化合物の質量比や配合割合は任意に設定できるものの、(A)の多官能ラジカル重合性化合物の質量Wと、(B)のラジカル重合性モノマーの質量Wとの質量比W/Wは1以上であるのが好ましく、3以下であるのが好ましい。
質量比W/Wが1未満では、(A)の多官能ラジカル重合性化合物と(B)のラジカル重合性モノマーとを併用することによる、光硬化の速度を高めて、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成する効果が十分に得られないおそれがある。
また(B)のラジカル重合性モノマーが不足するため、光硬化性インクジェットインクを低粘度化して、インクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性や着色剤等の分散性を向上する効果が不十分になるおそれもある。
一方、質量比W/Wが3を超える場合には、やはり(A)の多官能ラジカル重合性化合物と(B)のラジカル重合性モノマーとを併用することによる上記の効果が十分に得られないおそれがある。
これに対し、質量比W/Wを上記の範囲とすることにより、上記2種のラジカル重合性化合物を併用して光硬化の速度を高めることによる効果、および低粘度化することによる効果をより一層向上できる。
また(A)の多官能ラジカル重合性化合物の質量Wと、(B)のラジカル重合性モノマーの質量Wの合計の配合割合Pは、ラジカル重合性化合物の総量中の70質量%以上であるのが好ましい。
配合割合Pが70質量%未満では、(A)の多官能ラジカル重合性化合物と(B)のラジカル重合性モノマーとを併用して光硬化の速度を高めることによる効果、および低粘度化することによる効果が十分に得られないおそれがある。
なお配合割合Pの上限は100質量%である。すなわちラジカル重合性化合物としては、前述したように(A)(B)の2種のみを併用してもよい。
ただし、先に説明した他のラジカル重合性化合物の機能をいずれも良好に発現させることを考慮すると、上記配合割合Pは、上記の範囲でも95質量%以下であるのが好ましい。
また、他のラジカル重合性化合物のうちアミン変性アクリレートオリゴマーの、上記(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物の合計の質量W+Wに対する、式(i):
=W/(W+W)×100 (i)
〔式中、Wはアミン変性アクリレートオリゴマーの質量である。〕
で求められる配合割合Pは5質量%以上、特に6質量%以上であるのが好ましく、9質量%以下、特に8.5質量%以下であるのが好ましい。
アミン変性アクリレートオリゴマーの配合割合Pが上記の範囲未満では、当該アミン変性アクリレートオリゴマーを光ラジカル重合開始剤の増感剤として機能させて、光硬化性インクジェットインクの光感度を高める効果が十分に得られないおそれがある。
一方、アミン変性アクリレートオリゴマーの配合割合Pが上記の範囲を超える場合には、相対的に(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物の割合が少なくなる。
そのためこのいずれの場合にも、(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物を併用して光硬化の速度を高めることによる効果、および低粘度化することによる効果が十分に得られないおそれがある。
これに対し、アミン変性アクリレートオリゴマーの配合割合Pを上記の範囲とすることにより、(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物を併用して光硬化の速度を高めることによる効果、および低粘度化することによる効果をより一層向上できる。
他のラジカル重合性化合物のうち、反応性希釈剤として機能し得るEC−A等の液状のラジカル重合性モノマーの配合割合は、任意に設定できる。基本的に(B)のラジカル重合性モノマーが同様の機能を有するため、EC−A等の液状のラジカル重合性モノマーは、例えばカーボンブラック等の顔料を顔料分散液の状態で光硬化性インクジェットインクの製造に使用する際の分散媒として、少量配合するだけでよい。あるいはその全量を(B)のラジカル重合性モノマーで代用して、EC−A等の液状のラジカル重合性モノマーを配合しないことも可能である。
〈光ラジカル重合開始剤〉
光ラジカル重合開始剤としては、任意の波長の光の照射によってラジカルを発生させて、上述したラジカル重合性化合物をラジカル重合反応させることができる種々の化合物が、いずれも使用可能である。
かかる光ラジカル重合開始剤としては、例えば下記化合物等の1種または2種以上が挙げられる。
ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェノン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、4,4′−ビスジメチルアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、特開2008−280427号公報の一般式(1)で表されるベンゾフェノン化合物等のベンゾフェノン類またはその塩。
チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、イソプロポキシクロロチオキサントン、特開2008−280427号公報の一般式(2)で表されるチオキサントン化合物等のチオキサントン類またはその塩。
エチルアントラキノン、ベンズアントラキノン、アミノアントラキノン、クロロアントラキノン等のアントラキノン類。
アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシフェニルアセトフェノン、4′−ジメチルアミノアセトフェノン、ジメチルヒドロキシアセトフェノン等のアセトフェノン類。
2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール2量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−ジ(p−メトキシフェニル)−5−フェニルイミダゾール2量体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体等のイミダゾール類。
ベンジルジメチルケタール、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ‐1‐(4−モルホリノフェニルブタン)−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、9,10−フェナンスレンキノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル等のベンゾイン類。
9−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9,9′−アクリジニル)ヘプタン等のアクリジン誘導体。
ビスアシルフォスフィンオキサイド、ビスフェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等のフォスフィンオキサイド類。
2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル]フェニル}2−メチルプロパン−1−オン、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチルベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)ブタン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾイルフォーメート、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,4,6−トリハロメチルトリアジン、ベンジル、メチルベンゾイル、ベンゾイル蟻酸メチル、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−4−モルフォリノブチロフェノン等。
光ラジカル重合開始剤の配合割合は任意に設定できるものの、光硬化性インクジェットインクに良好な光硬化性を付与することを考慮すると、当該光硬化性インクジェットインクの総量の0.1質量%以上、特に0.5質量%以上であるのが好ましく、12質量%以下、特に10質量%以下であるのが好ましい。
〈増感剤〉
本発明の光硬化性インクジェットインクには、必要に応じて増感剤を配合してもよい。
増感剤は、紫外線の照射によって励起状態となり、光ラジカル重合開始剤と相互作用して、当該光ラジカル重合開始剤におけるラジカルの発生を助けるために機能する。
特に、光源としてLEDを使用する場合には、その波長域が狭いことから、光硬化性インクジェットインクが感度を有する波長域を広げて感度を向上する、すなわち増感するために増感剤を配合するのが好ましい。
増感剤としては、上述した光ラジカル重合開始剤のうち、例えば2,4−ジエチルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントンと4−イソプロピルチオキサントンの混合物などのチオキサントン類またはその塩や、ベンゾフェノンと2,3−および4−メチルベンゾフェノンの共晶混合物、メチル−2−ベンゾフェノン、ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチルフェニルサルファイド、4−メチルベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン等のベンゾフェノン類またはその塩、2−エチルアントラキノン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)などが挙げられる。
またその他の増感剤としては、例えばエチル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート、2−エチル−4−(ジメチルアミノベンゾエート)等のベンゾエート化合物、ナフタレンベンゾオキサゾリル誘導体、チオフェンベンゾオキサゾリル誘導体、スチルベンベンゾオキサゾリル誘導体、クマリン誘導体、スチレンビフェニル誘導体、ピラゾロン誘導体、スチルベン誘導体、ベンゼン及びビフェニルのスチリル誘導体、ビス(ベンザゾールー2−イル)誘導体、カルボスチリル、ナフタルイミド、ジベンゾチオフェン−5,5’−ジオキシドの誘導体、ピレン誘導体、ピリドトリアゾール、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
増感剤としては、以上で説明した各種の増感剤の中から、光源からの光の波長域、および光ラジカル重合開始剤の吸収波長域に応じて増感に適した吸収波長域を有するものを、それぞれ1種単独で使用できる他、2種以上を併用してもよい。
増感剤の配合割合は任意に設定できるものの、良好な増感効果を得ることを考慮すると、光硬化性インクジェットインクの総量の0.01質量%以上、特に0.5質量%以上であるのが好ましく、5質量%以下、特に4質量%以下であるのが好ましい。
〈着色剤〉
着色剤としては、種々の顔料、染料等が挙げられる。着色剤としては、光硬化性インクジェットインクの色味に応じた各色の着色剤がいずれも使用可能である。特に印刷の耐光性、耐候性等を向上することを考慮すると、種々の無機顔料および/または有機顔料が好ましい。
