JP6579585B2 - ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法 - Google Patents

ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6579585B2
JP6579585B2 JP2016530508A JP2016530508A JP6579585B2 JP 6579585 B2 JP6579585 B2 JP 6579585B2 JP 2016530508 A JP2016530508 A JP 2016530508A JP 2016530508 A JP2016530508 A JP 2016530508A JP 6579585 B2 JP6579585 B2 JP 6579585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
range
bis
formal
haloalkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016530508A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016527361A (ja
Inventor
トビス,ジャン
クロベ,オラフ
ゾンネンベルグ,グンター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nouryon Chemicals International BV
Original Assignee
Nouryon Chemicals International BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=48906176&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6579585(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nouryon Chemicals International BV filed Critical Nouryon Chemicals International BV
Publication of JP2016527361A publication Critical patent/JP2016527361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6579585B2 publication Critical patent/JP6579585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/12Polythioether-ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/14Polysulfides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/14Polysulfides
    • C08G75/16Polysulfides by polycondensation of organic compounds with inorganic polysulfides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Description

本発明は、ポリチオエーテルスルフィド、すなわち、エーテルおよびチオエーテル基の両方を含有するポリマーを調製するための方法に関する。特に、本発明は、ビス(クロロアルキル)ホルマールをアルカリポリスルフィドと反応させることによって、ポリチオエーテルスルフィドを製造するための方法を包含する。
硫黄含有ポリマーは、エポキシ、ポリウレタンおよびアクリルを配合するための、とりわけ、コーティング、エラストマーおよび接着剤における、またはシーラントとしてのそれらの使用のための、価値ある中間体である。
これらのポリマーは、好ましくはメルカプト末端基を有する。それは、酸化的硬化方法を使用するシステムにおいて適用でき、エポキシおよびイソシアン酸塩に対してポリマーをより反応性にするからである。
取扱い、混合および配合の容易さを改良するために、硫黄含有ポリマーは、好ましくは室温では液体である。
市販の耐油性シーラントは、例えば、ビス(クロロエチル)ホルマールおよびナトリウムポリスルフィドの縮合重合によって調製された液体メルカプト末端ポリスルフィドポリマーを使用する。残念なことに、これらのポリマーは、多くの感熱S−S結合を有し、該結合が、これらのポリマーに由来するシーラントを、高温用途に適さないものとしている。
多数のS−S結合を有するポリスルフィドは、いわゆる「コールドフロー」:変形圧縮力からの解放後に元の形状を回復する能力の低減およびそれらの力の印加中に回復する傾向にも悩まされる。
本発明の目的は、S−S結合の数を低減させた液体メルカプト末端ポリマーを調製するための方法を提供することである。この目的は、本発明による方法によって実現される。
本発明の別の目的は、S−S結合の数の低減に加えて高度な分岐を伴う液体メルカプト末端ポリマーを調製するための方法を提供することである。分岐は、ポリマーの機械的特性を改良する。
本発明は、式
HS−R−(S−R)−SH (I)
[式中、
各Rは、分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基および構造−(CH−O−(CH−O−(CH−を有する基から独立に選択され、ポリマー中のR基の数の0〜20%は分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、ポリマー中のR基の数の80〜100%は構造−(CH−O−(CH−O−(CH−を有し、
tは1〜60の範囲内の値を有し、yは1.0〜1.5の範囲内の平均値であり、qは1から8の範囲内の整数であり、pおよびrは1〜10の範囲内の整数である]
を有する液体メルカプト末端ポリマーを生成するための方法であって、
a)ビス(ハロアルキル)ホルマールを、平均式M[式中、Mはアルカリ金属であり、xは1.04から1.8までの範囲内の平均値である]のアルカリポリスルフィドと反応させることによってポリマーを形成するステップと、
b)前記ポリマーを還元剤と、水性反応混合物中で反応させ、それにより、ポリスルフィド結合を還元的に分裂させるステップと、
c)酸を添加することによって、ステップb)によって生じた混合物のpHを6.0未満に低下させるステップと
