JP2018125144A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵埃が灯室に浸入するのを確実に防止することができる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】この発明は、呼吸孔15が設けられているランプハウジング10と、呼吸口23が設けられているキャップ2と、を備える。呼吸孔15は、呼吸口23よりも上側に位置する。ランプハウジング10とキャップ2との間には、呼吸通路3が設けられている。ランプハウジング10には、突出部17が設けられている。突出部17の先端とキャップ2との間は、絞り部30を形成する。この結果、この発明は、塵埃4が灯室13に浸入するのを確実に防止することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、呼吸構造を備える車両用灯具に関するものである。
呼吸構造を備える車両用灯具としては、たとえば、特許文献1および特許文献2に示すものがある。特許文献1の自動車用ヘッドランプの通気構造は、ハウジングに開設した通気孔に埃除去手段を付設し、埃除去手段を介してハウジング内へ吸気するものである。埃除去手段は、上下に取入口及び放出口を有するケースと、ケース内で取入口及び放出口にそれぞれ接続されたチューブとを備え、取入口側のチューブが放出口側のチューブの内側になるように配置されている。特許文献1の自動車用ヘッドランプの通気構造は、有害な大きさの埃を、その慣性力により、取入口側のチューブ及び放出口側のチューブ内を落下させて放出口から外部へ排出させることができる。
また、特許文献2の車両用灯具は、ランプボディに呼吸作用を営む空気孔を設け、ランプボディに空気孔を取り囲むように筒体を形成し、筒体の内部に区画壁を形成し、筒体の下側壁にスリットを形成し、筒体の先端にキャップをスリットの一部を余らせて嵌着して、筒体内に、空気孔を介してランプボディ内部と連通する迷路状の空気通路を画成する。特許文献2の車両用灯具は、空気通路が迷路状であるため、ランプボディ内に水が浸入することを防ぐことができる。
実開平6−45203号公報 特開平10−340603号公報
しかしながら、特許文献1の自動車用ヘッドランプの通気構造は、有害な大きさの埃を、その慣性力により、取入口側のチューブ及び放出口側のチューブ内を落下させて放出口から外部へ排出させることができるが、小さな埃を、その慣性力により、取入口側のチューブ及び放出口側のチューブ内を落下させて放出口から外部へ排出させることができない場合があり、小さな埃がハウジング内に浸入する場合がある。
また、特許文献2の車両用灯具は、迷路状の空気通路により、ランプボディ内に水が浸入することを防ぐことができるが、塵埃が迷路状の空気通路および空気孔を介してランプボディ内に浸入する場合がある。
この発明が解決しようとする課題は、塵埃が灯室に浸入するのを確実に防止することができる車両用灯具を提供することにある。
この発明の車両用灯具は、灯室を形成し、灯室に連通する呼吸孔が設けられているランプハウジングと、ランプハウジングの灯室に対して反対側に設けられていて、呼吸孔の周囲の部分を覆い、外部に連通する呼吸口が設けられているキャップと、を備え、呼吸孔が、呼吸口よりも上側に位置し、ランプハウジングのキャップで覆われている部分とキャップとの間には、呼吸孔と呼吸口との間を連通する呼吸通路が設けられていて、ランプハウジングには、呼吸通路を絞る突出部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、突出部の先端部の上面には、呼吸孔に向かって上り勾配の傾斜面が設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具は、呼吸通路が、突出部から呼吸孔側の第1呼吸通路と、突出部から呼吸口側の第2呼吸通路と、突出部の先端とキャップとの間の絞り部と、を有し、キャップのうち突出部の先端部が対向する箇所もしくはその近傍には、ランプハウジングに向かって第2呼吸通路中に突出している補助突出部が、突出部と互い違いに設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具は、ランプハウジングの突出部の第2呼吸通路側の根元部分には、灯室側に凹んだ凹部が設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具は、キャップの第1呼吸通路側の部分が、中空状の直方体形状もしくは立方体形状をなす、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具は、キャップが、呼吸孔を覆う平面壁、正面壁および左右両側面壁を有し、キャップの正面壁および左右両側面壁の内面には、突出部の先端部の左右両側の第1呼吸通路側の面あるいは第2呼吸通路側の面に当接するリブがそれぞれ設けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用灯具は、塵埃が灯室に浸入するのを確実に防止することができる車両用灯具を提供することができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す要部の縦断面図(垂直断面図であって、図4におけるI−I線断面図)である。 