このうち無機顔料としては、例えば酸化チタン、酸化鉄等の金属化合物や、あるいはコンタクト法、ファーネス法、サーマル法等の公知の方法によって製造された中性、酸性、塩基性等の種々のカーボンブラックの1種または2種以上が挙げられる。
また有機顔料としては、例えばアゾ顔料(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、またはキレートアゾ顔料等を含む)、多環式顔料(例えばフタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、またはキノフタロン顔料等)、染料キレート(例えば塩基性染料型キレート、酸性染料型キレート等)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等の1種または2種以上が挙げられる。
顔料の具体例としては、下記の各種顔料が挙げられる。
(イエロー顔料)
C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、14C、16、17、20、24、73、74、75、83、86、93、94、95、97、98、109、110、114、117、120、125、128、129、130、137、138、139、147、148、150、151、154、155、166、168、180、185、213、214
(マゼンタ顔料)
C.I.ピグメントレッド5、7、9、12、48(Ca)、48(Mn)、49、52、53、57(Ca)、57:1、97、112、122、123、149、168、177、178、179、184、202、206、207、209、242、254、255
(シアン顔料)
C.I.ピグメントブルー1、2、3、15、15:1、15:3、15:4、15:6、15:34、16、22、60
(ブラック顔料)
C.I.ピグメントブラック7
(オレンジ顔料)
C.I.ピグメントオレンジ36、43、51、55、59、61、71、74
(グリーン顔料)
C.I.ピグメントグリーン7、36
(バイオレット顔料)
C.I.ピグメントバイオレット19、23、29、30、37、40、50
顔料は、光硬化性インクジェットインクの色目に応じて、1種または2種以上を用いることができる。例えばカーボンブラックで黒色を表現する場合、より青黒く見せるためにシアン顔料を添加してもよい。
顔料は、光硬化性インクジェットインク中での分散安定性を向上するために、表面を処理してもよい。
また顔料は、反応性希釈剤として機能する、前述したEC−A等の液状のラジカル重合性モノマー中に分散させた顔料分散液の状態で、インクジェットインクの製造に用いるのが好ましい。顔料分散液には、顔料を良好に分散させるために分散剤等を添加してもよい。
分散剤としては、例えば高分子系分散剤、界面活性剤等の種々の分散剤が、いずれも使用可能である。
顔料等の着色剤の配合割合は、当該着色剤の種類、および光硬化性インクジェットインクの色味に応じて任意に設定できる。
以上で説明したように本発明によれば、特定のラジカル重合性化合物を組み合わせることにより、例えば蛍光増白剤入りのコート紙等の表面に印刷したり、着色剤としてカーボンブラックを含んでいたりしても、特にLEDからの光の照射によって光硬化させた際に、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性に優れた画像を形成でき、しかも低粘度でインクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性や着色剤等の分散性にも優れた光硬化性インクジェットインクを提供できる。
以下に本発明を、実施例、比較例に基づいてさらに説明するが、本発明の構成は、かかる実施例、比較例によって限定されるものではない。
〈実施例1〉
(顔料分散液の調製)
下記の各成分を、表1に示す割合で配合し、撹拌したのちビーズミルを用いて分散させて顔料分散液を調製した。
顔料:カーボンブラックLFF〔三菱化学(株)製のMA8〕
分散剤:リューブリゾル(Lubrizol)社製のソルスパース(SOLSPERSE、登録商標)32000
反応性希釈剤:エトキシジエチレングリコールアクリレート〔共栄社化学(株)製のライトアクリレート(登録商標)EC−A〕
Figure 2018131535
(光硬化性インクジェットインクの調製)
下記の各成分を、表2に示す割合で配合して、十分に溶解するまで撹拌し、次いで先に調製した顔料分散液を、表2に示す割合で加えてさら撹拌したのち、5μmのメンブランフィルタを用いてろ過して光硬化性インクジェットインクを調製した。
(A)の多官能ラジカル重合性化合物:(A−1)のトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート〔サートマー社製のSR368〕
(B)のラジカル重合性モノマー:2−アリルオキシメチルアクリル酸メチル〔(株)日本触媒製のFX−AO−MA〕
アミン変性アクリレートオリゴマー:サートマー社製のCN371〔反応性アミン共開始剤、アミン価:136mgKOH/g〕
増感剤:2,4−ジエチルチオキサントン〔ランブソン(LAMBSON)社製のDETX〕
光重合開始剤:ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド〔BASF社製のイルガキュア(IRGACURE、登録商標)819〕
Figure 2018131535