を含む、方法に関する。
参照ポリスルフィドならびに実施例1および2のポリマーの硬化試料を示す写真である。 80℃、荷重(2.6kg)下で4時間アニールした後の同じ試料を示す図である。左側に、アニール前の参照ポリスルフィド、すなわち、図1の試料を、比較として示す。
好ましい実施形態において、分岐剤は、ステップa)の間存在し、構造Iのポリマーへの分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基の導入につながる。本明細書内では、分枝アルカンジイル基は、式−R(−X)−[式中、Rは炭化水素基であり、n=1または2であり、Xは分枝点、すなわち、別のポリチオエーテル鎖との結合である]を有する基である。分枝アレーンジイル基は、Rがアルカン基で場合により置換されている芳香族基であるという点で、分枝アルカンジイル基とは異なる。
より好ましい実施形態において、分岐剤は、ステップa)の間、ビス(ハロアルキル)ホルマールに対して10〜25モル%の量で存在し、これが、R基の数の9〜20%が分枝アルカンジイルまたはアレーンジイル基であるポリマーにつながる。これは、高度に分岐したポリマーであり、硬化後に、分岐度がより低いポリマーよりも良好な機械的特性、例えば硬度を有する生成物につながる。
さらに一層好ましくは、R基の数の9〜20%が分枝アルカンジイル基である。最も好ましくは、R基の数の9〜20%が分枝プロパンジイル基であり、n=1である。
別の実施形態において、ポリマーは、構造
HS−(CH−O−(CH−O−(CH−[S−(CH−O−(CH−O−(CH−SH
を有する。
本発明の方法は、3つのステップを適用する。分裂ステップb)は、(i)ステップa)によって生じたポリマー中に存在し得るあらゆるトリスルフィド結合を除去すること、(ii)ジスルフィド結合の数を低減させること、ならびに(iii)高い分岐剤濃度で頻繁に形成される任意のループ、サイクルおよび/またはゲルをチオール末端基に分裂させることを確実に行うために必須である。トリスルフィド結合、ループ、サイクルおよびゲルの存在は、コールドフローに対して非常に強い影響を有し、それにより、ポリマーの機械的特性に悪影響を及ぼす。
分裂ステップb)のおかげで、高温で使用するのに好適でコールドフローが低減された、高度に分岐した液体メルカプト末端ポリマーを生成することが可能である。
メルカプト末端ポリマーは「液体」であると言われ、これは、該ポリマーが、500〜20,000g/molの範囲内の数平均分子量(ポリスチレン標準を用いるGPCによって決定した)を有することを意味する。
本発明の方法において使用される好ましいビス(ハロアルキル)ホルマールは、好ましくは、構造(II)
Cl−(CH−O−(CH−O−(CH−Cl (II)
[式中、pおよびrは、1〜10、好ましくは1〜6の範囲から独立に選択される整数、最も好ましくは2であり、qは、1〜8、好ましくは1〜4の範囲内の整数、最も好ましくは1または2である]
を有する。
本発明の方法において使用するのに好適なビス(ハロアルキル)ホルマールは、ビス(2−ジクロロアルキル)ホルマール、ビス(2−ジブロモアルキル)ホルマール、ビス(2−ジヨードアルキル)ホルマールである。最も好ましいビス(ハロアルキル)ホルマールは、ビス(2−ジクロロエチル)ホルマール:Cl−(CH−O−CH−O−(CH−Clである。
アルカリポリスルフィドは式M[式中、Mはアルカリ金属であり、xは1.04〜1.8の範囲内の平均値であり、好ましくはxは少なくとも1.1である]を有する。好ましくは、xは1.5以下であり、最も好ましくは、xは1.3以下である。アルカリポリスルフィド液は、高速平衡で種々の長さのスルフィド鎖(モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−スルフィド等)を含有する混合物であるため、この式は平均式であり、xは平均値である。
Mは、好ましくはNaまたはK、最も好ましくはNaである。
式Mにおけるxの値は、Dr. E. Dachselt in “Thioplaste”, VEB Deutscher Verlag fur Grundstoffindustrie, Leipzig, 1971, pp. 36-37によって記述されている通り、滴定の組合せによって決定することができる。
式(I)におけるyの値は、1.0〜1.5、好ましくは1.01〜1.50、より好ましくは1.0〜1.4、最も好ましくは1.1〜1.4の範囲内の平均値である。この式におけるyの値は、ポリマーを分解することによって、例えば、硝酸を添加し、続いて、マイクロ波オーブン内で加熱し、ICP−OES(誘導結合プラズマ発光分析;ISO1185:2007)を用いてS含有量を決定することによって、決定され得る。
ステップa)における反応は、硫化水素の形成を防止するまたは少なくとも最小化するために、好ましくは7.5超、より好ましくは8超、最も好ましくは9超のpHで実施される。pHは、塩基の添加によって所望の値に調整され得る。塩基は、有機塩基であっても無機塩基であってもよい。無機塩基の例は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸カルシウム、ナトリウムフェノキシド、二硫化ナトリウム、硫化ナトリウム、二硫化カリウム、硫化カリウム、バリウムフェノキシド、カルシウムフェノキシド、RONa、RSNa、およびそれらの任意の2つ以上の混合物であり、ここで、RはC〜C18アルキルラジカルである。
塩基は、好ましくはアルカリ金属水酸化物、最も好ましくは、その有効性および低価格により、水酸化ナトリウムである。
ステップa)において使用される、ビス(ハロアルキル)ホルマールに対するアルカリポリスルフィド(Mとして算出される)のモル比は、好ましくは0.8〜2.4、より好ましくは0.9〜1.8、最も好ましくは1.3〜1.6の範囲内である。
方法は、好ましくは、ビス(ハロアルキル)ホルマールおよび任意選択の分岐剤を、アルカリポリスルフィドの水溶液に添加することによって実施される。アルカリポリスルフィドの溶液は、場合によりアルカリ硫化水素およびアルカリ水酸化物と組み合わせた、アルカリポリスルフィド液から製造されている。
場合により、水酸化マグネシウム等の分散剤、および/または湿潤剤(例えば、ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムまたはC6−アルキルグルコシド)が、溶液中に存在していてよい。
ビス(ハロアルキル)ホルマールは、アルカリポリスルフィド溶液に、好ましくはゆっくり、例えば滴下添加される。溶液の温度は、好ましくは60から110℃まで、より好ましくは70から95℃まで、最も好ましくは75から90℃までの範囲内である。
