JP2018127633A - ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法 - Google Patents

ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】S−S結合の数の低減させ、高度な分岐により液体メルカプト末端ポリマーの機械的特性を改良する方法の提供。
【解決手段】式HS−R−(S−R)−SH[式中、各Rは、分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基および構造−(CH−O−(CH−O−(CH−を有する基から独立に選択され、ポリマー中のR基の数の0〜20%は分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、ポリマー中のR基の数の80〜100%は構造−(CH−O−(CH−O−(CH−を有し、tは1〜60の範囲内の値を有し、yは1.0〜1.5の範囲内の平均値であり、qは1から8の範囲内の整数であり、pおよびrは1〜10の範囲内の整数である]を有する液体メルカプト末端ポリマーを生成する、方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリチオエーテルスルフィド、すなわち、エーテルおよびチオエーテル基の
両方を含有するポリマーを調製するための方法に関する。特に、本発明は、ビス(クロロ
アルキル)ホルマールをアルカリポリスルフィドと反応させることによって、ポリチオエ
ーテルスルフィドを製造するための方法を包含する。
硫黄含有ポリマーは、エポキシ、ポリウレタンおよびアクリルを配合するための、とり
わけ、コーティング、エラストマーおよび接着剤における、またはシーラントとしてのそ
れらの使用のための、価値ある中間体である。
これらのポリマーは、好ましくはメルカプト末端基を有する。それは、酸化的硬化方法
を使用するシステムにおいて適用でき、エポキシおよびイソシアン酸塩に対してポリマー
をより反応性にするからである。
取扱い、混合および配合の容易さを改良するために、硫黄含有ポリマーは、好ましくは
室温では液体である。
市販の耐油性シーラントは、例えば、ビス(クロロエチル)ホルマールおよびナトリウ
ムポリスルフィドの縮合重合によって調製された液体メルカプト末端ポリスルフィドポリ
マーを使用する。残念なことに、これらのポリマーは、多くの感熱S−S結合を有し、該
結合が、これらのポリマーに由来するシーラントを、高温用途に適さないものとしている
多数のS−S結合を有するポリスルフィドは、いわゆる「コールドフロー」:変形圧縮
力からの解放後に元の形状を回復する能力の低減およびそれらの力の印加中に回復する傾
向にも悩まされる。
本発明の目的は、S−S結合の数を低減させた液体メルカプト末端ポリマーを調製する
ための方法を提供することである。この目的は、本発明による方法によって実現される。
本発明の別の目的は、S−S結合の数の低減に加えて高度な分岐を伴う液体メルカプト
末端ポリマーを調製するための方法を提供することである。分岐は、ポリマーの機械的特
性を改良する。
本発明は、式
HS−R−(S−R)−SH (I)
[式中、
各Rは、分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基および構造−(CH−O
−(CH−O−(CH−を有する基から独立に選択され、ポリマー中のR基
の数の0〜20%は分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、ポリマー中
のR基の数の80〜100%は構造−(CH−O−(CH−O−(CH
−を有し、