図2は、車両用前照灯(ヘッドランプ)としての実施形態を示す概略正面図である。 図3は、ランプハウジングの一部とキャップとを示す後側斜め上側から見た斜視図である。 図4は、ランプハウジングにキャップを組み付けた状態を示す背面図である。 図5は、ランプハウジングとキャップとに形成される呼吸通路中の空気の流れを示す説明断面図(図1に対応する断面図)である。(A)は、空気の流速および対流を示す説明図である。(B)は、空気が灯室に流入する状態と灯室から流出する状態とを示す説明図である。 図6は、空気が灯室に流入する状態を示す説明断面図(図1におけるVI−VI線断面図)である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書および別紙の特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。なお、図面においては、概略図であるため、主要部品を図示し、主要部品以外の部品の図示を省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用灯具の構成について説明する。図中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。
(車両用灯具1の説明)
車両用灯具1は、この例では、車両の前部の左右両側に装備される車両用前照灯(ヘッドランプ)である。車両用灯具1は、図2に示すように、ランプハウジング10と、ランプレンズ11と、ランプユニット12と、キャップ2と、を備える。
ランプハウジング10は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプレンズ11は、たとえば、光透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプハウジング10およびランプレンズ11により、灯室13が区画されている。灯室13の中には、ランプユニット12が配置されている。
ランプユニット12は、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型発光素子(半導体発光素子)からなる光源14を有する。ランプユニット12は、ロービーム配光パターン(すれ違い用配光パターン)、ハイビーム配光パターン(走行用配光パターン)のうち少なくともいずれか1つの配光パターンを、ランプレンズ11を透過させて車両の前方に照射する。ランプユニット12は、光軸調整機構(エイミング機構およびスイブル機構)を介してランプハウジング10に取り付けられている。
(ランプハウジング10の説明)
図2に示すように、ランプハウジング10のうち、ランプユニット12から離れた箇所には、呼吸孔15が設けられている。呼吸孔15は、図1に示すように、灯室13に連通する。すなわち、呼吸孔15は、ランプハウジング10の内側(灯室13側)と外側(灯室13に対して反対側であって、外部側)との間を連通する。呼吸孔15は、この例では、横長の長方形形状をなす。
図3、図4に示すように、ランプハウジング10の外側の面には、呼吸孔15を囲うように、取付凸部16が一体に設けられている。取付凸部16は、縦長のほぼ長方形の枠形状をなす。取付凸部16の上辺は、山形形状(中央が上側に鈍角に折れ曲がった形状)をなし、取付凸部16の左右両側辺および下辺は、直線形状をなしている。ランプハウジング10の呼吸孔15および取付凸部16が設けられている部分は、平板形状もしくはほぼ平板形状をなしている。
(キャップ2の説明)
図1、図3〜図6に示すように、キャップ2は、たとえば、樹脂部材などから構成されている。キャップ2は、取付板部20と、覆い部21と、遮水壁部22と、を有する。覆い部21および遮水壁部22は、取付板部20の一面に一体に突設されている。取付板部20の他面は、ランプハウジング10の外側の面に接着あるいは溶着などで取り付けられている。これにより、キャップ2は、ランプハウジング10に一体に設けられる。覆い部21および遮水壁部22は、ランプハウジング10の外側の面に対して外側に突出している。覆い部21の突出量(高さ)と遮水壁部22の突出量(高さ)とは、同等もしくはほぼ同等である。