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wと、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wとの質量比W/Wは1.84であった。また両者の質量W、Wの合計の配合割合Pは、顔料分散液中のEC−Aを加えたラジカル重合性化合物の総量中の75.5質量%であった。さらに、上記(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物の合計の質量W+Wに対する、アミン変性アクリレートオリゴマーとしてのCN371の配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例2〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物として、(A−2)のうちジペンタエリスリトールペンタアクリレート〔平均官能基数:5、Tg:90℃、サートマー社製のSR399〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは1.84、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例3〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物として、(A−2)のうちジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔平均官能基数:6、サートマー社製のDPHA〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは1.84、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例4〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物として、(A−3)のうち官能基数が6でかつガラス転移温度Tgが145℃の脂肪族ウレタンアクリレート〔サートマー社製のCN968〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは1.84、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例5〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物として、(A−3)のうち官能基数が6でかつガラス転移温度Tgが103℃の脂肪族ウレタンアクリレート〔サートマー社製のCN9010〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは1.84、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例6〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wを21.0質量部、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wを38.6質量部とし、4.4質量部のEC−Aを追加したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。EC−Aの総量は20.2質量部であった。
また質量比W/Wは1.84、配合割合Pは70.3質量%、配合割合Pは8.4質量%であった。
〈実施例7〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wを20.0質量部、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wを36.8質量部とし、7.2質量部のEC−Aを追加したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。EC−Aの総量は23.0質量部であった。
また質量比W/Wは1.84、配合割合Pは67.0質量%、配合割合Pは8.8質量%であった。
〈実施例8〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wを28.0質量部、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wを51.5質量部とし、当該FX−AO−MOの一部と0.3質量部のEC−Aによって顔料分散液を調製したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは1.84、配合割合Pは93.8質量%、配合割合Pは6.3質量%であった。
〈実施例9〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wを32.0質量部、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wを32.0質量部としたこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは1.00、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例10〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wを34.0質量部、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wを30.0質量部としたこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは0.88、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例11〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wを16.0質量部、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wを48.0質量部としたこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは3.00、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈実施例12〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物としてのSR368の質量Wを14.0質量部、(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOの質量Wを50.0質量部としたこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
質量比W/Wは3.57、配合割合Pは75.5質量%、配合割合Pは7.8質量%であった。
〈比較例1〉
(B)のラジカル重合性モノマーとしてのFX−AO−MOに代えて、同量のEC−Aを追加配合したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。EC−Aの総量は57.3質量部であった。
〈比較例2〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物に代えて、トリメチロールプロパントリアクリレート〔サートマー社製のSR351S〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。この比較例2は、特許文献3の実施例を再現したものに該当する。
〈比較例3〉
(A)の多官能ラジカル重合性化合物に代えて、2官能でかつガラス転移温度Tgが76℃の芳香族ウレタンアクリレート〔サートマー社製のCN999〕を同量配合したこと以外は実施例1と同様にして光硬化性インクジェットインクを調製した。
〈サンプルの作製〉
各実施例、比較例で調製したインクジェットインクを、ピエゾ式のインクジェットプリンタに使用して、蛍光増白剤入りの両面コート紙〔日本製紙(株)製のスーパーF−1ホワイト、米坪230g/m〕の片面に黒のベタ画像を形成したのち、LEDランプ〔フォセオンテクノロジー(Phoseon Technology)社製のFire JetFJ200〕を用いて、実測ピーク照度:7.2W/cm、積算光量:1J/cmの条件で紫外線を照射してベタ画像を光硬化させてサンプルを作製した。
〈光照射直後の画像の定着性評価〉
光照射直後のサンプルの、ベタ画像を形成した片面に、同種の両面コート紙の反対面を重ね合わせた状態で、1kgの錘を30秒間、載置したのち、2枚の両面コート紙を剥離し、ベタ画面上に重ねていた両面コート紙の反対面を観察して、下記の基準で、光照射直後の画像の定着性を評価した。
×:反対面に、インクジェットインクがベタ状に付着して黒くなっていた。不良。
△:反対面には、インクジェットインクが斑点状に付着した程度で、黒くはなっていなかった。中間レベル。
○:反対面には、インクジェットインクは全く付着していなかった。良好。
〈光照射から1日経過後の画像の耐擦過性評価〉
作製したサンプルの、黒のベタ画像の表面を、光照射から1日経過後に、上質紙で900gf(≒8.8N)の荷重をかけながら100往復こすったのち、上質紙の表面を観察して、下記の基準で、光照射から1日経過後の画像の耐擦過性を評価した。
×:上質紙の全面に、インクジェットインクがベタ状に付着して黒くなっていた。
△:上質紙には、インクジェットインクが斑点状に付着した程度で、黒くはなっていなかった。中間レベル。
○:上質紙には、インクジェットインクは全く付着していなかった。良好。
〈色濃度の評価〉
作製したサンプルの、黒のベタ画像の反射濃度を、ハンディ型分光色差計〔日本電色工業(株)のSPECTRO PHOTOMETER NF777〕を用いて測定して、下記の基準で印字濃度を評価した。
×:反射濃度は1.5未満であった。色濃度不良。
△:反射濃度は1.5以上、2.0未満であった。中間レベル。
○:反射濃度は2.0以上であった。色濃度良好。
〈吐出安定性評価〉
各実施例、比較例で調製したインクジェットインクを、ピエゾ式のインクジェットプリンタに使用して、蛍光増白剤入りの両面コート紙〔日本製紙(株)製のスーパーF−1ホワイト、米坪230g/m〕の片面に、黒の罫線(使用したインクジェットプリンタの標準のノズルチェックパターン)を形成し、観察して、下記の基準で吐出安定性を評価した。
×:インク滴が飛び散って、罫線の直線部分に大きな乱れが見られたり、全く直線にならなかったりした。吐出安定性不良。
△:罫線の直線部分に若干の乱れはあったものの、罫線を形成できた。中間レベル。
○:罫線を隅々まできれいに形成できた。吐出安定性良好。
以上の結果を表3〜表5に示す。
Figure 2018131535
Figure 2018131535
Figure 2018131535
表5の比較例1の結果より、(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物のうち(B)のラジカル重合性モノマーを配合しなかった場合には、光硬化性インクジェットインクが高粘度になるとともにカーボンブラックの凝集を生じて、インクジェットプリンタのノズルからの吐出安定性が低下したり、画像の色濃度が低下したりすることが判った。