tは1〜60の範囲内の値を有し、yは1.0〜1.5の範囲内の平均値であり、qは1
から8の範囲内の整数であり、pおよびrは1〜10の範囲内の整数である]
を有する液体メルカプト末端ポリマーを生成するための方法であって、
a)ビス(ハロアルキル)ホルマールを、平均式M[式中、Mはアルカリ金属であ
り、xは1.04から1.8までの範囲内の平均値である]のアルカリポリスルフィドと
反応させることによってポリマーを形成するステップと、
b)前記ポリマーを還元剤と、水性反応混合物中で反応させ、それにより、ポリスルフィ
ド結合を還元的に分裂させるステップと、
c)酸を添加することによって、ステップb)によって生じた混合物のpHを6.0未満
に低下させるステップと
を含む、方法に関する。
参照ポリスルフィドならびに実施例1および2のポリマーの硬化試料を示す写真である。 80℃、荷重(2.6kg)下で4時間アニールした後の同じ試料を示す図である。左側に、アニール前の参照ポリスルフィド、すなわち、図1の試料を、比較として示す。
好ましい実施形態において、分岐剤は、ステップa)の間存在し、構造Iのポリマーへ
の分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基の導入につながる。本明細書内では、
分枝アルカンジイル基は、式−R(−X)−[式中、Rは炭化水素基であり、n=
1または2であり、Xは分枝点、すなわち、別のポリチオエーテル鎖との結合である]を
有する基である。分枝アレーンジイル基は、Rがアルカン基で場合により置換されてい
る芳香族基であるという点で、分枝アルカンジイル基とは異なる。
より好ましい実施形態において、分岐剤は、ステップa)の間、ビス(ハロアルキル)
ホルマールに対して10〜25モル%の量で存在し、これが、R基の数の9〜20%が分
枝アルカンジイルまたはアレーンジイル基であるポリマーにつながる。これは、高度に分
岐したポリマーであり、硬化後に、分岐度がより低いポリマーよりも良好な機械的特性、
例えば硬度を有する生成物につながる。
さらに一層好ましくは、R基の数の9〜20%が分枝アルカンジイル基である。最も好
ましくは、R基の数の9〜20%が分枝プロパンジイル基であり、n=1である。
別の実施形態において、ポリマーは、構造
HS−(CH−O−(CH−O−(CH−[S−(CH−O
−(CH−O−(CH−SH
を有する。
本発明の方法は、3つのステップを適用する。分裂ステップb)は、(i)ステップa
)によって生じたポリマー中に存在し得るあらゆるトリスルフィド結合を除去すること、
(ii)ジスルフィド結合の数を低減させること、ならびに(iii)高い分岐剤濃度で
頻繁に形成される任意のループ、サイクルおよび/またはゲルをチオール末端基に分裂さ
せることを確実に行うために必須である。トリスルフィド結合、ループ、サイクルおよび
ゲルの存在は、コールドフローに対して非常に強い影響を有し、それにより、ポリマーの
機械的特性に悪影響を及ぼす。
分裂ステップb)のおかげで、高温で使用するのに好適でコールドフローが低減された
、高度に分岐した液体メルカプト末端ポリマーを生成することが可能である。
メルカプト末端ポリマーは「液体」であると言われ、これは、該ポリマーが、500〜
20,000g/molの範囲内の数平均分子量(ポリスチレン標準を用いるGPCによ
って決定した)を有することを意味する。
本発明の方法において使用される好ましいビス(ハロアルキル)ホルマールは、好まし
くは、構造(II)
Cl−(CH−O−(CH−O−(CH−Cl (II)
[式中、pおよびrは、1〜10、好ましくは1〜6の範囲から独立に選択される整数、
最も好ましくは2であり、qは、1〜8、好ましくは1〜4の範囲内の整数、最も好まし
くは1または2である]
を有する。