場合により、(追加の)アルカリ硫化水素またはアルカリ硫化水素およびポリスルフィド液の混合物を添加して、すべてのハロゲン含有化合物が変換されかつ十分に高い分子量がステップa)において得られることを確実にする。
この、アルカリ硫化水素またはアルカリ硫化水素およびポリスルフィド液の混合物の添加は、式Mにおけるx値全部を調整することになる。
請求項1、ステップa)における平均式Mは、使用されるアルカリポリスルフィドの総量の平均式を指し、故に、この任意選択の追加のアルカリ硫化水素添加の結果としてのあらゆる追加のアルカリポリスルフィド形成を包含する。
分岐剤は、好ましくは、三ハロゲン化物または四ハロゲン化物である。本発明の方法において使用するのに好適な三または四ハロゲン化物の例は、1,2,3−トリクロロプロパン、1,2,3−トリブロモプロパン、1,3−ジクロロ−2−(クロロメチル)−2−メチルプロパン、ペンタエリトリトールテトラブロミド、テトラブロモエタン、1,3,5−トリス(ブロモメチル)−2,4,6−トリエチルベンゼンおよび1,2,4,5−テトラキス(ブロモメチル)ベンゼンである。最も好ましい分岐剤は、1,2,3−トリクロロプロパンである。
分岐剤は、好ましくは、ステップa)の間、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対して0.1から25mol%の量で存在する。より好ましい実施形態において、分岐剤は、ステップa)の間、10から25mol%の量で存在する。それは、これが良好な機械的特性を有する高度に分岐したポリマーにつながるからである。
反応時間は、好ましくは1〜5時間、より好ましくは1〜4時間、最も好ましくは1〜3時間である。
次いで、副産物として形成されたあらゆる可溶性塩を除去するために、得られた高分子ラテックスを、好ましくは数回の洗浄ステップに供する。液体ポリチオエーテルスルフィドを得るために、ポリマー中の巨大分子を、ポリスルフィド結合、すなわち、2個以上の硫黄原子の間の結合(すなわち、S−S、S−S−S等)の還元的分裂によって、所望の鎖長に低減させる必要がある。これがステップb)の目的である。最も一般的かつ好ましい還元剤は、(i)NaSOと合わせたNaSHおよび(ii)亜ジチオン酸ナトリウム(Na)である。他の還元剤は、単独でもしくはセレノールによって触媒される水素化ホウ素ナトリウム;酸性条件下での亜鉛;メタノール中マグネシウム;ヒドラジン;アスコルビン酸;トリス(2−カルボキシエチル(caboxyethyl))ホスフィン;ジチオトレイトール、(2S)−2−アミノ−1,4−ジメルカプトブタン;ビス(2−メルカプトエチル)スルホン;またはN,N’−ジメチル−N,N’−ビス(メルカプトアセチル)ヒドラジンを包含する。本発明による方法において最も好ましい還元剤は、亜ジチオン酸ナトリウムである。
使用される還元剤の量は、当技術分野において一般に知られている通り、所望の分子量によって決まる。
還元的分裂ステップは、好ましくは、50から110℃まで、より好ましくは65から100℃まで、最も好ましくは75から95℃までの範囲の温度で実施される。還元的分裂ステップは、概して約20〜300分を要する。
還元的分裂中、pHは降下する傾向があり、これは塩基を添加することによって避けることができる。このステップ中のpHは、好ましくは6.5超、より好ましくは7.5超、最も好ましくは7.5〜9.5の範囲内の値に保たれる。好ましい塩基はNaOHである。反応の終わりにおけるpH値のわずかな低減は、チオール酸形成の低減ならびにそれ故の水性相におけるポリマーおよびポリマーフラグメントの溶解度低減により、収率を増大させる。
次いで、ステップc)において、酸を添加することによって反応混合物のpHを6.0未満に低下させることにより、分裂したポリスルフィド結合を末端メルカプト基に変換する。好適な酸は、酢酸、HCl、HSO、ギ酸およびHPOを包含する。酢酸が最も好ましい酸である。
得られたポリマーは、シーラント、接着剤およびコーティング組成物における結合剤としての、イソシアネート硬化における、エポキシ樹脂硬化における、ならびにアクリル酸樹脂硬化における使用を包含する、種々の用途を有する。
〔実施例1〕
1.5リットルの丸底フラスコに、加熱マントル、還流冷却器、温度計および機械的撹拌子を装着した。フラスコに、362mlの水、196mlの硫化水素ナトリウム溶液(8.9mol/l、1.74mol)および87.4mlのナトリウムポリスルフィド液(3.29mol/l、0.29mol、硫黄含有量2.45)を投入した。この段階におけるx値は1.21であった。さらに、11.9mlのC6−アルキルグルコシドの30wt%溶液(水中65wt%溶液;AG6206、AkzoNobelによって供給される)、1.4gの硫酸水素テトラブチルアンモニウム、18.1gの塩化マグネシウム溶液(水中45wt%)および155.5gの水酸化ナトリウム(水中50wt%溶液)をフラスコに添加した。
懸濁液をおよそ350rpmで撹拌し、76℃に加熱した。76℃に到達した後、327.8gのビス(2−クロロエチル)ホルマール(1.81mol)および5.3gの1,2,3−トリクロロプロパン(3.6mmol)を含有する溶液を、1.5時間以内に滴下添加した。添加中およびその後4.5時間、温度を76から84℃の範囲内で一定に保ち、その間に追加で84mlの硫化水素ナトリウム溶液(8.9mol/L、0.7mol)を添加し、x値を1.15に低減させた。
懸濁液を周囲温度まで冷却した。ポリマーの沈降後、母液をデカントにより除去した。ポリマーを1リットルの水で洗浄した。洗浄したポリマーを、加熱マントル、還流冷却器、温度計および機械的撹拌子が装着された1.5リットルの丸底フラスコに投入した。417mlの水、40.3gの亜ジチオン酸ナトリウム(90wt%)、39.4mlの亜硫酸水素ナトリウム溶液(41wt%)および26.4gの水酸化ナトリウム(水中50wt%溶液)を、撹拌した(350rpm)懸濁液に添加した。これを80±4℃に加熱し、その温度で2時間保った。母液をデカントにより除去し、ポリマーを1リットルの水で洗浄した。ポリマーを1リットルの水に懸濁し、酢酸で4.8のpH値に酸性化した。母液をデカントにより除去し、ポリマーを1リットルの水で3回洗浄した。洗浄したポリマーを、ロータリーエバポレーター中、真空下、85℃でストリップして、GPC(ポリスチレン標準)によって決定して5.3Pa・sの粘度および2,300g/molの数平均分子量を有する淡黄色液体ポリマー230g(収率:95%)を得た。