取付板部20は、左右両側辺および下辺が取付凸部16の左右両側辺および下辺に嵌合される縦長の長方形の平板形状もしくはほぼ平板形状をなす。取付板部20の上辺の中央部には、横長の長方形形状の凸部200が一体に設けられている。凸部200の左右の角部が取付凸部16の上辺にそれぞれ嵌合される。この取付板部20および凸部200と取付凸部16とは、キャップ2をランプハウジング10に取り付ける際の上下の誤組み付け防止の機能を有する。取付板部20の中央部分には、縦長の長方形形状の開口部201が設けられている。図1、図5、図6に示すように、開口部201は、ランプハウジング10の呼吸孔15よりも広い面積を有する。
覆い部21は、取付板部20の開口部201の縁部に一体に設けられている。覆い部21は、開口部201の上側の縁部に設けられている平面壁210と、開口部201の左右両側の縁部の上からほぼ4分の3の部分に設けられている左右両側面壁211、212と、平面壁210および左右両側面壁211、212に設けられている正面壁213と、を有する。覆い部21は、中空形状をなしていて、ランプハウジング10の呼吸孔15の周囲の部部分を覆う。この例では、図1、図5、図6に示すように、呼吸孔15の左右両側の部分および下側の部分を覆う。図1、図5に示すように、覆い部21の上側の部分、すなわち、後述する第1呼吸通路31側の部分は、中空状の直方体形状もしくは立方体形状をなす。
覆い部21の正面壁213の下側の部分214は、ランプハウジング10側に傾斜している。正面壁213の下側の部分の傾斜壁214の下端、すなわち、覆い部21の下側の面(底面)には、呼吸口23が設けられている。呼吸口23は、外部に連通する。すなわち、呼吸口23は、覆い部21で覆われている空間(覆い部21の内側)と灯室13の外側(覆い部21の外側であって、外部)とを連通する。呼吸口23は、ランプハウジング10の呼吸孔15よりも下側に位置する。すなわち、呼吸孔15は、呼吸口23よりも上側に位置する。なお、図6中の二点鎖線に示すように、呼吸口23の断面積を、絞り部30の断面積と同等もしくはほぼ同等しても良い。
遮水壁部22は、開口部201の下側の縁部に、呼吸口23に対向して一体に設けられている。遮水壁部22は、正面視形状(車両用灯具1の後側(背面側)から見た形状)が山形形状(中央が上側に鈍角に折れ曲がった形状)をなしている。遮水壁部22は、外部からの水や雨水(図示せず)が呼吸口23を介して呼吸通路3中に浸入するのを防ぐ。
(呼吸通路3の説明)
図1、図5、図6に示すように、ランプハウジング10のキャップ2で覆われている部分とキャップ2との間には、呼吸孔15と呼吸口23との間を連通する呼吸通路3が設けられている。呼吸通路3は、第1呼吸通路31と、第2呼吸通路32と、絞り部30と、を有する。第1呼吸通路31は、ランプハウジング10に設けられている突出部17から呼吸孔15側の呼吸通路である。第2呼吸通路32は、突出部17から呼吸口23側の呼吸通路である。絞り部30は、突出部17の先端とキャップ2の正面壁213との間の呼吸通路であって、呼吸通路3の途中部分(中間部分)を絞るもの(ベンチュリ部)である。
(突出部17の説明)
図1、図5、図6に示すように、突出部17は、ランプハウジング10の呼吸孔15の下側の縁部からキャップ2の正面壁213に向かって呼吸通路3中に一体に突出している。突出部17の先端部の上面には、呼吸孔15に向かって上り勾配の傾斜面18が設けられている。突出部17の先端は、キャップ2の呼吸口23の傾斜壁214側の縁部よりも、キャップ2の正面壁213側に突出している。
(補助突出部24の説明)
図1、図5に示すように、キャップ2の正面壁213のうち突出部17の先端部が対向する箇所よりも下側の箇所(傾斜壁214よりも上側の箇所)には、補助突出部24が一体に設けられている。補助突出部24は、キャップ2からランプハウジング10に向かって第2呼吸通路32中に突出している。補助突出部24は、ランプハウジング10の突出部17と互い違いに設けられている。補助突出部24は、断面差角形系所をなしている。補助突出部24の上面25は、キャップ2の傾斜壁214の傾斜角度と同等もしくはほぼ同等に傾斜している。補助突出部24の上面の傾斜面25の傾斜および傾斜壁214の傾斜は、キャップ2の成型金型の抜き度に基づいている。
(凹部19の説明)
図1、図5、図6に示すように、ランプハウジング10の突出部17の第2呼吸通路32側の根元部分、すなわち、突出部17の下側の根元部分には、凹部19が設けられている。凹部19は、灯室13側に凹んでいる。
(リブ26の説明)