本発明の方法において使用するのに好適なビス(ハロアルキル)ホルマールは、ビス(
2−ジクロロアルキル)ホルマール、ビス(2−ジブロモアルキル)ホルマール、ビス(
2−ジヨードアルキル)ホルマールである。最も好ましいビス(ハロアルキル)ホルマー
ルは、ビス(2−ジクロロエチル)ホルマール:Cl−(CH−O−CH−O−
(CH−Clである。
アルカリポリスルフィドは式M[式中、Mはアルカリ金属であり、xは1.04
〜1.8の範囲内の平均値であり、好ましくはxは少なくとも1.1である]を有する。
好ましくは、xは1.5以下であり、最も好ましくは、xは1.3以下である。アルカリ
ポリスルフィド液は、高速平衡で種々の長さのスルフィド鎖(モノ−、ジ−、トリ−、テ
トラ−スルフィド等)を含有する混合物であるため、この式は平均式であり、xは平均値
である。
Mは、好ましくはNaまたはK、最も好ましくはNaである。
式Mにおけるxの値は、Dr. E. Dachselt in “Thioplaste”, VEB Deutscher V
erlag fur Grundstoffindustrie, Leipzig, 1971, pp. 36-37によって記述されている通
り、滴定の組合せによって決定することができる。
式(I)におけるyの値は、1.0〜1.5、好ましくは1.01〜1.50、より好
ましくは1.0〜1.4、最も好ましくは1.1〜1.4の範囲内の平均値である。この
式におけるyの値は、ポリマーを分解することによって、例えば、硝酸を添加し、続いて
、マイクロ波オーブン内で加熱し、ICP−OES(誘導結合プラズマ発光分析;ISO
1185:2007)を用いてS含有量を決定することによって、決定され得る。
ステップa)における反応は、硫化水素の形成を防止するまたは少なくとも最小化する
ために、好ましくは7.5超、より好ましくは8超、最も好ましくは9超のpHで実施さ
れる。pHは、塩基の添加によって所望の値に調整され得る。塩基は、有機塩基であって
も無機塩基であってもよい。無機塩基の例は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ム、炭酸カルシウム、ナトリウムフェノキシド、二硫化ナトリウム、硫化ナトリウム、二
硫化カリウム、硫化カリウム、バリウムフェノキシド、カルシウムフェノキシド、RON
a、RSNa、およびそれらの任意の2つ以上の混合物であり、ここで、RはC〜C
アルキルラジカルである。
塩基は、好ましくはアルカリ金属水酸化物、最も好ましくは、その有効性および低価格
により、水酸化ナトリウムである。
ステップa)において使用される、ビス(ハロアルキル)ホルマールに対するアルカリ
ポリスルフィド(Mとして算出される)のモル比は、好ましくは0.8〜2.4、
より好ましくは0.9〜1.8、最も好ましくは1.3〜1.6の範囲内である。
方法は、好ましくは、ビス(ハロアルキル)ホルマールおよび任意選択の分岐剤を、ア
ルカリポリスルフィドの水溶液に添加することによって実施される。アルカリポリスルフ
ィドの溶液は、場合によりアルカリ硫化水素およびアルカリ水酸化物と組み合わせた、ア
ルカリポリスルフィド液から製造されている。
場合により、水酸化マグネシウム等の分散剤、および/または湿潤剤(例えば、ブチル
ナフタレンスルホン酸ナトリウムまたはC6−アルキルグルコシド)が、溶液中に存在し
ていてよい。
ビス(ハロアルキル)ホルマールは、アルカリポリスルフィド溶液に、好ましくはゆっ
くり、例えば滴下添加される。溶液の温度は、好ましくは60から110℃まで、より好
ましくは70から95℃まで、最も好ましくは75から90℃までの範囲内である。
場合により、(追加の)アルカリ硫化水素またはアルカリ硫化水素およびポリスルフィ