試料の減衰全反射フーリエ変換赤外分光法は、600cm−1から4,000cm−1の間、30スキャンで実施した。3,200cm−1から3,700cm−1の間の波長域における吸光度の非検出は、あらゆるヒドロキシル官能末端基の非存在を裏付けるものであった。
得られたポリマーのメルカプト末端基の数を決定するために、ポリマーをトルエンに溶解し、水を添加し、得られた混合物をヨウ素溶液で滴定した。その後、ヨウ化水銀(II)を含有するデンプン溶液を添加し、過剰のヨウ素をチオ硫酸ナトリウム溶液で逆滴定した。
ICP−OESは、ポリマーのy値が1.3であることを示した。
〔実施例2〕
2.5リットルの反応器に、加熱マントル、還流冷却器、温度計および機械的撹拌子を装着した。反応器に、600mlの水、490mlの硫化水素ナトリウム溶液(8.8mol/リットル、4.3mol)および212mlのナトリウムポリスルフィド液(3.35mol/l、0.7mol、硫黄含有量2.41)を投入した。この段階でのx値は1.2であった。さらに、37.7mlの水中C6−アルキルグルコシドの30wt%溶液(AG6206;AkzoNobelによって供給される;水中65wt%溶液)、2.4gの硫酸水素テトラブチルアンモニウム、32.6gの塩化マグネシウム溶液(水中45wt%)および270gの水酸化ナトリウム(水中50wt%溶液)をフラスコに添加した。
懸濁液をおよそ350rpmで撹拌し、76℃に加熱した。76℃に到達した後、498gのビス(2−クロロエチル)ホルマール(2.76mol)および48gの1,2,3−トリクロロプロパン(0.3mmol)を含有する溶液を、1.5時間以内で滴下添加した。添加中およびその後4.5時間、温度を76から84℃の範囲内で一定に保ち、その間に追加で84mlの硫化水素ナトリウム溶液(8.9mol/L)を添加した。
得られた高度に分岐したポリマーは、硬化可能な状態に加工できないゴム状物質であった。したがって、その後の分裂ステップが必要であった。
懸濁液を周囲温度まで冷却した。ポリマーの沈降後、母液をデカントにより除去した。ポリマーを1.2リットルの水で洗浄した。洗浄したポリマーを、加熱マントル、還流冷却器、温度計および機械的撹拌子が装着された2.5リットルの反応器に投入した。750mlの水、109gの亜ジチオン酸ナトリウム(90wt%)、106mlの亜硫酸水素ナトリウム溶液(41wt%)および71gの水酸化ナトリウム(水中50wt%溶液)を、撹拌した(350rpm)懸濁液に添加した。これを80±4℃に加熱し、その温度で2時間保った。母液をデカントにより除去し、ポリマーを1.2リットルの水で洗浄した。ポリマーを1.2リットルの水に懸濁し、酢酸で4.8のpH値に酸性化した。母液をデカントにより除去し、ポリマーを1リットルの水で3回洗浄した。洗浄したポリマーを、ロータリーエバポレーター中、真空下、85℃でストリップして、3.2Pasの粘度および1,700g/molの数平均分子量を有する淡黄色液体ポリマーを389g(収率:89%)得た。
ICP−OESは、ポリマーのy値が1.3であることを示した。
圧縮ひずみ試験
実施例1および2の硬化ポリマーの圧縮ひずみを決定し、それを、2.0のy値を有する市販のポリスルフィドポリマー(Thioplast(登録商標)G21;旧AkzoNobel)と比較するために、表Iに列挙されている原料を有する硬化性ペーストを使用して、材料を硬化させた。硬化性ペーストを三本ロールミルで微粉化し、使用前は低温で貯蔵した。
ポリマーをペーストと混合し、鋳型に注ぎ入れ、周囲温度で30分間貯蔵して、封入された気泡の解放を可能にし、60℃で18時間硬化させた。使用した硬化性ペーストの量は、ポリマーのチオール含有量によって決めた。
圧縮ひずみ試験は、ISO815に従って実施した。この試験は、所与の温度および撓みにおける長期にわたる圧縮応力後に元の厚さに戻るエラストマー材料の能力を決定するものである。時間をかけてゴム材料を圧縮すると、該材料はその元の厚さに戻る能力を失う。圧縮ひずみデータはパーセンテージとして表現される。パーセンテージが低くなるほど、材料は、所与の撓みおよび温度範囲下での永久ひずみに良好に対抗する。
この例では、試験片Bを使用し、これをその元の高さの25%に圧縮し、圧縮デバイスを、特定温度(23および80℃)のオーブン内に24時間にわたって入れた。オーブンから試料を取り出した後、試験片を30分間冷却させ、その後、最終厚さを測定した。
表3は、硬化ポリスルフィドポリマーG21の圧縮ひずみが、極めて高い周囲温度で68.2%であることを示す。これは、高レベルのコールドフローを示す。それと比較すると、実施例1および2の硬化ポリマーの圧縮ひずみは、周囲温度においてわずか9.4%および8.7%のレベルを示す。これは、クリープ抵抗に対するジスルフィド含有量低減の有益な効果を明確に示す。
上記の所見をさらに支持し、ポリマーのジスルフィド含有量低減に関連する現象論的改良を示すために、試料を圧縮ひずみ試験の試験片と同じ様式で硬化させた。硬化試料を鋳型から取り出し、2.6kgずつ荷重をかけて80℃で4時間貯蔵した。元の高さと保持された高さとの間の関係を、材料の圧力誘起流を表す指標として使用した。
硬化ポリスルフィドG21試料は、高さが元の値の71%に低減し、これは、圧力下でのかなりの程度の流れを示す。高さの低減は、図2において明確に見られる。
実施例1のポリマーは、その元の高さの95%を保持し、一方、実施例2のポリマーは、その元の高さの99%を保持していた(図2も参照)。これらの結果は、高温における材料流れ低減および高い機械的強度を明確に示している。
本願は以下の発明に関するものである。
(1) 式
HS−R−(S −R) −SH (I)
[式中、
各Rは、分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基および構造−(CH −O−(CH −O−(CH −を有する基から独立に選択され、
ポリマー中のR基の数の0〜20%は分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、ポリマー中のR基の数の80〜100%は構造−(CH −O−(CH −O−(CH −を有し、
tは1〜60の範囲内の値を有し、yは1.0〜1.5の範囲内の平均値であり、qは1から8の範囲内の整数であり、pおよびrは1〜10の範囲内の整数である]
を有する液体メルカプト末端ポリマーを生成するための方法であって、
a)ビス(ハロアルキル)ホルマールを、平均式M [式中、Mはアルカリ金属であり、xは1.04から1.8までの範囲内の平均値である]のアルカリポリスルフィドと反応させることによってポリマーを形成するステップと、