図1、図6に示すように、キャップ2の正面壁213および左右両側面壁211、212内面には、リブ26がそれぞれ一体に設けられている。リブ26の上面は、ランプハウジング10の突出部17の先端部の左右両側の下側の面、すなわち、第2呼吸通路32側の面に当接する。このリブ26と突出部17とは、一部27がラップしている。一部がランプしているラップ部27により、突出部17の左右両側と左右両側面壁211、212との間において、隙間28が形成されるのを防ぐことができる。この結果、空気が絞り部30を確実に通過する。なお、リブ26の下面がランプハウジング10の突出部17の先端部の左右両側の上側の面、すなわち、第1呼吸通路31側の面に当接するものであっても良い。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
ランプユニット12の光源14を点灯する。すると、光源14の発熱により、灯室13の中の空気が温められる。これにより、外部の空気(図5(A)中の実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印および三点鎖線矢印、また、図5(B)中の実線矢印を参照)が呼吸口23から呼吸通路3(第2呼吸通路32、絞り部30、第1呼吸通路31)および呼吸孔15を経て灯室13に入り込む。この外部の空気が灯室13に流入することにより、ランプハウジング10およびランプレンズ11の灯室13側の面における結露を防ぐことができる。すなわち、ランプレンズ11の曇りを防ぐことができる。
なお、図5(A)は、呼吸通路3中の空気の流速および対流を示す説明図である。図5(A)中の実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印および三点鎖線矢印は、空気の流速を示している。すなわち、実線矢印は、最速の流速を示し、一点鎖線矢印は、実線矢印の流速の次の流速を示し、二点鎖線矢印は、一点鎖線矢印の流速の次の流速を示し、三点鎖線矢印は、二点鎖線矢印の流速の次の流速を示す。
ランプユニット12の光源14を点灯すると、灯室13の中の空気(図5(B)中の破線矢印を参照)が呼吸孔15から呼吸通路3(第1呼吸通路31、絞り部30、第2呼吸通路32)および呼吸口23を経て外部に吐出される。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、呼吸通路3を第1呼吸通路31と第2呼吸通路32とに分割する突出部17により、空気中の塵埃4(図5(B)中の小黒丸を参照)が突出部17に当たるので、塵埃4が呼吸孔15から灯室13に浸入するのを確実に防止することができる。しかも、この実施形態にかかる車両用灯具1は、図5(B)中の実線矢印に示すように、空気が突出部17に当たると、空気の対流中に渦が発生するので、塵埃4がこの渦により呼吸口23から外部に排出される。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、空気のみを呼吸孔15から灯室13の中に流入させることができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、突出部17とキャップ2との間の絞り部30により、絞り部30を通過する空気の対流の流速が速いので、塵埃4を振り落して空気のみを呼吸孔15から灯室13の中に流入させることができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプハウジング10にキャップ2を設けて、キャップ2でランプハウジング10の呼吸孔15の周囲の部分を覆って、ランプハウジング10とキャップ2との間に呼吸通路3を形成するものである。このために、この実施形態にかかる車両用灯具1は、キャップ2のランプハウジング10からの突出量(高さ)を、ランプハウジング10に設ける突出部17の突出量(高さ)に基づいて、小さく(低く)することができる。すなわち、この実施形態にかかる車両用灯具1は、キャップ2のランプハウジング10からの突出量(高さ)を、特許文献1の埃除去手段のハウジングからの突出量(高さ)、および、特許文献2の筒体およびキャップのランプボディからの突出量(高さ)に比較して、小さく(低く)することができ、呼吸構造を小型化(コンパクト化)することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、突出部17の先端部の上面を、呼吸孔15に向かって上り勾配の傾斜面18とするので、絞り部30を通過する空気の対流がスムーズとなり、塵埃4を振り落して空気のみを呼吸孔15から灯室13の中に流入させることができる。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、塵埃4が呼吸孔15から灯室13に浸入するのを確実に防止することができる。