ド液の混合物を添加して、すべてのハロゲン含有化合物が変換されかつ十分に高い分子量
がステップa)において得られることを確実にする。
この、アルカリ硫化水素またはアルカリ硫化水素およびポリスルフィド液の混合物の添
加は、式Mにおけるx値全部を調整することになる。
請求項1、ステップa)における平均式Mは、使用されるアルカリポリスルフィ
ドの総量の平均式を指し、故に、この任意選択の追加のアルカリ硫化水素添加の結果とし
てのあらゆる追加のアルカリポリスルフィド形成を包含する。
分岐剤は、好ましくは、三ハロゲン化物または四ハロゲン化物である。本発明の方法に
おいて使用するのに好適な三または四ハロゲン化物の例は、1,2,3−トリクロロプロ
パン、1,2,3−トリブロモプロパン、1,3−ジクロロ−2−(クロロメチル)−2
−メチルプロパン、ペンタエリトリトールテトラブロミド、テトラブロモエタン、1,3
,5−トリス(ブロモメチル)−2,4,6−トリエチルベンゼンおよび1,2,4,5
−テトラキス(ブロモメチル)ベンゼンである。最も好ましい分岐剤は、1,2,3−ト
リクロロプロパンである。
分岐剤は、好ましくは、ステップa)の間、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対
して0.1から25mol%の量で存在する。より好ましい実施形態において、分岐剤は
、ステップa)の間、10から25mol%の量で存在する。それは、これが良好な機械
的特性を有する高度に分岐したポリマーにつながるからである。
反応時間は、好ましくは1〜5時間、より好ましくは1〜4時間、最も好ましくは1〜
3時間である。
次いで、副産物として形成されたあらゆる可溶性塩を除去するために、得られた高分子
ラテックスを、好ましくは数回の洗浄ステップに供する。液体ポリチオエーテルスルフィ
ドを得るために、ポリマー中の巨大分子を、ポリスルフィド結合、すなわち、2個以上の
硫黄原子の間の結合(すなわち、S−S、S−S−S等)の還元的分裂によって、所望の
鎖長に低減させる必要がある。これがステップb)の目的である。最も一般的かつ好まし
い還元剤は、(i)NaSOと合わせたNaSHおよび(ii)亜ジチオン酸ナトリ
ウム(Na)である。他の還元剤は、単独でもしくはセレノールによって触媒
される水素化ホウ素ナトリウム;酸性条件下での亜鉛;メタノール中マグネシウム;ヒド
ラジン;アスコルビン酸;トリス(2−カルボキシエチル(caboxyethyl))ホスフィン
;ジチオトレイトール、(2S)−2−アミノ−1,4−ジメルカプトブタン;ビス(2
−メルカプトエチル)スルホン;またはN,N’−ジメチル−N,N’−ビス(メルカプ
トアセチル)ヒドラジンを包含する。本発明による方法において最も好ましい還元剤は、
亜ジチオン酸ナトリウムである。
使用される還元剤の量は、当技術分野において一般に知られている通り、所望の分子量
によって決まる。
還元的分裂ステップは、好ましくは、50から110℃まで、より好ましくは65から
100℃まで、最も好ましくは75から95℃までの範囲の温度で実施される。還元的分
裂ステップは、概して約20〜300分を要する。
還元的分裂中、pHは降下する傾向があり、これは塩基を添加することによって避ける
ことができる。このステップ中のpHは、好ましくは6.5超、より好ましくは7.5超
、最も好ましくは7.5〜9.5の範囲内の値に保たれる。好ましい塩基はNaOHであ
る。反応の終わりにおけるpH値のわずかな低減は、チオール酸形成の低減ならびにそれ
故の水性相におけるポリマーおよびポリマーフラグメントの溶解度低減により、収率を増
大させる。
次いで、ステップc)において、酸を添加することによって反応混合物のpHを6.0