また、蛍光増白剤入りのコート紙の表面に印刷して、LEDからの光によって光硬化させた際には、顔料としてカーボンブラックを含んでいることも相まって、光硬化の速度が不足して、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性が不十分になることも判った。
また比較例2の結果より、(B)のラジカル重合性モノマーを、特許文献3の実施例において効果を検証している(A)以外のラジカル重合性化合物と併用した場合には、光硬化性インクジェットインクを低粘度として、吐出安定性や色濃度の低下は抑制できるものの、光硬化の速度が不足して、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性が不十分になることが判った。
さらに比較例3の結果より、(A)のラジカル重合性化合物のうち(A−3)の、官能基数が5以上で、かつガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタンアクリレートに代えて、これらの条件を満足しない、2官能で、かつガラス転移温度Tgが80℃未満のウレタンアクリレートとした場合には、光硬化性インクジェットインクを低粘度として、吐出安定性や色濃度の低下は抑制できるものの、光硬化の速度が不足して、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性が不十分になることが判った。
これに対し、表3〜表5の実施例1〜12の結果より、(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物を併用することにより、光硬化性インクジェットインクを低粘度として、吐出安定性や色濃度の低下を抑制できる上、蛍光増白剤入りのコート紙の表面に印刷して、LEDからの光によって光硬化させた際に、顔料としてカーボンブラックを含んでいるにも拘らず、光硬化の速度を高めて、光照射直後の定着性や光照射から1日経過後の耐擦過性を向上できることが判った。
また実施例1〜5の結果より、(A)の多官能ラジカル重合性化合物としては、光照射から1日経過後の耐擦過性を向上する効果の点で、 (A−1)のトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、および/または(A−3)の、官能基数が5以上で、かつガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタンアクリレートが好ましいことが判った。
さらに実施例1、4、5の結果より、光照射直後の定着性を向上する効果の点で、上記2種のうち(A−1)のトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレートが特に好ましいことが判った。
実施例1、6〜8の結果より、(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物の合計の配合割合は、ラジカル重合性化合物の総量中の70質量%以上であるのが好ましいことが判った。
さらに実施例1、9〜12の結果より、(A)(B)の2種のラジカル重合性化合物の質量比W/Wは1以上であるのが好ましく、3以下であるのが好ましいことが判った。

Claims (5)

  1. ラジカル重合性化合物、光ラジカル重合開始剤、および着色剤を含み、前記ラジカル重合性化合物は、
    (A) 式(1):
    Figure 2018131535
    で表されるトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、式(2):
    Figure 2018131535
    〔式中、Rは水素原子、またはアクリロイル基を示す。〕
    で表されるジペンタエリスリトールアクリレート、および官能基数が5以上でかつガラス転移温度Tgが80℃以上のウレタン(メタ)アクリレートからなる群より選ばれた少なくとも1種の多官能ラジカル重合性化合物、ならびに
    (B) 式(3):
    Figure 2018131535
    〔式中、Rは水素原子または1価の有機基を示す。〕
    で表されるラジカル重合性モノマー、
    を少なくとも含んでいる光硬化性インクジェットインク。
  2. 前記(A)の多官能ラジカル重合性化合物は、前記式(1)のトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレートであり、前記(B)のラジカル重合性モノマーは、前記式(3)中のRがメチル基である2−アリルオキシメチルアクリル酸メチルである請求項1に記載の光硬化性インクジェットインク。
  3. 前記(A)の多官能ラジカル重合性化合物の質量Wと、前記(B)のラジカル重合性モノマーの質量Wとの質量比W/Wは1以上、3以下である請求項1または2に記載の光硬化性インクジェットインク。
  4. 前記(A)の多官能ラジカル重合性化合物の質量Wと、前記(B)のラジカル重合性モノマーの質量Wの合計の配合割合は、前記ラジカル重合性化合物の総量中の70質量%以上である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光硬化性インクジェットインク。
  5. 前記ラジカル重合性化合物として、さらにアミン変性アクリレートオリゴマーを含んでいる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光硬化性インクジェットインク。
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