しかも、この実施形態にかかる車両用灯具1は、灯室13中の湿気(図示せず)を、灯室13中の空気(図5(B)中の破線矢印を参照)と共に、呼吸孔15から呼吸通路3(第1呼吸通路31、絞り部30、第2呼吸通路32)および呼吸口23を経て外部にスムーズに吐出させることができ、ランプレンズ11の曇りを防止することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、キャップ2に補助突出部24をランプハウジング10の突出部17と互い違いに設けたので、空気中の塵埃4が補助突出部24に当たってかつ傾斜壁214に沿って呼吸口23から外部に排出される。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、塵埃4が呼吸孔15から灯室13に浸入するのを確実に防止することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、ランプハウジング10の突出部17の第2呼吸通路32側、すなわち、呼吸孔15に対して反対側の根元部分に凹部19を設けたので、突出部17に当たって空気の対流中に渦が発生し、かつ、その渦の流速が絞り部30を通過する空気の対流の流速よりも遅い。このために、この実施形態にかかる車両用灯具1は、空気中の塵埃4を凹部19の中に捕捉することができ、塵埃4が呼吸孔15から灯室13に浸入するのを確実に防止することができる。なお、凹部19の中に捕捉された塵埃4は、車両の振動により、凹部19の中から呼吸口23から外部に排出される。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、キャップ2の上側の部分、すなわち、第1呼吸通路31側の部分が中空状の直方体形状もしくは立方体形状をなすので、キャップ2の上側の部分の角部がランプハウジング10の突出部17の先端から離れている。これにより、この実施形態にかかる車両用灯具1は、キャップ2の上側の部分の角部における空気の対流の流速が絞り部30における空気の大量の流速よりも遅いので、キャップ2の上側の部分の角部には淀部33が形成され、この淀部33において空気中の塵埃4が空気の対流中に乗らずに落下する。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、塵埃4が呼吸孔15から灯室13に浸入するのを確実に防止することができる。なお、淀部33において落下した塵埃4は、第1呼吸通路31、絞り部30、第2呼吸通路32および呼吸口23を経て外部にスムーズに吐出される。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、呼吸孔15を覆うキャップ2の正面壁213および左右両側面壁211、212の内面にリブ26をそれぞれ設け、左右のリブ26を突出部17の先端部の左右両側の下側の面、すなわち、第2呼吸通路32側の面に当接させ、リブ26と突出部17との一部27をラップさせるものである。これにより、この実施形態にかかる車両用灯具1は、ラップ部27により、突出部17の左右両側と左右両側面壁211、212との間において、隙間28が形成されるのを防ぐことができ、空気を絞り部30の中に確実に通過させることができる。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、空気が流速を上げて絞り部30の中を通過するので、空気中の塵埃4を突出部17に当てて、塵埃4が呼吸孔15から灯室13に浸入するのを確実に防止することができる。
しかも、この実施形態にかかる車両用灯具1は、呼吸孔15を覆うキャップ2の正面壁213および左右両側面壁211、212の内面にリブ26をそれぞれ設け、左右のリブ26を突出部17の先端部の左右両側の下側の面、すなわち、第2呼吸通路32側の面に当接させるものであるから、キャップ2をランプハウジング10に取り付ける際の位置決めやガイドとなる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、呼吸孔15およびキャップ2を、ランプユニット12、すなわち、熱源となる光源14から離れた箇所であって曇り易い箇所に設けられているので、ランプレンズ11のうち曇り易い箇所の曇りを確実に解消することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、呼吸口23の断面積と絞り部30の断面積とを同等もしくはほぼ同等にすることにより、第2呼吸通路32の入口の呼吸口23の断面積と第1呼吸通路31の入口の絞り部30の断面積とを同等もしくはほぼ同等にすることができる。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、呼吸口23から第2呼吸通路32中に流入する空気の量および流速と絞り部30から第1呼吸通路31中に流入する空気の量及び流量とを同等もしくはほぼ同等にすることができるので、空気をスムーズに流すことができ、これにより、塵埃4が呼吸孔15から灯室13に浸入するのを確実に防止することができ、また、特にランプレンズ11の曇りを確実に解消することができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、キャップ2のランプハウジング10への上下の誤組み付け防止用の凸部200が取付板部20の上辺に設けられているものである。しかしながら、この発明においては、凸部200を取付板部20の下辺に設けても良い。この場合においては、ランプハウジング10の取付凸部16の下辺をV字形状(中央が下側に鈍角に折れ曲がった形状)とする。また、凸部200や取付凸部16の上辺および下辺の形状も特に限定しない。