未満に低下させることにより、分裂したポリスルフィド結合を末端メルカプト基に変換す
る。好適な酸は、酢酸、HCl、HSO、ギ酸およびHPOを包含する。酢酸が
最も好ましい酸である。
得られたポリマーは、シーラント、接着剤およびコーティング組成物における結合剤と
しての、イソシアネート硬化における、エポキシ樹脂硬化における、ならびにアクリル酸
樹脂硬化における使用を包含する、種々の用途を有する。
〔実施例1〕
1.5リットルの丸底フラスコに、加熱マントル、還流冷却器、温度計および機械的撹
拌子を装着した。フラスコに、362mlの水、196mlの硫化水素ナトリウム溶液(
8.9mol/l、1.74mol)および87.4mlのナトリウムポリスルフィド液
(3.29mol/l、0.29mol、硫黄含有量2.45)を投入した。この段階に
おけるx値は1.21であった。さらに、11.9mlのC6−アルキルグルコシドの3
0wt%溶液(水中65wt%溶液;AG6206、AkzoNobelによって供給さ
れる)、1.4gの硫酸水素テトラブチルアンモニウム、18.1gの塩化マグネシウム
溶液(水中45wt%)および155.5gの水酸化ナトリウム(水中50wt%溶液)
をフラスコに添加した。
懸濁液をおよそ350rpmで撹拌し、76℃に加熱した。76℃に到達した後、32
7.8gのビス(2−クロロエチル)ホルマール(1.81mol)および5.3gの1
,2,3−トリクロロプロパン(3.6mmol)を含有する溶液を、1.5時間以内に
滴下添加した。添加中およびその後4.5時間、温度を76から84℃の範囲内で一定に
保ち、その間に追加で84mlの硫化水素ナトリウム溶液(8.9mol/L、0.7m
ol)を添加し、x値を1.15に低減させた。
懸濁液を周囲温度まで冷却した。ポリマーの沈降後、母液をデカントにより除去した。
ポリマーを1リットルの水で洗浄した。洗浄したポリマーを、加熱マントル、還流冷却器
、温度計および機械的撹拌子が装着された1.5リットルの丸底フラスコに投入した。4
17mlの水、40.3gの亜ジチオン酸ナトリウム(90wt%)、39.4mlの亜
硫酸水素ナトリウム溶液(41wt%)および26.4gの水酸化ナトリウム(水中50
wt%溶液)を、撹拌した(350rpm)懸濁液に添加した。これを80±4℃に加熱
し、その温度で2時間保った。母液をデカントにより除去し、ポリマーを1リットルの水
で洗浄した。ポリマーを1リットルの水に懸濁し、酢酸で4.8のpH値に酸性化した。
母液をデカントにより除去し、ポリマーを1リットルの水で3回洗浄した。洗浄したポリ
マーを、ロータリーエバポレーター中、真空下、85℃でストリップして、GPC(ポリ
スチレン標準)によって決定して5.3Pa・sの粘度および2,300g/molの数
平均分子量を有する淡黄色液体ポリマー230g(収率:95%)を得た。
試料の減衰全反射フーリエ変換赤外分光法は、600cm−1から4,000cm−1
の間、30スキャンで実施した。3,200cm−1から3,700cm−1の間の波長
域における吸光度の非検出は、あらゆるヒドロキシル官能末端基の非存在を裏付けるもの
であった。
得られたポリマーのメルカプト末端基の数を決定するために、ポリマーをトルエンに溶
解し、水を添加し、得られた混合物をヨウ素溶液で滴定した。その後、ヨウ化水銀(II
)を含有するデンプン溶液を添加し、過剰のヨウ素をチオ硫酸ナトリウム溶液で逆滴定し
た。
ICP−OESは、ポリマーのy値が1.3であることを示した。
〔実施例2〕
2.5リットルの反応器に、加熱マントル、還流冷却器、温度計および機械的撹拌子を
装着した。反応器に、600mlの水、490mlの硫化水素ナトリウム溶液(8.8m
ol/リットル、4.3mol)および212mlのナトリウムポリスルフィド液(3.