b)前記ポリマーを還元剤と、水性反応混合物中で反応させ、それにより、ポリスルフィド結合を還元的に分裂させるステップと、
c)酸を添加することによって、ステップb)によって生じた混合物のpHを6.0未満に低下させるステップと
を含む、方法。
(2) 前記ポリマーが、構造
HS−(CH −O−(CH −O−(CH −[S −(CH −O−(CH −O−(CH −SH
[式中、p、q、r、yおよびtは、前記(1と同じ意味を有する]
を有する、前記(1)に記載の方法。
(3)
前記ポリマー中のR基の数の9〜20%が分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、前記ポリマー中のR基の数の80〜91%が構造−(CH −O−(CH −O−(CH −を有する、前記(1)に記載の方法。
(4) 前記ビス(ハロアルキル)ホルマールが、構造(II)
Cl−(CH −O−(CH −O−(CH −Cl (II)
[式中、pおよびrは、1〜10、好ましくは1〜6の範囲から独立に選択される整数、最も好ましくは2であり、qは、1〜8、好ましくは1〜4の範囲内の整数、最も好ましくは1または2である]
を有する、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載の方法。
(5) qが、1〜4の範囲内、好ましくは1または2である、前記(1)から(4)のいずれか一項に記載の方法。
(6) 前記ビス(ハロアルキル)ホルマールがビス(2−ジクロロエチル)ホルマールである、前記(4)または(5)に記載の方法。
(7) yが、1.01から1.50までの範囲内である、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の方法。
(8) 前記還元剤が、Na 、またはNaSHおよびNa SO を含む混合物である、前記(1)から(7)のいずれか一項に記載の方法。
(9) ビス(ハロアルキル)ホルマールに対するナトリウムポリスルフィド(Na として算出される)のモル比が、0.8〜2.4の範囲内である、前記(1)から(8)のいずれか一項に記載の方法。
(10) 分岐剤がステップa)において存在する、前記(1)から(9)のいずれか一項に記載の方法。
(11) 前記分岐剤が、三ハロゲン化物または四ハロゲン化物である、前記(10)に記載の方法。
(12) 前記分岐剤が、1,2,3−トリクロロプロパン、1,2,3−トリブロモプロパン、1,3−ジクロロ−2−(クロロメチル)−2−メチルプロパン、ペンタエリトリトールテトラブロミド、テトラブロモエタン、1,3,5−トリス(ブロモメチル)−2,4,6−トリエチルベンゼンおよび1,2,4,5−テトラキス(ブロモメチル)ベンゼンから選択される、前記(11)に記載の方法。
(13) 前記分岐剤が1,2,3−トリクロロプロパンである、前記(12)に記載の方法。
(14) 前記分岐剤が、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対して0.1から25mol%の量で存在する、前記(10)から(13)のいずれか一項に記載の方法。
(15) 前記分岐剤が、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対して10から25mol%の量で存在する、前記(14)に記載の方法。

Claims (18)


  1. HS−R−(S−R)−SH (I)
    [式中、
    各Rは、式 −R(−X)−[式中、Rは炭化水素基であり、n=1または2であり、Xは分枝点、すなわち、別のポリチオエーテル鎖との結合である]で表される分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基および構造−(CH−O−(CH−O−(CH−を有する基から独立に選択され、
    ポリマー中のR基の数の0〜20%は前記分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、ポリマー中のR基の数の80〜100%は構造−(CH−O−(CH−O−(CH−を有し、
    tは1〜60の範囲内の値を有し、yは1.0〜1.5の範囲内の平均値であり、qは1から8の範囲内の整数であり、pおよびrは1〜10の範囲内の整数である]
    を有する液体メルカプト末端ポリマーを生成するための方法であって、
    a)ビス(ハロアルキル)ホルマールを、平均式M[式中、Mはアルカリ金属であり、xは1.04から1.8までの範囲内の平均値である]のアルカリポリスルフィドと反応させることによってポリマーを形成するステップと、
    b)前記ポリマーを還元剤と、水性反応混合物中で反応させ、それにより、ポリスルフィド結合を還元的に分裂させるステップと、
    c)酸を添加することによって、ステップb)によって生じた混合物のpHを6.0未満に低下させるステップと
    を含む、方法。
  2. 前記ポリマーが、構造
    HS−(CH−O−(CH−O−(CH−[S−(CH−O−(CH−O−(CH−SH
    [式中、p、q、r、yおよびtは、請求項1と同じ意味を有する]
    を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポリマー中のR基の数の9〜20%が分枝アルカンジイルまたは分枝アレーンジイル基であり、前記ポリマー中のR基の数の80〜91%が構造−(CH−O−(CH−O−(CH−を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ビス(ハロアルキル)ホルマールが、構造(II)
    Cl−(CH−O−(CH−O−(CH−Cl (II)
    [式中、pおよびrは、1〜10の範囲から独立に選択される整数であり、qは、1〜8の範囲内の整数である]
    を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. pおよびrは、1〜6の範囲から独立に選択される整数である、請求項4に記載の方法
  6. pおよびrは2である、請求項5に記載の方法。