また、前記の実施形態においては、キャップ2の正面壁213および左右両側面壁211、212に、突出部17の先端部の左右両側の下側の面に当接するリブ26をそれぞれ設けたものである。しかしながら、この発明においては、リブ26を設けなくても良い。この場合においては、キャップ2の左右両側面壁211、212の間を、ランプハウジング10の突出部17の左右の幅に合わせて、突出部17の左右両側と左右両側面壁211、212との間において、隙間28(図6参照)が形成されるのを防ぐようにする。この場合において、ランプハウジング10とキャップ2との位置決めやガイドをなすための小凸部を設けても良い。
さらに、前記の実施形態においては、1個の呼吸孔15と1個のキャップ2とからなるものである。しかしながら、この発明においては、複数個の呼吸孔15と複数個のキャップ2とからなるものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、車両用灯具1が車両の前部の左右両側に装備される車両用前照灯(ヘッドランプ)である。しかしながら、この発明においては、車両用灯具として、車両用前照灯(ヘッドランプ)以外に、リアコンビネーションランプ、フォグランプ、デイタイムランニングランプなどであっても良い。
なお、この発明は、前記の実施形態により限定されるものではない。
1 車両用灯具
10 ランプハウジング
11 ランプレンズ
12 ランプユニット
13 灯室
14 光源
15 呼吸孔
16 取付凸部
17 突出部
18 傾斜面
19 凹部
2 キャップ
20 取付板部
200 凸部
201 開口部
21 覆い部
210 平面壁
211、212 左右両側壁
213 正面壁
214 傾斜壁
22 遮水壁
23 呼吸口
24 補助突出部
25 傾斜面
26 リブ
27 ラップ部
28 隙間
3 呼吸通路
30 絞り部
31 第1呼吸通路
32 第2呼吸通路
33 淀部
4 塵埃


Claims (6)

  1. 灯室を形成し、前記灯室に連通する呼吸孔が設けられているランプハウジングと、
    前記ランプハウジングの前記灯室に対して反対側に設けられていて、前記呼吸孔の周囲の部分を覆い、外部に連通する呼吸口が設けられているキャップと、
    を備え、
    前記呼吸孔は、前記呼吸口よりも上側に位置し、
    前記ランプハウジングの前記キャップで覆われている部分と前記キャップとの間には、前記呼吸孔と前記呼吸口との間を連通する呼吸通路が設けられていて、
    前記ランプハウジングには、前記呼吸通路を絞る突出部が設けられている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記突出部の先端部の上面には、前記呼吸孔に向かって上り勾配の傾斜面が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記呼吸通路は、前記突出部から前記呼吸孔側の第1呼吸通路と、前記突出部から前記呼吸口側の第2呼吸通路と、前記突出部の先端と前記キャップとの間の前記絞り部と、を有し、
    前記キャップのうち前記突出部の先端部が対向する箇所もしくはその近傍には、前記ランプハウジングに向かって前記第2呼吸通路中に突出している補助突出部が、前記突出部と互い違いに設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記ランプハウジングの前記突出部の前記第2呼吸通路側の根元部分には、前記灯室側に凹んだ凹部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記キャップの前記第1呼吸通路側の部分は、中空状の直方体形状もしくは立方体形状をなす、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記キャップは、前記呼吸孔を覆う平面壁、正面壁および左右両側面壁を有し、
    前記キャップの前記正面壁および前記左右両側面壁の内面には、前記突出部の先端部の左右両側の前記第1呼吸通路側の面あるいは前記第2呼吸通路側の面に当接するリブがそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用灯具。

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