35mol/l、0.7mol、硫黄含有量2.41)を投入した。この段階でのx値は
1.2であった。さらに、37.7mlの水中C6−アルキルグルコシドの30wt%溶
液(AG6206;AkzoNobelによって供給される;水中65wt%溶液)、2
.4gの硫酸水素テトラブチルアンモニウム、32.6gの塩化マグネシウム溶液(水中
45wt%)および270gの水酸化ナトリウム(水中50wt%溶液)をフラスコに添
加した。
懸濁液をおよそ350rpmで撹拌し、76℃に加熱した。76℃に到達した後、49
8gのビス(2−クロロエチル)ホルマール(2.76mol)および48gの1,2,
3−トリクロロプロパン(0.3mmol)を含有する溶液を、1.5時間以内で滴下添
加した。添加中およびその後4.5時間、温度を76から84℃の範囲内で一定に保ち、
その間に追加で84mlの硫化水素ナトリウム溶液(8.9mol/L)を添加した。
得られた高度に分岐したポリマーは、硬化可能な状態に加工できないゴム状物質であっ
た。したがって、その後の分裂ステップが必要であった。
懸濁液を周囲温度まで冷却した。ポリマーの沈降後、母液をデカントにより除去した。
ポリマーを1.2リットルの水で洗浄した。洗浄したポリマーを、加熱マントル、還流冷
却器、温度計および機械的撹拌子が装着された2.5リットルの反応器に投入した。75
0mlの水、109gの亜ジチオン酸ナトリウム(90wt%)、106mlの亜硫酸水
素ナトリウム溶液(41wt%)および71gの水酸化ナトリウム(水中50wt%溶液
)を、撹拌した(350rpm)懸濁液に添加した。これを80±4℃に加熱し、その温
度で2時間保った。母液をデカントにより除去し、ポリマーを1.2リットルの水で洗浄
した。ポリマーを1.2リットルの水に懸濁し、酢酸で4.8のpH値に酸性化した。母
液をデカントにより除去し、ポリマーを1リットルの水で3回洗浄した。洗浄したポリマ
ーを、ロータリーエバポレーター中、真空下、85℃でストリップして、3.2Pa
の粘度および1,700g/molの数平均分子量を有する淡黄色液体ポリマーを389
g(収率:89%)得た。
ICP−OESは、ポリマーのy値が1.3であることを示した。
圧縮ひずみ試験
実施例1および2の硬化ポリマーの圧縮ひずみを決定し、それを、2.0のy値を有す
る市販のポリスルフィドポリマー(Thioplast(登録商標)G21;旧Akzo
Nobel)と比較するために、表Iに列挙されている原料を有する硬化性ペーストを使
用して、材料を硬化させた。硬化性ペーストを三本ロールミルで微粉化し、使用前は低温
で貯蔵した。
ポリマーをペーストと混合し、鋳型に注ぎ入れ、周囲温度で30分間貯蔵して、封入さ
れた気泡の解放を可能にし、60℃で18時間硬化させた。使用した硬化性ペーストの量
は、ポリマーのチオール含有量によって決めた。
圧縮ひずみ試験は、ISO815に従って実施した。この試験は、所与の温度および撓
みにおける長期にわたる圧縮応力後に元の厚さに戻るエラストマー材料の能力を決定する
ものである。時間をかけてゴム材料を圧縮すると、該材料はその元の厚さに戻る能力を失
う。圧縮ひずみデータはパーセンテージとして表現される。パーセンテージが低くなるほ
ど、材料は、所与の撓みおよび温度範囲下での永久ひずみに良好に対抗する。
この例では、試験片Bを使用し、これをその元の高さの25%に圧縮し、圧縮デバイス
を、特定温度(23および80℃)のオーブン内に24時間にわたって入れた。オーブン
から試料を取り出した後、試験片を30分間冷却させ、その後、最終厚さを測定した。
表3は、硬化ポリスルフィドポリマーG21の圧縮ひずみが、極めて高い周囲温度で6
8.2%であることを示す。これは、高レベルのコールドフローを示す。それと比較する
と、実施例1および2の硬化ポリマーの圧縮ひずみは、周囲温度においてわずか9.4%
および8.7%のレベルを示す。これは、クリープ抵抗に対するジスルフィド含有量低減
の有益な効果を明確に示す。
上記の所見をさらに支持し、ポリマーのジスルフィド含有量低減に関連する現象論的改
良を示すために、試料を圧縮ひずみ試験の試験片と同じ様式で硬化させた。硬化試料を鋳
型から取り出し、2.6kgずつ荷重をかけて80℃で4時間貯蔵した。元の高さと保持
された高さとの間の関係を、材料の圧力誘起流を表す指標として使用した。
硬化ポリスルフィドG21試料は、高さが元の値の71%に低減し、これは、圧力下で
のかなりの程度の流れを示す。高さの低減は、図2において明確に見られる。
実施例1のポリマーは、その元の高さの95%を保持し、一方、実施例2のポリマーは
、その元の高さの99%を保持していた(図2も参照)。これらの結果は、高温における
材料流れ低減および高い機械的強度を明確に示している。

Claims (15)


  1. HS−R−(S−R)−SH (I)
    [式中、
    各Rは、分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基および構造−(CH−O