  7. qが、1〜4の範囲内である、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  8. qが2である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ビス(ハロアルキル)ホルマールがビス(2−ジクロロエチル)ホルマールである、請求項4〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. yが、1.01から1.50までの範囲内である、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記還元剤が、Na、またはNaSHおよびNaSOを含む混合物である、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. ビス(ハロアルキル)ホルマールに対するナトリウムポリスルフィド(Naとして算出される)のモル比が、0.8〜2.4の範囲内である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 分岐剤がステップa)において存在する、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記分岐剤が、三ハロゲン化物または四ハロゲン化物である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記分岐剤が、1,2,3−トリクロロプロパン、1,2,3−トリブロモプロパン、1,3−ジクロロ−2−(クロロメチル)−2−メチルプロパン、ペンタエリトリトールテトラブロミド、テトラブロモエタン、1,3,5−トリス(ブロモメチル)−2,4,6−トリエチルベンゼンおよび1,2,4,5−テトラキス(ブロモメチル)ベンゼンから選択される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記分岐剤が1,2,3−トリクロロプロパンである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記分岐剤が、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対して0.1から25mol%の量で存在する、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記分岐剤が、ビス(ハロアルキル)ホルマールの量に対して10から25mol%の量で存在する、請求項17に記載の方法。
JP2016530508A 2013-08-02 2014-07-30 ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法 Active JP6579585B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13179125.3 2013-08-02
EP13179125 2013-08-02
PCT/EP2014/066340 WO2015014876A2 (en) 2013-08-02 2014-07-30 Process for the preparation of a polythioethersulfide

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018046887A Division JP2018127633A (ja) 2013-08-02 2018-03-14 ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016527361A JP2016527361A (ja) 2016-09-08
JP6579585B2 true JP6579585B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=48906176

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016530508A Active JP6579585B2 (ja) 2013-08-02 2014-07-30 ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法
JP2018046887A Withdrawn JP2018127633A (ja) 2013-08-02 2018-03-14 ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018046887A Withdrawn JP2018127633A (ja) 2013-08-02 2018-03-14 ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9771457B2 (ja)
EP (1) EP3027676B1 (ja)
JP (2) JP6579585B2 (ja)
CN (1) CN105408396B (ja)
RU (1) RU2653839C2 (ja)
WO (1) WO2015014876A2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3224292A1 (en) 2014-11-24 2017-10-04 PPG Industries Ohio, Inc. Methods for reactive three-dimensional printing by inkjet printing
PT3256542T (pt) 2015-02-13 2022-07-29 Chemetall Gmbh Vedante baseado num composto de polímero de base/epóxi com terminação mercapto e método para endurecimento por meio de um catalisador fotolatente
EP3535311B1 (en) 2016-11-04 2022-05-25 PRC-Desoto International, Inc. Sulfur-containing poly(alkenyl) ethers, prepolymers incorporating sulfur-containing poly(alkenyl) ethers, and uses thereof
WO2018227149A1 (en) 2017-06-09 2018-12-13 Prc-Desoto International, Inc. Dual cure sealants
US10597565B2 (en) 2017-07-07 2020-03-24 Prc-Desoto International, Inc. Hydraulic fluid and fuel resistant sealants
US10434704B2 (en) 2017-08-18 2019-10-08 Ppg Industries Ohio, Inc. Additive manufacturing using polyurea materials