    −(CH−O−(CH−を有する基から独立に選択され、ポリマー中のR基
    の数の0〜20%は分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、ポリマー中
    のR基の数の80〜100%は構造−(CH−O−(CH−O−(CH
    −を有し、
    tは1〜60の範囲内の値を有し、yは1.0〜1.5の範囲内の平均値であり、qは1
    から8の範囲内の整数であり、pおよびrは1〜10の範囲内の整数である]
    を有する液体メルカプト末端ポリマーを生成するための方法であって、
    a)ビス(ハロアルキル)ホルマールを、平均式M[式中、Mはアルカリ金属であ
    り、xは1.04から1.8までの範囲内の平均値である]のアルカリポリスルフィドと
    反応させることによってポリマーを形成するステップと、
    b)前記ポリマーを還元剤と、水性反応混合物中で反応させ、それにより、ポリスルフィ
    ド結合を還元的に分裂させるステップと、
    c)酸を添加することによって、ステップb)によって生じた混合物のpHを6.0未満
    に低下させるステップと
    を含む、方法。
  2. 前記ポリマーが、構造
    HS−(CH−O−(CH−O−(CH−[S−(CH−O
    −(CH−O−(CH−SH
    [式中、p、q、r、yおよびtは、請求項1と同じ意味を有する]
    を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポリマー中のR基の数の9〜20%が分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイ
    ル基であり、前記ポリマー中のR基の数の80〜91%が構造−(CH−O−(C
    −O−(CH−を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ビス(ハロアルキル)ホルマールが、構造(II)
    Cl−(CH−O−(CH−O−(CH−Cl (II)
    [式中、pおよびrは、1〜10、好ましくは1〜6の範囲から独立に選択される整数、
    最も好ましくは2であり、qは、1〜8、好ましくは1〜4の範囲内の整数、最も好まし
    くは1または2である]
    を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. qが、1〜4の範囲内、好ましくは1または2である、請求項1から4のいずれか一項
    に記載の方法。
  6. 前記ビス(ハロアルキル)ホルマールがビス(2−ジクロロエチル)ホルマールである
    、請求項4または5に記載の方法。
  7. yが、1.01から1.50までの範囲内である、請求項1から6のいずれか一項に記
    載の方法。
  8. 前記還元剤が、Na、またはNaSHおよびNaSOを含む混合物であ
    る、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ビス(ハロアルキル)ホルマールに対するナトリウムポリスルフィド(Naとし
    て算出される)のモル比が、0.8〜2.4の範囲内である、請求項1から8のいずれか
    一項に記載の方法。
  10. 分岐剤がステップa)において存在する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法
  11. 前記分岐剤が、三ハロゲン化物または四ハロゲン化物である、請求項10に記載の方法
  12. 前記分岐剤が、1,2,3−トリクロロプロパン、1,2,3−トリブロモプロパン、
    1,3−ジクロロ−2−(クロロメチル)−2−メチルプロパン、ペンタエリトリトール
    テトラブロミド、テトラブロモエタン、1,3,5−トリス(ブロモメチル)−2,4,
    6−トリエチルベンゼンおよび1,2,4,5−テトラキス(ブロモメチル)ベンゼンか
    ら選択される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記分岐剤が1,2,3−トリクロロプロパンである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記分岐剤が、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対して0.1から25mol%
    の量で存在する、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記分岐剤が、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対して10から25mol%の
    量で存在する、請求項14に記載の方法。
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