US10351674B2 (en) 2017-10-17 2019-07-16 Prc-Desoto International, Inc. Sulfur-containing polymeric particles and compositions
WO2019110598A1 (en) 2017-12-07 2019-06-13 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Process for the preparation of a polythioethersulfide
US10843180B2 (en) 2018-10-02 2020-11-24 Prc-Desoto International, Inc. Delayed cure micro-encapsulated catalysts
CN118082177A (zh) 2019-02-11 2024-05-28 Ppg工业俄亥俄公司 制作耐化学性密封组件的方法
KR20240038831A (ko) 2019-02-11 2024-03-25 피피지 인더스트리즈 오하이오 인코포레이티드 밀봉 캡의 3차원 인쇄
MX2021009610A (es) 2019-02-11 2021-10-26 Ppg Ind Ohio Inc Sistemas multicapa y métodos para elaborar sistemas multicapa.
US11015097B2 (en) 2019-03-06 2021-05-25 Prc-Desoto International, Inc. Chemically resistant sealant compositions and uses thereof
US11015057B2 (en) 2019-04-03 2021-05-25 Prc-Desoto International, Inc. Dual-cure compositions
US11505702B2 (en) 2019-04-05 2022-11-22 Prc-Desoto International, Inc. Controlled cure rate using polyether-coated synergists
US11608458B2 (en) 2019-12-19 2023-03-21 Prc-Desoto International, Inc. Adhesion-promoting interlayer compositions containing organic titanates/zirconates and methods of use
US11173692B2 (en) 2019-12-19 2021-11-16 Prc-Desoto International, Inc. Free radical polymerizable adhesion-promoting interlayer compositions and methods of use
US11466125B2 (en) 2019-12-19 2022-10-11 Prc-Desoto International, Inc. Low nucleation temperature polythioether prepolymers and uses thereof
US11624007B2 (en) 2020-01-29 2023-04-11 Prc-Desoto International, Inc. Photocurable adhesion-promoting compositions and methods of use
US11214666B2 (en) 2020-04-15 2022-01-04 Prc-Desoto International, Inc. Controlling cure rate with wetted filler
EP3913011A1 (en) * 2020-05-19 2021-11-24 Nouryon Chemicals International B.V. Aliphatic epoxy-terminated polysulfide polymer
WO2022177863A1 (en) 2021-02-16 2022-08-25 Prc-Desoto International, Inc. Compositions containing a free radical polymerization initiator
KR20230159592A (ko) 2021-03-29 2023-11-21 피알시-데소토 인터내쇼날, 인코포레이티드 하이브리드 이중 경화 조성물
WO2022232730A1 (en) 2021-04-27 2022-11-03 Ppg Industries Ohio, Inc. Multiple cure coreactive compositions for additive manufacturing and uses thereof
BR112023022407A2 (pt) 2021-04-28 2024-01-16 Chemetall Gmbh Método para vedar um substrato, substrato vedado, uso de um constituinte de organossilano, composição vedante, sistema de vedação bicomponente, e, constituinte de organossilano
CA3228686A1 (en) 2021-09-02 2023-03-09 Shane Xiufeng Peng Applicators for high viscosity materials
AU2022388723A1 (en) 2021-11-10 2024-05-30 Ppg Industries Ohio, Inc. Linear sealing components and methods and compositions for additively manufacturing thereof
WO2023164445A1 (en) 2022-02-23 2023-08-31 Ppg Industries Ohio, Inc. Conductive articles and methods for additive manufacturing thereof

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2392402A (en) * 1940-10-12 1946-01-08 Thiokol Corp Monodisulphide polymer
US2466963A (en) * 1945-06-16 1949-04-12 Thiokol Corp Polysulfide polymer
GB1545259A (en) * 1976-12-22 1979-05-02 Elf Aquitaine Polymeric organic polysulphides
US5430192A (en) * 1993-08-26 1995-07-04 Morton International, Inc. Polysulfide sealants with reduced moisture vapor transmission
US6939941B2 (en) * 2001-09-12 2005-09-06 Toray Fine Chemicals Co., Ltd. Preparation of polysulfide compositions
JP3761552B2 (ja) * 2004-03-01 2006-03-29 横浜ゴム株式会社 ポリスルフィド化合物の製造法及びそれを含むゴム組成物
US20070096396A1 (en) * 2005-10-27 2007-05-03 Sawant Suresh G Dimercaptan terminated polythioether polymers and methods for making and using the same
CN101486795A (zh) * 2009-01-22 2009-07-22 锦西化工研究院 一种制备液态聚硫橡胶的新方法
CN102791684B (zh) * 2010-03-17 2016-03-16 阿克佐诺贝尔化学国际公司 解聚聚硫化物和制备二巯基二醚的方法
JP5702887B2 (ja) * 2011-04-12 2015-04-15 シャンハイ アイシーアイ リサーチ アンド デヴェロップメント アンド マネジメント カンパニー.リミテッド. ポリスルフィドの調製方法
JP2013144756A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Toray Fine Chemicals Co Ltd 硬化型組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP3027676B1 (en) 2017-10-25
RU2016105775A3 (ja) 2018-03-06
WO2015014876A2 (en) 2015-02-05
RU2016105775A (ru) 2017-09-07
RU2653839C2 (ru) 2018-05-15
CN105408396A (zh) 2016-03-16
EP3027676A2 (en) 2016-06-08
JP2016527361A (ja) 2016-09-08
CN105408396B (zh) 2017-06-23
WO2015014876A3 (en) 2015-04-02
US9771457B2 (en) 2017-09-26
JP2018127633A (ja) 2018-08-16
US20160152775A1 (en) 2016-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6579585B2 (ja) ポリチオエーテルスルフィドを調製するための方法
KR101152673B1 (ko) 기능성 스티렌-부타디엔 공중합체
KR102268486B1 (ko) 계면 활성제 조성물
CN102731723B (zh) 二烯聚合物及其生产方法
CN102325838B (zh) 硫改性氯丁二烯弹性体组合物、其配混物及硫化物
US8759478B2 (en) Method for preparing polyarylene sulfide having reduced iodine content
KR20170097754A (ko) 이중 경화 폴리티오에테르
Zheng et al. Thermoplastic silicone elastomers based on Gemini ionic crosslinks
CN104144954A (zh) 聚氯丁二烯胶乳、聚氯丁二烯胶乳组合物以及成型品
ITMI932539A1 (it) Procedimento per la terminazione di polimerizzazione in emulsione che non genera nitrosammine
CN103443142B (zh) 聚氯丁二烯胶乳的化学稳定性的评价方法
CN103998483A (zh) 固化性组合物
BR112016008348B1 (pt) Composição polimérica vulcanizável à base de polidienos funcionalizados, e processo para produzir a mesma
CN102325837A (zh) 聚氯丁二烯弹性体组合物及其制造方法、硫化物以及成型体
WO2020002460A1 (en) Method for producing a grafted rubber and tire comprising the grafted rubber
JPS6031510A (ja) 硫黄変性クロロプレン重合体の製法
CN101486795A (zh) 一种制备液态聚硫橡胶的新方法
CN105061765A (zh) 卤素末端含硫聚合物
KR101731745B1 (ko) 크산토겐 변성 클로로프렌 고무 및 그 제조 방법
CN110023375B (zh) 化合物
US4608433A (en) Inert monovalent hydrocarbon terminated polysulfide polymers
JP2011140586A (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物の製造方法及び該樹脂組成物を用いた成形品
JPH0414681B2 (ja)
JP2006312692A (ja) ポリカテナン構造を有する弾性重合体組成物
JP2002097267A (ja) 新規半芳香族ポリアミドおよびその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6579585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250